JP2008060475A - 量子半導体デバイスおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い均一性と発光特性を実現する量子ドット近接積層構造の量子半導体デバイスを提供する。
【解決手段】量子半導体デバイスは、第1の量子ドット(13)と、前記第1の量子ドットを覆う半導体結晶層(15)と、前記半導体結晶層において前記第1の量子ドットの直上に位置するナノホール(16)と、前記ナノホール上に位置する第2の量子ドット(18)を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、量子半導体デバイスとその作製方法に関し、特に、高均一の量子ドット近接積層構造を有する量子半導体デバイスとその作製方法に関する。
近年、量子ドットの光電子デバイスへの適用が注目を集め、種々の研究、開発がなされている。3次元的なキャリアの閉じ込め構造である量子ドットは、キャリアの一次元的な閉じ込めである量子井戸構造や、二次元的な閉じ込めである量子細線構造と比較して、キャリアのエネルギスペクトルが非常に鋭く、離散的になる。室温においても、キャリアの遷移が量子準位間で不連続に生じ、鋭い発光スペクトルを得ることができる。
量子ドットの形成には、ヘテロエピタキシャル成長の初期に出現するいわゆるS−K(Stranski-Krastanov)モード成長を利用する方法が、一般的に採用されている。この方法では、ヘテロ界面に生じる歪エネルギを利用するため、リソグラフィやエッチングなどのようなバルク材料の加工を必要とせず、簡単なプロセスで量子ドットが自己形成される。たとえば、GaAs基板上に、格子定数の大きく異なるInGaAs層を数分子層成長させることによって、直径30〜40nm程度のInGaAsのドットを自己形成することができる。
量子ドットは、そのエネルギ効率や温度安定性の面から、種々のデバイスへの適用が試みられている。代表的な適用例として、量子ドットアレイを活性層に利用した量子ドット半導体レーザがある。量子ドットを半導体レーザに適用する場合には、所望の発光波長を得ることが重要である。また、安定した発光出力を得るために、量子ドットの幅方向の均一のみならず、高さ方向の大きさも均一であることが望ましい。
高さ方向のゆらぎを小さくするとともに、所望の発光波長を得るために、下地結晶上に異なる材料で形成した平坦な量子ドットを交互に積層して量子ドット積層体を構成する手法が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。この方法では、一層目の量子ドットと二層目の量子ドットで異なる材料を用いることにより、所望のエネルギバンド構造を実現している。
異なる材料を交互に用いるため、量子ドットの平坦化は、欠陥発生防止のための必然的な要求となっている。すなわち、量子ドットでの欠陥の発生を防止するため、原料ガスの供給量を低く抑え、完全なドット形状が構成される前に、次の層の形成へと移行する。一層目の量子ドットの形成には、1.8分子層(ML)相当の原料を供給し、二層目以降では0.7ML相当の原料を供給する。この条件では、一層目の量子ドットの高さは3〜5nm程度、2層目以降の量子ドットの高さは、1.2nm〜2nm程度である。
量子トッドを活性層に用いた半導体レーザで十分な光閉じ込め係数を得るには、量子ドット積層体で、ある程度の厚さを確保する必要があるが、上記の方法では、何層も積層しなければ厚さをかせぐことができない。しかし、各層で条件を最適化する必要があるところ、上層へ行くほど最適化が難しく、現実に何層も量子ドット層を積層することは困難である。
特に、平坦な量子ドットを重ねるため、間を埋めるスペーサ層も薄くなり、下層の量子ドット層からの応力場の影響により、積層量子ドット構造の制御が困難である。さらに、量子ドットをS−K成長させるためのウェッティング層を狭い間隔で重ねるため、キャリア抜けの原因にもなる。
一方、積層した量子ドットの最上層を覆うキャップ層をアニールして、最上層の量子ドットの直上にナノホールを自己形成し、ナノホール内を導電体で埋め込んでナノホール電極を作製する方法が提案されている(たとえば、特許文献2参照)。この手法により、下層の量子ドットに対して個別にキャリアの注入、取り出しが可能になる。
特開2004−235329号公報 特開2006−66463号公報
従来の量子ドット積層体の問題点に鑑みて、高い均一性と発光特性を実現する量子ドットの近接積層体を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明では、量子ドットの近接積層に、ナノホールの自己形成技術を取り入れる。すなわち、第1層目のInAs量子ドットを覆うGaAsスペーサ層を所定の条件でアニール処理することにより、第1層目の埋め込みInAs量子ドットの直上に、GaAsナノホールを自己形成する。このナノホール内に2層目のInAs量子ドットを直接成長することにより、高度に自己整合し、均一かつ十分な高さの量子ドットを連続形成する。
具体的には、本発明の第1の側面では、量子半導体デバイスは、
(a)第1の量子ドットと、
(b)前記第1の量子ドットを覆う半導体結晶層と、
(c)前記半導体結晶層において前記第1の量子ドットの直上に位置するナノホールと、
(d)前記ナノホール上に位置する第2の量子ドットを
を有する。
良好な実施例では、前記第1の量子ドットと第2の量子ドットは、前記ナノホールで高さ方向に接続する。
例えば、第1および第2の量子ドットは、ともにInAs量子ドットである。あるいは 第1の量子ドットをInAs量子ドットとし、第2の量子ドットをGaSb量子ドットとしてもよい。
この場合、前記第1のInAs量子ドットの下地層として、GaSb層をさらに有してもよい。
本発明の第2の側面では、量子半導体デバイスの作製方法は、
(a)半導体基板上に、第1の量子ドットを成長するステップと、
(b)前記第1の量子ドットを埋め込む半導体結晶層を形成するステップと、
(c)前記第1の半導体結晶層を所定の条件でアニールして、前記第1の量子ドットの直上にナノホールを自己形成するステップと、
(d)前記ナノホール内に第2の量子ドットを成長するステップと
を含むことを特徴とする。
幅方向と高さ方向の双方で高度に均一な量子ドット層を近接積層することができる。この結果、きわめて狭い発光スペクトラムを、再現性良く実現できる。
以下で、添付図面を参照して、本発明の良好な実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る量子ドットの近接積層構造の概略断面図である。この近接積層構造は、GaAsバッファ層11上に、第1のInAs量子ドット14と、これを覆うGaAsスペーサ層15と、第1のInAs量子ドット14の直上に位置するGaAsナノホール16上に形成される第2のInAs量子ドット18とで構成される。
GaAsナノホール16が、第1のInAs量子ドット14の直上に自己形成され、このGaAsナノホール16内に、第2のInAs量子ドット18が優先的に成長するので、第1のInAs量子ドット14と、第2のInAs量子ドット18の積層方向での整合性は非常によい。
図1の量子ドット積層体のサンプルの作製方法を説明する。まず、図示しないGaAs(100)基板11上に、膜厚200nmのGaAsバッファ層11を、分子線エピタキシ(MBE)法により590℃で形成する。その後、基板温度を500℃まで冷却し、InAs層13をウェッティング層として、S−Kモードで第1のInAs量子ドット14を成長する。成長条件は、As圧力が3×10-7Torr、成長速度は0.035ML/s、InAsの成長量は2.6MLである。このような低いAs圧力と低い成長速度で、平均直径30nm、平均高さが8nmの第1のInAs量子ドット14が、約3×1010/cm2の密度で形成される。
第1のInAs量子ドット14上に、GaAsスペーサ層15を10nm成長する。成長条件は、基板温度450℃、As圧力3×10-7Torrである。その後、As圧力下で、500℃で5分間アニール処理する。このアニール処理により、GaAsスペーサ層15の表面に、直径約27nm、深さ約2nmのGaAsナノホール16が自己形成される。ナノホール16の発生密度は約3×1010/cmであり、第1のInAs量子ドット14の成長密度とほぼ一致する。
これは、第1のInAs量子ドット14の直上に位置するGaAsスペーサ層15がInAs量子ドット14からの引っ張り応力を受け、歪エネルギが蓄積されたGaAs部分が、アニール処理により離脱するためと考えられる。なお、GaAsナノホール16は、GaAsスペーサ層15に埋め込まれた第1のInAs量子ドット14の頂点と接触した後、しばらくはその深さが飽和し、安定する。
次に、第1のInAs量子ドットと同じ成長条件で、第2のInAs層17を形成し、S−Kモードで第2のInAs量子ドット18を成長する。第2のInAsカバレッジは3.4MLである。第2のInAs量子ドット18は、GaAsナノホール16内に自己整合的に成長し、第1のInAs量子ドット14との積層方向での整合性が非常によい。また、GaAsナノホール16の深さを第1のInAs量子ドットの頂点に到達するように制御することで、第1のInAs量子ドット14と、第2のInAs量子ドット18とを接続することができる。
第2のInAs量子ドット18を形成した時点で、GaAsバッファ層11からの高さが約18nmである。本発明の実施形態の手法により、従来の積層方法で6〜7層の成長を繰り返すことで達成された高さを、わずか2層の積層で実現可能になる。
図2は、上述した方法で作製したInAs量子ドット積層体の断面STEM像である。このSTEM像は、第2のInAs量子ドット18のカバレッジが2.0MLのときの写真である。第1のInAs量子ドット上のナノホール内に、第2のInAs量子ドットが整合的に成長している様子がわかる。
図3は、第2のInAs量子ドット層の成長量を、0ML〜3.0MLに変化させたときのAFM像である。図3(a)の0MLのときのAFM像において、黒く散在する点がGaAsスペーサ層15に形成されたGaAsナノホール16である。
図3(b)の成長量が1.6MLの時点では、InAsは、GaAsナノホール16上に優先的に、しかもランダムに埋め込まれる。この成長初期のランダムな埋め込みについては、図4を参照して後述する。
図3(c)の成長量が2.0MLの時点では、GaAsナノホール16上にInAs量子ドット18が整合して形成されているが、サイズにばらつきがみられる。この時点でGaAsスペーサ層表面からのInAs量子ドットの平均高さは4nmである。
図3(d)の成長量が3.0MLになると、InAs量子ドット18のサイズが均一になる。成長量が2.0MLを超えると、徐々に{136}ファセットがInAs量子ドット18の側壁に現れるようになり、成長量が3.0MLでは、{136}ファセットの形成を示すRHEEDシェブロンパターンが頻繁に観察されることから、InAs量子ドットの近接積層成長において自己制限効果が働き、図3(d)のように均一な第2のInAs量子ドット18が得られる。この時点で、GaAsスペーサ層表面からのInAs量子ドット18の平均高さは6nmである。成長量が3.0MLを超えると、InAs量子ドット18のサイズはほぼ制限されるが、高さは成長量とともに増加し、成長量3.4MLでの平均高さは8nmになる。
図4は、図3(b)の成長量が1.6MLのときのAFM像(110)断面プロファイルである。このプロファイルから、InAsは、GaAsナノホール16の底面の中心から優先的に取り込まれていくことがわかる。
また、同じ1.6MLの成長の時点で、ほとんど埋まっていないナノホールや、半分程度埋め込まれたナノホール、ドットが形成され始めているナノホールなど、GaAsナノホール16上へのInAs取り込み量にばらつきが見られる。InAsアイランドの高さの範囲は、0.1nm〜1.5nmである。
これは、GaAsナノホール16の平均間隔に比べて、In原子の表面拡散長が十分長いために、In原子のGaAsナノホール16への取り込みが確率的な過程として起きていることを示している。このように、第2のInAs量子ドット18の成長初期の段階では、サイズ揺らぎがみられるが、図3(d)と関連して説明したように、成長量が3.0ML以上に増すと、高度に均一な量子ドットが、第1のInAs量子ドット14上に精度よく整合して形成される。
図5は、実施形態のInAs量子ドット近接積層体の、12KでのPLスペクトラムである。こPLのスペクトラムは、図1の状態から第2のInAs量子ドット18上に、In0.1Ga0.9As歪緩和層を12.5nm、その上にGaAsキャップ層を87.5nm成長し、12Kまで冷却して測定したものである。InGaAs歪緩和層およびGaAsキャップ層の成長条件は、460℃でAs圧力が6×10-7Torrである。
12Kでのピーク波長は1162nmである。これは、単層のInAs量子ドットの発光波長よりもわずかに短い。そして、このPLスペクトラムの全半値幅(FWHM)は、14.5meVと、きわめて狭い。狭い発光半値幅は、量子ドット構造の均一性の高さを示すが、この場合は、量子ドットの幅方向の均一性に加えて、特に量子ドットの高さ方向への揺らぎを抑制した結果により、このような良好な発光特性が実現できたと考えられる。
図6は、図1の量子ドットの近接積層体の適用例を示す。図1の例では、InAs量子ドットの積層体を、量子ドット半導体レーザの活性層に適用している。この半導体レーザは、n型GaAs(001)基板31上にn型GaAsバッファ層32、n型AlGaAsクラッド層33、GaAs導波層34、活性層35、GaAs導波層36、p型AlGaAsクラッド層37が、この順で積層されている。p型AlGaAsクラッド層37の上には、開口(窓部)を有するSiO2層が形成され、電流注入用のp型電極39が設けられる。GaAs基板31の裏面には、n型電極40が設けられる。
図6(b)活性層35は、図1に示す構成の近接積層体を2層に重ねたものである。第1の近接積層体61上に、GaAsキャップ層47を介して、第2の近接積層体62が積層されている。
図6(b)の例では、近接積層体61、62の各々において、第1のInAs量子ドット層43、53は、それぞれGaSb層41、51上に形成されている。GaSb層41、51上にInAs量子ドット43、53を成長する場合も、基板温度500℃、成長速度0.035ML/s、As圧力が3×10-7という低い成長速度とAs圧力で、S−Kモード成長を行う。
GaSb層上にInAs量子ドットを成長することにより、図1のようにGaAs上にInAs量子ドットを形成する場合と比較して、幅方向および高さ方向に同程度のサイズの量子ドットが1.1×1011cm-2以上の高密度に形成することができる。
第1のInAs量子ドット43、53を覆うGaAsスペーサ層44、54には、第1のInAs量子ドット43、53に整合してGaAsナノホール45、55が自己形成され、GaAsナノホール45、55上に直接第2のInAs量子ドット46、56が自己形成されている。第1のInAs量子ドット(埋め込み量子ドット)43の底面から第2のInAs量子ドット(積層量子ドット)の頂上までの高さは、ほぼ均一に18nm程度である。
図6(b)では、第1のInAs量子ドット層43、53の下層にGaSb層41、51を挿入して高密度を達成しているので、近接積層体61を単一で用いても、十分な発光を得ることができるが、第2の近接積層体62を積層することにより、さらに実用に適した狭スペクトラム、高発光のレーザを作製することが可能になる。
また、InAs量子ドット層43、53の下地にGaSb層41、51を挿入せずに、図1の構成の近接積層体を2以上、繰り返し積層することによっても、十分な発光を得ることができる。
図7(a)は、本発明の実施形態の変形例を示す概略構成図であり、図7(b)は、図7(a)の構成のバンド構成を示す図である。図7(a)に示す例では、GaAsバッファ層81上に、InAs層83から第1のInAs量子ドット84を成長する。InAs量子ドット84の密度は、ほぼ3×1010/cm2である。次に、GaAsスペーサ層85で、第1のInAs量子ドット84を埋め込む。その後、図1と同様の条件で、GaAsスペーサ層85をアニールし、第1のInAs量子ドット84の直上に、GaAsナノホール86を形成する。GaAsナノホール86上に、直接GaSb量子ドット88を形成する。GaSb量子ドットの成長条件は、0.035ML/sの低レートで、3.7MLまで成長する。最終的なGaSb量子ドットの密度は、3×1010/cm2である。
図7(b)のバンド構成図に示すように、InAsはタイプIのバンド構造を有し、GaSbはタイプIIのバンド構造を有する。タイプIとタイプIIが連続するバンド構造により、電子とホールの結合エネルギが小さい方向にシフトし、InAs量子ドットのみの近接積層体と比較して、長波長が実現できる。
図8は、InAs量子ドット84上のナノホール86上に、GaSb量子ドット88を3.7ML成長したときのAFM写真である。GaAsナノホール86の存在により、タイプIとタイプIIの異なる種類の量子ドットを、自己整合的に接続することができ、第2層目のGaSb量子ドット88においても、高密度、高均一を維持することができる。
このサンプルの室温での発光波長は、1.24μmであるが、図7(a)の近接積層体を覆うキャップ層の材料や条件を最適化することにより、1.28μmの発光波長も実現可能であり、1.3μm帯の光通信用の発振レーザへの適用が期待できる。
なお、図6のように第1の量子ドットをInAs、ナノホール上の第2の量子ドットをGaSbとする構成と、図6(b)のように、第1のInAs量子ドットの下地にGaSb層を挿入する構成とを組み合わせることもできる。
以上述べたように、本発明では、幅方向、高さ方向ともに均一性の高い、狭スペクトラムの量子ドット近接積層体が実現される。
本発明の一実施形態に係る量子ドット近接積層体の概略構成図である。 図1の量子ドット積層構造の断面STEM像である。 GaAsナノホール上の積層InAs量子ドットの成長過程を示すAFM像である。 成長量1.6MLのAFM像から抽出した(110)断面プロファイルである。 積層InAs量子ドットのPLスペクトラムである。 本発明の実施形態に係る量子ドットの近接積層体を適用した量子ドットレーザの概略構成図である。 本発明の実施形態の量子ドット近接積層体の変形例と、そのバンド構造を示す模式図である。 InAs量子ドット直上のナノホール上に成長したGaSb量子ドットのAFM写真である。
符号の説明
13、43、53、83 InAs量子ドット(第1の量子ドット)
15、44、54、85 GaAsスペーサ層
16、45、55、86 GaAsナノホール
18,46,56 InAs量子ドット(第2の量子ドット)
30 量子ドットレーザ
35 活性層
41,51 GaSb下地層
61、62 量子ドット近接積層体
88 GaSb量子ドット(第2の量子ドット)

Claims (15)

  1. 第1の量子ドットと、
    前記第1の量子ドットを覆う半導体結晶層と、
    前記半導体結晶層において、前記第1の量子ドットの直上に位置するナノホールと、
    前記ナノホール上に位置する第2の量子ドットを
    を有することを特徴とする量子半導体デバイス。
  2. 前記第1の量子ドットと、第2の量子ドットは、同じ材料で構成されることを特徴とする請求項1に記載の量子半導体デバイス。
  3. 前記第1の量子ドットと、第2の量子ドットは、異なる材料で構成されることを特徴とする請求項1に記載の量子半導体デバイス。
  4. 前記第1の量子ドットと第2の量子ドットは、前記ナノホールで高さ方向に接続することを特徴とする請求項1に記載の量子半導体デバイス。
  5. 前記第1および第2の量子ドットはInAsであることを特徴とする請求項1に記載の量子半導体デバイス。
  6. 前記第1の量子ドットはInAsであり、第2の量子ドットはGaSbであることを特徴とする請求項1に記載の量子半導体デバイス。
  7. 前記第1のInAs量子ドットの下地層にGaSb層をさらに有することを特徴とする請求項5または6に記載の量子半導体デバイス。
  8. 前記第1の量子ドットの高さは約8nmであることを特徴とする請求項1に記載の量子半導体デバイス。
  9. 前記第2の量子ドットの前記半導体結晶層表面からの高さは約8nmであることを特徴とする請求項1に記載の量子半導体デバイス。
  10. 第1の量子ドットと、
    前記第1の量子ドットを覆う半導体結晶層と、
    前記半導体結晶層において、前記第1の量子ドットの直上に位置するナノホールと、
    前記ナノホール上に位置する量子ドットと
    で構成される量子ドット近接接合体を、1以上繰り返し積層した量子半導体デバイス。
  11. 半導体基板上に、第1の量子ドットを成長するステップと、
    前記第1の量子ドットを埋め込む半導体結晶層を形成するステップと、
    前記第1の半導体結晶層を所定の条件でアニールして、前記第1の量子ドットの直上にナノホールを自己形成するステップと、
    前記ナノホール内に第2の量子ドットを成長するステップと
    を含むことを特徴とする量子半導体デバイスの作製方法。
  12. 前記第1の量子ドットおよび第2の量子ドットをInAsで形成することを特徴とする請求項11に記載の量子半導体デバイスの作製方法。
  13. 前記第1の量子ドットをInAsで形成し、前記第2の量子ドットをGaSbで形成することを特徴とする請求項11に記載の量子半導体デバイスの作製方法。
  14. 前記第1の量子ドットの下地層として、GaSb層を挿入するステップ
    をさらに含むことを特徴とする請求項12または13に記載の量子半導体デバイスの作製方法。
  15. 前記第2の量子ドットの成長量は3.0ML〜3.4MLであることを特徴とする請求項11に記載の量子半導体デバイスの作製方法。
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