JP3560732B2 - 組織観察用薄切片の作製方法及びそのための装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、理科学試料分析や生体試料の顕微鏡観察などの医療分析において用いられるミクロトーム(固形試料またはカッタナイフを希望薄切厚さに対応する量だけ移動させた後、カッタナイフによって固形試料を薄切し薄切片を作製する装置)に係わるものであり、特にテープ状の薄切補助部材を固形試料表面に密着固定した後、固形試料を希望する厚さに薄切し、粘着テープに密着固定された組織観察用薄切片を作製する方法及びそのための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、薄切片の作製(切り出し)作業はミクロトームを用い作業者(人間)が行っている。固形試料には主として生体試料をパラフィンで包埋したものが用いられ、これを薄くスライスし薄切片を作製する。この薄切片作製工程において、薄切中および薄切工程終了後の薄切片のハンドリングが重要かつ困難な作業とされているが、この作業は粘着テープ等の薄切補助部材を固形試料表面に接着した後、固形試料を希望する厚さに薄切し、薄切補助部材に接着固定された組織観察用の薄切片を作製するという方法によって比較的容易に行うことができる。
【0003】
以下、かかる薄切補助部材を使用した組織観察用薄切片の作製方法を図を参照しながら説明する。
図7は従来の薄切補助部材を使用した組織観察用薄切片の作製方法の説明図、図8はその巻回された粘着テープの斜視図、図9は組織観察用薄切片が作製された粘着テープの斜視図である。
【0004】
従来、薄切補助部材を固形試料表面に密着固定させるにはいろいろな方法があり、どのような方法をとってもかまわない。ここでは、粘着テープを使用し、粘着剤によりテープ(薄切補助部材)と固形試料表面を接着させる方式を例にあげて説明する。
従来の装置は固形試料2を希望する薄切厚さに対応する量だけ送る試料送り装置3と、図8に示すように、巻き取った状態の粘着テープ4は、少なくとも片面全面に固形試料表面に接着するための粘着剤を塗布した接着面14を有するものを用いることが多い。12は片面(接着面側)に剥離性が良好な加工を施した裏紙である。
【0005】
このような粘着テープ4を希望する量だけ繰り出す粘着テープ繰り出し装置5と、最終的に薄切片が接着固定された状態の粘着テープを巻き取る粘着テープ巻き取り装置6と、粘着テープ繰り出し装置5と巻き取り装置6の間にテープを挟んで固形試料2に対向して位置する、粘着テープ4を固形試料表面に押し付ける粘着テープ押し付け装置7と、薄切を行うカッタナイフ1で構成される。
【0006】
以下、その組織観察用薄切片の作製工程について説明する。
(1)固形試料2をA+の方向へ希望する薄切厚さに対応する量だけ送る(試料送り工程:図示していないがAの方向のみに動作可能な案内面とアクチュエータを具備する)。
(2)粘着テープ押し付け装置7の押し付け用ヘッド9(押し付け用ヘッドはゴム、スポンジ、ウレタン等、弾性変形に富む材質が良い)をB+の方向へ移動させ(押し付け工程:図示していないが、Bの方向のみに動作可能な案内面とアクチュエータを具備する)粘着テープの接着面14を固形試料表面に押し付ける。
【0007】
(3)カッタナイフ1をC+に示す方向に移動させ薄切を行う(薄切工程:図示していないがCの方向のみに動作可能な案内面とアクチュエータを具備する。薄切工程が終了すると、薄切工程終了位置18にて待機する。)
(4)粘着テープ繰り出し装置5により、粘着テープを一定量繰り出し〔裏紙12(図8参照)の付いた粘着テープを使用する場合は、裏紙巻き取り装置13に示すような、粘着テープ繰り出しと同時に裏紙12を巻き取る。同時に、粘着テープ巻き取り装置6により粘着テープがたるまないようにする。粘着テープを巻き取る際、粘着テープに接着固定された薄切片を保護するため、また薄切片の接着していない接着面14がテープ背面に接着してしまうことを防止する理由でカバーフィルム15を粘着テープの薄切片が接着固定された面側にセットし一緒に巻き取る。〕、次の試料の送り工程に備える。また、この工程と同時に薄切用カッタナイフ1はC−の方向に移動し、切断工程開始位置17に戻る。
【0008】
以上の(1)〜(4)の工程を繰り返し行うことにより、図9に示すような粘着テープ4に接着固定された組織観察用の薄切片16が作製できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の組織観察用薄切片の作製工程においては、以下のような問題点を有する。
図10に示すように、カッタナイフ1はブレード19とカッタナイフホルダ20及びカッタナイフ押さえ21から成り、薄切能力(切れ味)を向上させるために引き角23を設定することが一般的である。このように、引き角23を設定した状態で、図7及び図10に示すように、Cの方向にわたりセットされた(薄切後はC+の方向に送られる)粘着テープを固形試料表面に接着した後、薄切を行うと、図11に示すように、前記引き角23の影響で固形試料表面に接着した粘着テープ4にしわ8が生じ、結果として粘着テープが固形試料表面からはがれてしまったり、粘着テープに接着固定された薄切片が部分的に接着面からはがれたり、損傷をうけたり、薄切片粘着テープをカッタナイフが切断してしまったりという不具合が生じる。
【0010】
このような不具合は、粘着テープ上に接着固定された薄切片の精度に影響を及ぼす。また、通常のミクロトームを用いた薄切片作製方法とは異なり、粘着テープを使用した本方式は連続的に薄切片を作製するため、粘着テープの切断という不具合は大きな問題であり、装置の自動化の面からみても大きな問題である。
本発明は、上記問題点を除去し、薄切工程の際に粘着テープに生じるしわの発生を抑えることにより、粘着テープが固形試料表面から剥がれてしまったり、粘着テープに接着固定された薄切片が部分的に粘着面から剥がれたり、損傷をうけたり、粘着テープをカッタナイフが切断してしまうという不具合の発生を防ぎ、粘着テープ上に接着固定された精度の高い組織観察用の薄切片を安定的に作製することができる組織観察用薄切片の作製方法及びそのための装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、
〔1〕テープ状の薄切補助部材を固形試料表面に密着固定させた後、固形試料を所望の厚さに薄切し、前記薄切補助部材に密着固定された組織観察用薄切片を作製する方法において、前記薄切補助部材を固形試料表面に密着固定させる薄切補助部材動作装置を、固形試料送り方向と平行な、固形試料表面中心を通過する直線を回転中心軸として±180°もしくは360°の範囲で回転させることにより、固形試料表面に密着固定させる薄切補助部材の角度調整を行うようにしたものである。
【0012】
〔2〕テープ状の薄切補助部材を固形試料表面に密着固定させた後、固形試料を所望の厚さに薄切し、前記薄切補助部材に密着固定された組織観察用薄切片を作製する薄切片作製装置において、固形試料を所望の薄切片厚さに対応する量だけ移動させる試料送り装置と、固形試料を薄切する薄切装置と、薄切補助部材を繰り出す繰り出し装置と、薄切補助部材を固形試料表面に押し付ける押し付け装置と、薄切補助部材を巻き取る巻き取り装置とを有する薄切補助部材動作装置と、この薄切補助部材動作装置を固定するベースプレートとを備え、このベースプレートを回転させることにより、前記薄切補助部材上に薄切片がカットされる部分の粘着テープの経路がカッタブレード先端が構成する直線と垂直になるよう前記薄切補助部材動作装置の角度調整を行う粘着テープの経路の角度調整手段とを設けるようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施例を示す薄切補助部材を使用した組織観察用薄切片の作製方法の説明図、図2は図1のD方向から見た矢視図、図3は図1の固形試料薄切部の拡大斜視図、図4は図3のG方向から見た矢視図である。なお、上記した従来装置と同じ部分については同じ符号を付してそれらについては説明を省略する。
【0014】
本発明の組織観察用薄切片の製造装置は、従来例(図7参照)と同様に、固形試料2を希望する薄切厚さに対応する量だけ送る試料送り装置3と、巻き取った状態の粘着テープ4を希望する量だけ繰り出す粘着テープ繰り出し装置5と、最終的に薄切片が接着固定された状態の粘着テープを巻き取る粘着テープ巻き取り装置6と、粘着テープ繰り出し装置5と巻き取り装置6の間にテープを挟んで固形試料2に対向して位置する、粘着テープを固形試料表面に押し付ける粘着テープ押し付け装置7と、薄切を行うカッタナイフ1で構成される。
【0015】
図1及び図2に示す装置において、希望する厚さに対応する送りを行う送り工程のための移動軸及び薄切を行うための移動軸を固形試料2側に取り付けるか、またはカッタナイフ1側に取り付けるかという相違点はあるが、送り工程及び薄切工程時のカッタナイフ1と固形試料2の相対的な動きにはどちらかを移動させても同じなので、今回は、送り工程では固形試料2(以下試料送り工程)を、薄切工程ではカッタナイフ1を移動させることにしている。
【0016】
上述したとおり、装置構成部材は図7に示した従来例と同じだが、この実施例では、巻き取った状態の粘着テープ4と、粘着テープ繰り出し装置5と、粘着テープ巻き取り装置6と粘着テープ押し付け装置7から成る薄切補助部材動作装置10が、固形試料送り方向と平行な、固形試料表面中心を通過する直線11(固形試料中心と薄切補助部材押し付けヘッド中心を結ぶ直線)を回転中心軸として±180°もしくは360°の範囲でE方向に回転可能であり、前記動作範囲内で角度調整を行うことができるようになっている。
【0017】
ここで、粘着テープ4と粘着テープ繰り出し装置5と粘着テープ巻き取り装置6と粘着テープ押し付け装置7から成る薄切補助部材動作装置10を、どのような方法で回転させてもかまわないが、薄切補助部材動作装置10を構成する前記装置間の相対位置が変化しないことが望ましいため、図2に示すように、薄切補助部材動作装置10をベースプレート24上に固定し、このベースプレート24を回転させることにより、角度調整を行うことにしている。
【0018】
そこで、図3及び図4に示すように、粘着テープ繰り出し装置5から固形試料表面を通り、粘着テープ巻き取り装置6に至る粘着テープの経路の一部、つまり、薄切補助部材上に薄切片がカットされる部分の粘着テープの経路が、カッタブレード先端が構成する直線22と垂直になるように、前記薄切補助部材動作装置10の角度調整を行う。
【0019】
次に、図2〜図4を用いて粘着テープに接着固定された組織観察用の薄切片の作製方法を工程の順に説明する。
▲1▼まず、固形試料2をA+方向へ希望する切断厚さに対応する量だけ送る(試料送り工程:図示していないが、A方向のみに動作可能な案内面とアクチュエータを具備する)。
【0020】
▲2▼次に、粘着テープ押し付け装置7の押し付け用ヘッド(押し付け用ヘッドはゴム、スポンジ、ウレタン等、弾性変形に富む材質が良い)9をB+の方向へ移動させ(押し付け工程:図示していないが、Bの方向のみに動作可能な案内面とアクチュエータを具備する)粘着テープの接着面14を固形試料表面に押し付ける。
【0021】
▲3▼次に、カッタナイフ1をC+に示す方向に移動させ薄切を行う(薄切工程:図示していないが、Cの方向のみに動作可能な案内面とアクチュエータを具備する)。18は薄切工程終了位置である。なお、粘着テープは、少なくとも片面全面に固形試料表面に接着するための粘着剤を塗布した接着面14を有するものを用いる。
【0022】
固形試料表面中心を通過する直線11を回転中心軸として、薄切補助部材動作装置10の角度を調整し、図3及び図4に示すように、粘着テープ繰り出し装置5から固形試料表面を通り粘着テープ巻き取り装置6に至る粘着テープの経路がカッタブレード先端が構成する直線22と垂直になるようにすることにより、薄切工程の際に粘着テープに生じるしわの発生を抑えることができ、粘着テープが固形試料表面から剥がれてしまったり、粘着テープに密着固定された薄切片が部分的に粘着面から剥がれたり、損傷をうけたり、粘着テープをカッタナイフが切断してしまったりという不具合の発生を防ぐことができる。
【0023】
図5は本発明の第2実施例を示す固形試料薄切部の拡大斜視図、図6は図5のG方向から見た矢視図である。
第1実施例では、粘着テープを使用した薄切片の作製方法において、薄切工程時に固形試料表面に接着していない粘着テープ接着面が、カッタナイフの粘着テープ側面の刃先近傍に接着してしまい、結果として、粘着テープが固形試料表面から剥がれてしまったり、粘着テープがしわになったり、粘着テープが破れて切断されてしまったりなどという不具合が生じる場合もある。
【0024】
この不具合を解決するために、第2実施例では、図5及び図6に示すように、粘着テープの送り方向をF+方向からF−方向に180°変更することで防止可能である。
これはカッタナイフが固形試料の薄切を開始する際のカッタナイフの粘着テープ側面の先端近傍の粘着テープの接着面には、接着固定された固形試料の薄切片16が位置し、前記薄切片16が接着固定された粘着テープ接着面は、接着力が非常に低下しているためである。
【0025】
このように固形試料表面に接着していない粘着テープ接着面が、薄切用カッタナイフの粘着テープ側面の先端近傍に接着することを防止するための、粘着テープ送り方向の変更も、本発明である薄切補助部材動作装置の角度調整機構を用いれば容易であるため、前記不具合の発生を抑えることの効果も期待できる。
▲5▼このような方法で固形試料を薄切した後、粘着テープ繰り出し装置5により粘着テープを一定量繰り出し、図8に示すような裏紙12の付いた粘着テープを使用する場合は、裏紙巻き取り装置13により、粘着テープ繰り出しと同時に裏紙12を巻き取る。同時に前述したように粘着テープ巻き取り装置6により粘着テープをがたるまないようにする。
【0026】
粘着テープを巻き取る際、粘着テープに接着固定された薄切片を保護するため、また薄切片の接着していない接着面14がある場合、薄切片の接着していない接着面14がテープ背面に接着してしまうことを防止する理由で、カバーフィルム15を粘着テープの薄切片が接着固定された面側にセットし一緒に巻き取る。次の試料送り工程に備える。また、この工程と同時に薄切用カッタナイフ1は薄切工程終了位置からC−の方向に移動し、薄切工程開始位置17に戻る。
【0027】
以上の▲1▼〜▲5▼の工程を繰り返し行うことにより、図9に示すような粘着テープに接着固定された組織観察用の薄切片16を作製することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0028】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、以下のような効果を奏することができる。
薄切工程における粘着テープに生じるしわの発生を抑えることができ、粘着テープが固形試料表面から剥がれてしまったり、粘着テープに接着固定された薄切片が部分的に粘着面から剥がれたり、損傷をうけたり、薄切片粘着テープをカッタナイフが切断してしまったりという不具合の発生を防ぐことができる。
【0029】
また、粘着テープを使用した組織観察用薄切片の作製工程においての問題点である切断工程の際、固形試料表面に接着していない粘着テープ接着面が、薄切用カッタナイフの粘着テープ側面の先端近傍に接着することを防ぐために、粘着テープの送り方向の変更を容易に行うことができ、粘着テープ上に接着固定された精度の良い組織観察用の薄切片を安定的に作製することができる。
【0030】
また、薄切片の作製装置は通常のミクロトームを用いた薄切片作製方法とは異なり、粘着テープを使用し連続的に薄切片を作製することができ、上記の不具合を解消した装置の自動化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す薄切補助部材を使用した組織観察用薄切片の作製方法の説明図である。
【図2】図1のD方向から見た矢視図である。
【図3】図1の固形試料薄切部の拡大斜視図である。
【図4】図3のG方向から見た矢視図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す固形試料薄切部の拡大斜視図である。
【図6】図5のG方向から見た矢視図である。
【図7】従来の薄切補助部材を使用した組織観察用薄切片の作製方法の説明図である。
【図8】巻回された粘着テープの斜視図である。
【図9】組織観察用薄切片が作製された粘着テープの斜視図である。
【図10】従来の固形試料薄切部の拡大斜視図である。
【図11】従来技術の問題点を示す固形試料薄切部の斜視図である。
【符号の説明】
1 カッタナイフ
2 固形試料
3 試料送り装置
4 粘着テープ
5 粘着テープ繰り出し装置
6 粘着テープ巻き取り装置
7 粘着テープ押し付け装置
10 薄切補助部材動作装置
12 裏紙
13 裏紙巻き取り装置
14 接着面
15 カバーフィルム
16 固形試料の薄切片
17 薄切工程開始位置
18 薄切工程終了位置
24 ベースプレート

Claims (2)

  1. テープ状の薄切補助部材を固形試料表面に密着固定させた後、固形試料を所望の厚さに薄切し、前記薄切補助部材に密着固定された組織観察用薄切片を作製する方法において、
    前記薄切補助部材を固形試料表面に密着固定させる薄切補助部材動作装置を、固形試料送り方向と平行な、固形試料表面中心を通過する直線を回転中心軸として±180°もしくは360°の範囲で回転させることにより、固形試料表面に密着固定させる薄切補助部材の角度調整を行うことを特徴とする組織観察用薄切片の作製方法。
  2. テープ状の薄切補助部材を固形試料表面に密着固定させた後、固形試料を所望の厚さに薄切し、前記薄切補助部材に密着固定された組織観察用薄切片を作製する薄切片作製装置において、
    (a)固形試料を所望の薄切片厚さに対応する量だけ移動させる試料送り装置と、
    (b)固形試料を薄切する薄切装置と、
    (c)薄切補助部材を繰り出す繰り出し装置と、薄切補助部材を固形試料表面に押し付ける押し付け装置と、薄切補助部材を巻き取る巻き取り装置とを有する薄切補助部材動作装置と、
    (d)該薄切補助部材動作装置を固定するベースプレートとを備え、
    (e)該ベースプレートを回転させることにより、前記薄切補助部材上に薄切片がカットされる部分の粘着テープの経路がカッタブレード先端が構成する直線と垂直になるよう前記薄切補助部材動作装置の角度調整を行う粘着テープの経路の角度調整手段とを具備することを特徴とする組織観察用薄切片の作製装置。
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