JP2009116671A - 走行方向管理装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】SA/PA等への入口近傍の本線から分岐した地点に簡易なETC路側無線装置200を設置し、ETC車載器400を搭載した車両が入口付近を通過すると、ETC車載器400と簡易なETC路側無線装置200とが通信を開始し、簡易なETC路側無線装置200がETC車載器400からWCN(識別情報)を受信し、逆走検知装置100に出力する。逆走検知装置100は、同一のWCNを二度入力した際に、両入力時刻の差が検知開始時間(渋滞時の誤検知の回避のための時間)以上であって再進入時間(SA/PAへの再進入による誤検知の回避のための時間)以下の場合は、逆走の発生と判断し、逆走検知を逆走警報装置300に出力し、逆走警報装置300が逆走を通知する警報を発し、運転者に対して逆走を警告する。
【選択図】図1
Description
また、特許文献1では、逆走を未然に回避することを目的としており、実際に逆走が起こってしまった後に、逆走を行なっている運転者及び周囲の運転者の注意を喚起することができないという課題がある。
一方向の走行のみが許される一方向道路の入口の近傍に配置され、前記一方向道路の入口に向かう車両に搭載されている車載装置から当該車載装置の識別情報を受信する入口識別情報通信装置と、前記一方向道路の入口の近傍に配置され、前記一方向道路の入口に向かう車両に対して警告メッセージを出力する警告メッセージ出力装置とに接続された走行方向管理装置であって、
前記入口識別情報通信装置により受信された識別情報を入力する入力部と、
前記入力部により入力された識別情報と同じ識別情報が過去に所定の猶予時間以上の時間差を隔てて入力されていたか否かを判断し、前記入力部により入力された識別情報と同じ識別情報が過去に前記猶予時間以上の時間差を隔てて入力されていた場合に、前記一方向道路において前記一方向とは逆方向での走行が行われていることを通知する逆走検知通知を生成する識別情報判断部と、
前記識別情報判断部により生成された逆走検知通知を前記警告メッセージ出力装置に出力する出力部とを有することを特徴とする。
図1は、本実施の形態に係る走行方向管理システムの構成例を示す図である。
また、図2は、本実施の形態に係る走行方向管理システムの配置例を示す図である。
ETC車載器400は、車載装置の例である。
なお、WCN等のICカード未挿入でもETC車載器400から送信可能なIDを、ICカード未挿入識別情報ともいう。
なお、以下では、ETC車載器400のICカード未挿入識別情報として、WCNを例にして説明を進める。
図2では、一方向道路として、高速道路のインターチェンジ(IC)への進入路又はSA/PAへの進入路が例示されており、簡易なETC路側無線装置200は、インターチェンジ(IC)への進入路又はSA/PAへの進入路の入口付近に配置されている。
簡易なETC路側無線装置200は、図2に示すようにETC車載器400からの電波が届く範囲内で、一方向道路の走行方向に従って走行している車両600のETC車載器400及び一方向道路を逆走している車両700のETC車載器400のいずれからもWCNを受信する。
なお、以下、一方向道路の走行方向に従って走行している車両600を順走車両600、一方向道路を逆走している車両700を逆走車両700と呼ぶ。
簡易なETC路側無線装置200は、入口識別情報通信装置の例である。
逆走警報装置300は、例えば、順走車両600に対して逆走車両の存在を警告するメッセージ(例えば、「逆走車両が接近中」等)を表示する。
また、逆走警報装置300を両面表示が可能な構成とすることにより、順走車両600に対して上記メッセージを表示するとともに、逆走車両700に対して逆走をしていることを警告するメッセージ(例えば、「逆走危険」等)を表示するようにしてもよい。
逆走警報装置300は、警告メッセージ出力装置の例である。
逆装置検知通知を入力した逆走警報装置300は、上述の警告メッセージを出力する。
逆走検知装置100は、走行方向管理装置の例である。
そして、再度一定時間後に同一のWCN(ID)を持つETC車載器400を搭載した車両と通信した場合(同一WCNを検出した場合)は、逆走検知装置100の中のCPU処理により、逆走車両か否かを判定し、逆走と判定された場合は、逆走警報装置300により逆走検知として、「逆走車両が接近中」、「逆走危険」といった警報を発し、運転者に対して逆走を警告する。
これにより、ETC車載器400装着車に対し、逆走車両の運転者が逆走開始時に表示看板等を見逃しても、表示やサイレン、回転灯などで警報が通知され、逆走車両の運転者、逆走車両が接近している順走車両の運転者の注意を喚起し、逆走車両と順走車両の衝突等の危険性を低減することが可能となる。
時刻管理部102は、内部に時計を有し、WCNが入力部101により入力された入力時刻を特定する。WCNの入力時刻は、車両が簡易なETC路側無線装置200を通過した時刻と同視できる。
WCN判断部103は、識別情報判断部の例である。
例えば、インターチェンジ又はSA/PAへの進入路において渋滞が発生している場合は、簡易なETC路側無線装置200は同一のETC車載器400から同一のWCNを複数回受信する可能性がある。このような状況では、単に同一のWCNを二度受信したとして逆走と判断すると誤検知となってしまう。このため、このような誤検知を回避するため検知開始時間を設け、検知開始時間内に同一のWCNを簡易なETC路側無線装置200から入力しても逆走と判断しない。
検知開始時間は、例えば5分である。
再進入時間は、車両がSA/PA等に立ち寄り退出後、再び同一のSA/PA等に出現するであろうと予想される最短の時間であり、例えば1時間である。再進入時間は、検知開始時間よりも長い時間である必要がある。
例えば、インターチェンジを適切に通過した後又はSA/PAを適切に退出した後に、再び同じ車両が当該インターチェンジ又はSA/PAに向かうために同じ進入路を通行する場合がある。このような場合は、後述する蓄積時間によるWCN及びその入力時刻の削除が行われていない場合には、同じWCNが二度受信されたと判断されることになる。
このような場合も、単に同一のWCNを二度受信したとして逆走と判断すると誤検知となってしまう。このため、このような誤検知を回避するため再進入時間を設け、再進入時間以上の時間を隔てて同一のWCNを簡易なETC路側無線装置200から入力しても逆走と判断しない。
WCN判断部103は、入力部101によりWCNが入力される度に、入力部101により新たに入力されたWCNと同じWCNがWCNリスト記録部104に記録されているか否かを判断し、同じWCNがWCNリスト記録部104に記録されている場合に、WCNリスト記録部104に記録されている入力時刻と新たな入力の入力時刻との差が検知開始時間以上であって再進入時間以下であるか否かを判断する。
両者の差が検知開始時間以上であって再進入時間以下である場合は、逆走と判断する。
他方、両者の差が検知開始時間未満である場合は、WCNリスト記録部104に記録されている入力時刻を消去させて新たな入力の入力時刻をWCNリスト記録部104に記録させる。
同様に、両者の差異が再進入時間を上回る場合は、WCNリスト記録部104に記録されている入力時刻を消去させて新たな入力の入力時刻をWCNリスト記録部104に記録させる。
換言すれば、WCN判断部103は、入力部101により入力されたWCNと同じWCNが過去に2回以上入力されている場合に、過去の直近の入力の入力時刻と新たな入力の入力時刻との差が検知開始時間以上であって再進入時間以下であるか否かを判断して、逆走か否かを判断する。
また、WCN判断部103により更新指示があった場合は、記録している入力時刻を削除し、WCN判断部103により指示された新たな入力の入力時刻を記録する。
更に、WCN判断部103により指示があった場合は、入力時刻からの経過時間が蓄積時間を超えているWCN及びその入力時刻をWCNリストから削除する。
WCNリスト記録部104は、識別情報入力履歴記録部の例である。
例えば車両がSA/PAに入るために簡易なETC路側無線装置200の通信領域を通過すると、ETCで用いられているDSRC(Dedicated Short Range Communication)による通信を行う。
簡易なETC路側無線装置200では、通過するETC車載器400に対して、WCNのIDを要求する(S401)。
ETC車載器400は、この要求に対して自己の持つユニークなWCNを応答する。
簡易なETC路側無線装置200は、ETC車載器400から受信したWCNを逆走検知装置100に出力し、逆走検知装置100がETC車載器400のWCNを取得し(S402)、以下、逆走検知装置100が、逆走判定処理を行う。
この現在時刻が、WCNの入力時刻となり、簡易なETC路側無線装置200の近傍を車両が通過した時刻とみなすことができる。以下、S403で計時した時刻を入力時刻T0と記す。
WCNリストに当該WCNが登録されていない場合(S404でNO)、つまり、あるETC車載器400より初めてWCNを取得した場合は、入力時刻T0と当該ETC車載器400のWCNとを対応付けてWCNリスト記録部104に登録させる(S405)。
この過去の入力時刻を通過時刻T1と記す。
S408の後は、処理がS401に戻る。
例えば、検知開始時間=5分に設定してあった場合、4分後に再通信があり、同一のWCNを簡易なETC路側無線装置200が受信した場合、当該WCNは既に登録されており、その時刻(登録済の時刻)をT1として判定を行い、判定時間外としてWCNの入力時刻を更新するのみの処理となる。
また、入力時刻T0と通過時刻T1との差が進入開始時間を超える場合の扱いについては、簡易なETC路側無線装置200の近傍を通過した車両がSA/PAに立ち寄り、SA/PAを正常に退去した後、後刻再び同じSA/PAに向かうことがあり、蓄積時間との関係で同じWCNがWCNリストに残っている可能性があるので、このような場合に対処するため、登録済の時刻)をT1として判定を行い、判定時間外としてWCNの入力時刻を更新するのみの処理となる。
また、WCN判断部103は、WCNリスト記録部104にWCNリストから当該WCN及びその通過時刻T1を削除させる(S410)。
S410の後は、処理がS401に戻る。
WCN判断部103は、周期的に図5に示す処理を行う。
先ず、WCN判断部103は、WCNリストに示されているWCNにおいて入力からの経過時間(WCNリストに示されている通過時刻と現在時刻との差)が所定の蓄積時間を超えているものがあるかどうかを判断する(S501)。
入力からの経過時間が蓄積時間を超えているWCNがなければ(S501でNO)、次の周期まで待機する。
一方、入力からの経過時間が蓄積時間を超えているWCNがあれば(S501でYES)、該当するWCNとその通過時刻をWCNリストから削除するようWCNリスト記録部104に指示し、WCNリスト記録部104が該当するWCNと通過時刻をWCNリストから削除する(S502)。
この取得したWCNを逆走検知装置に蓄積しておき、一定時間保持する。もしその一定時間後に同一WCNを検出した場合は、進入路を通過しその後再び進入路にきたことで、逆走検知と判断し、警報装置例えば路側表示器に“逆走危険”等の表示する。また、回転等やサイレンで、逆走検知を警報し、危険を通知する。
これにより、ETC車載器装着車に対し、逆走時に表示看板を見逃しても、表示やサイレン、回転灯などで警報が通知され、進入路の逆走車両の抑止や他の車両との衝突の回避操作を促すことが可能となり、逆走による事故を未然に回避することが可能となる。
実施の形態1に示す構成では、SA/PAの入口の近傍に簡易なETC路側無線装置200を設置し、また、逆走検知装置100において再進入時間を用いて逆走か否かを判断していた。
例えば再進入時間=1時間(SA/PAの入口にある簡易なETC路側無線装置200を1度通過し、SA/PAを出て再び同じSA/PAの簡易なETC路側無線装置200に出現する時間)とすると、1時間以上過ぎた後、同一のWCNを取得した場合、図4のS407における時間判断がNoとなり、WCNの通過時間が更新される(図4のS408)のみで、逆走との判定は行われない。
また、再進入時間を超えた時間、例えば24時間を蓄積時間として設定すると、車両が簡易なETC路側無線装置200を正常に通過してこの車両のETC車載器400のWCNがWCNリストに登録された24時間後に、このWCN及び通過時刻がWCNリストから削除される。
この場合、当該車両が再進入時間(例えば1時間)以上SA/PAに滞在した後逆走した場合は、当該車両のETC車載器400のWCNを二度入力することになるが、二つのWCNの入力時刻の差が再進入時間を超えているので、図4のS407の処理でNOとなり、逆走検知できないという事態を招く。
本実施の形態では、このような事態に対処するため、図6に示すように、SA/PAの一方向道路の出口近傍に簡易なETC路側無線装置500を設置し、そこでETC車載器400から取得されたWCNは、WCNリストから削除するように処理することで、再進入時間を意識しないで逆走検知できるシステムを説明する。
SA/PAの一方向道路の出口近傍に配置された簡易なETC路側無線装置500は、出口識別情報通信装置の例である。
つまり、逆走検知装置100において、入力部101は、簡易なETC路側無線装置200により受信されたWCNの他、簡易なETC路側無線装置500により受信されたWCNを入力し、時刻管理部102がWCNの入力時刻を計時する。
また、WCN判断部103は、入力部101により簡易なETC路側無線装置500から入力されたWCNと同じWCNがWCNリスト記録部104に記録されているか否かを判断し、同じWCNがWCNリスト記録部104に記録されている場合に、当該WCN及び通過時刻をWCNリストから消去させる。
また、このように簡易なETC路側無線装置500からの入力をもとにWCNリストの該当WCNを削除するため、図4のS407の逆走検知時に用いられる時間は検知開始時間のみとなる(再進入時間は考慮しない)。
図4と同じ符号が付された処理(S401〜S406、S408〜S410)は図4に示した処理と同様であり、詳細な説明は省略する。
本実施の形態では、簡易なETC路側無線装置200及び簡易なETC路側無線装置500は、WCNを逆走検知装置100に出力する際に自装置のIDを付加するものとし、WCN判断部103はWCNに付加されているIDを解析して、簡易なETC路側無線装置200及び簡易なETC路側無線装置500のどちらから入力したかを判断する。
この場合は、順走車が適切にSA/PA等の出口から退出した場合に相当するので、WCNリストからWCNと通過時刻を削除する。
S702の後は、処理がS401に戻る。
次に、WCN判断部103が、WCNリスト記録部104のWCNリストを参照し、WCNリストにS402で取得したWCNが登録されているか否かを判断する(S404)。
WCNリストに当該WCNが登録されていない場合(S404でNO)、つまり、あるETC車載器400より初めてWCNを取得した場合は、入力時刻T0と当該ETC車載器400のWCNとを対応付けてWCNリスト記録部104に登録させる(S405)。
次に、WCN判断部103は、入力時刻T0と通過時刻T1との差が検知開始時間以上であるかを判断する(S703)。
上述したように、出口からのWCNを入力した場合は、WCNリストから当該WCNと通過時刻は削除されるので、適正に出口から退出し、再度同じ車両がSA/PA等の進入路に入ってきた場合は、S404の判断においてYESとなりS405の処理が行われるので、S703において再進入時間を考慮する必要がない。
他方、入力時刻T0と通過時刻T1との差が検知開始時間以上である場合(S703でYES)は、WCN判断部103は、逆走であると判断し、逆走検知通知を生成し、出力部105から逆走検知通知を出力させ、逆走警報装置300に逆走時の警告メッセージを出力するように指示する(S409)。
また、WCN判断部103は、WCNリスト記録部104にWCNリストから当該WCN及びその通過時刻T1を削除させる(S410)。
S408及びS410の後は、処理がS401に戻る。
図8は、実施の形態1、2に示す逆走検知装置100のハードウェア資源の一例を示す図である。
なお、図8の構成は、あくまでも逆走検知装置100のハードウェア構成の一例を示すものであり、逆走検知装置100のハードウェア構成は図8に記載の構成に限らず、他の構成であってもよい。
CPU911は、バス912を介して、例えば、ROM(Read Only Memory)913、RAM(Random Access Memory)914、通信ボード915、表示装置901、磁気ディスク装置920と接続されていてもよく、これらのハードウェアデバイスを制御する。
更に、CPU911は、FDD904(Flexible Disk Drive)、コンパクトディスク装置905(CDD)と接続していてもよい。
また、CPU911は、例えば、キーボード、マウス、プリンタ装置、スキャナ装置等と接続可能としてもよい。
また、磁気ディスク装置920の代わりに、光ディスク装置、メモリカード(登録商標)読み書き装置などの記憶装置でもよい。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置の一例である。
通信ボード915、キーボード、マウス、スキャナ装置、FDD904などは、入力装置の一例である。
また、通信ボード915、表示装置901、プリンタ装置などは、出力装置の一例である。
プログラム群923のプログラムは、CPU911、オペレーティングシステム921、ウィンドウシステム922により実行される。
逆走検知装置100の起動時には、ROM913のBIOSプログラム及び磁気ディスク装置920のブートプログラムが実行され、BIOSプログラム及びブートプログラムによりオペレーティングシステム921が起動される。
「〜ファイル」や「〜データベース」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。ディスクやメモリなどの記憶媒体に記憶された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・編集・出力・印刷・表示などのCPUの動作に用いられる。
抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・編集・出力・印刷・表示のCPUの動作の間、情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、メインメモリ、レジスタ、キャッシュメモリ、バッファメモリ等に一時的に記憶される。
また、実施の形態1、2で説明しているフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号値は、RAM914のメモリ、FDD904のフレキシブルディスク、CDD905のコンパクトディスク、磁気ディスク装置920の磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体によりオンライン伝送される。
Claims (10)
- 一方向の走行のみが許される一方向道路の入口の近傍に配置され、前記一方向道路の入口に向かう車両に搭載されている車載装置から当該車載装置の識別情報を受信する入口識別情報通信装置と、前記一方向道路の入口の近傍に配置され、前記一方向道路の入口に向かう車両に対して警告メッセージを出力する警告メッセージ出力装置とに接続された走行方向管理装置であって、
前記入口識別情報通信装置により受信された識別情報を入力する入力部と、
前記入力部により入力された識別情報と同じ識別情報が過去に所定の猶予時間以上の時間差を隔てて入力されていたか否かを判断し、前記入力部により入力された識別情報と同じ識別情報が過去に前記猶予時間以上の時間差を隔てて入力されていた場合に、前記一方向道路において前記一方向とは逆方向での走行が行われていることを通知する逆走検知通知を生成する識別情報判断部と、
前記識別情報判断部により生成された逆走検知通知を前記警告メッセージ出力装置に出力する出力部とを有することを特徴とする走行方向管理装置。 - 前記識別情報判断部は、
前記入力部により入力された識別情報と同じ識別情報が過去に2回以上入力されている場合に、過去の直近の入力の入力時刻と新たな入力の入力時刻との差が前記猶予時間以上であるか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の走行方向管理装置。 - 前記識別情報判断部は、
前記入力部により入力された識別情報と同じ識別情報が過去に前記猶予時間以上の時間差であって所定の除外時間(猶予時間<除外時間)以下の時間差を隔てて入力されていたか否かを判断し、前記入力部により入力された識別情報と同じ識別情報が過去に前記猶予時間以上の時間差であって前記除外時間以下の時間差を隔てて入力されていた場合に、前記逆走検知通知を生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の走行方向管理装置。 - 前記識別情報判断部は、
前記入力部により入力された識別情報と同じ識別情報が過去に2回以上入力されている場合に、過去の直近の入力の入力時刻と新たな入力の入力時刻との差が前記猶予時間以上であって前記除外時間以下であるか否かを判断することを特徴とする請求項3に記載の走行方向管理装置。 - 前記走行方向管理装置は、更に、
前記入力部により入力された識別情報と入力時刻とを対応付けて記録する識別情報入力履歴記録部を有し、
前記識別情報判断部は、
前記入力部により識別情報が入力される度に、前記入力部により新たに入力された識別情報と同じ識別情報が前記識別情報入力履歴記録部に記録されているか否かを判断し、同じ識別情報が前記識別情報入力履歴記録部に記録されている場合に、前記入力履歴記録部に記録されている入力時刻と新たな入力の入力時刻との差が前記猶予時間以上であるか否かを判断することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の走行方向管理装置。 - 前記識別情報判断部は、
前記識別情報入力履歴記録部に記録されている入力時刻と新たな入力の入力時刻との差が前記猶予時間未満である場合に、前記識別情報入力履歴記録部に記録されている入力時刻を消去させて新たな入力の入力時刻を前記識別情報入力履歴記録部に記録させることを特徴とする請求項5に記載の走行方向管理装置。 - 前記走行方向管理装置は、更に、
前記一方向道路の出口の近傍に配置され、前記一方向に沿って前記一方向道路を走行し前記一方向道路の出口に向かう車両に搭載されている車載装置から当該車載装置の識別情報を受信する出口識別情報通信装置に接続され、
前記入力部は、
前記出口識別情報通信装置により受信された識別情報を入力し、
前記識別情報判断部は、
前記入力部により前記出口識別情報通信装置から入力された識別情報と同じ識別情報が前記識別情報入力履歴記録部に記録されているか否かを判断し、前記入力部により前記出口識別情報通信装置から入力された識別情報と同じ識別情報が前記識別情報入力履歴記録部に記録されている場合に、当該識別情報を前記識別情報入力履歴記録部から消去させることを特徴とする請求項5又は6に記載の走行方向管理装置。 - 前記走行方向管理装置は、
前記一方向に沿って前記一方向道路以外から前記一方向道路の入口に向かう車両に搭載されている車載装置及び前記一方向と逆方向で前記一方向道路を走行して前記一方向道路の入口に向かう車両に搭載されている車載装置のいずれからもそれぞれの車載装置の識別情報を受信可能な入口識別情報通信装置に接続されていることを特徴とする請求項1〜7に記載の走行方向管理装置。 - 前記走行方向管理装置は、
前記一方向道路の入口に向かう車両に搭載されているETC(Electronic Toll Collection System)車載装置から、ICカードが挿入されていない状態でもETC車載装置から送信可能なICカード未挿入識別情報を受信する入口識別情報通信装置に接続され、
前記入力部は、
前記入口識別情報通信装置により受信されたICカード未挿入識別情報を入力することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の走行方向管理装置。 - 一方向の走行のみが許される一方向道路の入口の近傍に配置され、前記一方向道路の入口に向かう車両に搭載されている車載装置から当該車載装置の識別情報を受信する入口識別情報通信装置と、前記一方向道路の入口の近傍に配置され、前記一方向道路の入口に向かう車両に対して警告メッセージを出力する警告メッセージ出力装置とに接続されたコンピュータである走行方向管理装置に、
前記入口識別情報通信装置により受信された識別情報を入力する入力処理と、
前記入力処理により入力された識別情報と同じ識別情報が過去に所定の猶予時間以上の時間差を隔てて入力されていたか否かを判断し、前記入力処理により入力された識別情報と同じ識別情報が過去に前記猶予時間以上の時間差を隔てて入力されていた場合に、前記一方向道路において前記一方向とは逆方向での走行が行われていることを通知する逆走検知通知を生成する識別情報判断処理と、
前記識別情報判断処理により生成された逆走検知通知を前記警告メッセージ出力装置に出力する出力処理とを実行させることを特徴とするプログラム。
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