JP2016118998A - 物流施設における管理方法および管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】車両管理及び物流管理の無人化、ペーパーレス化、全自動化を図り、物流施設全体を効率化して、一層の速達性を実現する管理方法及び管理システムを提供する。【解決手段】運送会社は、積卸を行う車両のORSE・IDを情報処理センターに登録する300。運送会社100は、業者情報記録欄、貨物情報記録欄及び車両検知時刻記録欄を有する運送計画書のデータを情報処理センターに送信する。情報処理センターでは、ORSE・IDと運送会社名、運送計画データを記憶する。物流施設200の車両管制装置210Aは、ETCアンテナE1〜E5による車両検知時刻情報をORSE・ID及び運送会社名とともに情報処理センターに送信する。情報処理センターは、運送計画書の貨物情報記録欄に入・出荷を、車両検知時刻記録欄に車両検知時刻を、それぞれ記録する。運送会社は、情報処理センターにアクセスし、運送計画書に記録されている情報を入手する。【選択図】図1

Description

本発明は、物流施設における貨物車両(以下、単に車両という。)の通行と物流の管理を行う方法及びシステムに関する。
物流とは、品物の生産地から消費地まで、および商品の調達地から販売地等までの範囲における時間的、空間的移動を指す。その移動の中間点に、集荷・配送の拠点としての物流施設がある。したがって、物流施設は、生産地と消費地、および、調達地と販売地等を車両を媒介として結び付ける重要な拠点であり、物流管理の面からも重要な施設である。
物流施設の主たる機能は、輸送、配送、保管、荷役(運搬、積卸、仕分などを含む。)である。物流施設には、大手物流会社が自社のみで使用する専用タイプと、多数の中小物流会社が保管場所を借り受け、それぞれ自社のバース(車寄せ)と保管場所を使用する供用タイプとがある。また、共用タイプには、テナント数が数十社にもなるマルチテナントと言われるものがある。
物流施設においては、物流施設内の車両管理(輸送および配送を行う車両の通行管制および追跡管理)と物流管理(積卸管理および追跡管理)を行う必要がある。すなわち、車両管理に関しては、車両が一般道路から物流施設に入り、所定のバースにおける積卸の後、物流施設から一般道路に出るまでの間、車両登録番号(以下、車両番号という。)、入場時刻、物流施設内の行き先、滞在時間、出場時刻等を管理する必要がある。また、物流管理に関しては、積卸の場所と時刻、貨物の保管場所、積卸をした貨物の種類と数量等を管理する必要がある。
従来の車両管理は、次のように行なわれている。すなわち、物流施設に入る車両は入口の管理事務所の前で停止する。管理事務所の係員は、入場する車両ごとに車両番号、運送会社名、運転手名、行き先(バース)とともに入場時刻を、管理事務所備え置きの台帳に手作業により記録し、運転手に物流施設の行き先を指示する。入場した車両は、指示された行き先に進行し、所定のバースに停車して、所定の保管場所に貨物の積卸を行う。積卸を終了した車両は、物流施設から出て管理事務所前で再び停止し、係員による車両番号および出場時刻の台帳への記録をされた後、出口から出場する。
この車両管理を行うため、管理事務所には一人または複数人の係員が常勤し、その係員により台帳記録や行き先案内や入出場指示等の作業が行なわれる。入口にゲートが設置されている場合は、係員は台帳記録の後にゲートの開閉を行う。したがって、係員の作業に時間がかかり、台帳を基に物流施設内の車両の満空管理を行い、車両の滞在時間の計算を行う必要がある。物流施設内の行き先が満車の場合は、進入しようとする車両に対して待機場で待機するように運転手に知らせる。
物流施設の入口と出口に車両感知装置に接続されたゲートを設け、ゲートを通過するときにカメラによりその車両のナンバープレートを読み取るとともに、入場時刻と出場時刻を自動的に記録し、滞在時間の計算を自動的に行う入出場管理装置を導入しているところもある。
このように、従来の車両管理は、事務用品コストおよび人件コストがかかる、管理作業速度が遅く効率が良くない、車両入出場の迅速性に乏しいため入場前の一般道路の交通が渋滞する原因となる、等の問題がある。また、前記入出場管理装置は、設備費が高いとともに、ナンバープレートからの車両番号認識の精度に問題がある。
他方、従来の物流管理は、次のように行なわれている。すなわち、物流管理に関わる者は、荷主、運送会社、運転手、物流施設のテナント(荷主)である。そして、運送会社は荷主からの依頼に基づいて運送計画書を作成して、その運送計画書を運転手に交付し、テナントに対してはFAXにより運送計画書を送信して、物流施設に搬入され、または物流施設から搬出される予定の貨物の種類・数量等の物流情報を通知する。
そして、物流施設内の所定バースにおける積卸の際は、テナントが事前にFAXで受信している運送計画書または運転手が先に交付された運送計画書に基づいて各貨物の積卸、検品を行い、テナントの台帳等に記録する。積卸をされた貨物の種類と数量、終了時刻等の台帳の記録内容は、たとえば、当日の営業終了後に、固定電話またはFAXにより運送会社に通知される。これにより、運送会社は荷主から依頼された貨物に関する追跡情報を含む物流情報を保有することになるので、その物流情報に基づいて荷主または荷受人からの問い合わせに対して回答することができる。
また、物流施設に貨物を輸送する運送会社は、自社と物流施設のテナントで物流情報の共有(送受信・管理)のためのパソコンを用いる場合は、各運送会社がそれぞれ独自の事務処理アプリケーションを開発・設計し、運用(日報・月報の作成など)し、変更・保守などを行っている。運送計画書の書式、記載項目とその記載順序などは運送会社ごとに異なる。
したがって、物流施設のテナントはテナント事務所の管理装置の操作に熟練した係員を置く必要があり、一社のテナントの係員を他社のテナントに融通することは困難である。そのため、マルチテナントと言われる物流施設には、テナント数の1〜2倍程度の常勤係員を必要としている。しかも、物流施設は、電車やバスなどの公共交通機関を利用できない郊外に設置されるのが通常であるから、係員用の広い駐車場を必要としている。
上記のように、従来の物流管理は、物流施設全体として見た場合に、事務処理アプリケーションの設計・維持・保守管理のコストおよび運用のためのオペレータなどの人件費が厖大になるとともに、通勤者用駐車場等の付帯設備費が多くかかり、運送計画書の不統一性も加わって、効率及び経済性に問題がある。
近年、生産者から消費者に生産物が届くまで、または販売者から購入者に商品が届くまでの所要時間の短縮化を求める傾向が強くなってきている。このため、物流においても、より速い速達性が求められている。
特開2002−189781号公報 特開2003−316866号公報 特開2004−231375号公報
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、物流施設における車両管理および物流管理の無人化、ペーパーレス化、全自動化を図り、物流の効率と経済性の向上をもたらすとともに、一層の速達性を実現できる管理方法および管理システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の物流施設における管理方法は、次の要素からなることを特徴とする。
(a)運送会社は、コンピュータを用いて、物流施設で積卸を行うETC(Electronic Toll Collection)車載器を搭載した車両について、少なくともETC車載器管理番号と運送会社名を情報処理センターに送信して、その車両に対するETCシステム利用者識別番号の付与を要求する。
(b)運送会社は、コンピュータを用いて、運送会社名、運転手名、物流施設のテナント名を記録した業者情報記録欄、荷主名、貨物の種類および数量、入荷・出荷の有無等を記録した貨物情報記録欄および物流施設に設置されたETCアンテナによりETCシステム利用者識別番号が読み取られた時刻を記録するためのチェックイン・チェックアウトタイム記録欄を有する運送計画書のデータを情報処理センターに事前に送信する。
(c)情報処理センターは、コンピュータを用いて、運送会社からのETCシステム利用者識別番号の付与要求をORSE(一般社団法人道路システム高度化推進機構)のサーバ(以下、ORSEサーバという。)に伝送し、ORSEサーバがETC車載器管理番号に対して付与したETCシステム利用者識別番号に運送会社名を結合して、これをETCシステム利用者識別情報としてETCシステム利用者テーブルに記憶するとともに、運送会社から受信した運送計画書のデータをそのETCシステム利用者識別情報と関連付けて記憶して、全運送会社の運送計画データベースを作成する。
(d)物流施設では、車両管制装置により、物流施設に設けられたETCアンテナが車両のETC車載器から受信するETCシステム利用者識別情報を用いて、その車両の物流施設内の通行管制を行うとともに、ETCアンテナによる車両検知時刻情報をETCシステム利用者識別情報とともに情報処理センターに送信する。
(e)情報処理センターは、コンピュータを用いて、物流施設の車両管制装置から受信したETCシステム利用者識別情報および物流施設のテナントから送信される貨物情報に基づいて、当該運送計画書の貨物情報記録欄に入荷・出荷を、チェックイン・チェックアウトタイム記録欄に車両検知時刻を、それぞれ記録する。
(f)運送会社は、コンピュータを用いて、ETCシステム利用者識別番号または運送会社名を情報処理センターに送信して運送計画データベースにアクセスし、自社の運送計画書に記録されている情報を入手する。
本発明の他の側面は、上記物流施設における管理方法において、情報処理センターのコンピュータは、業者情報記録欄、貨物情報記録欄およびチェックイン・チェックアウトタイム記録欄が共通する運送計画書の原始データを運送会社の管理装置にダウンロードすることを特徴とする。
本発明のさらに他の側面は、上記物流施設における管理方法において、運送会社による運送計画書の事務処理に要するアプリケーションを全運送会社に共通化して、そのアプリケーションを運送会社からの請求により情報処理センターから運送会社の管理装置に供与することを特徴とする。
また、本発明の物流施設における管理システムは、次の要素からなることを特徴とする。
(1)管理システムは、運送会社の管理装置と、物流施設に設けられた車両管制装置と、物流施設に設置されたテナントの管理装置と、運転手の携帯端末と、情報処理センターのサーバシステムと、ORSEサーバとを有する。
(2)運送会社の管理装置は、運送会社名、運転手名、物流施設のテナント名が記録された業者情報記録欄、荷主名、貨物の種類および数量、入荷・出荷の有無等を記録するための貨物情報記録欄および物流施設に設置されたETCアンテナによりETCシステム利用者識別情報が読み取られた時刻を記録するためのチェックイン・チェックアウトタイム記録欄を有する運送計画書の原始データを情報処理センターのサーバシステムからダウンロードし、その運送計画書に所要の事項を入力した後、サーバシステムに送信するとともに、ETCシステム利用者識別番号または運送会社名をサーバシステムに送信して運送計画書データベースにアクセスし、自社の運送計画書に記録されている情報を入手することができるものである。
(3)サーバシステムは、運送会社の管理装置から運送計画書のデータを受信して全運送会社の運送計画データベースを作成し、車両管制装置からETCシステム利用者識別情報と貨物積卸情報と車両検知時刻情報とを受信するたびに運送計画書の貨物情報記録欄およびチェックイン・チェックアウトタイム記録欄に記録して管理を行い、運送会社の管理装置が運送計画データベースにアクセスしたときは当該運送会社の運送計画書に記録されている情報をその運送会社の管理装置に送信するものである。
(4)ORSEサーバは、車両管制装置からETC車載器管理番号を受信したときに、これをORSEサーバに登録されているETCシステム利用者識別情報と照合して、当該車両が登録車両か否かを調べ、その結果をサーバシステムを経由して車両管制装置に送信するものである。
(5)車両管制装置は、物流施設に設置されたETCアンテナからETCシステム利用者識別情報を受信したときは、以後、そのETCシステム利用者識別情報に基づいて、その車両の物流施設内の行き先案内等の通行管制を行うとともに、各ETCアンテナが出力する車両検知情報をサーバシステムに送信するものである。
本発明の他の側面においては、車両管制装置は、ETCアンテナからETC車載器管理番号のみを受信したとき(未登録車両であるとき)は、車両の事前登録を勧告し、その車両登録要求の入力に基づき、そのETC車載器管理番号をサーバシステムに送信してORSEサーバにそのETC車載器管理番号に対応するETCシステム利用者識別情報の付与を要求し、ORSEサーバは、車両管制装置から受信した車両登録要求とETC車載器管理番号に基づき、そのETC車載器管理番号に対応するETCシステム利用者識別情報を割り振って、車両管制装置に送信することを特徴とする。
サーバシステムは、運送会社の管理装置およびテナントの管理装置で用いられる事務処理アプリケーションを運送会社に供与するものであることが好ましい。
また、管理システムには、情報処理センターに事務処理アプリケーションのバージョンアップ、運用、保守を支援する支援装置を設けることが好ましい。
本発明によれば、物流施設における車両管理および物流管理の無人化、ペーパーレス化、全自動化を図り、物流の効率と経済性の向上をもたらすとともに、一層の速達性を実現できる管理方法および管理システムを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る物流施設における管理システムを運用するための情報処理設備の設置環境の一例を示す図である。 運送会社の管理装置の構成を示すブロック図である。 運送会社の管理装置のフローチャートである。 運送計画書の一例を示す図である。 本発明の一実施の形態である物流施設の俯瞰図である。 図5の物流施設に車両管理のために設置される装置、機器ならびに相互関係を示すプロック図である。 図5の管理事務所およびその近辺の設備の配置状態および情報通信手段を例示する斜視図である。 図5における物流施設のあるテナント事務所、バースでの積卸の状況および情報通信手段を例示する斜視図である。 車両管制装置のフローチャートである。 情報処理センターのサーバシステムのフローチャートである。 ORSEサーバのフローチャートである。
続いて、本発明の実施の形態について下記目次に従って図面を参照しながら説明する。
1.基本思想
2.情報処理設備の設置環境
3.運送会社の管理装置
4.運送計画書
5.物流施設
6.車両管理
7.車両管制装置
8.情報処理センターのサーバシステム
9.ORSEサーバ
10.物流管理
11.車両管理と物流管理の融合.
12.他の実施の形態
[1.基本思想]
本発明に係る物流施設における管理システムは、車両管理システム、すなわち、物流施設内を通行する車両の交通管制および追跡を行うためのシステムと、物流管理システム、すなわち、車両が物流施設に入り、物流施設から出るまでの間における積荷の管理および追跡を行うためのシステムとに、一応、区分することができる。しかし、本発明による物流施設の管理システムは、車両管理システムと物流管理システムとをETC技術、IT技術およびインターネット通信技術を用いて有機的に結合して実現する点に特徴を有する。
物流の輸送を担当する運送会社は、ORSEとの間のETCシステム利用契約に基づき、物流施設内を通行するETC車載器を搭載した車両について、ETCシステム利用者の事前登録をすることを前提とする。この事前登録は、運送会社のETCシステム利用契約申し込みに対して、ORSEからその車両のETC車載器管理番号(以下、管理番号という。)に対応する固有のETCシステム利用者識別情報(以下、ORSE・IDという。)を付与してもらい、そのORSE・IDに運送会社名コードを付加して、後述される情報処理センターのETCシステム利用者テーブルに登録することにより行われる。
[2.情報処理設備の設置環境]
図1は、物流施設200における管理システムを運用するための情報処理設備の設置環境の一例を示す図である。情報処理設備は、運送会社100の管理装置100Aと、物流施設200の管理事務所210に置かれている車両管制装置210Aと、物流施設200の各フロアに設置されているテナント事務所220に置かれている管理装置220Aと、情報処理センター300のサーバシステム300Aと、ORSE400のORSEサーバ400Aと、車両500に搭乗している運転手の携帯端末300Aとを含む。運送会社100の管理装置100A、車両管制装置210A、テナントの管理装置220Aおよび運転手の携帯端末500Aと情報処理センター300のサーバシステム300Aとの間は、相互にインターネット600を介して双方向通信が可能である。また、サーバシステム300AとORSEサーバ400Aとの間はオンラインにより常時接続されている。
図1の荷主700は、物流業務の依頼者であり、メーカー、商社、問屋などである。荷受人800は、大型小売店、小売店、消費者などである。荷主700と荷受人800が運送会社100の集荷・配送を行う業者であることもある。荷主700、荷受人800は、それぞれパソコン700A,800Aを用いて、運送会社100に集荷した貨物の搬送依頼を送り、または運送会社100からの配送依頼を受ける。物流施設200内のテナント220は、荷主700もしくは荷受人800またはその出先機関である。
図1の運送会社100、車両500、荷主700、荷受人800は、図面の簡明化のため、一つずつしか示されていないが、実際は、いずれも複数存在することは言うまでもない。
[3.運送会社の管理装置]
運送会社100の管理装置100Aは、CPUからなる演算処理部102と、キーボードやマウスなどの入力部101と、記憶部103と、液晶表示パネルなどの表示部104と、通信部105とを有するコンピュータで構成されている。管理装置100Aの主たる機能は、後に詳述されるように、(i)物流施設200に出入りする車両の情報処理センター300への登録(車両登録)および登録抹消の依頼、(ii) 情報処理センター300からの後述される運送計画書の原始データの取得、(iii)運送計画書の作成・情報処理センター300への事前送信、(iv)情報処理センター300の運送計画書データベースからの管理情報の取得および(v)荷主または荷受人からの問い合わせに対する応答である。
次に、管理装置100Aの作用を図3フローチャートを参照しながら説明する。
運送会社100は、その管理装置100Aに対して次の3つの処理を要求することができる。すなわち、情報処理センター300に対して運送計画書の原始データのダウンロードを要求すること(S101)、その管理装置100Aの記憶部103にすでに格納されている運送計画書の原始データを呼び出すこと(S104)、および、情報処理センター300に対して車両管理情報および物流管理情報の提供を求めること(S109)である。
運送計画書の原始データのダウンロードを要求する場合は、管理装置100Aの入力部101を操作して、契約の定めに従い、情報処理センター300のURLと運送会社名コードと要求内容を入力し、インターネット600を介して情報処理センター300のサーバシステム300Aに送信する(S101)。そして、サーバシステム300Aからのダウンロードを完了した後(S102においてYのとき)は、その運送計画書の原始データを管理装置100Aの記憶部103に保存し(S103)、S101に戻る。
新規の運送計画書を作成したいとき、すでに運送計画書の原始データが保存されている場合は、オペレータが管理装置100Aの入力部101を操作して、その原始データの読み出しを要求する(S104)。そうすると、管理装置100Aは、記憶部103から運送計画書の原始データを読み出して表示部104に表示させる(S105)ので、その表示されているブランクの運送計画書を見ながら、後に説明される業者情報記録欄、テナント情報記録欄、物流情報記録欄に必要項目を入力して、これから物流施設200に向かう車両の運送計画書を作成する(S106)。オペレータが運送計画書の作成が終了した後、そのデータの情報処理センター300のサーバシステム300Aへの送信を要求する(S107)と、管理装置100Aは、その運送計画書のデータを情報処理センター300のサーバシステム300Aへ送信する(S108)。運送計画書の原始データは、一度ダウンロードしたものを繰り返し呼び出して使用してもよいし、運送会社100で運送計画書を作成する直前に情報処理センター300からダウンロードしてもよい。
運送会社100が自社の車両および貨物の現状を情報処理センター300に問い合わせしたい場合は、管理装置100Aの入力部101を操作して、管理情報要求を行う(S109)。さらに詳細な手続きとして、問い合わせ対象の運送計画書に記載されている搬送車コード、日付などの識別可能な情報を入力し(S110)、また、運送計画書の所定位置に記載されている問い合わせ先であるサーバシステム300AのURLに対して送信する(S111)。運送会社100の管理装置100Aは、管理情報要求に対するサーバシステム300Aからの回答情報を受信した場合(S112においてYのとき)は、受信内容を表示部104に表示する(S113)。したがって、図1の荷主700や荷受人800からの問い合わせに対して即座に回答することができる。
[4. 運送計画書]
本発明の実施の形態に係る物流施設200における管理システムは、車両管理と物流管理とを、各運送会社100より届出される運送計画書をベースとして行う点も一つの特徴である。すなわち、運送会社100は、物流施設200を利用する場合は、所定の運送計画書を作成し、事前に自社の管理装置100Aからインターネット600を介して情報処理センター300のサーバシステム300Aに送信する。送信されてきた運送計画書は、サーバシステム300Aの記憶部bの第1データベースに格納されている運送会社別の運送計画書テーブルに登録され、管理される。
上述したように、従来の運送計画書は、形式、記載項目、記載順序などが運送会社ごとに異なっていた。これが、情報処理プログラムの統一化の妨げの要因になっていた。そこで、本発明の実施の形態においては、物流施設200を利用する全ての運送会社は、図4に例示するような、形式、記載項目、記載順序などが統一化された共通の運送計画書TSを用いる。
図4を用いて、運送計画書TSの一例を説明する。運送計画書TSの入力項目は、(ア)業者情報、(イ)物流情報、(ウ)車両情報の3つに分けられている。
さらに詳述すると、運送計画書TSの上段には、項目とコードの見出しと日付の見出しが設けられ, 項目の見出しの下側に項目の内容としての運送会社名、運送会社名コード、運転手名、運転手名コードが記載されている。また、コードの見出しの下側に、運送会社名、運送会社コード、運転手名、運転手名コードの業者情報記録欄C1が設けてある。また、日付の見出しの下側にテナント名とコード名の見出しが配置され、それらの右側に、テナント名およびコード名などのテナント情報記録欄C2が設けてある。
また、運送計画書TSの中段には、荷主名、搬送物、数、質量、入荷、出荷、希望時間、許可時間および備考の見出しが設けられ、それぞれの見出しの下側に、荷主名、搬送物、数、質量、入荷、出荷、希望時間、許可時間および備考等の物流情報記録欄C3が設けられている。希望時間は、運送会社の車両500が物流施設200の所定のバースに進入したい時刻である。許可時間はその希望時間に対して車両管制装置210Aから返答された時刻である。備考欄には、希望時間と許可時間に差がある場合の理由が記録される。
そして、運送計画書TSの下段には、後述される物流施設200内の各ETCアンテナによる車両検知時刻の記録欄(チェックイン・チェックアウトタイム欄)C4が設けられている。図4の運送計画書TSの業者情報記録欄C1、テナント情報記録欄C2、物流情報記録欄C3およびチェックイン・チェックアウトタイム欄C4が未記録のものが、運送計画書TSの原始データである。
運送計画書TSの原始データは、情報処理センター300の支援装置300Bにおいて作成され、支援装置300B内の記憶部に保存されている。そして、情報処理センター300のサーバシステム運営会社と運送会社100との契約に基づき、サーバシステム300Aは、運送会社100からのダウンロード要求を支援装置300Bに伝送し、支援装置300Bの記憶部から読み出された運送計画書TSの原始データをサーバシステム300Aからその運送会社の管理装置100Aにダウンロードする。したがって、運送会社100は、新たな運送計画書を作成するたびに、その管理装置100Aにおいて、ブランクの運送計画書TSに必要な項目を入力して、情報処理センター300のサーバシステム300Aにアップロードして、第1データベースの運送計画書テーブルに格納することができる。
本実施の好ましい形態においては、運送会社100は、運送計画書TSの新規入力、更新、抹消などを含む事務処理を、情報処理センター300のサーバシステム300Aにインストールされたアプリケーションを用いて行う。一種のクラウドコンピューティングである。サーバシステム300Aは、ASPサービス(Application Service Provider Service)を行うASP事業者により運営される。ASP事業者は、運送会社の物流施設200におけるデータ管理(車両管理および物流管理)、日報や月報作成のためのデータ集計等を行う共通のアプリケーションを各運送会社に有償または無償で供与する。
したがって、運送会社100は、箱ものとしてのパソコンを備え、インターネットでアクセスできる環境さえあれば、そのアプリケーションを利用することができる。そして、アプリケーションの開発・設計、バージョンアップその他の保守は、ASP事業者が情報処理センター300の支援装置300Bを用いて行うので、運送会社100は、自らアプリケーションの開発・設計、バージョンアップその他の運用管理業務を行う必要がない。したがって、運送会社100は、設計開発費や維持・保守費を直接必要としないので、高い経済効果を受けることできる。
こうして、運送会社100は、自社内の管理装置100Aにおいて、情報処理センター300のサーバシステム300Aからダウンロードされるアプリケーションを用いて、自社の運送計画書TSの新規入力、更新、抹消などの情報処理を行うことができる。物流施設200に関連する全ての情報処理設備が共通の管理アプリケーションを用いる点も、本実施の形態の他の特徴である。
運送会社100は、貨物を物流施設200へ搬入・搬出する場合は、自社の管理装置100Aで情報処理センター300からダウンロードして記憶部に保存した運送計画書TSを呼び出し、表示部に表示された運送計画書を見ながら、その運送計画書TSの業者情報記録欄C1、テナント情報記録欄C2および物流情報記録欄C3に必要事項を入力する。そして、その運送計画書TSのデータを事前に情報処理センター300のサーバシステム300Aにアップロードする。情報処理センター300のサーバシステム300Aは、各運送会社からアップロードされる運送計画書TSを、運送会社名コードをIDとして記憶部bの運送計画書テーブルに運送会社別に区分して保管する。
保管された運送計画書TSは、その運送計画書に記録されている運送会社名コードまたはテナント名コードを含むアクセス要求信号を情報処理センター300のサーバシステム300Aに送った者のみが、その運送計画書TSをダウンロードして見ることができる。さらに詳述すると、サーバシステム300Aは、これに格納されたWWWサーバの処理を行わせるためのプログラムを実行して、データの論理的位置を示すURL(Uniform Resorce Locater)が自己に供給されると、自らが備える記憶装置の記憶領域のうち、URLが示す論理的位置にあるデータを読み出し、読み出したデータを、このURLの供給元に返送する。こうして、運送会社100および物流施設200内のテナント220は、自社の運送計画書TSに対するアクセス権を有するので、その運送計画書TSをダウンロードさせ、表示部104に表示して随時見ることができる。
[5.物流施設]
図5は、本発明の一実施の形態である物流施設200の俯瞰図である。この物流施設200の付属施設として、一般道路10から物流施設200の敷地11の車両用の進入路12に入った車両500が左折した位置の左側(右側でも良い。)に管理事務所210が設けられている。管理事務所210を通過した直進路13の前方に、一例として4階建ての建築物(ビル)14が設けられている。ビル14の左側部分には、直進路13を進んだ車両がビル14の入口15から各フロアF1,F2…F4に入るための上り螺旋ループ16が、また、ビル14の右側部分には、各フロアF1,F2…F4から出た車両がビル14の出口17から出るための下り螺旋ループ18が設けられている。出口17から出た車両は、退出路19を経て敷地11の退場路20から一般道路10に出るように設計されている。
好ましい実施の形態においては、管理事務所210を通過した直後に右折する退避路21が設けてあり、その先に複数台の車両が駐車可能な待機場22が用意されている。
ビル14の各フロアF1,F2…F4には、それぞれ物流施設200の運営会社と利用契約を結んでいるテナントの事務所220が設置されている(図8参照)。そして、そのテナント事務所220の付近に1つまたは複数のバース24が設けられ、さらにその付近または周辺に、車両から降ろした貨物または車両に載せる貨物を一時保管する保管場所25が設けられている。
[6.車両管理]
事前登録を受けた車両(登録車両)500のETC車載器は、既存の高速道路のETCアンテナと交信することができるほかに、物流施設200の近辺および物流施設200内に設置されているETCアンテナと交信し、いずれのETCアンテナにも、管理番号またはORSE・IDを送信することが可能である。
本実施の形態は、既存のETCシステムと同様なETCシステムを物流施設200内外に設置し、これを利用することにより、物流施設200に貨物積卸のために進入する全車両の自動管制、移動追跡を行うことに特徴がある。これを実現するため、図5〜図8に示すように、物流施設200の進入路12から一例として100m手前の路側と、管理事務所210の前と、ビル14の各フロアの入口および出口と、待機場22の手前の退避路21とに、それぞれETCアンテナE1,E2〜E5が設置されている。これらのETCアンテナE1,E2〜E5は、有線または無線の通信回線により管理事務所210に設置されている車両管制装置210Aに接続されている。
[7.車両管制装置]
車両管制装置210Aは、図2と同様に、CPUからなる演算処理部と、キーボードやマウスなどの入力部と、液晶表示パネルなどの出力部と、記憶部と、通信部とを有するコンピュータで構成されている。そして、車両管制装置210Aは、後述されるように、専用通信回線またはインターネット600を介して情報処理センター300のサーバシステム300Aに接続可能である。
車両管制装置210Aの主たる機能は、後述されるように、物流施設200内を進行する車両の管理、すなわち、入出場時刻の記録、行き先誘導、追跡、満空管理、滞在時間の計測および車両管理情報を情報処理センター300のサーバシステム300Aに送信することである。
次に、車両管制装置210Aの作用を、図9のフローチャートを参照しながら説明する。車両管制装置210Aは、異なる管理番号またはORSE・IDのすべてに対して同様の処理を並行して行うが、ここでは、簡明化のため、一つの管理番号またはORSE・IDに対応する処理のみを図示し、説明する。
車両管制装置210Aは、常にETCアンテナE1〜E5からORSE・IDを受信したか否かを監視している(S201)。そして、路側のETCアンテナE1からORSE・IDを受信したとき(S201においてYのとき)は、そのORSE・IDをサーバシステムÅに送信してORSE・IDが裏情報として有する運送会社の運送計画書TSのデータを第1データベースから取得する(S202)。続いて、管理事務所前のETCアンテナE2からORSE・IDを受信したとき(S203においてYのとき)は、その時刻をその車両の入場時刻として記録し、サーバシステムÅに送信する(S204)。続いて、先に取得した運送計画書TSから読み取った行き先フロアの満空状態を調べ(S205)、満車でない場合は、ETCアンテナE2からその車両のカーナビに送信して行き先フロアを案内する(S206)。その後は、行き先フロアの入口および出口のETCアンテナE4から同じORSE・IDを受信するたびに、そのフロアへの進入時刻および進出時刻の記録・送信を行う(S207〜S210)。これらの物流施設200への入場時刻およびフロアへの進入時刻および進出時刻がサーバシステム300Aに送信されると、サーバシステム300Aはその車両の運送計画書のチェックイン・チェックアウトタイム欄C4に記録する。これにより、物流施設200に入場した車両に対する入場、出場管理が終了する。
S205において行き先フロアが満車状態である場合は、その車両に対して待機場22で待機するように勧告する(S211)。その車両が待機路21に進行してETCアンテナE3がORSE・IDを受信したとき(S212においてYの時)は、車両管制装置210Aは、その車両に係る運送計画書TSのチェックイン・チェックアウト記録欄に待機場22の入場時刻を記録し(S213)、行き先フロアが空車状態になるのを待つ(S214)。空車状態になった時はS206に移行する。
S201においてETCアンテナE1からORSE・IDを受信せずに、管理番号を受信した時(S215においてYのとき)は、車両管制装置210Aはその管理番号をサーバシステム300Aに送信して、その管理番号を有する車両が登録車両か否かを問い合わせる(S216)。サーバシステム300Aからの回答が登録車両である場合(S217においてYのとき)は、サーバシステム300Aが送信してきたその管理番号に対応するORSE・IDを取得し(S218)、以後、S203に移行する。
これに対して、サーバシステム300Aからの回答が未登録車両である場合(S217においてNのとき)は、車両管制装置210Aはその車両に対して車両登録を行うことをサーバシステム300Aに要求する(S219)。すなわち、その車両の管理番号に車両登録要求情報を付加してサーバシステム300Aに送信する。これに基づき、サーバシステム300AはORSEサーバ400Aにその車両の管理番号に対応するORSE・IDの割り振りを依頼する。この車両登録要求に対する車両登録が終了したことを意味する信号を車両管制装置210Aが受信した(S220においてYのとき)後は、車両管制装置210Aはその車両を登録車両として扱い、S203に移行して、登録車両に対する管理処理を行う。
S215においてETCアンテナE2が管理番号を受信しないときは、車両管制装置210Aは、その車両の運転手にETCカードの装着を促したり、ETC車載器を搭載していない車両である場合は、物流施設への進入を禁止したりする(S221)。進入禁止を確実に行うため、車両管制装置210Aと電気的に接続されたゲートを設置し、そのゲートを閉鎖するようにしてもよい。
車両管制装置210Aは、与えられたORSE・IDと運送計画書TSのデータを車両管制装置210A内の記憶部に記憶する。そして、ETCアンテナE1または管理事務所前のETCアンテナE2で検知された車両に関して、その運送計画書TSを基に、その後の物流施設200内の通行管制および追跡を行う。車両管制装置210Aは、各フロアのETCアンテナE4,E5および待機場22のETCアンテナE3からの車両検知(管理番号)に基づいて各フロアおよび待機場22に何台の車両が存在するか(満空状態)を把握している。そこで、運送計画書TSに記録されている行き先データ(フロアおよびバース番号)に基づいて、ビル14内の行き先フロアの満空状態を調べる。
進入路12を入った車両が管理事務所前のETCアンテナE2とその車両のETC車載器との交信により、その車両が登録車両であると判定された場合は、車両管制装置210Aは、その車両の運送計画書TSの車両情報記録欄C4に入場時刻を記録する(S204)。
また、行き先フロアが現在満車であるときは、車両管制装置210Aは、管理事務所210の前方に設置してある第1案内表示板211に「右折して待機場でお待ちください。」などの待機勧告を行う(S211)。待機勧告を受けた車両が待機場22の入口を通過すると、そこに設けてあるETCアンテナE3との交信により、車両管制装置210Aは受信した管理番号の運送計画書TSに、待機した事実および待機場入場時刻を記録する(S213)。
車両500と管理事務所前のETCアンテナE2との交信時に、行き先フロアが満車状態でない場合(S205においてNのとき)は、車両管制装置210Aは、交信により取得した行き先情報に基づいて、第1案内表示板211に「○○階の△△番のバースに入ってください。」などの続行勧告を行う(S206)。
進入路12を入った車両500が、管理事務所前のETCアンテナE2とその車両のETC車載器との交信により登録車両であると判定された場合は、ETCアンテナE1通過時に行き先フロアは現在満車である旨を通知した車両に対して、まだ、満車状態が継続しているときは、車両管制装置210Aは、第1案内表示板211に「右折して待機場でお待ちください。」などの待機勧告を行つてもよい(S211)。
路側のETCアンテナE1は必ずしも必要ではない。これを設けない場合は、車両管制装置210Aには、車両が管理事務所前のETCアンテナE2により検知されたときに、ビル14内の行き先フロアの満空状態の有無に応じて、待機勧告または続行勧告を行わせるようにしてもよい。
また、待機場22に待機中に、車両管制装置210Aが満空状態管理から、待機している車両の行く先フロアが満車状態でなくなったとき(S214においてYのとき)は、待機場22の前などに設置してある第2案内表示板212に「何番のお車は、○○階の△△番バースに入ってください。」などの移動勧告を行う。
車両(登録車両)が、所定のフロアの入口15’から入ると、ETC車載器はその入口15’に設けてあるETCアンテナE4(E411,421,431,441のいずれか)との間で交信する。もし、車両が運送計画書に登録されている行き先フロアと異なるフロアの入口に入った場合は、車両管制装置210Aは、入口15’に設けられた第3案内表示板213に、正しいフロアの入口から入り直すように勧告する表示を行う。
車両が正しいフロアに入った場合は、入口15’のETCアンテナE4(E411,421,431,441のいずれか)との間の交信に基づいて、そのフロアへの進入時刻が車両管制装置210Aにより記録される。また、所定のバースでの積卸を終えて、そのフロアの出口17’から出ると、その出口17’に設けてあるETCアンテナE5(E511,521,531,541のいずれか)との交信によりそのフロアからの進出時刻が車両管制装置210Aにより記録される。そして、車両管制装置210Aは各車両がフロアの出口17’から出たときに、その車両のフロアにおける滞在時間を算出し、その車両のフロア滞在時間として記録する。
以上のようにして、物流施設200を利用する車両500は、物流施設200に入場した時点から物流施設200より出場するまでの間に、管理番号、運送会社名、運送会社名コード、運転手名、運転手名コード、入場時刻、フロア進入時刻、フロア退出時刻、フロア滞在時間等の車両管理情報がその車両の移動と共に車両管制装置210Aに記録される。車両管制装置210Aの車両管理情報は、車両管制装置210Aよりインターネット600を介して、車両管理情報と物流管理情報の総合管理を行う情報処理センター300のサーバシステム300Aに各車両の新たな車両情報を取得するたびに転送される。
したがって、車両管制装置210Aで随時取得される各車両の現在地情報および追跡情報を含む車両管理情報が、情報処理センター300のサーバシステム300Aに、ETCアンテナによる車両検知時に送信され、サーバシステム300Aの記憶部bの当該運送計画書に記録される。この記憶部bに格納された各車両の車両管理情報は、インターネットに接続されている運送会社100の管理装置100Aおよびテナント事務所220の管理装置220Aにより、それぞれ呼び出して見ることができる。このため、運送会社100またはテナント事務所220は、荷主からの貨物についての問い合わせに対して、運送会社名コード、運転手名コード等をIDとして情報処理センター300のサーバシステム300Aからその車両の車両管理情報を呼び出し、迅速かつ正確な回答をすることができる。
[8.情報処理センターのサーバシステム]
情報処理センター300は、サーバシステム300Aと支援装置300Bとを有し、それらの間は専用通信回線またはLAN(Local Area Network)により情報の授受が可能なように接続されている。そして、サーバシステム300Aには、ORSE400のORSEサーバ400Aがオンライン通信回線により接続されている。
サーバシステム300Aは、演算処理部A、記憶部b、入力部c、表示部dおよび通信部eを有するコンピュータにより構成されている。サーバシステム300Aの主たる機能は、(i)ORSEサーバ400Aと分担してETC利用車両の登録と登録抹消、すなわち、ETC利用者テーブルの作成・管理、(ii)管理装置100Aから送信される運送計画書のデータの保存・管理、(iii)車両管制装置210Aからの車両管理情報の保存・管理、(iv)管理装置100Aおよび運転手の携帯端末500Aからの管理情報の問い合わせに対する応答などである。
以下に、サーバシステム300Aの作用を図10のフローチャートに基づいて説明する。
情報処理センター300のサーバシステム300Aにおいては、いずれかの運送会社100から運送計画書の原始データのダウンロード要求を受けたか否かを調べ(S301)、要求を受けた場合は、サーバシステム300Aの記憶部から運送計画書の原始データを読み出し(S302)、これをダウンロードを要求した運送会社100の管理装置100Aに送信する(S303)。
情報処理センター300のサーバシステム300Aには、物流施設200の車両管制装置210Aから、物流施設200の入り口のETCアンテナE2が入場しようとする車両が登録車両か否かの問い合わせある。そのために、サーバシステム300Aは、車両管制装置210AからORSE・IDまたは管理番号を受信したか否かを常時監視している(S304)。そして、管理番号を受信したときは、これをORSEサーバ400Aに与えて、登録の有無を調べさせ(S305)、その回答を受けたとき(S306においてYのとき)は、その回答(登録の有無)を車両管制装置210Aに送信する(S307)。
[9.ORSEサーバ]
ORSE400のORSEサーバ400Aの作用を図11に示すフローチャートに基づいて説明する。
ORSEサーバ400Aは、サーバシステム300Aから登録の有無についての問い合わせを受けた場合(S401においてYのとき)は、受信した管理番号をETCシステム利用者テーブルの登録内容と照合し、一致する管理番号がある場合は、登録車両と判定し、一致する管理番号がない場合は、未登録車両と判定する(S402)。そして、その判定結果をサーバシステム300Aに送る(S403)。
既述したように,車両管制装置210Aは、物流施設200に入場しようとする車両500が未登録車両である場合は、その車両に対して登録手続の勧告を行う。勧告に従い、その車両の運転手が物流施設200の管理事務所210の係員による登録手続に協力し、管理番号などを登録申し込みフォームに入力して登録手続の準備が終わると、管理事務所の係員はパソコンで構成された管理装置210Bから情報処理センター300を介してORSEサーバ400Aに登録申し込みデータを送信すると、ORSEサーバ400Aは、S404においてその登録申し込みデータを受信し、これに続き、ORSEサーバ400Aは、受信した登録申し込みデータをもとに、ETCシステム利用者テーブルに追加登録する(S405)。そして、登録を完了したときは、その旨をサーバシステム300Aを経て物流施設200の車両管制装置210Aに送信する。したがって、以後、車両管制装置210Aはその車両についてETCシステムを利用して物流施設内の通行管制を行うことができる。
サーバシステム300Aの演算処理部aはインターネット600を経由して車両管制装置210Aから管理番号を受信すると、これをORSEサーバ400Aに伝送する。ORSEサーバ400Aは、その管理番号に対応するORSE・IDが登録されているか否か、すなわち、その管理番号を有する車両は登録車両か否かを調べる。その判定結果が未登録車両である場合は、ORSEサーバ400Aは車両管制装置210Aから送信されてきた管理番号に対応するORSE・IDを割り振り、その管理番号とORSE・IDを1セットとして記憶部のETC利用者テーブルに登録するとともに、その1セットの登録内容をサーバシステム300Aに送出する。これに基づき、サーバシステム300Aも記憶部bの同様のETC利用者テーブルに登録する。
その登録後に、サーバシステム300Aが車両管制装置210Aから管理番号を受信したときは、自己のETC利用者テーブルをルックアップして、その管理番号を有する車両が登録車両か否かを判定する。上述のように、ORSEサーバ400Aは、サーバシステム300Aと分担して、管理番号に対応するORSE・IDの事前登録処理を行う。また、ORSEサーバ400Aは、情報処理センター300のサーバシステム300Aを経由して運送会社の管理装置100Aから登録抹消の要求を受けた場合は、登録抹消処理を行う。
[10.物流管理]
続いて、物流管理システムの構成について説明する。
物流管理システムは、上に説明したように、運送会社100の管理装置100Aと、物流施設200の車両管制装置210Aと、物流施設200の各フロアに設置されているテナント事務所220の管理装置220Aと、登録車両500の運転手が保有する携帯端末500Aと、車両管理情報と物流管理情報の総合管理を行う情報処理センター300のサーバシステム300Aとで構成されている。
これらのサーバシステム300A、運送会社100の管理装置100A,車両管制装置210A,テナント事務所220の管理装置220Aおよび運転手の携帯端末500Aは、インターネット600を介して、相互に双方向通信を行い、情報の授受を行うことができる。
荷主700または荷受人800は、そのパソコン700A、800Aからインターネット600を介して運送会社の管理装置100Aに、またはテナント事務所の管理装置220Aに搬送を依頼した貨物に関する問い合わせを行うことができる。
テナント事務所220の管理装置220Aでは、車両がテナント事務所前のバース24で貨物の積卸をする場合には、テナント事務所220の係員が情報処理センター300から運送計画書TSを管理装置220Aにダウンロードして、表示部に表示された運送計画書TSを見ながら保管場所への入荷または/および出荷を行うことができる。したがって、貨物の積卸を正確・迅速に行うことができる。そして、積卸を終了したとき、その旨を運送計画書TSに記号などで入力し、情報処理センター300のサーバシステム300Aにアップロードすることができる。
入荷および出荷の事実は、テナント事務所220の係員による管理装置220Aへの入力に代えて、たとえば各貨物に付着されたICチップと、テナント事務所の管理装置220Aに接続されたセンサとの間の近距離通信(RIFD)により、自動的に検知することができる。ICチップに代えて、貨物に印刷それたバーコードをスキャナで読み取る方法でも良い。また、テナント事務所220の管理装置220Aによる送計画書TSへの入出荷の記録およびサーバシステム300Aへの送信に代えて、運転手の携帯端末500Aを用いてサーバシステム300Aへ直接送信することもできる。
したがって、運送会社100の管理装置100Aは、情報処理センター300から運送計画書TSのデータを呼び出したとき、その運送計画書に積卸終了の記号があることにより、各車両の積荷状況を、従来のような固定電話やFAXによる連絡でなく、リアルタイムで知ることができる。
[11.車両管理と物流管理の融合]
本発明の実施の形態においては、上述された車両管理と物流管理をそれぞれ独立して行うのではなく、場所的・時間的に相互に密接関連して実行される。すなわち、物流施設200に向かう車両500については、運送会社100から車両情報および物流情報が記録された運送計画書TSが事前に情報処理センター300に送られて登録されている。したがって、その車両が物流施設200の進入路102に接近すると、その車両のETC車載器と路側ETCアンテナE1との間または管理事務所210の前のETCアンテナE2との間で通信し、その車両のORSE・IDおよび運送会社名コードが物流施設200の車両管制装置210Aに入力される。これにより、車両管制装置210Aは、インターネット600を介して情報処理センター300にその車両のORSE・IDを用いてその車両の運送計画書TSを呼び出す。その運送計画書TSに同一のORSE・IDがある場合は、その車両が登録車両であることが判断されるとともに、その運送計画書TSに記録されているテナント名コードからその車両のビル内の行き先フロアを認識することができる。したがって、車両管制装置210Aはその車両に対してETCアンテナを介して自動的に行き先を案内する。また、その運送計画書TSの登録事項からその車両の積荷情報を確認することができる。
また、各フロアの入口15’および出口16’のETCアンテナ(E441,E442〜E411,E412のいずれかの組)からの信号に基づき、車両管制装置210Aは各車両がフロアのバースに到着した時刻、出発した時刻などを運送計画書TSに記録する。したがって、車両の移動時刻の管理とともに、その車両の積荷の移動管理を同時並行的に行う。車両管制装置210Aにより変動が記録された運送計画書TSのデータは、いずれかのETCアンテナにより車両が検知されるたびに、情報処理センター300のサーバシステム300Aに送信され、保存される。車両が退場路20のETCアンテナE5により検知された後は、サーバシステム300Aに送信された運送計画書TSのデータは、後のデータ集計、記録、調査等のために長期保存される。
上記の実施の形態によれば、物流施設200を利用する車両は、物流施設に入場する前から物流施設内の所定の積卸場所まで、および物流施設から出場するまで、ETCシステムにより自動的に行先案内・誘導がされるので、入場から目的地までの到着所要時間および入場から出場までの滞在時間を従来よりも格段に短縮することができる。また、バースにおいては、テナントの係員は管理装置により、または運転手が形態端末により、そのバースでの貨物の積卸内容をサーバシステム300Aから受信した運送計画書TSを見て確認するとともに、積卸に関わった入出荷数量を入力することにより、即時にその変動情報を運送計画書TSに反映することができるので、その運送計画書TSを運送会社100、荷主700、テナント220および運転手がアクセスして見ることができる。したがって、物流施設における車両管理および物流管理の無人化、ペーパーレス化、全自動化により、物流の効率と経済性の向上をもたらすとともに、一層の速達性を実現することができる。
上述された物流施設の管理方法および管理システムは、上記専用タイプ、供用タイプ、マルチテナントのいずれの物流施設にも適用可能である。
[12.他の実施の形態]
上記の実施の形態においては、物流施設200のビル14内が満車である場合は、物流施設200の敷地11に設けた待機場22に車両を待機させる例を説明したが、敷地11の待機場22の駐車可能台数が少ない場合、あるいは、敷地11に待機場22を設ける余裕がない場合があり得る。このような場合は、敷地11の外側に物流施設200専用の待機場、または近隣の複数の物流施設用の共同待機場を設けることが望ましい。そして、たとえば車両が図1の路側のETCアンテナE1に接近した時、その車両の行き先フロアが満車であるときは、車両管制装置210Aよりその車両の携帯端末等にメール送信により前記専用待機場または共同待機場で待機するよう指示することが良い。これにより、周辺道路に待機する車両による交通渋滞の発生を防止することができる。専用待機場または共同待機場での待機の指示は、メール送信に代えて、路側のETCアンテナE1付近に設置した電光表示板等により表示するようにしてもよい。
支援装置300Bは、情報処理センター300以外の場所に設け、サーバシステム300Aと専用通信回線で接続してもよい。また、物流施設200に進入する車両500が登録車両か否かの判定は、ETCシステム利用者テーブルを物流施設200の車両管制装置210Aに備えて、ETCアンテナから読み取った管理番号またはORSE・IDを直ちに照合することもできる。この場合は、インターネット通信が不要になるので、判定に時間がかからず、車両管制が迅速にできる。
さらに、車両管制装置210Aから車両500に対する走行指示は、その車両に搭載されているカーナビゲーションを利用して、音声により運転手に伝達することが好ましい。この場合は、物流施設200内の案内表示板211,212,213などを不要にすることができる。
なお、運転手の携帯端末500Aは、既存のものと同様に、サーバシステム300Aにインターネットを介してアクセスして、運送計画書TSの記録事項を確認することができる。さらに詳述すると、携帯端末500Aは、運転手の操作に従ってURLを入力すると、ネットワークを介して、そのURLが示す論理的位置にアクセス可能な装置にアクセスして、この装置に、URLが示す論理的位置にあるデータの送信を要求する。その装置が送信したデータを受信し、受信したデータが表す画像を表示する。こうして、携帯端末500Aは、サーバシステム300Aと分担してデータベース利用の処理を実行する。
100 運送会社
100A 運送会社の管理装置
200 物流施設
210 管理事務所
210A 車両管制装置
14 物流施設のビル
220 テナント事務所
220A テナント事務所の管理装置
E1〜E5 ETCアンテナ
300 情報処理センター
300A サーバシステム
300B 支援装置
400 ORSE
400A ORSEサーバ
500 車両
500A 運転手の携帯端末
600 インターネット
700 荷主
800 荷受人

Claims (7)

  1. 次の要素からなることを特徴とする物流施設における管理方法。
    (a)運送会社は、コンピュータを用いて、ETC車載器を搭載した車両について、少なくともETC車載器管理番号と運送会社名を後記情報処理センターに送信して、その車両に対するETCシステム利用者識別番号の付与を要求する。
    (b)前記運送会社は、前記コンピュータを用いて、運送会社名、運転手名、前記物流施設のテナント名を記録した業者情報記録欄、荷主名、貨物の種類および数量、入荷・出荷の有無等を記録した貨物情報記録欄および前記物流施設に設置されたETCアンテナによりETCシステム利用者識別番号が読み取られた時刻を記録するためのチェックイン・チェックアウトタイム記録欄を有する運送計画書のデータを後記情報処理センターに事前に送信する。
    (c)前記情報処理センターは、コンピュータを用いて、前記運送会社からのETCシステム利用者識別番号の付与要求をORSEサーバに伝送し、前記ORSEサーバがETC車載器管理番号に対して付与したETCシステム利用者識別番号に運送会社名を結合して、これをETCシステム利用者識別情報としてETCシステム利用者テーブルに記憶するとともに、前記運送会社から受信した前記運送計画書のデータをそのETCシステム利用者識別情報と関連付けて記憶装置に記憶して、全運送会社の運送計画データベースを作成する。
    (d)前記物流施設では、車両管制装置により、前記物流施設に設けられたETCアンテナが車両のETC車載器から受信するETCシステム利用者識別情報を用いて、その車両の物流施設内の通行管制を行うとともに、前記ETCアンテナによる車両検知時刻情報をETCシステム利用者識別情報とともに情報処理センターに送信する。
    (e)前記情報処理センターは、コンピュータを用いて、前記物流施設の車両管制装置から受信したETCシステム利用者識別情報および前記物流施設のテナントから送信される貨物情報に基づいて、当該運送計画書の貨物情報記録欄に入荷・出荷を、チェックイン・チェックアウトタイム記録欄に車両検知時刻を、それぞれ記録する。
    (f)前記運送会社は、前記コンピュータを用いて、ETCシステム利用者識別番号または運送会社名を情報処理センターに送信して前記運送計画データベースにアクセスし、自社の運送計画書に記録されている情報を入手する。
  2. 請求項1に記載の物流施設における管理方法において、
    前記情報処理センターのコンピュータは、業者情報記録欄、貨物情報記録欄およびチェックイン・チェックアウトタイム記録欄が共通する運送計画書の原始データを前記運送会社にダウンロードすることを特徴とする管理方法。
  3. 請求項2に記載の物流施設における管理方法において、
    前記運送会社における運送計画書の事務処理に要するアプリケーションを共通化して、そのアプリケーションを前記情報処理センターから前記運送会社に供与することを特徴とする管理方法。
  4. 次の要素からなることを特徴とする物流施設における管理システム。
    (1)前記管理システムは、運送会社の管理装置と、物流施設に設けられた車両管制装置と、前記物流施設の所定フロアに設置されたテナントの管理装置と、運転手の携帯端末と、情報処理センターのサーバシステムと、ORSEサーバとを有する。
    (2)前記運送会社の管理装置は、運送会社名、運転手名、物流施設のテナント名が記録された業者情報記録欄、荷主名、貨物の種類および数量、入荷・出荷の有無等を記録するための貨物情報記録欄および物流施設に設置されたETCアンテナによりETCシステム利用者識別情報が読み取られた時刻を記録するためのチェックイン・チェックアウトタイム記録欄を有する運送計画書の原始データを情報処理センターのサーバシステムからダウンロードし、その運送計画書に所要の事項を入力した後、サーバシステムに送信するとともに、ETCシステム利用者識別番号または運送会社名をサーバシステムに送信して運送計画書データベースにアクセスし、自社の運送計画書に記録されている情報を入手することができるものである。
    (3)前記サーバシステムは、前記運送会社の管理装置から前記運送計画書のデータを受信して全運送会社の運送計画データベースを作成し、前記車両管制装置からETCシステム利用者識別情報と貨物積卸情報と車両検知時刻情報とを受信するたびに前記運送計画書の貨物情報記録欄およびチェックイン・チェックアウトタイム記録欄に記録して管理を行い、前記運送会社の管理装置が運送計画データベースにアクセスしたときは当該運送会社の運送計画書に記録されている情報をその運送会社の管理装置に送信するものである。
    (4)前記ORSEサーバは、前記車両管制装置からETC車載器管理番号を受信したときに、これを前記ORSEサーバに登録されているETCシステム利用者識別情報と照合して、当該車両が登録車両か否かを調べ、その結果を前記サーバシステムを経由して前記車両管制装置に送信するものである。
    (5)前記車両管制装置は、前記物流施設に設置されたETCアンテナからETCシステム利用者識別情報を受信したときは、以後、そのETCシステム利用者識別情報に基づいて、その車両の物流施設内の行き先案内などの通行管制を行うとともに、各ETCアンテナが出力する車両検知情報を前記サーバシステムに送信するものである。
  5. 請求項4に記載の管理システムにおいて、
    前記車両管制装置は、前記ETCアンテナからETC車載器管理番号のみを受信したときは、車両の事前登録を勧告し、その車両登録要求の入力に基づき、そのETC車載器管理番号を前記サーバシステムに送信して前記ORSEサーバにそのETC車載器管理番号に対応するETCシステム利用者識別情報の付与を要求し、前記ORSEサーバは、前記車両管制装置から受信した車両登録要求と前記ETC車載器管理番号に基づき、そのETC車載器管理番号に対応するETCシステム利用者識別情報を割り振って、前記車両管制装置に送信することを特徴とする管理システム。
  6. 請求項4または5に記載の管理システムにおいて、
    前記サーバシステムは、前記運送会社の管理装置および前記テナント事務所に備えられた管理装置で用いられる事務処理アプリケーションを前記運送会社に供与するものであることを特徴とする物流施設における管理システム。
  7. 請求項4,5または6に記載の管理システムにおいて、
    前記情報処理センターに事務処理アプリケーションのバージョンアップ、運用、保守を支援する支援装置を設けたことを特徴とする物流施設における管理システム。
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