JPH11208399A - エアバッグカバー - Google Patents

エアバッグカバー

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JPH11208399A
JPH11208399A JP10009248A JP924898A JPH11208399A JP H11208399 A JPH11208399 A JP H11208399A JP 10009248 A JP10009248 A JP 10009248A JP 924898 A JP924898 A JP 924898A JP H11208399 A JPH11208399 A JP H11208399A
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一弘 中山
Kazuaki Bito
和彰 尾藤
Yoshinori Mihara
義則 三原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアバッグの展開により破断してエアバッグ
を車室内に膨出させる破断部を備えるエアバッグカバー
において、成形性を高めることにより外観品質の向上及
び安定化を図るとともに、信頼性の高い破断性能を得
る。 【解決手段】 エアバッグカバーの破断部16aを、そ
の肉厚を破断部16aの形成方向に沿って連続的に変化
させることにより、該形成方向に沿って肉厚の薄い部分
20と厚い部分22とが交互に繰返されるよう形成し、
破断部16aの肉厚の厚い部分22ほど破断部16aを
構成する凹溝18の先端形状を鋭く、薄い部分20ほど
鈍くして、破断部16aの肉厚変化に応じて凹溝18の
先端形状を変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアバッグ装置に
おいて、折畳まれたエアバッグを覆うように配されるエ
アバッグカバーに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、自動車のエアバッグ装置は、ステアリングホイール
の中央部やインストルメントパネル内に収納部を設け、
この収納部内にガス発生器であるインフレータと折畳ま
れたエアバッグとを収納し、この折畳まれたエアバッグ
を覆うようにエアバッグカバーを配して構成されてい
る。
【0003】上記エアバッグカバーは、一般に、薄肉状
の破断部を備え、エアバッグの展開時にその展開圧力に
よって該破断部が破断し、これによりエアバッグを車室
内に膨出させるよう構成されている。
【0004】従来、かかるエアバッグカバーにおいて、
薄肉状の破断部内に破断部の形成方向に沿って断続的に
かつ破断部の幅よりも幅狭な凹部を形成することによ
り、成形時における樹脂材料の流れを良くする、即ち成
形性を向上するとともに、破断部を良好に破断させる、
即ち破断性能を向上することが提案されている(特公平
6−9950号公報)。
【0005】また、破断部内に台形や円弧形等の凹穴を
間隔をおいてかつ破断部の中心と凹穴の中心がずれた位
置に配列することにより、成形性と破断性能を向上する
ことが提案されている(特開平5−162599号公
報)。
【0006】また、凸状の盛上り部とこの盛上り部の内
部に反対側から進入した凹状の谷部とにより薄肉状の破
断部を形成し、この谷部の谷底頂部の鋭さを初期破断個
所から終期破断個所に至るにしたがって次第に鈍化され
ることにより、成形性及び破断性能を向上させるととも
に、破断順序を規制することが提案されている(特開平
3−193547号公報)。同公報には、また、破断部
の肉厚を初期破断個所から終期破断個所に至るにしたが
って次第に増大させることにより破断順序を規制するこ
とも提案されている。
【0007】このように、エアバッグカバーにおいて
は、その成形性と破断性能を両立するために種々の検討
がなされている。エアバッグカバーは通常樹脂材料を射
出形成することにより得られるが、薄肉状の破断部にお
いては注入された樹脂材料の流れが阻害されてしまう。
そのため、成形性を良好にするためには破断部の肉厚を
ある程度以上厚くする必要があるが、破断部の肉厚を厚
くすると破断性が低下してしまう。このように、成形性
の向上と破断性能の維持とは通常両立しない関係にある
ため、エアバッグカバーにおいては、これらを両立し
て、外観に優れ、信頼性の高い破断性能を有するものが
求められている。
【0008】そこで、本発明は、成形性を高めることに
より外観品質の向上及び安定化を図るとともに、信頼性
の高い破断性能を有するエアバッグカバーを提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のエア
バッグカバーは、エアバッグの展開により破断してエア
バッグを車両室内に膨出させる薄肉状の破断部を備える
エアバッグカバーであって、前記破断部は、その形成方
向に沿って肉厚の薄い部分と厚い部分とが交互に繰返さ
れており、この薄い部分と厚い部分との間の肉厚が破断
部の形成方向に沿って連続的に変化していることを特徴
とする。
【0010】請求項1のエアバッグカバーでは、破断部
の肉厚を変化させて肉厚の厚い部分と薄い部分とを交互
に連続的に配しているため、成形時において樹脂材料が
破断部を流れるときに、上記肉厚の厚い部分から薄い部
分に樹脂材料を良好にまわり込ませることができ、樹脂
材料の良好な流れが確保される。このように成形性に優
れるため、エアバッグカバーの外観品質の向上を図ると
ともに外観品質の安定性を確保することができる。ま
た、肉厚の薄い部分を部分的に設けているため、破断部
の破断性を損なうこともない。
【0011】破断部の肉厚変化の繰返し回数は、エアバ
ッグカバー構成材料の成形時における流れ性やカバーの
形状に応じて適宜に設定することができる。そのため、
かかる繰返し回数を変更することにより、カバー材料や
カバー形状の選択範囲の拡大を図ることができる。かか
る繰返し回数は、請求項2記載のように、1つの破断部
に対して、前記肉厚の厚い部分が2個以上、前記肉厚の
薄い部分が3個以上設けられるよう設定することが好ま
しい。
【0012】請求項3記載のエアバッグカバーは、請求
項1において、前記破断部がエアバッグカバー本体に設
けた凹溝により薄肉状に形成されており、この凹溝の断
面形状が、前記肉厚の厚い部分ほど溝底部が鋭い形状に
形成されていることを特徴とする。
【0013】このように、破断部の肉厚の厚い部分ほど
凹溝の先端形状が鋭く、薄い部分ほど鈍くなるように、
破断部の肉厚変化に応じて凹溝の先端形状を変化させる
ことにより、破断部を均一に破断させることができる。
【0014】請求項4記載のエアバッグカバーは、請求
項1において、前記破断部が、エアバッグカバーの略中
央部を延びる第1破断部と、この第1破断部の両端で当
該第1破断部と交わる一対の第2破断部とよりなり、前
記第1破断部において前記肉厚の薄い部分と厚い部分と
が交互に繰返して形成されており、少なくとも前記第1
破断部の中央部及び両端部に前記肉厚の薄い部分が配置
されていることを特徴とする。
【0015】このように、エアバッグカバーの略中央部
を延びる第1破断部の中央部と、第1破断部の両端部、
即ち第2破断部と交わる部分とに、上記肉厚の薄い部分
を設けることにより、破断部を破断させることができ
る。
【0016】請求項5記載のエアバッグカバーは、請求
項1において、前記破断部がエアバッグカバー本体に設
けた凹溝により薄肉状に形成されており、前記破断部近
傍の肉厚が、破断部の前記肉厚の厚い部分ほど厚く形成
されていることを特徴とする。
【0017】このように、破断部の肉厚の変化に対応さ
せて破断部近傍の肉厚を変化させることにより、上記肉
厚の厚い部分でも応力を集中させるために必要な溝深さ
を確保することができる。
【0018】請求項6記載のエアバッグカバーは、請求
項1において、前記破断部の両側が、少くとも該破断部
の前記肉厚の薄い部分を含むその近傍区間において、エ
アバッグカバー本体の一般肉厚部から該破断部に向って
徐々に肉厚が薄くなるように形成されていることを特徴
とする。
【0019】このように破断部に向って一般肉厚部の厚
みを徐々に変化させることにより、一般肉厚部から破断
部への肉厚の変化、特に一般肉厚部との肉厚差の大きい
上記肉厚の薄い部分での肉厚変化を小さくすることがで
き、外観品質を向上することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0021】図1は本発明の1実施形態に係るエアバッ
グカバー10の斜視図、図2は同エアバッグカバー10
の背面図、図3,4,5はそれぞれ図2のIII−II
I線,IV−IV線、V−V線に相当するエアバッグカ
バー10の縦断面図であり、図4ではエアバッグ装置全
体の断面を示している。
【0022】このエアバッグカバー10は、図4に示す
助手席用エアバッグ装置1に用いられるものであり、イ
ンストルメントパネル2の上面に形成された矩形の開口
部3を塞いで、その下方のエアバッグケース4内に配さ
れたエアバッグ6の上面を覆うように配設される。
【0023】すなわち、インストルメントパネル2の開
口部3の下方に近接させて、上方に開口するエアバッグ
ケース4が固設され、このケース4の内部にインフレー
タ5と折畳まれたエアバッグ6が収納され、この折畳ま
れたエアバッグ6の上面を覆ってインストルメントパネ
ル2の開口部3を塞ぐように、略矩形をなすエアバッグ
カバー10が配される。
【0024】このエアバックカバー10は、ポリオレフ
ィン系又はポリスチレン系と一部合成ゴムをブレンドし
た熱可塑性樹脂の射出成形品であり、インストルメント
パネル2の開口部3を塞いでその上面と概略面一に配さ
れるカバー本体12と、このカバー本体12の裏面にお
いて周縁部から突設されエアバッグケース4の開口縁部
にリテーナ7を介して取付けられる取付部14とが一体
に形成されている。
【0025】カバー本体12の裏面には、車両衝突時
に、インフレータ5の発するガスによりエアバッグ6が
展開しようとしたとき、そのバッグ内圧力によって破断
して、エアバッグ6を車室内に膨出させるための破断部
16が設けられている。
【0026】この破断部16は、図1,2に示すよう
に、カバー本体12の裏面側に設けた凹溝18により薄
肉状に形成されており、エアバッグカバー10の略中央
部を車両幅方向に延びるよこ破断部16aと、このよこ
破断部16aの両端と連結されエアバッグカバー10の
左右両側部において車両前後方向に延びる左右一対のた
て破断部16b,16bとよりなる略H字状をなす。な
お、たて破断部16b,16bは、取付部14の左右の
サイド壁の内側において当該サイド壁に沿って設けられ
ている。
【0027】図3に示すように、よこ破断部16aは、
その形成方向に沿って肉厚の薄い部分20(肉厚=t
1)と厚い部分22(肉厚=t2>t1)とが交互に繰
返されて形成されている。ここでは、よこ破断部16a
の中央部と、たて破断部16aと交わる部分である両端
部との、計3個所に薄い部分20が配され、その間の2
個所に肉厚の厚い部分22が配されている。
【0028】そして、上記薄い部分20と厚い部分22
の間の肉厚がよこ破断部16aの形成方向に沿って連続
的に変化している。この実施形態では、特に、よこ破断
部16aの肉厚はその全域において形成方向に沿って連
続的に変化している。
【0029】また、図6,7に示すように、よこ破断部
16aを形成する凹溝18は、肉厚の薄い部分20ほど
溝底部に相当する先端の形状が鈍く、厚い部分22ほど
溝底部に相当する先端の形状が鋭く形成されている。こ
の実施形態では、図6に示すように、肉厚の薄い部分2
0では、凹溝18は幅広な断面略台形状に形成されてお
り、図7に示すように、肉厚の厚い部分22では、凹溝
18は幅狭な断面楔形状に形成されている。
【0030】図4に示すように、よこ破断部16aの前
後両側は、カバー本体12の一般肉厚部24(肉厚=t
0)から該よこ破断部16aに向って徐々に肉厚が薄く
なるように形成されている。すなわち、よこ破断部16
aの両側には、凹溝18の開口縁から漸次に肉厚が厚く
なるように傾斜してカバー本体12の一般肉厚部24に
至る傾斜部26が形成されている。
【0031】この傾斜部26の形成幅は、図4に示すよ
うに、破断部16aの肉厚の薄い部分20では広く(形
成幅=A1)、図5に示すように、破断部16aの肉厚
の厚い部分22では狭く(形成幅=A2<A1)設定さ
れており、図1,2に示すように、この形成幅がよこ破
断部16aの形成方向に沿って連続的に変化するように
形成されている。これにより、よこ破断部16aの近傍
における破断部両側の肉厚、即ち凹溝18の下端開口縁
における肉厚は、図7に示すよこ破断部16aの肉厚が
厚い部分22ほど厚く、図6に示すよこ破断部16aの
肉厚の薄い部分20ほど薄く形成されている(t4>t
3)。
【0032】ここで、よこ破断部16aに関する上記し
た各寸法の一例を示せば、次のような値を採用すること
ができる。
【0033】カバー本体12の一般肉厚部24の肉厚t
0=3.3〜3.7mmの場合、破断部16aの肉厚の
薄い部分20の肉厚t1=0.6〜1.0mm、肉厚の
厚い部分22の肉厚t2=1.3〜1.7mm、破断部
16a近傍の肉厚は、肉厚の薄い部分20でt3=1.
8〜2.2mm、厚い部分22でt4=2.5〜2.9
mm、傾斜部26の形成幅は、肉厚の薄い部分20でA
1=39〜41mm、厚い部分22でA2=23〜24
mmである。
【0034】以上のように構成された本実施形態のエア
バッグカバー10であると、よこ破断部16aの肉厚を
変化させて、肉厚の厚い部分22と薄い部分20とを交
互に連続的に配しているため、成形時において樹脂材料
がよこ破断部16aを流れるときに、上記肉厚の厚い部
分22から薄い部分20に樹脂材料を良好にまわり込ま
せることができ、樹脂材料の良好な流れが確保される。
このように成形性に優れるため、エアバッグカバー10
の外観品質の向上を図るとともに外観品質の安定性を確
保することができる。
【0035】また、よこ破断部16aの肉厚の厚い部分
22ほど凹溝18の先端形状が鋭く、薄い部分20ほど
鈍くなるように、よこ破断部16aの肉厚変化に応じて
凹溝18の先端形状を変化させているので、よこ破断部
16aを均一に破断させることができる。
【0036】また、よこ破断部16aの両側に傾斜部2
6を設けて一般肉厚部24から破断部16aに至るまで
の肉厚を徐々に変化させているので、一般肉厚部24か
ら破断部16aへの急激な肉厚変化をなくすことがで
き、外観品質を向上することができる。
【0037】また、よこ破断部16aにおける肉厚の薄
い部分20を、よこ破断部16aの中央部及びたて破断
部16bに交わる部分に設定しているため、よこ破断部
16aを確実に破断させるとともに、その破断力を良好
にたて破断部16bに導いて破断部16全体の破断性能
を向上させることができる。
【0038】さらに、よこ破断部16aにおける肉厚の
厚い部分22ほど破断部16a近傍の肉厚が厚くなるよ
うに、破断部16aの肉厚変化に対応させて破断部16
a近傍の肉厚を変化させることにより、上記肉厚の厚い
部分22でも確実に応力を集中させるために必要な凹溝
18の深さ確保することができる。
【0039】なお、よこ破断部16aにおける肉厚変化
の繰返し回数は、エアバッグカバー10を構成する樹脂
材料の射出成形時における流れ性やカバー形状に応じて
適宜に設定してもよく、このように繰返し回数を変更す
ることにより、カバー材料やカバー形状の選択範囲の拡
大を図ることができる。
【0040】上記実施形態では、たて破断部16bの肉
厚を一定の肉厚に設定しているが、たて破断部16bに
ついても肉厚を変化させて、肉厚の薄い部分と厚い部分
とが破断部16bの形成方向に沿って交互に繰返して配
されるように構成してもよい。その場合、たて破断部1
6bの中央部、即ちよこ破断部16aと交わる部分と、
たて破断部16bの両端部とに、上記肉厚の薄い部分が
配されるように構成することが好ましい。
【0041】また、上記実施形態では、よこ破断部16
aの肉厚をその全域で連続的に変化させているが、肉厚
の薄い部分20や厚い部分22で比較的短い区間肉厚を
一定に保持するとともに、これら肉厚の薄い部分20と
厚い部分22の間を肉厚を連続的に変化させて繋ぐよう
に構成してもよい。
【0042】また、上記実施形態においては、よこ破断
部16aの両側において、一定の傾斜度を有する傾斜部
26の幅を、破断部16aの肉厚の薄い部分20ほど広
くすることにより、即ち傾斜部26の形成幅を変化させ
ることにより、破断部16a近傍の肉厚を変化させてい
るが、これに代えて、傾斜部26の形成幅は一定とし、
破断部16aの肉厚の薄い部分20ほど傾斜度、即ち肉
厚の変化を大きくすることにより、破断部16a近傍の
肉厚を変化させてもよい。
【0043】さらに、一般肉厚部24との肉厚差が大き
い破断部16aの肉厚の薄い部分20を含むその近傍区
間でのみ上記傾斜部26を設け、肉厚の厚い部分22を
含むその近傍区間では傾斜部26を設けないように構成
することもできる。
【0044】なお、上記実施形態においては、インスト
ルメントパネルに配される助手席用エアバッグ装置に用
いるエアバッグカバーについて説明したが、本発明は、
ステアリングホイールの中央部に配される運転席用エア
バッグ装置におけるエアバッグカバー等、種々のエアバ
ッグ装置に適用することができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のエアバッ
グカバーであると、破断部の肉厚を変化させて肉厚の厚
い部分と薄い部分とを交互に連続的に配しているため、
樹脂材料により成形する際に、上記肉厚の厚い部分から
薄い部分に樹脂材料を良好にまわり込ませることがで
き、成形性に優れ、よって、エアバッグカバーの外観品
質の向上を図るとともに外観品質の安定性を確保するこ
とができる。また、肉厚の薄い部分を部分的に設けてい
るため、破断部の破断性を損なうこともなく、信頼性の
高い破断性能が得られる。
【0046】特に、請求項3記載のように、破断部の肉
厚の厚い部分ほど凹溝の先端形状が鋭く、薄い部分ほど
鈍くなるように、破断部の肉厚変化に応じて凹溝の先端
形状を変化させることにより、破断部を均一に破断させ
ることができ、破断部の破断性能を一層高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態に係るエアバッグカバーの
斜視図である。
【図2】同エアバッグドアの背面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】図2のIV−IV線断面に相当するエアバッグ
装置の縦断面図である。
【図5】図2のV−V線断面図である。
【図6】図4における破断部の拡大断面図である。
【図7】図5における破断部の拡大断面図である。
【符号の説明】
10……エアバッグカバー 12……カバー本体 16……破断部 16a…よこ破断部 16b…たて破断部 18……凹溝 20……破断部の肉厚の薄い部分 22……破断部の肉厚の厚い部分 24……一般肉厚部 26……傾斜部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアバッグの展開により破断してエアバ
    ッグを車両室内に膨出させる薄肉状の破断部を備えるエ
    アバッグカバーであって、 前記破断部は、その形成方向に沿って肉厚の薄い部分と
    厚い部分とが交互に繰返されており、この薄い部分と厚
    い部分との間の肉厚が破断部の形成方向に沿って連続的
    に変化していることを特徴とするエアバッグカバー。
  2. 【請求項2】 1つの破断部に対して、前記肉厚の厚い
    部分が2個以上、前記肉厚の薄い部分が3個以上設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載のエアバッグカ
    バー。
  3. 【請求項3】 前記破断部がエアバッグカバー本体に設
    けた凹溝により薄肉状に形成されており、 この凹溝の断面形状が、前記肉厚の厚い部分ほど溝底部
    が鋭い形状に形成されていることを特徴とする請求項1
    記載のエアバッグカバー。
  4. 【請求項4】 前記破断部が、エアバッグカバーの略中
    央部を延びる第1破断部と、この第1破断部の両端で当
    該第1破断部と交わる一対の第2破断部とよりなり、 前記第1破断部において前記肉厚の薄い部分と厚い部分
    とが交互に繰返して形成されており、 少なくとも前記第1破断部の中央部及び両端部に前記肉
    厚の薄い部分が配置されていることを特徴とする請求項
    1記載のエアバッグカバー。
  5. 【請求項5】 前記破断部がエアバッグカバー本体に設
    けた凹溝により薄肉状に形成されており、 前記破断部近傍の肉厚が、破断部の前記肉厚の厚い部分
    ほど厚く形成されていることを特徴とする請求項1記載
    のエアバッグカバー。
  6. 【請求項6】 前記破断部の両側が、少くとも該破断部
    の前記肉厚の薄い部分を含むその近傍区間において、エ
    アバッグカバー本体の一般肉厚部から該破断部に向って
    徐々に肉厚が薄くなるように形成されていることを特徴
    とする請求項1記載のエアバッグカバー。
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