JP2004249876A - エアバッグリッド構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】両開き式のシームレスのエアバッグリッド構造において、エアバッグモジュール20を収容して支持するブラケット30がフランジ32を有し、このフランジ32は、インパネ本体11の裏面と隙間を介して対峙する取付面32bを有し、その外縁部がインパネ本体11の裏面に固定されている。助手席側のヒンジ部材40は、フランジ32の取付面32bに固定された板部分41と、エアバッグリッド11のドア部分11aの裏面に固定された板部分42と、両者を連ねる複数の架橋部43とを有している。架橋部43は2つの波を有する形状をなし、2つの山部43b,43dはインパネ本体11の裏面に当たる。他のヒンジ部材50も同様に形成されている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インストルメントパネルに装備されるシームレスのエアバッグリッド構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両には助手席の乗員を守るため、助手席用エアバッグモジュールが装備されている。この助手席用エアバッグモジュールは、インストルメントパネル(以下、インパネと称す)の裏側に配置されている。
【0003】
特開2001−39254号公報に開示されているように、インパネの裏面には、エアバッグモジュールに対応する部位を囲むようにして、長方形の溝が形成され、この溝に沿って薄肉となっている。この溝の内側の部位すなわちエアバッグモジュールに対応する部位がエアバッグリッドとして提供され、溝の外側の部位がインストルメントパネル本体(以下、インパネ本体と称す)として提供される。エアバッグリッドとインパネ本体の表側の面は連続しており、その境となる線(パーティションラインまたはティアライン)は表側(車室側)から見えず、外観が良い。このような構造を一般にシームレスと称している。
【0004】
上記エアバッグリッドとインパネ本体とは、これらの裏面に配置されたヒンジ部材で連結されている。車両衝突時にエアバッグが膨張してエアバッグリッドを押すと、上記パーティションラインの薄肉部が破断し、エアバッグリッドが取り除かれて開口となり、この開口から膨張したエアバッグが助手席に向かって飛び出すようになっている。エアバッグリッドはヒンジ部材を介してインパネ本体に支持されているため、その飛散を防止され、ドアのようにヒンジ部材を中心にして開くようになっている。
【0005】
上記ヒンジ部材は板形状をなし、2つの板部分とこれら板部分間に掛け渡された架橋部とを有している。一方の本体側の板部分はインパネ本体に形成されたリブに固定され、他方のリッド側の板部分はエアバッグリッドの裏面に固定されている。上記架橋部はU字形に湾曲しており、上記エアバッグが膨張してエアバッグリッドが開く際に伸び、これにより、エアバッグリッドの開き量を確保しようとしている。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−29354号公報(図3)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報のエアバッグリッド構造では、インパネ本体の裏側にヒンジ部材を取り付けるための大きなリブを形成するため、インパネの表側に面にリブに対応するヒケが生じる欠点があった。
そこで、上記エアバッグモジュールを収容して支持するブラケットにフランジを形成したものが開発されている。このフランジは、インストルメントパネル本体の裏面と隙間を介して対峙する取付面を有し、その外縁部がインストルメントパネル本体の裏面に固定されている。このフランジの取付面に上記ヒンジ部材の本体側の板部分が固定されるようになっている。
しかしこの構造では、エアバッグリッドまたはその近傍のインパネが表側から押された時に、パーティションラインが撓み易く、この撓みが繰り返されてパーティションラインが白化し、外観を悪化させることがあった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、インストルメントパネルの裏面に、エアバッグモジュールに対応する部位を囲むようにして溝を形成することにより、この溝の内側の部位がエアバッグリッドとして提供され、この溝の外側の部位がインストルメントパネル本体として提供され、上記エアバッグリッドとインストルメントパネル本体とが、これらの裏面に配置されたヒンジ部材で連結されるエアバッグリッド構造において、
上記エアバッグモジュールを収容して支持するブラケットがフランジを有し、このフランジは、インストルメントパネル本体の裏面と隙間を介して対峙する取付面を有し、その外縁部がインストルメントパネル本体の裏面に固定され、
上記ヒンジ部材は板形状をなし、上記フランジの取付面に固定された本体側の板部分と、上記エアバッグリッドの裏面に固定されたリッド側の板部分と、これら板部分間に掛け渡された複数の架橋部とを一体に有し、
上記架橋部は波形をなし、山部とこの山部よりリッド側の板部分に近い谷部とを有し、この山部が上記溝の近傍においてインストルメントパネル本体の裏面に近接又は当接していることを特徴とする。
【0009】
上記構成によれば、ヒンジ部材の波形をなす架橋部の山部が、エアバッグリッドを囲むする溝の近傍においてインストルメントパネル本体の裏面に近接又は当接しており、エアバッグリッドまたはその近傍のインストルメントパネルが表側から押されても、この山部で押圧荷重を受けることができ、その結果、パーティションラインが撓むのを抑制することができ、その白化を防止できる。
【0010】
好ましくは、上記谷部は、上記フランジの取付面よりインストルメントパネル本体から遠ざかるように奥に位置している。このようにして架橋部は大きな波形をなすので、エアバッグリッドが開く際の伸び代を大きくすることができ、その結果、エアバッグリッドの充分な回動量を確保でき、膨張したエアバッグの飛び出しを円滑にすることができる。
【0011】
好ましくは、さらに上記架橋部は、上記山部とリッド側の板部分との間に位置する他の谷部および他の山部を有しており、これら他の谷部、他の山部が上記フランジとインストルメントパネル本体との間の隙間に配置されている。これによれば、架橋部が複数の波で形成されることになるので、伸び代をさらに増大させることができ、エアバッグリッドの開き動作をさらに円滑ににすることができる。また、これら他の谷部と山部はフランジとインストルメントパネル本体との間の隙間に配置されているので、エアバッグモジュール収容の邪魔にならない。
【0012】
好ましくは、上記他の谷部が上記ブラケットのフランジの取付面に近接または当接し、上記他の山部が上記インストルメントパネルの裏面に近接または当接している。これによれば、インストルメントパネルからの押圧荷重を架橋部で確実に担うことができるので、より一層確実にパーティションラインの白化を防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態をなすシームレスのエアバッグリッド構造について図面を参照しながら説明する。本実施形態のインパネ10はハードインパネと称されているものであり、樹脂を射出成形することにより単層に形成されている。
【0014】
図1に示すように、インパネ10の裏側には、助手席に対峙してエアバッグモジュール20が配置されている。インパネ10の裏面には、上記エアバッグモジュール20に対応する部位11を囲むようにして、溝15が形成されており、薄肉となっている。この部位11はエアバッグリッドとして提供される。インパネ10において、溝15の外側の部位はインパネ本体12として提供される。溝15に対応する薄肉のラインはパーティションラインないしはティアラインと称されている。
【0015】
上記溝15は図2に示すように車両の左右方向に長い長方形を描く。図1,図3(A)に示すように上記エアバッグリッド11の裏面には、直線的に延びる溝16が形成されていて、薄肉のパーテションラインとなっている。この溝16は、図2に示すように溝15が描く長方形の2つの長辺に対して傾斜し、この長方形の2つの短辺と交わっている。エアバッグリッド11は、この溝16で前後に区画された一対のドア部分11a,11bを有している。
【0016】
上記エアバッグモジュール20は、ブラケット30に支持されており、ブラケット30の後側(助手席に近い方)の収容空間30aに折り畳み状態で収容されたエアバッグ22と、このブラケット30の前側の収容空間30bに収容されたアクチュエータ24とを備えている。ブラケット30は、インパネ10と同じ樹脂材料の射出成形品からなり、その前端部に埋め込まれた補助ステー35を介してステアリングビーム36(車体側)に固定されている。なお、この補助ステー35は、上記アクチュエータ24を支持する役割をも担う。
【0017】
上記ブラケット30は、収容空間30aの後端開口の周縁に形成されたフランジ32を有している。図1,図3に示すように、前後のフランジ32は段差をなしており、2つの取付面32a,32bを有している。これらフランジ32の外縁部の取付面32aは、溝15が描く長方形の前後の縁(前後のパーティションライン)に沿って上記インパネ10の裏面に振動溶着されている。フランジ32の内縁部の取付面32bは、インパネ10の裏面に隙間60を介して対峙している。車両の左右方向に位置するフランジ(図示しない)は、溝15の長方形の左右の縁(左右のパーティションライン)に沿ってインパネ本体11に溶着されている。
【0018】
次に、エアバッグリッド11用のヒンジ手段について説明する。ヒンジ手段は、上記エアバッグリッド11の2つのドア部分11a,11bに対応して、2つのヒンジ部材40、50を備えている。これらヒンジ部材40、50は、インパネ10の裏側に配置されエアバッグリッド11のドア部分11a,11bをインパネ本体12に連ねる役割を担っており、一枚の金属板例えばアルミ板や鋼板等で形成されている。ヒンジ部材40は後側(助手席側)に配置され、ヒンジ部材50は前側に配置されている。
【0019】
上記ヒンジ部材40は車両の左右方向に延びる細長い略平板状の板部分41と、同方向に延びる細長い略平板状の板部分42と、これら板部分41,42を連ねる細長い複数の架橋部43とを有している。一方の板部分41は、ビス穴41aを有し、ブラケット30のフランジ32の取付面32bにビス45で強固に固定されている。
【0020】
上記ヒンジ部材40の他方の板部分42は、ドア部分11aに対応した形状をなし、ドア部分11aより若干小さい面積を有していて、その裏面のほぼ全域にわたって固定されている。詳述すると、上記板部分42は多数のスリット42aを有しており、エアバッグリッド11のドア部分11aの裏面に形成された多数の細長い凸部にこれらスリット42aを嵌め込んだ状態で、これら凸部を加熱溶融させることにより、ドア部分11aの裏面に固定されている。
【0021】
上記板部分41,42の互いに対峙する側縁41s,42sは互いに平行をなして車両の左右方向に直線状に延びている。上記架橋部43は、車両の前後方向(すなわち上記板部分41,42の側縁41s,42sと直交する方向)に延びており、後側のパーティションライン(ドア部分11aの後側の側縁)に沿って間隔をおいて並んで配置されている。
【0022】
他方(前側)のヒンジ部材50も上記ヒンジ部材40と同様に、ビス穴51aを有しブラケット30のフランジ32の取付面32bにビス55により取り付けられる板部分51と、スリット52aを有してエアバッグリッド11の前側のドア部分11bに取り付けられる板部分52と、これら板部分51,52を連ねる架橋部53とを有している。上記板部分52は、ドア部分11bに対応した形状をなし、ドア部分11bより若干小さい面積を有していて、その裏面のほぼ全域にわたって固定されている。なお、板部分52には肉盗み用の開口52bが形成されている。上記架橋部53は、車両の前後方向に延び、前側のパーテしションラインに沿って間隔をおいて並んで配置されている。
【0023】
図2に示すように、上記ヒンジ部材40,50のエアバッグリッド側の板部分42,52の互いに対峙する側縁は直線状をなし、上述した溝16と平行に延びている。これら側縁間に溝16が配置されている。
【0024】
次に、本発明の特徴部について詳述する。図3(A)に最も良く示すように、ヒンジ部材40の各架橋部43は、架橋部43の長手方向に並んだ2つ(複数)の波を有する形状をなしている。板部分42に近い波の谷部43aは、ブラケット30のフランジ32の内側に位置して、フランジ32とインパネ本体11の間隙60から抜けた位置にあり、上記溝15が描く長方形の助手席側の側縁(後側のパーティションライン)に対峙している。この谷部43aは、フランジ32の取付面32bよりインパネ本体11から遠ざかるように、奥に深く位置しており、後述する伸び代を稼いでいる。この板部42に近い波の山部43bは、後側のパーティションラインの近傍においてインパネ本体11の裏面に当たっている。板部41に近い波の谷部43c(他の谷部)と山部43d(他の山部)は、フランジ32とインパネ本体11との隙間60に収容され、フランジ32の取付面42bとこれに対峙するインパネ本体11の裏面にそれぞれ当たっている。
【0025】
前側のパーティションラインに対応する他方のヒンジ部材50の架橋部53も同様の波形状をなし、2つの谷部53a,53cと2つの山部53b,53dを有しており、1つの谷部53aは、上記谷部43aと同様にフランジ32の取付面32bより奥に位置している。また、山部53b,53dはインパネ本体11の裏面に当たり、谷部53cはフランジ32の取付面32bに当たっている。
【0026】
上記構成において、車両衝突に応答して、エアバッグモジュール20のアクチュエータ24が動作しエアバッグ22を膨張させた時、このエアバッグ22は強い衝撃力でエアバッグリッド11を押す。すると、図3(B)に示すように、溝15,16に対応する薄肉部が破断し、エアバッグリッド11の2つのドア部分11a,11bは互いに分離されるとともに、インパネ本体12からも分離される。この際、ドア部分11a,11bは、ヒンジ部材40、50によりインパネ本体11に連結されているので、それぞれ一方の側縁を中心として回動することになる。
【0027】
上記のように、エアバッグリッド11が2つのドア部分11a,11bに分かれて両開き式に開くことにより、インパネ本体12に開口70が形成され、この開口70を介して膨張したエアバッグ22が飛び出す。
【0028】
上記エアバッグリッド11のドア部分11a,11bが開く際、ヒンジ部材40,50の波形状の架橋部43,53が伸びるため、ドア部分11a,11bの開き動作を確保することができる。特に本実施形態では、架橋部43,53が2つの波を有する形状をなしており、1つの谷部43a,53aがフランジ32の取付面32bより奥に位置して大きな波形を描くので、大きな伸び代を得ることができ、ドア部分11a,11bの開き動作をゆとりをもって行うことができ、ドア部分11a,11bはヒンジ部材40,50の制約を受けず、大きく開くことができ、膨張したエアバッグ22を円滑に飛び出させることができる。
【0029】
さらに、上記エアバッグ構造では、ヒンジ部材40の架橋部43の山部43b,43dがインパネ本体12に当たり、谷部43cがブラケット30のフランジ32の取付面32aに当たっており、また、ヒンジ部材50の架橋部53の山部53b,53dがインパネ本体12に当たり、谷部53cがブラケット30のフランジ32の取付面32aに当たっているため、インパネ10のエアバッグリッド11またはその近傍のインパネ10が表側から押された場合に、その荷重がこの波形の架橋部43、53を介してブラケット30のフランジ32で受け止めることができ、そのため、溝15により形成される前後のパーティションラインでの撓みを抑制でき、この撓みの繰り返しによるパーティションラインの白化を防ぐことができる。
【0030】
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図4に示すようにヒンジ部材40,50の架橋部43,53は、それぞれ1つの 谷部43a,53aと山部43b、53bを有している。
【0031】
本発明は上記実施形態に制約されず、種々の態様が可能である。上記ヒンジ部材の山部や谷部は、インパネ本体の裏面,フランジの取付面に僅かな隙間を介して近接している状態でもよい。この場合、インパネが押されて僅かに撓んだ時に山部と谷部はインパネ本体,フランジに当たる。
2枚のドア部分11a,11bのうち、助手席側のドア部分11aのヒンジ部材40にのみ本発明を適用してもよい。
エアバッグリッドは1枚のドア部分で構成してもよい。この場合、例えばエアバッグリッドにおいて助手席から遠い方の側縁とインパネ本体とをヒンジ部材で連結する。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、波形の架橋部によりインパネに加えられる押圧荷重を受けることにより、パーティションラインの白化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態をなすエアバッグリッド構造を示す縦断面図である。
【図2】同エアバッグリッド構造に用いられるヒンジ部材を示す平面図である。
【図3】同エアバッグリッド構造の要部拡大縦断面図であり、(A)はエアバッグ動作前の状態、(B)はエアバッグ動作後の状態をそれぞれ示す。
【図4】本発明の第2実施形態をなすエアバッグリッド構造を示す要部拡大縦断面図である。
【符号の説明】
10 インストルメントパネル
11 エアバッグリッド
11a,11b ドア部分
12 インストルメントパネル本体
15 溝
20 エアバッグモジュール
30 ブラケット
32 フランジ
32b 取付面
40,50 ヒンジ部材
41,51 本体側の板部分
42,52 エアバッグリッド側の板部分
43,53 架橋部
43a,43c,53a,53c 谷部
43b,43d,53b,53d 山部
Claims (4)
- インストルメントパネルの裏面に、エアバッグモジュールに対応する部位を囲むようにして溝を形成することにより、この溝の内側の部位がエアバッグリッドとして提供され、この溝の外側の部位がインストルメントパネル本体として提供され、上記エアバッグリッドとインストルメントパネル本体とが、これらの裏面に配置されたヒンジ部材で連結されるエアバッグリッド構造において、
上記エアバッグモジュールを収容して支持するブラケットがフランジを有し、このフランジは、インストルメントパネル本体の裏面と隙間を介して対峙する取付面を有し、その外縁部がインストルメントパネル本体の裏面に固定され、
上記ヒンジ部材は板形状をなし、上記フランジの取付面に固定された本体側の板部分と、上記エアバッグリッドの裏面に固定されたリッド側の板部分と、これら板部分間に掛け渡された複数の架橋部とを一体に有し、
上記架橋部は波形をなし、山部とこの山部よりリッド側の板部分に近い谷部とを有し、この山部が上記溝の近傍においてインストルメントパネル本体の裏面に近接又は当接していることを特徴とするエアバッグリッド構造。 - 上記谷部は、上記フランジの取付面よりインストルメントパネル本体から遠ざかるように奥に位置していることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグリッド構造。
- さらに上記架橋部は、上記山部とリッド側の板部分との間に位置する他の谷部および他の山部を有しており、これら他の谷部、他の山部が上記フランジとインストルメントパネル本体との間の隙間に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のエアバッグリッド構造。
- 上記他の谷部が上記ブラケットのフランジの取付面に近接または当接し、上記他の山部が上記インストルメントパネルの裏面に近接または当接していることを特徴とする請求項3に記載のエアバッグリッド構造。
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