JP2004234198A - 運行管理システム - Google Patents

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JP2004234198A
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Yuriko Hattori
有里子 服部
Hideyuki Murakoshi
英之 村越
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Abstract

【課題】トラックの効率的な運行管理を安価な手段で実現する。
【解決手段】狭域無線通信システムによって、所定の位置に設置された路側器とトラックが搭載する車載器との間で通信が行われる。路側器から信号を受信した車載器は携帯電話を介して位置、時刻、車速あるいは温度を管理センターに自動的に送信する。管理センターは複数のトラックから受信した情報を一元管理し、適切な配車計画を立てて各トラックに指示する。狭域無線通信システムは更に、トラックが荷の集配場に出入りしたことを検知して管理センターに送信する。管理センターはトラックのID、コンテナのIDあるいはトラックの運行計画を返送して、トラックが集配場に入出する際の管理業務を援助する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トラック及びトラックの積荷の所在を管理する物流管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
トラックに搭載された車載システムと、物流センター側に設けられた管理システムとにより構築される物流情報管理システムであって、車載システム及び管理システムのそれぞれに、配送情報を含む配車管理情報を伝送する狭域無線通信手段と、トラック運行情報を伝送する広域無線通信手段とを設け、車載システムと管理システムとの間で、広域無線手段を介して運行管理情報を伝送し、狭域無線通信手段を介して配送情報を含む配車管理情報を伝送することを特徴とする物流情報管理システムが知られている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2000−231691号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、車両の運行状況が安価な手段で把握される運行管理システムを提供することである。
【0005】
本発明の他の目的は、車両を効率的に運用する運行管理システムを提供することである。
【0006】
本発明の更に他の目的は、車両によって運搬される荷の管理を正確に行う運行管理システムを提供することである。
【0007】
本発明の更に他の目的は、荷の集積場の出入口における車両の入出管理業務を効率化する運行管理システムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以下に、[発明の実施の形態]で使用される番号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
【0009】
本発明における運行管理システムは、路側に設けられ、狭域無線通信システムによって位置情報(121)を発信する発信装置を備えた固定アンテナ(14、24、34)と、車両(1)に搭載され位置情報(121)を受信する車載器(12)と、車載器(12)に接続され、通信ネットワーク(4)を介してサーバ(201)と通信を行う移動通信端末(18)とを具備している。車載器(12)は、固定アンテナ(14、24、34)の通信範囲(15、25、35)に入ったとき位置情報(121)と車載器ID(112)とを含む運行情報を移動通信端末(18)を用いてサーバ(201)に自動的に送信する起動部(103)を具備している。
【0010】
サーバ(201)は、固定施設である管理センター(8)の内部に設置されている。
【0011】
車載器ID(112)は、ひとつの車載器(12)にひとつ割り当てられた数字あるいは文字列である。車載器ID(112)は、車載器(12)を搭載した車両(1)が複数あるときに各々の車載器(12)を他から区別して特定するために用いられる。
【0012】
こうした運行管理システムによれば、管理センター(8)において車両(1)の位置を安価な手段で把握することができる。
【0013】
本発明における運行管理システムは、サーバ(201)と、路側に設けられ、狭域無線通信システムによって位置情報(121)を発信する発信装置を備えた固定アンテナ(14、24、34)と、車両(1)に搭載され位置情報(121)を受信する車載器(12)と、車載器(12)に接続され、通信ネットワーク(4)を介してサーバ(201)と通信を行う移動通信端末(18)とを具備している。車載器(12)は、固定アンテナ(14、24、34)の通信範囲(15、25、35)に入ったとき位置情報(121)と車載器ID(112)とを含む運行情報を移動通信端末(18)を用いてサーバ(201)に自動的に送信する起動部(103)を具備している。サーバ(201)は、管理者(204)の求めに応じて運行情報を出力する。
【0014】
本発明による運行管理システムにおいて、車両(1)は複数であり、サーバ(201)は更に複数の車両(1)が所属する運送会社(図示しない)と車載器ID(112)とを対応付ける運送会社テーブル(図示しない)を具備している。サーバ(201)は、車載器ID(112)と運送会社テーブル(図示しない)とを用いて運行情報を運送会社別に分類し、分類された各々の運行情報を対応する各々の運送会社に送信する。
【0015】
サーバ(201)は更に、車載器ID(112)を用いて運行情報を運送会社別に分類して各々の運送会社に送信する。
【0016】
本発明による運行管理システムは更に、運行情報を用いて到着時刻(318)を予測し、管理センター員(204)の求めに応じて予測された到着時刻(318)を出力する到着時刻予測部(305)を具備している。
【0017】
こうした運行管理システムによれば、車両(1)の実際の運行に対応して、あるいは交通情報に対応して、最新の情報に基づいた到着時刻の予測がなされる。
【0018】
本発明による運行管理システムにおいて、サーバ(201)は更に、運行情報を用いて車両(1)が目的地に到達するまでの経路を示す経路情報を自動的に作成し、移動通信端末(18)に経路情報を送信する経路指示部(306)を具備している。
【0019】
こうした運行管理システムによれば、車両(1)の実際の運行に対応して、あるいは交通情報に対応して、最新の情報に基づいた経路が車両(1)に指示されるため、運送の効率が高くなる。
【0020】
本発明による運行管理システムにおいて、車両(1)は複数であり、サーバ(201)は運行情報を用いて複数の車両(1)の配送計画を作成し、その配送計画を用いて複数の車両(1)の各々に対して行き先を支持する配送管理部(307)を具備している。運行情報は、車両(1)が積載しているコンテナ(2)が空であるか実入(コンテナが荷を収納している状態)であるかを示す情報である空/実入区分(113)を含んでいることが好ましい。
【0021】
こうした運行管理システムによれば、車両の実際の運行に対応して、あるいは交通情報に対応して、最新の情報に基づいて作成された配送計画に基づいた経路が各々の車両(1)に指示されるため、運送の効率が高くなる。運行情報が空/実入区分(113)を含んでいると、運搬すべき荷がある場所へ空のコンテナ(2)を積載した車両(1)を効率的に回送することができ、更に運送の効率が高くなる。
【0022】
本発明による運行管理システムは更に、所定の施設(20、30)の出入口に設置されサーバ(201)と通信可能な通信装置(図示せず)を備えた入出管理装置(22、32)を具備している。管理センター(8)は、車載器(12)から出入口に設置された固定アンテナ(24、34)の通信範囲(25、35)に入ったことを知らせる通信を受け取ったとき、運行情報を入出管理装置(22、32)に送信する。入出管理装置(22、32)は、車両(1)が所定の施設(20、30)に出入りする際に行われる所定の業務を、受信した運行情報を参照して行う。
【0023】
こうした運行管理システムによれば、所定の施設における入出管理業務が省力化される。こうした運行管理システムによれば、無人で、あるいは少ない人数で入出管理業務が行われる。更にこうした運行管理システムによれば、入出管理業務が短時間で行われ、車両(1)は施設の出入口において停止せずに、あるいは短い停止時間で施設に出入りすることができる。こうした運行管理システムによれば、運送業務の効率が高くなる。
【0024】
本発明による運行管理システムにおいて、移動通信端末(18)は携帯電話である。
【0025】
携帯電話は、既存の公衆回線網を介して車載器(12)と管理センター(8)との間でデータ通信を行う。携帯電話は、パケット通信を行う機能を備えていることが好ましい。こうした運行管理システムは、安価な手段で構築される。
【0026】
本発明による運行管理システムは更に、車両(1)の速度を検出してその速度の情報(131)を車載器(12)に送る車速センサー(16)を具備している。運行情報には、速度の情報(131)が含まれる。速度の情報(131)は、定期的に記録され、記録された時刻(130)とともに保存されることが好ましい。
【0027】
こうした運行管理システムは、車両(1)を運転する運転手に安全運転をしようとする高い意識を持つことを促す。更に、速度の情報(131)が保存されると、集積された速度の情報(131)を後から分析することによって、効率的な運行計画を作成することができる。更に、速度の情報(131)が保存されると、運転手が運行の記録を作成する手間が軽減する。
【0028】
本発明による運行管理システムは更に、車載器(12)を搭載した車両(1)の所定の場所(2)における温度を検出してその温度の情報(132)を車載器(12)に送る温度センサー(17)を具備している。運行情報には、温度の情報(132)が含まれる。
【0029】
こうした運行管理システムによれば、例えばコンテナ(2)が荷の品質を維持するために低温を維持する温度調節装置を備えている場合に、荷を配送する間、荷の品質が維持されていることが確認される。
【0030】
本発明による運行管理システムにおいて、運行情報には、車両(1)が運搬しているコンテナ(2)を特定するコンテナID(312)が含まれる。
【0031】
こうした運行管理システムによれば、コンテナ(2)の所在が確実に管理される。
【0032】
本発明による運行管理システムにおいて、狭域無線通信システムは、5.8GHz帯の電波を媒体として用いたDSRC(Dedicated Short Range Communication)システムである。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明による運行管理システムの実施の形態について説明する。
【0034】
図1を参照して、本発明の実施の形態における運行管理システムは、車両1を用いてコンテナヤード20から荷主工場30にコンテナ2を搬送する業務を管理するために用いられる。本発明による運行管理システムは複数の車両を管理するために好適に用いられる。本実施の形態においては、複数の車両のうちの1台を取り上げて説明がなされる。
【0035】
車両1はコンテナ2を積載している。車両1はコンテナ2を複数積載していることがある。
【0036】
運行管理システムは、狭域無線通信システムの発信装置を備えた路側器14、24、34を備えている。路側器14、24、34が発信する信号には、個々の路側器を特定する路側器ID121の情報が含まれている。狭域無線通信システムとしては、5.8GHz帯の電波を用いたDSRC(Dedicated Short Range Communication)システム、あるいは光通信システムが例示される。路側器14、24、34が狭域無線通信システムの受信機と通信を行うことができる通信範囲15、25、35は数メートルから数十メートルのオーダーである。
【0037】
路側器24はコンテナヤード20の出入口に設置されている。コンテナヤード20の出入口には更に、入出管理装置22が設置されている。入出管理装置22は図示しない通信装置によって管理センター8と通信可能である。
【0038】
路側器34は荷主工場30の出入口に設置されている。荷主工場30の出入口には更に、入出管理装置32が設置されている。入出管理装置32は図示しない通信装置によって管理センター8と通信可能である。
【0039】
路側器14は、コンテナヤード20と荷主工場30との間の経路にあたる道路の路側に設置されている。路側器14は経路上に分散して複数配置されていることが望ましい。
【0040】
運行管理システムは更に、車両1に搭載された車載機12を備えている。車載器12は路側器14、24、34から発信される狭域無線通信システムの信号を受信する受信部101を具備している。
【0041】
車載器12は、通信ネットワーク4を介して管理センター8とデータ通信が可能な携帯電話18に接続されている。携帯電話18は、車載器12が出力するデータを入力し、通信ネットワーク4を介して管理センター8にデータを送信する。
【0042】
管理センター8は、通信ネットワーク4を介して運送会社9のコンピュータシステムと通信可能に接続されている。
【0043】
本発明による運行管理システムは、複数の運行会社9の車両1を管理するために用いることができる。その場合、管理センター8は複数の運送会社9と通信ネットワーク4を介して接続されている。
【0044】
管理センター8と運送会社9のコンピュータシステムとは、通信ネットワーク4とは別の通信回線によって接続されていてもよい。
【0045】
狭域通信システムを用いた運行管理システムによれば、車載器12は、車両1の位置を示す情報を安価な手段で自動的に取得することができる。更に携帯電話18を用いた運行管理システムによれば、車両1の位置を示す情報が安価な手段で管理センター8に集約され管理されて、運送会社9に送信される。
【0046】
車載器12は車両1の走行の速度を検出する車速センサー16と、車両1に積載されたコンテナ2の内部の温度を検出する温度センサー17とに接続されている。
【0047】
図2を参照して、車載器12は、路側器14、24、34から発信される信号を受信する受信部101と、記憶部102と、携帯電話18を起動し携帯電話18にデータを送信する起動部103と、車速センサー16あるいは温度センサー17が出力するデータを入力する入力部104とを具備している。
【0048】
図3を参照して、記憶部102は、経路テーブル110と、状態テーブル111と、車載器ID112と、空/実入区分113と、コンテナ番号114とを格納している。
【0049】
車載器ID112は、複数の車両の各々が搭載している車載器12を特定するために一つの車載器12に対して一つ与えられる番号あるいは文字列である。空/実入区分113は、車両1が積載しているコンテナ2が空であるか実入(コンテナ2が荷を収納している状態)であるかを識別する情報である。コンテナ番号114は、個々のコンテナ2を特定するために1つのコンテナ2に対して1つ与えられる番号あるいは文字列である。
【0050】
図4を参照して、経路テーブル110は、時刻120と路側器ID121とを対応づけて格納している。
【0051】
図5を参照して、状態テーブル111は、時刻130と、車速センサー16が検出する車速131と、温度センサー17が検出する温度132とを対応づけて格納している。
【0052】
図6を参照して、管理センター8は、図示しない通信回線によって携帯電話18入出管理装置22、32あるいは運送会社9と通信を行う通信部202と、通信部202に接続されたサーバ201と、サーバ201に接続され管理センター員204によって操作される端末203とを備えている。サーバ201は、運送会社テーブル301と、運行テーブル302と、路側器テーブル303と、車載器テーブル304と、到着時刻予測部305と、経路指示部306と、配送管理部307とを備えている。
【0053】
図7を参照して、運送会社テーブル301は、車載器ID112と運送会社名311とを格納している。
【0054】
図8を参照して、運行テーブル302は、車両ID310と、空/実入区分113と、コンテナ番号312と、出発地点313と、出発時刻314と、通過地点315と、通過時刻316と、到着地点317と、到着予定時刻318と、到着時刻319とを格納している。
【0055】
図9を参照して、路側器テーブル303は、路側器ID121と地点331とを格納している。
【0056】
図10を参照して、車載器テーブル304は、車載器ID112と車両ID310とを格納している。
【0057】
こうした構成を備えた運行管理システムは、以下のように動作する。
【0058】
管理センター8に属する管理センター員204は、図示しない運行計画に従って運行テーブル302に車両ID310と、コンテナ番号312と、出発地点313と、到着地点317とを格納する。車載器12の記憶部102には、車両1が積んでいるコンテナ2のコンテナ番号114が図示しないオペレータによって入力される。記憶部102には更に、コンテナ2が荷を収納している(実入)か、空である(空)かを識別する情報である空/実入区分113が図示しないオペレータによって入力される。
【0059】
車両1は、コンテナヤード20で荷の入ったコンテナ2を積載し、コンテナヤード20の出口へ向かう。車両1がコンテナヤード20の出口付近に設置された路側器24に接近し、受信部101が路側器24から発信される信号を受信すると、起動部103は携帯電話18を自動的に起動し、車載器ID112と路側器24の路側器ID121とコンテナ番号114とを管理センター8に送信する。サーバ201は、受信したコンテナ番号114と運行テーブル302に格納されたコンテナ番号312とが一致していることを確認する。サーバ201は、受信したコンテナ番号114と運行テーブル302に格納されたコンテナ番号312とが一致していないとき、その旨を通信部202を介して携帯電話18に送信する。あるいはサーバ201は、受信したコンテナ番号114と運行テーブル302に格納されたコンテナ番号312とが一致していないとき、その旨を端末203から出力し、管理センター員204はその旨を図示しない電話を用いて携帯電話18に送信する。
【0060】
サーバ201は、路側器テーブル303において受信した路側器ID121に対応する地点331を抽出する。サーバ201は更に、車載器テーブル304において受信した車載器ID112に対応する車両ID310を抽出する。サーバ201は、抽出された地点331がコンテナヤード20の出入口であることを示しているとき、抽出された車両ID310と、運行テーブル302において該車両ID310に対応するコンテナ番号114とを通信部202を介して入出管理装置22に送信する。
【0061】
入出管理装置22を操作する図示しないオペレータは、受信した車両ID310とコンテナ番号114とを用いて、車両1と車両1が積んでいるコンテナ2とが図示しない運行計画と合致していることを確認する。入出管理装置22は、コンテナ2の外面に記載されたコンテナ番号を読み取って図示しない運行計画と照合するためにコンピュータに入力する図示しない光学式文字読み取り装置を具備していることが好ましい。
【0062】
路側器24と入出管理装置22とを用いた運行管理システムは、荷の集配場に例示される施設のゲートにおいて車両の入出を管理する業務において人間が行う作業を省力化し、無人あるいは少ない人数で入出管理業務を行うことを可能にする。更にこうした運行管理システムによれば、管理センター8において集中的に管理されている運行情報を用いて入出管理業務が行われるため、運行計画の変更が短時間で容易に行なわれる。更にこうした運行管理システムによれば、コンテナの所在を確実に記録することができる。
【0063】
コンテナヤード20における入出管理業務が終わると、入出管理装置22はその旨を図示しない通信手段を介して管理センター8に送信する。管理センター8は受信した時刻を運行テーブル302に出発時刻314として格納する。管理センター員204は、運行テーブル302を参照して出発時刻314が記載されていることを確認することによって、車両1が出発地点313から出発したことを確認することができる。
【0064】
到着時刻予測部305は、出発時刻314と図示しない交通情報とを用いて、車両1が荷主工場30に到着する時刻を予測し、運行テーブル302に到着予定時刻318として格納する。図示しないオペレータは、顧客あるいは車両1の運転手からの問合せに対して到着予定時刻318を参照して応答することができる。
【0065】
車両1が走行して受信部101がコンテナヤード20と荷主工場30の経路に設置された路側器14の通信範囲15に入ると、起動部103は携帯電話18を自動的に起動して車載器ID112と路側器14の路側器ID121とを管理センター8に送信する。
【0066】
サーバ201は、路側器テーブル303において路側器ID121に対応する地点331を抽出する。サーバ201は更に、車載器テーブル304において車載器ID112に対応する車両ID310を抽出する。サーバ201は、抽出した車両ID310に対応づけて、地点331を通過地点315として運行テーブル302に格納する。サーバ201は更に、時刻を通過時刻316として格納する。管理センター員204は、通過地点315と通過時刻316とを参照することによって、車両1の運行状況を随時知ることができる。
【0067】
こうした運行管理システムによれば、車両がいる地点と時刻とが安価な手段で管理される。
【0068】
サーバ201が備える到着時刻予測部305は、新規に格納された通過地点315と通過時刻316とを用いて到着時刻を予測して到着予定時刻318として格納することが好ましい。こうした運行管理システムは、渋滞あるいは工事によって交通状況が変化したときに正確な到着予定時刻を提供する。
【0069】
サーバ201が備える経路指示部306は、通過地点315と通過時刻316と図示しない交通情報とを用いて、通過地点315から荷主工場30までの適切な経路を示す情報を作成し、通信部202を介して携帯電話18に送信する。こうした運行管理システムは、車両1が走行している地点と交通状況とに対応して車両1に対して適切な経路を指示することができる。
【0070】
サーバ201が備える配送管理部307は、運行テーブル302を参照して複数の車両について空/実入区分113、通過地点315、通過時刻316を含む情報を抽出し、複数の車両をどのように配車するか運行計画を立て、複数の車両の各々に対して該運行計画に基づいた指示を出す。こうした運行管理システムは、車両の運行状況に即時的に対応して効率的な配車をすることができる。
【0071】
サーバ201は、受信した車載器ID112から運送会社テーブル301を用いて車両1が所属する運送会社名311を割り出す。サーバ201は、複数の車両1に関する運行テーブル302に格納されたデータを運送会社名311によって運送会社別に分け、各々の運送会社9の図示しないコンピュータシステムに送信する。こうした運行管理システムは、複数の業者の車両を1つの運行管理システムによって管理することができる。
【0072】
車載器12は、受信部101が路側器14から信号を受信したとき、路側器14の路側器ID121と時刻120とを対応づけて経路テーブル110に格納する。経路テーブル110を備えた運行管理システムは、運行状況を人間が記録する手間を省いて正確に記録する。
【0073】
車載器12は、車速センサー16が検出する車速131を一定時間毎に状態テーブル111に格納する。車速131が記録されていることによって、車両1を運転する運転手が安全運転をしようとする意識が向上する。車速131が記録されていることによって、交通状況の曜日あるいは季節による変動を分析することが可能になる。
車載器12は更に、温度センサー17が検出する温度132を一定時間毎に状態テーブル111に格納する。温度132が記録されていることによって、荷を配送する間、荷の品質を維持するためにコンテナ2の内部が低温に維持されていることが確認できる。
【0074】
車両1が荷主工場30の入口付近に設置された路側器34に接近し、受信部101が路側器34から発信される信号を受信すると、起動部103は携帯電話18を起動し、車載器ID112と路側器34の路側器ID121とコンテナ番号114とを管理センター8に送信する。
【0075】
サーバ201は、路側器テーブル303において受信した路側器ID121に対応する地点331を抽出する。サーバ201は更に、車載器テーブル304において受信した車載器ID112に対応する車両ID310を抽出する。サーバ201は、抽出された地点331が荷主工場30の出入口であることを示しているとき、抽出された車両ID310と、運行テーブル302において該車両ID310に対応するコンテナ番号114とを通信部202を介して入出管理装置32に送信する。
【0076】
入出管理装置32を操作する図示しないオペレータは、受信した車両ID310とコンテナ番号114とを用いて、車両1と車両1が積んでいるコンテナ2とが図示しない運行計画と合致していることを確認する。入出管理装置32は、コンテナ2の外面に記載されたコンテナ番号を読み取って図示しない運行計画と照合するためにコンピュータに入力する図示しない光学式文字読み取り装置を具備していることが好ましい。
【0077】
路側器34と入出管理装置32とを用いた運行管理システムは、車両の入出を管理する業務において人間が行う作業を省力化し、無人あるいは少ない人数で入出管理業務を行うことを可能にする。
【0078】
入出管理業務が終わると、入出管理装置32はその旨を図示しない通信手段を介して管理センター8に送信する。管理センター8は受信した時刻を運行テーブル302に到着時刻319として格納する。管理センター員204は、運行テーブル302を参照して到着時刻319が記載されていることを確認することによって、車両1が荷主工場30に到着したことを確認することができる。
【0079】
【発明の効果】
本発明によれば、車両の運行状況が安価な手段で把握される運行管理システムが提供される。
【0080】
更に本発明によれば、車両を効率的に運用する運行管理システムが提供される。
【0081】
更に本発明によれば、車両によって運搬される荷の管理を正確に行う運行管理システムが提供される。
【0082】
更に本発明によれば、荷の集積場の出入口における車両の入出管理業務を効率化する運行管理システムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施の形態における運行管理システムの構成を示す。
【図2】図2は、車載器の構成を示す。
【図3】図3は、記憶部の構成を示す。
【図4】図4は、経路テーブルを示す。
【図5】図5は、状態テーブルを示す。
【図6】図6は、管理センターの構成を示す。
【図7】図7は、運送会社テーブルを示す。
【図8】図8は、運行テーブルを示す。
【図9】図9は、路側器テーブルを示す。
【図10】図10は、車載器テーブルを示す。
【符号の説明】
1…車両
2…コンテナ
4…通信ネットワーク
6…基地局
8…管理センター
9…運送会社
12…車載器
14…路側器
15…通信範囲
16…車速センサー
17…温度センサー
18…携帯電話
20…コンテナヤード
22…入出管理装置
24…路側器
25…通信範囲
30…荷主工場
32…入出管理装置
34…路側器
35…通信範囲
101…受信部
102…記憶部
103…起動部
104…入力部
110…経路テーブル
111…状態テーブル
112…車載器ID
113…空/実入区分
114…コンテナ番号
120…時刻
121…路側器ID
131…車速
132…温度
201…サーバ
202…通信部
203…端末
204…管理センター員
301…運送会社テーブル
302…運行テーブル
303…路側器テーブル
304…車載器テーブル
305…到着時刻予測部
306…経路指示部
307…配送管理部
310…車両ID
311…運送会社名
312…コンテナ番号
313…出発地点
314…出発時刻
315…通過地点
316…通過時刻
317…到着地点
318…到着予定時刻
319…到着時刻
331…地点

Claims (12)

  1. 路側に設けられ、狭域無線通信システムによって位置情報を発信する発信装置を備えた固定アンテナと、
    車両に搭載され前記位置情報を受信する車載器と、
    前記車載器に接続され、通信ネットワークを介してサーバと通信を行う移動通信端末とを具備し、
    前記車載器は、前記固定アンテナの通信範囲に入ったとき前記位置情報と前記車載器を特定する車載器IDとを含む運行情報を前記移動通信端末を用いて前記サーバに自動的に送信する起動部を具備する、
    運行管理システム。
  2. サーバと、
    路側に設けられ、狭域無線通信システムによって位置情報を発信する発信装置を備えた固定アンテナと、
    車両に搭載され前記位置情報を受信する車載器と、
    前記車載器に接続され、通信ネットワークを介して前記サーバと通信を行う移動通信端末とを具備し、
    前記車載器は、前記固定アンテナの通信範囲に入ったとき前記位置情報と前記車載器を特定する車載器IDとを含む運行情報を前記移動通信端末を用いて前記サーバに自動的に送信する起動部を具備し、
    前記サーバは、管理者の求めに応じて前記運行情報を出力する、
    運行管理システム。
  3. 請求項2において、
    前記車両は複数であり、
    前記サーバは更に、複数の前記車両が所属する運送会社と前記車載器IDとを対応づける運送会社テーブルを具備し、
    前記サーバは、前記車載器IDと前記運送会社テーブルとを用いて前記運行情報を運送会社別に分類し、分類された各々の前記運行情報を対応する各々の運送会社に送信する、
    運行管理システム。
  4. 請求項2または3において、
    前記サーバは更に、前記位置情報と前記車載器IDとを用いて前記車両が所定の目的地に到着する到着時刻を予測する到着時刻予測部を具備し、
    前記運行情報は予測された前記到着時刻を含む、
    運行管理システム。
  5. 請求項2から3のうちのいずれか1項において、
    前記サーバは更に、前記運行情報を用いて前記車両が所定の目的地に到達するまでの経路を示す経路情報を自動的に作成し、前記移動通信端末に前記経路情報を送信する経路指示部を具備する、
    運行管理システム。
  6. 請求項2から5のうちのいずれか1項において、
    前記車両は複数であり、
    前記サーバは前記運行情報を用いて複数の前記車両の配送計画を作成し、前記配送計画を用いて複数の前記車両の各々に対して目的地を指示する配送管理部を具備する、
    運行管理システム。
  7. 請求項2から6のうちのいずれか1項において、
    更に、所定の施設の出入口に設置され前記サーバと通信可能な通信装置を備えた入出管理装置を具備し、
    前記サーバは、前記車載器から前記出入口に設置された前記固定アンテナの通信範囲に入ったことを知らせる通信を受け取ったとき、前記運行情報を前記入出管理装置に送信し、
    前記入出管理装置は、前記車両が前記所定の施設に出入りする際に行われる所定の業務を前記運行情報を参照して行う、
    運行管理システム。
  8. 請求項1から7のうちのいずれか1項において、
    前記移動通信端末は携帯電話である、
    運行管理システム。
  9. 請求項1から8のうちのいずれか1項において、
    更に、前記車両の速度を検出して前記速度の情報を前記車載器に送る車速センサーを具備し、
    前記運行情報は更に、前記速度の情報を含む、
    運行管理システム。
  10. 請求項1から9のうちのいずれか1項において、
    更に、前記車載器を搭載した車両の所定の場所における温度を検出して前記温度の情報を前記車載器に送る温度センサーを具備し、
    前記運行情報は更に、前記温度の情報を含む、
    運行管理システム。
  11. 請求項1から10のうちのいずれか1項において、
    前記運行情報は更に、前記車両が運搬しているコンテナを特定するコンテナIDを含む、
    運行管理システム。
  12. 請求項1から11のうちのいずれか1項において、
    前記狭域無線通信システムは、5.8GHz帯の電波を媒体として用いたDSRC(Dedicated Short Range Communication)システムである、
    運行管理システム。
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