JPH1159305A - エアバッグ装置のエアバッグドア - Google Patents
エアバッグ装置のエアバッグドアInfo
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- JPH1159305A JPH1159305A JP9216359A JP21635997A JPH1159305A JP H1159305 A JPH1159305 A JP H1159305A JP 9216359 A JP9216359 A JP 9216359A JP 21635997 A JP21635997 A JP 21635997A JP H1159305 A JPH1159305 A JP H1159305A
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000004793 Polystyrene Substances 0.000 description 1
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 1
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- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
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- 229920000098 polyolefin Polymers 0.000 description 1
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- 229920005992 thermoplastic resin Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Air Bags (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 インストルメントパネルの上面に配されるエ
アバッグドアにおいて、エアバッグ装置の配設位置の自
由度を大きくする。 【解決手段】 エアバッグ3の展開により破断する破断
部16が、エアバッグドア10の幅方向両側において車
両前後方向に延びる一対のたて破断部18と、その間を
連結するよこ破断部20とよりなり、よこ破断部20の
両端を車両前方に寄せて配することにより、ウインドシ
ールド5が近接して配されるインストルメントパネル1
の端部において、前方に開くエアバッグドア10の前側
部分における車両幅方向外側端部の展開軌跡を小さくす
る。
アバッグドアにおいて、エアバッグ装置の配設位置の自
由度を大きくする。 【解決手段】 エアバッグ3の展開により破断する破断
部16が、エアバッグドア10の幅方向両側において車
両前後方向に延びる一対のたて破断部18と、その間を
連結するよこ破断部20とよりなり、よこ破断部20の
両端を車両前方に寄せて配することにより、ウインドシ
ールド5が近接して配されるインストルメントパネル1
の端部において、前方に開くエアバッグドア10の前側
部分における車両幅方向外側端部の展開軌跡を小さくす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の助手席用
エアバッグ装置において、折畳まれたエアバッグを覆う
ように配されるエアバッグドアに関する。
エアバッグ装置において、折畳まれたエアバッグを覆う
ように配されるエアバッグドアに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、助手席用エアバッグ装置は、
インストルメントパネル内に収納部を設け、この収納部
内にガス発生器であるインフレータと折畳まれたエアバ
ッグとを収納し、この折畳まれたエアバッグを覆うよう
にエアバッグドアを配して構成されている。
インストルメントパネル内に収納部を設け、この収納部
内にガス発生器であるインフレータと折畳まれたエアバ
ッグとを収納し、この折畳まれたエアバッグを覆うよう
にエアバッグドアを配して構成されている。
【0003】例えば、図8,9に示すように、インスト
ルメントパネル1の上面に開口を設け、その下方にイン
フレータ2とエアバッグ3を収納したケース4を配し
て、上記エアバッグ3を覆い、かつインストルメントパ
ネル1の開口を塞ぐようにエアバッグドア100を配す
ることにより、助手席用エアバッグ装置が構成されてい
る。
ルメントパネル1の上面に開口を設け、その下方にイン
フレータ2とエアバッグ3を収納したケース4を配し
て、上記エアバッグ3を覆い、かつインストルメントパ
ネル1の開口を塞ぐようにエアバッグドア100を配す
ることにより、助手席用エアバッグ装置が構成されてい
る。
【0004】上記エアバッグドア100には、エアバッ
グ3の展開により破断する破断部101が設けられてい
る。この破断部101は、一般にエアバッグドア100
の裏面に溝を凹設することにより薄肉状に形成されてお
り、図8に示すように、幅方向両側において車両前後方
向に延びる一対のたて破断部102と、この一対のたて
破断部102を結ぶよこ破断部103とよりなるH字状
に形成されている。そして、エアバッグ3の展開圧力に
より破断して、よこ破断部103の前側部分104が前
方に開き、後側部分105が後方に開くことによって、
図9に示すように、エアバッグ3を車両室内に膨出させ
るようになっている。
グ3の展開により破断する破断部101が設けられてい
る。この破断部101は、一般にエアバッグドア100
の裏面に溝を凹設することにより薄肉状に形成されてお
り、図8に示すように、幅方向両側において車両前後方
向に延びる一対のたて破断部102と、この一対のたて
破断部102を結ぶよこ破断部103とよりなるH字状
に形成されている。そして、エアバッグ3の展開圧力に
より破断して、よこ破断部103の前側部分104が前
方に開き、後側部分105が後方に開くことによって、
図9に示すように、エアバッグ3を車両室内に膨出させ
るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなエアバッ
グ装置においては、エアバッグ3の展開時に、エアバッ
グドア100がウインドシールド5に接触するのを防ぐ
ために、エアバッグ装置をウインドシールド5から一定
の距離をおいて搭載する必要がある。
グ装置においては、エアバッグ3の展開時に、エアバッ
グドア100がウインドシールド5に接触するのを防ぐ
ために、エアバッグ装置をウインドシールド5から一定
の距離をおいて搭載する必要がある。
【0006】ここで、ウインドシールド5は、一般に、
その中央部から両端部に向って、徐々に車両後方に湾曲
しながら下方に寝かされた形状に形成されており、図9
に示すように、エアバッグドア100のドア6側の端部
(図8のB−B断面部)におけるウインドシールド5b
の位置が、エアバッグドア100の中央部(図8のA−
A断面部)におけるウインドシールド5aの位置に比べ
て、エアバッグドア100に近接している。
その中央部から両端部に向って、徐々に車両後方に湾曲
しながら下方に寝かされた形状に形成されており、図9
に示すように、エアバッグドア100のドア6側の端部
(図8のB−B断面部)におけるウインドシールド5b
の位置が、エアバッグドア100の中央部(図8のA−
A断面部)におけるウインドシールド5aの位置に比べ
て、エアバッグドア100に近接している。
【0007】一方、従来のエアバッグドア100におい
ては、よこ破断部103がたて破断部102の車両前後
方向のほぼ中央を直線状に連結するように形成されてい
るため、エアバッグドア100の前側部分104の展開
軌跡が、その幅方向で一定で、かつ、比較的大きな展開
軌跡となっている。
ては、よこ破断部103がたて破断部102の車両前後
方向のほぼ中央を直線状に連結するように形成されてい
るため、エアバッグドア100の前側部分104の展開
軌跡が、その幅方向で一定で、かつ、比較的大きな展開
軌跡となっている。
【0008】つまり、従来のエアバッグドア100にお
いては、車両幅方向での配設位置が異なるウインドシー
ルド形状に対応したものとはなっておらず、比較的大き
な展開軌跡を有する前側部分104の車両幅方向外側の
端部104aがウインドシールド5と接触しないように
エアバッグ装置を配設しなければならないため、エアバ
ッグ装置の配設位置の自由度が小さいという問題があ
る。
いては、車両幅方向での配設位置が異なるウインドシー
ルド形状に対応したものとはなっておらず、比較的大き
な展開軌跡を有する前側部分104の車両幅方向外側の
端部104aがウインドシールド5と接触しないように
エアバッグ装置を配設しなければならないため、エアバ
ッグ装置の配設位置の自由度が小さいという問題があ
る。
【0009】そこで、本発明は、エアバッグ装置の配設
位置の自由度を大きくすることができるエアバッグドア
を提供することを目的とする。
位置の自由度を大きくすることができるエアバッグドア
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のエア
バッグ装置のエアバッグドアは、車両のインストルメン
トパネルの助手席側部分の上面において、当該インスト
ルメントパネル内に折畳まれた状態で収納されたエアバ
ッグを覆うように配されるエアバッグドアであって、前
記エアバッグの展開により破断して当該エアバッグを車
両室内に膨出させる破断部を備え、この破断部が、エア
バッグドアの幅方向両側において車両前後方向に延びる
一対のたて破断部と、この一対のたて破断を結ぶ車両幅
方向に延びるよこ破断部とよりなり、前記一対のたて破
断部のうち車両幅方向外側に位置するたて破断部と前記
よこ破断部との交点が車両前方に寄せて配されたことを
特徴とする。
バッグ装置のエアバッグドアは、車両のインストルメン
トパネルの助手席側部分の上面において、当該インスト
ルメントパネル内に折畳まれた状態で収納されたエアバ
ッグを覆うように配されるエアバッグドアであって、前
記エアバッグの展開により破断して当該エアバッグを車
両室内に膨出させる破断部を備え、この破断部が、エア
バッグドアの幅方向両側において車両前後方向に延びる
一対のたて破断部と、この一対のたて破断を結ぶ車両幅
方向に延びるよこ破断部とよりなり、前記一対のたて破
断部のうち車両幅方向外側に位置するたて破断部と前記
よこ破断部との交点が車両前方に寄せて配されたことを
特徴とする。
【0011】このエアバッグドアにおいては、エアバッ
グの展開圧力により破断部が破断して、よこ破断部の前
側部分が前方に、後側部分が後方にそれぞれ開く。その
際、よこ破断部の車両幅方向外側の端部、即ちよこ破断
部と車両幅方向外側のたて破断部との交点が車両前方に
寄せて配されているので、該前側部分における車両幅方
向外側端部の展開軌跡が小さい。このように、ウインド
シールドがより近接して配されるインストルメントパネ
ルの端部において、エアバッグドアの前側展開部分にお
ける外側端部の展開軌跡を小さくすることにより、エア
バッグ装置を、より車両前方に、より車両幅方向外側に
位置させることが可能となり、エアバッグ装置の配置の
自由度を大きくすることができる。
グの展開圧力により破断部が破断して、よこ破断部の前
側部分が前方に、後側部分が後方にそれぞれ開く。その
際、よこ破断部の車両幅方向外側の端部、即ちよこ破断
部と車両幅方向外側のたて破断部との交点が車両前方に
寄せて配されているので、該前側部分における車両幅方
向外側端部の展開軌跡が小さい。このように、ウインド
シールドがより近接して配されるインストルメントパネ
ルの端部において、エアバッグドアの前側展開部分にお
ける外側端部の展開軌跡を小さくすることにより、エア
バッグ装置を、より車両前方に、より車両幅方向外側に
位置させることが可能となり、エアバッグ装置の配置の
自由度を大きくすることができる。
【0012】請求項2のエアバッグドアは、請求項1に
おいて、前記よこ破断部と前記一対のたて破断部との交
点がともに車両前方に寄せて配されたことを特徴とす
る。
おいて、前記よこ破断部と前記一対のたて破断部との交
点がともに車両前方に寄せて配されたことを特徴とす
る。
【0013】このように、よこ破断部の両端におけるた
て破断部との交点をともに車両前方にずらすことによ
り、エアバッグが展開する際における左右両側部の展開
バランスをとることができる。
て破断部との交点をともに車両前方にずらすことによ
り、エアバッグが展開する際における左右両側部の展開
バランスをとることができる。
【0014】請求項3のエアバッグドアは、請求項2に
おいて、前記よこ破断部の中央部が車両後方に向って湾
曲した形状を有することを特徴とする。
おいて、前記よこ破断部の中央部が車両後方に向って湾
曲した形状を有することを特徴とする。
【0015】このように、よこ破断部の両端を車両前方
にずらした場合に、その中央部を車両後方に向って湾曲
した形状とすることにより、車両前方に開く前側部分の
面積を大きく、後方に開く後側部分の面積を小さくする
ことができるので、エアバッグを車両後方に良好に導く
ことができる。すなわち、エアバッグ装置の配置の自由
度を高めながら、エアバッグの展開性を良好にすること
ができる。
にずらした場合に、その中央部を車両後方に向って湾曲
した形状とすることにより、車両前方に開く前側部分の
面積を大きく、後方に開く後側部分の面積を小さくする
ことができるので、エアバッグを車両後方に良好に導く
ことができる。すなわち、エアバッグ装置の配置の自由
度を高めながら、エアバッグの展開性を良好にすること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0017】図1は、本発明の1実施形態に係るエアバ
ッグドア10を装着した助手席用エアバッグ装置の平面
図であり、図2は、図1のA−A断面図、図3は、この
エアバッグドア10の斜視図である。
ッグドア10を装着した助手席用エアバッグ装置の平面
図であり、図2は、図1のA−A断面図、図3は、この
エアバッグドア10の斜視図である。
【0018】このエアバッグ装置は、インストルメント
パネル1の助手席に対応する位置に配設されている。図
1,2に示すように、インストルメントパネル1の上面
には略矩形の開口1aが形成されており、この開口1a
の下方に近接させて、上方に開口するエアバッグケース
4が固設されている。エアバッグケース4の内部には、
インフレータ2と折畳まれたエアバッグ3が収納されて
いる。そして、この折畳まれたエアバッグ3の上面を覆
ってインストルメントパネル1の開口1aを塞ぐよう
に、略矩形をなすエアバッグドア10が配されている。
なお、符号6はフロントドアを示している。
パネル1の助手席に対応する位置に配設されている。図
1,2に示すように、インストルメントパネル1の上面
には略矩形の開口1aが形成されており、この開口1a
の下方に近接させて、上方に開口するエアバッグケース
4が固設されている。エアバッグケース4の内部には、
インフレータ2と折畳まれたエアバッグ3が収納されて
いる。そして、この折畳まれたエアバッグ3の上面を覆
ってインストルメントパネル1の開口1aを塞ぐよう
に、略矩形をなすエアバッグドア10が配されている。
なお、符号6はフロントドアを示している。
【0019】エアバックドア10は、ポリオレフィン系
又はポリスチレン系の熱可塑性樹脂の射出成形品であ
り、インストルメントパネル1の開口1aを塞いでその
上面と概略面一に配されるドア本体12と、このドア本
体12の裏面において周縁部から突設されエアバッグケ
ース4の開口縁部にリベット等を介して取付けられる取
付部14とが一体に形成されている。
又はポリスチレン系の熱可塑性樹脂の射出成形品であ
り、インストルメントパネル1の開口1aを塞いでその
上面と概略面一に配されるドア本体12と、このドア本
体12の裏面において周縁部から突設されエアバッグケ
ース4の開口縁部にリベット等を介して取付けられる取
付部14とが一体に形成されている。
【0020】ドア本体12の裏面には、車両衝突時に、
インフレータ2の発するガスによりエアバッグ3が展開
しようとしたとき、その展開圧力によって破断して、エ
アバッグ3を車両室内に膨出させるための破断部16が
設けられている。この破断部16は、ドア本体12の裏
面側に設けた溝により形成されており、エアバッグドア
10の幅方向両側において車両前後方向に延びる一対の
たて破断部18と、この一対のたて破断部18を結ぶ車
両幅方向に延びるよこ破断部20とよりなる。
インフレータ2の発するガスによりエアバッグ3が展開
しようとしたとき、その展開圧力によって破断して、エ
アバッグ3を車両室内に膨出させるための破断部16が
設けられている。この破断部16は、ドア本体12の裏
面側に設けた溝により形成されており、エアバッグドア
10の幅方向両側において車両前後方向に延びる一対の
たて破断部18と、この一対のたて破断部18を結ぶ車
両幅方向に延びるよこ破断部20とよりなる。
【0021】図1に示すように、よこ破断部20の両
端、即ち一対のたて破断部18との交点22は、ともに
たて破断部18の車両前後方向における中央部に対して
前方に寄せて配されている。ここでは、たて破断部18
の前端から、たて破断部18の前後方向寸法の約1/3
程度の位置に交点22が設定されている。そして、よこ
破断部20の車両幅方向中央部が、車両後方に向って湾
曲した形状となっており、当該中央部が両端部よりも車
両後方に位置するように形成されている。詳細には、当
該中央部は、たて破断部18の前後方向中心よりもやや
後方まで膨出した形状に形成されている。
端、即ち一対のたて破断部18との交点22は、ともに
たて破断部18の車両前後方向における中央部に対して
前方に寄せて配されている。ここでは、たて破断部18
の前端から、たて破断部18の前後方向寸法の約1/3
程度の位置に交点22が設定されている。そして、よこ
破断部20の車両幅方向中央部が、車両後方に向って湾
曲した形状となっており、当該中央部が両端部よりも車
両後方に位置するように形成されている。詳細には、当
該中央部は、たて破断部18の前後方向中心よりもやや
後方まで膨出した形状に形成されている。
【0022】なお、図3に示すように、細溝状に形成さ
れたよこ破断部20の両側には、一般肉厚部から漸次に
肉厚が薄くなるように傾斜した傾斜部24が設けられて
おり、エアバッグドア10の射出成形時におけるヒケを
防止して破断部20付近におけるドア表面の平滑性を高
めている。また、たて破断部18は、所定形状の破断を
確保するべく、その前後方向両端部が内側に折曲形成さ
れている。
れたよこ破断部20の両側には、一般肉厚部から漸次に
肉厚が薄くなるように傾斜した傾斜部24が設けられて
おり、エアバッグドア10の射出成形時におけるヒケを
防止して破断部20付近におけるドア表面の平滑性を高
めている。また、たて破断部18は、所定形状の破断を
確保するべく、その前後方向両端部が内側に折曲形成さ
れている。
【0023】このエアバッグドア10においては、エア
バッグ3の展開圧力によって、よこ破断部20とたて破
断部18とが破断し、これにより、図4に示すように、
ドア本体12が前後に分割されて開く。すなわち、よこ
破断部20の前側部分26が前方に開き、後側部分28
が後方に開く。なお、図4においては、展開するエアバ
ッグ3の図示を省略している(後述の図6において同
じ)。
バッグ3の展開圧力によって、よこ破断部20とたて破
断部18とが破断し、これにより、図4に示すように、
ドア本体12が前後に分割されて開く。すなわち、よこ
破断部20の前側部分26が前方に開き、後側部分28
が後方に開く。なお、図4においては、展開するエアバ
ッグ3の図示を省略している(後述の図6において同
じ)。
【0024】図4(a)に示すように、エアバッグドア
10の中央部(図1のA−A断面部)においては、前側
部分26の展開軌跡は大きいが、この部分におけるウイ
ンドシールド5aは十分に車両前方に位置して配されて
いるため、当該前側部分26がウインドシールド5aと
接触することはない。
10の中央部(図1のA−A断面部)においては、前側
部分26の展開軌跡は大きいが、この部分におけるウイ
ンドシールド5aは十分に車両前方に位置して配されて
いるため、当該前側部分26がウインドシールド5aと
接触することはない。
【0025】図4(b)に示すように、エアバッグドア
10の車両幅方向外側の端部(図1のB−B断面部)に
おいては、よこ破断部20の端部の交点22を前方にず
らしているため、前側部分26の展開軌跡が小さく、よ
って、ウインドシールド5bがエアバッグドア10に近
接して配されているものの、当該前側部分26がウイン
ドシールド5bと接触することはない。
10の車両幅方向外側の端部(図1のB−B断面部)に
おいては、よこ破断部20の端部の交点22を前方にず
らしているため、前側部分26の展開軌跡が小さく、よ
って、ウインドシールド5bがエアバッグドア10に近
接して配されているものの、当該前側部分26がウイン
ドシールド5bと接触することはない。
【0026】このように、このエアバッグドア10であ
ると、ウインドシールド5が近接しているインストルメ
ントパネル1の端部において、エアバッグドア10の前
側部分26における外側端部の展開軌跡を小さくするこ
とにより、エアバッグ装置を、より車両前方に、より車
両幅方向外側に位置させることができるので、エアバッ
グ装置の配置の自由度が高い。
ると、ウインドシールド5が近接しているインストルメ
ントパネル1の端部において、エアバッグドア10の前
側部分26における外側端部の展開軌跡を小さくするこ
とにより、エアバッグ装置を、より車両前方に、より車
両幅方向外側に位置させることができるので、エアバッ
グ装置の配置の自由度が高い。
【0027】また、よこ破断部20の両端における交点
22をともに車両前方にずらして、エアバッグドア10
の展開を左右均等にしたことにより、エアバッグ3が展
開する際におけるその左右両側部の展開バランスをとる
ことができる。
22をともに車両前方にずらして、エアバッグドア10
の展開を左右均等にしたことにより、エアバッグ3が展
開する際におけるその左右両側部の展開バランスをとる
ことができる。
【0028】さらに、よこ破断部20の中央部を車両後
方に向って湾曲した形状としたことにより、両端部を車
両前方に位置させながら、前方に開く前側部分26の面
積を大きく、後方に開く後側部分28の面積を小さくす
ることができるので、エアバッグ装置の配置の自由度を
高めながら、エアバッグ3を車両後方に良好に導いて良
好な展開性を確保することができる。
方に向って湾曲した形状としたことにより、両端部を車
両前方に位置させながら、前方に開く前側部分26の面
積を大きく、後方に開く後側部分28の面積を小さくす
ることができるので、エアバッグ装置の配置の自由度を
高めながら、エアバッグ3を車両後方に良好に導いて良
好な展開性を確保することができる。
【0029】図5は、上記エアバッグドア10におい
て、よこ破断部20の形状を変更した例であり、この例
では、よこ破断部20の中央部を湾曲形状にすることな
く、よこ破断部20を直線状に形成した例である。すな
わち、この例では、よこ破断部20の両端におけるたて
破断部18との交点22を、ともにたて破断部18の車
両前後方向における中央部に対して前方に寄せて配し、
この交点22を車両幅方向に直線状に延びるよこ破断部
20により接続している。
て、よこ破断部20の形状を変更した例であり、この例
では、よこ破断部20の中央部を湾曲形状にすることな
く、よこ破断部20を直線状に形成した例である。すな
わち、この例では、よこ破断部20の両端におけるたて
破断部18との交点22を、ともにたて破断部18の車
両前後方向における中央部に対して前方に寄せて配し、
この交点22を車両幅方向に直線状に延びるよこ破断部
20により接続している。
【0030】この例においても、図6に示すように、エ
アバッグドア10の車両幅方向外側の端部における前側
部分26の展開軌跡が小さいので、ウインドシールド5
bがエアバッグドア10に近接して配されているもの
の、当該前側部分26がウインドシールド5bと接触す
ることはなく、よって、エアバッグ装置の配置の自由度
が高い。また、エアバッグドア10の展開が左右均等で
あるため、エアバッグ3が展開する際におけるその左右
両側部の展開バランスをとることができる。
アバッグドア10の車両幅方向外側の端部における前側
部分26の展開軌跡が小さいので、ウインドシールド5
bがエアバッグドア10に近接して配されているもの
の、当該前側部分26がウインドシールド5bと接触す
ることはなく、よって、エアバッグ装置の配置の自由度
が高い。また、エアバッグドア10の展開が左右均等で
あるため、エアバッグ3が展開する際におけるその左右
両側部の展開バランスをとることができる。
【0031】図7は、上記エアバッグドア10におけ
る、よこ破断部20形状の更に他の変更例を示してい
る。この例では、よこ破断部20の車両幅方向外側にお
けるたて破断部18aとの交点22aのみを、当該たて
破断部18aにおける車両前方に寄せて配し、車両幅方
向中央寄りのたて破断部18bとの交点22bは、たて
破断部18bのほぼ中央に設定している。そして、左右
の交点22a,22bを直線状に延びるよこ破断部20
で接続している。
る、よこ破断部20形状の更に他の変更例を示してい
る。この例では、よこ破断部20の車両幅方向外側にお
けるたて破断部18aとの交点22aのみを、当該たて
破断部18aにおける車両前方に寄せて配し、車両幅方
向中央寄りのたて破断部18bとの交点22bは、たて
破断部18bのほぼ中央に設定している。そして、左右
の交点22a,22bを直線状に延びるよこ破断部20
で接続している。
【0032】この例においても、エアバッグドア10の
車両幅方向外側の端部における前側部分26の展開軌跡
が小さいので、ウインドシールド5がエアバッグドア1
0に近接して配されているものの、当該前側部分26が
ウインドシールド5と接触することはなく、よって、エ
アバッグ装置の配置の自由度が高い。
車両幅方向外側の端部における前側部分26の展開軌跡
が小さいので、ウインドシールド5がエアバッグドア1
0に近接して配されているものの、当該前側部分26が
ウインドシールド5と接触することはなく、よって、エ
アバッグ装置の配置の自由度が高い。
【0033】なお、以上の実施形態においては、エアバ
ッグドア10をインストルメントパネル1とは別体の部
材により構成した例について説明したが、本発明におけ
るエアバッグドアには、インストルメントパネルと一体
に形成したものも含まれる。
ッグドア10をインストルメントパネル1とは別体の部
材により構成した例について説明したが、本発明におけ
るエアバッグドアには、インストルメントパネルと一体
に形成したものも含まれる。
【0034】
【発明の効果】本発明のエアバッグ装置のエアバッグド
アであると、よこ破断部の車両幅方向外側におけるたて
破断部との交点を車両前方にずらしたことにより、ウイ
ンドシールドが近接して配されるインストルメントパネ
ルの端部において、前方に展開するエアバッグドアの前
側部分における車両幅方向外側端部の展開軌跡を小さく
することができるので、エアバッグ装置を、より車両前
方に、より車両幅方向外側に位置させることが可能とな
り、エアバッグ装置の配置の自由度を大きくすることが
できる。
アであると、よこ破断部の車両幅方向外側におけるたて
破断部との交点を車両前方にずらしたことにより、ウイ
ンドシールドが近接して配されるインストルメントパネ
ルの端部において、前方に展開するエアバッグドアの前
側部分における車両幅方向外側端部の展開軌跡を小さく
することができるので、エアバッグ装置を、より車両前
方に、より車両幅方向外側に位置させることが可能とな
り、エアバッグ装置の配置の自由度を大きくすることが
できる。
【図1】本発明の1実施形態に係るエアバッグドア10
を装着したエアバッグ装置の平面図である。
を装着したエアバッグ装置の平面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】エアバッグドア10の斜視図である。
【図4】エアバッグドア展開時におけるエアバッグ装置
の断面図であり、(a)は図1のA−A断面、(b)は
図1のB−B断面をそれぞれ示している。
の断面図であり、(a)は図1のA−A断面、(b)は
図1のB−B断面をそれぞれ示している。
【図5】エアバッグドア10における破断部16形状の
変更例を示すエアバッグ装置の平面図である。
変更例を示すエアバッグ装置の平面図である。
【図6】エアバッグドア展開時における図5のA−A断
面を示す図である。
面を示す図である。
【図7】エアバッグドア10における破断部16形状の
更に他の変更例を示すエアバッグ装置の平面図である。
更に他の変更例を示すエアバッグ装置の平面図である。
【図8】従来のエアバッグドアを装着したエアバッグ装
置の平面図である。
置の平面図である。
【図9】エアバッグドア展開時における図8のA−A断
面を示す図である。
面を示す図である。
1……インストルメントパネル 3……エアバッグ 10……エアバッグドア 16……破断部 18……たて破断部 20……よこ破断部 22……たて破断部とよこ破断部の交点 26……エアバッグドアの前側部分 28……エアバッグドアの後側部分
Claims (3)
- 【請求項1】 車両のインストルメントパネルの助手席
側部分の上面において、当該インストルメントパネル内
に折畳まれた状態で収納されたエアバッグを覆うように
配されるエアバッグドアであって、 前記エアバッグの展開により破断して当該エアバッグを
車両室内に膨出させる破断部を備え、 この破断部が、エアバッグドアの幅方向両側において車
両前後方向に延びる一対のたて破断部と、この一対のた
て破断を結ぶ車両幅方向に延びるよこ破断部とよりな
り、 前記一対のたて破断部のうち車両幅方向外側に位置する
たて破断部と前記よこ破断部との交点が車両前方に寄せ
て配されたことを特徴とするエアバッグ装置のエアバッ
グドア。 - 【請求項2】 前記よこ破断部と前記一対のたて破断部
との交点がともに車両前方に寄せて配されたことを特徴
とする請求項1記載のエアバッグドア。 - 【請求項3】 前記よこ破断部の中央部が車両後方に向
って湾曲した形状を有することを特徴とする請求項2記
載のエアバッグドア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9216359A JPH1159305A (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | エアバッグ装置のエアバッグドア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9216359A JPH1159305A (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | エアバッグ装置のエアバッグドア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1159305A true JPH1159305A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=16687336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9216359A Pending JPH1159305A (ja) | 1997-08-11 | 1997-08-11 | エアバッグ装置のエアバッグドア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1159305A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005289254A (ja) * | 2004-04-01 | 2005-10-20 | Takata Corp | エアバッグカバーの製造方法、エアバッグカバー、エアバッグモジュール |
WO2010050019A1 (ja) * | 2008-10-29 | 2010-05-06 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用ニーエアバッグ装置 |
-
1997
- 1997-08-11 JP JP9216359A patent/JPH1159305A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005289254A (ja) * | 2004-04-01 | 2005-10-20 | Takata Corp | エアバッグカバーの製造方法、エアバッグカバー、エアバッグモジュール |
JP4659382B2 (ja) * | 2004-04-01 | 2011-03-30 | タカタ株式会社 | エアバッグカバーの製造方法 |
WO2010050019A1 (ja) * | 2008-10-29 | 2010-05-06 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用ニーエアバッグ装置 |
EP2353947A1 (en) * | 2008-10-29 | 2011-08-10 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Knee airbag device for vehicle |
EP2353947A4 (en) * | 2008-10-29 | 2012-06-27 | Toyota Motor Co Ltd | INFLATABLE SAFETY CUSHION DEVICE FOR VEHICLE KNEES |
US8215667B2 (en) | 2008-10-29 | 2012-07-10 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Knee airbag device for a vehicle |
JP5321581B2 (ja) * | 2008-10-29 | 2013-10-23 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用ニーエアバッグ装置 |
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