JP2004232966A - ロータリーキルン装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】精度よくシールするとともに、加熱処理された処理物を円滑に搬出できるロータリーキルン装置を提供する。
【解決手段】回転駆動可能な横長円筒状の主筒部2を有するロータリーキルン装置であって、キルン本体3は、前記主筒部の後端部を、主筒部と同芯な搬出孔11に連通して後方にのびかつ主筒部よりも小径の導出管10を有する背板12により閉じるとともに、前記キルン本体は、前記背板に前記搬出孔の周縁に沿って設けられることにより凹状をなす溜り部13と、前記主筒部の内面から前記溜り部の一方の縁に連なり、キルン本体の回転とともに処理物を持ち上げかつ前記溜り部に流し込むガイド部14とを有する送出し手段を具えるとともに、キルン本体と、加熱手段、又は排出部8との間を前記導出管の外周面を用いてシールすることを特徴とする。
【選択図】 図3
【解決手段】回転駆動可能な横長円筒状の主筒部2を有するロータリーキルン装置であって、キルン本体3は、前記主筒部の後端部を、主筒部と同芯な搬出孔11に連通して後方にのびかつ主筒部よりも小径の導出管10を有する背板12により閉じるとともに、前記キルン本体は、前記背板に前記搬出孔の周縁に沿って設けられることにより凹状をなす溜り部13と、前記主筒部の内面から前記溜り部の一方の縁に連なり、キルン本体の回転とともに処理物を持ち上げかつ前記溜り部に流し込むガイド部14とを有する送出し手段を具えるとともに、キルン本体と、加熱手段、又は排出部8との間を前記導出管の外周面を用いてシールすることを特徴とする。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転する筒体状のキルン本体を用いて被処理物を加熱処理するロータリーキルン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
回転するキルン本体を用いて撹拌しつつ加熱処理するロータリーキルン装置は、各種の有機、無機物の加熱による反応、分解などのために多用されているが、従来のロータリーキルン装置は、通常、例えば図11に例示するように、キルン本体aの後端部は、該キルン本体aの比較的大径の主筒部bがその全面で排出部cに開口して処理物の排出を容易とし、そのため、キルン本体aと排出部cとの間のシールdは、この大径の主筒部bの外周面で行われていた。その結果、大径の主筒部bの温度変化による熱膨張の差、真円度、その熱変形などにより、シールdによる密封度合いが減じやすい。
【0003】
他方、被処理物の処理の間の無用な化学反応を防ぐため、キルン本体a内部の例えば窒素雰囲気を保持し、又処理中に生じる廃ガスの漏洩を防ぐとともに、高温ガスの漏出を防いで内部温度の変化、エネルギーロスを抑制するなど、キルン本体aの密封度合いの向上が望まれる場合が多い。
【0004】
このため、主筒部から、この主筒部よりも小径の導出管を用いてシールすることを記載する提案があり(例えば特許文献1参照)、このものでは、大径の主筒部の後端部まで熱反応されつつ内面を搬送された処理物は、該主筒部の後端の背板に形成した導出管と、主筒部内面との間の段差を越えて排出されることが必要となる。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−91161号公報(第1図等)
【0006】
このため、この提案のものでは、2枚、又図12(A)に示すように、3枚の掻き上げ板eを用いて内面の処理物を導出管fに持ち上げ排出することを意図していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このものでは、3枚の掻き上げ板eを用いるものであっても、前記掻き上げ板eでキルン本体aの内面から持ち上げられた処理物は、図12(B)〜(D)に示すように、多くが導出管fに挿入、排出されずそのまま他方の掻き上げ板eから前記内面に多くが環流し、排出効果に劣り、ときに繰り返し加熱によって過加熱が生じる場合があることが判明した。
【0008】
本発明は、導出管の搬出孔の周縁に沿って設けられることにより凹状をなす溜り部を設けることを基本として、精度よくシールするとともに、加熱処理された処理物を円滑に搬出できるロータリーキルン装置の提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、回転駆動可能な横長円筒状の主筒部を有するキルン本体と、このキルン本体内部を加熱する加熱手段と、前記キルン本体の前部に設けられ被処理物を送り込む供給部と、後部に設けられ被処理物がキルン本体で処理された処理物を搬出する排出部とからなるロータリーキルン装置であって、
前記キルン本体は、前記主筒部の後端部を、主筒部と同芯な搬出孔に連通して後方にのびかつ主筒部よりも小径の導出管を有する背板により閉じるとともに、前記キルン本体は、前記背板に前記搬出孔の周縁に沿って設けられることにより凹状をなす溜り部と、前記主筒部の内面から前記溜り部の一方の縁に連なり、キルン本体の回転とともに処理物を持ち上げかつ前記溜り部に流し込むガイド部とを有する送出し手段を具えるとともに、
キルン本体と、前記加熱手段、又は排出部との間を前記導出管の外周面を用いてシールすることを特徴としている。
【0010】
請求項2に係る発明は、前記導出管が、前記溜り部内の処理物を後方に搬送するスクリューコンベアーをその内部に具え、かつ請求項3に係る発明は、前記溜り部が搬出孔の周縁に沿い該搬出孔を120〜270゜の開き角度で囲む樋状をなし、かつ前記ガイド部は、前記溜り部の一方の縁に連なるとともに、主筒部の内面との接続位置を、前記一方の縁の周方向位置よりもキルン本体の回転の先行側とすることにより、キルン本体の回転とともに前記処理物を半径方向内方に移動し前記溜り部に送り込む湾曲形状としたことを特徴としている。
【0011】
又請求項4に係る発明は、前記送出し手段が、前記溜り部、及びガイド部を板状体により形成したこと、かつ請求項5に係る発明は、前記送出し手段が、前記溜り部、及びガイド部を、前記背板前面に設けた厚肉部を凹ませることにより形成したこと、さらに請求項6に係る発明は、前記溜り部の前側縁に、処理物の落下を防ぐ立上げ部を設けたことを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。図1に示すように、本発明のロータリーキルン装置1は、回転駆動可能な横長円筒状の主筒部2を有するキルン本体3と、このキルン本体3内部を加熱する加熱手段4と、前記キルン本体3の前部に設けられ被処理物5を送り込む供給部6と、後部に設けられ被処理物5がキルン本体3で処理された処理物7を搬出する排出部8とからなり、前記キルン本体3には、前記処理物7の送出し手段9を具えている。
【0013】
前記キルン本体3は、図1〜3に示すように、例えば0.5〜3m程度の比較的大径かつ長さ約2〜20m程度の比較的長尺の主筒部2の前端部に、主筒部2と同芯の搬入孔24を穿設した前板25を設けかつ前板25には前記搬入孔24と同径の内孔を有する小径の導入管26が前方に突設される。また後端部を、主筒部2と同芯の搬出孔11を設けた背板12で閉じ、かつ該背板12には搬出孔11と同径の内孔を有し該搬出孔11に連通して後方にのびかつ主筒部2よりも小径の導出管10を突設している。なお導出管10の内径は10cm〜50cm程度であって、例えば主筒部2の内径の1/3〜1/10倍程度のものを採用しうる。これにより、主筒部2の内面と、前記搬出孔11の内孔面との間には、半径距離Roの段差を生じている。
【0014】
又本形態においては、前記導入管26と、導出管10とは、周方向に隔設されたローラ29を有する軸受け台30a、30bにより、前記主筒部2の後端側が低く、2〜5゜、例えば約3゜傾斜させて回転可能に枢支し、又キルン本体3は、例えばウオームホイール、ウオームなどをモータにより駆動する減速駆動装置31により低速にて回転駆動される。なお、駆動装置として、その駆動位置、駆動機など各種の態様、台数のものを利用できる。
【0015】
前記加熱手段4は、図1に示すように、本形態では、加熱炉本体33と加熱部37とを有し、加熱炉本体33は、前記キルン本体3全体を覆う横長円筒状の主筒34前後の端板35,35を、前記導入管26,導出管10の外周面を用いて適宜の耐熱性のシール手段S1、S1によりシールしている。小径の導入管26,導出管10の外周面との間でシールするため、導入管26,導出管10の熱変形を減じるとともに真円度の精度を高めかつ芯合わせが容易であり、シール性能を高めうる。シール手段Sとして、ロックウールなどの無機耐熱材料等からなるものの他、ラビリンス形式のもの、又例えば図8に例示する、一方に周設したフランジSaに、他方に設けられバネにより押し付け側に付勢されて軸封されつつ軸方向に移動可能な押し板Sbの摺動板Scを摺接させる形式の機械式のものなど種々の耐熱性のが利用しうる。またシール手段Sには適宜の空、液体冷却装置を併用することもでき、さらにキルン本体3と加熱手段4とは、前後の少なくとも一方を、主筒部2の外周面との間でシールすることもできる。
【0016】
又前記加熱部37は、加熱手段、熱風発生部等を有し、前記加熱炉本体33前後に通じる送風管39、39を用いて例えば、熱風をキルン本体3との間で循環させ、キルン本体3を加熱する。なお、加熱炉本体33内で直接燃料を燃焼させるなど、種々の形式の加熱手段4を採用できる。
【0017】
前記キルン本体3の前端部に配置された前記供給部6は、前記導入管26の外周面との間を、前記シール手段S1と同様なシール手段S2を用いてシールされる箱状の基体40を有する。また基体40には、例えば上端に、被処理物5を貯留して例えば落下供給する収納部42が設けられ、基体40と収納部42との間は継ぎ管により密封連結されるとともに、その間の開閉弁43A、及び収納部42の例えば上端に開閉弁43Bを設けることにより、供給部6は、開閉動作、即ち一方の開閉弁を開くときは他方を閉じる等によりキルン本体3との間の他は、略気密に保持させうる。
【0018】
又供給部6には、前記導入管26を通るスクリューコンベアー45Aからなる送込み具45が設けられ、収納部42からの被処理物5を連続してキルン本体3に所定量を送給できる。なおスクリュー軸の先端は適宜軸受けされている。
【0019】
前記キルン本体3の後端部に設ける前記排出部8は、前記導出管10の外周面を用いて、前記シール手段S1と同様なシール手段S3によりシールされ、かつ下部をホッパ状とした箱状の基体50を有する。また基体50には、下端に例えば、処理物7を該基体50から受ける貯留部51が設けられ、かつ基体50と貯留部51との間は継ぎ管により密封連結されるとともに、その間の開閉弁53A、及び貯留部51の取出し口に他の開閉弁53Bを設けることにより、その開閉動作により、排出部8は、キルン本体3と間の他は、略気密に保持させうる。又基体50には、前記導出管10を通って基体50に流出する雰囲気ガス、分解ガスなどの内部ガスを目的に応じて環流、または収集して処理するガス処理部55を設けている。
【0020】
なお、前記排出部8には、その他、処理物7を分別する分別装置、処理物7に振動を加え分離する分離装置等、キルン本体3から搬出された処理物7を受入れる装置等を包含でき、従ってキルン本体3とこれら装置等からなる各種の排出部8との間を導出管10の外周面を用いてシールする形態も、本発明の技術的範囲に含まれる。
【0021】
また、基体50には、前記導出管10の内孔を通り、先端部が前記背板12を越えてキルン本体3内に突出する突出部56を有する例えばスクリューコンベアー57Aからなる取出し具57を設けている。この取出し具57は、キリン本体3の前記背板12の前面に形成された凹状をなす溜り部13と、この溜り部13の一方の縁に連なりキルン本体3の内面に至るガイド部14とからなる持上げ手段15と協働して、キルン本体3内の処理物7を前記搬出孔11から搬出する前記送出し手段9を構成する。
【0022】
前記持上げ手段15は前記背板12の前面に形成され、又前記溜り部13は、本形態では、図3,4に示すように、前記搬出孔11の周縁に沿ってその略同じ内径で湾曲する凹状をなし、搬出孔11を中心として、両端縁E1,E2間の挟み角度αが120゜〜270゜、好ましくは150゜〜210゜程度とした扇形状をなして該搬出孔11を囲む樋状に湾曲する板状体により形成している。又前記ガイド部14は,キルン本体3の回転方向に対して先端となる、本形態では前記端縁E1を一端K1として、前記主筒部2の内面の他端K2まで前記段差Roをのびる板状体であり、前記他端K2を前記端縁E1よりもキルン本体3の回転方向に先行させた位置として湾曲させる。又持上げ手段15には、その前縁に、立上げ部16を連続して形成している。
【0023】
従って、前記収納部42から継ぎ管の開閉弁43Aを開き、被処理物5を前記供給部6に送り込む。送込み具45を駆動することにより前記導入管26から被処理物5をキルン本体3内部に送給できる。このキルン本体3は前記のように、加熱手段4により加熱され、内部の被処理物5を加熱して各種反応が生じさせ、回転により撹拌しつつ後端部に送り、その間に被処理物5は熱処理により処理物7となる。
【0024】
又後端部に到達した処理物7は、図4(A)、(B)に示すように、前記持上げ手段15のガイド部14の前記他端K2がすくい上げ、キルン本体3の回転とともに処理物7を持ち上げかつ半径方向内方に徐々に移動して図4(C)のように、上向きの前記溜り部13に流し込む。なお溜り部13は樋状をなすため、ガイド部14上で移動する処理物は前記他端E2を越えて流出することなく、該溜り部13に貯まる。
【0025】
またこの間、処理物7は前記立上げ部16により前方への流れ落ちを防止される。なお、立上げ部16に換えて、持上げ手段15全体を前記搬出孔11側が下に傾く斜めとし流れ落ちを防止することもできる。又ガイド部14は、前記他端K2が一端K1よりも回転方向に先行する湾曲状の他、半径方向にのびる直線状とすることもでき、さらに図5に示すごとく、溜り部13の挟み角度αを180゜よりも小であって、例えば100゜〜150゜程度とすることにより2つの持上げ手段15,15を形成して、連続的な持上げをなしうるようにも構成できる。
【0026】
前記溜り部13の処理物7は、前記スクリューコンベアー57Aからなる取出し具57の前記突出部56により前記導出管10内に送り込まれて前記排出部8の前記基体50内に送給される。又基体50では、前記開閉弁53Aを開くことにより貯留部51に送給できる。又開閉弁53Aを閉じ、開閉弁53Bを開くことにより基体50を略気密に保ちつつ処理物7を外部に送り出しうる。
【0027】
また被処理物5の熱処理のための雰囲気ガス、又は加熱により生じる分解ガスなどの内部ガスは、比較的小径の導出管10,導入管26をその外周面を用いてシールするシール手段S2,S3により軸封されることにより、そのシール機能が向上していることによって、前記開閉弁43A,43B,53A,53Bと協働してその漏洩を減じうる。
【0028】
図6、7は、前記持ち上げ手段15の異なる形態を示し、キルン本体3の主筒部2の背板12の前面に該背板12と平行で一定間隔を隔てた隔板60を設けることにより背板12に厚肉部18を形成し、この厚肉部18を、背板12に向かい背板12に達する継ぎ板62を設けることにより凹ませ、前記搬出孔11の周縁に沿って設けられる凹状の溜り部13と、前記主筒部2の内面から前記溜り部13の先行側の一端縁E1連なり、キルン本体3の回転とともに処理物を持ち上げかつ前記溜り部13に流し込むガイド部14とを有する持ち上げ手段15を形成している。なお、溜り部13の他端縁E2には、キルン本体3の内面に達する導入部64を形成し、図7(A)〜(C)に示すごとく、前記ガイド部14と導入部64との間が下を向く間に、その間に侵入する処理物7をガイド部14により持ち上げうる。なお、立上げ部を設けることもできる。
【0029】
図9、10に示すロータリーキルン装置1は、キルン本体3の主筒部2の中央部分を加熱炉本体33が覆い、加熱炉本体33は主筒部2の外周面を用いてシール手段S1によりシールしている。また、主筒部2の前部と後部が、軸受け台30a、30bにより枢支され、かつ減速駆動装置31で回転駆動されている。
【0030】
なお、本発明のロータリーキルン装置は、記載した態様を含めて種々変形でき、かつ多様な用途に使用しうる。
【0031】
【発明の効果】
このように、本発明のロータリーキルン装置は、キルン本体の主筒部の後端部を搬出孔に連通する主筒部よりも小径の導出管を有する背板により閉じ、前記搬出孔の周縁に沿って設けられる溜り部と、キルン本体の回転とともに処理物を持ち上げかつ前記溜り部に流し込むガイド部とを有する送出し手段を具えるとともに、キルン本体と、前記加熱手段、又は排出部との間を前記導出管の外周面を用いてシールすることを基本として、処理物を滞留することなく円滑に排出部に送り出すことができる。またシール効果を向上でき、キルン本体内の温度管理の精度を高めうるとともに、雰囲気ガスの漏洩を防いで生産性を高め、かつ分解ガスなどの漏出も防止して環境の改善にも役立ち、かつエネルギーロスを減じることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を例示する概略断面図である。
【図2】その前端部を例示する斜視図である。
【図3】その後端部を例示する斜視図である。
【図4】(A)〜(C)は、キルン本体の異なる回転位相における図1のX1−X1断面図である。
【図5】持上げ手段の他の例を示す断面図である。
【図6】持上げ手段の他の形態を例示する斜視図である。
【図7】(A)〜(C)は、その作用を例示する断面図である。
【図8】シール手段を例示する断面図である。
【図9】本発明の異なる実施の形態を示す概略断面図である。
【図10】その後端部を示す斜視図である。
【図11】従来装置を例示する概略断面図である。
【図12】従来の持上げ手段を例示する断面図である。
【符号の説明】
1 ロータリーキルン装置
2 主筒部
3 キルン本体
4 加熱手段
5 被処理物
6 供給部
7 処理物
8 排出部
9 送出し手段
10 導出管
11 搬出孔
12 背板
13 溜り部
14 ガイド部
15 持上げ手段
16 立上げ部
18 厚肉部
57A スクリューコンベヤ
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転する筒体状のキルン本体を用いて被処理物を加熱処理するロータリーキルン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
回転するキルン本体を用いて撹拌しつつ加熱処理するロータリーキルン装置は、各種の有機、無機物の加熱による反応、分解などのために多用されているが、従来のロータリーキルン装置は、通常、例えば図11に例示するように、キルン本体aの後端部は、該キルン本体aの比較的大径の主筒部bがその全面で排出部cに開口して処理物の排出を容易とし、そのため、キルン本体aと排出部cとの間のシールdは、この大径の主筒部bの外周面で行われていた。その結果、大径の主筒部bの温度変化による熱膨張の差、真円度、その熱変形などにより、シールdによる密封度合いが減じやすい。
【0003】
他方、被処理物の処理の間の無用な化学反応を防ぐため、キルン本体a内部の例えば窒素雰囲気を保持し、又処理中に生じる廃ガスの漏洩を防ぐとともに、高温ガスの漏出を防いで内部温度の変化、エネルギーロスを抑制するなど、キルン本体aの密封度合いの向上が望まれる場合が多い。
【0004】
このため、主筒部から、この主筒部よりも小径の導出管を用いてシールすることを記載する提案があり(例えば特許文献1参照)、このものでは、大径の主筒部の後端部まで熱反応されつつ内面を搬送された処理物は、該主筒部の後端の背板に形成した導出管と、主筒部内面との間の段差を越えて排出されることが必要となる。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−91161号公報(第1図等)
【0006】
このため、この提案のものでは、2枚、又図12(A)に示すように、3枚の掻き上げ板eを用いて内面の処理物を導出管fに持ち上げ排出することを意図していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このものでは、3枚の掻き上げ板eを用いるものであっても、前記掻き上げ板eでキルン本体aの内面から持ち上げられた処理物は、図12(B)〜(D)に示すように、多くが導出管fに挿入、排出されずそのまま他方の掻き上げ板eから前記内面に多くが環流し、排出効果に劣り、ときに繰り返し加熱によって過加熱が生じる場合があることが判明した。
【0008】
本発明は、導出管の搬出孔の周縁に沿って設けられることにより凹状をなす溜り部を設けることを基本として、精度よくシールするとともに、加熱処理された処理物を円滑に搬出できるロータリーキルン装置の提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、回転駆動可能な横長円筒状の主筒部を有するキルン本体と、このキルン本体内部を加熱する加熱手段と、前記キルン本体の前部に設けられ被処理物を送り込む供給部と、後部に設けられ被処理物がキルン本体で処理された処理物を搬出する排出部とからなるロータリーキルン装置であって、
前記キルン本体は、前記主筒部の後端部を、主筒部と同芯な搬出孔に連通して後方にのびかつ主筒部よりも小径の導出管を有する背板により閉じるとともに、前記キルン本体は、前記背板に前記搬出孔の周縁に沿って設けられることにより凹状をなす溜り部と、前記主筒部の内面から前記溜り部の一方の縁に連なり、キルン本体の回転とともに処理物を持ち上げかつ前記溜り部に流し込むガイド部とを有する送出し手段を具えるとともに、
キルン本体と、前記加熱手段、又は排出部との間を前記導出管の外周面を用いてシールすることを特徴としている。
【0010】
請求項2に係る発明は、前記導出管が、前記溜り部内の処理物を後方に搬送するスクリューコンベアーをその内部に具え、かつ請求項3に係る発明は、前記溜り部が搬出孔の周縁に沿い該搬出孔を120〜270゜の開き角度で囲む樋状をなし、かつ前記ガイド部は、前記溜り部の一方の縁に連なるとともに、主筒部の内面との接続位置を、前記一方の縁の周方向位置よりもキルン本体の回転の先行側とすることにより、キルン本体の回転とともに前記処理物を半径方向内方に移動し前記溜り部に送り込む湾曲形状としたことを特徴としている。
【0011】
又請求項4に係る発明は、前記送出し手段が、前記溜り部、及びガイド部を板状体により形成したこと、かつ請求項5に係る発明は、前記送出し手段が、前記溜り部、及びガイド部を、前記背板前面に設けた厚肉部を凹ませることにより形成したこと、さらに請求項6に係る発明は、前記溜り部の前側縁に、処理物の落下を防ぐ立上げ部を設けたことを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。図1に示すように、本発明のロータリーキルン装置1は、回転駆動可能な横長円筒状の主筒部2を有するキルン本体3と、このキルン本体3内部を加熱する加熱手段4と、前記キルン本体3の前部に設けられ被処理物5を送り込む供給部6と、後部に設けられ被処理物5がキルン本体3で処理された処理物7を搬出する排出部8とからなり、前記キルン本体3には、前記処理物7の送出し手段9を具えている。
【0013】
前記キルン本体3は、図1〜3に示すように、例えば0.5〜3m程度の比較的大径かつ長さ約2〜20m程度の比較的長尺の主筒部2の前端部に、主筒部2と同芯の搬入孔24を穿設した前板25を設けかつ前板25には前記搬入孔24と同径の内孔を有する小径の導入管26が前方に突設される。また後端部を、主筒部2と同芯の搬出孔11を設けた背板12で閉じ、かつ該背板12には搬出孔11と同径の内孔を有し該搬出孔11に連通して後方にのびかつ主筒部2よりも小径の導出管10を突設している。なお導出管10の内径は10cm〜50cm程度であって、例えば主筒部2の内径の1/3〜1/10倍程度のものを採用しうる。これにより、主筒部2の内面と、前記搬出孔11の内孔面との間には、半径距離Roの段差を生じている。
【0014】
又本形態においては、前記導入管26と、導出管10とは、周方向に隔設されたローラ29を有する軸受け台30a、30bにより、前記主筒部2の後端側が低く、2〜5゜、例えば約3゜傾斜させて回転可能に枢支し、又キルン本体3は、例えばウオームホイール、ウオームなどをモータにより駆動する減速駆動装置31により低速にて回転駆動される。なお、駆動装置として、その駆動位置、駆動機など各種の態様、台数のものを利用できる。
【0015】
前記加熱手段4は、図1に示すように、本形態では、加熱炉本体33と加熱部37とを有し、加熱炉本体33は、前記キルン本体3全体を覆う横長円筒状の主筒34前後の端板35,35を、前記導入管26,導出管10の外周面を用いて適宜の耐熱性のシール手段S1、S1によりシールしている。小径の導入管26,導出管10の外周面との間でシールするため、導入管26,導出管10の熱変形を減じるとともに真円度の精度を高めかつ芯合わせが容易であり、シール性能を高めうる。シール手段Sとして、ロックウールなどの無機耐熱材料等からなるものの他、ラビリンス形式のもの、又例えば図8に例示する、一方に周設したフランジSaに、他方に設けられバネにより押し付け側に付勢されて軸封されつつ軸方向に移動可能な押し板Sbの摺動板Scを摺接させる形式の機械式のものなど種々の耐熱性のが利用しうる。またシール手段Sには適宜の空、液体冷却装置を併用することもでき、さらにキルン本体3と加熱手段4とは、前後の少なくとも一方を、主筒部2の外周面との間でシールすることもできる。
【0016】
又前記加熱部37は、加熱手段、熱風発生部等を有し、前記加熱炉本体33前後に通じる送風管39、39を用いて例えば、熱風をキルン本体3との間で循環させ、キルン本体3を加熱する。なお、加熱炉本体33内で直接燃料を燃焼させるなど、種々の形式の加熱手段4を採用できる。
【0017】
前記キルン本体3の前端部に配置された前記供給部6は、前記導入管26の外周面との間を、前記シール手段S1と同様なシール手段S2を用いてシールされる箱状の基体40を有する。また基体40には、例えば上端に、被処理物5を貯留して例えば落下供給する収納部42が設けられ、基体40と収納部42との間は継ぎ管により密封連結されるとともに、その間の開閉弁43A、及び収納部42の例えば上端に開閉弁43Bを設けることにより、供給部6は、開閉動作、即ち一方の開閉弁を開くときは他方を閉じる等によりキルン本体3との間の他は、略気密に保持させうる。
【0018】
又供給部6には、前記導入管26を通るスクリューコンベアー45Aからなる送込み具45が設けられ、収納部42からの被処理物5を連続してキルン本体3に所定量を送給できる。なおスクリュー軸の先端は適宜軸受けされている。
【0019】
前記キルン本体3の後端部に設ける前記排出部8は、前記導出管10の外周面を用いて、前記シール手段S1と同様なシール手段S3によりシールされ、かつ下部をホッパ状とした箱状の基体50を有する。また基体50には、下端に例えば、処理物7を該基体50から受ける貯留部51が設けられ、かつ基体50と貯留部51との間は継ぎ管により密封連結されるとともに、その間の開閉弁53A、及び貯留部51の取出し口に他の開閉弁53Bを設けることにより、その開閉動作により、排出部8は、キルン本体3と間の他は、略気密に保持させうる。又基体50には、前記導出管10を通って基体50に流出する雰囲気ガス、分解ガスなどの内部ガスを目的に応じて環流、または収集して処理するガス処理部55を設けている。
【0020】
なお、前記排出部8には、その他、処理物7を分別する分別装置、処理物7に振動を加え分離する分離装置等、キルン本体3から搬出された処理物7を受入れる装置等を包含でき、従ってキルン本体3とこれら装置等からなる各種の排出部8との間を導出管10の外周面を用いてシールする形態も、本発明の技術的範囲に含まれる。
【0021】
また、基体50には、前記導出管10の内孔を通り、先端部が前記背板12を越えてキルン本体3内に突出する突出部56を有する例えばスクリューコンベアー57Aからなる取出し具57を設けている。この取出し具57は、キリン本体3の前記背板12の前面に形成された凹状をなす溜り部13と、この溜り部13の一方の縁に連なりキルン本体3の内面に至るガイド部14とからなる持上げ手段15と協働して、キルン本体3内の処理物7を前記搬出孔11から搬出する前記送出し手段9を構成する。
【0022】
前記持上げ手段15は前記背板12の前面に形成され、又前記溜り部13は、本形態では、図3,4に示すように、前記搬出孔11の周縁に沿ってその略同じ内径で湾曲する凹状をなし、搬出孔11を中心として、両端縁E1,E2間の挟み角度αが120゜〜270゜、好ましくは150゜〜210゜程度とした扇形状をなして該搬出孔11を囲む樋状に湾曲する板状体により形成している。又前記ガイド部14は,キルン本体3の回転方向に対して先端となる、本形態では前記端縁E1を一端K1として、前記主筒部2の内面の他端K2まで前記段差Roをのびる板状体であり、前記他端K2を前記端縁E1よりもキルン本体3の回転方向に先行させた位置として湾曲させる。又持上げ手段15には、その前縁に、立上げ部16を連続して形成している。
【0023】
従って、前記収納部42から継ぎ管の開閉弁43Aを開き、被処理物5を前記供給部6に送り込む。送込み具45を駆動することにより前記導入管26から被処理物5をキルン本体3内部に送給できる。このキルン本体3は前記のように、加熱手段4により加熱され、内部の被処理物5を加熱して各種反応が生じさせ、回転により撹拌しつつ後端部に送り、その間に被処理物5は熱処理により処理物7となる。
【0024】
又後端部に到達した処理物7は、図4(A)、(B)に示すように、前記持上げ手段15のガイド部14の前記他端K2がすくい上げ、キルン本体3の回転とともに処理物7を持ち上げかつ半径方向内方に徐々に移動して図4(C)のように、上向きの前記溜り部13に流し込む。なお溜り部13は樋状をなすため、ガイド部14上で移動する処理物は前記他端E2を越えて流出することなく、該溜り部13に貯まる。
【0025】
またこの間、処理物7は前記立上げ部16により前方への流れ落ちを防止される。なお、立上げ部16に換えて、持上げ手段15全体を前記搬出孔11側が下に傾く斜めとし流れ落ちを防止することもできる。又ガイド部14は、前記他端K2が一端K1よりも回転方向に先行する湾曲状の他、半径方向にのびる直線状とすることもでき、さらに図5に示すごとく、溜り部13の挟み角度αを180゜よりも小であって、例えば100゜〜150゜程度とすることにより2つの持上げ手段15,15を形成して、連続的な持上げをなしうるようにも構成できる。
【0026】
前記溜り部13の処理物7は、前記スクリューコンベアー57Aからなる取出し具57の前記突出部56により前記導出管10内に送り込まれて前記排出部8の前記基体50内に送給される。又基体50では、前記開閉弁53Aを開くことにより貯留部51に送給できる。又開閉弁53Aを閉じ、開閉弁53Bを開くことにより基体50を略気密に保ちつつ処理物7を外部に送り出しうる。
【0027】
また被処理物5の熱処理のための雰囲気ガス、又は加熱により生じる分解ガスなどの内部ガスは、比較的小径の導出管10,導入管26をその外周面を用いてシールするシール手段S2,S3により軸封されることにより、そのシール機能が向上していることによって、前記開閉弁43A,43B,53A,53Bと協働してその漏洩を減じうる。
【0028】
図6、7は、前記持ち上げ手段15の異なる形態を示し、キルン本体3の主筒部2の背板12の前面に該背板12と平行で一定間隔を隔てた隔板60を設けることにより背板12に厚肉部18を形成し、この厚肉部18を、背板12に向かい背板12に達する継ぎ板62を設けることにより凹ませ、前記搬出孔11の周縁に沿って設けられる凹状の溜り部13と、前記主筒部2の内面から前記溜り部13の先行側の一端縁E1連なり、キルン本体3の回転とともに処理物を持ち上げかつ前記溜り部13に流し込むガイド部14とを有する持ち上げ手段15を形成している。なお、溜り部13の他端縁E2には、キルン本体3の内面に達する導入部64を形成し、図7(A)〜(C)に示すごとく、前記ガイド部14と導入部64との間が下を向く間に、その間に侵入する処理物7をガイド部14により持ち上げうる。なお、立上げ部を設けることもできる。
【0029】
図9、10に示すロータリーキルン装置1は、キルン本体3の主筒部2の中央部分を加熱炉本体33が覆い、加熱炉本体33は主筒部2の外周面を用いてシール手段S1によりシールしている。また、主筒部2の前部と後部が、軸受け台30a、30bにより枢支され、かつ減速駆動装置31で回転駆動されている。
【0030】
なお、本発明のロータリーキルン装置は、記載した態様を含めて種々変形でき、かつ多様な用途に使用しうる。
【0031】
【発明の効果】
このように、本発明のロータリーキルン装置は、キルン本体の主筒部の後端部を搬出孔に連通する主筒部よりも小径の導出管を有する背板により閉じ、前記搬出孔の周縁に沿って設けられる溜り部と、キルン本体の回転とともに処理物を持ち上げかつ前記溜り部に流し込むガイド部とを有する送出し手段を具えるとともに、キルン本体と、前記加熱手段、又は排出部との間を前記導出管の外周面を用いてシールすることを基本として、処理物を滞留することなく円滑に排出部に送り出すことができる。またシール効果を向上でき、キルン本体内の温度管理の精度を高めうるとともに、雰囲気ガスの漏洩を防いで生産性を高め、かつ分解ガスなどの漏出も防止して環境の改善にも役立ち、かつエネルギーロスを減じることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を例示する概略断面図である。
【図2】その前端部を例示する斜視図である。
【図3】その後端部を例示する斜視図である。
【図4】(A)〜(C)は、キルン本体の異なる回転位相における図1のX1−X1断面図である。
【図5】持上げ手段の他の例を示す断面図である。
【図6】持上げ手段の他の形態を例示する斜視図である。
【図7】(A)〜(C)は、その作用を例示する断面図である。
【図8】シール手段を例示する断面図である。
【図9】本発明の異なる実施の形態を示す概略断面図である。
【図10】その後端部を示す斜視図である。
【図11】従来装置を例示する概略断面図である。
【図12】従来の持上げ手段を例示する断面図である。
【符号の説明】
1 ロータリーキルン装置
2 主筒部
3 キルン本体
4 加熱手段
5 被処理物
6 供給部
7 処理物
8 排出部
9 送出し手段
10 導出管
11 搬出孔
12 背板
13 溜り部
14 ガイド部
15 持上げ手段
16 立上げ部
18 厚肉部
57A スクリューコンベヤ
Claims (6)
- 回転駆動可能な横長円筒状の主筒部を有するキルン本体と、このキルン本体内部を加熱する加熱手段と、前記キルン本体の前部に設けられ被処理物を送り込む供給部と、後部に設けられ被処理物がキルン本体で処理された処理物を搬出する排出部とからなるロータリーキルン装置であって、
前記キルン本体は、前記主筒部の後端部を、主筒部と同芯な搬出孔に連通して後方にのびかつ主筒部よりも小径の導出管を有する背板により閉じるとともに、前記キルン本体は、前記背板に前記搬出孔の周縁に沿って設けられることにより凹状をなす溜り部と、前記主筒部の内面から前記溜り部の一方の縁に連なり、キルン本体の回転とともに処理物を持ち上げかつ前記溜り部に流し込むガイド部とを有する送出し手段を具えるとともに、
キルン本体と、前記加熱手段、又は排出部との間を前記導出管の外周面を用いてシールすることを特徴とするロータリーキルン装置。 - 前記導出管は、前記溜り部内の処理物を後方に搬送するスクリューコンベアーをその内部に設けたことを特徴とする請求項1記載のロータリーキルン装置。
- 前記溜り部は搬出孔の周縁に沿い該搬出孔を120〜270゜の開き角度で囲む樋状をなし、かつ前記ガイド部は、前記溜り部の一方の縁に連なるとともに、主筒部の内面との接続位置を、前記一方の縁の周方向位置よりもキルン本体の回転の先行側とすることにより、キルン本体の回転とともに前記処理物を半径方向内方に移動し前記溜り部に送り込む湾曲形状としたことを特徴とする請求項1又は2記載のロータリーキルン装置。
- 前記送出し手段は、前記溜り部、及びガイド部を板状体により形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のロータリーキルン装置。
- 前記送出し手段は、前記溜り部、及びガイド部を、前記背板前面に設けた厚肉部を凹ませることにより形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のロータリーキルン装置。
- 前記溜り部の前側縁に、処理物の落下を防ぐ立上げ部を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のロータリーキルン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003022473A JP2004232966A (ja) | 2003-01-30 | 2003-01-30 | ロータリーキルン装置 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105423760A (zh) * | 2015-12-01 | 2016-03-23 | 宜兴天山水泥有限责任公司 | 一种回转窑篦冷机清理雪人的装置 |
JP2016100086A (ja) * | 2014-11-18 | 2016-05-30 | 信越化学工業株式会社 | 回転式筒状炉、非水電解質二次電池用負極活物質の製造方法、非水電解質二次電池用負極活物質、及び非水電解質二次電池 |
JP2016161202A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | 株式会社島川製作所 | ロータリーキルン装置 |
CN114136085A (zh) * | 2021-10-26 | 2022-03-04 | 杰瑞环保科技有限公司 | 窑体密封装置和回转窑 |
-
2003
- 2003-01-30 JP JP2003022473A patent/JP2004232966A/ja active Pending
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