JPH05172465A - 連続焼成炉の温度制御装置 - Google Patents
連続焼成炉の温度制御装置Info
- Publication number
- JPH05172465A JPH05172465A JP34109591A JP34109591A JPH05172465A JP H05172465 A JPH05172465 A JP H05172465A JP 34109591 A JP34109591 A JP 34109591A JP 34109591 A JP34109591 A JP 34109591A JP H05172465 A JPH05172465 A JP H05172465A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling air
- furnace
- cooling
- burner
- zone
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Tunnel Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 負荷変動の影響を受けることなしにヒートカ
ーブを任意に調節可能なローラハースキルンの温度制御
装置を提供する。 【構成】 ローラハースキルン1の予熱域3は、冷却空
気を導入する冷却空気供給口12と炉内ガスを排出する
炉内ガス排出口15とを有する。第1焼成域4は、燃焼
ガスを導入するバーナ17と冷却空気供給口12とを有
し、第2焼成域5はバーナ17を有する。第1冷却域6
はバーナ17と冷却空気供給口18と余熱空気回収口2
4を有し、第2冷却域7はバーナ17と余熱空気回収口
24を有し、第3冷却域8は冷却空気供給口28を有す
る。これにより、冷却空気供給口12、18、28、バ
ーナ17、余熱空気回収口24、炉内ガス排出口15の
動作によって各領域毎の温度を制御するため、負荷変動
を受けることなしに常に適正なヒートカーブを保持す
る。
ーブを任意に調節可能なローラハースキルンの温度制御
装置を提供する。 【構成】 ローラハースキルン1の予熱域3は、冷却空
気を導入する冷却空気供給口12と炉内ガスを排出する
炉内ガス排出口15とを有する。第1焼成域4は、燃焼
ガスを導入するバーナ17と冷却空気供給口12とを有
し、第2焼成域5はバーナ17を有する。第1冷却域6
はバーナ17と冷却空気供給口18と余熱空気回収口2
4を有し、第2冷却域7はバーナ17と余熱空気回収口
24を有し、第3冷却域8は冷却空気供給口28を有す
る。これにより、冷却空気供給口12、18、28、バ
ーナ17、余熱空気回収口24、炉内ガス排出口15の
動作によって各領域毎の温度を制御するため、負荷変動
を受けることなしに常に適正なヒートカーブを保持す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被焼成品を搬送しつつ
焼成する連続焼成炉に関するもので、詳しくは、例えば
ローラハースキルン、トンネルキルン等の連続炉内の温
度制御を行うものに関する。
焼成する連続焼成炉に関するもので、詳しくは、例えば
ローラハースキルン、トンネルキルン等の連続炉内の温
度制御を行うものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、タイル等の小型軽量のセラミ
ック製品を焼成するローラハースキルンは、耐火レン
ガ、セラミックファイバ等からなるトンネル状の炉体を
有する。被焼成品を搬送するローラは、炉長方向に多数
本並設され、ケーシング外部に設けられる駆動装置によ
り回転駆動される。ローラハースキルンの炉内は、バー
ナ等により燃焼ガスの吹込みにより加熱されるとともに
送風ファンによりガス流動が作られる。
ック製品を焼成するローラハースキルンは、耐火レン
ガ、セラミックファイバ等からなるトンネル状の炉体を
有する。被焼成品を搬送するローラは、炉長方向に多数
本並設され、ケーシング外部に設けられる駆動装置によ
り回転駆動される。ローラハースキルンの炉内は、バー
ナ等により燃焼ガスの吹込みにより加熱されるとともに
送風ファンによりガス流動が作られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ローラハースキルンによると、炉入口から炉出口までの
ヒートカーブが被焼成品の搬入開始時期、搬入停止時期
あるいは被焼成品の重量の変化等の負荷変動により大き
く変動する。被焼成品を均一かつ良好な品質にするため
には、例えば図3に示すAのような適正なヒートカーブ
が要求されるのに対し、被焼成品を搬入しない無負荷の
場合は、例えば図3に示すBのような炉内温度分布にな
り、また過負荷の場合は例えば図3に示すCのような炉
内温度分布になる。
ローラハースキルンによると、炉入口から炉出口までの
ヒートカーブが被焼成品の搬入開始時期、搬入停止時期
あるいは被焼成品の重量の変化等の負荷変動により大き
く変動する。被焼成品を均一かつ良好な品質にするため
には、例えば図3に示すAのような適正なヒートカーブ
が要求されるのに対し、被焼成品を搬入しない無負荷の
場合は、例えば図3に示すBのような炉内温度分布にな
り、また過負荷の場合は例えば図3に示すCのような炉
内温度分布になる。
【0004】例えば、炉の初期立ち上げ時には、良質な
被焼成品を得るために、炉に負荷を与える目的で使われ
るダミーの被焼成品を炉内に挿入したり、ダミーの被焼
成品を入れない場合は適正なヒートカーブに安定するま
で不良品の発生を是認した上で被焼成品を焼成すること
が行われる。このようなダミーによる焼成あるいは初期
の不良品発生は、エネルギー損失あるいは製品の無駄を
発生し、生産効率を低下させる。
被焼成品を得るために、炉に負荷を与える目的で使われ
るダミーの被焼成品を炉内に挿入したり、ダミーの被焼
成品を入れない場合は適正なヒートカーブに安定するま
で不良品の発生を是認した上で被焼成品を焼成すること
が行われる。このようなダミーによる焼成あるいは初期
の不良品発生は、エネルギー損失あるいは製品の無駄を
発生し、生産効率を低下させる。
【0005】本発明が解決しようとする課題は、負荷変
動の影響を受けることなしに炉内温度分布を任意に調節
可能な連続焼成炉の温度制御装置を提供することにあ
る。
動の影響を受けることなしに炉内温度分布を任意に調節
可能な連続焼成炉の温度制御装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明による連続焼成炉の温度制御装置は、予熱域、
焼成域および冷却域からなる連続焼成炉において、冷却
空気を導入する冷却空気供給手段と炉内ガスを排出する
炉内ガス排出手段とを有する予熱域と、燃焼ガスを導入
する加熱手段と冷却空気を導入する冷却空気供給手段と
を有する焼成域と、燃焼ガスを導入する加熱手段と冷却
空気を導入する冷却空気供給手段と余熱空気を回収する
余熱空気回収手段とを有する冷却域とを備えたことを特
徴とする。
の本発明による連続焼成炉の温度制御装置は、予熱域、
焼成域および冷却域からなる連続焼成炉において、冷却
空気を導入する冷却空気供給手段と炉内ガスを排出する
炉内ガス排出手段とを有する予熱域と、燃焼ガスを導入
する加熱手段と冷却空気を導入する冷却空気供給手段と
を有する焼成域と、燃焼ガスを導入する加熱手段と冷却
空気を導入する冷却空気供給手段と余熱空気を回収する
余熱空気回収手段とを有する冷却域とを備えたことを特
徴とする。
【0007】
【作用】本発明による連続焼成炉の温度制御装置による
と、前記予熱域、焼成域または冷却域に、冷却空気供給
手段、炉内ガス排出手段、加熱手段ならびに余熱空気回
収手段を前述の如く設けたので、各領域毎の温度を精密
に制御することが可能になるため、炉の稼動時、負荷変
動を受けることなしに常に適正なヒートカーブを保持す
る。
と、前記予熱域、焼成域または冷却域に、冷却空気供給
手段、炉内ガス排出手段、加熱手段ならびに余熱空気回
収手段を前述の如く設けたので、各領域毎の温度を精密
に制御することが可能になるため、炉の稼動時、負荷変
動を受けることなしに常に適正なヒートカーブを保持す
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本発明をローラハースキルンに適用した実施例に
ついて説明する。ローラハースキルンは、耐熱鋼等によ
り形成されるケーシング内にトンネル状の炉体が収納さ
れている。炉体は、セラミックファイバ、耐火レンガ等
からなり、1本のローラについてみると、炉体の一方の
側壁から他方の側壁にセラミック製のローラが橋渡しさ
れる。このようなローラが炉長方向に所定の間隔をおい
て平行に多数本並べられている。各ローラの一端は、側
壁の外部に取り出される。この取り出された各ローラの
端部に例えばチェーン等により駆動力が伝達されるスプ
ロケットが取り付けられている。
する。本発明をローラハースキルンに適用した実施例に
ついて説明する。ローラハースキルンは、耐熱鋼等によ
り形成されるケーシング内にトンネル状の炉体が収納さ
れている。炉体は、セラミックファイバ、耐火レンガ等
からなり、1本のローラについてみると、炉体の一方の
側壁から他方の側壁にセラミック製のローラが橋渡しさ
れる。このようなローラが炉長方向に所定の間隔をおい
て平行に多数本並べられている。各ローラの一端は、側
壁の外部に取り出される。この取り出された各ローラの
端部に例えばチェーン等により駆動力が伝達されるスプ
ロケットが取り付けられている。
【0009】例えば図1に示すように、ローラハースキ
ルン1は、炉入口2から予熱域3、第1焼成域4、第2
焼成域5、第1冷却域6、第2冷却域7、第3冷却域
8、炉出口9からなり、炉長は例えば数十メートルにも
なる。予熱域3には冷却空気供給口12が形成される。
冷却空気供給口12は冷却ファン14によりコントロー
ルダンパ13を経由して炉内に冷却空気を供給する。ま
た予熱域3には炉内ガス排出口15が形成され、この炉
内ガス排出口15を経由して排気ファン16により外部
に炉内ガスの一部が排出される。
ルン1は、炉入口2から予熱域3、第1焼成域4、第2
焼成域5、第1冷却域6、第2冷却域7、第3冷却域
8、炉出口9からなり、炉長は例えば数十メートルにも
なる。予熱域3には冷却空気供給口12が形成される。
冷却空気供給口12は冷却ファン14によりコントロー
ルダンパ13を経由して炉内に冷却空気を供給する。ま
た予熱域3には炉内ガス排出口15が形成され、この炉
内ガス排出口15を経由して排気ファン16により外部
に炉内ガスの一部が排出される。
【0010】第1焼成域4には、バーナ17が設けられ
るとともに、冷却空気供給口12が形成される。第2焼
成域5には、バーナ17が設けられる。第1冷却域6に
は、バーナ17が設けられるとともに、冷却空気を導入
する冷却空気供給口18が形成される。冷却ファン22
によりコントロールダンパ20を経由して冷却空気供給
口18から炉内に冷却空気が供給される。また第1冷却
域6には炉内の余熱空気を回収する余熱回収口24が形
成される。この余熱回収口24から余熱回収ファン26
により炉内の余熱空気が外部に排出される。
るとともに、冷却空気供給口12が形成される。第2焼
成域5には、バーナ17が設けられる。第1冷却域6に
は、バーナ17が設けられるとともに、冷却空気を導入
する冷却空気供給口18が形成される。冷却ファン22
によりコントロールダンパ20を経由して冷却空気供給
口18から炉内に冷却空気が供給される。また第1冷却
域6には炉内の余熱空気を回収する余熱回収口24が形
成される。この余熱回収口24から余熱回収ファン26
により炉内の余熱空気が外部に排出される。
【0011】第2冷却域7には、バーナ17が設けられ
るとともに余熱回収口24が形成される。同様に余熱回
収ファン26により余熱空気の一部が余熱回収口24か
ら外部に排出される。第3冷却域8には、冷却ファン3
0により冷却空気を炉内に供給する冷却空気供給口28
が形成される。
るとともに余熱回収口24が形成される。同様に余熱回
収ファン26により余熱空気の一部が余熱回収口24か
ら外部に排出される。第3冷却域8には、冷却ファン3
0により冷却空気を炉内に供給する冷却空気供給口28
が形成される。
【0012】前述のバーナ17は、炉内のガス温度を調
節するもので、外部信号により出力が調節される。また
冷却ファン14、22、30、排気ファン16および余
熱回収ファン26の風量は、外部信号により調節され
る。またコントロールダンパ13、コントロールダンパ
20の開度は、外部信号により調節される。次に作用に
ついて説明する。
節するもので、外部信号により出力が調節される。また
冷却ファン14、22、30、排気ファン16および余
熱回収ファン26の風量は、外部信号により調節され
る。またコントロールダンパ13、コントロールダンパ
20の開度は、外部信号により調節される。次に作用に
ついて説明する。
【0013】予熱域3では、負荷が大きい場合、冷却空
気供給口12から供給する冷却空気量を減少または停止
する。これにより、炉内の温度の温度下降を抑制する。
負荷が小さい場合、冷却空気供給口12から供給する冷
却空気量を増加するようコントロールダンパ13または
冷却ファン14を調節する。これにより炉内の温度上昇
を抑制する。
気供給口12から供給する冷却空気量を減少または停止
する。これにより、炉内の温度の温度下降を抑制する。
負荷が小さい場合、冷却空気供給口12から供給する冷
却空気量を増加するようコントロールダンパ13または
冷却ファン14を調節する。これにより炉内の温度上昇
を抑制する。
【0014】第1焼成域4では、負荷が大きい場合、冷
却空気供給口12から供給する冷却空気量を減少し、バ
ーナ17の燃焼量を大にする。反対に負荷が小さい場
合、冷却空気量を大にし、バーナ17の燃焼量を小にす
る。第2焼成域5では、バーナ17により炉内温度を調
節する。第1冷却域6では、負荷が大きい場合、冷却空
気供給口18から供給する冷却空気量を大にし、バーナ
17の燃焼量を小にする。負荷が小さい場合、冷却空気
量を小にし、バーナ17による燃焼量を大にする。
却空気供給口12から供給する冷却空気量を減少し、バ
ーナ17の燃焼量を大にする。反対に負荷が小さい場
合、冷却空気量を大にし、バーナ17の燃焼量を小にす
る。第2焼成域5では、バーナ17により炉内温度を調
節する。第1冷却域6では、負荷が大きい場合、冷却空
気供給口18から供給する冷却空気量を大にし、バーナ
17の燃焼量を小にする。負荷が小さい場合、冷却空気
量を小にし、バーナ17による燃焼量を大にする。
【0015】第2冷却域7では、負荷が大きい場合、バ
ーナ17の燃焼量を小にし、負荷が小さい場合、バーナ
17による燃焼量を大にする。第3冷却域8では、冷却
ファン30により冷却空気供給口28から炉内に送り込
まれる冷却空気により第3冷却域8での温度を降下させ
る。次に、前記図1に示す実施例を対比するための比較
例を図4に示す。この比較例4は、図1に示す実施例に
比べると、次の点が異なる。予熱域3に冷却空気供給
口12が形成されない。第1焼成域4に冷却空気供給
口12が形成されない。第1冷却域6にコントロール
ダンパ20およびバーナ17が設けられない。第2冷
却域7にバーナ17が設けられない。
ーナ17の燃焼量を小にし、負荷が小さい場合、バーナ
17による燃焼量を大にする。第3冷却域8では、冷却
ファン30により冷却空気供給口28から炉内に送り込
まれる冷却空気により第3冷却域8での温度を降下させ
る。次に、前記図1に示す実施例を対比するための比較
例を図4に示す。この比較例4は、図1に示す実施例に
比べると、次の点が異なる。予熱域3に冷却空気供給
口12が形成されない。第1焼成域4に冷却空気供給
口12が形成されない。第1冷却域6にコントロール
ダンパ20およびバーナ17が設けられない。第2冷
却域7にバーナ17が設けられない。
【0016】この比較例の構成によると、予熱域での冷
却空気の供給装置が設けられないことから、予熱域の負
荷が小または大の場合、炉内温度の過上昇または過降下
を抑制することが困難である。また炉内ガスの流れが冷
却空気供給口28から送り込まれた冷却空気の一部は余
熱回収ファン26により余熱余熱回収口24から回収さ
れるが、残りの空気は上流側に流れる。このため、冷却
域と焼成域での温度の精密な制御が困難となる。
却空気の供給装置が設けられないことから、予熱域の負
荷が小または大の場合、炉内温度の過上昇または過降下
を抑制することが困難である。また炉内ガスの流れが冷
却空気供給口28から送り込まれた冷却空気の一部は余
熱回収ファン26により余熱余熱回収口24から回収さ
れるが、残りの空気は上流側に流れる。このため、冷却
域と焼成域での温度の精密な制御が困難となる。
【0017】これに対し、前記実施例によると、各領域
毎に温度制御がなされるため、負荷変動によるヒートカ
ーブを例えば図2および図3に示すAのような適正なヒ
ートカーブに負荷の大小にかかわらず精密に制御するこ
とができる。例えば、重量等の大きな被焼成品が炉入口
2から導入される場合、負荷が大となるが、このような
ときはコントロールダンパ13を閉にして冷却空気供給
口12からの冷却空気の炉内への導入を停止する。また
反対に例えば重量の小さな被焼成品が炉入口2から導入
される場合、温度が過上昇になりやすいので、コントロ
ールダンパ13の開度を大にし、冷却空気供給口12か
らの冷却空気の供給量を大にし、適正なヒートカーブを
描くようにコントロールする。
毎に温度制御がなされるため、負荷変動によるヒートカ
ーブを例えば図2および図3に示すAのような適正なヒ
ートカーブに負荷の大小にかかわらず精密に制御するこ
とができる。例えば、重量等の大きな被焼成品が炉入口
2から導入される場合、負荷が大となるが、このような
ときはコントロールダンパ13を閉にして冷却空気供給
口12からの冷却空気の炉内への導入を停止する。また
反対に例えば重量の小さな被焼成品が炉入口2から導入
される場合、温度が過上昇になりやすいので、コントロ
ールダンパ13の開度を大にし、冷却空気供給口12か
らの冷却空気の供給量を大にし、適正なヒートカーブを
描くようにコントロールする。
【0018】このように、前記実施例によると各領域毎
に温度制御が可能であるため、負荷変動によるヒートカ
ーブを常に適正なヒートカーブに維持できるため、均質
な被焼成品を迅速焼成することができるという効果があ
る。
に温度制御が可能であるため、負荷変動によるヒートカ
ーブを常に適正なヒートカーブに維持できるため、均質
な被焼成品を迅速焼成することができるという効果があ
る。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による連続
焼成炉の温度制御装置によると、ヒートカーブを任意に
調節可能であるという効果がある。特に、被焼成品の搬
入開始あるいは搬入停止の場合あるいは重量等の負荷変
動があった場合、これらの負荷変動の影響を受けること
なしに常に適正な炉内のヒートカーブを保持することが
できるため、良質な被焼成品を均一に生産することがで
きるという効果がある。
焼成炉の温度制御装置によると、ヒートカーブを任意に
調節可能であるという効果がある。特に、被焼成品の搬
入開始あるいは搬入停止の場合あるいは重量等の負荷変
動があった場合、これらの負荷変動の影響を受けること
なしに常に適正な炉内のヒートカーブを保持することが
できるため、良質な被焼成品を均一に生産することがで
きるという効果がある。
【図1】本発明の実施例によるローラハースキルンを示
す概略構成図である。
す概略構成図である。
【図2】本発明の実施例によるローラハースキルンの適
正なヒートカーブの一例を示す特性図である。
正なヒートカーブの一例を示す特性図である。
【図3】従来のローラハースキルンによるヒートカーブ
の一例を示す特性図である。
の一例を示す特性図である。
【図4】比較例によるローラハースキルンを示す概略構
成図である。
成図である。
1 ローラハースキルン 3 予熱域 4 第1焼成域(焼成域) 5 第2焼成域(焼成域) 6 第1冷却域(冷却域) 7 第2冷却域(冷却域) 8 第3冷却域(冷却域) 12 冷却空気供給口(冷却空気供給手段) 15 炉内ガス排出口(炉内ガス排出手段) 17 バーナ(加熱手段) 18 冷却空気供給口(冷却空気供給手段) 24 余熱空気回収口(余熱空気回収手段) 28 冷却空気供給口(冷却空気供給手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 予熱域、焼成域および冷却域からなる連
続焼成炉において、 冷却空気を導入する冷却空気供給手段と炉内ガスを排出
する炉内ガス排出手段とを有する予熱域と、 燃焼ガスを導入する加熱手段と冷却空気を導入する冷却
空気供給手段とを有する焼成域と、 燃焼ガスを導入する加熱手段と冷却空気を導入する冷却
空気供給手段と余熱空気を回収する余熱空気回収手段と
を有する冷却域とを備えたことを特徴とする連続焼成炉
の温度制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34109591A JP2859987B2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 連続焼成炉の温度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34109591A JP2859987B2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 連続焼成炉の温度制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05172465A true JPH05172465A (ja) | 1993-07-09 |
JP2859987B2 JP2859987B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=18343213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34109591A Expired - Fee Related JP2859987B2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 連続焼成炉の温度制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2859987B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07190627A (ja) * | 1993-12-27 | 1995-07-28 | Toto Ltd | トンネル式連続焼成炉 |
JPH09502012A (ja) * | 1994-06-10 | 1997-02-25 | リートハンメル ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 連続加熱炉 |
CN1296784C (zh) * | 2004-05-10 | 2007-01-24 | 浙江大学 | 微型仿真隧道窑自动化控制实验装置 |
CN102331181A (zh) * | 2011-10-21 | 2012-01-25 | 浙江大东吴集团建设新材料有限公司 | 陶粒冷却加热双用窑 |
CN104390464A (zh) * | 2014-11-24 | 2015-03-04 | 天津市化工设计院 | 一种辊道窑自动加料系统 |
CN107084619A (zh) * | 2017-06-09 | 2017-08-22 | 佛山亿达盈机电有限公司 | 辊道窑 |
JP2020029988A (ja) * | 2018-08-22 | 2020-02-27 | 日本碍子株式会社 | 連続式加熱炉及びその運転方法 |
JP2021067437A (ja) * | 2019-10-28 | 2021-04-30 | 中外炉工業株式会社 | 連続熱処理炉 |
CN113267042A (zh) * | 2021-05-31 | 2021-08-17 | 赣州科帕机电自动化有限公司 | 一种隧道窑温度控制系统 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104567356A (zh) * | 2014-12-20 | 2015-04-29 | 佛山市南海鑫隆机工机械有限公司 | 一种气电混合辊道窑窑炉 |
CN109099719B (zh) * | 2018-08-10 | 2020-11-10 | 佛山市东鹏陶瓷有限公司 | 一种窑炉缓冷带防裂砖智能控制方法及系统 |
JP2024005046A (ja) | 2022-06-29 | 2024-01-17 | 日本碍子株式会社 | 加熱炉 |
-
1991
- 1991-12-24 JP JP34109591A patent/JP2859987B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07190627A (ja) * | 1993-12-27 | 1995-07-28 | Toto Ltd | トンネル式連続焼成炉 |
JPH09502012A (ja) * | 1994-06-10 | 1997-02-25 | リートハンメル ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 連続加熱炉 |
CN1296784C (zh) * | 2004-05-10 | 2007-01-24 | 浙江大学 | 微型仿真隧道窑自动化控制实验装置 |
CN102331181A (zh) * | 2011-10-21 | 2012-01-25 | 浙江大东吴集团建设新材料有限公司 | 陶粒冷却加热双用窑 |
CN104390464A (zh) * | 2014-11-24 | 2015-03-04 | 天津市化工设计院 | 一种辊道窑自动加料系统 |
CN107084619A (zh) * | 2017-06-09 | 2017-08-22 | 佛山亿达盈机电有限公司 | 辊道窑 |
JP2020029988A (ja) * | 2018-08-22 | 2020-02-27 | 日本碍子株式会社 | 連続式加熱炉及びその運転方法 |
CN110857841A (zh) * | 2018-08-22 | 2020-03-03 | 日本碍子株式会社 | 连续式加热炉及其运转方法 |
US11796252B2 (en) | 2018-08-22 | 2023-10-24 | Ngk Insulators, Ltd. | Continuous heating furnace and operating method thereof |
JP2021067437A (ja) * | 2019-10-28 | 2021-04-30 | 中外炉工業株式会社 | 連続熱処理炉 |
CN113267042A (zh) * | 2021-05-31 | 2021-08-17 | 赣州科帕机电自动化有限公司 | 一种隧道窑温度控制系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2859987B2 (ja) | 1999-02-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0168788A2 (en) | Continuous type atmosphere heat treating furnace | |
JP2859987B2 (ja) | 連続焼成炉の温度制御装置 | |
JPS6078285A (ja) | トンネル炉 | |
US3837794A (en) | Billet heating | |
RU2313746C1 (ru) | Туннельная печь для обжига керамических изделий | |
US11796252B2 (en) | Continuous heating furnace and operating method thereof | |
JP7013265B2 (ja) | フライアッシュの加熱改質装置および加熱改質方法 | |
US4738705A (en) | Gas burner forced convection heating of glass sheets | |
JP5726875B2 (ja) | 廃熱システム | |
JPH11325740A (ja) | グレートキルン方式鉄鉱石ペレット焼成装置 | |
ITRE20090075A1 (it) | Forno continuo | |
JPH085255A (ja) | 連続焼成炉 | |
US1556260A (en) | Construction and operation of tunnel kilns | |
KR100897734B1 (ko) | 도자기 소성로 | |
JP3865859B2 (ja) | ローラハースキルンおよびその運転方法 | |
JPH0437143B2 (ja) | ||
JP3561364B2 (ja) | ろう付け炉 | |
JPH08143949A (ja) | 連続加熱装置 | |
JPH0217383A (ja) | 燃焼式連続焼成炉のバインダー除去装置 | |
JP2001058877A (ja) | セラミック材料の焼成方法 | |
CA1087543A (en) | Method and apparatus for calcining coke | |
SU717508A1 (ru) | Устройство дл термообработки сыпучего гранулированного материала | |
JPH0320405A (ja) | 多帯式連続加熱炉の炉内温度変更方法 | |
KR200180038Y1 (ko) | 롤러하스킬른의 소성대 전열향상 구조 | |
JP2001263949A (ja) | 乾燥装置の送排気制御方法および装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081204 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081204 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 11 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091204 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091204 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101204 Year of fee payment: 12 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |