JP2008217503A - 通行レーン管理装置及び通行レーン管理方法及びプログラム - Google Patents

通行レーン管理装置及び通行レーン管理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】スマートIC(インターチェンジ)システムにおいて、隣接する車両とアンテナとの間の誤通信を防止する技術を提供する。
【解決手段】スマートICレーン上に配置されたアンテナ20を制御する路側制御装置100において、車両通行判断部1403は、車両検知器30で検知された車両のETC車載器のICカード内に書き込まれた通行履歴情報(料金所番号・車線番号・通過時刻)を閲覧する。通行履歴情報の料金所番号・車線番号が、路側制御装置100が対象とする料金所の番号、路側制御装置100が対象とする車線の対向車線の番号であり、通行履歴情報に示された通過時刻が現在時刻から規定時間内(例:60[sec])である場合に、車両通行判断部1403は、対向車線を走行する車両との隣接誤通信であると判断し、通信を強制的に中断し、リリース後、当該車両は、正常に対向車線レーンを退出することが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、ETC(Electronic Toll Collection)技術に関し、より具体的には、スマートIC(インターチェンジ)用自動料金収受レーンであるETC専用レーンを走行する車両との誤通信を防止するための誤通信防止技術に関するものである。
現在、高速道路等の有料道路において、料金所に設置された路側機と車両に搭載された車載器との間で無線通信を行い、ノンストップのまま通行料金を自動収受するETCシステムが普及しつつある。
ETCシステムは有料道路の各ICに設置されているのが通常であるが、現況渋滞解消、高速道路の有効活用、観光地へのアクセス利便性、地域活性化への期待からSA(サービスエリア)・PA(パーキングエリア)に簡易型ETCシステム、スマートICETCシステム(以下、スマートICシステム又はSICシステムという)が設置され始めてきた。
このSICシステムは、車載器搭載車両(以下、ETC車両という)のみが利用できるETC専用レーンを用いる。
また、SICシステムのレーン特性は、入口レーンと出口レーンが隣接する配置であり、料金所ETCレーンと異なりアイランドという概念がなく、レーン間が非常に狭い。
このため、今後SICシステムが認知され交通量が増加するにあたり、ETC車両が自車線にて当該車線路側機と正常通信後、隣接車線路側機と誤通信する問題が頻繁に起こりうる可能性がある。
隣接車線との誤通信を防止するための従来技術として、下記特許文献1が知られている。
特許文献1は、料金所ETCレーンにおいて自車線と隣接車線の間のアイランド上に物理的に電波漏洩制限用壁等を設置することで、隣接車線からの電波の漏洩、また隣接車線への電波の漏洩を回避することにより、自車線の路側機以外との通信、つまり誤通信を防止する技術が開示されている。
特開2003−123111号公報
スマートICレーンでは、立地条件、建築制約等があるため、特許文献1に示されている料金所ETCレーンにて実施している電波漏洩制限用壁の設置、電波吸収体の設置等の誤通信防止対策が困難であり、スマートICレーンでは、有効に誤通信を防止できないという課題がある。
従来の誤通信防止技術は、料金所ETCレーンをターゲットとした技術であり、それぞれのレーン特性を利用した誤通信防止技術は充分に実現化されていない。
また、既に実用化されている電波漏洩制限用壁の設置、電波吸収体の設置に至っては設置費用がかかるという課題があり、スマートICは元々簡易なシステムであり、安価に実現するべきシステムである以上、電波漏洩制限壁又は電波吸収体の設置は現実的な防止技術とは言えない。
本発明は係る課題を解決することを主な目的の一つとし、誤通信を有効に防止する技術を提供することを主な目的とする。
本発明に係る通行レーン管理装置は、
特定の通行レーンを管理対象通行レーンとし、移動体に搭載された移動体通信装置と通信を行って管理対象通行レーンにおける移動体の通行を管理する通行レーン管理装置であって、
移動体が以前に通過した通過通行レーンの識別情報及び通過通行レーンの通過時刻情報が含まれる通行履歴情報を移動体通信装置から受信する通信部と、
前記通信部により受信された通行履歴情報に含まれる通過通行レーンの識別情報及び通過時刻情報に基づき、前記通行履歴情報の送信元の移動体が前記管理対象通行レーンを通行しているか否かを判断する移動体通行判断部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、移動体通信装置からの通行履歴情報のみを用いて、移動体が管理対象通行レーンを通行しているか否かを判断することができ、これにより逆方向通行レーンを通行している移動体との誤通信を回避することができ、電波漏洩制限壁又は電波吸収体を用いなくても、誤通信を防止することが可能である。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細を説明する。
まず、図4及び図5を参照して、SICシステムにおいて生じる誤通信の詳細を説明する。
図4は、SICシステムが配備される料金所システムの概略図である。
図4において、SICシステムのレーン特性として二車線が極近傍に配置されている。
そして、この二車線は必ず有料道路等への入口車線と有料道路等からの出口車線の組み合わせ、つまり対向車線であるというレーン特性を持つ。
また、SICシステムでは、車両10が料金所付近に到達したことを検知する車両検知器30と、車両検知器30により車両の存在が検知された際に、車両10のETC車載器と通信を行うためのアンテナ20と、料金収集処理が完了するまでバーを下げて車両10の発進を制限し、料金収集処理が完了した際にバーを上げて車両10の発進を可能にする発進制御機40が含まれる。
なお、図4では、本実施の形態を説明するために必要な最低限の構成のみを図示しており、この他に、車両が退出したことを検知する車両退出検知器等が配置されていてもよい。
次に、図5を参照して、SICシステムにおいて生じる誤通信について説明する。
通行レーン(2)に進入した車両(2)12は、車両検知器32(レーン(2)用)で検知され、アンテナ22(レーン(2)用)の電波領域52内なので、アンテナ22と無線通信を開始する。
正常通信後、車両(2)12はレーン退出方向(進行方向)へ進行する。
車両(2)12が通行レーン(2)を退出するタイミングにて隣接レーン(1)に進入した車両(1)11は、車両検知器31(レーン(1)用)で検知され、アンテナ21(レーン(1)用)の電波領域51内なので、アンテナ21と無線通信を開始する。
通常であればアンテナ21(レーン(1)用)は、車両(1)11のETC車載器と正常通信するが、当該アンテナ21の近傍に車両(2)12が存在している場合、電波状況や車載器の状態により、車両(2)12もアンテナ21の電波領域51に入ってしまい、車両(2)12に搭載されたETC車載器が、アンテナ21と通信することがある。
車両(2)12は、通行レーン(2)を退出しようとする車両であり、車両(2)12とアンテナ21との間の通信は、誤通信である。
この結果、料金未収集、二重課金、金額違いや、路側制御装置(図4、図5には図示せず)における動作エラー、ETC車載器における動作エラー等を生じることになる。
図1は、本実施の形態に係る路側制御装置100(通行レーン管理装置)の構成例を示す図である。
路側制御装置100は、特定の通行レーンを管理対象通行レーンとする。つまり、路側制御装置100は、図5に示した通行レーン(1)又は通行レーン(2)のいずれかの一方向のレーンを管理対象の通行レーンとし、通行レーン(1)及び通行レーン(2)の各々の路側に路側制御装置100が配置される。
路側制御装置100は、アンテナ20、車両検知器30、発進制御機40と接続され、これらと通信を行い各種制御を行う。
アンテナ20、車両検知器30、発進制御機40は、図4に示したものと同様である。
路側制御装置100は、アンテナ20と通信を行うためのアンテナ通信部110(通信部)、車両検知器30と通信を行うための車両検知器通信部120、発進制御機40と通信を行うための発進制御機通信部130を有する。
アンテナ通信部110は、車両検知器30により車両が検知された際に、車両(移動体)に搭載されているETC車載器(移動体通信装置)とアンテナ20との無線通信により取得された通行履歴情報をアンテナ20から受信する。通行履歴情報には、当該車両が以前に通過した通過通行レーンの識別情報(料金所番号、車線番号)及び通過した通過通行レーンの通過時刻情報が含まれる。
通行履歴情報は、例えば、ETC車載器のICカード内に書き込まれている。
車両検知器通信部120は、車両検知器30が車両を検知した際に発信される車両検知信号を受信する。
発進制御機通信部130は、発進制御機40のバーの開閉の制御のための制御信号を発進制御機40に送信する。
また、路側制御装置100は、各種制御を行う制御部140、各種情報を記憶している記憶部150及び時計160を有している。
記憶部150には、逆方向通行レーン識別情報記憶部151がある。
逆方向通行レーン識別情報記憶部151は、逆方向通行レーン識別情報を記憶している。
逆方向通行レーン識別情報は、路側制御装置100の管理対象通行レーンと進行方向が逆向きであり、管理対象通行レーンの近隣に配置されている逆方向通行レーン(隣接レーン)の識別情報である。逆方向通行レーン識別情報は、具体的には、路側制御装置100が対象とする料金所の番号、路側制御装置100の管理対象通行レーンの対向車線の番号である。
なお、図1では、本実施の形態に係る路側制御装置100の特徴を説明するために必要な最低限の構成として、逆方向通行レーン識別情報記憶部151のみを示しているが、この他に、料金計算処理を行うための料金テーブル等を記憶する領域が存在してもよい。
制御部140において、通信解析部1401は、アンテナ通信部110、車両検知器通信部120が受信した信号、情報を解析し、解析結果に基づいて、受信信号、受信情報に対する処理を制御部140内の他の手段に指示する。
通行履歴情報送信要求生成部1402は、通信解析部1401により車両検知器30からの車両検知信号が受信されたと解析された際に、当該車両に対して通行履歴情報の送信を要求する通行履歴情報送信要求を生成する。
車両通行判断部1403は、通信解析部1401により通行履歴情報が受信されたと解析された際に、通行履歴情報に含まれる通過通行レーンの識別情報(料金所番号、車線番号)及び通過時刻情報に基づき、通行履歴情報の送信元の車両が路側制御装置100が管理対象としている通行レーンを通行しているか(逆方向通行レーンを通行していないか)を判断する。
車両通行判断部1403は、通行履歴情報に含まれる通過通行レーンの識別情報(料金所番号、車線番号)が逆方向通行レーン識別情報記憶部151に記憶されている逆方向通行レーンの識別情報(路側制御装置100が対象とする料金所の番号、路側制御装置100の管理対象通行レーンの対向車線の番号)に一致し、通行履歴情報に含まれる通過時刻情報に示される通過時刻と現在時刻との時刻差が所定の閾値以下である場合に、通行履歴情報の送信元の車両は管理対象通行レーンを通行していない(逆方向通行レーンを通行している)と判断する。
車両通行判断部1403が用いる閾値としては、車両が逆方向通行レーンを通過した後に管理対象通行レーンを通行し得る最短時間未満の時間とする。例えば、閾値を60秒とする。
なお、車両通行判断部1403は、移動体通行判断部の例である。
入口処理部1404は、路側制御装置100が有料道路の入口レーンを管理対象としている場合に、アンテナ20を介して車両のETC車載器との間で所定の入口処理を行う。
出口処理部1405は、路側制御装置100が有料道路の出口レーンを管理対象としている場合に、アンテナ20を介して車両のETC車載器との間で所定の出口処理を行う。
路側制御装置100の管理対象通行レーンの種類(入口か出口か)により、入口処理部1404及び出口処理部1405のいずれかが存在していればよい。
発進制御機制御部1406は、発進制御機40に対する制御信号を生成して、発進制御機40の制御を行う。
なお、図1は、本実施の形態に係る路側制御装置100の特徴を説明するために必要な最低限の構成例を示しており、路側制御装置として必要な他の機構、例えば料金計算処理を行う機構等の図示は省略している。
次に、本実施の形態に係る路側制御装置100の動作例(通行レーン管理方法)を図2を用いて説明する。
車両検知器30が車両を検知し、車両検知信号を送信した場合に、車両検知器通信部120が車両検知信号を受信し、通信解析部1401に車両検知信号を入力する。
通信解析部1401は、入力した信号を解析して、車両検知信号であることを確認し(S201でYes)、通行履歴情報送信要求生成部1402に通行履歴情報送信要求の生成を指示する。
通信解析部1401の指示に従って、通行履歴情報送信要求生成部1402は通行履歴情報送信要求を生成し(S202)、アンテナ通信部110が通行履歴情報送信要求をアンテナ20を介して、車両のETC車載器に送信する(S203)。
車両のETC車載器が通行履歴情報を送信し、アンテナ20を経由して、アンテナ通信部110が通行履歴情報を受信したとき、アンテナ通信部110は通行履歴情報を通信解析部1401に入力し、通信解析部1401は、入力した情報を解析して、通行履歴情報であることを確認し(S204でYes)(通信ステップ)、車両通行判断部1403に通行履歴情報を入力する。
車両通行判断部1403は、通行履歴情報に含まれている通過通行レーンの識別情報(料金所番号、車線番号)が逆方向通行レーン識別情報記憶部151に記憶されている逆方向通行レーン識別情報(路側制御装置100が対象とする料金所の番号、路側制御装置100の管理対象通行レーンの対向車線の番号)とが一致するかどうかを判断する(S205)(移動体通行判断ステップ)。
なお、通行履歴情報に、通過通行レーンの識別情報が複数示されている場合は、最新の(最後に通過した)通行レーンの識別情報と逆方向通行レーン識別情報とを比較する。
通過通行レーン識別情報と逆方向通行レーン識別情報とが一致しない場合(S205でNo)は、車両通行判断部1403は、当該車両は路側制御装置100の管理対象通行レーンを通行していると判断し(S208)(移動体通行判断ステップ)、この場合は、車両との間で正常な通信を行っているので、入口処理部1404又は出口処理部1405が入口処理又は出口処理を行う(S209)。
入口処理又は出口処理は、既存のETCシステム又はSICシステムにおいて実施されているものと同様であり、処理内容の詳細は説明しないが、入口処理又は出口処理においてETC車載器では、路側制御装置100から、路側制御装置100の管理対象通行レーンの識別情報(料金所番号、車線番号)を受信し、当該管理対象通行レーンの識別情報を通過通行レーン識別情報とする更新を行う。また、同様に、通過通行レーンの通過時刻情報も、入口処理又は出口処理を行った時刻に更新する。
一方、通過通行レーン識別情報と逆方向通行レーン識別情報とが一致する場合(S205でYes)は、車両通行判断部1403は、通行履歴情報に含まれる通過通行レーンの通過時刻情報と時計160にて示される現在時刻との時刻差が閾値以下であるか否かを判断する(S206)(移動体通行判断ステップ)。
時刻差が閾値よりも大きい場合(S206でNo)は、車両通行判断部1403は、当該車両は路側制御装置100の管理対象通行レーンを通行していると判断し(S208)(移動体通行判断ステップ)、この場合は、車両との間で正常な通信を行っているので、入口処理部1404又は出口処理部1405が入口処理又は出口処理を行う(S209)。
一方、時刻差が閾値以下である場合(S206でYes)は、車両通行判断部1403は、当該車両は路側制御装置100の逆方向通行レーンを通行していると判断し(S207)、この場合は、誤通信なので、アンテナ通信部110は、通行履歴情報の送信元の車両に搭載されているETC車載器と以降は通信を行わない。
S206で判断基準とする閾値は、前述のように、車両が逆方向通行レーンを通過した後に管理対象通行レーンを通行し得る最短時間未満の時間であり、時刻差が閾値より大きければ、当該車両が逆方向通行レーン(出口レーン)を通過した後、Uターンを行って管理対象通行レーン(入口レーン)を通行していると判断できる。
一方、時刻差が閾値以下であれば、当該車両は逆方向通行レーンの路側制御装置における入口処理又は出口処理において逆方向通行レーンの識別情報を通過通行レーン識別情報として更新した直後の状態、つまり、当該車両は逆方向通行レーンを通行していると判断できる。
次に、図5に示す構成を例にして、本実施の形態に係る路側制御装置100の誤通信防止処理を説明する。
図3は、図5に示すの車両(1)11、車両(2)12、車両検知器31、車両検知器32、路側制御装置100等の動作例を示す。
通行レーン(2)に進入した車両(2)12(S301)は、車両検知器32(レーン(2)用)で検知され(S302でYes)、アンテナ22(レーン(2)用)と無線通信を開始する。
レーン(2)用のアンテナ22を介してレーン(2)の路側制御装置100と正常通信を行った後(S303でYes)、車両(2)12はレーン退出方向へ進入する(S307)。
一方、レーン(2)の路側制御装置100と正常通信ができなかった場合(S303でNo)は、一定時間が経過したか、又は路側制御装置100において通信処理異常と判断されると(S304でYes)、路側制御装置100は、非ETC車又は異常ETC車と判定し(S305)、発進制御機40のバーが閉じられた状態を維持し、車両(2)12は通過できない(S306)。
車両(2)12が通行レーン(2)を退出するタイミング(S307)にて隣接車線である通行レーン(1)に進入した車両(1)11が(S308)、車両検知器31(レーン(1)用)で検知され(S309でYes)、アンテナ21(レーン(1)用)から電波領域51の電波が出力される。
通常であればアンテナ21(レーン(1)用)は、車両(1)11と正常通信するが、当該アンテナ21の近傍に車両(2)12がある場合、電波状況や車載器の状態により、通行レーン(2)を退出しようとする車両(2)12と誤通信する可能性がある(S310)。
誤通信した場合、アンテナ21を制御する路側制御装置100は、図2に示した手順で、レーン(2)を走行している車両(2)12のICカード内に書き込まれた通行履歴情報(通過通行レーン識別情報(料金所番号・車線番号)、通過時刻情報)を閲覧する(S311)。
路側制御装置100では、車両(2)12から取得した通行履歴情報の通行レーンの識別情報が、逆方向通行レーンである通行レーン(2)の料金所番号、車線番号(対向車線番号)であり、通行履歴情報に示された通過時刻が現在時刻から規定時間内(例:60[sec])である場合に、隣接誤通信であると判断し、通信を強制的に中断し、リリース後、車両(2)12は、正常に通行レーン(2)を退出する(S312)。
その後、アンテナ21(レーン(1)用)は、本来通信すべきである車両(1)11と正常通信し(S313)、S303〜S307と同様の処理を行う(S314)。
車両(1)11と路側制御装置100との間の処理が正常に終了すれば、車両(1)は通行レーン(1)を退出する。
このように、本実施の形態では、スマートIC用自動料金収受レーンであるETC専用レーンに進入しようとする車両に対して、料金所に設置された路側機と車両に搭載された車載器との間で無線通信を行う際に隣接車線に設置された路側機と誤通信することを防ぐ誤通信防止方法において、料金所に設置された路側機と車両に搭載された車載器との通信情報を元に誤通信を防止する。
つまり、本実施の形態に係る路側制御装置は、車載器からの通行履歴情報のみを用いて、誤通信を回避するため、電波漏洩制限壁又は電波吸収体を設置しなくても、誤通信を防止することができ、低コストにてスマートICシステムを実現することができる。
本実施の形態では、自動料金収受レーン(特にはスマートIC用自動料金収受レーン)であるETC専用レーンに進入しようとする車両に対して、料金所に設置された路側機と車両に搭載された車載器との間で無線通信を行い、正常通信後レーンを退出する際、隣接車線と誤通信した場合、スマートICシステムのレーン特性を利用し、ICカードの通信情報を元に誤通信と判断し、誤通信車両と通信を中断、リリースすることで自車線並びに隣接車線を走行する車両がそれぞれの路側機と正常通信を可能とする誤通信防止技術について説明した。
なお、以上では、スマートICシステムについて説明したが、誤通信が生じる可能性のある環境に配置されているETCシステムにも、本実施の形態に係る路側制御装置100は適用可能である。
また、以上では、路側制御装置100は、管理対象通行レーンの路側に配置されることとしたが、アンテナ20、車両検知器30、発進制御機40と通信可能であれば、配置場所は路側に限らない。
最後に実施の形態1に示した路側制御装置100のハードウェア構成例について説明する。
図6は、実施の形態1に示す路側制御装置100のハードウェア資源の一例を示す図である。なお、図6の構成は、あくまでも路側制御装置100のハードウェア構成の一例を示すものであり、路側制御装置100のハードウェア構成は図6に記載の構成に限らず、他の構成であってもよい。
図6において、路側制御装置100は、プログラムを実行するCPU911(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)を備えている。CPU911は、バス912を介して、例えば、ROM(Read Only Memory)913、RAM(Random Access Memory)914、通信ボード915、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。また、路側制御装置100の運用によっては、CPU911は、表示装置、キーボード、マウス、FDD(Flexible Disk Drive)、コンパクトディスク装置(CDD)、プリンタ装置、スキャナ装置と接続していてもよい。また、磁気ディスク装置920の代わりに、光ディスク装置、メモリカード読み書き装置などの記憶装置でもよい。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD、CDD、磁気ディスク装置920の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置あるいは記憶部の一例である。
通信ボード915、キーボード、スキャナ装置、FDDなどは、入力部、入力装置の一例である。
また、通信ボード915、表示装置、プリンタ装置などは、出力部、出力装置の一例である。
通信ボード915は、アンテナ20、車両検知器30、発進制御機40に接続されている。また、通信ボード915は、LAN(ローカルエリアネットワーク)、インターネット、WAN(ワイドエリアネットワーク)などに接続されていても構わない。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステム921(OS)、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。また、路側制御装置100の運用によっては、磁気ディスク装置920にウィンドウシステムが記憶されていてもよい。プログラム群923のプログラムは、CPU911、オペレーティングシステム921、ウィンドウシステムにより実行される。
上記プログラム群923には、実施の形態1の説明において「〜部」として説明している機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。
ファイル群924には、実施の形態1の説明において、「〜の判断」、「〜の計算」、「〜の比較」、「〜の更新」、「〜の設定」、「〜の登録」等として説明している処理の結果を示す情報やデータや信号値や変数値やパラメータが、「〜ファイル」や「〜データベース」の各項目として記憶されている。「〜ファイル」や「〜データベース」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。ディスクやメモリになどの記憶媒体に記憶された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・編集・出力・印刷・表示などのCPUの動作に用いられる。抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・編集・出力・印刷・表示のCPUの動作の間、情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、メインメモリ、レジスタ、キャッシュメモリ、バッファメモリ等に一時的に記憶される。
また、実施の形態1で説明しているフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号値は、RAM914のメモリ、FDDのフレキシブルディスク、CDDのコンパクトディスク、磁気ディスク装置920の磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体によりオンライン伝送される。
また、実施の形態1の説明において「〜部」として説明しているものは、「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」、であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。すなわち、「〜部」として説明しているものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェアのみ、或いは、素子・デバイス・基板・配線などのハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記憶される。プログラムはCPU911により読み出され、CPU911により実行される。すなわち、プログラムは、実施の形態1の「〜部」としてコンピュータを機能させるものである。あるいは、実施の形態1の「〜部」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
このように、実施の形態1に示す路側制御装置100は、処理装置たるCPU、記憶装置たるメモリ、磁気ディスク等、入力装置たるキーボード、マウス、通信ボード等、出力装置たる表示装置、通信ボード等を備えるコンピュータであり、上記したように「〜部」として示された機能をこれら処理装置、記憶装置、入力装置、出力装置を用いて実現するものである。
実施の形態1に係る路側制御装置の構成例を示す図。 実施の形態1に係る路側制御装置の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態1に係る路側制御装置、車両等の動作例を示すフローチャート図。 SICシステムが配備される料金所システム概略図。 SICシステムにおける誤通信の発生を説明する図。 実施の形態1に係る路側制御装置のハードウェア構成例を示す図。
符号の説明
10 車両、20 アンテナ、30 車両検知器、40 発進制御機、100 路側制御装置、110 アンテナ通信部、120 車両検知器通信部、130 発進制御機通信部、140 制御部、1401 通信解析部、1402 通行履歴情報送信要求生成部、1403 車両通行判断部、1404 入口処理部、1405 出口処理部、1406 発進制御機制御部、150 記憶部、151 逆方向通行レーン識別情報記憶部、160 時計。

Claims (7)

  1. 特定の通行レーンを管理対象通行レーンとし、移動体に搭載された移動体通信装置と通信を行って管理対象通行レーンにおける移動体の通行を管理する通行レーン管理装置であって、
    移動体が以前に通過した通過通行レーンの識別情報及び通過通行レーンの通過時刻情報が含まれる通行履歴情報を移動体通信装置から受信する通信部と、
    前記通信部により受信された通行履歴情報に含まれる通過通行レーンの識別情報及び通過時刻情報に基づき、前記通行履歴情報の送信元の移動体が前記管理対象通行レーンを通行しているか否かを判断する移動体通行判断部とを有することを特徴とする通行レーン管理装置。
  2. 前記通行レーン管理装置は、更に、
    前記管理対象通行レーンと進行方向が逆向きであり、前記管理対象通行レーンの近隣に配置されている逆方向通行レーンの識別情報を記憶している逆方向通行レーン識別情報記憶部を有し、
    前記移動体通行判断部は、
    前記通行履歴情報に含まれる通過通行レーンの識別情報が前記逆方向通行レーン識別情報記憶部に記憶されている逆方向通行レーンの識別情報に一致し、前記通行履歴情報に含まれる通過時刻情報に示される通過時刻と現在時刻との時刻差が所定の閾値以下である場合に、前記通行履歴情報の送信元の移動体は前記管理対象通行レーンを通行していないと判断することを特徴とする請求項1に記載の通行レーン管理装置。
  3. 前記移動体通行判断部は、
    移動体が前記逆方向通行レーンを通過した後に前記管理対象通行レーンを通行し得る最短時間未満の時間を閾値とし、
    前記通行履歴情報に含まれる通過通行レーンの識別情報が前記逆方向通行レーン識別情報記憶部に記憶されている逆方向通行レーンの識別情報に一致し、前記通行履歴情報に含まれる通過時刻情報に示される通過時刻と現在時刻の時刻差が前記閾値以下である場合に、前記通行履歴情報の送信元の移動体は前記管理対象通行レーンを通行していないと判断することを特徴とする請求項1に記載の通行レーン管理装置。
  4. 前記通信部は、
    前記移動体通行判断部により前記通行履歴情報の送信元の移動体は前記管理対象通行レーンを通行していないと判断された場合に、前記通行履歴情報の送信元の移動体に搭載されている移動体通信装置と以降は通信を行わないことを特徴とする請求項2に記載の通行レーン管理装置。
  5. 前記通行レーン管理装置は、
    ETC(Electronic Toll Collection)システムの課金処理のために特定の通行レーンを管理対象通行レーンとし、車両に搭載された車載通信装置と通信を行って管理対象通行レーンにおける車両の通行を管理することを特徴とする請求項1に記載の通行レーン管理装置。
  6. 特定の通行レーンを管理対象通行レーンとし、コンピュータが、移動体に搭載された移動体通信装置と通信を行って管理対象通行レーンにおける移動体の通行を管理する通行レーン管理方法であって、
    コンピュータが、移動体が以前に通過した通過通行レーンの識別情報及び通過通行レーンの通過時刻情報が含まれる通行履歴情報を移動体通信装置から受信する通信ステップと、
    コンピュータが、前記通信ステップにより受信された通行履歴情報に含まれる通過通行レーンの識別情報及び通過時刻情報に基づき、前記通行履歴情報の送信元の移動体が前記管理対象通行レーンを通行しているか否かを判断する移動体通行判断ステップとを有することを特徴とする通行レーン管理方法。
  7. 特定の通行レーンを管理対象通行レーンとし、移動体に搭載された移動体通信装置と通信を行って管理対象通行レーンにおける移動体の通行を管理するコンピュータに、
    移動体が以前に通過した通過通行レーンの識別情報及び通過通行レーンの通過時刻情報が含まれる通行履歴情報を移動体通信装置から受信する通信処理と、
    前記通信処理により受信された通行履歴情報に含まれる通過通行レーンの識別情報及び通過時刻情報に基づき、前記通行履歴情報の送信元の移動体が前記管理対象通行レーンを通行しているか否かを判断する移動体通行判断処理とを実行させることを特徴とするプログラム。
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