JP4056835B2 - エアバッグリッド構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インストルメントパネルに装備されるシームレスのエアバッグリッド構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両には助手席の乗員を守るため、助手席用エアバッグユニットが装備されている。この助手席用エアバッグユニットは、インストルメントパネル(以下、インパネと称す)の裏側に配置されている。
【0003】
特開2001−39254号公報に開示されているように、インパネの裏面には、エアバッグユニットに対応する部位を囲むようにして、長方形の溝が形成され、この溝に沿って薄肉となっている。この溝の内側の部位すなわちエアバッグユニットに対応する部位がエアバッグリッドとして提供され、溝の外側の部位がインストルメントパネル本体(以下、インパネ本体と称す)として提供される。エアバッグリッドとインパネ本体の表側の面は連続しており、その境となる線(パーティションライン)は表側(車室側)から見えず、外観が良い。このような構造を一般にシームレスと称している。
【0004】
上記エアバッグリッドとインパネ本体とは、これらの裏面に配置されたヒンジ部材で連結されている。車両衝突時にエアバッグが膨張してエアバッグリッドを押すと、上記インパネ本体と上記エアバッグリッドとの境の薄肉部が破断し、エアバッグリッドが取り除かれて開口となり、この開口から膨張したエアバッグが助手席に向かって飛び出すようになっている。エアバッグリッドはヒンジ部材を介してインパネ本体に支持されているため、その飛散を防止され、ドアのようにヒンジ部材を中心にして開くようになっている。
【0005】
ヒンジ部材は板形状をなし、2つの板部分とこれら板部分間に掛け渡された架橋部とを有している。一方の板部分はインパネ本体の取付部に固定され、他方の板部分はエアバッグリッドの裏面に固定されている。上記架橋部は湾曲しており、上記エアバッグが膨張してエアバッグリッドが開く際に伸び、これにより、エアバッグリッドの開き量を確保しようとしている。
【0006】
上記エアバッグリッドの開き動作をより一層確実にするためには、上記架橋部を大きく湾曲させて伸び代を稼ぐことが求められるが、このエアバッグリッドの裏側のスペース、具体的にはエアバッグを収容するスペースは限られているため、架橋部の湾曲量を大きくするとスペースが有効活用できない場合があり、エアバッグリッドの開き量が制約されてしまうことがあった。
【0007】
上記公報のエアバッグ構造では、ヒンジ部材のインパネ本体側の板部分はスロットを有しており、このスロットを通るビスによってインパネ本体に取り付けられている。そして、エアバッグリッドが開く時には上記架橋部が伸びるとともに、この板部分がスロットの遊び分だけ移動することにより、エアバッグリッドの開き量を確保している。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−29254号公報(図3)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報のエアバッグリッド構造では、ヒンジ部材の一方の板部分は所定の力で移動可能にする必要があり、インパネ本体に確実に固定することができなかった。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、インストルメントパネルの裏面に、エアバッグユニットに対応する部位を囲むようにして溝を形成することにより、この溝の内側の部位がエアバッグリッドとして提供され、この溝の外側の部位がインストルメントパネル本体として提供され、上記エアバッグリッドとインストルメントパネル本体とが、これらの裏面に配置されたヒンジ部材で連結されるエアバッグリッド構造において、
上記ヒンジ部材は板形状をなし、上記インストルメントパネル本体の取付部に固定された本体側の板部分と、上記エアバッグリッドの裏面に固定されたリッド側の板部分と、これら板部分間に掛け渡された複数の架橋部とを一体に有し、
上記ヒンジ部材の本体側の板部分,リッド側の板部分の少なくとも一方には、その側縁から延びて互いに対峙する一対の第1スリットが形成され、これら第1スリット間の部位が上記架橋部と連なる延長予定部として提供され、
さらに当該一方の板部分には、上記延長予定部を囲うようにして略コ字形状をなす第2スリットが形成され、この第2スリットの両端は当該一方の板部分の上記側縁から離れており、この第2スリットの内側の部位が、上記延長予定部と当該一方の板部分の他の部位を連ねる連絡部として提供され、
上記延長予定部および連絡部は、上記エアバッグリッドが開く時に当該一方の板部分が固定されるインストルメントパネル本体またはエアバッグリッドの裏面から離れることが可能となっていることを特徴とする。
【0011】
上記構成によれば、エアバッグが開いた時に、上記一方の板部分の延長予定部および連絡部がインパネ本体またはエアバッグリッドの裏面から離れるようになり、特にこの延長予定部が架橋部の一部となって伸び代を稼ぐ。その結果、エアバッグリッドの充分な回動量を確保でき、膨張したエアバッグの飛び出しを円滑にすることができる。また、ヒンジ部材の2つの板部分はインパネ本体,エアバッグリッドに強固に固定することができ、エアバッグリッドの周りの薄肉部の補強を確実に行えるとともに、エアバッグリッドが開いた時のエアバッグリッドの飛散を確実に防止できる。しかも、この延長予定部および連絡部はエアバッグリッドの裏側のスペースを侵すことがなく、このスペースを有効に活用することができる。
【0012】
好ましくは、上記一対の第1スリットが上記架橋部の両側縁と連なって直線状に延び、これにより、上記延長予定部が上記架橋部と等しい幅を有して架橋部と同方向に延びている。これにより、エアバッグリッドが開いた時に、延長予定部は上記架橋部の一部として最も有効に機能し、架橋部の実質的な伸び代の増大を確実なものとすることができる。
【0013】
好ましくは、上記第2スリットは、上記第1スリットと平行をなす一対の直線部を有している。これにより、略コ字形をなす連絡部の両側部が上記架橋部および延長予定部と平行をなす。その結果、エアバッグリッドが開く際に、板部分の他の部位に対する連絡部の折れ曲がり、延長予定部の連絡部に対する折れ曲がりが円滑になされ、上記架橋部の実質的な伸び代の増大をより一層確実なものとすることができる。
【0014】
好ましくは、上記架橋部が湾曲している。これによれば、架橋部が湾曲形状から伸ばされることにより、上記延長予定部の伸び代増大効果と相俟って架橋部の伸び代のより一層の増大を図ることができる。
【0015】
上記延長予定部および連絡部がリッド側の板部分に形成されている。これによれば、エアバッグ膨張時にエアバッグリッド回動の初期の段階から、上記延長予定部,連絡部がエアバッグリッドから離れるようにして伸ばされるので、上記架橋部の伸び代増大効果を円滑に発揮することができる。
【0016】
本発明は、エアバッグの飛び出しをより円滑に行うことができる両開き式のエアバッグリッドにも適用できる。すなわち、上記エアバッグリッドの裏面に、エアバッグリッドを囲う上記溝と交わる他の溝が形成され、エアバッグリッドは当該他の溝で分けられた一対のドア部分を有し、上記一対のドア部分はそれぞれ上記ヒンジ部材を介して上記インストルメントパネル本体に連結され、少なくとも一方のヒンジ部材の板部分が上記延長予定部および連絡部を有している。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態をなすシームレスのエアバッグリッド構造について図面を参照しながら説明する。本実施形態のインパネ10はハードインパネと称されているものであり、樹脂を射出成形することにより単層に形成されている。
【0018】
図1に示すように、インパネ10の裏側には、助手席に対峙してエアバッグユニット20が配置されている。このエアバッグユニット20は、ケーシング21と、このケーシング21の後側(助手席に近い方)の収容空間21aに折りたたみ状態で収容されたエアバッグ22と、このケーシング21の前側の収容空間21bに収容されたアクチュエータ23と、を備えている。ケーシング21は、インパネと同じ樹脂材料の射出成形品からなり、その前端部に埋め込まれたブラケット25を介してステアリングビーム30に固定されている。なお、このブラケット25は、上記アクチュエータ23を支持する役割をも担う。
【0019】
上記ケーシング21は収容空間21aの後端開口の周縁に形成された四角形をなすフランジ部24(取付部)を有している。このフランジ部24は段差をなしており、2つの取付面24a,24bを有している。フランジ部24の外側の取付面24aは上記インパネ10の裏面に振動溶着されている。フランジ部24の内側の取付面24bは、インパネ10の裏面に隙間を介して対峙している。
【0020】
図1,図4(A)に示すように、インパネ10の裏面には、上記エアバッグユニット20に対応する部位11を囲むようにして、溝15が形成されており、薄肉となっている。この部位11はエアバッグリッドとして提供される。インパネ10において、溝15の外側の部位はインパネ本体12として提供される。
【0021】
上記溝15は図2に示すように長方形を描く。図1,図4(A)に示すように上記エアバッグリッド11の裏面には、直線的に延びる溝16が形成されていて、薄肉となっている。この溝16は、図2に示すように溝15が描く長方形の2つの長辺に対して傾斜し、この長方径の2つの短辺と交わっている。エアバッグリッド11は、この溝16で前後に区画された一対のドア部分11a,11bを有している。
【0022】
次に、エアバッグリッド11用のヒンジ手段について説明する。図1,図2,図4(A)に示すように、ヒンジ手段は、上記エアバッグリッド11の2つのドア部分11a,11bに対応して、2つのヒンジ部材40、50を備えている。これらヒンジ部材40、50は、インパネ10の裏側に配置されエアバッグリッド11のドア部分11a,11bをインパネ本体12に連ねる役割を担っており、金属製の板形状をなし、例えばアルミ板や鋼板等で形成されている。ヒンジ部材40は後側(助手席側)に配置され、ヒンジ部材50は前側に配置されている。
【0023】
上記ヒンジ部材40は車両の左右方向に延びる細長い略平板状の板部分41と、同方向に延びる細長い略平板状の第2取付部42と、これら板部分41,42を連ねる細長い複数の架橋部43とを有している。一方の板部分41は、ビス穴41aを有し、ケーシング21のフランジ部24の取付面24bにビス45で強固に固定されている。
【0024】
上記ヒンジ部材40の他方の板部分42は、ドア部分11aに対応した形状をなし、ドア部分11aより若干小さい面積を有していて、その裏面のほぼ全域にわたって固定されている。詳述すると、上記板部分42は多数のスリット42aを有しており、エアバッグリッド11のドア部分11aの裏面に形成された多数の細長い凸部にこれらスリット42aを嵌め込んだ状態で、これら凸部を加熱溶融させることにより、ドア部分11aの裏面に固定されている。
【0025】
上記板部分41,42の互いに対峙する側縁41s,42sは互いに平行をなして車両の左右方向に直線状に延びている。
【0026】
上記架橋部43は、車両の前後方向(すなわち上記板部分41,42の側縁41s,42sと直交する方向)に延びており、下方に凸となるように略U字形に湾曲している。架橋部43は溝15が描く長方形の後側の側縁(ドア部分11aの後側の側縁)に沿い間隔をおいて並んで配置されている。
【0027】
他方(前側)のヒンジ部材50も上記ヒンジ部材40と同様に、ビス穴51aを有しケーシング21のフランジ部24の取付面24bにビス55により取り付けられる板部分51と、スリット52aを有してエアバッグリッド11の前側のドア部分11bに取り付けられる板部分52と、これら板部分51,52を連ねる湾曲した架橋部53とを有している。上記板部分52は、ドア部分11bに対応した形状をなし、ドア部分11bより若干小さい面積を有していて、その裏面のほぼ全域にわたって固定されている。なお、板部分52には肉盗み用の開口52bが形成されている。
【0028】
上記架橋部53は、溝15が描く長方形の前側の縁に沿い間隔をおいて並んで配置されている。
図2に示すように、上記ヒンジ部材40,50の第2取付部42,52の互いに対峙する側縁は直線状をなし、上述した溝16と平行に延びている。これら側縁間に溝16が配置されている。
【0029】
次に、本発明の特徴部について詳述する。図2,図3(A)に示すように、後側のヒンジ部材40において、エアバッグリッド11側の板部分42には、上記各架橋部43の両側縁の延長線上に一対の直線状の第1スリット42b,42bが形成されている。これら第1スリット42b,42bは、板部分42の側縁42sと直交して互いに平行をなし、この側縁42sから所定距離X延びており、その前端は行き止まっている。これら第1スリット42b,42b間の部位は、後述の作用をなす延長予定部42xとして提供される。
【0030】
さらに上記板部分42には、上記延長予定部42xを囲うようにして略コ字形状(ないしは略C字形状)の第2スリット42cが形成されている。この第2スリット42cは、第1スリット42b,42bと平行をなしてその外側に配置された一対の直線部42c’,42c’と、第1スリット42b,42bの前方に配置されて上記側縁42sと平行をなす直線部42c”とを有している。直線部42c’,42c’の後端(第2スリット42cの両端)は、板部分42の側縁42sと所定距離Yだけ離れている。第2スリット42cの内側の部位は、上記延長予定部42xと板部分42の他の部分とを連ねる略コ字形状の連絡部42yとして提供される。
【0031】
上記構成において、車両衝突に応答して、エアバッグユニット20のアクチュエータ23が動作しエアバッグ22を膨張させた時、このエアバッグ22は強い衝撃力でエアバッグリッド11を押す。すると、図4(B)に示すように、溝15,16に対応する薄肉部が破断し、エアバッグリッド11の2つのドア部分11a,11bは互いに分離されるとともに、インパネ本体12からも分離される。この際、ドア部分11a,11bは、ヒンジ部材40、50によりインパネ本体11に連結されているので、それぞれ一方の側縁を中心として回動することになる。
【0032】
上記のように、エアバッグリッド11が2つのドア部分11a,11bに分かれて両開き式に開くことにより、インパネ本体12に開口60が形成され、この開口60を介して膨張したエアバッグ22が飛び出す。
【0033】
上記エアバッグリッド11のドア部分11a,11bが開く際、ヒンジ部材40,50の湾曲した架橋部43,53が伸びるため、ドア部分11a,11bの開き動作を確保することができる。特に助手席側のドア部分11aは、エアバッグ22の飛び出しの支障にならないように回動量を大きくすることが要求されるが、本実施形態では、架橋部43の実質的な伸び代をさらに増大させることにより、この要求を満たすことができる。
【0034】
以下、図3を参照しながら詳述する。ドア部分11aがエアバッグ22により押されると、延長予定部42xが第1スリット42bの先端位置で連絡部42yに対して折れ曲がるとともに、連絡部42yが第2スリット42cの両端位置で他の部位に対して折れ曲がる。その結果、図3(B)に示すように、架橋部43は、それ自身の長さLに加えて、最大限で、延長予定部42xの長さXに寸法(X−2Y)を付加した長さ分、実質的に伸び代が増大する。なお、X=2Yであれば、伸び代の増大分は延長予定部42xの長さXとほぼ一致する。このような架橋部43の実質的な伸び代の増大により、ドア部分11aはヒンジ部材40の制約を受けず、大きく開くことができ、膨張したエアバッグ22を円滑に飛び出させることができる。
【0035】
上述したように、延長予定部42xが架橋部43の一部となって、架橋部43の伸び代を稼ぐので、架橋部43の湾曲量は少なくて済み、エアバッグリッド11の裏側の収容空間21aのスペースを大きく侵さなくて済む。場合によっては、架橋部43を湾曲させず、延長予定部42xだけで、架橋部43の伸び代を得ることもできる。また、このような架橋部43の伸び代を稼ぐ構成は、ヒンジ部材40の板部分41,42をインパネ本体12,エアバッグリッド11に固定する構造に影響を与えず、強固に固定することができる。その結果、エアバッグリッド11の周りの薄肉部の補強を確実に行えるとともに、エアバッグリッド11が開いた時のエアバッグリッド11の飛散を確実に防止できる。
【0036】
本発明は上記実施形態に制約されず、種々の態様が可能である。例えば、エアバッグリッドは1枚のドア部分で構成してもよい。この場合、特開2001−39254号公報と似た構造となり、例えばエアバッグリッドにおいて助手席から遠い方の側縁とインパネ本体とをヒンジ部材で連結する。
上記実施形態では、インパネ本体に固定されたケーシングのフランジ部によって、インパネ本体の取付部(ヒンジ部材の一方の板部分が固定される取付部)を構成したが、この取付部はインパネ本体から突出するようにインパネ本体と一体成形したものであってもよい。
第1,第2スリットは、ヒンジ部材においてインパネ本体側の板部分に形成してもよいし、インパネ本体側の板部分とエアバッグリッド側の板部分の両方に形成してもよい。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、架橋部の実質的な伸び代を増大させることより、エアバッグリッドの大きな回動量を確保することができる。しかも、ヒンジ部材をインパネ本体,エアバッグリッドに強固に固定でき、またエアバッグリッドの裏側のスペースを侵すことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態をなすエアバッグリッド構造を示す縦断面図である。
【図2】同エアバッグリッド構造に用いられるヒンジ部材を示す平面図である。
【図3】同ヒンジ部材の要部を示す斜視図であり、(A)はエアバッグ動作前の状態、(B)はエアバッグ動作後の状態をそれぞれ示す。
【図4】同エアバッグリッド構造の要部拡大縦断面図であり、(A)はエアバッグ動作前の状態、(B)はエアバッグ動作後の状態をそれぞれ示す。
【符号の説明】
10 インストルメントパネル
11 エアバッグリッド
11a,11b ドア部分
12 インストルメントパネル本体
15 溝
20 エアバッグユニット
22 エアバッグ
24 ケーシングのフランジ部(インストルパネル本体の取付部)
40,50 ヒンジ部材
41,51 インパネ本体側の板部分
42,52 エアバッグリッド側の板部分
43,53 架橋部
42b 第1スリット
42c 第2スリット
42c’ 直線部
42x 延長予定部
42y 連絡部

Claims (6)

  1. インストルメントパネルの裏面に、エアバッグユニットに対応する部位を囲むようにして溝を形成することにより、この溝の内側の部位がエアバッグリッドとして提供され、この溝の外側の部位がインストルメントパネル本体として提供され、上記エアバッグリッドとインストルメントパネル本体とが、これらの裏面に配置されたヒンジ部材で連結されるエアバッグリッド構造において、
    上記ヒンジ部材は板形状をなし、上記インストルメントパネル本体の取付部に固定された本体側の板部分と、上記エアバッグリッドの裏面に固定されたリッド側の板部分と、これら板部分間に掛け渡された複数の架橋部とを一体に有し、
    上記ヒンジ部材の本体側の板部分,リッド側の板部分の少なくとも一方には、その側縁から延びて互いに対峙する一対の第1スリットが形成され、これら第1スリット間の部位が上記架橋部と連なる延長予定部として提供され、
    さらに当該一方の板部分には、上記延長予定部を囲うようにして略コ字形状をなす第2スリットが形成され、この第2スリットの両端は当該一方の板部分の上記側縁から離れており、この第2スリットの内側の部位が、上記延長予定部と当該一方の板部分の他の部位を連ねる連絡部として提供され、
    上記延長予定部および連絡部は、上記エアバッグリッドが開く時に当該一方の板部分が固定されるインストルメントパネル本体またはエアバッグリッドの裏面から離れることが可能となっていることを特徴とするエアバッグリッド構造。
  2. 上記一対の第1スリットが上記架橋部の両側縁と連なって直線状に延び、これにより、上記延長予定部が上記架橋部と等しい幅を有して架橋部と同方向に延びていることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグリッド構造。
  3. 第2スリットは、上記第1スリットと平行をなす一対の直線部を有していることを特徴とする請求項2に記載のエアバッグリッド構造。
  4. 上記架橋部が湾曲していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエアバッグリッド構造。
  5. 上記延長予定部および連絡部がリッド側の板部分に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のエアバッグリッド構造。
  6. 上記エアバッグリッドの裏面に、エアバッグリッドを囲う上記溝と交わる他の溝が形成され、エアバッグリッドは当該他の溝で分けられた一対のドア部分を有し、上記一対のドア部分はそれぞれヒンジ部材を介して上記インストルメントパネル本体に連結され、少なくとも一方のヒンジ部材の板部分が上記延長予定部および連絡部を有していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のエアバッグリッド構造。
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