JP2004331711A - 回転型炭化装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型化および炭化効率の向上を図る回転型炭化装置を提供する。
【解決手段】キルン内筒11が回転体形状であって一端に被処理物の内筒入口11aを有し他端に内筒出口11bを有し、内筒入口11aを有する入口側部分11cと内筒出口11bを有する出口側部分11dとを接続部11eで連結して成る。キルン外筒12が円錐面状の内面を有して小径側端部12aと大径側端部12bとを有し、小径側端部12aを内筒出口11b側に配置し大径側端部12bを内筒入口11a側に配置して内筒出口11bから排出される被処理物を受けるようキルン内筒11の出口側部分11dを包囲する。大径側端部12bに被処理物の排出部21を有する。キルン外筒12はキルン内筒11と同一の回転軸線を有してキルン内筒11に固定され、キルン内筒11とともに回転軸線を中心として動力により回転可能に設けられる。
【選択図】図1
【解決手段】キルン内筒11が回転体形状であって一端に被処理物の内筒入口11aを有し他端に内筒出口11bを有し、内筒入口11aを有する入口側部分11cと内筒出口11bを有する出口側部分11dとを接続部11eで連結して成る。キルン外筒12が円錐面状の内面を有して小径側端部12aと大径側端部12bとを有し、小径側端部12aを内筒出口11b側に配置し大径側端部12bを内筒入口11a側に配置して内筒出口11bから排出される被処理物を受けるようキルン内筒11の出口側部分11dを包囲する。大径側端部12bに被処理物の排出部21を有する。キルン外筒12はキルン内筒11と同一の回転軸線を有してキルン内筒11に固定され、キルン内筒11とともに回転軸線を中心として動力により回転可能に設けられる。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転型炭化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の回転型炭化装置として、キルン内筒とキルン外筒とを有し、被処理物を供給機の底部に配設されるスクリューでキルン内筒に送り込み、キルン内筒を回転させ、キルン外筒がキルン内筒の外周に900℃前後の高温ガスを放熱して被処理物を炭化するものがある(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−82358号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載の回転型炭化装置は、乾燥工程のためにキルン内筒の長さに所定の長さを必要とし、小型化および炭化効率の向上に限界があるという課題があった。
【0005】
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、小型化および炭化効率の向上を図ることができる回転型炭化装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る回転型炭化装置は、キルン内筒とキルン外筒とバーナーとを有し、前記キルン内筒は回転体形状であって一端に被処理物のキルン内筒入口を有し他端にキルン内筒出口を有し、前記キルン内筒入口を有する入口側部分と前記キルン内筒出口を有する出口側部分とを接続部で連結して成り、前記入口側部分は中間部の径が前記キルン内筒入口および前記接続部の径より大きい球状の内面を有し、前記出口側部分は前記キルン内筒出口の径が前記接続部の径より大きい円筒状の内面を有し、前記キルン外筒は円錐面状の内面を有して小径側端部と大径側端部とを有し、前記小径側端部をキルン内筒出口側に配置し前記大径側端部をキルン内筒入口側に配置して前記キルン内筒出口から排出される被処理物を受けるよう前記キルン内筒の出口側部分を包囲し、前記大径側端部に被処理物の排出部を有し、前記キルン内筒と同一の回転軸線を有して前記キルン内筒に固定され、前記キルン内筒とともに前記回転軸線を中心として動力により回転可能に設けられ、前記バーナーは前記キルン内筒の出口側部分の内部を加熱して被処理物を炭化するよう設けられていることを、特徴とする。
【0007】
なお、本明細書において、入口側部分の「球状の内面」とは、球の内面のほか、流線型の内面であってもよく、中間部の径がキルン内筒入口から曲面で連続して徐々に広がり、接続部にかけて曲面で連続して徐々に窄まるすべての形状の内面を含む概念である。出口側部分の「円筒状の内面」は、接続部側に円錐面を有しキルン内筒出口側に円筒面を有していても、内面全体が円錐面から成っていてもよい。
【0008】
本発明に係る回転型炭化装置では、炭化処理を行うとき、回転軸線を中心として動力によりキルン内筒およびキルン外筒を回転させ、キルン内筒のキルン内筒入口に被処理物を投入する。始めにキルン内筒に投入された被処理物は、回転する入口側部分の内部で、バーナーの熱およびバーナーによって熱せられたキルン内筒の内壁からの熱により徐々に乾燥される。このとき、入口側部分は中間部の径がキルン内筒入口および接続部の径より大きい球状の内面を有するため、接続部側から上部の内面に沿って流れた熱風が、キルン内筒入口で下降するよう対流を起こす。また、キルン内筒の上部内面に沿って流れた熱風は、キルン内筒の内壁を熱する。特に、入口側部分は、球状の内面を有するため、同じ長さの円筒形状に比べ、表面積と体積を大きくとることができる。このため、被処理物は、より効果的かつ効率的に乾燥される。
【0009】
被処理物は、入口側部分の中間部から接続部を越えて出口側部分へと流れ、バーナーの熱により燃焼し、炭化する。バーナーは、キルン内筒の内部を加熱して被処理物を自燃状態にし、炭化するようになっている。被処理物の燃焼が始まり、連続的に自燃状態となったならば、バーナーの燃焼を停止することができるため、ランニングコストを抑えることができる。炭化した被処理物は、キルン内筒出口からキルン外筒の小径側端部の側に移り、キルン外筒の回転とともにキルン外筒下部の傾斜に沿って大径側端部の側に送られ、排出部から排出される。
【0010】
被処理物は、キルン外筒下部の傾斜に沿って移動する際に冷却される。このため、冷却用の場所と設備を新たに必要とせず、全体の小型化を図ることができる。キルン内筒内の炭化工程における排ガスは、キルン外筒上部の傾斜に沿って排出される。
【0011】
本発明に係る回転型炭化装置は、ホッパとスクリュ式移送機とバーナーカートとカートとを有し、前記ホッパは被処理物の投入口とホッパ出口とを有し、前記スクリュ式移送機は前記ホッパ出口に接続され、前記ホッパ出口から供給される被処理物を前記キルン内筒入口に動力により回転して移送するスクリュ羽根を有し、前記スクリュ羽根に長さ方向に貫通する送風孔を有し、前記バーナーカートは前記バーナーを移動可能に載せており、前記カートは前記ホッパおよび前記スクリュ式移送機を移動可能に載せていることが好ましい。
【0012】
この構成では、被処理物は、ホッパの投入口に投入され、ホッパ出口からスクリュ式移送機のスクリュ羽根によりキルン内筒入口に移送される。スクリュ羽根は長さ方向に貫通する送風孔を有するため、送風孔を通してキルン内筒の内部に空気を送ることができる。カートを移動させることにより、スクリュ式移送機をキルン外筒およびキルン内筒から離し、メンテナンスを容易にすることができる。
【0013】
本発明に係る回転型炭化装置は、カバーと二次燃焼室とブロア付バーナーとを有し、前記カバーは前記キルン外筒の大径側端部に接続されて前記キルン内筒のキルン内筒入口を包囲し、前記キルン内筒入口への被処理物投入用の開口とカバー出口とを有し、前記二次燃焼室は前記カバー出口に接続されて排気口を有し、内部に二次燃焼用触媒を有し、前記ブロア付バーナーは前記二次燃焼室に向けて燃焼するよう設けられ、前記スクリュ羽根は前記カバーの開口を貫通して前記ホッパ出口から供給される被処理物を前記キルン内筒入口に動力により回転して移送するようになっていることが好ましい。
【0014】
この構成では、キルン内筒およびキルン外筒から排出されたガスをカバー出口から二次燃焼室に送り、二次燃焼用触媒にブロア付バーナーの炎を当て二次燃焼させ、排気口から排出する。これにより、排気による汚染を防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき、本発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図5は、本発明の実施の形態を示している。
図1乃至図4に示すように、回転型炭化装置は、キルン内筒11とキルン外筒12とバーナー13とバーナーカート13aとカバー14と二次燃焼室15とブロア付バーナー16とホッパ17とスクリュ式移送機18とカート19と熱電対20とを有している。
【0016】
キルン内筒11は、回転体形状であって、一端に被処理物の内筒入口11aを有し他端に内筒出口11bを有している。キルン内筒11の内側には、攪拌兼移送羽根(図示せず)が取り付けられている。キルン内筒11は、内筒入口11aを有する入口側部分(内筒球状部)11cと内筒出口11bを有する出口側部分11d(内筒円筒部)とを接続部(絞り部)11eで連結して成っている。
【0017】
図1に示すように、入口側部分11cは、中間部11fの径が内筒入口11aおよび接続部11eの径より大きい球状の内面を有している。球状の内面は、正確な球面ではないが、中間部11fの径が内筒入口11aから曲面で連続して徐々に広がり、接続部11eにかけて曲面で連続して徐々に窄まる形状となっている。入口側部分11cは、被処理物(原料)の攪拌、乾燥、移送と、内外壁での受熱、蓄熱、伝熱の作用を有する。接続部(絞り部)11eは、入口側部分11cの対流を生み出す作用と、内壁での受熱、蓄熱、伝熱の作用を有する。
【0018】
出口側部分11dは、傾斜部11gと円筒部11hとから成り、内筒出口11bの径が接続部11eの径より大きい円筒状の内面を有している。傾斜部11gは、内面に円錐面を有して接続部11eと連結し、接続部11eから内筒出口11b側にかけて広がっている。円筒部11hは、傾斜部11gに連結し、内筒出口11bを有している。なお、キルン内筒11の出口側部分11dの外側は、燃焼による熱がキルン外筒12の内側に伝わらないよう外壁材による外断熱構造となっている。出口側部分11dは、被処理物の燃焼、炭化、移送と、内壁での受熱、蓄熱、伝熱の作用を有する。出口側部分11dの外壁は、断熱作用を有する。
【0019】
キルン外筒12は、円錐面状の内面を有して小径側端部12aと大径側端部12bとを有している。キルン外筒12は、小径側端部12aを内筒出口11b側に配置し大径側端部12bを内筒入口11a側に配置して内筒出口11bから排出される被処理物を受けるようキルン内筒11の出口側部分11dを包囲している。キルン外筒12の小径側端部12aは、バーナー用開口12cを有する板材12dで閉じられている。キルン外筒12は、大径側端部12bに被処理物の排出部21を有し、キルン内筒11と同一の回転軸線を有して大径側端部12bでキルン内筒11の出口側部分11dの外周に固定されている。図5(A),(B)に示すように、キルン外筒12は、外周が小径側端部12aおよび大径側端部12bで回転支持部材12eにより支持されている。キルン外筒12は、キルン内筒11とともに回転軸線を中心としてキルン駆動モータ12fにより回転可能に設けられている。また、インバーターの取り付けにより回転速度を自在にコントロールできる。キルン外筒12は、炭化物の移送、冷却、排出と、排煙の誘導の作用を有する。
【0020】
バーナー13は、バーナーカート13aの上に固定されている。バーナー13は、バーナー用開口12cに挿入され、キルン内筒11の中心内部を加熱して被処理物を自燃状態にして炭化するよう設けられている。バーナー13は、キルン内筒11の内部の加熱と、被処理物が自燃するための熱源の作用を有する。
【0021】
カバー14は、キルン外筒12の大径側端部12bに接続されてキルン内筒11の内筒入口11aを包囲している。カバー14は、内筒入口11aへの被処理物投入用の開口14aとカバー出口14bとを有している。二次燃焼室15は、カバー出口14bに接続されて排気口15aを有している。二次燃焼室15は、内部に二次燃焼用触媒15bを有している。ブロア付バーナー16は、二次燃焼用触媒15bに向けて燃焼するよう設けられている。
【0022】
ホッパ17は、被処理物の投入口17aとホッパ出口17bとを有している。スクリュ式移送機18は、スクリュ駆動モータ18aとスクリュ羽根18bとを有している。スクリュ式移送機18は、ホッパ出口17bに接続され、カバー14の開口14aを貫通している。スクリュ羽根18bは、ホッパ出口17bから供給される被処理物を内筒入口11aに動力により回転して移送するようになっている。また、インバーターの取り付けにより回転速度を自在にコントロールできる。スクリュ羽根18bは、長さ方向に貫通する送風孔18cを有している。スクリュ式移送機18は、被処理物の移送、投入と、伝熱による被処理物乾燥の作用を有する。カート19は、ホッパ17およびスクリュ式移送機18を移動可能に載せている。
【0023】
熱電対20は、スクリュ羽根18bの先端と、バーナー13と、二次燃焼室15の内側とに固定され、それぞれキルン内筒11の入口側部分11cの内部、出口側部分11dの内部、二次燃焼室15の内部の温度を測定するようになっている。
【0024】
次に作用について説明する。
回転型炭化装置では、炭化処理を行うとき、始めに、炉内には被処理物を入れずに、回転軸線を中心として動力によりキルン内筒11およびキルン外筒12を回転させる。空運転の状態でバーナー13を燃焼させ、キルン内筒11を加熱する。これにより、最初に出てくる被処理物が生焼け、半焼け状態にならないようにすることができ、また、被処理物を投入してからすばやく自燃状態にすることができる。
【0025】
キルン内筒11の中心部の温度が自燃可能な状態になったら、スクリュ式移送機18のスクリュ羽根18bを回転させ、ホッパ17の投入口17aより予め投入、充填しておいた被処理物をキルン内筒11の内筒入口11aに送り込む。被処理物は、例えば籾殻や木材チップ、鶏糞などである。被処理物は、ホッパ出口17bからスクリュ羽根18bにより内筒入口11aに移送される。スクリュ羽根18bは長さ方向に貫通する送風孔を有するため、送風孔を通してキルン内筒11の内部に空気を送ることができる。
【0026】
キルン内筒11に投入された被処理物は、回転する入口側部分11cの内部で、キルン内筒11の内側に取り付けられた攪拌兼移送羽根(図示せず)により、ばらけながら接続部11e、出口側部分11dの傾斜部11gへと移動する。その際、被処理物は、キルン内筒11の内壁からの熱およびバーナー13の熱により徐々に乾燥し、移動していく。このとき、入口側部分11cは中間部11fの径が内筒入口11aおよび接続部11eの径より大きい球状の内面を有するため、接続部11e側から上部の内面に沿って流れた熱風が、内筒入口11aで下降するよう対流を起こす。このため、被処理物は、燃焼、炭化前に乾燥しやすくなっている。
【0027】
被処理物は、入口側部分11cの中間部11fから接続部11eを越えて出口側部分11dへと移送され、その中心部分に達すると、バーナー13の炎の熱により燃焼が始まる。被処理物の燃焼、炭化処理が始まり、安定した連続燃焼(自燃状態)となったならば、バーナー13の燃焼を停止して、インバーター調整により適正な空気量を送り続けるようにし、ランニングコストを抑えることができる。なお、バーナー13は、メンテナンスの際にはバーナーカート13aによりキルン外筒12から離すことができる。
【0028】
被処理物は、キルン内筒11の出口側部分11dの中心部を過ぎると燃焼から炭化へと移り、内筒出口11b付近では炎が消え、炭化状態となる。炭化した被処理物は、内筒出口11bからキルン外筒12の小径側端部12aの側に移る。被処理物は、さらに、キルン外筒12の回転とともにキルン外筒12の下部傾斜に沿って大径側端部12bの側に送られ、排出部21から排出される。このように、キルン外筒12は、被処理物を回転と円錐形状の角度を利用して排出部21へと送るようになっている。炭化した被処理物は、キルン外筒12を移動することにより冷却されて排出部21から排出される。なお、キルン内筒11の外側は外断熱構造となっているため、被処理物は、キルン外筒12を移動する際、キルン内筒11の熱による影響を受けにくく、効果的に排出される。排出された炭化物は、容器22に収容する。
【0029】
キルン内筒11およびキルン外筒12の上部傾斜に沿って排出されたガスは、カバー出口14bから二次燃焼室15に送られ、二次燃焼用触媒15bにブロア付バーナー16の炎を当て二次燃焼させ、排気口15aから排出される。これにより、排気による汚染を防止することができる。
【0030】
なお、カート19を移動させることにより、スクリュ式移送機18をキルン外筒12、キルン内筒11およびカバー14から離し、メンテナンスを容易にすることができる。
【0031】
回転型炭化装置は、以下の効果を有する。
1.キルン内筒11は球状、絞り、円筒の各形状を有することから、炎、熱風の対流を作り出し、より効果的効率的に被処理物を乾燥させ、炭化に至る時間および移動距離を短くすることができる。また、キルン内筒11から出た炭化物は、円錐形状のキルン外筒12の内側を移送することにより冷却されるため、別途、冷却工程を設ける必要がなく、冷却用に新たに場所をとらない。
2.回転型炭化装置は、小型化が可能となり製造コストを抑えることができる。
3.乾燥された被処理物はより自燃しやすくなるため、バーナー13の燃焼による燃料消費が自燃開始までの数十分となり、ランニングコストを抑えることができる。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、小型化および炭化効率の向上を図る回転型炭化装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の回転型炭化装置の概略構成を示す縦断面図である。
【図2】図1に示す回転型炭化装置の左側面図である。
【図3】図1に示す回転型炭化装置の右側面図である。
【図4】図1に示す回転型炭化装置の平面図である。
【図5】図1に示す回転型炭化装置の(A)大径側端部を支持する回転支持部材の側面図、(B)小径側端部を支持する回転支持部材の側面図である。
【符号の説明】
11 キルン内筒
12 キルン外筒
13 バーナー
13a バーナーカート
14 カバー
15 二次燃焼室
16 ブロア付バーナー
17 ホッパ
18 スクリュ式移送機
19 カート
20 熱電対
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転型炭化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の回転型炭化装置として、キルン内筒とキルン外筒とを有し、被処理物を供給機の底部に配設されるスクリューでキルン内筒に送り込み、キルン内筒を回転させ、キルン外筒がキルン内筒の外周に900℃前後の高温ガスを放熱して被処理物を炭化するものがある(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−82358号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載の回転型炭化装置は、乾燥工程のためにキルン内筒の長さに所定の長さを必要とし、小型化および炭化効率の向上に限界があるという課題があった。
【0005】
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、小型化および炭化効率の向上を図ることができる回転型炭化装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る回転型炭化装置は、キルン内筒とキルン外筒とバーナーとを有し、前記キルン内筒は回転体形状であって一端に被処理物のキルン内筒入口を有し他端にキルン内筒出口を有し、前記キルン内筒入口を有する入口側部分と前記キルン内筒出口を有する出口側部分とを接続部で連結して成り、前記入口側部分は中間部の径が前記キルン内筒入口および前記接続部の径より大きい球状の内面を有し、前記出口側部分は前記キルン内筒出口の径が前記接続部の径より大きい円筒状の内面を有し、前記キルン外筒は円錐面状の内面を有して小径側端部と大径側端部とを有し、前記小径側端部をキルン内筒出口側に配置し前記大径側端部をキルン内筒入口側に配置して前記キルン内筒出口から排出される被処理物を受けるよう前記キルン内筒の出口側部分を包囲し、前記大径側端部に被処理物の排出部を有し、前記キルン内筒と同一の回転軸線を有して前記キルン内筒に固定され、前記キルン内筒とともに前記回転軸線を中心として動力により回転可能に設けられ、前記バーナーは前記キルン内筒の出口側部分の内部を加熱して被処理物を炭化するよう設けられていることを、特徴とする。
【0007】
なお、本明細書において、入口側部分の「球状の内面」とは、球の内面のほか、流線型の内面であってもよく、中間部の径がキルン内筒入口から曲面で連続して徐々に広がり、接続部にかけて曲面で連続して徐々に窄まるすべての形状の内面を含む概念である。出口側部分の「円筒状の内面」は、接続部側に円錐面を有しキルン内筒出口側に円筒面を有していても、内面全体が円錐面から成っていてもよい。
【0008】
本発明に係る回転型炭化装置では、炭化処理を行うとき、回転軸線を中心として動力によりキルン内筒およびキルン外筒を回転させ、キルン内筒のキルン内筒入口に被処理物を投入する。始めにキルン内筒に投入された被処理物は、回転する入口側部分の内部で、バーナーの熱およびバーナーによって熱せられたキルン内筒の内壁からの熱により徐々に乾燥される。このとき、入口側部分は中間部の径がキルン内筒入口および接続部の径より大きい球状の内面を有するため、接続部側から上部の内面に沿って流れた熱風が、キルン内筒入口で下降するよう対流を起こす。また、キルン内筒の上部内面に沿って流れた熱風は、キルン内筒の内壁を熱する。特に、入口側部分は、球状の内面を有するため、同じ長さの円筒形状に比べ、表面積と体積を大きくとることができる。このため、被処理物は、より効果的かつ効率的に乾燥される。
【0009】
被処理物は、入口側部分の中間部から接続部を越えて出口側部分へと流れ、バーナーの熱により燃焼し、炭化する。バーナーは、キルン内筒の内部を加熱して被処理物を自燃状態にし、炭化するようになっている。被処理物の燃焼が始まり、連続的に自燃状態となったならば、バーナーの燃焼を停止することができるため、ランニングコストを抑えることができる。炭化した被処理物は、キルン内筒出口からキルン外筒の小径側端部の側に移り、キルン外筒の回転とともにキルン外筒下部の傾斜に沿って大径側端部の側に送られ、排出部から排出される。
【0010】
被処理物は、キルン外筒下部の傾斜に沿って移動する際に冷却される。このため、冷却用の場所と設備を新たに必要とせず、全体の小型化を図ることができる。キルン内筒内の炭化工程における排ガスは、キルン外筒上部の傾斜に沿って排出される。
【0011】
本発明に係る回転型炭化装置は、ホッパとスクリュ式移送機とバーナーカートとカートとを有し、前記ホッパは被処理物の投入口とホッパ出口とを有し、前記スクリュ式移送機は前記ホッパ出口に接続され、前記ホッパ出口から供給される被処理物を前記キルン内筒入口に動力により回転して移送するスクリュ羽根を有し、前記スクリュ羽根に長さ方向に貫通する送風孔を有し、前記バーナーカートは前記バーナーを移動可能に載せており、前記カートは前記ホッパおよび前記スクリュ式移送機を移動可能に載せていることが好ましい。
【0012】
この構成では、被処理物は、ホッパの投入口に投入され、ホッパ出口からスクリュ式移送機のスクリュ羽根によりキルン内筒入口に移送される。スクリュ羽根は長さ方向に貫通する送風孔を有するため、送風孔を通してキルン内筒の内部に空気を送ることができる。カートを移動させることにより、スクリュ式移送機をキルン外筒およびキルン内筒から離し、メンテナンスを容易にすることができる。
【0013】
本発明に係る回転型炭化装置は、カバーと二次燃焼室とブロア付バーナーとを有し、前記カバーは前記キルン外筒の大径側端部に接続されて前記キルン内筒のキルン内筒入口を包囲し、前記キルン内筒入口への被処理物投入用の開口とカバー出口とを有し、前記二次燃焼室は前記カバー出口に接続されて排気口を有し、内部に二次燃焼用触媒を有し、前記ブロア付バーナーは前記二次燃焼室に向けて燃焼するよう設けられ、前記スクリュ羽根は前記カバーの開口を貫通して前記ホッパ出口から供給される被処理物を前記キルン内筒入口に動力により回転して移送するようになっていることが好ましい。
【0014】
この構成では、キルン内筒およびキルン外筒から排出されたガスをカバー出口から二次燃焼室に送り、二次燃焼用触媒にブロア付バーナーの炎を当て二次燃焼させ、排気口から排出する。これにより、排気による汚染を防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき、本発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図5は、本発明の実施の形態を示している。
図1乃至図4に示すように、回転型炭化装置は、キルン内筒11とキルン外筒12とバーナー13とバーナーカート13aとカバー14と二次燃焼室15とブロア付バーナー16とホッパ17とスクリュ式移送機18とカート19と熱電対20とを有している。
【0016】
キルン内筒11は、回転体形状であって、一端に被処理物の内筒入口11aを有し他端に内筒出口11bを有している。キルン内筒11の内側には、攪拌兼移送羽根(図示せず)が取り付けられている。キルン内筒11は、内筒入口11aを有する入口側部分(内筒球状部)11cと内筒出口11bを有する出口側部分11d(内筒円筒部)とを接続部(絞り部)11eで連結して成っている。
【0017】
図1に示すように、入口側部分11cは、中間部11fの径が内筒入口11aおよび接続部11eの径より大きい球状の内面を有している。球状の内面は、正確な球面ではないが、中間部11fの径が内筒入口11aから曲面で連続して徐々に広がり、接続部11eにかけて曲面で連続して徐々に窄まる形状となっている。入口側部分11cは、被処理物(原料)の攪拌、乾燥、移送と、内外壁での受熱、蓄熱、伝熱の作用を有する。接続部(絞り部)11eは、入口側部分11cの対流を生み出す作用と、内壁での受熱、蓄熱、伝熱の作用を有する。
【0018】
出口側部分11dは、傾斜部11gと円筒部11hとから成り、内筒出口11bの径が接続部11eの径より大きい円筒状の内面を有している。傾斜部11gは、内面に円錐面を有して接続部11eと連結し、接続部11eから内筒出口11b側にかけて広がっている。円筒部11hは、傾斜部11gに連結し、内筒出口11bを有している。なお、キルン内筒11の出口側部分11dの外側は、燃焼による熱がキルン外筒12の内側に伝わらないよう外壁材による外断熱構造となっている。出口側部分11dは、被処理物の燃焼、炭化、移送と、内壁での受熱、蓄熱、伝熱の作用を有する。出口側部分11dの外壁は、断熱作用を有する。
【0019】
キルン外筒12は、円錐面状の内面を有して小径側端部12aと大径側端部12bとを有している。キルン外筒12は、小径側端部12aを内筒出口11b側に配置し大径側端部12bを内筒入口11a側に配置して内筒出口11bから排出される被処理物を受けるようキルン内筒11の出口側部分11dを包囲している。キルン外筒12の小径側端部12aは、バーナー用開口12cを有する板材12dで閉じられている。キルン外筒12は、大径側端部12bに被処理物の排出部21を有し、キルン内筒11と同一の回転軸線を有して大径側端部12bでキルン内筒11の出口側部分11dの外周に固定されている。図5(A),(B)に示すように、キルン外筒12は、外周が小径側端部12aおよび大径側端部12bで回転支持部材12eにより支持されている。キルン外筒12は、キルン内筒11とともに回転軸線を中心としてキルン駆動モータ12fにより回転可能に設けられている。また、インバーターの取り付けにより回転速度を自在にコントロールできる。キルン外筒12は、炭化物の移送、冷却、排出と、排煙の誘導の作用を有する。
【0020】
バーナー13は、バーナーカート13aの上に固定されている。バーナー13は、バーナー用開口12cに挿入され、キルン内筒11の中心内部を加熱して被処理物を自燃状態にして炭化するよう設けられている。バーナー13は、キルン内筒11の内部の加熱と、被処理物が自燃するための熱源の作用を有する。
【0021】
カバー14は、キルン外筒12の大径側端部12bに接続されてキルン内筒11の内筒入口11aを包囲している。カバー14は、内筒入口11aへの被処理物投入用の開口14aとカバー出口14bとを有している。二次燃焼室15は、カバー出口14bに接続されて排気口15aを有している。二次燃焼室15は、内部に二次燃焼用触媒15bを有している。ブロア付バーナー16は、二次燃焼用触媒15bに向けて燃焼するよう設けられている。
【0022】
ホッパ17は、被処理物の投入口17aとホッパ出口17bとを有している。スクリュ式移送機18は、スクリュ駆動モータ18aとスクリュ羽根18bとを有している。スクリュ式移送機18は、ホッパ出口17bに接続され、カバー14の開口14aを貫通している。スクリュ羽根18bは、ホッパ出口17bから供給される被処理物を内筒入口11aに動力により回転して移送するようになっている。また、インバーターの取り付けにより回転速度を自在にコントロールできる。スクリュ羽根18bは、長さ方向に貫通する送風孔18cを有している。スクリュ式移送機18は、被処理物の移送、投入と、伝熱による被処理物乾燥の作用を有する。カート19は、ホッパ17およびスクリュ式移送機18を移動可能に載せている。
【0023】
熱電対20は、スクリュ羽根18bの先端と、バーナー13と、二次燃焼室15の内側とに固定され、それぞれキルン内筒11の入口側部分11cの内部、出口側部分11dの内部、二次燃焼室15の内部の温度を測定するようになっている。
【0024】
次に作用について説明する。
回転型炭化装置では、炭化処理を行うとき、始めに、炉内には被処理物を入れずに、回転軸線を中心として動力によりキルン内筒11およびキルン外筒12を回転させる。空運転の状態でバーナー13を燃焼させ、キルン内筒11を加熱する。これにより、最初に出てくる被処理物が生焼け、半焼け状態にならないようにすることができ、また、被処理物を投入してからすばやく自燃状態にすることができる。
【0025】
キルン内筒11の中心部の温度が自燃可能な状態になったら、スクリュ式移送機18のスクリュ羽根18bを回転させ、ホッパ17の投入口17aより予め投入、充填しておいた被処理物をキルン内筒11の内筒入口11aに送り込む。被処理物は、例えば籾殻や木材チップ、鶏糞などである。被処理物は、ホッパ出口17bからスクリュ羽根18bにより内筒入口11aに移送される。スクリュ羽根18bは長さ方向に貫通する送風孔を有するため、送風孔を通してキルン内筒11の内部に空気を送ることができる。
【0026】
キルン内筒11に投入された被処理物は、回転する入口側部分11cの内部で、キルン内筒11の内側に取り付けられた攪拌兼移送羽根(図示せず)により、ばらけながら接続部11e、出口側部分11dの傾斜部11gへと移動する。その際、被処理物は、キルン内筒11の内壁からの熱およびバーナー13の熱により徐々に乾燥し、移動していく。このとき、入口側部分11cは中間部11fの径が内筒入口11aおよび接続部11eの径より大きい球状の内面を有するため、接続部11e側から上部の内面に沿って流れた熱風が、内筒入口11aで下降するよう対流を起こす。このため、被処理物は、燃焼、炭化前に乾燥しやすくなっている。
【0027】
被処理物は、入口側部分11cの中間部11fから接続部11eを越えて出口側部分11dへと移送され、その中心部分に達すると、バーナー13の炎の熱により燃焼が始まる。被処理物の燃焼、炭化処理が始まり、安定した連続燃焼(自燃状態)となったならば、バーナー13の燃焼を停止して、インバーター調整により適正な空気量を送り続けるようにし、ランニングコストを抑えることができる。なお、バーナー13は、メンテナンスの際にはバーナーカート13aによりキルン外筒12から離すことができる。
【0028】
被処理物は、キルン内筒11の出口側部分11dの中心部を過ぎると燃焼から炭化へと移り、内筒出口11b付近では炎が消え、炭化状態となる。炭化した被処理物は、内筒出口11bからキルン外筒12の小径側端部12aの側に移る。被処理物は、さらに、キルン外筒12の回転とともにキルン外筒12の下部傾斜に沿って大径側端部12bの側に送られ、排出部21から排出される。このように、キルン外筒12は、被処理物を回転と円錐形状の角度を利用して排出部21へと送るようになっている。炭化した被処理物は、キルン外筒12を移動することにより冷却されて排出部21から排出される。なお、キルン内筒11の外側は外断熱構造となっているため、被処理物は、キルン外筒12を移動する際、キルン内筒11の熱による影響を受けにくく、効果的に排出される。排出された炭化物は、容器22に収容する。
【0029】
キルン内筒11およびキルン外筒12の上部傾斜に沿って排出されたガスは、カバー出口14bから二次燃焼室15に送られ、二次燃焼用触媒15bにブロア付バーナー16の炎を当て二次燃焼させ、排気口15aから排出される。これにより、排気による汚染を防止することができる。
【0030】
なお、カート19を移動させることにより、スクリュ式移送機18をキルン外筒12、キルン内筒11およびカバー14から離し、メンテナンスを容易にすることができる。
【0031】
回転型炭化装置は、以下の効果を有する。
1.キルン内筒11は球状、絞り、円筒の各形状を有することから、炎、熱風の対流を作り出し、より効果的効率的に被処理物を乾燥させ、炭化に至る時間および移動距離を短くすることができる。また、キルン内筒11から出た炭化物は、円錐形状のキルン外筒12の内側を移送することにより冷却されるため、別途、冷却工程を設ける必要がなく、冷却用に新たに場所をとらない。
2.回転型炭化装置は、小型化が可能となり製造コストを抑えることができる。
3.乾燥された被処理物はより自燃しやすくなるため、バーナー13の燃焼による燃料消費が自燃開始までの数十分となり、ランニングコストを抑えることができる。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、小型化および炭化効率の向上を図る回転型炭化装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の回転型炭化装置の概略構成を示す縦断面図である。
【図2】図1に示す回転型炭化装置の左側面図である。
【図3】図1に示す回転型炭化装置の右側面図である。
【図4】図1に示す回転型炭化装置の平面図である。
【図5】図1に示す回転型炭化装置の(A)大径側端部を支持する回転支持部材の側面図、(B)小径側端部を支持する回転支持部材の側面図である。
【符号の説明】
11 キルン内筒
12 キルン外筒
13 バーナー
13a バーナーカート
14 カバー
15 二次燃焼室
16 ブロア付バーナー
17 ホッパ
18 スクリュ式移送機
19 カート
20 熱電対
Claims (2)
- キルン内筒とキルン外筒とバーナーとを有し、
前記キルン内筒は回転体形状であって一端に被処理物のキルン内筒入口を有し他端にキルン内筒出口を有し、前記キルン内筒入口を有する入口側部分と前記キルン内筒出口を有する出口側部分とを接続部で連結して成り、前記入口側部分は中間部の径が前記キルン内筒入口および前記接続部の径より大きい球状の内面を有し、前記出口側部分は前記キルン内筒出口の径が前記接続部の径より大きい円筒状の内面を有し、
前記キルン外筒は円錐面状の内面を有して小径側端部と大径側端部とを有し、前記小径側端部をキルン内筒出口側に配置し前記大径側端部をキルン内筒入口側に配置して前記キルン内筒出口から排出される被処理物を受けるよう前記キルン内筒の出口側部分を包囲し、前記大径側端部に被処理物の排出部を有し、前記キルン内筒と同一の回転軸線を有して前記キルン内筒に固定され、前記キルン内筒とともに前記回転軸線を中心として動力により回転可能に設けられ、
前記バーナーは前記キルン内筒の内部を加熱して被処理物を炭化するよう設けられていることを、
特徴とする回転型炭化装置。 - ホッパとスクリュ式移送機とバーナーカートとカートとを有し、
前記ホッパは被処理物の投入口とホッパ出口とを有し、
前記スクリュ式移送機は前記ホッパ出口に接続され、前記ホッパ出口から供給される被処理物を前記キルン内筒入口に動力により回転して移送するスクリュ羽根を有し、前記スクリュ羽根に長さ方向に貫通する送風孔を有し、
前記バーナーカートは前記バーナーを移動可能に載せており、
前記カートは前記ホッパおよび前記スクリュ式移送機を移動可能に載せていることを、
特徴とする請求項1記載の回転型炭化装置。
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