JP7013265B2 - フライアッシュの加熱改質装置および加熱改質方法 - Google Patents

フライアッシュの加熱改質装置および加熱改質方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7013265B2
JP7013265B2 JP2018016799A JP2018016799A JP7013265B2 JP 7013265 B2 JP7013265 B2 JP 7013265B2 JP 2018016799 A JP2018016799 A JP 2018016799A JP 2018016799 A JP2018016799 A JP 2018016799A JP 7013265 B2 JP7013265 B2 JP 7013265B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fly ash
kiln
heating
heat
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018016799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019130507A (ja
Inventor
晴生 渡辺
憲治 柄本
嘉昭 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Engineering Co Ltd
Original Assignee
Kawasaki Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Engineering Co Ltd filed Critical Kawasaki Engineering Co Ltd
Priority to JP2018016799A priority Critical patent/JP7013265B2/ja
Publication of JP2019130507A publication Critical patent/JP2019130507A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7013265B2 publication Critical patent/JP7013265B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency

Description

本発明は、フライアッシュを加熱することによりそれに含まれる未燃カーボンを減少させて良質のフライアッシュとする、フライアッシュの加熱改質装置および加熱改質方法に関するものである。
火力発電所の微粉炭燃焼ボイラー等で回収されるフライアッシュは、含有する未燃カーボンの量を減少させることにより、コンクリート用の混和材等として有効に利用することができる。フライアッシュから未燃カーボンを除去し減少させるためには、従来、ロータリーキルン等からなる加熱改質装置が使用されている。回転するそのキルンの内部で、フライアッシュ中の未燃カーボンを自燃(発火燃焼)させて除去するのである。ロータリーキルンを含む加熱改質装置は、たとえば下記の特許文献1に示されている。
加熱改質装置において従来使用されているロータリーキルンは一般に、連続した空間を有する1台の円筒状炉体の内部に、「フライアッシュの昇温領域」、「未燃カーボンの自燃領域」、「フライアッシュの過発熱抑制領域」の3つの領域が構成されている。特許文献1に記載の例においても同様である。
フライアッシュの昇温領域は、ロータリーキルンのうちフライアッシュの投入側に近い位置にあり、炉内で燃焼する助燃バーナや炉体を外側から加熱する外熱バーナにより、未燃カーボンが自燃開始温度に近づくまでフライアッシュを加熱し昇温させる領域である。自燃領域は、昇温されたフライアッシュ中の未燃カーボンを、この領域の外熱バーナ等で加熱することにより連続的に自燃させる領域である。また、過発熱抑制領域は、未燃カーボンの自燃による過発熱を抑えるための領域である。未燃カーボンの自燃が過剰になってキルン内の温度が高くなりすぎると、フライアッシュの活性が低下して良質のコンクリートを得られなくなるため、上記の自燃領域からこの抑制領域にかけての部分において自燃による過発熱を抑えるのである。
特開2014-44026号公報
良質なフライアッシュを得るためには、ロータリーキルン内の温度管理が重要である。しかし、上記のように3つの領域が一体となったキルンにおいては、温度を制御することが難しく、安定した温度管理が行いがたい。たとえば、フライアッシュの昇温領域においては常温のフライアッシュを自燃開始温度近くにまで速やかに昇温するために強い加熱が望ましいのに対し、自燃領域以降では上記のように過発熱が禁物であるため、一体のキルン内で各領域の温度を適切にコントロールするのは容易でない。そしてそのような点が、処理量を増やすための設備の大型化を困難にする一因ともなっている。
従来の加熱改質装置では、ロータリーキルンの外熱バーナに関する課題もある。外熱バーナがキルンの外周部に設けられていて、その火炎がキルンの胴体を直接に加熱することから、上記各領域を均一に温度制御することが難しいうえ、ロータリーキルンの胴体の一部を焼損させる恐れがある。
本発明は、上記のような課題を解決するために行ったものであり、ロータリーキルンの内部の温度制御を適切に行うことができ、もってフライアッシュを良質なものにすることができる、フライアッシュの好ましい加熱改質装置等を提供することを目的とする。
発明によるフライアッシュの加熱改質装置は、フライアッシュを加熱することにより未燃カーボンを自燃させるフライアッシュの加熱改質装置において、
・ ロータリーキルン内に少なくとも未燃カーボンの自燃領域を設け、
・ そのロータリーキルンに投入する前のフライアッシュを加熱するフライアッシュ予熱器を、
・ 上記キルンとは別に、上記キルン内に向かう経路内であって上記キルン内の圧力が及ばない部分に設けた
ことを特徴とする。図1の加熱改質装置1はその一例であり、図中、符号10がフライアッシュ(FA)予熱器をさしている。
発明による上記の装置は、ロータリーキルンへの投入前のフライアッシュを加熱するフライアッシュ予熱器を設けた点、および、そのフライアッシュ予熱器を、上記キルンとは別に、キルン内に向かう経路内であってキルン内の圧力が及ばない部分に設けた点に格別の特徴を有している。上記フライアッシュ予熱器は、従来のロータリーキルンにおいて「フライアッシュの昇温領域」に相当する部分の全部または一部をキルンとは別の機器としたもので、未燃カーボンの自燃開始温度以下の範囲内でフライアッシュを予熱するためのものである。発明による加熱改質装置は、そのようなフライアッシュ予熱器を、キルンに直結するフライアッシュの投入手段等に設けるのではなく、キルンとは別に、キルン内に向かう経路内であってキルン内の圧力が及ばない部分に設けたのである。
フライアッシュの昇温領域の全部または一部をキルンとは別の装置(フライアッシュ予熱器)にすると、当該装置とキルンとのそれぞれについて内部の温度制御を独立に行うことができる。そのため、未燃カーボンの自燃を適切な温度で進行させやすくなり、フライアッシュを良質なものにするうえで有利である。
しかし、キルンへのフライアッシュの投入手段(キルン内への投入口を有するもの)にフライアッシュの予熱器を付設したり、キルン内の空間と通じあっていてキルン内の圧力が及ぶ箇所に当該予熱器を設けたりすると、必ずしもフライアッシュの温度制御を円滑に行えるとは限らない。投入手段に予熱器を付設した場合、投入の速度を変えるとき予熱器内での滞在時間が変わってフライアッシュの加熱温度まで変化してしまい、投入量と加熱温度とを独立には制御できないのが通常だからである。また、未燃カーボンの自燃中には燃焼ガスの急激な膨張等にともなう圧力変動がキルン内に発生するため、キルン内の空間と連続する箇所にフライアッシュの予熱器を設けた場合には、キルンへのフライアッシュの投入が阻害されることがあるからでもある。
その点、発明の加熱改質装置は、フライアッシュ予熱器をロータリーキルンとは別に(つまり、キルンやそれへの投入口と一体的または連続的に設けるのでなく)、キルン内に向かう経路内であってキルン内の圧力が及ばない部分に設けたことから、上記のような不都合が生じない。そのうえで、フライアッシュ予熱器とキルンとについて内部の温度制御を独立に行えるため、フライアッシュ予熱器でのフライアッシュの加熱と、キルン内でのさらなる加熱および未燃カーボンの自燃を適切に進行させて、良質なフライアッシュを得ることが可能になる。
上記のフライアッシュ予熱器として、つぎのようなスクリュウコンベヤを設けるのが好ましい。すなわち、上記ロータリーキルンに接続されたホッパに向けてフライアッシュを供給するスクリュウコンベヤであって、コンベヤケーシングの外側より熱を与えて、未燃カーボンの自燃開始温度以下の範囲でフライアッシュを加熱するものがよい。その熱源は何であってもよく、たとえば、電気ヒータや蒸気、熱媒油、溶融塩等を使用した熱交換機等を使用することができる。
ただし、上記スクリュウコンベヤは、上記のとおりキルンに接続されたホッパに向けてフライアッシュを供給するものである。キルンと直結されていてフライアッシュを直接キルン内に投入するものではない。つまりそのコンベヤは、キルンとは別に、キルン内に向かう経路内であってキルン内の圧力が及ばない部分に設けるものである。図1および図3に、その一例としてのスクリュウコンベヤ11・12を含むフライアッシュ予熱器10を示している。
上記のようなスクリュウコンベヤは、ロータリーキルンに投入する前のフライアッシュを円筒状のコンベヤケーシングの中に閉じ込め、攪拌しながら順次に移動・搬送する。そのようなスクリュウコンベヤにおいて、上記のとおりケーシングの外側より熱を与えてフライアッシュを予熱すると、大きな空間を必要としないコンパクトなフライアッシュ予熱器を構成することができ、しかも、内部のフライアッシュを均一に昇温して上記のホッパへ連続的に供給することができる。
上記した加熱改質装置のフライアッシュ予熱器においては、フライアッシュを加熱するために、上記コンベヤケーシングの外側にロータリーキルンからの排ガス(熱ガス)を流すこととするのが好ましい。キルンからは未燃カーボンの自燃にともなって高温の排ガスが発生し、また、キルンの炉体を外側から加熱するのにともなう排ガスも発生するため、それらのいずれかまたは双方を、フライアッシュの予熱用熱源として上記予熱器におけるコンベヤケーシングの外側に流すのである。図1に例示した加熱改質装置1においても同様に排ガスを使用している。
そのようにすれば、キルンからの排ガスをフライアッシュの予熱に有効利用することができ、当該予熱のために費用をかけて別途熱源を用意する必要がなく、経済的である。また、キルンの排ガスは、フライアッシュの予熱に適した温度を有しているため、特別な温度調節をすることなく予熱のための適切な昇温を行える。
上記の加熱改質装置においてはさらに、ロータリーキルン内でフライアッシュ中の未燃カーボンを自燃させるための空気を、そのキルンからの排ガスの保有熱により加熱(予熱)したうえキルン内に供給すると好ましい。図1に例示した加熱改質装置1においても、燃焼空気ファン50からの空気を、熱交換器51においてキルン30の排ガスにより予熱したうえ、空気供給器36よりキルン30内に供給している。
キルン内で未燃カーボンを自燃させるためには、予熱ずみのフライアッシュを、酸素を含むキルン内でさらに昇温させる必要がある。酸素の供給のためには送風機を用いて空気(大気)をキルン内に導入するが、その空気が低温であるなら、相当分の多めの熱量を助燃バーナまたは外熱バーナによってキルン内に供給する必要があり、燃料費がかさむことになる。
その点、上記のように、未燃カーボンを自燃させるための空気をキルンからの排ガスによって予熱したうえキルン内に供給するなら、助燃バーナまたは外熱バーナに必要な燃費を削減することができ、有利である。
未燃カーボンを自燃させるための上記の空気は、上記のとおりキルンからの排ガスによって予熱するとともに、フライアッシュの投入方向と同方向に(つまりフライアッシュの投入口が設けられた側から)、助燃バーナを介さずにキルン内に供給するのが好ましい。図1の加熱改質装置1においても、フライアッシュの投入側から、助燃バーナを付設していない空気供給器36によってキルン30内に空気を供給している。
助燃バーナ等の燃焼器を設けることなくキルン内に空気を供給することにより、キルン内の酸素比率を高く保つことができ、未燃カーボンが燃焼しやすい環境を形成することができる。助燃バーナ等を使用しなくとも、外熱バーナを使用するなど他の加熱手段によって、キルン内を未燃カーボンの自燃に必要な温度にすることが可能である。また、フライアッシュの投入方向と同方向から空気を供給する方が、キルン内の自燃領域等におけるプロセスを円滑に進めることができる。
また、発明の加熱改質装置は、
・ 上記ロータリーキルンを、外周に設けた外部ジャケットから胴体(炉体)を介して内部を加熱する形式のものとし、
・ 外部ジャケット内にはバーナを配置せず、
・ バーナを有する熱風炉をロータリーキルンとは別に設けるとともに、当該熱風炉をダクトによって上記外部ジャケットに接続する
ものとして構成するとよい。図1の例でも、外部ジャケット37A・37Bにバーナを配置せず、バーナ42を有する熱風炉40(図4)からの熱風をダクト45を通して当該外部ジャケット37A・37Bに送っている。
このようにすると、前記した外熱バーナに関する課題が解消する。すなわち、熱風炉およびダクトを経て温度が均一化された熱風が外部ジャケットに送られるため、未燃カーボンの自燃領域などで外部ジャケットに覆われた部分が均一に加熱される。そのため、ロータリーキルン内の各領域を均一に温度制御することができる。また、ロータリーキルンの胴体を局部的に焼損させる心配もなくなる。
上記熱風炉で燃焼に使用する空気を、上記外部ジャケットからの排ガスの保有熱により加熱したうえで熱風炉へ供給すると、さらに好ましい。図1に例示する加熱改質装置1においても、ファン50からの空気を、熱交換器51において外部ジャケット37A・37Bの排ガスにより予熱したうえ空気管53から熱風炉40へ供給している。
熱風炉での燃焼用の空気をそのように予熱したうえで供給すると、ロータリーキルンの加熱のために熱風炉において必要となる燃料を削減することができ、有利である。
上記外部ジャケットには、上記ロータリーキルンの温度上昇を抑制するための、加熱していない空気を供給する冷風供給管を併せて接続するとよい。図1に例示する加熱改質装置1においても、ファン50からの空気の一部を、熱交換器51を経由させずに(つまり冷風のまま)外部ジャケット37A・37Bに供給するための冷風供給管56・57を設けている。こうした冷風供給管は、ロータリーキルンにおけるたとえば自燃領域や過発熱抑制領域に該当する部位の外部ジャケットに接続するとよい。
上記のように冷風供給管を外部ジャケットに接続すると、ロータリーキルン内の温度が高くなりすぎたときその供給管を使用して冷風(加熱していない空気)を外部ジャケットへ送ることができる。そうすると、未燃カーボンの自燃による過発熱を抑制してキルン内を適切に温度制御することができ、コンクリート用の混和材とするに適した良質なフライアッシュを得ることが可能になる。
送風機によって吸引する大気の一部を上記熱風炉へ燃焼用の空気として供給し、同じ送風機が吸引する大気の他の一部を、上記外部ジャケットへロータリーキルンの温度上昇を抑制する空気として供給すると好ましい。つまり、熱風炉へ燃焼用の空気を供給する送風機に、外部ジャケットへ冷風を供給する役割を兼ねさせるのである。図1の加熱改質装置1においても、燃焼空気ファン50が上記双方の空気を供給している。
上記のようにすると、送風機の所要台数が減って設備コストを低減できる。外部ジャケットへ冷風を供給するときは、キルン内の温度制御上、熱風炉が必要とする燃焼用空気量を減らせるタイミングであるため、兼用させる上記の送風機に格別の大容量が必要となることはない。
発明の加熱改質方法は、上記したフライアッシュの加熱改質装置を用い、フライアッシュを加熱することにより未燃カーボンを自燃させてフライアッシュを改質することを特徴とする。
上記の加熱改質装置を使用することから、この方法によれば、ロータリーキルン内の温度制御を適切に行って良質なフライアッシュを得ることができる。
発明の加熱改質装置または加熱改質方法によれば、別々に設けたフライアッシュ予熱器とロータリーキルンとについて内部の温度制御を互いに独立に行うことができ、温度管理を適切に行うことができる。キルン内の圧力が及ばない部分にフライアッシュ予熱器を設けたことから、キルン内へのフライアッシュの投入を常に円滑に行うことも可能になる。そのため、フライアッシュ予熱器でのフライアッシュの加熱と、キルン内でのさらなる加熱および未燃カーボンの自燃を適切に進行させて、良質のフライアッシュを得ることができる。
また、加熱改質装置において、ロータリーキルンの外部ジャケットにはバーナを配置せず、別に設けた熱風炉から熱風を外部ジャケットに供給すると、キルン内の特定の領域を均一に加熱することができる。そうすれば、フライアッシュの改質をさらに良好に進めることが可能である。バーナによってキルンの胴体を局部的に焼損させるトラブルも解消される。
発明の一例である加熱改質装置1を示す系統図である。 加熱改質装置1において使用するロータリーキルン30を例示する縦断面図である。 加熱改質装置1にて使用するFA(フライアッシュ)予熱器10を例示する縦断面図である。 加熱改質装置1にて使用する熱風炉40を例示する縦断面図である。
図1~図4に、発明の一実施例としてのフライアッシュ(この明細書において以下「FA」と記載する)の加熱改質装置1と、それを構成する主要機器とを示す。
加熱改質装置1は、図1に示すとおりロータリーキルン30を中心とする装置である。当該キルン30は、水平またはほぼ水平に支持された円筒状の炉体(胴体)31を有し、軸心まわりにその炉体31を連続的に回転させる。キルン30においては、炉体31の内部に、火力発電所の微粉炭燃焼ボイラー等で回収されるFAを投入するとともに酸素(空気)を供給し、かつ、炉体31を外側から加熱することにより、原料としてのFA中に含まれる未燃カーボンを自燃させる。未燃カーボンを自燃させ減少させることにより、コンクリート混和材等として好ましいFAに改質して回収するのである。
ロータリーキルン30の構造の詳細を図2に示す。円筒状の炉体31を2個所の支持部32によって回転可能に支え、一方の支持部32から動力を伝えることにより回転駆動する。FAの投入側(図示左方)の端部と排出側(図示右方)の端部とにそれぞれ固定壁33・34を設けて、炉体31の両端を塞いでいる。投入側の固定壁33には、原料のFAを貯留しながらキルン30内に投入するクッションホッパ20からの投入口22aと、自燃用の空気の供給器36とを接続している。排出側の固定壁34には、改質ずみFAの回収口34a(搬送コンベヤ35aに通じる)と排ガスの排出口34bとを設けている。
前述のように炉体31を外側より加熱することから、炉体31の一部の外周(360°)を外部ジャケット37A・37Bによって取り囲んでいる。ロータリーキルン30の内部空間のうち、外部ジャケット37Aで囲まれた部分等の内側が「FAの昇温領域」30Aであり、外部ジャケット37Bで囲まれた部分等の内側が「未燃カーボンの自燃領域」30Bである。自燃領域30Bのうち排出側に近い一部分と、そのさらに排出側にあって外部ジャケットを有しない部分とが「FAの過発熱抑制領域」30Cに相当する。外部ジャケット37A・37Bの各内側において炉体31の外壁を適切に加熱し、それによってキルン30内の各領域30A・30B・30Cの温度コントロールを行う。
ロータリーキルン30の炉体31の内壁には、FAの粒子同士が付着するのを防止するとともにFAを排出側へ向けて円滑に移動させる目的で、撹拌用または搬送用の種々の部材を取り付けている。たとえば昇温領域30Aおよび過発熱抑制領域30Cでは、FAを移動させる螺旋状の搬送部材31a・31eと、それら搬送部材と交差する方向に延びた衝立状の撹拌部材31b・31fとをそれぞれ複数取り付けている。また、自燃領域30Bでは、炉体31の軸心と略平行をなす棚状のリフター部材31cと、棚状ではあるが傾斜部分をも有していて排出側へのFAの搬送機能を有する搬送リフター部材31dとを、間隔をおいて複数取り付けている。
未燃カーボンを自燃させてFAを改質する目的から、図1のとおり、ロータリーキルン30における投入側・排出側にはたとえばつぎのような管路を接続している。
i) 投入側には、クッションホッパ20を介してFAの供給管19を接続している。原料とするFAを、後述するFA予熱器10からクッションホッパ20を経由してキルン30に供給するためである。
ii) 同じく投入側に、空気の供給管54を接続している。上述した空気供給器36を通して、キルン30内の未燃カーボンを自燃させるための酸素を供給するもので、上流側にそのための燃焼空気ファン50を設けている。
iii) 排出側には、FAの回収管35を接続している。回収管35は、キルン30内で改質されたFAを取り出して回収するための管路であり、上述の回収口34a(および図2に示す排出用コンベヤ35a)と通じてる。
iv) 同じく排出側に、排ガス管71を接続している。排ガス管71は、上述の排ガスの排出口34bから続くもので、排ガス管72などの分岐部分を経て、サイクロンやバグフィルタを含む集塵機器(図示省略)に接続している。
炉体31の投入側に設けたクッションホッパ20は、原料としてのFAを貯留するとともに、その下部から適量ずつFAをキルン30内に投入する手段である。図2に示すように、貯留ホッパ21の下にスクリュウコンベヤ22を直結しており、そのスクリュウをモータを含む駆動部23で駆動することにより、FAを押し動かして投入口22aからキルン30の炉体31内に投入する。スクリュウの駆動速度を制御することにより、キルン30内への時間あたりのFA投入量をコントロールすることができる。
ホッパ21内には、重力下で集積した状態にFAを貯留し、それによって炉体31内と供給管19(図1)との間の空間を不連続にしている。そのため、炉体31内の圧力変動はクッションホッパ20によって概ね遮断され、FAの投入管19にはその圧力変動はほとんど伝わらない。
図1の加熱改質装置1においては、クッションホッパ20へ至る投入管19の上流側にFA予熱器10を接続している。FA予熱器10は、上部の供給ホッパ15に続けて2段構成のスクリュウコンベヤ11・12を設け、それらスクリュウコンベヤ11・12を加熱用ボックス14内に収容したものである。
FA予熱器10のうち供給ホッパ15を除くスクリュウコンベヤ11・12等の構造を図3に示す。スクリュウコンベヤ11・12は上記のように2段構成のもので、それぞれは、螺旋状の送り羽根が付いたスクリュウシャフト11a・12aを円筒状のケーシング11b・12b内に挿入している。シャフト11a・12aのそれぞれを、ケーシング11b・12bの外で軸受13c・13dにより支持し、モータ13aや伝動具13bを含む駆動手段13によって回転駆動する。上段に設けたスクリュウコンベヤ11は、原料となるFAをホッパ15から受け入れる受入口15xをケーシング11bの一端側(図3の右方)上部に有し、他方の端部付近に、下段のスクリュウコンベヤ12のケーシング12bへ通じる連結管11xを有している。そして当該下段のケーシング12bは、上記の連結管11xにつながっているほか、それと離れた側(図3の右方)に下向きの吐出口12xを有している。
FA予熱器10の2段のスクリュウコンベヤ11・12については、その多くの部分を上述のとおり加熱用ボックス14で覆っている。図3のとおり、加熱用ボックス14は、密閉可能な一体のボックス状空間を有し、その内部を高温度に保つことによってスクリュウコンベヤ11・12内のFAを加熱(予熱)することができる。
加熱用ボックス14には、図1に示すように下部に排ガス管73を接続して、キルン30の排出口34bから出る排ガスを導入する。その排ガスを、加熱用ボックス14の上方に設けた排ガス管74から排出して前記の集塵機器(図示省略)へ送っている。
キルン30内で生じて排出口34bから出る排ガスは、その温度が約600℃であってFAを予熱するうえで適切である。2段構成にしたスクリュウコンベヤ11・12では、その内部を加熱改質運転中の想定最高速度でFAが搬送されて吐出口12xから吐出される場合にも、内部でFAが所定の予熱温度(500~600℃)に達するよう、合計搬送経路長を十分に長くとってある。そのため、FA予熱器10においては、コンベヤ11・12による搬送速度によらず、600℃に近い適温までの予熱を常に実現することができる。
また、FA予熱器10は、ロータリーキルン30に通じる経路に設けてはいるが、クッションホッパ20を介することによりキルン30とは空間が連続せず、キルン30内の圧力が及ばないように接続している。そのため、未燃カーボンの自燃状態が不安定になってキルン30内の圧力が瞬時的に変動したり燃焼波が発生したりする場合にも、FA予熱器10からクッションホッパ20へのFAの吐出供給を常にスムーズに行える。この点によっても、FA予熱器10内でのFAの予熱を適温まで円滑に行うことが可能である。キルン30内での圧力変動がとくに激しい場合には、クッションホッパ20とFA予熱器10との間の投入管19に、圧力を遮断するに適した他のバルブ類をさらに追加配置するとよい。
FA予熱器10は、図2に示すキルン30の投入側部分にあるFAの昇温領域30Aの一部を外部に取り出して、キルン30とは別に設けたものに相当する。したがって、FA予熱器10を設けない場合に比べると、キルン30内の昇温領域30Aはそのスペースを縮小することができている。FA予熱器10の機能をさらに強める場合には、キルン30内には昇温領域30Aをなくすことも可能になる。
ロータリーキルン30とは別に設けたFA予熱器10にてFAの昇温を行うことから、図1の加熱改質装置1では、FAの昇温および未燃カーボンの自燃のための温度管理を、容易に、かつ高精度に行うことができる。FA予熱器10とキルン30とのそれぞれについて内部の温度制御を独立に行えるからである。たとえば、FAの予熱・昇温についてはFA予熱器10において十分に実施し、キルン30内では、FAの予熱・昇温は補充的にのみ行えば足りるため未燃カーボンの自燃を主眼とする温度制御を行えばよい。それは、一体のキルン30内でFAの予熱・昇温と未燃カーボンの自燃とを同等に重視して温度管理を行う従来の制御に比べると、きわめて実施しやすいものである。
図1の加熱改質装置1では、ロータリーキルン30の加熱のために熱風炉40を使用している。キルン30の外周に設けた外部ジャケット37A・37Bの空間内にはバーナ(外熱バーナ)を設けず、代わりに、バーナ42を有する熱風炉40をキルン30とは別に設け、それをダクト45により外部ジャケット37A・37Bに接続したのである。
熱風炉40を設けて外部ジャケット37A・37Bに接続したことにより、温度の均一な熱風を外部ジャケット37A・37B内に送ることができる。そのため、キルン30内の各領域30A・30B等を均一な温度にすることができ、FAの改質を良好に行うことが可能になる。また、キルン30の炉体31が局部的に異常な高温度になって焼損する不都合を防ぐこともできる。
熱風炉40の構造は図4に示すとおりである。鉄皮と耐火物とでできた炉体41に、灯油およびLPGの各供給管42a・42bとともに燃焼用空気の取入れ口42cを有するバーナ42を取り付けている。炉体41には空気の吸入口43と熱風(熱ガス)の吹出し口44とを設け、その吹出し口44を、図1のようにダクト45を介して外部ジャケット37A・37Bに接続する。
熱風炉40のバーナ42で使用する燃焼用空気は、図1に示すとおり、ファン50によって吸引した大気を熱交換器51により加熱したうえ、空気管52・53を通して熱風炉40へ供給している。熱交換器51には、外部ジャケット37A・37Bから出て排気管61を通る排ガスを流しており、その排ガスの保有熱で上記のとおり燃焼用空気を加熱する。こうすることにより、熱風炉40での燃料消費を抑制することができる。
熱交換器51に通した上記の排ガスは、図1に示す吸気管62からの大気とともに誘引ファン63で吸引して希釈空気とし、分岐管64から適宜に一部を排出しながら、送気管64・65を通して熱風炉40の吸入口43へ送っている。これによっても、上記熱風炉40で必要な燃料を、上記排ガスの保有熱の有効利用により節約している。
上記のようにファン50から熱交換器51に通して加熱した燃焼用空気は、空気管52・54を通して、ロータリーキルン30の空気供給器36にも送っている。空気供給器36は、未燃カーボンを自燃させるための空気(酸素)をキルン30内に吹き入れる手段である。つまり、キルン30内での自燃のための空気をも、熱交換器51において外部ジャケット37A・37Bからの排ガスで予熱するわけで、それによっても燃料消費を抑制する。
図1のように、空気供給器36に近い部分で、もう一つの熱交換器55を空気管54に接続し、そこでもキルン30や外部ジャケット37A・37Bからの排ガス等で空気を加熱するようにすれば、燃料費をさらに抑制することが可能である。
なお、空気中の酸素比率を高く保つ目的で、助燃バーナ等の燃焼手段は空気供給管36に付設していない。
図1の加熱改質装置1では、ファン50で吸引する空気の一部を、分岐した冷風供給管56・57を通して外部ジャケット37A・37Bに直接に送ることができるようにも構成している。未燃カーボンの自燃が過剰に活発化してキルン30内の温度が高くなりすぎることは避けねばならないため、自燃領域3Bおよび過発熱抑制領域3Cには、炉体31を冷却する手段が必要だからである。すなわち、キルン30内の温度が高くなると、上記の冷風供給管56・57を適宜に開いてジャケット37A・37B内に冷風(加熱していない空気)を供給する。
以上のとおり、図示の加熱改質装置1によれば、FAの温度管理を高精度に行うことができて未燃カーボンの自燃を適切に進行させ、もって良質のFAを得ることができる。キルン30の炉体31を局部的に焼損させるトラブルを解消することもでき、また、燃料消費を効果的に抑制できる利点もある。
1 加熱改質装置
10 FA予熱器
11・12 スクリュウコンベヤ
14 加熱用ボックス
20 クッションホッパ
21 貯留ホッパ
22a 投入口
30 ロータリーキルン
30A FAの昇温領域
30B 未燃カーボンの自燃領域
30C FAの過発熱抑制領域
31 炉体
36 空気供給器
40 熱風炉
42 バーナ
50 燃焼空気ファン(送風機)

Claims (10)

  1. フライアッシュを加熱することにより未燃カーボンを自燃させてフライアッシュを改質するフライアッシュの加熱改質装置において、
    ロータリーキルン内に少なくとも未燃カーボンの自燃領域を設け、そのロータリーキルンに投入する前のフライアッシュを500~600℃に加熱するフライアッシュ予熱器を、上記キルンとは別に、上記キルン内に向かう経路内であって上記キルン内の圧力が及ばない部分に設けたことを特徴とするフライアッシュの加熱改質装置。
  2. 上記ロータリーキルンに接続されたホッパに向けてフライアッシュを供給するスクリュウコンベヤであって、コンベヤケーシングの外側より熱を与え、未燃カーボンが自燃する温度以下にフライアッシュを加熱するものを、上記のフライアッシュ予熱器として設けたことを特徴とする請求項1に記載したフライアッシュの加熱改質装置。
  3. 上記のフライアッシュ予熱器においてフライアッシュを加熱するために、上記コンベヤケーシングの外側にロータリーキルンからの排ガスを流すことを特徴とする請求項2に記載したフライアッシュの加熱改質装置。
  4. ロータリーキルン内で未燃カーボンを自燃させるための空気を、そのキルンからの排ガスにより加熱したうえで当該キルン内に供給することを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載したフライアッシュの加熱改質装置。
  5. 上記の空気は、フライアッシュの投入方向と同方向に、助燃バーナを介さずにキルン内に供給することを特徴とする請求項4に記載したフライアッシュの加熱改質装置。
  6. 上記ロータリーキルンを、外周に設けた外部ジャケットから内部を加熱する形式のものとし、外部ジャケット内にはバーナを配置せず、バーナを有する熱風炉をロータリーキルンとは別に設けるとともに、当該熱風炉をダクトによって上記外部ジャケットに接続したことを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載したフライアッシュの加熱改質装置。
  7. 上記熱風炉で燃焼に使用する空気を、上記外部ジャケットからの排ガスにより加熱したうえで熱風炉へ供給することを特徴とする請求項6に記載したフライアッシュの加熱改質装置。
  8. 上記外部ジャケットに、上記ロータリーキルンの温度上昇を抑制するための、加熱していない空気を供給する冷風供給管を接続したことを特徴とする請求項6または7に記載したフライアッシュの加熱改質装置。
  9. 送風機によって吸引する大気の一部を上記熱風炉へ燃焼用の空気として供給し、同じ送風機が吸引する大気の他の一部を、上記外部ジャケットへロータリーキルンの温度上昇を抑制する空気として供給することを特徴とする請求項6~8のいずれかに記載したフライアッシュの加熱改質装置。
  10. 請求項1~9のいずれかに記載したフライアッシュの加熱改質装置を用い、フライアッシュを加熱することにより未燃カーボンを自燃させてフライアッシュを改質することを特徴とするフライアッシュの加熱改質方法。
JP2018016799A 2018-02-01 2018-02-01 フライアッシュの加熱改質装置および加熱改質方法 Active JP7013265B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018016799A JP7013265B2 (ja) 2018-02-01 2018-02-01 フライアッシュの加熱改質装置および加熱改質方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018016799A JP7013265B2 (ja) 2018-02-01 2018-02-01 フライアッシュの加熱改質装置および加熱改質方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019130507A JP2019130507A (ja) 2019-08-08
JP7013265B2 true JP7013265B2 (ja) 2022-01-31

Family

ID=67545232

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018016799A Active JP7013265B2 (ja) 2018-02-01 2018-02-01 フライアッシュの加熱改質装置および加熱改質方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7013265B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111069227B (zh) * 2019-11-19 2021-09-10 瀚蓝绿电固废处理(佛山)有限公司 一种生活垃圾焚烧飞灰固化处理方法
JP7402730B2 (ja) 2020-03-31 2023-12-21 Ube三菱セメント株式会社 石炭灰の改質方法及び改質装置
CN114472476A (zh) * 2022-01-24 2022-05-13 苏州乔发环保科技股份有限公司 一种垃圾灰飞资源化处理工艺

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002243120A (ja) 2001-02-15 2002-08-28 Meidensha Corp ガス機関発電装置を備えた熱分解処理施設と熱分解処理方法
US20090301938A1 (en) 2006-12-11 2009-12-10 Kazuyoshi Matsuo Method of removing unburned carbon from coal ash
JP2015080741A (ja) 2013-10-22 2015-04-27 太平洋セメント株式会社 セメントキルン排ガスの処理装置
JP2018012093A (ja) 2016-07-22 2018-01-25 株式会社リュウクス フライアッシュの加熱焼成装置及び焼成方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3136319B2 (ja) * 1992-10-20 2001-02-19 太平洋セメント株式会社 フライアッシュ中に含まれる炭素の除去方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002243120A (ja) 2001-02-15 2002-08-28 Meidensha Corp ガス機関発電装置を備えた熱分解処理施設と熱分解処理方法
US20090301938A1 (en) 2006-12-11 2009-12-10 Kazuyoshi Matsuo Method of removing unburned carbon from coal ash
JP2015080741A (ja) 2013-10-22 2015-04-27 太平洋セメント株式会社 セメントキルン排ガスの処理装置
JP2018012093A (ja) 2016-07-22 2018-01-25 株式会社リュウクス フライアッシュの加熱焼成装置及び焼成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019130507A (ja) 2019-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7013265B2 (ja) フライアッシュの加熱改質装置および加熱改質方法
JP2008215699A (ja) ロータリキルン、及び、乾燥装置
JP6089198B1 (ja) フライアッシュの加熱焼成装置及び焼成方法
CN107120963A (zh) 带式焙烧机冷却和回热风系统及其方法
JP3564012B2 (ja) ロータリキルン
JP2009287863A (ja) 加熱処理装置
GB2108251A (en) A heat treatment plant especially for producing cement clinker
JP3781339B2 (ja) 廃棄物の乾留熱分解反応器及び乾留熱分解方法
JPH05172465A (ja) 連続焼成炉の温度制御装置
JP5726875B2 (ja) 廃熱システム
CN206989686U (zh) 带式焙烧机冷却和回热风系统
JP4524387B2 (ja) フライアッシュ処理装置
JP4567100B1 (ja) ヤシガラ炭の製造方法及び装置
US715494A (en) Furnace and air-feeding apparatus therefor.
JP3067881B2 (ja) 流動層燃焼装置
JP2005230788A (ja) 有機物含有汚泥の炭化処理装置
JP3738504B2 (ja) 廃棄物の熱分解ガス化装置
CN219828841U (zh) 一种碳素焙烧烟气综合治理系统
JP2001317718A (ja) ロータリーキルン投入式溶融炉
JP3479651B1 (ja) 回転型炭化装置
RU2032851C1 (ru) Способ совместной работы энергетического котла и сушильного агрегата
JPH0225549A (ja) 鋳塊連続加熱炉
JP2003194319A (ja) 回転燃焼方法と回転燃焼装置並びに加熱処理施設
JP2002031314A (ja) ストーカ型廃棄物焼却炉
JP3470353B2 (ja) スクラップの予熱溶解方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210810

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211004

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220111

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7013265

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150