JP2004235329A - 量子半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】材料が互いに異なる量子ドット14、16が複数積層されて成る積層体22を有している。材料が互いに異なる複数の量子ドットを積層することにより積層体が構成されているため、所望のエネルギーバンド構造を得ることができる。このため、所望の動作波長の量子半導体装置を提供することができる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、量子半導体装置及びその製造方法に係り、特に量子ドットを有する量子半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時では、量子ドットを活性層等に用いることが注目されている。活性層に量子ドットを用いれば、状態密度を離散的にすることができ、利得帯域等を広くすることが可能となる。
【0003】
量子ドットを用いた半導体レーザについては、様々な議論が為されており(非特許文献1参照)、これに基づいて実証的なデータも報告されている(非特許文献2〜4参照)。
【0004】
量子ドットを形成する技術として、S−Kモードにより量子ドットを自己成長する技術が注目されている。S−K(Stranski−Krastanow)モードとは、エピタキシャル成長される半導体結晶が、成長開始当初は2次元成長(膜成長)するが、膜の弾性限界を超えた段階で3次元成長するモードである。
【0005】
例えばGaAsより成る下地結晶上に、InAs層を成長すると、20〜40nm程度の量子ドットを形成し得ることが知られている。
【0006】
また、MBE法により、GaAsより成る下地結晶上に、InGaAs層を2〜3分子層(ML、Mono−Layer)相当成長すると、底面の直径が30〜40nm程度、高さが3〜5nm程度の円錐形の量子ドットを成長し得ることが報告されている(非特許文献5参照)。
【0007】
また、S−Kモードにより自己成長した量子ドットが、三次元的にキャリアが閉じ込められた状態密度を有するということ、即ち、量子箱と同様にエネルギーに対して離散的な状態密度を有するということが報告されている(非特許文献6、7参照)。
【0008】
また、MBE法のみならず、MOCVD法によっても、量子ドットをS−Kモードにより自己成長し得ることが報告されている(非特許文献8参照)。
【0009】
また、GaAsより成る下地結晶上に、GaSbより成る量子ドットを成長し得ることが報告されている(非特許文献9参照)。
【0010】
また、InP基板上に、InP基板と格子整合するInAlAsより成るバッファ層を形成し、バッファ層上にInAsより成る量子ドットを成長し得ることが報告されている(非特許文献10参照)。
【0011】
また、量子ドットを半導体レーザに応用すること(非特許文献11、12参照)、量子ドットを半導体メモリに応用すること(非特許文献13、14参照)、量子ドットを光増幅器に応用すること(非特許文献15)等が試みられている。
【0012】
このように、量子ドットは大きな注目を集めており、量子ドットを様々な量子半導体装置に応用することが期待されている。
【0013】
【特許文献1】
特開平10−215032号公報
【特許文献2】
特開平9−326506号公報
【非特許文献1】
Y. Arakawa, H. Sakaki, Appl. Phys. Lett., 40. (1982) 939
【非特許文献2】
N. Kristaedter, et. al., Electron. Lett., 30 (1994) 1416
【非特許文献3】
H. Shoji, et. Al., Jpn. J. Appl. Phys., (1996) L903
【非特許文献4】
H. Shoji, et., al., Electron. Lett., 32 (1996) 2032
【非特許文献5】
D. Leonard, et al, Appl. Phys. Lett., 63 (1993) p.3203
【非特許文献6】
K. Mukai, et., al., Jpn. J. Appl. Phys., 33 (1994) L1710
【非特許文献7】
M. Grundmann, et., al., Appl. Phys. Lett., 68 (1996) 979.
【非特許文献8】
J. Oshinowa, et. al, Appl. Phys. Lett., 65 (1994) p. 1421
【非特許文献9】
B. R. nett, et. al. Appl. Phys. Lett. 68 (1995) 505
【非特許文献10】
S. Fafard, et. al., Appl. Phys. Lett., 68 (1996) p. 991
【非特許文献11】
D. Bimberg, et. al., Jpn. J. Appl. Phys. 35 (1996) 1311
【非特許文献12】
K. Mukai, et. al., Jpn. J. Appl. Phys. 33 (1994) L1710
【非特許文献13】
S. Muto, et. al., Jpn. J. Appl. Phys. 34 (1995) L210
【非特許文献14】
Y. Sugiyama, at. al., Electron. Lett. 33 (1997) 1665
【非特許文献15】
M. Sugawara, N. Hatori, T. Akiyama, Y. Nakata, and H. Ishikawa, ”Quantum−dot semiconductor optical amplifiers for high bit−rate signalprocessing over 40 Gbit/s”, Jpn. J. Appl. Phys. 40 L488 (2001)
【非特許文献16】
Y. Nakata, et.al, J. Cryt. Growth, 208 (2000) 93
【非特許文献17】
Y. Nakata, et. al., J. Crst. Growth 175/176 (1997) 173
【非特許文献18】
Y. Nakata, et. al., Inst. Phys. Conf. Ser. No. 162, Chap9, (1999) 427
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、量子ドットのサイズや組成等を制御することは、極めて困難であった。即ち、量子井戸等を形成する場合には、原料の供給量や原料の組成を適宜設定することにより、所望の厚さや組成の量子井戸等を形成することが可能である。しかし、量子ドットを形成する際には、量子ドットのサイズや組成等は、主として、結晶歪、表面エネルギー、成長ダイナミクス等により支配される。このため、量子ドットを形成する場合には、原料の供給量や原料の組成により量子ドットのサイズや組成等を制御することは極めて困難であった。
【0015】
量子ドットを例えば半導体レーザに応用する場合には、量子ドットのサイズの均一性を実現するとともに、所望の発光波長を得ることが極めて重要である。所望の発光波長を得るためには、所望のエネルギーバンド構造を構成することが必要である。量子ドットのサイズを制御する技術としては、近時、低速成長法(非特許文献16参照)や近接積層法(特許文献2、非特許文献17、18参照)等が提案されているが、量子ドットを用いて所望のエネルギーバンド構造を構成する技術は未だ提案されていなかった。
【0016】
このため、量子ドットを用いた場合であっても所望のエネルギーバンド構造を実現し得る技術が待望されていた。
【0017】
本発明の目的は、量子ドットを用いた場合であっても所望のエネルギーバンド構造を実現し得る量子半導体装置及びその製造方法を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、材料が互いに異なる量子ドットが複数積層されて成る積層体を有することを特徴とする量子半導体装置により達成される。
【0019】
また、上記目的は、材料が互いに異なる量子ドットと量子井戸とが積層されて成る積層体を有することを特徴とする量子半導体装置により達成される。
【0020】
また、上記目的は、下地結晶上に、前記下地結晶と格子定数が異なる材料より成る量子ドット層をエピタキシャル成長することにより、三次元成長島より成る量子ドットを自己形成する工程と、前記量子ドット層上に、前記下地結晶と格子定数がほぼ等しい材料より成る中間層をエピタキシャル成長する工程と、前記中間層上に、前記量子ドット層と異なる材料より成る他の量子ドット層をエピタキシャル成長することにより、三次元成長島より成る他の量子ドットを前記量子ドット上に自己形成する工程とを有することを特徴とする量子半導体装置の製造方法により達成される。
【0021】
また、上記目的は、下地結晶上に、前記下地結晶と格子定数が異なる材料より成る量子ドット層をエピタキシャル成長することにより、三次元成長島より成る量子ドットを自己形成する工程と、前記量子ドット層上に、前記下地結晶と格子定数がほぼ等しい材料より成る中間層をエピタキシャル成長する工程と、前記中間層上に、前記量子ドット層と異なる材料より成る量子井戸層をエピタキシャル成長する工程とを有することを特徴とする量子半導体装置の製造方法により達成される。
【0022】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態による量子半導体装置及びその製造方法を図1乃至図4を用いて説明する。図1は、本実施形態による量子半導体装置を示す断面図である。図1(b)は、図1(a)において円で囲まれた部分を拡大して示したものである。
【0023】
図1に示すように、半導体基板10上には、下地結晶、即ち、バッファ層12がエピタキシャル成長されている。半導体基板10としては、例えば面方位が(001)のGaAs基板が用いられている。バッファ層12の材料としては、例えばGaAsが用いられている。バッファ層の厚さは、例えば500nmとなっている。
【0024】
バッファ層12上には、量子ドット層14と量子ドット層16とが中間層18を介して交互に積層して成る積層膜20が形成されている。
【0025】
量子ドット層14の材料としては、例えばInAsが用いられている。量子ドット層14には、複数の量子ドット15が形成されている。量子ドット15は、S−Kモードにより自己形成された3次元成長島より成るものである。
【0026】
量子ドット層16の材料としては、例えばGaSbが用いられている。量子ドット層16には、複数の量子ドット17が形成されている。量子ドット17は、S−Kモードにより自己形成された三次元成長島より成るものである。
【0027】
最下層の量子ドット層14は、例えば1.8分子層相当の原料を供給することにより形成されている。最下層以外の量子ドット層14、16は、例えば0.7分子層相当の原料を供給することにより形成されている。最下層以外の量子ドット層14、16を形成する際に原料の供給量を少なく設定しているのは、最下層以外の量子ドット層14、16を形成する際に原料を多く供給すると、量子ドット層14、16に欠陥が生じてしまうためである。本実施形態では、最下層以外の量子ドット層14、16を形成する際には、原料の供給量を比較的少なく設定しているため、量子ドット層14、16に欠陥が生じてしまうのを防止することができる。
【0028】
中間層18の材料としては、例えばGaAsが用いられている。中間層は、例えば3分子層相当の原料を供給することにより形成されている。
【0029】
量子ドット15、17上に存在する中間層18の厚さは、例えば10nm以下と薄くなっている。量子ドット15、17上に存在する中間層18の厚さが薄いため、互いに近接する量子ドット15、17間においてキャリアの移動が可能となっている。
【0030】
なお、量子ドット15、17上に中間層18が存在していなくてもよい。即ち、互いに近接する量子ドット15と量子ドット17とが、互いに接触していてもよい。
【0031】
各々の量子ドット層14、16に形成された量子ドット15、17は、互いに重なり合うように形成されている。各々の量子ドット層14、16に形成された量子ドット15、17が互いに重なり合うように形成されているのは、一の量子ドットが形成された一の量子ドット層上に他の量子ドット層を形成すると、他の量子ドット層において一の量子ドットに重なり合うように他の量子ドットが形成される傾向があるためである。
【0032】
このように、半導体基板10の面に対して垂直方向に交互に積層された量子ドット15、17により、積層体22が構成されている。
【0033】
こうして、積層体22を含む活性層24を有する量子半導体装置が構成されている。
【0034】
ここで、積層体22のエネルギーバンド構造を図2を用いて説明する。図2は、積層体のエネルギーバンド構造を示す図である。
【0035】
図2から分かるように、InAsより成る量子ドット15とGaSbより成る量子ドット17とに構成されるエネルギーバンドラインナップは、タイプIIとなっている。
【0036】
本実施形態によれば、このようなエネルギーバンド構造になっているため、InAsより成る量子ドット15のみを用いて活性層を形成した場合や、GaSbより成る量子ドット17のみを用いて活性層を形成した場合と比較して、発光波長を長波長側にシフトすることが可能となる。
【0037】
本実施形態による量子半導体装置は、上述したように、材料が互いに異なる複数の量子ドット15、17が積層して成る積層体22を有することに主な特徴がある。
【0038】
本実施形態によれば、材料が互いに異なる複数の量子ドット15、17を積層することにより積層体22が構成されているため、所望のエネルギーバンド構造を得ることができる。このため、本実施形態によれば、所望の動作波長の量子半導体装置を提供することが可能となる。
【0039】
また、複数の量子ドット15、17を積層することにより積層体22が構成されているため、各々の量子ドット15、17においてサイズのばらつきが存在していたとしても、これら各々の量子ドット15、17のサイズのばらつきは、全体として相殺することができる。従って、本実施形態によれば、均一なサイズの積層体22を有する量子半導体装置を提供することができる。
【0040】
(量子半導体装置の製造方法)
次に、本実施形態による量子半導体装置の製造方法を図3及び図4を用いて説明する。図3及び図4は、本実施形態による量子半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
【0041】
まず、図3(a)に示すように、半導体基板10を用意する。半導体基板10としては、例えば面方位が(001)のGaAs基板を用いる。この後、半導体基板10の表面をクリーニングする。
【0042】
次に、例えばMBE法により、半導体基板10上に、下地結晶、即ちバッファ層12をエピタキシャル成長する。バッファ層12としては、例えばGaAs層を形成する。バッファ層12は、以下のようにして形成する。即ち、まず、基板温度を例えば600℃に設定した状態で、バッファ層12を450nm程度成長する。この後、基板温度を500℃まで低下させながら、バッファ層12を更に50nm程度成長する。こうして、バッファ層12が形成される。
【0043】
次に、図3(b)に示すように、バッファ層12上に、例えばMBE法により、量子ドット層14を形成する。量子ドット層14としては、例えばInAs層を形成する。InAsは、バッファ層12の材料であるGaAsと格子定数が異なるため、S−Kモードにより量子ドット15が自己形成される。
【0044】
量子ドット層14は、例えば以下のようにして形成する。即ち、まず、1.8分子層相当のInAsを供給し、この後、Inの供給を中止するとともに、Asの供給を30秒程度継続する。そうすると、良質な量子ドット層12が形成される。なお、量子ドット層12を形成する際の基板温度は、例えば500℃とする。GaAsより成るバッファ14層上に1.6分子層相当のInAsを供給すると、量子ドット15の自己形成が開始するため、1.8分子層相当のInAsを供給すれば、確実に量子ドットを自己形成することが可能である。量子ドット15の底面の直径は、例えば20〜30nm程度となる。また、量子ドット15の高さは、例えば3〜5nm程度となる。
【0045】
次に、例えばMBE法により、中間層18を形成する。中間層18としては、例えばGaAs層を形成する。中間層18は、例えば3分子層相当のGaAsを供給することにより形成する。基板温度は、例えば500℃とする。中間層18により、基板表面が全体として平坦化される。
【0046】
次に、例えばMBE法により、量子ドット層16を形成する。量子ドット層16としては、例えばGaSb層を形成する。量子ドット層14が形成された下地上に量子ドット層16を成長すると、下地の量子ドット15上に量子ドット17が形成されやすい傾向がある。このため、量子ドット15に重なり合うように量子ドット17が自己形成される。
【0047】
量子ドット層16は、例えば以下のようにして形成する。即ち、まず、0.7分子層相当のGaSbを供給し、この後、Gaの供給を中止するとともに、Sbの供給を継続する。そうすると、良質な量子ドット層16が形成される。なお、基板温度は、例えば500℃とする。量子ドット層16を成長する際における原料の供給量を、量子ドット層14を成長する際における原料の供給量より少なく設定しているのは、上述したように、量子ドット層16に欠陥が生じるのを防止するためである。
【0048】
次に、図4(b)に示すように、中間層18を形成する。中間層18は、上記と同様にして形成することができる。
【0049】
この後、量子ドット層14と量子ドット層16とを、中間層18を介して交互に繰り返し形成する。こうして、量子ドット層14と量子ドット層16とが中間層18を介して積層して成る積層膜20が形成される。量子ドット14、16及び中間層18は、上記と同様にして形成することができる。但し、最下層の量子ドット層14以外の量子ドット層14、16を形成する際には、原料の供給量を例えば0.7分子層相当とする。最下層以外の量子ドット層14、16を形成する際に原料の供給量を比較的少なく設定するのは、上述したように、量子ドット層14、16に欠陥が生じるのを防止するためである。また、下地に量子ドット15、17が存在している状態で量子ドット層14、16を形成すれば、原料の供給量が少なくても、量子ドット15、17を自己成長することができるためである。
【0050】
こうして、材料が互いに異なる複数の量子ドット15、17が積層されて成る積層体22を有する活性層24が形成される。
【0051】
こうして、本実施形態による量子半導体装置が製造される。
【0052】
(変形例)
次に、本実施形態による量子半導体装置の変形例を図5及び図6を用いて説明する。図5は、本変形例による量子半導体装置を示す断面図である。図5(b)は、図5(a)において円で囲まれた部分を拡大して示したものである。
【0053】
本変形例による量子半導体装置は、バッファ層12aと中間層18aの材料としてAlGaAsが用いられており、量子ドット層14の材料としてInAsが用いられており、量子ドット層16aの材料としてInPが用いられていることに主な特徴がある。
【0054】
図5に示すように、半導体基板10上には、バッファ層12aが形成されている。バッファ層12aの材料としては、AlGaAsが用いられている。
【0055】
バッファ層12a上には、量子ドット層14と量子ドット層16aとを中間層18aを介して積層して成る積層膜20aが形成されている。
【0056】
量子ドット層14の材料としては、図1に示す量子半導体装置と同様に、InAsが用いられている。量子ドット層14には、図1に示す量子半導体装置と同様に、量子ドット15が形成されている。
【0057】
中間層18aの材料としては、AlGaAsが用いられている。
【0058】
量子ドット層16aの材料としては、InPが用いられている。量子ドット層16aには、量子ドット17aが形成されている。量子ドット17aは、量子ドット17と同様に、S−Kモードにより自己形成された3次元成長島より成るものである。
【0059】
こうして、量子ドット15と量子ドット17aとが交互に積層されて成る積層体22aが構成されている。
【0060】
このようにして、積層体22aを含む活性層24aを有する量子半導体装置が構成されている。
【0061】
図6は、積層体22aのエネルギーバンド構造を示す図である。
【0062】
図6から分かるように、本変形例による量子半導体装置では、量子ドット15と量子ドット17aとにより構成されるエネルギーバンドラインナップは、タイプIとなっている。
【0063】
本変形例では、このようなエネルギーバンド構造になっているため、InAsより成る量子ドット15のみを用いて活性層を形成した場合と比較して、発光波長を短波長側にシフトすることが可能となる。
【0064】
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態による量子半導体装置及びその製造方法を図7乃至図10を用いて説明する。図7は、本実施形態による量子半導体装置を示す断面図である。図7(b)は、図7(a)において円で囲まれた部分を拡大して示したものである。
図1乃至図6に示す第1実施形態による量子半導体装置及びその製造方法と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
【0065】
本実施形態による量子半導体装置は、量子ドット層14と量子井戸層16bとを積層することにより、積層体22bが形成されていることに主な特徴がある。
【0066】
図7に示すように、バッファ層12上には、量子ドット層14と量子井戸層16bとを中間層18を介して交互に積層して成る積層膜20bが形成されている。
【0067】
量子井戸層16bの材料としては、例えばGaSbが用いられている。量子井戸層16bは、例えば1分子層相当の原料を供給することにより形成されている。
【0068】
量子ドット14間に存在する量子井戸層16bと量子ドット14とにより、全体として積層体22bが構成されている。
【0069】
こうして、積層体22bを含む活性層24bを有する量子半導体装置が構成されている。
【0070】
図8は、積層体22bのエネルギーバンド構造を示す図である。
【0071】
図8から分かるように、InAsより成る量子ドット15とGaSbより成る量子ドット16bとに構成されるエネルギーバンドラインナップは、タイプIIとなっている。このように、本実施形態によっても、図2に示す第1実施形態による量子半導体装置のエネルギーバンド構造と同様のエネルギーバンド構造を得ることができる。
【0072】
なお、バッファ層12及び中間層18bの材料としてAlGaAsを用い、量子ドット層14の材料としてInAsを用い、量子井戸層16bの材料としてInPを用いれば、図6に示す量子半導体装置と同様のエネルギーバンド構造を得ることも可能である。
【0073】
本実施形態のように、量子ドット層14と量子井戸層16bとを交互に積層した場合であっても、積層体22bを有する量子半導体装置を提供することができる。
【0074】
(量子半導体装置の製造方法)
次に、本実施形態による量子半導体装置の製造方法を図9及び図10を用いて説明する。図9及び図10は、本実施形態による量子半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
【0075】
まず、図3(a)を用いて上述した量子半導体装置の製造方法と同様にして、半導体基板10上に、バッファ層12を形成する(図9(a)参照)。
【0076】
次に、図3(b)を用いて上述した量子半導体装置の製造方法と同様にして、バッファ層10上に、量子ドット層14を形成する(図9(b)参照)。
【0077】
次に、図3(c)を用いて上述した量子半導体装置の製造方法と同様にして、量子ドット層10上に、中間層18を形成する(図9(c)参照)。
【0078】
次に、図4(a)に示すように、MBE法により、量子井戸層16bを形成する。量子井戸層16bの材料としては、例えばGaSbを用いる。量子井戸層16bは、例えば1分子層相当の原料を供給することにより形成する。原料の供給量が比較的少ないため、量子ドットが形成されず、量子井戸層16bとなる。量子井戸層16bを形成する際の基板温度は、例えば500℃とする。
【0079】
次に、図4(b)に示すように、中間層18を形成する。中間層18は、上記と同様にして形成することができる。
【0080】
この後、図4(c)に示すように、量子ドット層14と量子井戸層16bとを、中間層18を介して交互に繰り返し形成する。こうして、量子ドット層14と量子ドット層16bとが中間層18を介して積層して成る積層膜20bが形成される。量子ドット14、量子井戸層16b及び中間層18は、上記と同様にして形成することができる。但し、最下層の量子ドット層14以外の量子ドット層14を形成する際には、原料の供給量を例えば0.7分子層相当とする。最下層以外の量子ドット層14を形成する際に原料の供給量を比較的少なく設定するのは、上述したように、量子ドット層14に欠陥が生じるのを防止するためである。また、下地に量子ドット15が存在している状態で量子ドット層14を形成すれば、原料の供給量が少なくても、量子ドット15を自己成長することができるためである。
【0081】
こうして、材料が互いに異なる量子ドット15と量子井戸層16bとが積層されて成る積層体22bを有する活性層24bが形成される。
【0082】
このようにして、本実施形態による量子半導体装置が製造される。
【0083】
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態による量子半導体装置を図11を用いて説明する。図11は、本実施形態による量子半導体装置を示す断面図である。図1乃至図10に示す第1又は第2実施形態による量子半導体装置及びその製造方法と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
【0084】
本実施形態による量子半導体装置は、他の積層体22cが更に積層されており、積層体22の平均組成と他の積層体22cの平均組成とが互いに異なることに主な特徴がある。
【0085】
図11に示すように、積層膜20上には、中間層18bを介して、積層膜20cが形成されている。
【0086】
積層膜20は、上述したように、量子ドット層14と量子ドット層16とを中間層18を介して交互に積層することにより形成されている。積層膜20における最下層の量子ドット層14については、1.8分子層(ML、Mono−Layer)相当の原料を供給することにより形成されている。積層膜20における最下層以外の量子ドット14、16については、0.7分子層相当の原料を供給することにより形成されている。
【0087】
積層膜20cは、量子ドット層14と量子ドット層16とを中間層18を介して交互に積層することにより形成されている。積層膜20cにおける最下層の量子ドット14については、上記と同様に、1.8分子層相当の原料を供給することにより形成されている。積層膜20cにおける最下層以外の量子ドット層14については、0.7分子層相当の原料を供給することにより形成されている。積層膜20cにおける量子ドット層16については、上記と同様に、0.7分子層相当の原料を供給することにより形成されている。
【0088】
中間層18bは、例えば20nm相当以上の原料を供給することにより形成されている。
【0089】
こうして、積層膜20と積層膜20cとを含む活性層24cを有する量子半導体装置が構成されている。
【0090】
本実施形態によれば、積層膜20における2層目以降の量子ドット層14を形成する際に用いられる原料の供給量と、積層体20cにおける2層目以降の量子ドット層14を形成する際に用いられる原料の供給量とが互いに異なるため、積層体22の平均組成と積層体22cの平均組成とが互いに異なっている。このため、本実施形態によれば、積層体22と積層体22cとにおいて、互いに異なる特性を得ることができる。本実施形態によれば、平均組成が互いに異なる積層体22、22cが中間層18bを介して積層されているため、多様なエネルギーバンド構造を実現することができる。
【0091】
このように、互いに平均組成が異なる積層体22、22cを中間層18bを介して積層するようにしてもよい。
【0092】
[変形実施形態]
本発明は上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
【0093】
例えば、上記実施形態では、バッファ層、即ち下地結晶の材料としてGaAsやAlGaAsを用いたが、バッファ層の材料は、GaAsやAlGaAsに限定されるものではない。例えば、バッファ層の材料として、InP等を用いてもよい。
【0094】
また、上記実施形態では、中間層の材料としてGaAsやAlGaAsを用いたが、中間層の材料はGaAsやAlGaAsに限定されるものではない。バッファ層、即ち下地結晶とほぼ格子整合する材料を適宜用いることができる。バッファ層の材料として例えばInPを用いた場合には、中間層の材料として例えばInPを用いることができる。
【0095】
また、上記実施形態では、量子ドット層や量子井戸層の材料として、InAsやGaSb等を用いたが、量子ドット層や量子井戸層の材料は、これらの材料に限定されるものではない。バッファ層や中間層と格子定数が異なる材料を適宜用いることができる。バッファ層の材料として、例えばGaAsやAlGaAsを用いる場合には、量子ドット層や量子井戸層の材料として、例えば、InAs、GaSb、InSb、InP、AlSb等を用いることが可能である。また、バッファ層の材料として、例えばInPを用いる場合には、量子ドット層や量子井戸層の材料として、例えば、InAs、GaSb、InSb、GaAs、AlAs等を用いることが可能である。
【0096】
また、上記実施形態では、材料が互いに異なる量子ドット層等を中間層を介して交互に積層したが、材料が互いに異なる量子ドット層等は必ずしも交互に積層しなくてもよい。所望のエネルギーバンド構造が得られるように、材料が互いに異なる量子ドット層を形成する周期を適宜設定してもよい。また、材料が互いに異なる量子ドット層等を周期的に積層することなく、変則的に積層してもよい。
【0097】
また、量子ドット層や量子井戸層を形成する際に用いる原料の供給量は、上記に限定されるものではない。所望の特性の積層体が得られるように、量子ドット層や量子井戸層を形成する際に用いる原料の供給量を適宜設定すればよい。
【0098】
また、積層体を形成した後に、積層体を混晶化するための熱処理を行ってもよい。
【0099】
(付記1) 材料が互いに異なる量子ドットが複数積層されて成る積層体を有する
ことを特徴とする量子半導体装置。
【0100】
(付記2) 材料が互いに異なる量子ドットと量子井戸とが積層されて成る積層体を有する
ことを特徴とする量子半導体装置。
【0101】
(付記3) 付記1又は2記載の量子半導体装置において、
前記量子ドットは、S−Kモードによって自己形成された3次元成長島より成る
ことを特徴とする量子半導体装置。
【0102】
(付記4) 付記1記載の量子半導体装置において、
前記量子ドットは、中間層を介して積層されている
ことを特徴とする量子半導体装置。
【0103】
(付記5) 付記2記載の量子半導体装置において、
前記量子ドットと前記量子井戸とが、中間層を介して積層されている
ことを特徴とする量子半導体装置。
【0104】
(付記6) 付記1記載の量子半導体装置において、
前記量子ドットは、10nm以下の間隔で互いに近接している
ことを特徴とする量子半導体装置。
【0105】
(付記7) 付記2記載の量子半導体装置において、
前記量子ドットと前記量子井戸とが、10nm以下の間隔で互いに近接している
ことを特徴とする量子半導体装置。
【0106】
(付記8) 付記1乃至7のいずれかに記載の量子半導体装置において、
前記積層体は、AlGaAs又はGaAsより成る下地結晶上に形成されており、
前記量子ドットは、InAs、GaSb、InSb、InP及びAlSbのいずれかより成る
ことを特徴とする量子半導体装置。
【0107】
(付記9) 付記1乃至7のいずれかに記載の量子半導体装置において、
前記積層体は、InPより成る下地結晶上に形成されており、
前記量子ドットは、InAs、GaSb、InSb、GaAs及びAlAsのいずれかより成る
ことを特徴とする量子半導体装置。
【0108】
(付記10) 付記1乃至9のいずれかに記載の量子半導体装置において、
前記積層体上に形成された他の積層体を更に有し、
一の前記積層体の平均組成と、他の前記積層体の平均組成とが互いに異なる
ことを特徴とする量子半導体装置。
【0109】
(付記11) 付記1乃至10のいずれかに記載の量子半導体装置において、
前記積層体が混晶化されている
ことを特徴とする量子半導体装置。
【0110】
(付記12) 下地結晶上に、前記下地結晶と格子定数が異なる材料より成る量子ドット層をエピタキシャル成長することにより、三次元成長島より成る量子ドットを自己形成する工程と、
前記量子ドット層上に、前記下地結晶と格子定数がほぼ等しい材料より成る中間層をエピタキシャル成長する工程と、
前記中間層上に、前記量子ドット層と異なる材料より成る他の量子ドット層をエピタキシャル成長することにより、三次元成長島より成る他の量子ドットを前記量子ドット上に自己形成する工程と
を有することを特徴とする量子半導体装置の製造方法。
【0111】
(付記13) 下地結晶上に、前記下地結晶と格子定数が異なる材料より成る量子ドット層をエピタキシャル成長することにより、三次元成長島より成る量子ドットを自己形成する工程と、
前記量子ドット層上に、前記下地結晶と格子定数がほぼ等しい材料より成る中間層をエピタキシャル成長する工程と、
前記中間層上に、前記量子ドット層と異なる材料より成る量子井戸層をエピタキシャル成長する工程と
を有することを特徴とする量子半導体装置の製造方法。
【0112】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によれば、材料が互いに異なる複数の量子ドット等を積層することにより積層体が構成されているため、所望のエネルギーバンド構造を得ることができる。このため、本発明によれば、所望の動作波長の量子半導体装置を提供することができる。
【0113】
また、複数の量子ドット等を積層することにより積層体が構成されているため、各々の量子ドットにおいてサイズのばらつきが存在していたとしても、これら各々の量子ドットのサイズのばらつきは、全体として相殺することができる。従って、本発明によれば、均一なサイズの積層体を有する量子半導体装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による量子半導体装置を示す断面図である。
【図2】積層体のエネルギーバンド構造を示す図(その1)である。
【図3】本発明の第1実施形態による量子半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その1)である。
【図4】本発明の第1実施形態による量子半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その2)である。
【図5】本発明の第1実施形態の変形例による量子半導体装置を示す断面図である。
【図6】積層体のエネルギーバンド構造を示す図(その2)である。
【図7】本発明の第2実施形態による量子半導体装置を示す断面図である。
【図8】積層体のエネルギーバンド構造を示す図(その3)である。
【図9】本発明の第2実施形態による量子半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その1)である。
【図10】本発明の第2実施形態による量子半導体装置の製造方法を示す工程断面図(その2)である。
【図11】本発明の第3実施形態による量子半導体装置を示す断面図である。
【符号の説明】
10…半導体基板
12、12a…バッファ層
14…量子ドット層
15…量子ドット
16、16a…量子ドット層
16b…量子井戸層
17、17a…量子ドット
18、18a、18b…中間層
20、20a〜20c…積層膜
22、22a〜22c…積層体
24、24a〜24c…活性層
Claims (5)
- 材料が互いに異なる量子ドットが複数積層されて成る積層体を有する
ことを特徴とする量子半導体装置。 - 材料が互いに異なる量子ドットと量子井戸とが積層されて成る積層体を有する
ことを特徴とする量子半導体装置。 - 請求項1又は2記載の量子半導体装置において、
前記量子ドットは、S−Kモードによって自己形成された三次元成長島より成る
ことを特徴とする量子半導体装置。 - 下地結晶上に、前記下地結晶と格子定数が異なる材料より成る量子ドット層をエピタキシャル成長することにより、三次元成長島より成る量子ドットを自己形成する工程と、
前記量子ドット層上に、前記下地結晶と格子定数がほぼ等しい材料より成る中間層をエピタキシャル成長する工程と、
前記中間層上に、前記量子ドット層と異なる材料より成る他の量子ドット層をエピタキシャル成長することにより、三次元成長島より成る他の量子ドットを前記量子ドット上に自己形成する工程と
を有することを特徴とする量子半導体装置の製造方法。 - 下地結晶上に、前記下地結晶と格子定数が異なる材料より成る量子ドット層をエピタキシャル成長することにより、三次元成長島より成る量子ドットを自己形成する工程と、
前記量子ドット層上に、前記下地結晶と格子定数がほぼ等しい材料より成る中間層をエピタキシャル成長する工程と、
前記中間層上に、前記量子ドット層と異なる材料より成る量子井戸層をエピタキシャル成長する工程と
を有することを特徴とする量子半導体装置の製造方法。
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