JP3479651B1 - 回転型炭化装置 - Google Patents

回転型炭化装置

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JP3479651B1 JP2003125497A JP2003125497A JP3479651B1 JP 3479651 B1 JP3479651 B1 JP 3479651B1 JP 2003125497 A JP2003125497 A JP 2003125497A JP 2003125497 A JP2003125497 A JP 2003125497A JP 3479651 B1 JP3479651 B1 JP 3479651B1
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Abstract

【要約】 【課題】小型化および炭化効率の向上を図る回転型炭化
装置を提供する。 【解決手段】キルン内筒11が回転体形状であって一端
に被処理物の内筒入口11aを有し他端に内筒出口11
bを有し、内筒入口11aを有する入口側部分11cと
内筒出口11bを有する出口側部分11dとを接続部1
1eで連結して成る。入口側部分11cは中間部11f
の径が内筒入口11aおよび接続部11eの径より大き
い球状の内面を有する。出口側部分11dは内筒出口1
1bの径が接続部11eの径より大きい円筒状の内面を
有する。キルン外筒12が円錐面状の内面を有して小径
側端部12aと大径側端部12bとを有し、小径側端部
12aを内筒出口11b側に配置し大径側端部12bを
内筒入口11a側に配置して内筒出口11bから排出さ
れる被処理物を受けるようキルン内筒11の出口側部分
11dを包囲する。大径側端部12bに被処理物の排出
部21を有する。キルン外筒12はキルン内筒11と同
一の回転軸線を有してキルン内筒11に固定され、キル
ン内筒11とともに回転軸線を中心として動力により回
転可能に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転型炭化装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転型炭化装置として、キルン内
筒とキルン外筒とを有し、被処理物を供給機の底部に配
設されるスクリューでキルン内筒に送り込み、キルン内
筒を回転させ、キルン外筒がキルン内筒の外周に900
℃前後の高温ガスを放熱して被処理物を炭化するものが
ある(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2003−82358号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特許文
献1に記載の回転型炭化装置は、乾燥工程のためにキル
ン内筒の長さに所定の長さを必要とし、小型化および炭
化効率の向上に限界があるという課題があった。
【0005】本発明は、このような従来の課題に着目し
てなされたもので、小型化および炭化効率の向上を図る
ことができる回転型炭化装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る回転型炭化装置は、キルン内筒とキル
ン外筒とバーナーとを有し、前記キルン内筒は回転体形
状であって一端に被処理物のキルン内筒入口を有し他端
にキルン内筒出口を有し、前記キルン内筒入口を有する
入口側部分と前記キルン内筒出口を有する出口側部分と
を接続部で連結して成り、前記入口側部分は中間部の径
が前記キルン内筒入口および前記接続部の径より大きい
球状の内面を有し、前記出口側部分は前記キルン内筒出
口の径が前記接続部の径より大きい円筒状の内面を有
し、前記キルン外筒は円錐面状の内面を有して小径側端
部と大径側端部とを有し、前記小径側端部をキルン内筒
出口側に配置し前記大径側端部をキルン内筒入口側に配
置して前記キルン内筒出口から排出される被処理物を受
けるよう前記キルン内筒の出口側部分を包囲し、前記大
径側端部に被処理物の排出部を有し、前記キルン内筒と
同一の回転軸線を有して前記キルン内筒に固定され、前
記キルン内筒とともに前記回転軸線を中心として動力に
より回転可能に設けられ、前記バーナーは前記キルン内
筒の出口側部分の内部を加熱して被処理物を炭化するよ
う設けられていることを、特徴とする。
【0007】なお、本明細書において、入口側部分の
「球状の内面」とは、球の内面のほか、流線型の内面で
あってもよく、中間部の径がキルン内筒入口から曲面で
連続して徐々に広がり、接続部にかけて曲面で連続して
徐々に窄まるすべての形状の内面を含む概念である。出
口側部分の「円筒状の内面」は、接続部側に円錐面を有
しキルン内筒出口側に円筒面を有していても、内面全体
が円錐面から成っていてもよい。
【0008】本発明に係る回転型炭化装置では、炭化処
理を行うとき、回転軸線を中心として動力によりキルン
内筒およびキルン外筒を回転させ、キルン内筒のキルン
内筒入口に被処理物を投入する。始めにキルン内筒に投
入された被処理物は、回転する入口側部分の内部で、バ
ーナーの熱およびバーナーによって熱せられたキルン内
筒の内壁からの熱により徐々に乾燥される。このとき、
入口側部分は中間部の径がキルン内筒入口および接続部
の径より大きい球状の内面を有するため、接続部側から
上部の内面に沿って流れた熱風が、キルン内筒入口で下
降するよう対流を起こす。また、キルン内筒の上部内面
に沿って流れた熱風は、キルン内筒の内壁を熱する。特
に、入口側部分は、球状の内面を有するため、同じ長さ
の円筒形状に比べ、表面積と体積を大きくとることがで
きる。このため、被処理物は、より効果的かつ効率的に
乾燥される。
【0009】被処理物は、入口側部分の中間部から接続
部を越えて出口側部分へと流れ、バーナーの熱により燃
焼し、炭化する。バーナーは、キルン内筒の内部を加熱
して被処理物を自燃状態にし、炭化するようになってい
る。被処理物の燃焼が始まり、連続的に自燃状態となっ
たならば、バーナーの燃焼を停止することができるた
め、ランニングコストを抑えることができる。炭化した
被処理物は、キルン内筒出口からキルン外筒の小径側端
部の側に移り、キルン外筒の回転とともにキルン外筒下
部の傾斜に沿って大径側端部の側に送られ、排出部から
排出される。
【0010】被処理物は、キルン外筒下部の傾斜に沿っ
て移動する際に冷却される。このため、冷却用の場所と
設備を新たに必要とせず、全体の小型化を図ることがで
きる。キルン内筒内の炭化工程における排ガスは、キル
ン外筒上部の傾斜に沿って排出される。
【0011】本発明に係る回転型炭化装置は、ホッパと
スクリュ式移送機とバーナーカートとカートとを有し、
前記ホッパは被処理物の投入口とホッパ出口とを有し、
前記スクリュ式移送機は前記ホッパ出口に接続され、前
記ホッパ出口から供給される被処理物を前記キルン内筒
入口に動力により回転して移送するスクリュ羽根を有
し、前記スクリュ羽根に長さ方向に貫通する送風孔を有
し、前記バーナーカートは前記バーナーを移動可能に載
せており、前記カートは前記ホッパおよび前記スクリュ
式移送機を移動可能に載せていることが好ましい。
【0012】この構成では、被処理物は、ホッパの投入
口に投入され、ホッパ出口からスクリュ式移送機のスク
リュ羽根によりキルン内筒入口に移送される。スクリュ
羽根は長さ方向に貫通する送風孔を有するため、送風孔
を通してキルン内筒の内部に空気を送ることができる。
カートを移動させることにより、スクリュ式移送機をキ
ルン外筒およびキルン内筒から離し、メンテナンスを容
易にすることができる。
【0013】本発明に係る回転型炭化装置は、カバーと
二次燃焼室とブロア付バーナーとを有し、前記カバーは
前記キルン外筒の大径側端部に接続されて前記キルン内
筒のキルン内筒入口を包囲し、前記キルン内筒入口への
被処理物投入用の開口とカバー出口とを有し、前記二次
燃焼室は前記カバー出口に接続されて排気口を有し、内
部に二次燃焼用触媒を有し、前記ブロア付バーナーは前
記二次燃焼室に向けて燃焼するよう設けられ、前記スク
リュ羽根は前記カバーの開口を貫通して前記ホッパ出口
から供給される被処理物を前記キルン内筒入口に動力に
より回転して移送するようになっていることが好まし
い。
【0014】この構成では、キルン内筒およびキルン外
筒から排出されたガスをカバー出口から二次燃焼室に送
り、二次燃焼用触媒にブロア付バーナーの炎を当て二次
燃焼させ、排気口から排出する。これにより、排気によ
る汚染を防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明の実
施の形態について説明する。図1乃至図5は、本発明の
実施の形態を示している。図1乃至図4に示すように、
回転型炭化装置は、キルン内筒11とキルン外筒12と
バーナー13とバーナーカート13aとカバー14と二
次燃焼室15とブロア付バーナー16とホッパ17とス
クリュ式移送機18とカート19と熱電対20とを有し
ている。
【0016】キルン内筒11は、回転体形状であって、
一端に被処理物の内筒入口11aを有し他端に内筒出口
11bを有している。キルン内筒11の内側には、攪拌
兼移送羽根(図示せず)が取り付けられている。キルン
内筒11は、内筒入口11aを有する入口側部分(内筒
球状部)11cと内筒出口11bを有する出口側部分1
1d(内筒円筒部)とを接続部(絞り部)11eで連結
して成っている。
【0017】図1に示すように、入口側部分11cは、
中間部11fの径が内筒入口11aおよび接続部11e
の径より大きい球状の内面を有している。球状の内面
は、正確な球面ではないが、中間部11fの径が内筒入
口11aから曲面で連続して徐々に広がり、接続部11
eにかけて曲面で連続して徐々に窄まる形状となってい
る。入口側部分11cは、被処理物(原料)の攪拌、乾
燥、移送と、内外壁での受熱、蓄熱、伝熱の作用を有す
る。接続部(絞り部)11eは、入口側部分11cの対
流を生み出す作用と、内壁での受熱、蓄熱、伝熱の作用
を有する。
【0018】出口側部分11dは、傾斜部11gと円筒
部11hとから成り、内筒出口11bの径が接続部11
eの径より大きい円筒状の内面を有している。傾斜部1
1gは、内面に円錐面を有して接続部11eと連結し、
接続部11eから内筒出口11b側にかけて広がってい
る。円筒部11hは、傾斜部11gに連結し、内筒出口
11bを有している。なお、キルン内筒11の出口側部
分11dの外側は、燃焼による熱がキルン外筒12の内
側に伝わらないよう外壁材による外断熱構造となってい
る。出口側部分11dは、被処理物の燃焼、炭化、移送
と、内壁での受熱、蓄熱、伝熱の作用を有する。出口側
部分11dの外壁は、断熱作用を有する。
【0019】キルン外筒12は、円錐面状の内面を有し
て小径側端部12aと大径側端部12bとを有してい
る。キルン外筒12は、小径側端部12aを内筒出口1
1b側に配置し大径側端部12bを内筒入口11a側に
配置して内筒出口11bから排出される被処理物を受け
るようキルン内筒11の出口側部分11dを包囲してい
る。キルン外筒12の小径側端部12aは、バーナー用
開口12cを有する板材12dで閉じられている。キル
ン外筒12は、大径側端部12bに被処理物の排出部2
1を有し、キルン内筒11と同一の回転軸線を有して大
径側端部12bでキルン内筒11の出口側部分11dの
外周に固定されている。図5(A),(B)に示すよう
に、キルン外筒12は、外周が小径側端部12aおよび
大径側端部12bで回転支持部材12eにより支持され
ている。キルン外筒12は、キルン内筒11とともに回
転軸線を中心としてキルン駆動モータ12fにより回転
可能に設けられている。また、インバーターの取り付け
により回転速度を自在にコントロールできる。キルン外
筒12は、炭化物の移送、冷却、排出と、排煙の誘導の
作用を有する。
【0020】バーナー13は、バーナーカート13aの
上に固定されている。バーナー13は、バーナー用開口
12cに挿入され、キルン内筒11の中心内部を加熱し
て被処理物を自燃状態にして炭化するよう設けられてい
る。バーナー13は、キルン内筒11の内部の加熱と、
被処理物が自燃するための熱源の作用を有する。
【0021】カバー14は、キルン外筒12の大径側端
部12bに接続されてキルン内筒11の内筒入口11a
を包囲している。カバー14は、内筒入口11aへの被
処理物投入用の開口14aとカバー出口14bとを有し
ている。二次燃焼室15は、カバー出口14bに接続さ
れて排気口15aを有している。二次燃焼室15は、内
部に二次燃焼用触媒15bを有している。ブロア付バー
ナー16は、二次燃焼用触媒15bに向けて燃焼するよ
う設けられている。
【0022】ホッパ17は、被処理物の投入口17aと
ホッパ出口17bとを有している。スクリュ式移送機1
8は、スクリュ駆動モータ18aとスクリュ羽根18b
とを有している。スクリュ式移送機18は、ホッパ出口
17bに接続され、カバー14の開口14aを貫通して
いる。スクリュ羽根18bは、ホッパ出口17bから供
給される被処理物を内筒入口11aに動力により回転し
て移送するようになっている。また、インバーターの取
り付けにより回転速度を自在にコントロールできる。ス
クリュ羽根18bは、長さ方向に貫通する送風孔18c
を有している。スクリュ式移送機18は、被処理物の移
送、投入と、伝熱による被処理物乾燥の作用を有する。
カート19は、ホッパ17およびスクリュ式移送機18
を移動可能に載せている。
【0023】熱電対20は、スクリュ羽根18bの先端
と、バーナー13と、二次燃焼室15の内側とに固定さ
れ、それぞれキルン内筒11の入口側部分11cの内
部、出口側部分11dの内部、二次燃焼室15の内部の
温度を測定するようになっている。
【0024】次に作用について説明する。回転型炭化装
置では、炭化処理を行うとき、始めに、炉内には被処理
物を入れずに、回転軸線を中心として動力によりキルン
内筒11およびキルン外筒12を回転させる。空運転の
状態でバーナー13を燃焼させ、キルン内筒11を加熱
する。これにより、最初に出てくる被処理物が生焼け、
半焼け状態にならないようにすることができ、また、被
処理物を投入してからすばやく自燃状態にすることがで
きる。
【0025】キルン内筒11の中心部の温度が自燃可能
な状態になったら、スクリュ式移送機18のスクリュ羽
根18bを回転させ、ホッパ17の投入口17aより予
め投入、充填しておいた被処理物をキルン内筒11の内
筒入口11aに送り込む。被処理物は、例えば籾殻や木
材チップ、鶏糞などである。被処理物は、ホッパ出口1
7bからスクリュ羽根18bにより内筒入口11aに移
送される。スクリュ羽根18bは長さ方向に貫通する送
風孔を有するため、送風孔を通してキルン内筒11の内
部に空気を送ることができる。
【0026】キルン内筒11に投入された被処理物は、
回転する入口側部分11cの内部で、キルン内筒11の
内側に取り付けられた攪拌兼移送羽根(図示せず)によ
り、ばらけながら接続部11e、出口側部分11dの傾
斜部11gへと移動する。その際、被処理物は、キルン
内筒11の内壁からの熱およびバーナー13の熱により
徐々に乾燥し、移動していく。このとき、入口側部分1
1cは中間部11fの径が内筒入口11aおよび接続部
11eの径より大きい球状の内面を有するため、接続部
11e側から上部の内面に沿って流れた熱風が、内筒入
口11aで下降するよう対流を起こす。このため、被処
理物は、燃焼、炭化前に乾燥しやすくなっている。
【0027】被処理物は、入口側部分11cの中間部1
1fから接続部11eを越えて出口側部分11dへと移
送され、その中心部分に達すると、バーナー13の炎の
熱により燃焼が始まる。被処理物の燃焼、炭化処理が始
まり、安定した連続燃焼(自燃状態)となったならば、
バーナー13の燃焼を停止して、インバーター調整によ
り適正な空気量を送り続けるようにし、ランニングコス
トを抑えることができる。なお、バーナー13は、メン
テナンスの際にはバーナーカート13aによりキルン外
筒12から離すことができる。
【0028】被処理物は、キルン内筒11の出口側部分
11dの中心部を過ぎると燃焼から炭化へと移り、内筒
出口11b付近では炎が消え、炭化状態となる。炭化し
た被処理物は、内筒出口11bからキルン外筒12の小
径側端部12aの側に移る。被処理物は、さらに、キル
ン外筒12の回転とともにキルン外筒12の下部傾斜に
沿って大径側端部12bの側に送られ、排出部21から
排出される。このように、キルン外筒12は、被処理物
を回転と円錐形状の角度を利用して排出部21へと送る
ようになっている。炭化した被処理物は、キルン外筒1
2を移動することにより冷却されて排出部21から排出
される。なお、キルン内筒11の外側は外断熱構造とな
っているため、被処理物は、キルン外筒12を移動する
際、キルン内筒11の熱による影響を受けにくく、効果
的に排出される。排出された炭化物は、容器22に収容
する。
【0029】キルン内筒11およびキルン外筒12の上
部傾斜に沿って排出されたガスは、カバー出口14bか
ら二次燃焼室15に送られ、二次燃焼用触媒15bにブ
ロア付バーナー16の炎を当て二次燃焼させ、排気口1
5aから排出される。これにより、排気による汚染を防
止することができる。
【0030】なお、カート19を移動させることによ
り、スクリュ式移送機18をキルン外筒12、キルン内
筒11およびカバー14から離し、メンテナンスを容易
にすることができる。
【0031】回転型炭化装置は、以下の効果を有する。
1.キルン内筒11は球状、絞り、円筒の各形状を有す
ることから、炎、熱風の対流を作り出し、より効果的効
率的に被処理物を乾燥させ、炭化に至る時間および移動
距離を短くすることができる。また、キルン内筒11か
ら出た炭化物は、円錐形状のキルン外筒12の内側を移
送することにより冷却されるため、別途、冷却工程を設
ける必要がなく、冷却用に新たに場所をとらない。2.
回転型炭化装置は、小型化が可能となり製造コストを抑
えることができる。3.乾燥された被処理物はより自燃
しやすくなるため、バーナー13の燃焼による燃料消費
が自燃開始までの数十分となり、ランニングコストを抑
えることができる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、小型化および炭化効率
の向上を図る回転型炭化装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の回転型炭化装置の概略構
成を示す縦断面図である。
【図2】図1に示す回転型炭化装置の左側面図である。
【図3】図1に示す回転型炭化装置の右側面図である。
【図4】図1に示す回転型炭化装置の平面図である。
【図5】図1に示す回転型炭化装置の(A)大径側端部
を支持する回転支持部材の側面図、(B)小径側端部を
支持する回転支持部材の側面図である。
【符号の説明】
11 キルン内筒 12 キルン外筒 13 バーナー 13a バーナーカート 14 カバー 15 二次燃焼室 16 ブロア付バーナー 17 ホッパ 18 スクリュ式移送機 19 カート 20 熱電対
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C10B 47/00 C10B 53/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キルン内筒とキルン外筒とバーナーとを有
    し、 前記キルン内筒は回転体形状であって一端に被処理物の
    キルン内筒入口を有し他端にキルン内筒出口を有し、前
    記キルン内筒入口を有する入口側部分と前記キルン内筒
    出口を有する出口側部分とを接続部で連結して成り、前
    記入口側部分は中間部の径が前記キルン内筒入口および
    前記接続部の径より大きい球状の内面を有し、前記出口
    側部分は前記キルン内筒出口の径が前記接続部の径より
    大きい円筒状の内面を有し、 前記キルン外筒は円錐面状の内面を有して小径側端部と
    大径側端部とを有し、前記小径側端部をキルン内筒出口
    側に配置し前記大径側端部をキルン内筒入口側に配置し
    て前記キルン内筒出口から排出される被処理物を受ける
    よう前記キルン内筒の出口側部分を包囲し、前記大径側
    端部に被処理物の排出部を有し、前記キルン内筒と同一
    の回転軸線を有して前記キルン内筒に固定され、前記キ
    ルン内筒とともに前記回転軸線を中心として動力により
    回転可能に設けられ、 前記バーナーは前記キルン内筒の内部を加熱して被処理
    物を炭化するよう設けられていることを、特徴とする回
    転型炭化装置。
  2. 【請求項2】ホッパとスクリュ式移送機とバーナーカー
    トとカートとを有し、 前記ホッパは被処理物の投入口とホッパ出口とを有し、 前記スクリュ式移送機は前記ホッパ出口に接続され、前
    記ホッパ出口から供給される被処理物を前記キルン内筒
    入口に動力により回転して移送するスクリュ羽根を有
    し、前記スクリュ羽根に長さ方向に貫通する送風孔を有
    し、 前記バーナーカートは前記バーナーを移動可能に載せて
    おり、 前記カートは前記ホッパおよび前記スクリュ式移送機を
    移動可能に載せていることを、 特徴とする請求項1記載の回転型炭化装置。
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