JP2018025896A - 物品配達管理システム - Google Patents
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Abstract
Description
このようなトランクルームシステムにおいて、配達業者に対して代金を立て替える手段を備え、代金引換や送料着払いの配達物を受け取り可能なものも提案されている(特許文献1参照)。
受取所への物品の配達依頼を受け付ける配達管理サーバと、
前記受取所又はその近傍に設置され、当該受取所に関連付けられ、固有の識別情報を無線発信可能な無線情報発信機器と、
利用者が携帯する移動通信端末と、
を備える物品配達管理システムであって、
前記配達管理サーバは、前記受取所への物品の配達完了が通知された場合に、当該受取所に関連付けられた無線情報発信機器の識別情報を前記移動通信端末に通知する通知手段を備え、
前記移動通信端末は、前記無線情報発信機器から発信された識別情報を受信した場合に、当該無線情報発信機器から受信した識別情報と、前記配達管理サーバから通知された識別情報と、を比較し、両者が一致した場合に、前記受取所に受け取り可能な物品があることを表示部に表示させる制御手段を備える。
このような構成によれば、当該物品配達管理システムを利用し、移動通信端末を携帯する利用者が、受取所又は該受取所に関連付けられた無線情報発信機器に近付いたタイミングで、受取所に受け取り可能な物品があることを移動通信端末の表示部に表示させるので、受取所に配達された物品の利用者による受け取り忘れを防止することができる。
前記移動通信端末の制御手段は、前記無線情報発信機器から受信した識別情報と、前記配達管理サーバから通知された識別情報と、が一致した場合に、前記受取所へ配達された物品を示す情報を前記表示部に表示させる。
このような構成によれば、受取所へ配達された物品を示す情報を移動通信端末の表示部に表示させるので、同一利用者の配達依頼が複数ある場合であっても、利用者は受取所へ配達されている物品を容易に把握することができる。
このような構成によれば、受取所へ物品の配達が完了してからの経過日数を移動通信端末の表示部に表示させるので、利用者に物品の受け取りを促すことができる。
このような構成によれば、受取所の設置位置を示す情報(例えば、地図情報)を移動通信端末の表示部に表示させるので、受取所を容易に見つけ出すことができる。
前記移動通信端末の制御手段は、前記無線情報発信機器から受信した識別情報と、前記配達管理サーバから通知された識別情報と、が一致した場合であっても、前記無線情報発信機器から受信した識別情報と、前記通知抑制識別情報と、が一致した場合には、前記受取所に受け取り可能な物品があることの前記表示部への表示を抑制し、前記通知抑制識別情報と一致する識別情報の受信が終了した後に、前記受取所に受け取り可能な物品があることを前記表示部に表示させる。
このような構成によれば、通知抑制識別情報を予め定めておくことで、移動通信端末を携帯する利用者が、通知抑制識別情報に対応する無線情報発信機器に近い状態では、移動通信端末の表示部への表示を抑制するので、利用者に情報を提供可能なエリアを制限することができる。
図1に、本実施形態における物品配達管理システム100のシステム構成を示す。
図1に示すように、物品配達管理システム100は、物品の配達依頼を受け付ける配達管理サーバ10と、利用者が携帯する移動通信端末20と、物品の配達先である受取所30又はその近傍に設置され、受取所30に関連付けられた無線情報発信機器40と、を備える。配達管理サーバ10と移動通信端末20とは、インターネット等の通信ネットワークNを介してデータ通信可能に接続される。移動通信端末20、無線情報発信機器40の台数、受取所30の設置数については、限定されない。
次に、配達管理サーバ10の構成について、詳細に説明する。
配達管理サーバ10は、制御部11、操作部12、表示部13、記憶部14、通信部15等を備えて構成されており、各部はバスにより接続されている。
記憶部14には、受取所情報テーブルT11(図2参照)、配達管理テーブルT12(図3参照)、通知抑制識別情報リストが記憶されている。
受取所情報テーブルT11には、各受取所30に対して、当該受取所30の位置情報と、当該受取所30に関連付けられた一又は複数の無線情報発信機器40の識別情報と、が対応付けられている。
受取所30の位置情報は、受取所30の設置位置を示す情報である。例えば、受取所30の位置情報は、緯度及び経度により示される情報であってもよいし、受取所30の周辺地図等であってもよいし、受取所30の設置位置を文章で説明した情報であってもよい。
また、各受取所30には、当該受取所30又はその近傍に設置された無線情報発信機器40が予め関連付けられている。ここで、受取所30の「近傍」とは、利用者が受取所30に立ち寄って物品を受け取るにあたって、利用者に注意を喚起するのに適した範囲をいう。例えば、或る受取所30には、当該受取所30が設けられた駅、隣接駅、近隣駅にそれぞれ設置された無線情報発信機器40が関連付けられている。
配達管理テーブルT12には、配達依頼毎に、依頼者、通知先の移動通信端末、物品、受取所、ロッカー番号、配達完了日時等が対応付けられて格納される。
「依頼者」フィールドには、配達を依頼した者を示す情報が格納される。
「通知先の移動通信端末」フィールドには、利用者(受取人)が携帯する移動通信端末20を示す情報が格納される。
「物品」フィールドには、配達の対象となる物品を示す情報が格納される。
「受取所」フィールドには、依頼者又は受取人が指定した受取所30を示す情報が格納される。
「ロッカー番号」フィールドには、指定された受取所30において、物品が収納されたロッカーの番号を示す情報が格納される。
「配達完了日時」フィールドには、指定された受取所30へ物品の配達が完了した日時を示す情報が格納される。
次に、移動通信端末20の構成について、詳細に説明する。
移動通信端末20は、制御部21、操作部22、表示部23、記憶部24、通信部25、計時部26等を備えて構成されており、各部はバスにより接続されている。
記憶部24には、通知内容管理テーブルT21(図4参照)、通知抑制識別情報リストが記憶されている。
通知内容管理テーブルT21には、配達依頼毎に、物品、受取所、位置情報、ロッカー番号、配達完了日時、無線情報発信機器の識別情報等が対応付けられて格納される。
「物品」フィールドには、配達が完了した物品を示す情報が格納される。
「受取所」フィールドには、物品が配達された受取所30を示す情報が格納される。
「位置情報」フィールドには、物品が配達された受取所30の位置情報が格納される。
「ロッカー番号」フィールドには、受取所30において、物品が収納されたロッカーの番号を示す情報が格納される。
「配達完了日時」フィールドには、受取所30へ物品の配達が完了した日時を示す情報が格納される。
「無線情報発信機器の識別情報」フィールドには、物品が配達された受取所30に関連付けられた一又は複数の無線情報発信機器40の識別情報が格納される。
制御部21は、無線情報発信機器40から受信した識別情報と、配達管理サーバ10から通知された識別情報と、が一致した場合に、受取所30に受け取り可能な物品があることを表示部23に表示させる。
次に、図1を参照して、物品配達管理システム100における動作の概要について説明する。
まず、利用者が携帯する移動通信端末20において、利用者は、通信販売による商品の注文等、受取所30への物品の配達依頼を行う。具体的には、移動通信端末20は、通信ネットワークNを介して配達管理サーバ10にアクセスし、操作部22から入力された依頼者、通知先の移動通信端末20、物品、受取所30を示す情報を、通信部25を介して配達管理サーバ10に送信する。
配達管理サーバ10では、移動通信端末20から受信した依頼者、通知先の移動通信端末20、物品、受取所30を示す情報が対応付けられて、配達管理テーブルT12の新たなレコードとして登録される。
なお、移動通信端末20以外の装置から配達依頼が行われることとしてもよい。
次に、配達管理サーバ10では、配達依頼に基づいて、配達員50に対して、依頼者が指定した受取所30への、指定した物品の配達が指示される。
次に、配達員50は、指定された受取所30へ配達の対象となる物品を配達する。具体的には、受取所30に設置されているいずれかのロッカーに、配達の対象となる物品を収納する。
次に、配達員50は、受取所30への物品の配達が完了したことを、物品が収納されたロッカーの番号、配達完了日時を示す情報とともに、配達管理サーバ10に通知する。例えば、配達員50が所持する通信端末、又は、受取所30に設けられた通信機器から、該当する配達依頼に関する配達が完了したことを配達管理サーバ10に送信する。あるいは、配達員50が配達管理サーバ10の管理者に、該当する配達依頼に関する配達が完了したことを連絡し、配達管理サーバ10の管理者が操作部12から、該当する配達依頼に関する配達が完了したことを入力してもよい。
配達管理サーバ10では、配達管理テーブルT12において、該当する配達依頼に関するレコードに対して、ロッカー番号、配達完了日時を示す情報が追加される。
次に、配達管理サーバ10は、受取所30への物品の配達完了が通知された場合に、当該受取所30に関連付けられた一又は複数の無線情報発信機器40の識別情報を受取所情報テーブルT11から取得し、取得された無線情報発信機器40の識別情報を、通信部15を介して移動通信端末20に通知する。この際、配達管理サーバ10は、該当する配達依頼に関する物品、受取所、ロッカー番号、配達完了日時を示す情報を配達管理テーブルT12から取得し、無線情報発信機器40の識別情報と対応付けて、移動通信端末20に通知する。また、配達管理サーバ10は、物品が配達された受取所30の位置情報を受取所情報テーブルT11から取得し、取得された受取所30の位置情報を移動通信端末20に通知する。
移動通信端末20では、配達管理サーバ10から受信した無線情報発信機器40の識別情報、物品、受取所、位置情報、ロッカー番号、配達完了日時が対応付けられて、通知内容管理テーブルT21の新たなレコードとして登録される。
無線情報発信機器40のそれぞれは、常時、当該無線情報発信機器40に固有の識別情報を無線発信している。
移動通信端末20を携帯する利用者が、列車で移動する際等に、受取所30又はその近傍に設置された無線情報発信機器40の近くを通過すると、移動通信端末20は、無線情報発信機器40から発信された識別情報を受信する。
移動通信端末20は、無線情報発信機器40から受信した識別情報と、配達管理サーバ10から通知された識別情報と、を比較し、両者が一致した場合に、受取所30に受け取り可能な物品があることを表示部23に表示させる。
図5は、配達管理サーバ10により実行される処理を示すフローチャートである。本処理は、移動通信端末20から配達依頼を受け付ける場合の例である。
以上で、配達管理サーバ10における処理が終了する。
図6及び図7は、移動通信端末20により実行される処理を示すフローチャートである。本処理は、移動通信端末20から配達管理サーバ10に配達依頼を行う場合の例である。
以上で、移動通信端末20における処理が終了する。
通知画面231には、受け取り可能な物品があることを示すメッセージ61、受取所30へ配達された物品を示す情報62、受取所30へ物品の配達が完了してからの経過日数を示す情報63、受取所30の設置位置を示す地図64等が含まれる。さらに、制御部21は、移動通信端末20が有する現在位置情報取得手段により取得された現在位置情報に基づいて、現在位置を示すマークを地図64上に表示させたり、受取所30までの道順を表示させたりしてもよい。
利用者が列車に乗車している際には、受取所30が存在する駅等、目的の駅に到着する直前に移動通信端末20を鞄にしまってしまう場合が多く、受取所30が存在する駅で通知してもマナーモード等で気が付かないおそれがある。これに対し、受取所30が存在する駅の隣接駅を通過するタイミングで通知することができれば、利用者も通知に気が付きやすい。
実際の運用としては、例えば、受取所30が存在する駅と隣接駅のプラットホームにそれぞれ設置された無線情報発信機器40の識別情報が受取所30に関連付けられているとともに、通知抑制識別情報として定められている場合が想定される。この場合、利用者が乗車している列車が隣接駅に到着し、その列車が隣接駅から一定距離だけ離れたタイミングで通知が行われる。また、受取所30が存在する駅においても、利用者がプラットホームからコンコース等に移動したタイミングで通知が行われる。いずれにしても、利用者がプラットホームから離れた状況で通知が行われるため、利用者がプラットホーム付近で移動通信端末20を操作しながら歩行する等の危険行為を回避することができる。
また、物品配達管理システム100に含まれる無線情報発信機器40の識別情報のうち予め定められた通知抑制識別情報の全てが、各移動通信端末20の記憶部24に記憶されていなくてもよい。例えば、配達管理サーバ10から利用者の移動通信端末20に、今回利用者が物品を受け取る受取所30に関連付けられた無線情報発信機器40の識別情報を通知する際に、当該受取所30に関連付けられた無線情報発信機器40の識別情報の一部又は全部を、通知抑制識別情報として通知することとしてもよい。
11 制御部
14 記憶部
15 通信部
20 移動通信端末
21 制御部
22 操作部
23 表示部
24 記憶部
25 通信部
30 受取所
40 無線情報発信機器
100 物品配達管理システム
T11 受取所情報テーブル
T12 配達管理テーブル
T21 通知内容管理テーブル
Claims (5)
- 受取所への物品の配達依頼を受け付ける配達管理サーバと、
前記受取所又はその近傍に設置され、当該受取所に関連付けられ、固有の識別情報を無線発信可能な無線情報発信機器と、
利用者が携帯する移動通信端末と、
を備える物品配達管理システムであって、
前記配達管理サーバは、前記受取所への物品の配達完了が通知された場合に、当該受取所に関連付けられた無線情報発信機器の識別情報を前記移動通信端末に通知する通知手段を備え、
前記移動通信端末は、前記無線情報発信機器から発信された識別情報を受信した場合に、当該無線情報発信機器から受信した識別情報と、前記配達管理サーバから通知された識別情報と、を比較し、両者が一致した場合に、前記受取所に受け取り可能な物品があることを表示部に表示させる制御手段を備えることを特徴とする物品配達管理システム。 - 前記配達管理サーバの通知手段は、前記受取所への物品の配達完了が通知された場合に、当該受取所に関連付けられた無線情報発信機器の識別情報と対応付けて、前記受取所へ配達された物品を示す情報を前記移動通信端末に通知し、
前記移動通信端末の制御手段は、前記無線情報発信機器から受信した識別情報と、前記配達管理サーバから通知された識別情報と、が一致した場合に、前記受取所へ配達された物品を示す情報を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1に記載の物品配達管理システム。 - 前記移動通信端末の制御手段は、前記無線情報発信機器から受信した識別情報と、前記配達管理サーバから通知された識別情報と、が一致した場合に、前記受取所へ物品の配達が完了してからの経過日数を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1又は2に記載の物品配達管理システム。
- 前記移動通信端末の制御手段は、前記無線情報発信機器から受信した識別情報と、前記配達管理サーバから通知された識別情報と、が一致した場合に、前記受取所の設置位置を示す情報を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の物品配達管理システム。
- 前記移動通信端末は、前記無線情報発信機器の識別情報のうち予め定められた通知抑制識別情報を記憶する記憶手段を備え、
前記移動通信端末の制御手段は、前記無線情報発信機器から受信した識別情報と、前記配達管理サーバから通知された識別情報と、が一致した場合であっても、前記無線情報発信機器から受信した識別情報と、前記通知抑制識別情報と、が一致した場合には、前記受取所に受け取り可能な物品があることの前記表示部への表示を抑制し、前記通知抑制識別情報と一致する識別情報の受信が終了した後に、前記受取所に受け取り可能な物品があることを前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の物品配達管理システム。
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