JP2000289807A - 廃棄家電品リサイクルにおける物流情報管理システム - Google Patents

廃棄家電品リサイクルにおける物流情報管理システム

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JP2000289807A
JP2000289807A JP13044899A JP13044899A JP2000289807A JP 2000289807 A JP2000289807 A JP 2000289807A JP 13044899 A JP13044899 A JP 13044899A JP 13044899 A JP13044899 A JP 13044899A JP 2000289807 A JP2000289807 A JP 2000289807A
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waste
recycling
appliances
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Fumiyasu Fujita
文康 藤田
Mitsuo Kimura
光夫 木村
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SBS Toshiba Logistics Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Logistics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】廃棄家電品の回収からリサイクル品の業者への
引渡し、または廃棄物の最終処分場への廃棄までの一貫
した廃棄家電品リサイクルにおいて、廃棄家電品の物流
情報とその廃棄家電品を運搬するトラックの運行に関す
る情報を統合的に管理して廃棄家電品の流れを追跡可能
に管理して廃棄家電品の不法投棄等を防止する。 【解決手段】廃棄家電品4の回収から最終処分までのト
ラックの運行に関する情報を車載装置からMCA無線経
由で収集する一方、このトラックの運行を管理するため
の情報を車載装置に送信する運行管理手段と、廃棄家電
品等自体またはその収納容器に付したマニフェスト6b
に記録されている情報を各リサイクル拠点から通信回線
を介して収集して保存し、この廃棄家電品の回収から最
終処分までの移動を管理する回収品・追跡管理手段3a
と、を具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は廃棄家電品の収集か
らリサイクル品のリサイクル業者への引渡し、または廃
棄物の最終処分場への廃棄までの一貫した当該廃棄家電
品の物流情報の管理とトラックの運行管理とにより、廃
棄家電品の回収から最終処理分までの流れを追跡する廃
棄家電品リサイクルにおける物流情報管理システムに関
する。
【従来の技術と課題】現在、全国で約2000万台の廃
棄家電品がリサイクルの対象になっていると言われてい
るが、廃棄家電品の回収ないし処理処分については、自
治体の主体により各家電メーカー品毎に別々に行なわれ
ている。しかし、2001年4月頃には廃棄家電品リサ
イクル法の施行により、家電品小売店による廃棄家電品
の回収、または家電品メーカーによる廃棄家電品の回収
ないし処理処分の方法に変更される予定である。その場
合、各家電品メーカーが共同で廃棄家電品の回収ないし
輸配送するケースや、各家電品メーカー毎に廃棄家電品
リサイクルの流通が異なる運用がされるケースが想定さ
れる一方、家電品小売店から処理場ないし最終処分場へ
の輸送までに指定引取場所を経由する場合と、経由しな
い場合等、廃棄家電品の流れ(移動)の経路が複雑にな
る可能性がある。一方、廃棄家電品の物流情報の管理に
ついては、現行システムでは、物流情報が業者システム
間で分断することが想定されるので、廃棄家電品の物流
の把握が困難になっている。そして、現行では、廃棄家
電品の不法投棄や処理処分料金の流用を防止するため
に、全国統一のマニフェスト伝票(管理伝票)による廃
棄家電品の引取りを記録する義務が課せられており、廃
棄家電品リサイクルの各拠点での情報の記録ややり取り
が要求されている。しかし、多人数が介在する廃棄家電
品リサイクルの中で、このマニフェスト伝票の回付等の
管理手順が必ずしも効率的かつ確実な運用がなされてい
ない。そのために、廃棄家電品の不法投棄や処理処分料
金の不正請求の虞が必ずしも防止し得ないという課題が
ある。そこで本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたもので、その目的は廃棄家電品の回収からリサイク
ル品の業者への引渡し、または廃棄物の最終処分場への
廃棄までの一貫した廃棄家電品リサイクルにおいて、廃
棄家電品の物流情報と、その廃棄家電品を運搬するトラ
ックの運行に関する情報を統合的に管理して廃棄家電品
の流れを追跡可能に管理することにより、廃棄家電品の
不法投棄や処理処分料金の流用を防止することにある。
また、他の目的は、かかる廃棄家電品の物流情報を管理
すると共に、この廃棄家電品を運搬するトラックの運行
管理と配車管理とによりトラックの配車ないし運行の効
率向上を図ることができる廃棄家電品リサイクルにおけ
る物流情報管理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、廃棄
家電品の回収からリサイクル品および廃棄物の排出の最
終処分までの各リサイクル拠点間にて、上記廃棄家電
品、リサイクル品および廃棄物の少なくとも1種をトラ
ックにより運搬する廃棄家電品リサイクルにおける物流
情報管理システムにおいて、上記トラックに搭載されて
このトラックの自車位置を検出して管理センターに送信
する車載装置と、上記管理センターに設置されて上記廃
棄家電品の回収から最終処分までのトラックの自車位置
情報を上記車載装置から受信する一方、この自車位置情
報に基づいてトラックの運行を管理するための情報を車
載装置に双方向無線通信可能に送信する運行管理手段
と、上記管理センターに設置されて上記廃棄家電品、リ
サイクル品および廃棄物自体またはその収納容器に付し
た管理伝票に記録されている情報を上記各リサイクル拠
点から通信回線を介して収集して保存し、この廃棄家電
品の回収から最終処分までの移動を管理する物流管理手
段と、を具備していることを特徴とする廃棄家電品リサ
イクルにおける物流情報管理システムである。請求項2
の発明は、物流管理手段は、廃棄家電品リサイクルの各
拠点における上記廃棄家電品、リサイクル品および廃棄
物の少なくとも1種の回収ないし引渡時に、管理伝票に
記載された情報を読み込む一方、記録可能のデータ通信
端末に記録するリーダライタと、上記各リサイクル拠点
のデータ通信端末から上記管理伝票記載情報を通信回線
を介して収集し、この管理伝票の流れを上記廃棄家電品
の流れとして追跡可能に管理する回収品追跡管理手段
と、を備えていることを特徴とする請求項1記載の廃棄
家電品リサイクルにおける物流情報管理システムであ
る。請求項3の発明は、運行管理手段は、車載装置との
間で、トラックの配車を管理するために必要な情報を含
む配車管理情報を双方向無線通信可能に送受するように
構成されていることを特徴とする請求項1または2記載
の廃棄家電品リサイクルにおける物流情報管理システム
である。請求項4の発明は、通信回線がインターネット
であることを特徴とする請求項3記載の廃棄家電品リサ
イクルにおける物流情報管理システムである。請求項5
の発明は、管理伝票は、廃棄家電品、リサイクル品もし
くは廃棄物自体、あるいはこれらを収納する容器に貼着
されるシールに、物流管理に必要な情報をバーコードで
記載してなり、この物流管理情報をリーダライタにより
読み込まれるように構成されていることを特徴とする請
求項2または3記載の廃棄家電品リサイクルにおける物
流情報管理システムである。
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1〜
図3に基づいて説明する。なお、これらの図中、同一ま
たは相当部分には同一符号を付している。図1は本発明
の一実施形態に係る廃棄家電品リサイクルにおける物流
情報管理システム1の全体構成を示す模式図、図2は図
1で示す物流情報管理システム1の主要な機器の構成を
示す模式図、図3は図1で示す物流管理情報システム1
のうちのトラック2の運行を管理センター3により主に
管理する運行システムの構成を示す模式図である。この
物流情報管理システム1は、廃棄家電品リサイクルに適
用されるシステムであり、このリサイクルは、廃棄家電
品4を排出する家電製品のユーザー(消費者)または家
電製品の製造者(家電メーカー)等の排出者5から、そ
の家電製品を小売した小売店6、廃棄家電品4をリサイ
クル可能のリサイクル品8と廃棄物9とに処理する各家
電メーカー等により指定された指定引取場所または産廃
業者7、各家電メーカー品の如何を問わずに廃棄家電品
4をリサイクル可能のリサイクル品8とそれ以外の廃棄
物9とにそれぞれ処理するリサイクルセンター10と、
そのリサイクル品8をパーツの一部として再使用するパ
ーツメーカ等のリサイクル業者11、同廃棄物9が廃棄
される最終処分場である埋立地12までの各リサイクル
拠点間をトラック2により廃棄家電品4、リサイクル品
8、廃物9をそれぞれ運搬するサイクルを示す。なお、
この実施形態では管理センター3を上記リサイクルセン
ター10に設置しているが、それ以外の場所に設けても
よい。また、廃棄家電品4としては、例えば冷蔵庫、T
V受像機、洗濯機、エアーコンディショナー等がある。
図2、図3にも示すように、この物流情報管理システム
1は次のサブシステムを備えている。 (1)小売店サブシステム これは廃棄家電品4の回収または引取実績についての情
報を収集し、管理伝票であるマニフェスト6bを発行す
るシステムである。すなわち、家電品等の小売店6が排
出者5から廃棄家電品4を回収したときに、この廃棄家
電品4のリサイクル処理処分上、廃棄家電品4の物流情
報管理のために必要な項目として予め規定されている項
目(以下マニフェスト項目という)をコンピュータ通信
端末であるパソコン等の小売店端末6aに記録して登録
すると共に、このマニフェスト項目を、マニフェスト6
bとその控え6cと、このマニフェスト6bに貼着され
ているマニフェストシール6d(以下マニフェストセッ
トという)に記録して発行し、このマニフェストセット
6b〜6dを廃棄家電品4のリサイクル処理処分料金に
見合った額で排出者5に販売するシステムである。この
マニフェストシール6dは、廃棄家電品4やリサイクル
品8、廃棄物9自体、もしくはこの廃棄家電品4等を収
容する容器に貼着されるシールに、マニフェスト項目を
例えばバーコードで表記することにより構成される。マ
ニフェスト項目としては例えば伝票番号、排出事業者
名、収集運搬業者名、中間処理業者あるいは最終処分業
者名、廃棄物の種類、廃棄物の名称、廃棄物の形状、廃
棄物の数量、廃棄物の重量または容量、重金属の有無、
廃棄物の特性等がある。但し、このマニフェストセット
6b〜6dは廃棄家電品4の回収の都度作成発行せず
に、予め廃棄家電品4の種類に応じたリサイクル処理処
分料金を含む販売額として作成発行しておき、コンビニ
エンスストアー等で販売するようにしてもよく、必ずし
も家電品等の子売店6のみの発行ないし販売に限定する
必要はない。 (2)各リサイクル拠点サブシステム これは排出者5以外の各リサイクル拠点6〜12におい
て、廃棄家電品4、リサイクル品8、廃棄物9の少なく
とも1種類を引取りないし入荷と、これらの出荷実績の
情報の収集ないし記録を行なうシステムである。例えば
小売店6においては、排出者5から廃棄家電品4を回収
し倉庫等に入荷したときは、回収実績として、その回収
に関する情報をパソコン等の小売店端末6aに入力して
記録する。一方、この回収した廃棄家電品4を、これよ
りも下流側のリサイクル拠点である指定引取場所/産廃
業者7あるいはリサイクルセンター10に出荷する場合
は、その出荷ないし引取実績として、マニフェストシー
ル6dからバーコードを、バーコードリーダ機能を有し
トラック2に搭載されている車載ハンディターミナル6
eにより読み込むと共に、この読み込んだ情報を車載ハ
ンディターミナル6eから小売店端末6aに記録ないし
登録するシステムである。また、指定引取場所または産
廃業者7、あるいはリサイクルセンター10に、小売店
6等から廃棄家電品4を引き取り、倉庫等に入荷したと
きに、この廃棄家電品4やその容器等に貼着されている
マニフェストシール6dのバーコードをバーコードリー
ダ機能を有する倉庫用ハンディターミナル7a,10a
により読み出してマニフェスト項目を記録し、さらに、
この読み出したマニフェスト項目を、これらリサイクル
拠点7,10のコンピュータ通信端末であるパソコンの
倉庫端末7b,10bにそれぞれ入荷実績情報として入
力して記録するシステムである。また、これらリサイク
ル拠点7,10からその下流側のリサイクル拠点、例え
ばリサイクル業者11,埋立地12へリサイクル品8や
廃棄物9を入荷する際にはリサイクル処理の前にマニフ
ェストシール6dは既に除去されているので、リサイク
ル処理後のリサイクル品8と廃棄物9には、リサイクル
処理前の廃棄家電品4のマニフェスト項目に対応する識
別情報が新たに付されて、以後はこの識別情報が商品/
埋立品出荷実績情報として倉庫端末10bに入力されて
記録される。この倉庫端末10bに入力された商品/埋
立出荷実績情報は無線で各種データを送信し保存管理し
得るようになっている。 (3)回収品・追跡管理システム このシステムは廃棄家電品4自体の物としての流れと、
そのマニフェスト6bの管理による情報の流れを共に回
収品・追跡管理手段3aにより管理することにより、廃
棄家電品4の排出者5からの回収から、リサイクル品8
のリサイクル業者11への引渡しと廃棄物9の埋立地1
2への廃棄までの一貫した廃棄家電品4の流れ(移動)
を追跡し管理するシステムである。すなわち、回収品・
追跡管理手段3aは、リサイクルセンター10内または
このセンター10以外に設置される管理センター3に設
置され、マニフェスト6bに関する情報を更新可能に格
納するマニフェスト管理データベース3aと、指定引
取場所と産廃業者別の廃棄家電品4、リサイクル品8、
廃棄物9の在庫状態を管理する指定引取場所/産廃業者
別在庫データベース3aとを備えている。そして、管
理センター3には、マニフェスト管理データベース3a
からマニフェストセット6b〜6dを作成し発行する
のに必要な情報を読み出すことにより、マニフェストセ
ット6b〜6dを作成して発行するマニフェスト発行装
置3fを管理センター3に設けている。このマニフェス
トセット6b〜6dは、その発行装置3fを備えていな
い小売店6に代えてマニフェストセット6b〜6cを発
行するものであり、このマニフェストセット6b〜6d
を予め作成発行して家電製品の小売店6以外のコンビニ
エンスストアー等に卸売してもよい。回収品・追跡管理
手段3aは、通信回線であるインターネット13を介し
て、小売店6、指定引取場所/産廃業者7、リサイクル
センター10等の各リサイクル拠点の各端末6a,7
b,10b,10cに双方向データ通信可能にそれぞれ
接続され、これら各拠点6,7,10等から廃棄家電品
4の回収実績、引取実績、出荷実績、リサイクル処理工
程への投入実績および処理完了実績に関する情報を収集
し、適宜マニフェスト管理データベース3aと指定引
取場所/産廃業者別在庫データベース3aに格納し、
または蓄積されているデータを更新し、これら蓄積され
たマニフェスト情報等の蓄積情報に基づいて排出者5か
ら回収された回収品(廃棄家電品)についての排出者5
からリサイクル業者11への納入と埋立地12への廃棄
の最終処分までの廃棄家電品4の一連の流れ(物流)を
追跡することができるようになっている。また、回収品
・追跡管理手段3aは指定引取場所/産廃業者別在庫デ
ータベース3aから各リサイクル拠点別の廃棄家電品
4やリサイクル品8、廃棄物9の在庫情報をそれぞれ読
み出して指定引取業者/産廃業者7の出荷や作業等を指
定する出荷指定を作成し、これをインターネット13を
介して各リサイクル拠点の端末6a,7b,10b,1
0cに送信する機能を有する。 (4)センター在庫管理/進捗管理サブシステム このシステムは管理センター3に設けた在庫管理/進捗
管理手段3bにより、リサイクルセンター10内の廃棄
家電品4やリサイクル品8、廃棄物9の在庫状況および
処理の進捗を管理するシステムである。在庫管理/進捗
管理手段3bはリサイクルセンター10の倉庫端末10
b,10cから地上の通信回線等を介してリサイクルセ
ンター10の倉庫にストックされている廃棄家電品4、
リサイクル品8、廃棄物9の在庫状況、これらの入荷実
績、リサイクル処理ラインへの投入実績、そのリサイク
ル処理の完了実績に関する情報を受けて、廃棄家電品4
の在庫に関する情報を更新可能に格納する回収品在庫デ
ータベース3bと、リサイクル品8の在庫に関する情
報を更新可能に格納するリサイクル商品在庫データベー
ス3bとリサイクル処理の進捗状況に関する情報を管
理する進捗管理データベース3bを備えている。ま
た、在庫管理/進捗管理手段3bは、リサイクルセンタ
ー10における廃棄家電品4、リサイクル品8、廃棄物
9の在庫情報と、リサイクルセンター10の処理負荷状
況に関する情報とを回収品・追跡管理手段3aに与え、
この回収品・追跡管理手段3aにより上記した指定引取
場所/産廃業者7への出荷を指示する指示情報を作成し
て送信させる機能を備えている。 (5)センター管理システム このシステムは管理センター3にセンター管理手段3c
を設置している。このセンー管理手段3cは管理センタ
ー3の管理指標と報告資料等を作成し、管理センター3
の全体の機能を管理するために必要な機能を有する。セ
ンター管理手段3cは、回収品・追跡管理手段3aと在
庫管理/進捗管理手段3bから必要な情報を読み出し
て、廃棄家電品4からリサイクル品8に処理されたリサ
イクル率の算定、管理センター3の管理等各種管理レポ
ートの作成ないし発行、各リサイクル拠点6,7,1
0,11,12における出荷や処理依頼データ等の各種
データないし報告書の作成、マニフェストに関する問い
合せ等各種問い合せの対応等を行なう機能を有する。 (6)トラック2の運行管理システム このシステムはトラック2の運行に関する情報を管理す
ることにより、廃棄家電品4の排出者5から最終処分ま
での一連の物流を追跡管理すると共に、トラック2の車
両積載効率、実車効率、配送効率および配車効率の向上
のためのシステムであり、図3に示すように管理センタ
ー3に運行管理手段3dと図示しない配車計画手段を設
ける一方、図2にも示すようにトラック2に車載装置1
4を搭載している。車載装置14は、この車載装置14
全体の制御を行なうトラックサーバとなる機能を備えて
いる衛星利用端末14a、デジタルMCA無線機14
b、GPS(グローバル・ポジショニング・システム)
レシーバを備えた自車位置検出装置であるGPS装置1
4c、デジタルタコグラフ14d、車載ハンディターミ
ナル14e、図示省略の音声情報処理装置を具備してい
る。トラックサーバとしての機能を有する衛星利用端末
14aは、低軌道周回通信衛星とデジタルMCA無線機
14bとの利用によりトラック2の運行と配送に関する
情報の管理センター3との送受信と、この送受信データ
の管理、デジタルタコグラフ14dからの運行管理デー
タの管理センター3への送信処理、車載LANにおける
各種データ伝送最適制御、車両および配送情報のディス
プレイへの画面表示制御等の処理制御を行なう。デジタ
ルタコグラフ14dは、トラック2の運行データの記録
計として使用する。運行データには、トラック2の速度
やエンジン回転数、ブレーキング等を記録したトラック
2のリアルタイム情報と、運転者が個々に入力する作業
データ、道路情報等のバッチ情報の2種類がある。リア
ルタイム情報、バッチ情報共に、車載LAN経由で車載
処理装置の制御の下に管理センター3の運行管理手段3
dへ送信される。デジタルMCA無線機14bは、トラ
ック2の自車位置情報を、GPS衛星からのGPS情報
を基に運行管理手段3dへ周期的に送信すると共に、車
載ハンディターミナル14e(図1で示す車載ハンディ
ターミナル6e,7cを含む)から入力されるトラック
2およびドライバ(運転者)の状態(走行、渋滞、休
憩、他)に関する情報も送信する。車載ハンディターミ
ナル14eは、運転者の作業支援と作業結果情報の自動
収集、荷物の配送管理、動態管理を目的として、バーコ
ードリーダ機能と、ラベルプリンタ機能を統合した複合
ハンディ端末をなす。一方、管理センター3の運行管理
手段3dは、車両位置管理機能、車両運行状況管理機
能、道路情報/気象情報通報業務機能、緊急運行管理情
報通報業務機能等を備えている。このうち、車両位置管
理機能は、走行中のトラック2からデジタルMCA無線
機14b経由で定期的にGPS検出の自車位置情報を受
信する機能である。また、都市部においては走行中のト
ラック2からPHS位置検出による位置情報を受信す
る。これら2つの位置情報に基づいて全トラック2の位
置を漏れなく把握し管理する機能である。車両運行状況
管理機能は、走行中または停止中のトラック2からドラ
イバのキー操作入力によりデジタルMCA無線機14b
経由でトラック2の状態情報(走行、渋滞、休憩、配送
等)を受信し、トラック2毎の運行状況を管理する機能
である。道路情報/気象情報通報業務機能は、走行中等
のトラック2から現地の道路情報と気象情報をデジタル
MCA無線機14b経由で管理センター3の運行管理者
が受け、この管理者が運行管理手段3dに入力し、デジ
タルMCA無線機14b経由で他の各トラック2に提供
するものである。緊急運行管理情報通報業務機能は、デ
ジタルMCA無線機14b経由で行先の気象の急変や道
路渋滞、事故等の情報を走行中のトラック2に提供す
る。また、配車管理業務機能には、トラック2の行先到
着確認と荷卸し、または荷積みのバース番号指示業務機
能、トラック2の出発確認・配送情報指示業務機能、配
送実績収集業務機能、緊急集荷指示業務機能、運転日報
ないし配送日報作成業務機能等が含まれる。車両到着確
認・バース番号指示業務機能は、小売店6や指定引取場
所/産廃業者7、リサイクルセンター10、リサイクル
業者11の倉庫の出入口の車両検出器で車両の到着を検
出すると、出入口のDSRC(専用狭域通信:Dedi
cated Short Range Communi
cation)経由で到着車両情報を確認し、その車両
に対し接車予定バース番号を指示するものである。車両
出発確認・配送情報指示業務機能は、このリサイクル拠
点6,7,10,11の倉庫の出入口の車両検出器でト
ラック2の出発を検出すると、出入口のDSRC経由で
出発車両情報を確認し、そのトラック2に対し倉庫作業
支援システムから収集した配送指示情報と連絡情報を送
信するものである。配送実績収集業務機能は、トラック
2が上記倉庫に帰着した時、配送先で荷卸時に車載ハン
ディターミナル14eにより収集した配送実績情報を運
行管理手段3dにDSRC経由で受信し、配送指示と比
較するものである。緊急集荷指示業務機能は、排出者5
または廃棄家電品リサイクルの上流側業者からの緊急回
収ないし引取要請を受けて運行管理者が回収ないし引取
の指示を運行管理手段3dに入力し、デジタルMCA無
線機14b経由で走行中のトラック2に緊急集荷指示情
報を送信するものである。配送日報作成業務機能は、ト
ラック2が目的地に到着した時にDSRC経由等で受信
した各車両の配送日報ないし運転日報データを基にトラ
ック2毎の「配送日報」を作成する機能であり、これら
配送日報、運転日報は配送履歴データベース3eに蓄積
される。この配送履歴データベース3eは運行管理手段
3dにより更新可能に管理される。また、運行管理手段
3dには、運行情報表示システム、配送情報表示システ
ム(配送シミュレータ)、位置表示システム等が設けら
れる。運行情報表示システムは、トラック2の走行状況
を運行表示システム経由で管理センター3の表示パネル
のデジタルマップ上に表示するシステムである。配送情
報表示システム(配送シミュレータ)は、倉庫作業支援
システムの配送指示情報を基に配送シミュレータで配送
店順や到着予定時間等の予定配送指示情報を作成する。
位置表示システムは、PHS(Personal Ha
dyphone System)網を利用してトラック
2の位置をセンサから検索する。特に、ビル等が密集し
ている地域でGPS衛星系の位置検出が行ない難い地域
を配送するトラック2に搭載し、冗長的使用で、管理セ
ンター3による各トラック2の位置検索に空白を発生さ
せないようにしている。この情報は運行管理における他
の位置情報を組み合せて利用される。図2はこのように
構成された物流情報管理システム1の主要機器を示して
おり、管理センター3には、システムバス15にそれぞ
れ接続された運行管理手段3d用のトラック運行管理サ
ーバ16、リサイクル処理完了実績やリサイクル商品化
実績、廃棄実績等を入力するパソコン(PC)等の在庫
管理/進捗管理手段3b用の複数台の入力端末17、管
理センター3をリサイクルセンター10に設けた場合の
無線モデム10dを付設した倉庫端末10c、センター
管理手段3c用の複数台のPC等の端末18およびその
プリンタ19、センター管理手段3c用のサーバ20、
マニフェスト発行機のPC等の端末21とそのプリンタ
22、インターネット13を経由する小売店6や指定引
取場所/産廃業者7、車載装置14等とのデータの授受
等を制御するProxyサーバ23とWWWサーバ24
を、それぞれ備えている。次に本実施形態に係る廃棄家
電品リサイクルにおける物流情報管理システム1の作用
を説明する。まず、図1に示すように、家電品ユーザー
または荷電品メーカー等の排出者5から家電品等の小売
店6に、電話や訪問等により、廃棄家電品4の引取の依
頼があると、小売店6では、この廃棄家電品4のリサイ
クル処理に必要なマニフェスト項目を小売店6等の端末
6aに入力する。すると、この小売店6でのマニフェス
ト発行実績、廃棄家電品4の回収実績・引取実績がイン
ターネット13を経由して管理センター3の回収品・追
跡管理手段3aのマニフェスト管理データベース3a
と指定引取場所/産廃業者在庫データベース3aに情
報種類毎に格納される。一方、小売店6ではその端末6
aにより、マニフェスト控え6cにマニフェストシール
6dを貼付してなるマニフェスト6bのセットを発行
し、排出者5宅や家電品メーカー等において、このマニ
フェストシール6dを廃棄家電品4自体またはその収納
容器に貼着してマニフェスト控え6cを排出者5に交付
し、この廃棄家電品4をトラック2により小売店6の倉
庫等に搬入する。この小売店6の廃棄家電品4の回収実
績は再び小売店6の端末6aに入力され、マニフェスト
控え6dが発行保存され、その回収完了情報がインター
ネット13を経由して管理センター3の回収品・追跡管
理手段3aと運行管理手段3dに与えられる。この後、
回収した廃棄家電品4を小売店6から指定引取場所/産
廃業者7またはリサイクルセンター10へのトラック2
による配送を開始する。その開始の際には、運転者が車
載ハンディターミナル6eにより廃棄家電品4またはそ
の収納容器に貼着されているマニフェストシール6dの
バーコードを読み取って記録することにより、廃棄家電
品4の出荷と引取実績を入力する。また、この出荷、引
取実績は車載ハンディターミナル6eから小売店6の端
末6aに入力され、この端末6aからインターネット1
3を経由して管理センター3の回収品・追跡管理手段3
aと運行管理手段3dに与えられる。一方、トラック2
の運転中においては、車載装置14のGPSレシーバか
ら得られるGPS車両位置情報が、一定時間毎に、MC
A経由により、すなわちデジタルMCA無線機(DMC
A)14b、およびMCA指示局25を介して運行管理
手段3dに送信され、この運行管理手段3dの制御の下
に表示システム内の位置表示システムにマップ形式で表
示される。また、上記MCA経由により、交通情報、気
象情報、緊急運行管理情報(緊急出荷指示情報、緊急配
送指示情報等)、運行、配送先、配送順等の各種変更情
報等が交換される。この際、運転者は車載ハンディター
ミナル14eのキー操作によるコマンドおよびコードに
より上記した各種の情報交換を行う。または、音声情報
処理装置に設けたマイクロフォンおよびスピーカを用い
て音声メッセージにより対話形式の通話が可能である。
この際、音声情報処理装置において、マイクロフォンか
ら入力された運転者の音声情報をデジタル化し、かつ圧
縮処理してデジタルMCA無線機14bを介して回収品
・追跡管理手段3aと運行管理手段3dに転送する。ま
た、デジタルMCA無線機(DMCA)14bより受信
した回収品・追跡管理手段3aからの音声圧縮データを
伸張処理すると共にアナログ変換してスピーカより出力
する。この後、トラック2が指定引取場所/産廃業者7
等またはリサイクルセンター10に到着して廃棄家電品
4を倉庫に入荷した時には、ここ7,10で倉庫ハンデ
ィターミナル7a,10aにより、入荷された廃棄家電
品4のマニフェストシール6dのバーコードを読み取
り、さらにこれを無線通信により各端末7b,10cに
入力すると、これら各端末7b,10cから廃棄家電品
4の入荷実績情報がインターネット経由で管理センター
3の回収品・追跡管理手段3aに送信される。さらに、
リサイクセンター10等によりリサイクル品8と廃棄物
9とに処理され、各倉庫に保管された後、これら倉庫か
らリサイクル品8がリサイクル業者11に出荷され、あ
るいは廃棄物9が埋立地12へ出荷される際に、その出
荷実績がリサイクルセンター10の端末10bに入力さ
れると、この出荷実績が端末10bからインターネット
13を経由して管理センター3の回収品・追跡管理手段
3aへ入力される一方、トラック2の走行状態等の動態
がデジタルMCA無線機14b経由で管理センター3の
運行管理手段3dに送信される。つまり、図3に示すよ
うに廃棄家電品4やリサイクル品8、廃棄物9の回収、
出,入荷実績はインターネット13経由で回収品・追跡
管理手段aに与えられ、トラック2の運行に関する情報
はデジタル無線機14b経由で運行管理手段3dに与え
られる。トラック2の配送業務を完了して帰着する際
は、指定引取場所/産廃業者7等、リサイクルセンター
10、リサイクル業者11、埋立地12の倉庫の出入口
ゲートの近傍において、このゲートに設けられた帰着ト
ラックの車両特定情報(例えばトラック番号)が物流D
SRCビーコン装置を介して回収品・追跡管理手段3a
に入力される。この情報検知を基に、配達結果の情報
(配達完了情報、および未送信記憶情報)、およびデジ
タルタコグラフ14dの記録情報等が回収品・追跡管理
手段3aと運行管理手段3dに入力される。さらに、回
収品・追跡管理手段3aは、車載装置14から運転者の
車載ハンディターミル14eのキー操作による運行日報
作成要求を受けると、管理サーバ用の配送履歴データベ
ース3eのファイルシステムの運行日報情報管理ファイ
ル、車両/配送先管理ファイル等を参照してこの帰着ト
ラック2の運行日報を作成する。また、上記トラック2
の配送時、帰着時等のトラック2の運転途上において
は、運行管理手段3dが車載装置14からの情報、管理
サーバ用のファイルシステムの情報等を基に、到着時間
を予測し、到着予測表示器に表示する。また、上記トラ
ック2の帰着時においては、運行管理手段3dにより、
配送指示と配送実績の情報照合が行なわれ、配送指示と
配送実績とが一致することで、正常配送が確認される。
この際、上記照合により一致をみないときは、その運搬
品、配送先等が表示システムの入出荷情報表示システム
に表示される。上記したように、本発明の実施形態によ
る廃棄家電品リサイクルにおける物流情報管理システム
1によれぱ、トラック2の運行管理とマニフェスト6b
の管理による物流管理の情報管理の統合化により廃棄家
電品4の排出者5の排出からリサイクル処理を経てリサ
イクル品8のリサイクル業者11への納入、または、埋
立地12への廃棄物9の廃棄の最終処分までの廃棄家電
品4の一連の流れを回収品・追跡管理手段3aにより把
握し追跡できるので、不法投棄を未然に防止することが
できると共に、トラック2の運行ないし配送業務の効率
化とを図ることができる。また、トラック2の運行管理
および配車管理と、廃棄家電品4の物流管理とを連携さ
せた新規なシステムを容易に構築できるようにしたこと
により、リアルタイムで効率の良いトラック2の運行管
理および物流管理が行なえるとともに省力化が図れ、さ
らに配送業務の効率化、車両回転率の向上、積込/積卸
時間の短縮化、誤配達の防止、走行位置の常時確認、到
着予定時間の提供等が実現できるとともに、積載効率の
向上、実車効率の向上、廃棄家電品4のリサイクル処理
処分の効率向上等が図れる。また、マニフェスト伝票操
作を必要としないので、トラック運転者の作業負担を大
幅に軽減して、かつマニフェスト伝票操作ミス等による
配送誤りを低減した信頼性の高い廃棄家電品物流情報管
理を行なうことができる。なお、管理センター3と車載
装置14との双方向通信は、デジタルMCA無線機14
bを使用する場合と衛星通信を使用する場合とを併用し
てもよく、または一方のみを使用する場合でもよい。
【発明の効果】以上説明したように本発明の廃棄家電品
リサイクルにおける物流情報管理システムによれば、廃
棄家電品の回収からリサイクル品または廃棄物の排出の
最終処分までの一貫した物流情報を、マニフェストの流
れの情報管理とトラックの運行に関する情報管理とを統
合的に管理することにより、廃棄家電品(回収品)の回
収から最終処分までの一連の流れ(物流)の追跡を可能
にしたので、廃棄家電品の不法投棄やリサイクル処理処
分料金の不正請求等を未然かつ有効に防止することがで
きる。また、トラックの運行ないし配車効率と配送効率
とを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る廃棄家電品リサイク
ルにおける物流情報管理システムの全体構成を示す模式
図。
【図2】図1で示す廃棄家電品リサイクルにおける物流
情報管理システムの主要機器の構成を示す模式図。
【図3】図1で示す廃棄家電品リサイクルにおける物流
情報管理システムの主にトラックの運行管理系を示す模
式図。
【符号の説明】
1 物流情報管理システム 2 トラック 3a 回収品・追跡管理手段 3b 在庫管理・進捗管理手段 3c センター管理手段 3d 運行管理手段 3e 配送履歴データベース 4 廃棄家電品 5 排出者 6 小売店 6a 端末(パソコン) 6b マニフェスト伝票 6d マニフェストシール 7 指定引取場所/産廃業者 7a 倉庫ハンディターミナル 7c 車載ハンディターミナル 8 リサイクル品 9 廃棄物 10 リサイクルセンター 11 リサイクル業者 12 埋立値 13 インターネット 14 車載装置 14a 衛星利用端末 14b デジタルMCA無線機 14c GPS装置 14d デジタルタコグラフ 14e 車載ハンディターミナル
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月13日(1999.7.1
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 廃棄家電品リサイクルにおける物流情
報管理システム
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は廃棄家電品の収集か
らリサイクル品のリサイクル業者への引渡し、または廃
棄物の最終処分場への廃棄までの一貫した当該廃棄家電
品の物流情報の管理とトラックの運行管理とにより、廃
棄家電品の回収から最終処理分までの流れを追跡する廃
棄家電品リサイクルにおける物流情報管理システムに関
する。
【0002】
【従来の技術と課題】現在、全国で約2000万台の廃
棄家電品がリサイクルの対象になっていると言われてい
るが、廃棄家電品の回収ないし処理処分については、自
治体の主体により各家電メーカー品毎に別々に行なわれ
ている。しかし、2001年4月頃には廃棄家電品リサ
イクル法の施行により、家電品小売店による廃棄家電品
の回収、または家電品メーカーによる廃棄家電品の回収
ないし処理処分の方法に変更される予定である。
【0003】その場合、各家電品メーカーが共同で廃棄
家電品の回収ないし輸配送するケースや、各家電品メー
カー毎に廃棄家電品リサイクルの流通が異なる運用がさ
れるケースが想定される一方、家電品小売店から処理場
ないし最終処分場への輸送までに指定引取場所を経由す
る場合と、経由しない場合等、廃棄家電品の流れ(移
動)の経路が複雑になる可能性がある。
【0004】一方、廃棄家電品の物流情報の管理につい
ては、現行システムでは、物流情報が業者システム間で
分断することが想定されるので、廃棄家電品の物流の把
握が困難になっている。
【0005】そして、現行では、廃棄家電品の不法投棄
や処理処分料金の流用を防止するために、全国統一のマ
ニフェスト伝票(管理伝票)による廃棄家電品の引取り
を記録する義務が課せられており、廃棄家電品リサイク
ルの各拠点での情報の記録ややり取りが要求されてい
る。
【0006】しかし、多人数が介在する廃棄家電品リサ
イクルの中で、このマニフェスト伝票の回付等の管理手
順が必ずしも効率的かつ確実な運用がなされていない。
そのために、廃棄家電品の不法投棄や処理処分料金の不
正請求の虞が必ずしも防止し得ないという課題がある。
【0007】そこで本発明は、このような事情を考慮し
てなされたもので、その目的は廃棄家電品の回収からリ
サイクル品の業者への引渡し、または廃棄物の最終処分
場への廃棄までの一貫した廃棄家電品リサイクルにおい
て、廃棄家電品の物流情報と、その廃棄家電品を運搬す
るトラックの運行に関する情報を統合的に管理して廃棄
家電品の流れを追跡可能に管理することにより、廃棄家
電品の不法投棄や処理処分料金の流用を防止することに
ある。
【0008】また、他の目的は、かかる廃棄家電品の物
流情報を管理すると共に、この廃棄家電品を運搬するト
ラックの運行管理と配車管理とによりトラックの配車な
いし運行の効率向上を図ることができる廃棄家電品リサ
イクルにおける物流情報管理システムを提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、廃棄
家電品の回収からリサイクル品および廃棄物の排出の最
終処分までの各リサイクル拠点間にて、上記廃棄家電
品、リサイクル品および廃棄物の少なくとも1種をトラ
ックにより運搬する廃棄家電品リサイクルにおける物流
情報管理システムにおいて、上記トラックに搭載されて
このトラックの自車位置を検出して管理センターに送信
する車載装置と、上記管理センターに設置されて上記廃
棄家電品の回収から最終処分までのトラックの自車位置
情報を上記車載装置から受信する一方、この自車位置情
報に基づいてトラックの運行を管理するための情報を車
載装置に双方向無線通信可能に送信する運行管理手段
と、上記管理センターに設置されて上記廃棄家電品、リ
サイクル品および廃棄物自体またはその収納容器に付し
た管理伝票に記録されている情報を上記各リサイクル拠
点から通信回線を介して収集して保存し、この廃棄家電
品の回収から最終処分までの移動を管理する物流管理手
段と、を具備していることを特徴とする廃棄家電品リサ
イクルにおける物流情報管理システムである。
【0010】請求項2の発明は、物流管理手段は、廃棄
家電品リサイクルの各拠点における上記廃棄家電品、リ
サイクル品および廃棄物の少なくとも1種の回収ないし
引渡時に、管理伝票に記載された情報を読み込む一方、
記録可能のデータ通信端末に記録するリーダライタと、
上記各リサイクル拠点のデータ通信端末から上記管理伝
票記載情報を通信回線を介して収集し、この管理伝票の
流れを上記廃棄家電品の流れとして追跡可能に管理する
回収品追跡管理手段と、を備えていることを特徴とする
請求項1記載の廃棄家電品リサイクルにおける物流情報
管理システムである。
【0011】請求項3の発明は、運行管理手段は、車載
装置との間で、トラックの配車を管理するために必要な
情報を含む配車管理情報を双方向無線通信可能に送受す
るように構成されていることを特徴とする請求項1また
は2記載の廃棄家電品リサイクルにおける物流情報管理
システムである。
【0012】請求項4の発明は、通信回線がインターネ
ットであることを特徴とする請求項3記載の廃棄家電品
リサイクルにおける物流情報管理システムである。
【0013】請求項5の発明は、管理伝票は、廃棄家電
品、リサイクル品もしくは廃棄物自体、あるいはこれら
を収納する容器に貼着されるシールに、物流管理に必要
な情報をバーコードで記載してなり、この物流管理情報
をリーダライタにより読み込まれるように構成されてい
ることを特徴とする請求項2または3記載の廃棄家電品
リサイクルにおける物流情報管理システムである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1〜
図3に基づいて説明する。なお、これらの図中、同一ま
たは相当部分には同一符号を付している。
【0015】図1は本発明の一実施形態に係る廃棄家電
品リサイクルにおける物流情報管理システム1の全体構
成を示す模式図、図2は図1で示す物流情報管理システ
ム1の主要な機器の構成を示す模式図、図3は図1で示
す物流管理情報システム1のうちのトラック2の運行を
管理センター3により主に管理する運行システムの構成
を示す模式図である。
【0016】この物流情報管理システム1は、廃棄家電
品リサイクルに適用されるシステムであり、このリサイ
クルは、廃棄家電品4を排出する家電製品のユーザー
(消費者)または家電製品の製造者(家電メーカー)等
の排出者5から、その家電製品を小売した小売店6、廃
棄家電品4をリサイクル可能のリサイクル品8と廃棄物
9とに処理する各家電メーカー等により指定された指定
引取場所または産廃業者7、各家電メーカー品の如何を
問わずに廃棄家電品4をリサイクル可能のリサイクル品
8とそれ以外の廃棄物9とにそれぞれ処理するリサイク
ルセンター10と、そのリサイクル品8をパーツの一部
として再使用するパーツメーカ等のリサイクル業者1
1、同廃棄物9が廃棄される最終処分場である埋立地1
2までの各リサイクル拠点間をトラック2により廃棄家
電品4、リサイクル品8、廃物9をそれぞれ運搬するサ
イクルを示す。なお、この実施形態では管理センター3
を上記リサイクルセンター10に設置しているが、それ
以外の場所に設けてもよい。また、廃棄家電品4として
は、例えば冷蔵庫、TV受像機、洗濯機、エアーコンデ
ィショナー等がある。
【0017】図2、図3にも示すように、この物流情報
管理システム1は次のサブシステムを備えている。
【0018】(1)小売店サブシステム これは廃棄家電品4の回収または引取実績についての情
報を収集し、管理伝票であるマニフェスト6bを発行す
るシステムである。すなわち、家電品等の小売店6が排
出者5から廃棄家電品4を回収したときに、この廃棄家
電品4のリサイクル処理処分上、廃棄家電品4の物流情
報管理のために必要な項目として予め規定されている項
目(以下マニフェスト項目という)をコンピュータ通信
端末であるパソコン等の小売店端末6aに記録して登録
すると共に、このマニフェスト項目を、マニフェスト6
bとその控え6cと、このマニフェスト6bに貼着され
ているマニフェストシール6d(以下マニフェストセッ
トという)に記録して発行し、このマニフェストセット
6b〜6dを廃棄家電品4のリサイクル処理処分料金に
見合った額で排出者5に販売するシステムである。
【0019】このマニフェストシール6dは、廃棄家電
品4やリサイクル品8、廃棄物9自体、もしくはこの廃
棄家電品4等を収容する容器に貼着されるシールに、マ
ニフェスト項目を例えばバーコードで表記することによ
り構成される。マニフェスト項目としては例えば伝票番
号、排出事業者名、収集運搬業者名、中間処理業者ある
いは最終処分業者名、廃棄物の種類、廃棄物の名称、廃
棄物の形状、廃棄物の数量、廃棄物の重量または容量、
重金属の有無、廃棄物の特性等がある。
【0020】但し、このマニフェストセット6b〜6d
は廃棄家電品4の回収の都度作成発行せずに、予め廃棄
家電品4の種類に応じたリサイクル処理処分料金を含む
販売額として作成発行しておき、コンビニエンスストア
ー等で販売するようにしてもよく、必ずしも家電品等の
子売店6のみの発行ないし販売に限定する必要はない。
【0021】(2)各リサイクル拠点サブシステム これは排出者5以外の各リサイクル拠点6〜12におい
て、廃棄家電品4、リサイクル品8、廃棄物9の少なく
とも1種類を引取りないし入荷と、これらの出荷実績の
情報の収集ないし記録を行なうシステムである。例えば
小売店6においては、排出者5から廃棄家電品4を回収
し倉庫等に入荷したときは、回収実績として、その回収
に関する情報をパソコン等の小売店端末6aに入力して
記録する。一方、この回収した廃棄家電品4を、これよ
りも下流側のリサイクル拠点である指定引取場所/産廃
業者7あるいはリサイクルセンター10に出荷する場合
は、その出荷ないし引取実績として、マニフェストシー
ル6dからバーコードを、バーコードリーダ機能を有し
トラック2に搭載されている車載ハンディターミナル6
eにより読み込むと共に、この読み込んだ情報を車載ハ
ンディターミナル6eから小売店端末6aに記録ないし
登録するシステムである。
【0022】また、指定引取場所または産廃業者7、あ
るいはリサイクルセンター10に、小売店6等から廃棄
家電品4を引き取り、倉庫等に入荷したときに、この廃
棄家電品4やその容器等に貼着されているマニフェスト
シール6dのバーコードをバーコードリーダ機能を有す
る倉庫用ハンディターミナル7a,10aにより読み出
してマニフェスト項目を記録し、さらに、この読み出し
たマニフェスト項目を、これらリサイクル拠点7,10
のコンピュータ通信端末であるパソコンの倉庫端末7
b,10bにそれぞれ入荷実績情報として入力して記録
するシステムである。
【0023】また、これらリサイクル拠点7,10から
その下流側のリサイクル拠点、例えばリサイクル業者1
1,埋立地12へリサイクル品8や廃棄物9を入荷する
際にはリサイクル処理の前にマニフェストシール6dは
既に除去されているので、リサイクル処理後のリサイク
ル品8と廃棄物9には、リサイクル処理前の廃棄家電品
4のマニフェスト項目に対応する識別情報が新たに付さ
れて、以後はこの識別情報が商品/埋立品出荷実績情報
として倉庫端末10bに入力されて記録される。この倉
庫端末10bに入力された商品/埋立出荷実績情報は無
線で各種データを送信し保存管理し得るようになってい
る。
【0024】(3)回収品・追跡管理システム このシステムは廃棄家電品4自体の物としての流れと、
そのマニフェスト6bの管理による情報の流れを共に回
収品・追跡管理手段3aにより管理することにより、廃
棄家電品4の排出者5からの回収から、リサイクル品8
のリサイクル業者11への引渡しと廃棄物9の埋立地1
2への廃棄までの一貫した廃棄家電品4の流れ(移動)
を追跡し管理するシステムである。
【0025】すなわち、回収品・追跡管理手段3aは、
リサイクルセンター10内またはこのセンター10以外
に設置される管理センター3に設置され、マニフェスト
6bに関する情報を更新可能に格納するマニフェスト管
理データベース3aと、指定引取場所と産廃業者別の
廃棄家電品4、リサイクル品8、廃棄物9の在庫状態を
管理する指定引取場所/産廃業者別在庫データベース3
とを備えている。
【0026】そして、管理センター3には、マニフェス
ト管理データベース3aからマニフェストセット6b
〜6dを作成し発行するのに必要な情報を読み出すこと
により、マニフェストセット6b〜6dを作成して発行
するマニフェスト発行装置3fを管理センター3に設け
ている。このマニフェストセット6b〜6dは、その発
行装置3fを備えていない小売店6に代えてマニフェス
トセット6b〜6cを発行するものであり、このマニフ
ェストセット6b〜6dを予め作成発行して家電製品の
小売店6以外のコンビニエンスストアー等に卸売しても
よい。
【0027】回収品・追跡管理手段3aは、通信回線で
あるインターネット13を介して、小売店6、指定引取
場所/産廃業者7、リサイクルセンター10等の各リサ
イクル拠点の各端末6a,7b,10b,10cに双方
向データ通信可能にそれぞれ接続され、これら各拠点
6,7,10等から廃棄家電品4の回収実績、引取実
績、出荷実績、リサイクル処理工程への投入実績および
処理完了実績に関する情報を収集し、適宜マニフェスト
管理データベース3aと指定引取場所/産廃業者別在
庫データベース3aに格納し、または蓄積されている
データを更新し、これら蓄積されたマニフェスト情報等
の蓄積情報に基づいて排出者5から回収された回収品
(廃棄家電品)についての排出者5からリサイクル業者
11への納入と埋立地12への廃棄の最終処分までの廃
棄家電品4の一連の流れ(物流)を追跡することができ
るようになっている。
【0028】また、回収品・追跡管理手段3aは指定引
取場所/産廃業者別在庫データベース3aから各リサ
イクル拠点別の廃棄家電品4やリサイクル品8、廃棄物
9の在庫情報をそれぞれ読み出して指定引取業者/産廃
業者7の出荷や作業等を指定する出荷指定を作成し、こ
れをインターネット13を介して各リサイクル拠点の端
末6a,7b,10b,10cに送信する機能を有す
る。
【0029】(4)センター在庫管理/進捗管理サブシ
ステム このシステムは管理センター3に設けた在庫管理/進捗
管理手段3bにより、リサイクルセンター10内の廃棄
家電品4やリサイクル品8、廃棄物9の在庫状況および
処理の進捗を管理するシステムである。
【0030】在庫管理/進捗管理手段3bはリサイクル
センター10の倉庫端末10b,10cから地上の通信
回線等を介してリサイクルセンター10の倉庫にストッ
クされている廃棄家電品4、リサイクル品8、廃棄物9
の在庫状況、これらの入荷実績、リサイクル処理ライン
への投入実績、そのリサイクル処理の完了実績に関する
情報を受けて、廃棄家電品4の在庫に関する情報を更新
可能に格納する回収品在庫データベース3bと、リサ
イクル品8の在庫に関する情報を更新可能に格納するリ
サイクル商品在庫データベース3bとリサイクル処理
の進捗状況に関する情報を管理する進捗管理データベー
ス3bを備えている。
【0031】また、在庫管理/進捗管理手段3bは、リ
サイクルセンター10における廃棄家電品4、リサイク
ル品8、廃棄物9の在庫情報と、リサイクルセンター1
0の処理負荷状況に関する情報とを回収品・追跡管理手
段3aに与え、この回収品・追跡管理手段3aにより上
記した指定引取場所/産廃業者7への出荷を指示する指
示情報を作成して送信させる機能を備えている。
【0032】(5)センター管理システム このシステムは管理センター3にセンター管理手段3c
を設置している。このセンー管理手段3cは管理センタ
ー3の管理指標と報告資料等を作成し、管理センター3
の全体の機能を管理するために必要な機能を有する。
【0033】センター管理手段3cは、回収品・追跡管
理手段3aと在庫管理/進捗管理手段3bから必要な情
報を読み出して、廃棄家電品4からリサイクル品8に処
理されたリサイクル率の算定、管理センター3の管理等
各種管理レポートの作成ないし発行、各リサイクル拠点
6,7,10,11,12における出荷や処理依頼デー
タ等の各種データないし報告書の作成、マニフェストに
関する問い合せ等各種問い合せの対応等を行なう機能を
有する。
【0034】(6)トラック2の運行管理システム このシステムはトラック2の運行に関する情報を管理す
ることにより、廃棄家電品4の排出者5から最終処分ま
での一連の物流を追跡管理すると共に、トラック2の車
両積載効率、実車効率、配送効率および配車効率の向上
のためのシステムであり、図3に示すように管理センタ
ー3に運行管理手段3dと図示しない配車計画手段を設
ける一方、図2にも示すようにトラック2に車載装置1
4を搭載している。
【0035】車載装置14は、この車載装置14全体の
制御を行なうトラックサーバとなる機能を備えている衛
星利用端末14a、デジタルMCA無線機14b、GP
S(グローバル・ポジショニング・システム)レシーバ
を備えた自車位置検出装置であるGPS装置14c、デ
ジタルタコグラフ14d、車載ハンディターミナル14
e、図示省略の音声情報処理装置を具備している。
【0036】トラックサーバとしての機能を有する衛星
利用端末14aは、低軌道周回通信衛星とデジタルMC
A無線機14bとの利用によりトラック2の運行と配送
に関する情報の管理センター3との送受信と、この送受
信データの管理、デジタルタコグラフ14dからの運行
管理データの管理センター3への送信処理、車載LAN
における各種データ伝送最適制御、車両および配送情報
のディスプレイへの画面表示制御等の処理制御を行な
う。
【0037】デジタルタコグラフ14dは、トラック2
の運行データの記録計として使用する。運行データに
は、トラック2の速度やエンジン回転数、ブレーキング
等を記録したトラック2のリアルタイム情報と、運転者
が個々に入力する作業データ、道路情報等のバッチ情報
の2種類がある。リアルタイム情報、バッチ情報共に、
車載LAN経由で車載処理装置の制御の下に管理センタ
ー3の運行管理手段3dへ送信される。
【0038】デジタルMCA無線機14bは、トラック
2の自車位置情報を、GPS衛星からのGPS情報を基
に運行管理手段3dへ周期的に送信すると共に、車載ハ
ンディターミナル14e(図1で示す車載ハンディター
ミナル6e,7cを含む)から入力されるトラック2お
よびドライバ(運転者)の状態(走行、渋滞、休憩、
他)に関する情報も送信する。
【0039】車載ハンディターミナル14eは、運転者
の作業支援と作業結果情報の自動収集、荷物の配送管
理、動態管理を目的として、バーコードリーダ機能と、
ラベルプリンタ機能を統合した複合ハンディ端末をな
す。
【0040】一方、管理センター3の運行管理手段3d
は、車両位置管理機能、車両運行状況管理機能、道路情
報/気象情報通報業務機能、緊急運行管理情報通報業務
機能等を備えている。
【0041】このうち、車両位置管理機能は、走行中の
トラック2からデジタルMCA無線機14b経由で定期
的にGPS検出の自車位置情報を受信する機能である。
また、都市部においては走行中のトラック2からPHS
位置検出による位置情報を受信する。これら2つの位置
情報に基づいて全トラック2の位置を漏れなく把握し管
理する機能である。
【0042】車両運行状況管理機能は、走行中または停
止中のトラック2からドライバのキー操作入力によりデ
ジタルMCA無線機14b経由でトラック2の状態情報
(走行、渋滞、休憩、配送等)を受信し、トラック2毎
の運行状況を管理する機能である。
【0043】道路情報/気象情報通報業務機能は、走行
中等のトラック2から現地の道路情報と気象情報をデジ
タルMCA無線機14b経由で管理センター3の運行管
理者が受け、この管理者が運行管理手段3dに入力し、
デジタルMCA無線機14b経由で他の各トラック2に
提供するものである。
【0044】緊急運行管理情報通報業務機能は、デジタ
ルMCA無線機14b経由で行先の気象の急変や道路渋
滞、事故等の情報を走行中のトラック2に提供する。
【0045】また、配車管理業務機能には、トラック2
の行先到着確認と荷卸し、または荷積みのバース番号指
示業務機能、トラック2の出発確認・配送情報指示業務
機能、配送実績収集業務機能、緊急集荷指示業務機能、
運転日報ないし配送日報作成業務機能等が含まれる。
【0046】車両到着確認・バース番号指示業務機能
は、小売店6や指定引取場所/産廃業者7、リサイクル
センター10、リサイクル業者11の倉庫の出入口の車
両検出器で車両の到着を検出すると、出入口のDSRC
(専用狭域通信:Dedicated Short R
ange Communication)経由で到着車
両情報を確認し、その車両に対し接車予定バース番号を
指示するものである。
【0047】車両出発確認・配送情報指示業務機能は、
このリサイクル拠点6,7,10,11の倉庫の出入口
の車両検出器でトラック2の出発を検出すると、出入口
のDSRC経由で出発車両情報を確認し、そのトラック
2に対し倉庫作業支援システムから収集した配送指示情
報と連絡情報を送信するものである。
【0048】配送実績収集業務機能は、トラック2が上
記倉庫に帰着した時、配送先で荷卸時に車載ハンディタ
ーミナル14eにより収集した配送実績情報を運行管理
手段3dにDSRC経由で受信し、配送指示と比較する
ものである。
【0049】緊急集荷指示業務機能は、排出者5または
廃棄家電品リサイクルの上流側業者からの緊急回収ない
し引取要請を受けて運行管理者が回収ないし引取の指示
を運行管理手段3dに入力し、デジタルMCA無線機1
4b経由で走行中のトラック2に緊急集荷指示情報を送
信するものである。
【0050】配送日報作成業務機能は、トラック2が目
的地に到着した時にDSRC経由等で受信した各車両の
配送日報ないし運転日報データを基にトラック2毎の
「配送日報」を作成する機能であり、これら配送日報、
運転日報は配送履歴データベース3eに蓄積される。こ
の配送履歴データベース3eは運行管理手段3dにより
更新可能に管理される。
【0051】また、運行管理手段3dには、運行情報表
示システム、配送情報表示システム(配送シミュレー
タ)、位置表示システム等が設けられる。運行情報表示
システムは、トラック2の走行状況を運行表示システム
経由で管理センター3の表示パネルのデジタルマップ上
に表示するシステムである。配送情報表示システム(配
送シミュレータ)は、倉庫作業支援システムの配送指示
情報を基に配送シミュレータで配送店順や到着予定時間
等の予定配送指示情報を作成する。位置表示システム
は、PHS(Personal Hadyphone
System)網を利用してトラック2の位置をセンサ
から検索する。特に、ビル等が密集している地域でGP
S衛星系の位置検出が行ない難い地域を配送するトラッ
ク2に搭載し、冗長的使用で、管理センター3による各
トラック2の位置検索に空白を発生させないようにして
いる。この情報は運行管理における他の位置情報を組み
合せて利用される。
【0052】図2はこのように構成された物流情報管理
システム1の主要機器を示しており、管理センター3に
は、システムバス15にそれぞれ接続された運行管理手
段3d用のトラック運行管理サーバ16、リサイクル処
理完了実績やリサイクル商品化実績、廃棄実績等を入力
するパソコン(PC)等の在庫管理/進捗管理手段3b
用の複数台の入力端末17、管理センター3をリサイク
ルセンター10に設けた場合の無線モデム10dを付設
した倉庫端末10c、センター管理手段3c用の複数台
のPC等の端末18およびそのプリンタ19、センター
管理手段3c用のサーバ20、マニフェスト発行機のP
C等の端末21とそのプリンタ22、インターネット1
3を経由する小売店6や指定引取場所/産廃業者7、車
載装置14等とのデータの授受等を制御するProxy
サーバ23とWWWサーバ24を、それぞれ備えてい
る。
【0053】次に本実施形態に係る廃棄家電品リサイク
ルにおける物流情報管理システム1の作用を説明する。
【0054】まず、図1に示すように、家電品ユーザー
または荷電品メーカー等の排出者5から家電品等の小売
店6に、電話や訪問等により、廃棄家電品4の引取の依
頼があると、小売店6では、この廃棄家電品4のリサイ
クル処理に必要なマニフェスト項目を小売店6等の端末
6aに入力する。
【0055】すると、この小売店6でのマニフェスト発
行実績、廃棄家電品4の回収実績・引取実績がインター
ネット13を経由して管理センター3の回収品・追跡管
理手段3aのマニフェスト管理データベース3aと指
定引取場所/産廃業者在庫データベース3aに情報種
類毎に格納される。
【0056】一方、小売店6ではその端末6aにより、
マニフェスト控え6cにマニフェストシール6dを貼付
してなるマニフェスト6bのセットを発行し、排出者5
宅や家電品メーカー等において、このマニフェストシー
ル6dを廃棄家電品4自体またはその収納容器に貼着し
てマニフェスト控え6cを排出者5に交付し、この廃棄
家電品4をトラック2により小売店6の倉庫等に搬入す
る。
【0057】この小売店6の廃棄家電品4の回収実績は
再び小売店6の端末6aに入力され、マニフェスト控え
6dが発行保存され、その回収完了情報がインターネッ
ト13を経由して管理センター3の回収品・追跡管理手
段3aと運行管理手段3dに与えられる。
【0058】この後、回収した廃棄家電品4を小売店6
から指定引取場所/産廃業者7またはリサイクルセンタ
ー10へのトラック2による配送を開始する。その開始
の際には、運転者が車載ハンディターミナル6eにより
廃棄家電品4またはその収納容器に貼着されているマニ
フェストシール6dのバーコードを読み取って記録する
ことにより、廃棄家電品4の出荷と引取実績を入力す
る。また、この出荷、引取実績は車載ハンディターミナ
ル6eから小売店6の端末6aに入力され、この端末6
aからインターネット13を経由して管理センター3の
回収品・追跡管理手段3aと運行管理手段3dに与えら
れる。
【0059】一方、トラック2の運転中においては、車
載装置14のGPSレシーバから得られるGPS車両位
置情報が、一定時間毎に、MCA経由により、すなわち
デジタルMCA無線機(DMCA)14b、およびMC
A指示局25を介して運行管理手段3dに送信され、こ
の運行管理手段3dの制御の下に表示システム内の位置
表示システムにマップ形式で表示される。また、上記M
CA経由により、交通情報、気象情報、緊急運行管理情
報(緊急出荷指示情報、緊急配送指示情報等)、運行、
配送先、配送順等の各種変更情報等が交換される。この
際、運転者は車載ハンディターミナル14eのキー操作
によるコマンドおよびコードにより上記した各種の情報
交換を行う。または、音声情報処理装置に設けたマイク
ロフォンおよびスピーカを用いて音声メッセージにより
対話形式の通話が可能である。この際、音声情報処理装
置において、マイクロフォンから入力された運転者の音
声情報をデジタル化し、かつ圧縮処理してデジタルMC
A無線機14bを介して回収品・追跡管理手段3aと運
行管理手段3dに転送する。また、デジタルMCA無線
機(DMCA)14bより受信した回収品・追跡管理手
段3aからの音声圧縮データを伸張処理すると共にアナ
ログ変換してスピーカより出力する。
【0060】この後、トラック2が指定引取場所/産廃
業者7等またはリサイクルセンター10に到着して廃棄
家電品4を倉庫に入荷した時には、ここ7,10で倉庫
ハンディターミナル7a,10aにより、入荷された廃
棄家電品4のマニフェストシール6dのバーコードを読
み取り、さらにこれを無線通信により各端末7b,10
cに入力すると、これら各端末7b,10cから廃棄家
電品4の入荷実績情報がインターネット経由で管理セン
ター3の回収品・追跡管理手段3aに送信される。
【0061】さらに、リサイクセンター10等によりリ
サイクル品8と廃棄物9とに処理され、各倉庫に保管さ
れた後、これら倉庫からリサイクル品8がリサイクル業
者11に出荷され、あるいは廃棄物9が埋立地12へ出
荷される際に、その出荷実績がリサイクルセンター10
の端末10bに入力されると、この出荷実績が端末10
bからインターネット13を経由して管理センター3の
回収品・追跡管理手段3aへ入力される一方、トラック
2の走行状態等の動態がデジタルMCA無線機14b経
由で管理センター3の運行管理手段3dに送信される。
つまり、図3に示すように廃棄家電品4やリサイクル品
8、廃棄物9の回収、出,入荷実績はインターネット1
3経由で回収品・追跡管理手段aに与えられ、トラック
2の運行に関する情報はデジタル無線機14b経由で運
行管理手段3dに与えられる。
【0062】トラック2の配送業務を完了して帰着する
際は、指定引取場所/産廃業者7等、リサイクルセンタ
ー10、リサイクル業者11、埋立地12の倉庫の出入
口ゲートの近傍において、このゲートに設けられた帰着
トラックの車両特定情報(例えばトラック番号)が物流
DSRCビーコン装置を介して回収品・追跡管理手段3
aに入力される。
【0063】この情報検知を基に、配達結果の情報(配
達完了情報、および未送信記憶情報)、およびデジタル
タコグラフ14dの記録情報等が回収品・追跡管理手段
3aと運行管理手段3dに入力される。
【0064】さらに、回収品・追跡管理手段3aは、車
載装置14から運転者の車載ハンディターミル14eの
キー操作による運行日報作成要求を受けると、管理サー
バ用の配送履歴データベース3eのファイルシステムの
運行日報情報管理ファイル、車両/配送先管理ファイル
等を参照してこの帰着トラック2の運行日報を作成す
る。
【0065】また、上記トラック2の配送時、帰着時等
のトラック2の運転途上においては、運行管理手段3d
が車載装置14からの情報、管理サーバ用のファイルシ
ステムの情報等を基に、到着時間を予測し、到着予測表
示器に表示する。
【0066】また、上記トラック2の帰着時において
は、運行管理手段3dにより、配送指示と配送実績の情
報照合が行なわれ、配送指示と配送実績とが一致するこ
とで、正常配送が確認される。この際、上記照合により
一致をみないときは、その運搬品、配送先等が表示シス
テムの入出荷情報表示システムに表示される。
【0067】上記したように、本発明の実施形態による
廃棄家電品リサイクルにおける物流情報管理システム1
によれば、トラック2の運行管理とマニフェスト6bの
管理による物流管理の情報管理の統合化により廃棄家電
品4の排出者5の排出からリサイクル処理を経てリサイ
クル品8のリサイクル業者11への納入、または、埋立
地12への廃棄物9の廃棄の最終処分までの廃棄家電品
4の一連の流れを回収品・追跡管理手段3aにより把握
し追跡できるので、不法投棄を未然に防止することがで
きると共に、トラック2の運行ないし配送業務の効率化
とを図ることができる。また、トラック2の運行管理お
よび配車管理と、廃棄家電品4の物流管理とを連携させ
た新規なシステムを容易に構築できるようにしたことに
より、リアルタイムで効率の良いトラック2の運行管理
および物流管理が行なえるとともに省力化が図れ、さら
に配送業務の効率化、車両回転率の向上、積込/積卸時
間の短縮化、誤配達の防止、走行位置の常時確認、到着
予定時間の提供等が実現できるとともに、積載効率の向
上、実車効率の向上、廃棄家電品4のリサイクル処理処
分の効率向上等が図れる。また、マニフェスト伝票操作
を必要としないので、トラック運転者の作業負担を大幅
に軽減して、かつマニフェスト伝票操作ミス等による配
送誤りを低減した信頼性の高い廃棄家電品物流情報管理
を行なうことができる。なお、管理センター3と車載装
置14との双方向通信は、デジタルMCA無線機14b
を使用する場合と衛星通信を使用する場合とを併用して
もよく、または一方のみを使用する場合でもよい。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように本発明の廃棄家電品
リサイクルにおける物流情報管理システムによれば、廃
棄家電品の回収からリサイクル品または廃棄物の排出の
最終処分までの一貫した物流情報を、マニフェストの流
れの情報管理とトラックの運行に関する情報管理とを統
合的に管理することにより、廃棄家電品(回収品)の回
収から最終処分までの一連の流れ(物流)の追跡を可能
にしたので、廃棄家電品の不法投棄やリサイクル処理処
分料金の不正請求等を未然かつ有効に防止することがで
きる。また、トラックの運行ないし配車効率と配送効率
とを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る廃棄家電品リサイク
ルにおける物流情報管理システムの全体構成を示す模式
図。
【図2】図1で示す廃棄家電品リサイクルにおける物流
情報管理システムの主要機器の構成を示す模式図。
【図3】図1で示す廃棄家電品リサイクルにおける物流
情報管理システムの主にトラックの運行管理系を示す模
式図。
【符号の説明】 1 物流情報管理システム 2 トラック 3a 回収品・追跡管理手段 3b 在庫管理・進捗管理手段 3c センター管理手段 3d 運行管理手段 3e 配送履歴データベース 4 廃棄家電品 5 排出者 6 小売店 6a 端末(パソコン) 6b マニフェスト伝票 6d マニフェストシール 7 指定引取場所/産廃業者 7a 倉庫ハンディターミナル 7c 車載ハンディターミナル 8 リサイクル品 9 廃棄物 10 リサイクルセンター 11 リサイクル業者 12 埋立値 13 インターネット 14 車載装置 14a 衛星利用端末 14b デジタルMCA無線機 14c GPS装置 14d デジタルタコグラフ 14e 車載ハンディターミナル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 光夫 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝物流 株式会社内 Fターム(参考) 3E025 AA04 EA06 EA10 EB10 4D004 AA22 DA01 DA02 DA16 DA17 5B049 AA05 BB31 CC21 CC40 DD02 EE05 FF02 FF06 GG03 GG04 GG06 GG07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄家電品の回収からリサイクル品およ
    び廃棄物の排出の最終処分までの各リサイクル拠点間に
    て、上記廃棄家電品、リサイクル品および廃棄物の少な
    くとも1種をトラックにより運搬する廃棄家電品リサイ
    クルにおける物流情報管理システムにおいて、 上記トラックに搭載されてこのトラックの自車位置を検
    出して管理センターに送信する車載装置と、 上記管理センターに設置されて上記廃棄家電品の回収か
    ら最終処分までのトラックの自車位置情報を上記車載装
    置から受信する一方、この自車位置情報に基づいてトラ
    ックの運行を管理するための情報を車載装置に双方向無
    線通信可能に送信する運行管理手段と、 上記管理センターに設置されて上記廃棄家電品、リサイ
    クル品および廃棄物自体またはその収納容器に付した管
    理伝票に記録されている情報を上記各リサイクル拠点か
    ら通信回線を介して収集して保存し、この廃棄家電品の
    回収から最終処分までの移動を管理する物流管理手段
    と、を具備していることを特徴とする廃棄家電品リサイ
    クルにおける物流情報管理システム。
  2. 【請求項2】 物流管理手段は、廃棄家電品リサイクル
    の各拠点における上記廃棄家電品、リサイクル品および
    廃棄物の少なくとも1種の回収ないし引渡時に、管理伝
    票に記載された情報を読み込む一方、記録可能のデータ
    通信端末に記録するリーダライタと、 上記各リサイクル拠点のデータ通信端末から上記管理伝
    票記載情報を通信回線を介して収集し、この管理伝票の
    流れを上記廃棄家電品の流れとして追跡可能に管理する
    回収品追跡管理手段と、を備えていることを特徴とする
    請求項1記載の廃棄家電品リサイクルにおける物流情報
    管理システム。
  3. 【請求項3】 運行管理手段は、車載装置との間で、ト
    ラックの配車を管理するために必要な情報を含む配車管
    理情報を双方向無線通信可能に送受するように構成され
    ていることを特徴とする請求項1または2記載の廃棄家
    電品リサイクルにおける物流情報管理システム。
  4. 【請求項4】 通信回線がインターネットであることを
    特徴とする請求項3記載の廃棄家電品リサイクルにおけ
    る物流情報管理システム。
  5. 【請求項5】 管理伝票は、廃棄家電品、リサイクル品
    もしくは廃棄物自体、あるいはこれらを収納する容器に
    貼着されるシールに、物流管理に必要な情報をバーコー
    ドで記載してなり、この物流管理情報をリーダライタに
    より読み込まれるように構成されていることを特徴とす
    る請求項2または3記載の廃棄家電品リサイクルにおけ
    る物流情報管理システム。
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