<第一実施形態>
以下、本発明の第一実施形態に係る物流センタ管理システムについて図面を参照しながら説明する。物流センタ管理システム1は、物流センタ2に用いられるものである。物流センタ2は、図1に示す複数の停車場2cの各々に複数の車両Mが順に入庫して、貨物の積卸作業が行われるものである。物流センタ2は、管理棟2a、倉庫2bおよび複数の停車場2cを備えている。
管理棟2aは、物流センタ2を管理する者が居る場所である。倉庫2bは、複数の車両Mに積み卸しされる貨物(荷物)を保管するものである。複数の停車場2cは、倉庫2bの側壁に沿って一列に配置され、貨物を積み卸す位置として、車両Mが止まる場所である。複数の停車場2cの各々には、固有の停車場番号が付与されている(図5参照)。
物流センタ管理システム1は、図1および図2に示すように、複数の第一発信機10および管理部20を備えている。
複数の第一発信機10は、複数の停車場2cの各々に少なくとも一つ配置され、複数の停車場2cの各々に対応する第一識別信号を局地的に発信するものである。第一発信機10は、例えばビーコンである。第一発信機10は、例えばパイロンP(カラーコーン(登録商標))の内部に固定されている。パイロンPが複数の停車場2cの各々に配置されることにより、複数の第一発信機10が複数の停車場2cの各々に配置される。
第一発信機10は、蓄電部(図示なし)から供給される電力によって、第一識別信号を周期的に発信する。蓄電部は、第一発信機10に着脱可能に設けられた乾電池等の一次電池または蓄電池等の二次電池である。
第一識別信号は、本第一実施形態においてBLUETOOTH(登録商標)信号である。複数の第一発信機10が発信する第一識別信号(図2の破線の矢印参照)は、互いに異なる固有の信号となるように設定されている。また、本第一実施形態において、第一発信機10は、複数の停車場2cの各々に一つ配置されている。これにより、第一発信機10の各々が発信する第一識別信号について、複数の停車場2cの各々が互いに関連付けられる。
また、第一識別信号を受信可能なエリア(以下、第一受信可能エリアA1とする。)が、第一発信機10から第一所定距離以内となるように、第一識別信号が発信されるように設定されている。第一所定距離は、第一発信機10の中心部と、パイロンPの上端から上方におよそ30cmの位置Aとの間の距離に設定されている。すなわち、第一受信可能エリアA1は、第一発信機10の中心部を中心とした第一所定距離を半径とする球の内側であり、パイロンPの周辺となるように設定されている。
管理部20は、積卸作業の進捗を管理するものである。管理部20は、物流センタ2の外部に配置されたサーバSに設けられている。管理部20は、CPU、ROM、RAMおよび各種インターフェース等を含むハードウエアまたはソフトウエア(プログラム)により構成されている。
管理部20は、図3に示すように、第一管理端末3、第二管理端末4および携帯端末5と無線通信を可能に設けられている。管理部20は、インターネットに接続され、第一管理端末3、第二管理端末4および携帯端末5と相互にデータを通信する(破線の矢印参照)。
第一管理端末3は、物流センタ2が所有するコンピュータである。第二管理端末4は、複数の車両Mの管理を行う会社が所有するコンピュータである。第一管理端末3および第二管理端末4は、テキスト情報を入力可能な入力部(例えばキーボード;図示なし)およびディスプレイ等によって構成された表示部3a,4aをそれぞれ備えている。第一管理端末3および第二管理端末4は、管理部20から取得(受信)したアプリケーション(プログラム)を実行させて、後述する積卸作業の計画や予約に必要な情報(後述する計画開始時刻等)の入力を行う。
携帯端末5は、複数の車両Mの運転者Dの各々が有するものである。携帯端末5は、携帯電話(より具体的には、スマートフォン)やタブレット端末である。携帯端末5は、CPU、ROM、RAMおよび各種インターフェース等を含むハードウエアまたはソフトウエアにより構成されている。携帯端末5は、図4に示すように、近距離無線通信部5a、外部通信部5b、携帯記憶部5c、表示部5d、入力部5eおよび制御部5fを備えている。
近距離無線通信部5aは、第一発信機10と近距離無線通信をすることにより、第一識別信号を取得(受信)するものである。携帯端末5が第一受信可能エリアA1内に位置した場合、近距離無線通信部5aが第一識別信号を取得する。
外部通信部5bは、インターネットに接続して管理部20と相互に無線通信を行うものである。外部通信部5bは、管理部20から専用のアプリケーション(プログラム)を取得(受信)したり、このアプリケーションが実行された状態において、近距離無線通信部5aによって第一識別信号が受信された場合、第一識別信号を含む信号である携帯信号を管理部20に出力する(詳細は後述する)。
携帯記憶部5cは、制御部5fによって実行されるプログラムを更新可能に記憶するものである。また、携帯記憶部5cには、携帯端末5を特定する固有のユーザ番号が少なくとも記憶されている。
表示部5dは、液晶パネル等によって構成されたディスプレイである。表示部5dは、後述する計画表、予約表および実績表を表示する。
入力部5eは、例えば表示部5dに表示されるソフトウェアキーボードや音声が入力されるマイクであり、運転者Dがテキスト情報を入力可能にするものである。制御部5fは、携帯端末5を統括制御するものである。制御部5fは、携帯記憶部5cに記憶されたプログラムを実行する。
運転者Dが積卸作業を開始する場合、複数の停車場2cのうち積卸作業を行う停車場に車両Mを入庫させる。続けて、運転者Dがアプリケーションを起動させて、ユーザ番号および積卸作業を特定する予約番号(後述する)を指定(入力)する。
さらに、運転者Dが積卸作業を行う停車場に配置された第一発信機10に携帯端末5を近づける(例えば、パイロンPの上端に携帯端末5をかざす(図2参照))。これにより、携帯端末5が、第一受信可能エリア内に位置した場合、その第一発信機10の第一識別信号を受信する(近距離無線通信部5a)。一方、運転者Dが積卸作業を終了する場合、積卸作業を行った停車場から車両Mを出庫させる前に、運転者Dが、積卸作業を行った停車場の第一発信機10の第一識別信号を携帯端末5に受信させる(近距離無線通信部5a)。
携帯端末5は、第一識別信号を受信した場合、携帯信号を管理部20に出力する(外部通信部5b)。本第一実施形態において、携帯信号は、第一発信機10から受信した第一識別信号、予約番号およびユーザ番号を含む信号である。管理部20は、この出力された携帯信号に基づいて、後述する実績表を生成する(詳細は後述する)。
図3に戻って説明を続ける。
管理部20は、通信部20a(特許請求の範囲の出力部に相当)、計画表生成部20b、管理記憶部20c、予約表生成部20d、第一検出部20e、特定部20f、確認部20g、実績表生成部20h、遅れ判定部20iおよび通知部20jを備えている。通信部20aは、インターネットに接続して第一管理端末3、第二管理端末4および携帯端末5と相互に無線通信を行うものである。
計画表生成部20bは、積卸作業の計画を行う者による入力にしたがって、複数の停車場2cの各々について計画された積卸作業である計画積卸作業の開始時刻である計画開始時刻および計画積卸作業の終了時刻である計画終了時刻を設定し、複数の停車場2cの各々について計画開始時刻および計画終了時刻を時系列に沿って示す計画表を生成するものである。
積卸作業の計画を行う者(以下、計画者とする。)は、物流センタ2に所属する者であって、積卸作業の計画作業に従事する者である。積卸作業は複数計画される。計画された積卸作業である計画積卸作業の各々について、複数の停車場2cのうち一つの停車場が指定され、計画積卸作業の開始時刻である計画開始時刻および計画積卸作業の終了時刻である計画終了時刻が設定される。計画積卸作業の各々について、指定された停車場、計画開始時刻および計画終了時刻が、計画者によって第一管理端末3の入力部から第一管理端末3に入力される。
第一管理端末3に入力された停車場、計画開始時刻および計画終了時刻は、通信部20aを介して計画表生成部20bに入力される。計画表生成部20bは、この入力情報に基づいて、計画積卸作業の各々について、指定された停車場に対して、計画開始時刻および計画終了時刻を設定する。さらに、計画表生成部20bは、複数の停車場2cの各々について計画開始時刻および計画終了時刻を時系列に沿って示す計画表を生成する。
計画表生成部20bによって生成された計画表は、通信部20aによって第一管理端末3、第二管理端末4および携帯端末5に出力される。第一管理端末3、第二管理端末4および携帯端末5は、計画表をそれぞれの表示部3a,4a,5dに表示させる。
計画表において計画積卸作業は、複数の停車場2c毎に、計画開始時刻と計画終了時刻との間を時系列に沿って延びる帯状に表示される(図5参照)。さらに、計画表生成部20bは、計画表を管理記憶部20cに出力する。
管理記憶部20cは、複数の停車場2cの各々と第一識別信号との関係を示す第一マップ(図示なし)を記憶するものである。第一マップは、予め計画者によって第一管理端末3によって予め入力される。
予約表生成部20dは、積卸作業の予約を行う者による入力にしたがって、複数の停車場2cの各々について、予約された積卸作業である予約積卸作業の開始時刻である予約開始時刻および予約積卸作業の終了時刻である予約終了時刻を設定し、複数の停車場2cの各々について予約開始時刻および予約終了時刻を時系列に沿って示す予約表を生成するものである。
積卸作業の予約を行う者(以下、予約者とする。)は、計画された積卸作業を請け負う会社であって複数の車両Mの管理を行う会社(例えば運送会社)に所属する者であり、積卸作業の予約作業に従事する者である。
予約者は、第二管理端末4の表示部4aに表示された計画表に基づいて、計画積卸作業に対して予約を行う。具体的には、予約者は、計画表に示された所定の停車場における所定の計画積卸作業に対して予約を行う場合、はじめに、予約する所定の計画積卸作業を指定する。
続けて、予約者は、指定した所定の計画積卸作業の計画開始時刻に対して予約する開始時刻を予約開始時刻として設定して、かつ、その所定の計画積卸作業の計画終了時刻に対して予約する終了時刻を予約終了時刻として設定して、入力部を用いて第二管理端末4に入力する。さらに、予約者は、指定した所定の計画積卸作業を行う予定の運転者Dの携帯端末5のユーザ番号を入力する。
第二管理端末4に入力された予約開始時刻、予約終了時刻およびユーザ番号は、通信部20aを介して予約表生成部20dに入力される。予約表生成部20dは、この入力情報に基づいて、所定の計画積卸作業に対して予約された積卸作業である予約積卸作業として、予約開始時刻および予約終了時刻を設定する。
さらに、予約表生成部20dは、予約積卸作業に対して固有の予約番号を設定し、この予約番号と、ユーザ番号、予約開始時刻および予約終了時刻とを互いに関連付けする。そして、予約表生成部20dは、複数の停車場2cの各々について、予約番号、予約開始時刻および予約終了時刻を時系列に示す予約表を生成する。
また、予約表生成部20dによって生成された予約表は、通信部20aによって第一管理端末3、第二管理端末4および携帯端末5に出力される。第一管理端末3、第二管理端末4および携帯端末5は、予約表をそれぞれの表示部3a,4a,5dに表示させる(図5参照)。
予約表において、予約積卸作業は、複数の停車場2c毎に、予約積卸作業の各々について予約開始時刻と予約終了時刻との間を時系列に沿って延びる帯状に、予約番号と共に表示される(図5参照)。さらに、携帯端末5の携帯記憶部5cは、予約表に基づいて、予約番号を記憶する。
さらに、予約表生成部20dは、予約表を管理記憶部20cに出力する。管理記憶部20cは、予約表に基づいて、予約積卸作業の各々について、予約番号と、予約番号に対応する所定の停車場(停車場番号)、ユーザ番号、予約開始時刻および予約終了時刻とを互いに関連付けした第二マップ(図示なし)を生成して記憶する。
第一検出部20eは、携帯端末5が第一識別信号を受信した場合、予約積卸作業が実際に開始されること、または、予約積卸作業が実際に終了されることを検出するものである。
運転者Dは、予約積卸作業を開始または終了する場合、上述したように携帯端末5に第一識別信号を受信させる。携帯端末5が第一識別信号を受信した場合、携帯端末5から携帯信号が出力され、携帯信号が通信部20aを介して第一検出部20eに入力される。上述したように、携帯信号は、第一発信機10から受信した第一識別信号を含む信号である。このように、第一検出部20eによって携帯端末5の第一識別信号の受信状態、ひいては予約積卸作業の開始または終了が検出可能となる。
特定部20fは、第一検出部20eによって予約積卸作業が実際に開始されること、または、予約積卸作業が実際に終了されることが検出された場合、複数の停車場2cのうち第一識別信号に対応する停車場を特定するものである。特定部20fは、管理記憶部20cの第一マップに基づいて、携帯信号に含まれる第一識別信号から停車場を特定する。
確認部20gは、特定部20fによって特定された停車場と、携帯信号に含まれる予約番号に対応する停車場とが一致するか否かを確認するものである。携帯信号に含まれる予約番号に対応する停車場は、管理記憶部20cの第二マップに基づいて、携帯信号に含まれる予約番号から導出される停車場に相当する。各停車場が一致しない場合、一致しない旨の信号が生成され、通知部20jに出力される。
通知部20jは、確認部20gによって生成された信号を、通信部20aを介して携帯端末5に出力するものである。通知部20jによって出力された信号が有する情報は、携帯端末5の表示部5dに表示される。
実績表生成部20hは、携帯端末5の第一識別信号の受信状態に基づいて、複数の停車場2cのうち携帯端末5によって受信された第一識別信号に対応する停車場について、予約積卸作業の実際の開始時刻である実績開始時刻、および予約積卸作業の実際の終了時刻である実績終了時刻を設定し、複数の停車場2cの各々について実績開始時刻および実績終了時刻を時系列に沿って示す実績表を生成するものである。
携帯端末5の第一識別信号の受信状態は、第一検出部20eを介して取得される。携帯端末5によって受信された第一識別信号に対応する停車場は、特定部20fによって特定された停車場に相当する。
実績表生成部20hは、携帯信号に含まれる予約番号に対応する予約積卸作業について、実績開始時刻が設定されていない場合、第一検出部20eによって予約積卸作業の開始または終了が検出された時刻を、予約積卸作業の実際の開始時刻である実績開始時刻に設定する。
また、実績表生成部20hは、携帯信号に含まれる予約番号に対応する予約積卸作業について、実績開始時刻が設定されている場合、第一検出部20eによって予約積卸作業の開始または終了が検出された時刻を、予約積卸作業の実際の終了時刻である実績終了時刻に設定する。実績開始時刻および実績終了時刻は、管理記憶部20cに出力されて、予約番号に関連付けられて第二マップに追加されるように記憶される。
そして、実績表生成部20hは、第一識別信号に対応する停車場について、携帯信号に含まれる予約番号に対応する予約積卸作業に対して実績開始時刻および実績終了時刻を時系列に沿って示す実績表を生成する。
また、実績表生成部20hによって生成された実績表は、通信部20aによって第一管理端末3、第二管理端末4および携帯端末5に出力される。第一管理端末3、第二管理端末4および携帯端末5は、実績表をそれぞれの表示部3a,4a,5dに表示させる(図5参照)。なお、計画表、予約表および実績表は、複数の停車場2c毎に、この順に並べられて、時系列に沿って表示される(図5参照)。
実績表において、予約積卸作業に対する実績は、複数の停車場2c毎に、予約積卸作業が作業中である場合には実績開始時刻と現時刻との間を時系列に沿って延びる帯状に、予約積卸作業が終了した場合には実績開始時刻と実績終了時刻との間を時系列に沿って延びる帯状に表示される(図5参照)。
遅れ判定部20iは、予約開始時刻および予約終了時刻に対して、積卸作業の遅れが発生しているか否かを判定するものである。管理記憶部20cの第二マップに記憶された予約開始時刻から第一所定時間(例えば10分)が経過したときにおいても、予約開始時刻に対応する実績開始時刻が設定(記憶)されていない場合、遅れ判定部20iは、積卸作業の遅れが発生していると判定し、その旨の信号を通知部20jに出力する。
また、管理記憶部20cの第二マップに記憶された予約終了時刻から第二所定時間(特許請求の範囲の所定時間に相当:例えば5分)が経過したときにおいても、予約終了時刻に対応する実績終了時刻が設定(記憶)されていない場合、遅れ判定部20iは、積卸作業の遅れが発生している旨の信号を通知部20jに出力する。
通知部20jは、遅れ判定部20iによって出力された信号を、通信部20aを介して第一管理端末3、第二管理端末4および携帯端末5に出力する。第一管理端末3、第二管理端末4および携帯端末5は、予約開始時刻または予約終了時刻に対して積卸作業の遅れが発生している旨をそれぞれの表示部3a,4a,5dに表示させる(詳細は後述する)。すなわち、通知部20jは、予約終了時刻から第二所定時間経過したときにおいても、予約終了時刻に対応する実績終了時刻が設定されない場合、その旨を運転者Dに通知する。
次に、管理部20が実行するプログラムについて図6乃至図9に示すフローチャートに沿って説明する。管理部20は、各プログラムを同時に繰返して実行する。
はじめに、管理部20が実行する計画表を生成する計画表生成制御について、図6に示すフローチャートに沿って説明する。計画表生成制御は、管理部20が計画表を生成する制御である。
管理部20は、ステップS102にて、計画積卸作業が入力されたか否かを判定する(通信部20a)。計画者が第一管理端末3に積卸作業の計画開始時刻等を入力していない場合、管理部20に計画積卸作業が入力されていないため、管理部20は、ステップS102にて「NO」と判定し、ステップS102を繰返し実行する。
一方、計画者が第一管理端末3に計画積卸作業の計画開始時刻等を入力した場合、管理部20に計画積卸作業が入力されたため、管理部20は、ステップS102にて「YES」と判定し、ステップS104にて計画表を生成する(計画表生成部20b)。
続けて、管理部20は、ステップS106にて計画表を第一管理端末3、第二管理端末4および携帯端末5に出力するとともに(通信部20a)、ステップS108にて計画表を記憶する(管理記憶部20c)。
次に、管理部20が実行する予約表を生成する予約表生成制御について、図7に示すフローチャートに沿って説明する。予約表生成制御は、管理部20が予約表を生成する制御である。
管理部20は、ステップS202にて、予約積卸作業が入力されたか否かを判定する(通信部20a)。予約者が第二管理端末4に予約開始時刻等を入力していない場合、管理部20に予約積卸作業が入力されていないため、管理部20は、ステップS202にて「NO」と判定し、ステップS202を繰返し実行する。
一方、予約者が第二管理端末4に予約積卸作業の予約開始時刻等を入力した場合、管理部20に予約積卸作業が入力されるため、管理部20は、ステップS202にて「YES」と判定し、ステップS204にて予約表を生成する(予約表生成部20d)。
続けて、管理部20は、ステップS206にて予約表を第一管理端末3、第二管理端末4および携帯端末5に出力するとともに(通信部20a)、ステップS208にて予約表を記憶する(管理記憶部20c)。
次に、管理部20が実行する遅れ判定制御について、図8に示すフローチャートに沿って説明する。遅れ判定制御は、管理部20が予約積卸作業に遅れが発生しているか否かを判定する制御である。
管理部20は、ステップS302にて、実績開始時刻が設定されていない予約番号、または実績開始時刻および実績終了時刻のうち実績開始時刻のみが設定されている予約番号があるか否かを判定する。全ての予約積卸作業が実際に開始されたために第二マップに実績開始時刻が設定(記憶)されていない予約番号がない場合、または、全ての予約積卸作業が終了したために第二マップに実績開始時刻のみが設定されている予約番号がない場合、管理部20は、ステップS302にて「NO」と判定し、ステップS302を繰返し実行する。
一方、作業が開始されていない予約積卸作業があるために第二マップに実績開始時刻が設定されていない予約番号がある場合、または、予約積卸作業が作業中であるために第二マップに実績開始時刻のみが設定されている予約番号がある場合、管理部20は、ステップS302にて「YES」と判定し、ステップS304にて実績開始時刻が設定されていない、または実績開始時刻のみが設定されている予約番号を管理記憶部20cから取得する。
続けて、管理部20は、ステップS306にて、実績開始時刻が設定されていない予約番号について、予約開始時刻から第一所定時間が経過したか否かを判定する(遅れ判定部20i)。運転者Dの物流センタ2への到着が遅れたために、予約開始時刻から第一所定時間が経過している場合、管理部20は、ステップS306にて「YES」と判定し、ステップS310にてその予約番号について積卸作業の遅れが発生している旨の通知をする(通知部20j)。
一方、運転者Dの物流センタ2への到着が遅れているが、予約開始時刻から第一所定時間が経過していない場合、管理部20は、ステップS306にて「NO」と判定する。
続けて、管理部20は、ステップS308にて、実績開始時刻のみが設定されている予約番号について予約終了時刻から第二所定時間が経過したか否かを判定する(遅れ判定部20i)。積卸作業が順調であることから予約終了時刻から第二所定時間が経過していない場合、管理部20は、ステップS308にて「NO」と判定し、プログラムをステップS302に戻す。
一方、貨物の不具合等により作業が遅れたために、予約終了時刻から第二所定時間が経過した場合、管理部20は、ステップS308にて「YES」と判定し、ステップS310にてその予約番号について積卸作業の遅れが発生している旨の通知をする(通知部20j)。
次に、管理部20が実行する第一実績表生成制御について、図9に示すフローチャートに沿って説明する。第一実績表生成制御は、管理部20が実績表を生成する制御である。
管理部20は、ステップS402にて、第一識別信号を取得したか否かを判定する。携帯端末5から携帯信号が出力されていない場合、管理部20は、第一識別信号を取得していない。この場合、管理部20は、ステップS402にて「NO」と判定し、ステップS402を繰返し実行する。
一方、携帯端末5が携帯信号を出力したことにより、管理部20が第一識別信号を取得した場合、管理部20は、ステップS402にて「YES」と判定し、ステップS404にて予約積卸作業の開始または終了を検出する(第一検出部20e)。続けて、管理部20は、ステップS406にて携帯信号に含まれる第一識別信号に対応する停車場を特定する(特定部20f)。
さらに、管理部20は、ステップS408にて、特定された停車場と、携帯信号に含まれる予約番号に対応する停車場とが一致するか否かを確認する(確認部20g)。管理部20は、第二マップから携帯信号に含まれる予約番号に対応する停車場を導出する。この導出された停車場と、上述した特定された停車場とが一致しない場合、管理部20は、ステップS408にて「NO」と判定し、ステップS410にて一致しない旨の通知をする(通知部20j)。
一方、両停車場が一致した場合、管理部20は、ステップS408にて「YES」と判定し、ステップS412にて携帯信号に含まれる予約番号について実績表を生成する(実績表生成部20h)。携帯信号に含まれる予約番号について実績開始時刻が設定(記憶)されていない場合、管理部20は、その予約番号について実績開始時刻を設定する。一方、携帯信号に含まれる予約番号について実績開始時刻が設定されている場合、管理部20は、その予約番号について実績終了時刻を設定する。
さらに、管理部20は、ステップS414にて実績表を第一管理端末3、第二管理端末4および携帯端末5に出力するとともに、ステップS416にて実績開始時刻または実績終了時刻を記憶する(管理記憶部20c)。
次に、上述した計画表生成制御が実行された場合における物流センタ管理システム1の動作について、計画表が作成されていない状態から説明する。
計画者が積卸作業について計画し、複数の停車場2cの各々について計画開始時刻および計画終了時刻を含む計画積卸作業に関する情報を第一管理端末3に入力する。これにより、物流センタ管理システム1が計画表を生成し(ステップS104)、計画表が第一管理端末3、第二管理端末4および携帯端末5に出力されて(ステップS106)、それぞれの表示部3a,4a,5dに表示される(図5参照)。この計画表は、計画者の入力にしたがって、リアルタイムに更新される。
次に、上述した予約表生成制御が実行された場合における物流センタ管理システム1の動作について、計画表が作成され、予約表が作成されていない状態から説明する。
予約者が第二管理端末4にて計画表を参照し、複数の計画積卸作業のうち所定の計画積卸作業について予約を行う場合、所定の計画積卸作業に対応する停車場について予約開始時刻および予約終了時刻を含む予約積卸作業に関する情報を第二管理端末4に入力する。これにより、物流センタ管理システム1が予約表を生成し(ステップS204)、予約表が第一管理端末3、第二管理端末4および携帯端末5に出力されて(ステップS206)、それぞれの表示部3a,4a,5dに表示される(図5参照)。この予約表は、予約者の入力にしたがって、リアルタイムに更新される。
次に、上述した遅れ判定制御および実績表生成制御が実行された場合における物流センタ管理システム1の動作を、図5に示す予約番号「301」の予約積卸作業を行う運転者Dが、予約番号「301」の予約開始時刻に対して物流センタ2へ遅れて到着し、さらに、積卸作業が予約終了時刻より遅れる場合について説明する。なお、予約番号「301」の予約開始時刻および予約終了時刻は、予約番号「301」に対応する計画積卸作業の計画開始時刻および計画終了時刻と同じ時刻にそれぞれ設定されている。
運転者Dが予約番号「301」の予約開始時刻に対して遅れているため、予約番号「301」について実績開始時刻が設定(記憶)されていない。よって、物流センタ管理システム1は、予約番号「301」を取得する(ステップS304)。そして、運転者Dが物流センタ2に到着していないことにより、予約番号「301」の予約開始時刻から第一所定時間が経過している場合、物流センタ管理システム1は、予約積卸作業の遅れが発生している旨の通知を出力する(ステップS310)。
これにより、携帯端末5等の表示部5dに表示される実績表における予約番号「301」に対応する実績が表示される部位に、例えば実績とは異なる色調にて、積卸作業の遅れが発生している旨の警告C1が表示される。この警告の表示は、実績開始時刻が設定されるまで、予約開始時刻から第一所定時間が経過した時点から現時刻まで時系列に沿って延びる帯状にリアルタイムに更新されて表示される。
そして、運転者Dが物流センタ2に到着して、予約番号「301」に対応する停車場番号「3」の停車場に車両Mが入庫される。運転者Dが携帯端末5のアプリケーションを起動させて、ユーザ番号および予約番号「301」を指定(入力)して、携帯端末5を、停車場番号「3」の停車場に配置されたパイロンPの上端にかざす。
これにより、携帯端末5が第一発信機10の第一受信可能エリアA1内に位置するため、携帯端末5は、この第一発信機10から発信された第一識別信号を受信して、携帯信号を出力する。この携帯信号は、ユーザ番号、予約番号「301」および停車場番号「3」に対応する第一識別信号を含む信号である。
物流センタ管理システム1は、携帯端末5から出力された携帯信号に含まれる第一識別信号を受信し、予約積卸作業の開始または終了を検出する(ステップS404)。さらに、物流センタ管理システム1は、第一マップに基づいて、その携帯信号に含まれる第一識別信号に対応する停車場番号「3」の停車場を特定する(ステップS406)。
ここで、第一マップに基づいて携帯信号に含まれる第一識別信号から特定された停車場番号「3」の停車場と、第二マップに基づいて携帯信号に含まれる予約番号「301」から導出される停車場番号「3」の停車場とが一致する。また、予約番号「301」については、実績開始時刻が設定されていない。よって、物流センタ管理システム1は、予約番号「301」について、実績開始時刻を設定し、実績表を生成する(ステップS412)。
続けて、物流センタ管理システム1は、実績表を第一管理端末3、第二管理端末4および携帯端末5に出力する(ステップS414)。これにより、実績開始時刻が示された実績表がそれぞれの表示部3a,4a,5dに表示される(図5参照)。実績表における予約番号「301」の予約積卸作業に対する実績は、実績終了時刻が設定されるまで、実績開始時刻と現時刻との間を時系列に沿って延びる帯状に、リアルタイムに更新されて表示される。
このように、予約番号「301」について実績開始時刻が設定された場合、物流センタ管理システム1は、実績開始時刻のみが設定されている予約番号として予約番号「301」を取得する(ステップS304)。そして、予約積卸作業が遅れたことにより、予約終了時刻から第二所定時間が経過している場合、物流センタ管理システム1は、予約積卸作業の遅れが発生している旨の通知を出力する(ステップS310)。
これにより携帯端末5の表示部5d等に表示される実績表における予約番号「301」に対応する実績が表示される部位に、例えば実績とは異なる色調にて、積卸作業の終了に遅れが発生している旨の警告C2が表示される。この警告の表示は、実績終了時刻が設定されるまで、予約終了時刻から第二所定時間が経過した時点から現時刻まで時系列に沿って延びる帯状に表示される。
そして、予約積卸作業が終了した場合、運転者Dが携帯端末5のアプリケーションを起動させて、ユーザ番号および予約番号「301」を指定(入力)して、携帯端末5を、停車場番号「3」の停車場に配置されたパイロンPの上端にかざす。これにより、携帯端末5は、ユーザ番号、予約番号「301」および停車場番号「3」に対応する第一識別信号を含む携帯信号を出力する。
これにより、物流センタ管理システム1は、上述したように、予約積卸作業の開始または終了を検出し(ステップS404)、停車場番号「3」の停車場を特定する(ステップS406)。
ここで、第一マップに基づいて携帯信号に含まれる第一識別信号から特定された停車場番号「3」の停車場と、第二マップに基づいて携帯信号に含まれる予約番号「301」から導出される停車場番号「3」の停車場とが一致する。また、予約番号「301」については、実績開始時刻が設定されている。よって、物流センタ管理システム1は、予約番号「301」について、実績終了時刻を設定し、実績表を生成する(ステップS412)。
続けて、物流センタ管理システム1は、実績表を第一管理端末3、第二管理端末4および携帯端末5に出力する(ステップS414)。これにより、実績終了時刻が示された実績表がそれぞれの表示部3a,4a,5dに表示される(図5参照)。実績表において予約積卸作業の実績は、実績開始時刻と実績終了時刻との間を時系列に沿って延びる帯状に、リアルタイムに更新されて表示される。なお、表示部3a,4a,5dに警告が表示されている場合、実績表と重ねられて警告が運転者Dによって視認されるように表示部3a,4a,5dに表示される。
次に、上述した実績表生成制御が実行された場合における物流センタ管理システム1の動作を、予約番号「301」の積卸作業を行う運転者Dが、物流センタ2の到着した際に、停車場番号「3」ではなく停車場番号「1」の停車場に車両Mを入庫した場合について説明する。
この場合、携帯端末5は、停車場番号「1」に配置された第一発信機10の第一識別信号を受信するため、物流センタ管理システム1は、第一マップに基づいて停車場番号「1」の停車場を特定する(ステップS412)。この特定された停車場番号「1」の停車場と、第二マップに基づいて携帯信号に含まれる予約番号「301」から導出される停車場番号「3」の停車場とが一致しない。
よって、停車場が異なる旨が、携帯端末5に出力され(ステップS410)、携帯端末5の表示部3a,4a,5dに表示される。運転者Dはこの表示にしたがって、車両Mを停車場番号「3」の停車場に移動させる。
また、予約番号「301」の積卸作業を行った運転者Dが、積卸作業を終了した後に停車場番号「3」ではなく停車場番号「1」の停車場に配置された第一発信機10の第一識別信号を携帯端末5に受信させた場合、物流センタ管理システム1は、第一マップに基づいて停車場番号「1」の停車場を特定する(ステップS412)。この場合、この特定された停車場番号「1」の停車場と、第二マップに基づいて携帯信号に含まれる予約番号「301」から導出される停車場番号「3」の停車場とが一致しない。
よって、一致しない旨の通知が、携帯端末5に出力され(ステップS410)、携帯端末5の表示部5dに表示される。運転者Dはこの表示にしたがって、停車場番号「3」の停車場に配置された第一発信機10の第一識別信号を携帯端末5に受信させる。
なお、停車場番号「1」の停車場の予約番号「101」の予約積卸作業の実績に示されるように、予約開始時刻から第一所定時間が経過する前に予約積卸作業が実際に開始され、予約終了時刻より第二所定時間が経過する前の時刻に予約積卸作業が終了した場合、警告が表示されない。
本第一実施形態によれば、物流センタ管理システム1は、複数の停車場2cの各々に複数の車両Mが順に入庫して、貨物の積卸作業が行われる物流センタ2に用いられる。物流センタ管理システム1は、複数の停車場2cの各々に少なくとも一つ配置され、複数の停車場2cの各々に対応する第一識別信号を局地的に発信する複数の第一発信機10と、複数の車両Mの運転者Dが有する携帯端末5であって第一識別信号を受信可能な携帯端末5と無線通信を可能とし、積卸作業の進捗を管理する管理部20と、を備えている。管理部20は、積卸作業の予約を行う者による入力にしたがって、複数の停車場2cの各々について予約された積卸作業である予約積卸作業の開始時刻である予約開始時刻および予約積卸作業の終了時刻である予約終了時刻を設定し、複数の停車場2cの各々について予約開始時刻および予約終了時刻を時系列に沿って示す予約表を生成する予約表生成部20dと、携帯端末5の第一識別信号の受信状態に基づいて、複数の停車場2cのうち携帯端末5によって受信された第一識別信号に対応する停車場について、予約積卸作業の実際の開始時刻である実績開始時刻、および予約積卸作業の実際の終了時刻である実績終了時刻を設定し、複数の停車場2cの各々について実績開始時刻および実績終了時刻を時系列に沿って示す実績表を生成する実績表生成部20hと、予約表生成部20dによって生成された予約表および実績表生成部20hによって生成された実績表を、携帯端末5の表示部5dに表示させるように出力する通信部20aと、を備えている。
これによれば、複数の停車場2cの各々における貨物の積卸作業について、開始時刻および終了時刻が時系列に沿って示された予約表および実績表が、運転者Dの携帯端末5の表示部5dに表示される。また、実績表には、第一識別信号に対応する停車場における予約積卸作業の実績について、実績開始時刻および実績終了時刻が設定されて表示される。これにより、運転者Dは、物流センタ2に到着する前に、積卸作業の進捗状況を精度よく確認することができる。よって、例えば、任意の停車場において、任意の運転者Dの予約積卸作業に対する直前の予約積卸作業の実績が、予約開始時刻または予約終了時刻に対して遅れている場合、その任意の運転者Dは、物流センタ2への到着時間を調整することができる。したがって、物流センタ2において、車両Mの待機時間の短時間化を図ることができる。
また、この場合、任意の運転者Dは、他の物流センタでの積卸作業を先に行うことができる。よって、生産性の向上ひいては物流コストの最適化を図ることができる。さらに、この場合、物流センタ2での渋滞の発生を抑制することができる。
また、実績表には、実績開始時刻および実績終了時刻がリアルタイムに反映されるため、物流センタ2の管理者は、物流センタ2の管理を精度よく行うことができる。
また、複数の第一発信機10を導入し、および管理部20を有するサーバSを導入またはレンタル契約することにより物流センタ管理システム1を構築できるため、物流センタ2は、比較的低コストにて物流センタ管理システム1を導入することができる。
また、運転者Dは、運転者Dが有する携帯端末5によって、積卸作業の進捗を確認することができるため、比較的簡便に物流センタ管理システム1を利用することができる。
また、第一発信機10の作動が第一識別信号の発信のみであるため、第一発信機10は比較的省電力にて作動する。よって、第一発信機10のメンテナンスを比較的容易に行うことができる。
また、管理部20は、携帯端末5が第一識別信号を受信した場合、予約積卸作業が実際に開始されること、または、予約積卸作業が実際に終了されることを検出する第一検出部20eをさらに備えている。実績表生成部20hは、第一検出部20eの検出結果に応じて、予約積卸作業に実績開始時刻が設定されていない場合に実績開始時刻を設定し、予約積卸作業に実績開始時刻が設定されている場合に実績終了時刻を設定する。
これによれば、物流センタ管理システム1は、携帯端末5が第一識別信号を受信した場合に、実績開始時刻または実績終了時刻を確実に設定することができる。
そして、管理部20は、予約積卸作業が終了する時刻である予約終了時刻から第二所定時間経過したときにおいても、予約終了時刻に対応する実績終了時刻が設定されない場合、その旨を運転者Dに通知する通知部20jを備えている。
これによれば、運転者Dは、通知部20jからの遅れが発生している旨の通知によって積卸作業の遅れを確実に確認することができるため、物流センタ2への到着時間の調整を精度よく行うことができる。
<第二実施形態>
次に、本発明の第二実施形態に係る物流センタ管理システム1について、主として上述した第一実施形態と異なる部分を説明する。本第二実施形態の物流センタ管理システム1は、上述した第一実施形態の物流センタ管理システム1に対して、第二発信機130をさらに備えている。
第二発信機130は、図10に示すように、複数の車両Mの各々に配置され、複数の車両Mの各々に対応する第二識別信号であって携帯端末5によって受信可能な第二識別信号を局地的に発信するものである。第二発信機130は、例えばビーコンである。第二発信機130は、例えば、車両Mの運転席DSに固定されている。第二発信機130は、第一発信機10と同様に、一次電池等によって構成された蓄電部(図示なし)から供給される電力によって、第二識別信号を周期的に発信する。
第二識別信号は、本第二実施形態においてBLUETOOTH(登録商標)信号である。第二発信機130が発信する第二識別信号は、互いに異なる固有の信号となるように設定されている。また、本第二実施形態において、第二発信機130は、複数の車両Mの各々に一つ配置されている。これにより、第二発信機130の各々が発信する第二識別信号について、複数の車両Mの各々が互いに関連付けられる。
また、第二識別信号を受信可能なエリア(以下、第二受信可能エリアA2とする。)が、第二発信機130から第二所定距離以内となるように、第二識別信号が発信されるように設定されている。第二所定距離は、第二発信機130の中心部と、車両Mの運転席DSに着座した運転者Dの携帯端末5との間の距離以上となるように設定されている。本第二実施形態の携帯端末5は、第二識別信号を受信した場合、第二識別信号を含む携帯信号を継続的に出力する。また、携帯端末5は、第一識別信号を受信した場合、第一識別信号を含む携帯信号を継続的に出力する。
本第二実施形態の携帯信号は、第一発信機10から受信した第一識別信号、第二発信機130から受信した第二識別信号、予約番号およびユーザ番号を含む信号である。携帯端末5が第一識別信号および第二識別信号の一方を受信した場合、第一識別信号および第二識別信号の一方を含む携帯信号が出力される。予約番号は、運転者Dによって入力される。
また、本第二実施形態において、任意の第一発信機10が発信する第一識別信号の第一受信可能エリアA1が、任意の第一発信機10が配置された停車場に入庫した車両Mの運転席DSに着座した運転者Dの携帯端末5を範囲内とするように、第一所定距離が設定されている。
また、本第二実施形態の管理部120は、図11に示すように、上述した第一実施形態の管理部120に対して、第二検出部120kおよび第三検出部120lをさらに備えている。
第二検出部120kは、携帯端末5における受信状態が、第一識別信号および第二識別信号のうち第二識別信号を受信している第一状態から、第一識別信号および第二識別信号の両方を受信している第二状態になった場合、第二識別信号に対応する車両Mが、第一識別信号に対応する停車場に入庫したことを検出するものである(詳細は後述する)。
第三検出部120lは、第二検出部120kによって第二識別信号に対応する車両Mが第一識別信号に対応する停車場に入庫したと検出された後、第二識別信号に対応する車両Mの運転者Dの携帯端末5の受信状態が第一状態になった場合、第二識別信号に対応する車両Mが第一識別信号に対応する停車場から出庫したと検出するものである(詳細は後述する)。第二検出部120kおよび第三検出部120lは、携帯端末5における第一識別信号および第二識別信号の受信状態を通信部120aから取得する。
また、本第二実施形態の第一検出部120eは、第二検出部120kによって第二識別信号に対応する車両Mが入庫したと検出された場合、予約積卸作業が実際に開始されることを検出し、第三検出部120lによって第二識別信号に対応する車両Mが出庫したと検出された場合、予約積卸作業が実際に終了されることを検出する。
また、本第二実施形態の実績表生成部120hは、第二検出部120kによって第二識別信号に対応する車両Mが入庫したとの検出結果に基づいて実績開始時刻を設定し、第三検出部120lによって第二識別信号に対応する車両Mが出庫したとの検出結果に基づいて実績終了時刻を設定する。実績表生成部120hは、具体的には、第一検出部120eによって予約積卸作業が実際に開始されることを検出された場合に実績開始時刻を設定し、第一検出部120eによって予約積卸作業が実際に終了されることを検出された場合に実績終了時刻を設定する。
また、本第二実施形態において、予約者は、積卸作業の予約を行う場合、ユーザ番号とともに、第二識別信号によって特定される車両Mを特定する固有の車両番号を入力する。また、管理記憶部120cは、第二識別信号と車両M(車両番号)との関係を示す第三マップ(図示なし)を記憶する。第三マップは、予め予約者によって第二管理端末4によって予め入力されて、記憶される。
さらに、本第二実施形態において、管理記憶部120cの第二マップは、予約番号と、予約番号に対応する所定の停車場(停車場番号)、ユーザ番号、予約開始時刻、予約終了時刻および予約番号に対応する車両M(車両番号)を互いに関連付けして生成されている。
また、本第二実施形態の特定部120fは、第三マップに基づいて、携帯信号に含まれる第二識別信号に対応する車両Mについても、さらに特定する。また、確認部120gは、特定部120fによって特定された車両Mと、携帯信号に含まれる予約番号に対応する車両Mとが一致するか否かも、さらに確認する。
次に、本第二実施形態の管理部120が実行する第二実績表生成制御について、図12に示すフローチャートに沿って説明する。第二実績表生成制御は、管理部120が実績開始時刻を設定して実績表を生成する制御である。
管理部120は、ステップS502にて、実績開始時刻が設定されていない予約番号があるか否かを判定する。全ての予約積卸作業が実際に開始されたために第二マップに実績開始時刻が設定されていない予約番号がない場合、管理部120は、ステップS502にて「NO」と判定し、ステップS502を繰返し実行する。
一方、積卸作業が開始されていない予約積卸作業がある場合、第二マップに実績開始時刻が設定されていない予約番号がある。この場合、管理部120は、ステップS502にて「YES」と判定し、ステップS504にて実績開始時刻が設定されていない予約番号を管理記憶部120cから取得する。続けて、管理部120は、ステップS506にて、取得された予約番号に対応する携帯端末5の受信状態が第一状態から第二状態に変化したか否かを判定する(第二検出部120k)。予約番号に対応する携帯端末5は、携帯信号に含まれる予約番号によって特定される。
第二識別信号に対応する車両Mに携帯端末5を有する運転者Dが乗車していない場合、携帯端末5は、第一識別信号および第二識別信号の両方を受信していないため、携帯端末5の受信状態が第一状態および第二状態になっていない。この場合、携帯端末5から携帯信号が出力されていない。
また、第二識別信号に対応する車両Mに携帯端末5を有する運転者Dが乗車しているが、停車場に入庫していない場合、携帯端末5の受信状態が第二識別信号のみを受信している第一状態となっている。この場合、携帯端末5から第一識別信号および第二識別信号のうち第二識別信号のみを含む携帯信号が出力される。
よって、これらの場合、管理部120は、ステップS506にて「NO」と判定し、S506を繰返し実行する。また、運転者Dが第二識別信号に対応する車両Mに乗って物流センタ2に向かって移動している場合、携帯端末5の受信状態は、第一状態になっている。
この場合において、第二識別信号に対応する車両Mが予約番号に対応する停車場に停車して、携帯端末5が第一識別信号を受信した場合、携帯端末5が第一識別信号および第二識別信号を共に受信するため、携帯端末5の受信状態が第一状態から第二状態に変化する。この場合、携帯端末5から第一識別信号および第二識別信号の両方を含む携帯信号が出力される。
よって、この場合、管理部120は、ステップS506にて「YES」と判定し、ステップS508にて第二識別信号に対応する車両Mが第一識別信号に対応する停車場に入庫したことを検出し(第二検出部120k)、予約積卸作業の開始を検出する(第一検出部120e)。続けて、管理部120は、ステップS510にて、第一識別信号に対応する停車場、および第二識別信号に対応する車両Mを特定する(特定部120f)。
さらに、管理部120は、ステップS512にて、上述したステップS408と同様に、特定された停車場と、携帯信号に含まれる予約番号に対応する停車場とが一致するか否かを確認する(確認部120g)。両停車場が一致しない場合、管理部120は、ステップS512にて「NO」と判定し、ステップS514にて上述したステップS410と同様に、一致しない旨の通知をする(通知部120j)。
一方、両停車場が一致した場合、管理部120は、ステップS512にて「YES」と判定し、ステップS516にて特定された車両Mと、携帯信号に含まれる予約番号に対応する車両Mとが一致するか否かを確認する(確認部120g)。両車両Mが一致しない場合、管理部120は、ステップS516にて「NO」と判定し、ステップS514にて上述したステップS410と同様に、一致しない旨の通知をする(通知部120j)。
一方、両車両Mが一致した場合、管理部120は、ステップS516にて「YES」と判定し、ステップS518にて携帯信号に含まれる予約番号について実績開始時刻を設定した実績表を生成する(実績表生成部120h)。さらに、管理部120は、ステップS520,S522において、上述した第一実施形態のステップS414,S416と同様の処理を行う。
次に、本第二実施形態の管理部120が実行する第三実績表生成制御について、図13に示すフローチャートに沿って説明する。第二実績表生成制御は、管理部120が実績終了時刻を設定して実績表を生成する制御である。
管理部120は、ステップS602にて、実績開始時刻および実績終了時刻のうち実績開始時刻のみが設定されている予約番号があるか否かを判定する。全ての予約積卸作業が実際に開始されていないため、または全ての予約積卸作業が実際に終了したため、第二マップに実績開始時刻のみが設定されている予約番号がない場合、管理部120は、ステップS602にて「NO」と判定し、ステップS602を繰返し実行する。
一方、積卸作業中の予約積卸作業がある場合、第二マップに実績開始時刻のみが設定された予約番号がある。この場合、管理部120は、ステップS602にて「YES」と判定し、ステップS604にて実績開始時刻のみが設定されている予約番号を管理記憶部120cから取得する。続けて、管理部120は、ステップS606にて、取得された予約番号に対応する携帯端末5の受信状態が第一状態に変化したか否かを判定する。
第二識別信号に対応する車両Mに携帯端末5を有する運転者Dが予約番号に対応する予約積卸作業を実際に行っている場合、車両Mに乗車していないため、携帯端末5が第二識別信号を受信していない。よって、携帯端末5の受信状態は、第二識別信号のみを受信する第一状態になっていない。よって、この場合、管理部120は、ステップS606にて「NO」と判定し、S606を繰返し実行する。
この場合において、予約積卸作業が終了して、第二識別信号に対応する車両Mに、携帯端末5を有する運転者Dが乗車した後に出庫して、携帯端末5が第一受信可能エリアA1外に位置した場合、携帯端末5が第二識別信号のみを受信するため、携帯端末5の受信状態が第一状態になる。よって、この場合、管理部120は、ステップS606にて「YES」と判定する(第三検出部120l)。
また、この場合、上述した第二実績表生成制御のステップS508(第二検出部120k)にて第二識別信号に対応する車両Mが第一識別信号に対応する停車場に入庫したと検出された後に、第二識別信号に対応する車両Mの運転者Dの携帯端末5の受信状態が第一状態になっている。したがって、管理部120は、ステップS608にて第二識別信号に対応する車両Mが出庫したことを検出し(第三検出部120l)、予約積卸作業の終了を検出する(第一検出部120e)。続けて、管理部120は、ステップS610にて、携帯信号に含まれる第二識別信号に対応する車両Mを特定する(特定部120f)。
さらに、管理部120は、ステップS612にて、特定された車両Mと、携帯信号に含まれる予約番号に対応する車両Mとが一致するか否かを確認する(確認部)。両車両Mが一致しない場合、管理部120は、ステップS612にて「NO」と判定し、ステップS614にて車両Mが一致しない旨の通知をする(通知部)。
一方、両車両Mが一致した場合、管理部120は、ステップS612にて「YES」と判定し、ステップS616にて携帯信号に含まれる予約番号について実績終了時刻を設定した実績表を生成する(実績表生成部120h)。さらに、管理部120は、ステップS618,S620において、上述した第一実施形態のステップS414,S416と同様の処理を行う。
本第二実施形態によれば、物流センタ管理システム1は、複数の車両Mの各々に配置され、複数の車両Mの各々に対応する第二識別信号であって携帯端末5によって受信可能な第二識別信号を局地的に発信する第二発信機130をさらに備えている。管理部120は、携帯端末5における受信状態が、第一識別信号および第二識別信号のうち第二識別信号を受信している第一状態から、第一識別信号および第二識別信号の両方を受信している第二状態になった場合、第二識別信号に対応する車両Mが、第一識別信号に対応する停車場に入庫したと検出する第二検出部120kと、第二検出部120kによって第二識別信号に対応する車両Mが第一識別信号に対応する停車場に入庫したと検出された後、第二識別信号に対応する車両Mの運転者Dの携帯端末5の受信状態が第一状態になった場合、第二識別信号に対応する車両Mが第一識別信号に対応する停車場から出庫したと検出する第三検出部120lと、をさらに備えている。実績表生成部120hは、第二検出部120kによって第二識別信号に対応する車両Mが入庫したとの検出結果に基づいて実績開始時刻を設定し、第三検出部120lによって第二識別信号に対応する車両Mが出庫したとの検出結果に基づいて実績終了時刻を設定する。
これによれば、第二検出部120kが第二識別信号に対応する車両Mの入庫を検出し、かつ第三検出部120lが第二識別信号に対応する車両Mの出庫を検出する。よって、運転者Dが携帯端末5を第一発信機10にかざす作業を行うことなく、実績表生成部120hによって実績開始時刻および実績終了時刻が確実に設定される。
なお、上述した各実施形態において、物流センタ管理システムの一例を示したが、本発明はこれに限定されず、他の構成を採用することもできる。例えば、第一識別信号および第二識別信号は、BLUETOOTH(登録商標)信号であるが、これに代えて、赤外線信号(IR信号)またはNFC(NEAR FIELD COMMUNICATION(近距離無線通信))信号としても良い。
また、上述した第一実施形態において、第一受信可能エリアA1は、パイロンP周辺となるように設定されているが、これに代えて、停車場に車両Mが停車した場合において車両Mの運転席DSを含む範囲に設定するようにしても良い。これによれば、運転者DがパイロンPに近づいて携帯端末5をかざさなくても、携帯端末5に第一識別信号を受信させることができる。
また、上述した各実施形態において、管理部20,120は計画表を生成するが、これに代えて、計画表を生成しないようにしても良い。この場合、管理部20,120が計画表生成部20b,120bを備えない。この場合、計画表生成制御が実行されない。
また、上述した各実施形態において、予約者は、車両Mを管理する会社に所属するものであるが、これに加えて、運転者Dも予約できるようにしても良い。この場合、運転者Dが携帯端末5にて実行されるアプリケーションによって予約できるようにしても良い。
また、上述した各実施形態において、第一管理端末3、第二管理端末4および携帯端末5は、専用のアプリケーションを取得して、積卸作業の計画や予約等を行っているが、これに代えて、アプリケーションを取得せずに、管理部20,120に記憶されているプログラムを実行することにより、積卸作業の計画や予約等を行うようにしても良い。
また、上述した各実施形態において、管理部20,120は、遅れ判定部20i,120iを備えているが、これに代えて、遅れ判定部20i,120iを備えないようにしても良い。この場合、遅れ判定制御が実行されない。
また、上述した各実施形態において、管理部20,120は、確認部20g,120gを備えているが、これに代えて、確認部20g,120gを備えないようにしても良い。この場合、特定された停車場と、携帯信号に含まれる予約番号に対応する停車場とが一致するか否かの判定(ステップS408,S512)が実行されず、特定された車両Mと携帯信号に含まれる予約番号に対応する車両Mとが一致するか否かの判定(ステップS516,S612)が実行されない。よって、一致しない旨の通知(ステップS410,ステップS514,ステップS614)が実行されない。
また、上述した各実施形態において、実績表生成部20h,120hは、第一検出部20e,120eによって予約積卸作業の開始または終了が検出された時刻を、実績開始時刻または実績終了時刻に設定しているが、これに代えて、携帯端末5が第一識別信号を受信した時刻や、通信部20a,120aが携帯信号を受信した時刻を、実績開始時刻または実績終了時刻に設定するようにしても良い。
また、上述した第一実施形態において、携帯信号が、予約積卸作業を開始する旨の信号(以下、開始信号とする。)および予約積卸作業を終了する旨の信号(以下、終了信号とする。)を含むようにしても良い。この場合、運転者Dが携帯端末5のアプリケーションによってユーザ番号および予約番号を入力するときに、予約積卸作業を開始する旨または予約積卸作業を終了する旨を入力(選択)することにより、開始信号または終了信号を含む携帯信号が送信されるようにしても良い。
この場合において、携帯信号が開始信号を含むときに第一検出部20e,120eが予約積卸作業の開始を検出し、携帯信号が終了信号を含むときに第一検出部20e,120eが予約積卸作業の終了を検出するようにしても良い。さらに、実績表生成部20h,120hが、第一検出部20e,120eによって予約積卸作業の開始が検出されたときに実績開始時刻を設定し、第一検出部20e,120eによって予約積卸作業の終了が検出されたときに実績終了時刻を設定するようにしても良い。
また、上述した各実施形態において、携帯信号には、予約番号が含まれているが、これに代えて、予約番号を含まないようにしても良い。この場合、第一実施形態において、実績表生成部20hは、はじめに、特定部20fによって特定された停車場に対応する第二マップに記憶された予約番号を導出する。さらに、実績表生成部20hは、導出された予約番号のうち、実績開始時刻が設定(記憶)されていない予約番号であって、通信部20a,120aが携帯信号を受信した時刻に最も近い予約開始時刻を設定(記憶)された予約番号を選択して、実績開始時刻を設定するようにしても良い。また、実績表生成部20hは、導出された予約番号のうち、実績開始時刻が設定(記憶)されている予約番号であって、通信部20a,120aが携帯信号を受信した時刻に最も近い予約終了時刻を設定(記憶)された予約番号を選択して、実績終了時刻を設定するようにしても良い。
また、携帯信号が予約番号を含まない場合、第二実施形態において、第二検出部120kおよび第三検出部120lは、携帯信号に含まれる第二識別信号から、第二マップに基づいて予約番号を導出するとともに、この予約番号に対応する携帯端末5を特定する。また、携帯信号がユーザ番号を含まないようにしても良い。
また、上述した第二実施形態において、携帯端末5の受信状態が第一状態から第二状態に変化したときに(ステップS506)車両Mの入庫が検出され(ステップS508)、携帯端末5の受信状態が第一状態から第二状態に変化した後に第一状態に戻ったときに(ステップS606)車両Mの出庫が検出されているが(ステップS608)、これに代えて、上述したように携帯端末5の受信状態が変化した時点から第三所定時間(例えば30秒)継続して変化した受信状態が維持された場合に、車両Mの入庫または出庫を検出するようにしても良い。
また、上述した各実施形態において、第一発信機10は、パイロンPの内部に固定されているが、これに代えて、専用のケース(図示なし)の内部に固定されるようにしても良い。また、第一発信機10を、停車場2cの各々に埋設するようにしても良い。
また、上述した各実施形態において、任意の停車場にて、任意の予約積卸作業の実績終了時刻が設定された場合において、その任意の予約積卸作業の後に別の予約積卸作業が予約されているとき、通知部20j,120jが、その別の予約積卸作業に対応する運転者Dに、その任意の停車場に、入庫可能である旨の通知を行うようにしても良い。
また、上述した各実施形態において、第一発信機10および第二発信機130は、蓄電部を備えているが、これに代えて、蓄電部を備えずに、系統電源から電力が供給されるようにしても良い。
また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各受信可能エリアA1,A2の範囲、各所定時間、各発信機10,130の位置、各マップおよび携帯信号に含まれる情報、並びに、計画表、予約表および実績表の表示内容および表示形式を変更するようにしても良い。