JPH09304246A - 薄切片作製方法及びその装置 - Google Patents

薄切片作製方法及びその装置

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JPH09304246A
JPH09304246A JP11797396A JP11797396A JPH09304246A JP H09304246 A JPH09304246 A JP H09304246A JP 11797396 A JP11797396 A JP 11797396A JP 11797396 A JP11797396 A JP 11797396A JP H09304246 A JPH09304246 A JP H09304246A
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俊郎 樋口
Yoshichika Fukuda
祥慎 福田
Mitsunori Kokubo
光典 小久保
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄切補助部材を固形試料表面に接近あるい
は、接触、密着させるための機構及びその制御の簡素
化、低コスト化を図るとともに、薄切補助部材の固形試
料表面への接近あるいは接触、密着の作業工程時間を短
縮することができる薄切片作製方法及びその装置を提供
する。 【解決手段】 固形試料表面にテープ状の薄切補助部材
を貼り付け、カッタナイフで固形試料を薄切し、テープ
状の薄切補助部材に固着した固形試料の薄切片を作製す
る薄切片作製方法において、カッタナイフ302直前に
位置し、カッタナイフ302の動きと一体的に移動する
テープ状の薄切補助部材308のガイドローラ303に
より、テープ状の薄切補助部材308を固形試料表面に
固定した後、前記カッタナイフ302により前記固形試
料の薄切りを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、理科学試料分析や
生体試料の顕微鏡観察等の医療分析において用いられる
ミクロトーム(固形試料またはカッタナイフを希望切断
厚さに対応する量だけ移動させた後、カッタナイフによ
って固形試料を切断し、薄切片を作製する装置)に係
り、切断工程の前に薄切片となる固形試料面に薄切補助
部材(テープ)を密着固定した後、薄切りを行い、薄切
補助部材と密着固定した薄切片を作製する装置(薄切片
作製装置)において、特に、その薄切片の作製方法及び
その装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、薄切片作製装置において、テープ
状の補助部材をガイドするローラまたはポールは定位置
に固定されており、テープ状の薄切補助部材のテンショ
ンを調節するローラまたはポールを除いては、その位置
から移動しない。また、薄切補助部材を固形試料表面に
近接あるいは接触、密着させるには、従来は、押し付け
ヘッドを有するリニアに動くアクチュエータを用いるよ
うにしている。
【0003】以下、かかる従来の薄切片作製装置につい
て説明する。図6は従来の薄切片作製装置の全体構成図
とその薄切片作製工程を示す図(その1)、図7はその
薄切片作製装置の全体構成図とその薄切片作製工程を示
す図(その2)である。 (1)まず、図6(a)に示すように、テープ状の薄切
補助部材の巻回体102は薄切補助部材供給装置101
にセットされる。その薄切補助部材の巻回体102から
繰り出された薄切補助部材103は、薄切補助部材供給
装置101内のローラ111や、ガイドローラ104を
介して、薄切補助部材巻き取り装置105にセットされ
た巻き取りリール106に巻き取られる。
【0004】そして、ローラ111とガイドローラ10
4間の薄切補助部材103の上方に固形試料107が配
置され、それに対向する下方には押し付けヘッド109
を有するリニアに動くアクチュエータ108が配置され
ている。 (2)次に、図6(b)に示すように、アクチュエータ
108が駆動されて、押し付けヘッド109が押し上げ
られて薄切補助部材103を固形試料107表面に押し
付けて、薄切補助部材103上に固形試料107を貼り
付ける。
【0005】(3)次に、図7(a)に示すように、ア
クチュエータ108が駆動されて、押し付けヘッド10
9が押し下げられても、固形試料107に薄切補助部材
103は貼り付けられたままとなる。 (4)そこで、図7(b)に示すように、カッタナイフ
110が移動して、固形試料107を薄切りし、薄切補
助部材103に薄切りされた固形試料107Aが貼り付
けられて、薄切片が作製される。
【0006】このように、リニアに動くアクチュエータ
108と、そのアクチュエータに取り付けられた押し付
けヘッド109によって、薄切補助部材103を固形試
料107表面に押し付けるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の薄切片作製方法では、次に示すような問題があ
った。 (1)上記したように、薄切補助部材を固形試料表面に
接近あるいは接触、密着させるために、リニアに動くア
クチュエータなど専用の駆動機構が必要である。また、
このリニアに動くアクチュエータなどの駆動機構の制御
も必要となり、コストがかかる。
【0008】(2)薄切補助部材を固形試料表面に接近
あるいは接触、密着させるために、リニアに動くアクチ
ュエータに取り付けられた押し付けヘッドで薄切補助部
材を固形試料表面に押し付ける等の作業工程があり、そ
の作業に時間がかかる。本発明は、上記問題点を除去
し、テープ状の薄切補助部材を固形試料表面に接近ある
いは接触、密着させるために、従来、リニアに動くアク
チュエータなど、専用の駆動機構が行っていた作業を、
固形試料薄切のためのカッタナイフの一体的に移動す
る、テープ状の薄切補助部材のガイドを用いることで実
現し、薄切補助部材を固形試料表面に接近あるいは、接
触、密着させるための機構及びその制御の簡素化、低コ
スト化を図るとともに、薄切補助部材の固形試料表面へ
の接近あるいは接触、密着の作業工程時間を短縮するこ
とができる薄切片作製方法及びその装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 〔1〕固形試料表面にテープ状の薄切補助部材を貼り付
け、カッタナイフで固形試料を薄切りし、テープ状の薄
切補助部材に固着した固形試料の薄切片を作製する薄切
片作製方法において、カッタナイフ直前に位置し、カッ
タナイフの動きと一体的に移動するテープ状の薄切補助
部材のガイドにより、このテープ状の薄切補助部材を固
形試料表面に固定した後、前記カッタナイフにより前記
固形試料の薄切りを行うようにしたものである。
【0010】〔2〕固形試料表面にテープ状の薄切補助
部材を貼り付け、カッタナイフで固形試料を薄切りし、
テープ状の薄切補助部材に固着した固形試料の薄切片を
作製する薄切片作製装置において、テープ状の薄切補助
部材を送り出す手段と、前記薄切補助部材を巻き取る手
段と、固形試料と、薄切補助部材ガイド付きカッタナイ
フとを備え、この薄切補助部材ガイド付きカッタナイフ
のカッタナイフと薄切補助部材ガイドの隙間に前記薄切
補助部材を通し、前記薄切補助部材ガイド付きカッタナ
イフの移動により前記薄切補助部材を前記固形試料表面
に貼り付け、前記カッタナイフで固形試料を薄切りし、
前記薄切補助部材に固着した固形試料の薄切片を作製す
るようにしたものである。
【0011】〔3〕上記〔2〕記載の薄切片作製装置に
おいて、前記薄切補助部材ガイド付きカッタナイフは、
カッタナイフホルダーと、このカッタナイフホルダーに
設けられるカッタナイフと、このカッタナイフと所定の
隙間を形成するように前記カッタナイフホルダーに固定
される薄切補助部材ガイドとを設けるようにしたもので
ある。
【0012】〔4〕上記〔3〕記載の薄切片作製装置に
おいて、前記薄切補助部材ガイドはローラである。 〔5〕上記〔3〕記載の薄切片作製装置において、前記
薄切補助部材ガイドはポールである。 〔6〕上記〔3〕記載の薄切片作製装置において、前記
薄切補助部材ガイドは回転可能なボールを有する薄切補
助部材ガイドである。
【0013】上記したように、従来リニアに動くアクチ
ュエータなど、専用の駆動機構が行っていた薄切補助部
材の固形試料への接近あるいは接触、密着作業工程を、
固形試料薄切のためのカッタナイフの動きと一体的に移
動するテープ状の薄切補助部材ガイドを用いることで実
現し、これにより、テープ状の薄切補助部材を固形試料
の表面に接近あるいは接触、密着させるようにしたもの
である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
実施例を示す薄切片作製装置の全体構成図とその薄切片
作製工程を示す図(その1)、図2はその薄切片作製装
置の全体構成図とその薄切片作製工程を示す図(その
2)である。
【0015】(1)まず、図1(a)に示すように、テ
ープ状の薄切補助部材の巻回体202は薄切補助部材供
給装置201にセットされる。その薄切補助部材の巻回
体202から繰り出された薄切補助部材203は、薄切
補助部材供給装置201内のローラや、本発明にかかる
薄切補助部材ガイド204(詳細は後述するが、ロー
ラ、ポール又は回転自在なボールを有する薄切補助部材
ガイド)付きカッタナイフ208のカッタナイフ208
と薄切補助部材ガイド204の隙間を薄切補助部材20
3が通され、その薄切補助部材203が、ガイドローラ
210を介して、薄切補助部材巻き取り装置206にセ
ットされた巻き取りリール207に巻き取られる。
【0016】その際に、固形試料209に対応する位置
の薄切補助部材203のパスは、薄切補助部材ガイド2
04付きカッタナイフ208における薄切補助部材ガイ
ド204の位置によって変化する。 (2)次いで、図1(b)に示すように、薄切補助部材
ガイド204付きカッタナイフ208が固形試料209
を薄切りするための待機位置に移動するが、このとき、
カッタナイフ208の動きと一体的に、薄切補助部材ガ
イド204は水平方向に移動する。ここでガイドローラ
205の位置と、カッタナイフ208と一体に移動する
薄切補助部材ガイド204のカッタナイフ208に対す
る位置が適当に調整されていれば、薄切補助部材203
はカッタナイフ208と一体に移動する薄切補助部材ガ
イド204にガイドされて、固形試料209表面に接
近、あるいは接触させられる。ここで、例えば、薄切補
助部材203に粘着剤を塗布したものを用いたり、薄切
補助部材203を帯電させることによって、固形試料2
09表面に薄切補助部材203を貼り付けることができ
る。カッタナイフ208が固形試料209を薄切りする
ための待機位置に移動すると同時に、薄切補助部材20
3の固形試料209表面への接近、密着工程も行うの
で、作業時間の短縮にもなる。この薄切補助部材ガイド
204付きカッタナイフ208の動きにより薄切補助部
材203のパスの長さが変わってゆくが、このとき生じ
た薄切補助部材203のパスの伸びは薄切補助部材巻き
取り装置206内のテンションコントロール用ローラ2
10の駆動によって調整することができる。
【0017】(3)次に、図2(a)に示すように、薄
切補助部材ガイド204が水平方向に移動して、薄切補
助部材203は固形試料209表面に貼り付けられる。 (4)次いで、図2(b)に示すように、薄切補助部材
ガイド204はガイドローラ205側に水平方向に戻る
と、それに伴って薄切補助部材203は傾斜するが、テ
ンションコントロール用ローラ210の駆動によって弛
むことなく調整することができる。その薄切補助部材2
03が固形試料209表面に貼り付けられた状態で、カ
ッタナイフ208が駆動されて、固形試料209が薄切
りされて、薄切片209Aが作製される。カッタナイフ
208は初期状態の図1(a)に戻る。
【0018】次に、本発明の実施例を示す薄切補助部材
ガイド付きカッタナイフの構成について詳細に説明す
る。図3は本発明の薄切補助部材ガイド付きカッタナイ
フの第1実施例を示す構成図である。この実施例では、
薄切補助部材ガイドとしてローラを設けるようにしたも
のである。
【0019】この図において、301はカッタナイフホ
ルダであり、このカッタナイフホルダ301にはカッタ
ナイフ302が設けられており、このカッタナイフ30
2に対応して、薄切補助部材ガイドとしてのガイドロー
ラ303が配置されている。つまり、カッタナイフホル
ダ301とガイドローラ303の間にはアーム304が
設けられ、そのアーム304の先端部にガイドローラ3
03の回転軸305が固着されている。そして、カッタ
ナイフ302とガイドローラ303の間は所定の隙間を
有しており、その隙間に薄切補助部材308が通されて
いる。
【0020】図4は本発明の薄切補助部材ガイド付きカ
ッタナイフの第2実施例を示す構成図である。この実施
例では、薄切補助部材ガイドとしてポールを設けるよう
にしたものである。この図において、401はカッタナ
イフホルダであり、このカッタナイフホルダ401には
カッタナイフ402が設けられており、このカッタナイ
フ402に対応して、薄切補助部材ガイドとしてのガイ
ドポール403が配置されている。つまり、カッタナイ
フ402とガイドポール403の間にはアーム404が
設けられ、そのアーム404の先端部にガイドポール4
03の端部が固着されている。そして、カッタナイフ4
02とガイドポール403間は所定の隙間を有してお
り、その隙間に薄切補助部材408が通されている。
【0021】図5は本発明の薄切補助部材ガイド付きカ
ッタナイフの第3実施例を示す構成図である。この実施
例では、薄切補助部材ガイドとしてボールガイドを設け
るようにしたものである。この図において、501はカ
ッタナイフホルダであり、このカッタナイフホルダ50
1にはカッタナイフ502が設けられており、このカッ
タナイフ502に対応して、薄切補助部材ガイドとして
の回転可能なボール504を有する薄切補助部材ガイド
503が配置されている。つまり、カッタナイフ502
と薄切補助部材ガイド503の間にはアーム505が設
けられ、そのアーム505の先端部に薄切補助部材ガイ
ド503の端部に形成された軸506が固着されてい
る。そして、カッタナイフ502と薄切補助部材ガイド
ガイド503の間は所定の隙間を有しており、その隙間
に薄切補助部材508が通されている。
【0022】このように構成したので、薄切補助部材の
固形試料表面への接近、密着作業工程及び薄切補助部材
ガイド付きカッタナイフによる薄切補助部材のガイド方
法では、薄切補助部材ガイドとしてのローラ、ポール又
は回転自在なボールを有する薄切補助部材ガイドをカッ
タナイフと一体的に移動させることによって、従来のリ
ニアに動くアクチュエータ及び押し付けヘッドのよう
な、薄切補助部材の固形試料表面への接近、密着作業専
用の駆動機構をなくすことができ、従来必要であった駆
動機構の制御も不要となる。また、カッタナイフによる
固形試料薄切りのための動きと薄切補助部材の固形試料
表面への接近、密着作業工程とを同時に行うため、従来
よりも全作業工程時間を短縮することができる。
【0023】更には、カッタナイフの動きに一体に動く
薄切補助部材ガイド付きカッタナイフは、その機構が簡
素であり、装置の低コスト化にもつながるものである。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これ
らを本発明の範囲から排除するものではない。
【0024】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、以下のような効果を奏することができる。 〔A〕従来は、薄切補助部材を固形試料表面に接近、あ
るいは接触、密着させるために、リニアに動くアクチュ
エータなど、専用の駆動機構が必要であり、また、この
リニアに動くアクチュエータなどの駆動機構の制御も必
要となり、コストがかかっていたが、本発明によれば、
リニアに動くアクチュエータなど、専用の駆動機構を設
ける必要なくなり、簡素化を図ることができる。更に、
装置自体の制御も簡素化され、コストの低減も可能とな
る。
【0025】〔B〕従来は、薄切補助部材を固形試料表
面に接近あるいは接触、密着させるために、リニアに動
くアクチュエータに取り付けられた押し付けヘッドで薄
切補助部材を固形試料表面に押し付ける等の作業工程が
あり、その作業に時間がかかっていたが、本発明によれ
ば、カッタナイフによる固形試料薄切りのための、カッ
タナイフの動きと薄切補助部材の固形試料表面への接
近、密着作業工程とを同時に行うため、全作業工程時間
を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す薄切片作製装置の全体構
成図とその薄切片作製工程を示す図(その1)である。
【図2】本発明の実施例を示す薄切片作製装置の全体構
成図とその薄切片作製工程を示す図(その2)である。
【図3】本発明の薄切補助部材ガイド付きカッタナイフ
の第1実施例を示す構成図である。
【図4】本発明の薄切補助部材ガイド付きカッタナイフ
の第2実施例を示す構成図である。
【図5】本発明の薄切補助部材ガイド付きカッタナイフ
の第3実施例を示す構成図である。
【図6】従来の薄切片作製装置の全体構成図とその薄切
片作製工程を示す図(その1)である。
【図7】従来の薄切片作製装置の全体構成図とその薄切
片作製工程を示す図(その2)である。
【符号の説明】
201 薄切補助部材供給装置 202 テープ状の薄切補助部材の巻回体 203,308,408,508 薄切補助部材 204 薄切補助部材ガイド(ローラ、ポール又は回
転自在なボールを有する薄切補助部材ガイド) 205 ガイドローラ 206 薄切補助部材巻き取り装置 207 巻き取りリール 208,302,402,502 カッタナイフ 209 固形試料 209A 薄切片 210 テンションコントロール用ローラ 301,401,501 カッタナイフホルダ 303 ガイドローラ 304,404,505 アーム 305 回転軸 403 ガイドポール 503 回転自在なボールを有する薄切補助部材ガイ
ド 504 回転自在なボール 506 軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小久保 光典 静岡県三島市清住町8−22 東芝アパート 233

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固形試料表面にテープ状の薄切補助部材
    を貼り付け、カッタナイフで固形試料を薄切りし、テー
    プ状の薄切補助部材に固着した固形試料の薄切片を作製
    する薄切片作製方法において、 カッタナイフ直前に位置し、カッタナイフの動きと一体
    的に移動するテープ状の薄切補助部材のガイドにより、
    該テープ状の薄切補助部材を固形試料表面に固定した
    後、前記カッタナイフにより前記固形試料の薄切りを行
    うことを特徴とする薄切片作製方法。
  2. 【請求項2】 固形試料表面にテープ状の薄切補助部材
    を貼り付け、カッタナイフで固形試料を薄切りし、テー
    プ状の薄切補助部材に固着した固形試料の薄切片を作製
    する薄切片作製装置において、(a)テープ状の薄切補
    助部材を送り出す手段と、(b)前記薄切補助部材を巻
    き取る手段と、(c)固形試料と、(d)薄切補助部材
    ガイド付きカッタナイフとを備え、(e)該薄切補助部
    材ガイド付きカッタナイフのカッタナイフと薄切補助部
    材ガイドの隙間に前記薄切補助部材を通し、前記薄切補
    助部材ガイド付きカッタナイフの移動により前記薄切補
    助部材を前記固形試料表面に貼り付け、前記カッタナイ
    フで固形試料を薄切りし、前記薄切補助部材に固着した
    固形試料の薄切片を作製する薄切片作製装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の薄切片作製装置におい
    て、 前記薄切補助部材ガイド付きカッタナイフは、(a)カ
    ッタナイフホルダーと、(b)該カッタナイフホルダー
    に設けられるカッタナイフと、(c)該カッタナイフと
    所定の隙間を形成するように前記カッタナイフホルダー
    に固定される薄切補助部材ガイドとを具備することを特
    徴とする薄切片作製装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の薄切片作製装置におい
    て、前記薄切補助部材ガイドはローラであることを特徴
    とする薄切片作製装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の薄切片作製装置におい
    て、前記薄切補助部材ガイドはポールであることを特徴
    とする薄切片作製装置。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の薄切片作製装置におい
    て、前記薄切補助部材ガイドは回転可能なボールを有す
    る薄切補助部材ガイドであることを特徴とする薄切片作
    製装置。
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