JP4659382B2 - エアバッグカバーの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用エアバッグを被覆するエアバッグカバーの構築技術に関するものである。
車両に装着されるエアバッグ装置において、車両用エアバッグを被覆するエアバッグカバーが設けられている。このエバッグカバーには、その内壁面にテアライン(線状溝)が設けられており、車両衝突時にこのテアラインから開裂し、エアバッグカバー外部への車両用エアバッグの展開膨張時を許容するようになっている。ところで、エアバッグカバーに後加工によってテアラインを設ける技術として、例えばレーザーカットを用いた技術が公知である(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1には、レーザーカットを用いてテアラインを成形する可能性が提示されているが、この種のエアバッグカバーを製造する場合には、エアバッグカバーに所望の形状のテアラインを確実に形成するとともに、所望の態様で開裂するテアラインをエアバッグカバーに形成するのに有効な更なる技術を構築する要請が高い。
特表2001−502996号公報
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、車両用エアバッグを被覆するエアバッグカバーを合理的に構築するのに有効な技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、各請求項記載の発明が構成される。これら各請求項に記載の発明は、自動車をはじめ、電車、オートバイ(鞍乗型車両)、航空機、船舶等の各種の車両に搭載されるエアバッグカバーにおいて適用され得る技術である。
本発明にかかるエアバッグカバーの製造方法は、各種の車両に装着される車両用エアバッグを被覆するエアバッグカバーの製造方法に関する。この製造方法では、エアバッグカバーを超音波加工手段によって加工し、当該エアバッグカバーに線状溝を連続的に形成する。典型的には、一旦成形されたエアバッグカバーに対し、成形後に超音波加工手段を用いた加工を施して線状溝を設ける。この線状溝は、板状のエアバッグカバーの板厚の範囲内における深さの溝が連続的に形成された線状の溝である。この線状溝は、エアバッグカバーの各部位において相対的に板厚の小さい部位であり、いわゆるテアラインと称呼される。エアバッグカバーは、車両衝突の際の車両用エアバッグの展開膨張時にこの線状溝において開裂することとなる。
なお、本明細書中でいう「超音波加工手段」とは、超音波を被加工物に伝達(付与)することによって当該被加工物の加工を行うことが可能な各種の構成のものを広く含む主旨であり、刃状の部材(超音波加工刃)を被加工物に作用させることによって被加工物の超音波加工(切削加工)を行う構成が典型的な例である。刃状の部材以外の例としては、棒状、板状等の形状を有する超音波加工手段を用いることもできる。また、超音波加工手段を用いる加工装置の典型的な例としては、超音波が付与された超音波加工刃の動作を加工ロボットによって制御する構成が挙げられる。これにより、超音波加工刃による加工動作が所望の軌跡となるように制御される。
本発明のエアバッグカバーの製造方法は、当該エアバッグカバーを超音波加工手段によって加工する方法に係り、少なくとも超音波加工手段によるエアバッグカバーの加工において、所定周波数が付与された超音波加工刃を前記エアバッグカバーに当接させた状態で、その超音波加工刃の刃先位置を前記エアバッグカバーの板厚方向に調節しつつ前記エアバッグカバーの延在面に沿って所定の加工速度で移動させることによって、前記線状溝が、前記板厚方向の残肉が当該線状溝の延在する長手方向について可変とされ、且つ前記長手方向の断面に関し断面台形の段差カット形状を含むように加工するステップを有する。超音波加工手段により線状溝を連続的に形成する場合には、当該線状溝の板厚方向に関する残肉を可変とすることで当該線状溝が板厚方向に傾斜状となる。ここでいう「線状溝」には、エアバッグカバーの板厚方向に対し溝となる部位がエアバッグカバー表面に沿って連続的に線状に延在することによって形成されるもののほか、エアバッグカバーの板厚方向に対し溝となる部位がエアバッグカバー表面に沿って断続的(非連続的)に形成されるが全体として線状に延在するものが広く含まれる。また、ここでいう「傾斜状」には、線状溝が直線状(一次関数状)に傾斜する態様、曲線状(二次関数状など)に傾斜する態様が包含される。また、線状溝の傾斜部分は、板厚方向に対し所定の傾斜角度をもって形成されてもよいし、あるいは概ね板厚方向に沿って垂直状に形成されてもよい。典型的には、この線状溝の断面形状が「段差カット形状」となるように加工を行う。傾斜部分が線状溝の延在する方向に連続的ないし断続的に複数形成されるのが好ましい。
エアバッグカバーのこのような製造方法によれば、単に一定深さの溝として形成される線状溝に比して、加工終了後のエアバッグカバーに更に別部材を溶着する溶着工程において発生するエアバッグカバー自体の変形を抑えるのに有効である。これにより、エアバッグカバーの外観が良くなる。更に、単に一定深さの溝として形成される線状溝に比して、外部からの押し荷重に対し耐久性を高めるのに有効である。
また本発明にかかる更なる形態のエアバッグカバーの製造方法では、線状溝の各部位における板厚方向に関する残肉を、車両用エアバッグの展開膨張時に当該線状溝の各部位に作用する荷重に基づいて可変とするように加工する。
エアバッグカバーのこのような製造方法によれば、線状溝の荷重強度を各部位において変えることができ、これにより当該各部位における開裂のタイミングを制御することが可能となる。
車両衝突の際、車両用エアバッグの展開膨張によってエアバッグカバーの展開ドアは、線状溝において開裂するが、その前に展開ドア全体が展開しない状態でいわゆるリフトアップするタイプのエアバッグカバーにおいては、線状溝の各部位のうちリフトアップに寄与する部位と、最後に展開ドアの展開に寄与する部位とを異なるタイミングで開裂させる必要がある。そこで、本発明では、線状溝の各部位における板厚方向に関する残肉を、車両用エアバッグの展開膨張時に当該線状溝の各部位に作用する荷重に基づいて可変としているのである。これにより、展開ドア全体がリフトアップしたのちに当該展開ドアが展開するように確実に制御することが可能となる。
また本発明にかかる更なる形態のエアバッグカバーの製造方法では、線状溝の平面視形状がうねり状となるように加工する。ここでいう「うねり状」には、曲線的にうねる形状や、折れ曲がり状にうねる形状が包含される。典型的には、この線状溝の平面視形状が「蛇行カット形状」となるように加工を行う。
エアバッグカバーのこのような製造方法によれば、加工終了後のエアバッグカバーに更に別部材を溶着する溶着工程において発生するエアバッグカバー自体の変形防止や、外部からの押し荷重に対する耐久性向上がより確実なものとなる
以上のように、本発明によれば、超音波加工手段によって線状溝が形成されたエアバッグカバーを製造するに際し、線状溝の加工方法を種々工夫することによって、エアバッグカバーに所望の形状のテアラインを確実に形成するとともに、所望の態様で開裂するテアラインをエアバッグカバーに形成することが可能とされる。
以下、本実施の形態を図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態は、車両用のエアバッグを被覆するエアバッグカバー100のカバー裏面101に、超音波加工を用いてテアライン102を形成する技術である。このエアバッグカバー100が、本発明における「エアバッグカバー」に対応している。
まず、図1に基づいてエアバッグカバー100および超音波加工装置200の構成を説明する。ここで、図1は本実施の形態のエアバッグカバー100および当該エアバッグカバー100の加工に用いる超音波加工装置200の構成を示す図であって、超音波加工装置200を用いて行うエアバッグカバー100の超音波加工の様子を示す。
図1に示すエアバッグカバー100は、PP(ポリプロピレン)材料やTPO(オレフィン系エラストマー)材料等の樹脂材料によって三次元的(立体的)に成形された板状のものである。このエアバッグカバー100のカバー裏面101は、当該エアバッグカバー100が設置された状態において乗員に対向する側を表面とした場合の裏側の面として規定される。テアライン102は、車両用エアバッグ(後述する車両用エアバッグ150)の展開膨張時にエアバッグカバー100の開裂を許容するために設けられた減肉部分であり、本実施の形態ではエアバッグカバー100のカバー裏面101に形成された線状の溝によって構成される。このテアライン102が、本発明における「線状溝」に相当する。
図1に示すように、超音波加工装置200は、駆動部210およびNC制御部230に大別される。駆動部210は、駆動アーム212、超音波振幅子214、超音波加工刃216、超音波発振機218等によって構成されている。また、本実施の超音波加工装置200は、後述する変位計221,222、および画像検査用カメラ223を備えている。この超音波加工装置200が、本発明における「超音波加工手段」に対応している。
駆動アーム212は、加工ロボットの一部を構成するものであり、NC制御部230からの入力信号に基づいて制御され超音波加工刃216の刃先216aの位置、角度、移動軌跡等が調節されるようになっている。
超音波振幅子214は、超音波発振機218において発振された超音波を超音波加工刃216へ伝える機能を有する。
超音波加工刃216は、エアバッグカバー100のカバー裏面101にテアライン102を形成するのに用いる加工刃である。本実施の形態では、例えば刃幅が1[mm]の加工刃を用いることができる。なお、被加工物に超音波を伝達(付与)することによって当該被加工物の加工を行うことが可能な構成の部材であれば、本実施の形態の超音波加工刃216のような刃状の部材以外のもの、例えば棒状や板状に形成された部材を用いることもできる。
超音波発振機218は、所定周波数の超音波を発振可能な機構を有する発振機である。本実施の形態では、例えば周波数が22[kHz]の超音波を発振可能な構成の発振機を用いることができる。
NC制御部230は、エアバッグカバー100のカバー裏面101にテアライン102を形成するべく加工データの処理を行うものであり、特に図示しないものの、エアバッグカバー100に対する加工用データの入力、演算、出力等を行う機能を備えている。
次に、上記構成の超音波加工装置200を用い、成型されたエアバッグカバー100に後加工によってテアライン102を形成する加工工程の手順を図2〜図6を参照しながら説明する。ここで、図2は本実施の形態の超音波加工装置200による超音波加工処理工程のフローチャートである。図3は図2中のステップS20ないしステップS32の処理を模式的に示す図である。また、図4は図2中のステップS24の処理を模式的に示す図であり、図5および図6は図2中のステップS30の処理を模式的に示す図である。
なお、本発明における「エアバッグカバーの製造方法」に係る本実施の形態の加工工程は、加工前の加工データの処理を行うデータ処理工程と、実際に超音波加工装置を用いて加工する加工工程とに大別される。
(データ処理工程)
データ処理工程では、エアバッグカバー100の実際の加工を行う前に、加工用のデータを得る。このデータ処理工程は、例えば図2に示すようなステップS10〜S14によって構成される。
まずステップS10では、エアバッグカバー100の設計情報に基づいてCAD(computer-aided design)による設計を行い、CADデータ(加工データ)を作成する。ここでは、例えば、予めコンピューターに記憶させてある設計情報をグラフィックディスプレー装置で取り出し、その画面を見ながら設計を行う。
ステップS12では、ステップS10によって得られたCADデータをCAM(computer-aided manufacturing)により変換処理しCAMデータを作成する。このCAMデータは、NC制御部230における加工データ(NC操作用データ)となる。
ステップS14では、ステップS10によって得られたCAMデータ(加工データ)をNC制御部230に取り込み、当該CAMデータの教示(teaching)を行う。なお、本実施の形態では、一旦NC制御部230に取り込んだCAMデータは、実際の加工実績に基づいて、当該NC制御部230において補正することができるようになっている。
(加工工程)
上記データ処理工程が終了すると、エアバッグカバー100の実際の加工を行う。この加工工程は、例えば図2に示すようなステップS20〜S30によって構成される。
まず、ステップS20によって、加工前に超音波加工刃216の加工開始位置(原点)の確認を行う。この確認に際しては、例えばレーザー式の変位計221,222を用いる。この変位計221は基台側に設けられ、変位計222は駆動部210の超音波加工刃216側に設けられている。このような構成において、図3に示すように、変位計221によって基準ブロック120の上面から超音波加工刃216の刃先216aまでの高さH1(距離)を検出する。一方、変位計222によって基準ブロック120の上面から当該変位計222までの高さH2(距離)を検出する。そして、検出された高さH1と高さH2との差(H2−H1)を算出することによって、変位計222から超音波加工刃216の刃先216aまでの高さH3を得る(導出する)。これにより、超音波加工刃216の加工開始位置(原点)が定まることとなる。
なお、ステップS20において変位計221による高さH1、および変位計222による高さH2の検出ポイント数は、エアバッグカバー100の形状等を勘案して適宜設定することができる。例えば、エアバッグカバー100の形状が複雑化するにしたがって高さH1,H2の検出ポイント数を増やすのが好ましい。
次に、ステップS22によってエアバッグカバー100をエアバッグカバー受け治具(図4中のエアバッグカバー受け治具130)上にセットする。このエアバッグカバー受け治具130のエアバッグカバー受け面131は、エアバッグカバー100の表面に対応した形状になっている。また、このエアバッグカバー受け治具130には、特に図示しないもののエアーによる吸引機構を搭載しており、この吸引機構が作動することによってエアバッグカバー100をエアバッグカバー受け面131上に吸引保持可能となっている。また、エアバッグカバー受け治具130の吸引機構には吸引圧力を検出可能な吸引圧力検出手段(図示省略)が設けられている。
次いでステップS24によってエアバッグカバー100のセット状態の確認を行う。このステップS24では、エアバッグカバー受け治具130の吸引機構の吸引圧力によってエアバッグカバー100とエアバッグカバー受け治具130との密着状態を確認するとともに、図4に示すように画像検査用カメラ223を用いることによってエアバッグカバー100の位置ずれを確認する。これにより、作業者はエアバッグカバー100のセット状態を確認することができる。
ステップS26によって超音波加工刃216による実際の加工を開始する。このとき、超音波発振機218は、例えば周波数が22[kHz]の超音波を発振し、この超音波を超音波振幅子214を介して超音波加工刃216へ伝える。そして、NC制御部230からの入力信号に基づいて駆動アーム212が制御され、超音波加工刃216の刃先216aの位置が調節される。これにより、超音波加工刃216による加工動作が所望の軌跡となるように制御される。超音波加工刃216による加工速度は、例えば30[mm/sec]とすることができる。このような加工速度は、レーザー加工による加工速度である20[mm/sec]よりも1.5倍速く、したがってエアバッグカバー100の生産効率を高めるのに有効である。
なお、超音波発振機218から発振される超音波の周波数、超音波加工刃216による加工速度等の加工条件は、エアバッグカバーの材質、板厚等、被加工物側の条件に基づいて適宜設定可能である。
ステップS28は、ステップS28の超音波加工刃216による加工時(加工中)において、超音波加工刃216による加工状態の確認を行う。ここでは、図5に示すように、変位計222によってエアバッグカバー100のカバー裏面101から当該変位計222までの高さH4(距離)を検出する。
そして、ステップS20で予め検出した高さH3(変位計222から超音波加工刃216の刃先216aまでの高さ)と高さH4との差(H3−H4)を算出することによって、テアライン102の加工深さ(切削深さ)H5を得る(導出する)ことができる。このように、本実施の形態では、テアライン102の加工深さH5を直接検出することなく、他の検出情報に基づいてテアライン102の加工深さH5を間接的に推定するようになっている。また、この加工深さH5、およびNC制御部230の制御上のデータに基づいて、テアライン102の箇所におけるエアバッグカバー100の残肉(本発明における「残肉」)を確認することができる。かくして、所望の加工深さのテアライン102が連続的に形成されたエアバッグカバー100が製造されることとなる。被加工物であるエアバッグカバーの形状が三次元的に複雑化するとテアライン102の加工深さH5が直接的に検出しにくいような場合があるが、テアライン102の加工深さH5に関する情報を加工中において時々刻々と検出して信頼性の高い加工深さH5を導出するという本実施の形態は、三次元的に成形されたエアバッグカバーに対し所望の深さのテアライン102を確実に加工するのに特に有効である。
なお、ステップS28において、変位計222による高さH4の検出ポイント数は、エアバッグカバー100の形状等を勘案して適宜設定することができる。例えば、エアバッグカバー100の形状が複雑化するにしたがって高さH4の検出ポイント数を増やすのが好ましい。また、図6に示すように、画像検査用カメラ223を用いることによってテアライン102の加工軌跡を確認する。
ステップS30では、ステップS20と同様の操作によって超音波加工刃216の加工開始位置(原点)の再確認を行う。
ステップS30の終了後、別のエアバッグカバーの加工を再度行うか否かをステップS32において判定し、再度加工を行わない場合(ステップS32のNO)は、そのまま加工処理を終了する。一方、再度加工を行う場合(ステップS32のYES)は、加工実施から加工データの補正を行うか否かをステップS34において判定する。加工データの補正を行う場合(ステップS34のYES)は、ステップS36によって加工データの補正を行ったうえでステップS14へ戻る。反対に、加工データの補正を行わない場合(ステップS34のNO)は、そのままステップS20へ戻る。
上記製造方法により製造されたエアバッグカバー100は、例えば、図11に示すような形態で車両に組み込むことができる。図11は、エアバッグモジュールの構成を示す断面図であって、車両用エアバッグ150が展開膨張する前のエアバッグカバー100の状態を示す。図11に示すように、本実施の形態では、エアバッグカバー100、エアバッグカバー100が配置されるインストルメントパネル140、車両用エアバッグ150(本発明における「車両用エアバッグ」に対応)、車両用エアバッグ150が折り畳まれた状態で収容される収容体(リテーナー)142、収容体142に内蔵され車両用エアバッグ150に膨張ガスを供給するガス供給手段(インフレータ)144等によってエアバッグモジュールが構成される。このエアバッグモジュールが本発明における「エアバッグモジュール」に対応している。なお、図11には、テアライン102として、エアバッグカバー100の中央部分に延在するテアライン102aと、その両側において当該テアライン102aとほぼ平行に延在するテアライン102b,102cが示されている。
ここで、上記超音波加工処理工程のステップS26で行うエアバッグカバー100の加工に関し、本実施の形態において特徴とする加工態様を図7〜図10を参照しながら具体的に説明する。図7〜図9には、本実施の形態のエアバッグカバー100に形成されたテアライン102の断面形状が示される。また、図10には、本実施の形態のエアバッグカバー100に形成されたテアライン102の平面視形状が示される。
本実施の形態では、テアライン102の断面形状が、例えば図7に示すような「ジグザグカット形状(直線状)」、ないし図8に示すような「山ギリカット形状(曲線状)」、ないし図9に示すような「段差カット形状」となるように、更に、テアライン102の平面視形状が、例えば図10に示すような「蛇行カット形状(うねり状)」となるように、超音波加工刃216の刃先216aの位置が調節される。なお、図9に示す「段差カット形状」において、板厚方向に傾斜状に延在する「傾斜部分」は、板厚方向に対し所定の傾斜角度をもって形成されてもよいし、あるいは概ね板厚方向に沿って垂直状に形成されてもよい。
これにより、連続的に形成されたテアライン102の各部位における板厚方向に関する残肉が可変とされ当該テアライン102が板厚方向に傾斜状となるように加工されるとともに、当該テアライン102の平面視形状が曲線的にうねるうねり状となるように加工されることとなる。このようにして形成されたテアライン102は、単に一定深さの直線状の溝として形成されるテアラインに比して、加工終了後のエアバッグカバーに更に別部材を溶着する溶着工程において発生するエアバッグカバー自体の変形を抑えるのに有効である。これにより、エアバッグカバーの外観が良くなる。更に、単に一定深さの直線状の溝として形成されるテアラインに比して、外部からの押し荷重に対し耐久性を高めるのに有効である。
また、詳細については後述するが、本実施の形態では、上記超音波加工処理工程のステップS26において、テアライン102における断面形状、すなわち当該テアライン102におけるエアバッグカバー100の残肉Dが、車両用エアバッグ150の展開膨張時に当該テアライン102の各部位に作用する荷重に基づいて可変とされる構成になっている。具体的には、エアバッグカバー100の肉厚に関し、相対的に大きい荷重が作用するテアライン102aの部位の残肉Dが、相対的に小さい荷重が作用するテアライン102b,102cの部位の残肉Dよりも厚くなるように構成している。換言すれば、本実施の形態では、車両用エアバッグ150の展開膨張時に、テアライン102b,102cがテアライン102aよりも優先して開裂するように、これらテアライン102a,102b,102cにおける残肉が設定されている。このように、ステップS28は、本発明における「線状溝の各部位における板厚方向に関する残肉を、車両用エアバッグの展開膨張時に当該線状溝の各部位に作用する荷重に基づいて可変とするように加工する。」という加工態様に対応している。
このような構成のエアバッグカバー100は、車両用エアバッグ150が展開膨張する過程において図12及び図13に示すように動作する。図12及び図13は、エアバッグモジュールの構成を示す断面図であって、車両用エアバッグ150が展開膨張する過程におけるエアバッグカバー100の動作を示す。
車両の前方衝突の際、ガス供給手段144が作動し当該ガス供給手段144から供給された膨張ガスによって車両用エアバッグ150が展開していく。
図12に示すように、エアバッグカバー100は、車両用エアバッグ150の展開膨張にともなって、まずテアライン102aの両側に形成されたテアライン102b,102c(本発明における「第1の線状溝」に対応)が開裂する。すなわち、本実施の形態では、テアライン102aの部位の残肉Dがテアライン102b,102cの部位の残肉Dよりも厚くなるように構成しているため、相対的に大きい荷重が車両用エアバッグ150からテアライン102aに作用した場合であっても、当該テアライン102aよりもテアライン102b,102cが優先して開裂するように制御することが可能となる。これにより、エアバッグカバー100の展開ドア100aは、乗員の前方側に形成される乗員保護領域160(本発明における「乗員保護領域」)に向かってインナー104とともに突出していく。エアバッグカバー100の展開ドア100aのこのような動作は、いわゆる「リフトアップ」と称呼される。
車両用エアバッグ150の展開膨張が更に進行すると、図13中の二点鎖線で示すように、エアバッグカバー100は今度はテアライン102a(本発明における「第2の線状溝」に対応)において開裂し、一対の展開ドア100aがカバー表面側に向けて両開き状態(観音開き状態)となるように展開していく。これにより、車両用エアバッグ150の乗員保護領域160における展開膨張が許容されることとなる。かくして、車両用エアバッグ150は、展開状態の展開ドア100aを通じてエアバッグカバー100の外部へと展開し乗員保護領域160に向かって突出しつつ展開膨張することとなる。このように、本実施の形態のエアバッグカバー100は、展開ドア100aが一旦リフトアップした後にテアライン102aにおいて開裂するため、車両用エアバッグ150が乗員保護領域160においてより確実に展開膨張することとなる。
以上のように、本実施の形態によれば、エアバッグカバー100に所望の形状のテアライン102を確実に形成することが可能となるとともに、所望の態様で開裂するテアライン102をエアバッグカバー100に形成することが可能となる。
具体的な作用効果として、本実施の形態では、テアライン102の断面形状や平面視形状を工夫することによって、加工終了後のエアバッグカバーに更に別部材を溶着する溶着工程において発生するエアバッグカバー自体の変形を抑えることが可能となる。これにより、エアバッグカバーの外観が良くなる。
特に、本実施の形態では、相対的に大きい荷重が作用するテアライン102aの部位の残肉Dが、相対的に小さい荷重が作用するテアライン102b,102cの部位の残肉Dよりも厚くなるようにしたため、テアライン102の荷重強度を各部位における変えることができ、これにより当該各部位における開裂のタイミングを制御することが可能となる。従って、エアバッグカバー100の製品上での問題である、「車両の前方衝突の際、エアバッグカバー100の展開ドア100aがリフトアップしずらい。」という問題を解消することが可能となる。
(他の実施の形態)
本発明は上記の実施の形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上記実施の形態では、テアライン102の断面形状が「ジグザグカット形状(直線状)」、ないし「山ギリカット形状(曲線状)」、ないし「段差カット形状」となるようにし、更に、テアライン102の平面視形状が「蛇行カット形状」となるようにしたが、断面形状が傾斜状であれば、必要に応じて他の形状に加工することもできる。また、本発明では、少なくともテアラインにおけるエアバッグカバーの残肉に関し、単に一定深さの溝として形成される線状溝に比して板厚方向に可変となっており線状溝が板厚方向に傾斜状となっていれば足りる。このような構成により、加工終了後のエアバッグカバーに更に別部材を溶着する溶着工程において発生するエアバッグカバー自体の変形を抑えるとともに、外部からの押し荷重に対し耐久性を高めるのに有効である。
また、本発明では、成型されたエアバッグカバーに後加工によってテアライン102を形成するのに、上記実施の形態で用いた超音波加工装置200にかえて、別の構成の超音波加工装置を用いることもできる。ここで、図14〜図18を参照しながら、別の実施の形態の超音波加工装置300の構成、および当該超音波加工装置300を用いて行う超音波加工方法について説明する。なお、図14〜図18において、図1〜図13に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付すものとする。
図14に示す、「超音波加工手段」としての超音波加工装置300において、制御部330には、超音波加工刃216による加工用データが記憶される構成になっている。当該加工用データとしては、後述する「倣い教示工程」において得られる超音波加工時の駆動アーム212の位置、角度、移動軌跡等のデータや、切削パターンに関するデータなどがある。
図15には、超音波加工装置300による超音波加工処理工程のフローチャートが示される。
図15に示すように、本実施の形態のエアバッグカバー100の加工に係る「超音波加工処理工程」は、大別して加工前の加工データの処理を行う「倣い教示工程」(ステップS110)と、実際に超音波加工装置を用いて加工する「加工工程」(ステップS120)とに大別される。「倣い教示工程」では、図16中のステップS111〜ステップS118の各工程が順次行われ、「加工工程」では、図17中のステップS121〜ステップS127の各工程が順次行われる。
(倣い教示工程)
倣い教示工程は、エアバッグカバー100の実際の超音波加工(テアライン加工)を行う前に、加工用データとして超音波加工時の超音波加工刃216の位置、角度、移動軌跡等のデータを得るための工程である。
図16には、図15中の倣い教示工程のフローチャートが示される。
図16に示すように、この倣い教示工程では、まずステップS111によって、エアバッグカバー100の設計情報に基づいてCAD(computer-aided design)による設計を行い、CADデータを作成する。ここでは、例えば、予めコンピューターに記憶させてある設計情報をグラフィックディスプレー装置で取り出し、その画面を見ながら設計を行う。ステップS112では、ステップS111によって得られたCADデータに基づいて、当該エアバッグカバー100の超音波加工(テアライン加工)に適した形状のエアバッグカバー受け治具130を製作する。
ここで、図18には、図16中のステップS113における処理の様子が模式的に示される。
図18に示すように、本実施の形態では、図16中のステップS113を行うに際し、エアバッグカバー受け治具130のエアバッグカバー受け面131に教示線132が形成される。この教示線132は、テアライン102に対応する加工用の軌跡である。
図16中のステップS113では、超音波加工刃216による加工用データを得るべく、制御部330に対し倣い教示(teaching)を行う。具体的には、エアバッグカバー受け面131に形成した教示線132を被教示部材219が倣うことによって、加工時における超音波加工刃216の位置、角度、移動軌跡等に関する倣いデータを得る。被教示部材219は、超音波加工刃216を模した部材であり、倣い教示を行うに際し超音波加工刃216にかえて駆動アーム212に装着される部材である。この被教示部材219の先端部219aが教示線132上の複数の教示用押さえポイント132aを順次押さえるように当該被教示部材219を移動させることによって、制御部330に対し倣い教示がなされ、当該制御部330に倣いデータが自動的に記憶されることとなる。なお、被教示部材219の先端部を教示線132上を滑らせるように連続状に移動させることによって倣い教示を行うようにしてもよい。
このテップS113は、エアバッグカバー受け部材130のエアバッグカバー受け面131に形成された教示線132にしたがって被教示部材219が倣うことによって倣いデータを得る(導出する)ステップである。
ステップS113における倣い教示によって得られた倣いデータは、更に図16中のステップS114によってエアバッグカバー100の加工肉厚分が修正された修正データに変更される。すなわち、ステップS113では、エアバッグカバー受け治具130のエアバッグカバー受け面131を倣い教示のための基準面としているため、エアバッグカバー受け面131(基準面)上にエアバッグカバー100を実際にセットした状態を想定して、このエアバッグカバー100の所定の肉厚分を当該エアバッグカバー受け面131からオフセットさせたデータが修正データとされる。典型的には、テアライン102の溝底における肉厚分をエアバッグカバー受け面131から上方にオフセットさせた位置が、エアバッグカバー100の想定上の加工位置となる。ステップS114において得られた当該修正データは、制御部330に教示される(記憶される)。
このステップS114は、ステップS113において得られた倣いデータをエアバッグカバー100の肉厚に関し修正した修正データを制御部330に教示するステップである。
次に、図16中のステップS115では、ステップS114で得られた修正データをもとに制御部330を介して駆動アーム212を制御し、実際にエアバッグカバー100の試作品の試作を行う。このとき、倣い教示に用いた被教示部材219を超音波加工刃216に着けかえておく。このエアバッグカバー試作品の試作は、ステップS114において得られた修正データに対応した入力信号が、制御部330から駆動アーム212に伝達されることによって行われる。このステップS115は、ステップS114において教示された修正データに基づいて駆動アーム212を制御することによってエアバッグカバー100の試作品を試作するステップである。
また、ステップS116では、引き続きステップS115で得られたエアバッグカバー試作品の実際の寸法測定を行う。その後、ステップS117によって、ステップS116における試作品の寸法測定結果から、加工時における駆動アーム212の加工用データを補正する必要があるか否かを判定する。当該データを補正する必要があると判定した場合(ステップS117のYES)には、ステップS118において当該データの補正を行い、ステップS117へ戻る。すなわち、ステップS114において制御部330に記憶されている修正データは、ステップS118において得られた補正データに更新され、加工用データとして制御部330に教示されることとなる。反対に、当該データを補正する必要がないと判定した場合(ステップS117のNO)には、「倣い教示工程」を終了し、図17中の「加工工程」にすすむ。この場合には、制御部330に記憶されている修正データは、補正データに更新されずにそのまま加工用データとして制御部330に教示されることとなる。
これらステップS116〜ステップS118は、ステップS115において試作したエアバッグカバー100の試作品の寸法測定を行い当該測定結果に基づいて修正データを補正し加工用データとするステップである。
(加工工程)
加工工程は、上記倣い教示工程(ステップS111〜ステップS118)で得られた加工用データに基づいて、エアバッグカバー100の実際の超音波加工(テアライン加工)を行うための工程である。
図17には、図15中の加工工程のフローチャートが示される。
図17に示すように、この加工工程では、まずステップS121によって、エアバッグカバー100を図18中のエアバッグカバー受け治具130のエアバッグカバー受け面131上にセットする。このステップS121においては、エアバッグカバー受け治具130の吸引機構(図示省略)を作動させる。
また、ステップS122によって、エアバッグカバー100のセット状態を確認する。このステップS122では、吸引圧力検出手段(図示省略)によって検出された吸引圧力によってエアバッグカバー100とエアバッグカバー受け治具130との密着状態を確認する。また、図4で既に説明した方法と同様にして、画像検査用カメラ223を用いることによってエアバッグカバー100の位置ずれを確認する。これにより、作業者はエアバッグカバー100のセット状態を確認することができる。
次に、ステップS123では、加工前に超音波加工刃216の加工開始位置(原点)の確認を行う。この確認に際しては、図3で既に説明した方法と同様にして、レーザー式の変位計221,222を用いる。これにより、超音波加工刃216の加工開始位置(原点)が定まることとなる。
次に、ステップS124によって超音波加工刃216による実際の超音波加工(テアライン加工)を開始する。当該加工は、ステップS114において得られた加工用データないしステップS118において更新された加工用データに対応した入力信号が、制御部330から駆動アーム212に伝達されることによって行われる。
ステップS125では、ステップS124の超音波加工刃216による超音波加工時(加工中)において、超音波加工刃216による加工状態の確認を行う。ここでは、図5で既に説明した方法と同様にして、変位計222によってエアバッグカバー100のカバー裏面101から当該変位計222までの高さH4(距離)を検出する。また、図6で既に説明した方法と同様にして、画像検査用カメラ223を用いることによってテアライン102の加工軌跡を確認する。
ステップS126では、ステップS123と同様の操作によって超音波加工刃216の加工開始位置(原点)の再確認を行う。
最後に、ステップS127によって、エアバッグカバー100の超音波加工の合否を判定する。当該エアバッグカバー100の超音波加工が合格であると判定した場合(ステップS127のYES)には、当該エアバッグカバー100が「良品」とされる。反対に、当該エアバッグカバー100の超音波加工が不合格であると判定した場合(ステップS127のNO)には、当該エアバッグカバー100が「不良品」とされる。
かくして、上記ステップS121〜ステップS127を繰り返すことによって、テアライン102が超音波加工によってカバー裏面101に形成されたエアバッグカバー100が量産されることとなる。
このように超音波加工装置300を用いる超音波加工方法によっても、超音波加工装置200を用いる場合と同様に、「エアバッグカバー100に所望の形状のテアライン102を確実に形成することが可能となるとともに、所望の態様で開裂するテアライン102をエアバッグカバー100に形成することが可能となる。」という作用効果を奏する。
更に、超音波加工装置300を用いる場合には、エアバッグカバー受け治具130を被教示部材219が倣う倣い教示工程によって、エアバッグカバー100の加工用データを作成するようにしたため、CADデータからCAMデータ(NC操作用データ)へデータ変換を行う変換機や、CAMデータに基づいて加工を行うNC制御部を必要とせず、設備コストの低減を図るのに有効である。また、現物を倣うことによって加工用データを得る本実施の形態は、教示手順を簡素化するのに有効である。また、この倣い教示工程において一旦加工用データを得ると、後はこの加工用データに基づいて駆動アーム212を制御することによってエアバッグカバー100に所望のテアライン102を設けることができるため、エアバッグカバーにテアライン102を設ける工程を簡素化することができ、製造コストの低減が図られる。従って、超音波加工装置300は、とりわけテアライン102が形成されたエアバッグカバー100を量産する場合に特に有効である。
本実施の形態のエアバッグカバー100および当該エアバッグカバー100の加工に用いる超音波加工装置200の構成を示す図であって、超音波加工装置200を用いて行うエアバッグカバー100の超音波加工の様子を示す。 本実施の形態の超音波加工装置200による超音波加工処理工程のフローチャートである。 図2中のステップS20ないしステップS32の処理を模式的に示す図である。 図2中のステップS24の処理を模式的に示す図である。 図2中のステップS30の処理を模式的に示す図である。 図2中のステップS30の処理を模式的に示す図である。 本実施の形態のエアバッグカバー100に形成されたテアライン102の断面形状を示す図である。 本実施の形態のエアバッグカバー100に形成されたテアライン102の断面形状を示す図である。 本実施の形態のエアバッグカバー100に形成されたテアライン102の断面形状を示す図である。 本実施の形態のエアバッグカバー100に形成されたテアライン102の平面視形状を示す図である。 エアバッグモジュールの構成を示す断面図であって、車両用エアバッグ150が展開膨張する前のエアバッグカバー100の状態を示す。 エアバッグモジュールの構成を示す断面図であって、車両用エアバッグ150が展開膨張する過程におけるエアバッグカバー100の動作を示す。 エアバッグモジュールの構成を示す断面図であって、車両用エアバッグ150が展開膨張する過程におけるエアバッグカバー100の動作を示す。 本実施の形態のエアバッグカバー100および当該エアバッグカバー100の加工に用いる別の実施の形態の超音波加工装置300の構成を示す図であって、超音波加工装置300を用いて行うエアバッグカバー100の超音波加工の様子を示す。 超音波加工装置300による超音波加工処理工程のフローチャートである。 図15中の倣い教示工程のフローチャートである。 図15中の加工工程のフローチャートである。 図16中のステップS113における処理の様子を模式的に示す図である。
100…エアバッグカバー
101…カバー裏面
102,102a,102b,102c…テアライン
130…エアバッグカバー受け治具
131…エアバッグカバー受け面
132…教示線
132a…教示用押さえポイント
150…車両用エアバッグ
200…超音波加工装置
210…駆動部
212…駆動アーム
214…超音波振幅子
216…超音波加工刃
216a…刃先
218…超音波発振機
219…被教示部材
219a…先端部
221,222…変位計
223…画像検査用カメラ
230…NC制御部
300…超音波加工装置
330…制御部

Claims (3)

  1. 車両用エアバッグを被覆するエアバッグカバーに対し、当該エアバッグカバーの板厚の範囲内における深さの線状溝を超音波加工手段によって形成する、エアバッグカバーの製造方法であって、
    前記超音波加工手段による加工において、所定周波数が付与された超音波加工刃を前記エアバッグカバーに当接させた状態で、その超音波加工刃の刃先位置を前記エアバッグカバーの板厚方向に調節しつつ前記エアバッグカバーの延在面に沿って所定の加工速度で移動させることによって、前記線状溝が、前記板厚方向の残肉が当該線状溝の延在する長手方向について可変とされ、且つ前記長手方向の断面に関し断面台形の段差カット形状を含むように加工するステップを有することを特徴とするエアバッグカバーの製造方法。
  2. 請求項1に記載したエアバッグカバーの製造方法であって、
    前記超音波加工手段による加工において、前記線状溝の各部位における板厚方向に関する残肉を、前記車両用エアバッグの展開膨張時に当該線状溝の各部位に作用する荷重に基づいて可変とするように加工することを特徴とするエアバッグカバーの製造方法。
  3. 請求項1または2に記載したエアバッグカバーの製造方法であって、
    前記超音波加工手段による加工において、前記線状溝の平面視形状がうねり状となるように加工することを特徴とするエアバッグカバーの製造方法。
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