JP4313490B2 - 薄片試料作製方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、生体試料の顕微鏡観察あるいは医療分析などの際に、試料ブロックから薄片状の試料を切り取り、これをキャリアテープに貼り付けて回収するための方法に係る。
【0002】
【従来の技術】
従来、食品、動植物、人の臓器等の生体試料などからの薄片試料の切り出し作業は、作業者が手作業で行っている。その場合、通常、先ず、生体試料をパラフィンの中に包埋して試料ブロックを作製し、次いで、この試料ブロックをミクロトームを用いて所定の厚さに薄く切断し、薄片試料を作製している。
【0003】
この様な薄片試料の作製工程において、試料を良好な状態のまま保つためには、切断中及び切断終了後の薄片試料のハンドリングが重要なポイントとなる。このため、試料ブロックの表面にキャリアテープを貼り付けた後、カッタを用いて試料ブロックの表層部を薄切りし、切り取られた薄片試料をキャリアテープに保持して回収する方法が採用されている。
【0004】
図1〜図3を用いて、この様なキャリアテープを使用する薄片試料の作製工程について説明する。
【0005】
図1に、薄片試料作製装置の概略構成を示す。
【0006】
試料ブロック1は、試料送り装置2の上端部に保持される。試料送り装置2に隣接して走行式のカッタ4が配置されている。カッタ4は、アクチュエータ(図示せず)によってガイド(図示せず)に沿って水平方向に走行する。試料送り装置2で試料ブロック1を上方に所定量送り出した後、試料ブロック1の表面に対して平行方向にカッタ4を走行させることによって(この例では、左から右へ走行させる)、試料ブロック1の表層部が切り取られる。試料送り装置2による送り出し量を調整することによって、試料ブロック1を薄切りする厚さを調整することができる。
【0007】
キャリアテープ10は、試料送り装置2の上方に張り渡され、この例では、カッタ4の走行方向とは反対方向に、図の右から左へ送り出される。キャリアテープ10は、右上方の繰り出しロール6から繰り出され、左上方の巻き取りロール7に巻き取られる。キャリアテープ10の繰り出し量を制御するとともに、キャリアテープ10に一定の張力を与えるため、通常、繰り出しロール6及び巻き取りロール7の内、いずれか一方はステッピングモータで駆動され、他方はトルクモータで駆動される。この例では、繰り出しロール6の駆動にステッピングモータ(図示せず)が使用され、巻き取りロール7の駆動にトルクモータ(図示せず)が使用されている。
【0008】
キャリアテープ10は、片面に粘着剤が被覆された粘着テープである(以下において、粘着剤が被覆されている側を「表面」と呼び、その反対側を「裏面」と呼ぶ)。使用前の状態では、表面に剥離フィルム11が貼り付けられている。繰り出しロール6に隣接して、剥離フィルム用巻き取りロール8が配置されている。キャリアテープ10が繰り出しロール6から繰り出される際、剥離フィルム11がキャリアテープ10から剥がされ、剥離フィルム用巻き取りロール8に巻き取られる。キャリアテープ10は、次いで、ロール16を経て、表面側を下に向けて試料送り装置2の上方に送り出される。
【0009】
キャリアテープ10は、ロール17を経て、巻き取りロール7に巻き取られる。巻き取りロール7に隣接して、カバーフィルム用繰り出しロール9が配置されている。キャリアテープ10が巻き取りロール7に巻き取られる際、カバーフィルム12がキャリアテープ10の表面に重ねられ、キャリアテープ10とともに巻き取りロール7に巻き取られる。このカバーフィルム12は、キャリアテープ10の表面に接着された薄片試料の保護、及び、キャリアテープ10の表面が粘着剤によってキャリアテープ10の裏面に付着することを防止する目的で使用される。
【0010】
試料送り装置2の上方には、キャリアテープ10を間に挟んで、キャリアテープの押し付け装置21が配置されている。押し付け装置21は、押し付けヘッド22を備え、これを上下方向に駆動する。押し付けヘッド22は、軟質の弾性材料(例えば、ゴム、スポンジ、ウレタン等)で作られている。キャリアテープ10を試料ブロック1の表面に接着する際には、押し付けヘッド22を下向きに駆動して、キャリアテープ10の表面を試料ブロック1の表面に押し当てる。
【0011】
次に、上記の薄片試料作製装置の使用方法について説明する。
【0012】
(a)巻き取りロール7に一定のトルクを与えてキャリアテープ10に一定の張力を与えた状態で、繰り出しロール6を駆動して、試料送り装置2の上方に、キャリアテープ10を送り出す。キャリアテープ10を、所定量繰り出したところで、繰り出しロール6及び巻き取りロール7を停止する。
【0013】
(b)試料送り装置2を駆動して、試料ブロック1を上方へ所定量だけ送る。なお、この送り量は、切り取られる薄片試料の厚さに対応する(試料送り工程)。
【0014】
(c)図2に示す様に、押し付けヘッド22を下方へ駆動して、キャリアテープ10の表面を試料ブロック1の表面に押し付けて接着する(押し付け工程)。次いで、押し付けヘッド22のみを上方へ引き戻す。
【0015】
(d)カッタ4を、左から右へ走行させて、試料ブロック1の表層部を薄切りする(薄切り工程)。
【0016】
(e)試料ブロック1の表層部から切り取られた薄片試料は、キャリアテープ10の表面に保持される。巻き取りロール7からキャリアテープ10に与えられる張力によって、薄片試料は試料ブロック1から引き離される。
【0017】
(f)繰り出しロール6から、キャリアテープ10を所定量繰り出し、巻き取りロール7に巻き取る。
【0018】
(g)カッタ4を、右から左に送り元の位置に戻す。
【0019】
以上の(a)〜(g)の工程を繰り返すことによって、試料ブロック1から連続的に薄片試料が切り取られ、図3に示す様に、キャリアテープ10の表面に順に並べられて貼り付けられた状態で、薄片試料が回収される。
【0020】
(従来の薄片試料作製方法の問題点)
試料ブロック1の表層部を薄切りする際、試料ブロック1の表面にキャリアテープ10の接着が終わった段階において、キャリアテープ10には巻き取りロール7から所定の張力が与えられている。また、この状態において、キャリアテープ10の巻き取り側及び繰り出し側の軌道は、試料ブロック1の表面に対してある程度の傾角(θ)が上向きに付けられている。これは、カッタ4がキャリアテープ10の表面と接触することなく通過することができる様に、カッタ4の通過経路を確保しておく必要があるからである。
【0021】
このため、試料ブロック1の端部において、キャリアテープ10が試料ブロック1の表面から剥がれ易い。その結果、キャリアテープ10が剥がれた部分において、薄切りの際に薄片試料の形がゆがみ、良好な保存状態で薄片試料を切り取ることが困難になる。
【0022】
また、図1に示した例とは反対に、繰り出しロール6の駆動にトルクモータを使用し、巻き取りロール7の駆動にステッピングモータを使用した場合、試料ブロック1の表層部の薄切りが進み、キャリアテープ10が試料ブロック1に接着している面積が小さくなると、キャリアテープ10が試料ブロック1の表面から剥がれてしまうという不具合が生じる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上の様な従来の薄片試料作製方法の問題点に鑑み成されたもので、本発明の目的は、試料ブロックの表層部を薄切りして薄片試料を作製する際、試料ブロックの端部においてキャリアテープが試料ブロックの表面から剥がれる現象を防止することにより、良好な保存状態で薄片試料を切り取って回収することができる薄片試料作製方法を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】
本発明の薄片試料作製方法は、
表面に粘着剤が被覆されたキャリアテープを試料ブロックの表面に接着した後、カッタを用いて試料ブロックの表層部を薄切りし、切り取られた薄片試料をキャリアテープに保持して回収する薄片試料作製方法において、
キャリアテープに張力を与えた状態で、キャリアテープを試料ブロックの表面に接着した後、カッタの走行方向に関して試料ブロックから後方側でキャリアテープの張力を解除し、その状態でカッタを用いて試料ブロックの表層部を薄切りすることを特徴とする。
【0025】
本発明の薄片試料作製方法によれば、試料ブロックの表層部をカッタを用いて薄切りする際、キャリアテープの張力が解除されているので、試料ブロックの表面からキャリアテープが剥がれるおそれがない。従って、良好な保存状態で薄片試料を回収することができる。
【0026】
好ましくは、カッタを用いて試料ブロックの表層部を薄切りする前に、カッタの走行方向に関して試料ブロックから後方側の近傍で、キャリアテープを裏面側から吸引して保持した後、キャリアテープの張力を解除する。
【0027】
この様に、キャリアテープを裏面から保持することによって、試料ブロックの表層部を薄切りする際のキャリアテープの軌道を一定に保ち、薄切り作業の際に薄片試料に与える変形を少なくする。
【0028】
なお、好ましくは、キャリアテープに張力を与えた状態で、キャリアテープを試料ブロックの表面に接着した後、カッタの走行方向に関して試料ブロックから前方側及び後方側でキャリアテープの張力を解除し、その状態でカッタを用いて試料ブロックの表層部を薄切りする。
【0029】
この場合、好ましくは、カッタを用いて試料ブロックの表層部を薄切りする前に、カッタの走行方向に関して試料ブロックから前方側及び後方側の近傍で、キャリアテープを裏面側から吸引して保持した後、キャリアテープの張力を解除する。
【0030】
【発明の実施の形態】
(例1)
本発明の薄片試料作製方法が使用される装置自体の構成は、先に図1として示したものと同様である。従って、装置の各構成部分の機能についてはその説明を省略する。
【0031】
本発明の薄片試料作製方法について説明する。
【0032】
(a)巻き取りロール7に一定のトルクを与えてキャリアテープ10に一定の張力を与えた状態で、繰り出しロール6を駆動して、試料送り装置2の上方に、キャリアテープ10を送り出す。キャリアテープ10を、所定量繰り出したところで、繰り出しロール6及び巻き取りロール7を停止する。
【0033】
(b)試料送り装置2を駆動して、試料ブロック1を上方へ所定量だけ送る。なお、この送り量は、切り取られる薄片試料の厚さに対応する(試料送り工程)。
【0034】
(c)図2に示す様に、押し付けヘッド22を下方へ駆動して、キャリアテープ10の表面を試料ブロック1の表面に押し付けて接着する(押し付け工程)。なお、この状態では、キャリアテープ10には巻き取りロール7によって一定の張力が与えられている。次いで、押し付けヘッド22のみを上方へ引き戻す。
【0035】
(d)巻き取りロール7に与えるトルクを解除し、カッタ2の走行方向に関して試料ブロック1から後方側で、キャリアテープ10に張力が無い状態にする。
【0036】
(e)カッタ4を、左から右へ走行させて、試料ブロック1の表層部を薄切りする(薄切り工程)。試料ブロック1の表層部から切り取られた薄片試料は、キャリアテープ10の表面に保持される。
【0037】
(f)再度、巻き取りロール7を用いてキャリアテープ10に張力を与える。
【0038】
(g)繰り出しロール6から、キャリアテープ10を所定量繰り出し、巻き取りロール7に巻き取る。
【0039】
(h)カッタ4を、右から左に送り元の位置に戻す。
【0040】
以上の(a)〜(h)の工程を繰り返すことによって、試料ブロック1から連続的に薄片試料が切り取られ、図3に示す様に、キャリアテープ10の表面に順に並べられて貼り付けられた状態で、薄片試料が回収される。
【0041】
この様に、試料ブロック1の表層部の薄切りを始める前に、キャリアテープ10の張力を解除することによって、薄切りの際、試料ブロック1の端部で、試料ブロック1の表面からキャリアテープ10が剥がれることが防止される。その結果、良好な保存状態で薄片試料を切り取って回収することができる。
【0042】
(例2)
図4に、本発明の薄片試料作製方法が使用される装置の他の例を示す。
【0043】
この薄片試料作製装置は、先に図1に示した装置に、キャリアテープ保持装置31a、31bを付け加えたもので、その他の構成、即ち、試料送り装置2、カッタ4、キャリアテープの繰り出しロール6及び巻き取りロール7、ロール16及び17、キャリアテープの押し付け装置21などは、図1に示した装置と共通である。
【0044】
キャリアテープの押し付け装置21に隣接して、キャリアテープ10の送り出し方向に関して上流側及び下流側に、それぞれ、キャリアテープ保持装置31a、31bが配置されている。キャリアテープ保持装置31a、31bは、アクチュエータによって上下方向に駆動される吸引ヘッド32a、32bを有している。吸引ヘッド32a、32bを下方向に駆動し、キャリアテープ10の裏面に押し当てた状態で吸引ヘッド32a、32bから吸引することによって、試料ブロック1の表面との接着部の上流側及び下流側において、キャリアテープ10を保持することができる。
【0045】
図4に示した薄片試料作製装置の使用方法について説明する。
【0046】
(a)巻き取りロール7に一定のトルクを与えてキャリアテープ10に一定の張力を与えた状態で、繰り出しロール6を駆動して、試料送り装置2の上方に、キャリアテープ10を送り出す。キャリアテープ10を、所定量繰り出したところで、繰り出しロール6及び巻き取りロール7を停止する。
【0047】
(b)試料送り装置2を駆動して、試料ブロック1を上方へ所定量だけ送る。なお、この送り量は、切り取られる薄片試料の厚さに対応する(試料送り工程)。
【0048】
(c)図5に示す様に、押し付けヘッド22を下方へ駆動して、キャリアテープ10の表面を試料ブロック1の表面に押し付けて接着する(押し付け工程)。なお、この状態では、キャリアテープ10には巻き取りロール7によって一定の張力が与えられている。次いで、押し付けヘッド22のみを上方へ引き戻す。
【0049】
(d)吸引ヘッド15を下方向に駆動し、キャリアテープ10の裏面に押し当て、吸引ヘッド32a、32bから吸引する。これによって、キャリアテープを吸引ヘッド32a、32bで保持する。
【0050】
(e)巻き取りロール7に与えるトルクを解除する。これによって、キャリアテープ10に張力が無い状態にする。
【0051】
(f)カッタ4を、左から右へ走行させて、試料ブロック1の表層部を薄切りする(薄切り工程)。試料ブロック1の表層部から切り取られた薄片試料は、キャリアテープ10の表面に保持される。
【0052】
(g)吸引ヘッド32a、32bからの吸引を止め、吸引ヘッド15を上方に引き上げ、キャリアテープ10の裏面から引き離す。
【0053】
(h)再度、巻き取りロール7を用いてキャリアテープ10に張力を与えて、薄片試料を試料ブロック1から引き離す。
【0054】
(i)繰り出しロール6から、キャリアテープ10を所定量繰り出し、巻き取りロール7に巻き取る。
【0055】
(j)カッタ4を、右から左に送り元の位置に戻す。
【0056】
以上の(a)〜(j)の工程を繰り返すことによって、試料ブロック1から連続的に薄片試料が切り取られ、先の図3に示す様に、キャリアテープ10の表面に順に並べられて貼り付けられた状態で、薄片試料が回収される。
【0057】
この様に、試料ブロック1の表層部の薄切りを始める前に、試料ブロック1との接着部の上流側及び下流側において、吸引ヘッド32a、32bを用いてキャリアテープ10の裏面を保持するとともに、キャリアテープ10の張力を解除することによって、薄切りの際、試料ブロックの端部で、試料ブロック1の表面からキャリアテープ10が剥がれることを防止することができる。
【0058】
【発明の効果】
本発明の薄片試料作製方法によれば、試料ブロックの表層部を薄切りする際に試料ブロックの表面からキャリアテープが剥がれることが防止される。これによって、薄片試料を良好な保存状態でキャリアテープ上に保持して回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薄片試料作製方法の一例について説明する図。
【図2】本発明の薄片試料作製方法の一例について説明する図。
【図3】キャリアテープ上に薄片試料が接着された状態を示す図。
【図4】本発明の薄片試料作製方法の他の例について説明する図。
【図5】本発明の薄片試料作製方法の他の例について説明する図。
【符号の説明】
1・・・試料ブロック、
2・・・試料送り装置、
4・・・カッタ、
6・・・繰り出しロール、
7・・・巻き取りロール、
8・・・剥離フィルム用巻き取りロール、
9・・・カバーフィルム用繰り出しロール、
10・・・キャリアテープ、
11・・・剥離フィルム、
12・・・カバーフィルム、
13・・・薄片試料、
16・・・ロール、
17・・・ロール、
21・・・押し付け装置、
22・・・押し付けヘッド、
31・・・キャリアテープ保持装置、
32・・・吸引ヘッド。
Claims (4)
- 表面に粘着剤が被覆されたキャリアテープを試料ブロックの表面に接着した後、カッタを用いて試料ブロックの表層部を薄切りし、切り取られた薄片試料をキャリアテープに保持して回収する薄片試料作製方法において、
キャリアテープに張力を与えた状態で、キャリアテープを試料ブロックの表面に接着した後、カッタの走行方向に関して試料ブロックから後方側でキャリアテープの張力を解除し、その状態でカッタを用いて試料ブロックの表層部を薄切りすることを特徴とする薄片試料作製方法。 - カッタを用いて試料ブロックの表層部を薄切りする前に、カッタの走行方向に関して試料ブロックから後方側の近傍で、キャリアテープを裏面側から吸引して保持した後、キャリアテープの張力を解除することを特徴とする請求項1に記載の薄切片試料作製方法。
- 表面に粘着剤が被覆されたキャリアテープを試料ブロックの表面に接着した後、カッタを用いて試料ブロックの表層部を薄切りし、切り取られた薄片試料をキャリアテープに保持して回収する薄片試料作製方法において、
キャリアテープに張力を与えた状態で、キャリアテープを試料ブロックの表面に接着した後、カッタの走行方向に関して試料ブロックから前方側及び後方側でキャリアテープの張力を解除し、その状態でカッタを用いて試料ブロックの表層部を薄切りすることを特徴とする薄片試料作製方法。 - カッタを用いて試料ブロックの表層部を薄切りする前に、カッタの走行方向に関して試料ブロックから前方側及び後方側の近傍で、キャリアテープを裏面側から吸引して保持した後、キャリアテープの張力を解除することを特徴とする請求項3に記載の薄切片試料作製方法。
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