JPH085255A - 連続焼成炉 - Google Patents

連続焼成炉

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Publication number
JPH085255A
JPH085255A JP15916394A JP15916394A JPH085255A JP H085255 A JPH085255 A JP H085255A JP 15916394 A JP15916394 A JP 15916394A JP 15916394 A JP15916394 A JP 15916394A JP H085255 A JPH085255 A JP H085255A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
furnace
temperature
kiln
firing
fired
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15916394A
Other languages
English (en)
Inventor
Michiro Nakagawa
道郎 中川
Michihiro Takeda
道弘 竹田
Tomoaki Shibachi
智明 柴地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
Priority to JP15916394A priority Critical patent/JPH085255A/ja
Publication of JPH085255A publication Critical patent/JPH085255A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ローラーハースキルンの昇温帯の温度を高くす
ることによって、炉の能力を高め得るようにする。 【構成】タイル等被焼成物16を入口18より炉内に搬
入した上、炉内を移動させて焼成を行い、出口20より
搬出する連続焼成炉10において、炉の入口部に炉内の
排気を行う排気手段24を設けるとともに、出口20に
炉の内部に向ってエアを供給するエア供給手段50を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はタイル等被焼成物を連
続的に焼成する連続焼成炉に関する。
【0002】
【従来の技術】タイル等被焼成物を焼成する焼成炉とし
て、入口より被焼成物を炉内部に連続的に搬入して炉内
を移動させ、その間に被焼成物を連続的に焼成した上
で、出口より搬出する形態の連続焼成炉が広く用いられ
ている。
【0003】ローラーハースキルンはその代表的なもの
で、このローラーハースキルンの場合、ローラー上に被
焼成物を載せてローラーの回転によりこれを搬送し、そ
して炉内を移動させる過程で被焼成物を焼成する。この
ローラーハースキルンを含む連続焼成炉の場合、一般に
炉内が入口側から予熱帯,焼成帯,冷却帯に分かれてお
り、予熱帯において被焼成物を予熱した上で焼成帯で焼
成し、その後冷却帯で冷却して出口より外部に搬出する
構成となっている。
【0004】而して炉内の温度の分布曲線は、図1
(B)(イ)に示すような分布曲線となっている。即ち
炉内の温度は、炉の入口より漸次高くなって焼成帯の特
定部位で最高温度に達し、その後再び下降する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの種ローラ
ーハースキルン等の連続焼成炉にあっては、焼成炉の能
力以上に多く被焼成物を炉内に搬入すると炉内の温度が
低下してしまい、これにより焼きの入り方が変化してし
まって焼成品質が低下する問題を生ずる。従って従来の
連続焼成炉の場合、予め定められた量以上の被焼成物を
炉内に搬入するといったことは困難で、これにより生産
量が制限される問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものであり、その要旨
は、タイル等被焼成物を入口より炉内に搬入した上、炉
内を移動させて焼成を行い、出口より搬出する連続焼成
炉において、前記炉の入口部に、炉内の排気を行う排気
手段を設けるとともに、前記出口に、炉の内部に向って
エアを供給するエア供給手段を設けたことにある。
【0007】
【作用及び発明の効果】ローラーハースキルン等の連続
焼成炉にあって、最高温度(ピーク温度)を所望温度に
コントロ−ルすることは比較的容易である。これに対
し、その前段階の温度、特に昇温帯といわれる500℃
より高温域の温度、とりわけ700℃前後の温度をコン
トロ−ルすることは困難であり、しかもタイル等被焼成
物を能力以上に多く炉内に搬入したとき、特にこの昇温
帯の温度が、炉内に搬入された被焼成物により熱を奪わ
れることで低下し、このことが焼成品質を低下させる大
きな要因となっていた。
【0008】本発明の連続焼成炉は上記最高温度に到達
するまでの昇温帯の温度を高めるべく案出されたもの
で、焼成炉の入口部に排気手段を設けるとともに、炉の
出口から炉内部に向ってエアを供給するエア供給手段を
炉出口に設けたものである。
【0009】本発明の連続焼成炉にあっては、炉の出口
からの炉内部に向けてのエアの供給と、炉入口部におけ
る排気手段による排気とによって、炉の出口から入口に
向ってエアの流れが強制的に生ぜしめられる。そしてこ
れに伴って最高温度域から入口側にかけて、厳密には排
気手段による排気個所までの部分において熱の流れを生
じる。
【0010】この結果、昇温帯における温度が上昇せし
められる。より厳密に言えば、従来よりも多くの被焼成
物を炉内に搬入しても、内部の温度の分布を従来のそれ
と同様に保持することが可能となる。
【0011】従って本発明の連続焼成炉によれば、従来
の能力以上に被焼成物を炉内に搬入し、焼成することが
可能となる。換言すれば、焼成炉の能力を有効に高める
ことができるようになる。
【0012】尚、焼成炉の能力を高める上でより有効な
のは500℃より高温域の昇温帯の温度を高めることで
あり、従って上記排気手段はそれよりも入口に近い部位
に設けるのが良い。
【0013】ところで、連続焼成炉の内部でトラブルが
生じ、炉内の被焼成物の流れを止めたとき、上記昇温帯
における温度が上昇する。従ってトラブル解消後次に新
たに被焼成物を炉内に搬入したとき、被焼成物の焼きの
入り方がそれ以前のものと異なってしまい、焼成品質が
低下してしまう。
【0014】この場合において、上記連続焼成炉の最高
温度域よりも入口側であって、炉内温度が500℃より
高くなる昇温帯において冷却用エアを吹き出す冷却エア
吹出手段を設けることにより、上記問題を解決すること
ができる。
【0015】トラブルが発生して炉内の昇温帯の温度が
上昇したとき、具体的には最高温度に達する以前の温度
上昇域であって且つ500℃より高温側の温度を、冷却
エアの吹込みによりトラブル発生前のそれと同じとする
ことができ、引き続いて被焼成物を焼成するときの焼成
度をそれ以前のものと同じとすることができる。
【0016】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1(A)において、10は連続焼成炉とし
てのローラーハースキルンで、内部に並設された多数の
ローラー14を有しており、これらローラー14の上に
タイル等被焼成物16を載せて、ローラー14の回転に
よりこれを搬送するようになっている。
【0017】このローラーハースキルン10は、炉の内
部が入口18から出口20にかけて予熱帯,焼成帯,冷
却帯として構成されており、その焼成帯においてローラ
ー14の上部と下部とに複数のバーナ21が配設されて
いる。
【0018】このローラーハースキルン10には、入口
18側において炉体22の天井部に第一排気装置24が
設けられている。第一排気装置24は排気口26と、排
気管路28と、排気管路28上に設けられた排気ファン
30とを含んで構成されている。
【0019】一方、炉体22の後部においても第二排気
装置32が設けられている。この第二排気装置32は、
炉体22の天井部に形成された排気口34と、排気管路
36と、排気管路36上に設けられた排気ファン38と
を含んで構成されている。
【0020】更に、炉体22には冷却エア吹出装置40
が設けられている。この冷却エア吹出装置40は、焼成
帯直後の、即ち冷却帯の始端位置において炉体22の天
井部で開口する吹出口42と、これに連通する管路46
と、管路46上に設けられたブロア48とを含んで構成
されている。この冷却エア吹出装置40は、焼成帯直後
において被焼成物16を急冷するためのものである。
【0021】炉体22の出口20には、エア供給装置5
0が配設されている。エア供給装置50は、ブロア52
と、炉内部に向けて開口する吹出口54とを有してお
り、ブロア52にて送出したエアを炉内部に向けて吹き
出すようになっている。
【0022】図1(B)は炉内部における温度の分布を
示したもので、図中(イ)が従来の、即ち炉の能力とさ
れている量の被焼成物16を連続的に搬入したときの温
度分布曲線である。
【0023】上記第一排気装置24の各排気口26は、
炉体22の入口18側、厳密には炉内温度が略500℃
までの領域に配置されている。尚、上記予熱帯は炉の入
口18からバーナ21の配置位置までの領域、焼成帯は
バーナ21の配置領域、冷却帯はそれ以後の出口20に
至るまでの領域である。
【0024】図1(B)中破線(ロ)で示す曲線は、入
口18側の第一排気装置24にて炉内を排気するととも
に(排気量5m3/S)、炉の出口20においてエア供
給装置50によりエアを炉内に供給したとき(供給量
0.1m3/S)に計測された炉内の温度分布を示した
ものである。
【0025】この測定結果に見られるように、本例のロ
ーラーハースキルン10においては、第一排気装置24
の稼動及びエア供給装置50の稼動により(このとき第
二排気装置32、冷却エア吹出装置40も併せて稼
動)、昇温帯の温度が上昇する。
【0026】具体的には、最高温度に到達するまでの昇
温過程の温度(500℃より高温域の温度)、特に70
0℃前後の温度域の温度が効果的に上昇する。
【0027】従って本例のローラーハースキルン10に
おいては、従来の能力以上の多量の被焼成物16を連続
的に炉内に搬入し、焼成することができ、この場合にお
いて炉内の温度分布を図1(B)中実線で示す分布曲線
(イ)に一致させることができ、被焼成物16を適正に
焼成することができる。
【0028】尚、冷却エア吹出装置40からの冷却エア
の吹出量を多くすることによって、焼成帯から入口18
側への熱の流れを生ぜしめ、以て昇温帯における温度を
上昇させるといったことも考えられる。
【0029】しかしながらこの冷却エア吹出装置40か
らの冷却エア吹出量を多くすると、被焼成物16が過剰
に冷却されてしまい、焼成品質が変化してしまう。
【0030】しかるに炉の出口20からエアの吹込みを
行った場合には、被焼成物16は既に十分に冷却された
後であるので、焼成品質に対する影響は及ぼされない。
【0031】ところで焼成炉内でトラブルが発生して被
焼成物16の流れを止めた場合、炉内の温度、特に昇温
帯の温度が過剰に上昇する。この状態で新たに被焼成物
16を炉内に搬入すると、被焼成物16の焼成度がそれ
以前のものと変わってしまう。
【0032】従ってこの場合、昇温帯(500℃よりも
高い温度域。特に略700℃の温度域)に冷却エア吹出
装置を設け、これより冷却エアを吹き出すようにするこ
とで、昇温帯の温度を適正な温度に保持することができ
る。この場合において、炉体22に冷却エアの吹出口を
設けるようにすることも可能であるし、またバーナから
エアのみを吹き出させることで昇温帯の冷却を図るとい
ったことも可能である。
【0033】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において、種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるローラーハースキルン
の概略構成を、その内部の温度分布とともに示す図であ
る。
【符号の説明】
10 連続焼成炉 14 ローラー 16 被焼成物 18 入口 20 出口 24 第一排気装置 50 エア供給装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイル等被焼成物を入口より炉内に搬入
    した上、炉内を移動させて焼成を行い、出口より搬出す
    る連続焼成炉において前記炉の入口部に、炉内の排気を
    行う排気手段を設けるとともに、前記出口に、炉の内部
    に向ってエアを供給するエア供給手段を設けたことを特
    徴とする連続焼成炉。
JP15916394A 1994-06-17 1994-06-17 連続焼成炉 Pending JPH085255A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15916394A JPH085255A (ja) 1994-06-17 1994-06-17 連続焼成炉

Applications Claiming Priority (1)

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JP15916394A JPH085255A (ja) 1994-06-17 1994-06-17 連続焼成炉

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH085255A true JPH085255A (ja) 1996-01-12

Family

ID=15687653

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15916394A Pending JPH085255A (ja) 1994-06-17 1994-06-17 連続焼成炉

Country Status (1)

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JP (1) JPH085255A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007015870A (ja) * 2005-07-05 2007-01-25 Nippon Oil Corp 活性炭製造装置
JP2007255787A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Ihi Corp 加熱冷却炉及びクラッド材製造設備の加熱冷却炉
KR101310242B1 (ko) * 2012-04-25 2013-09-24 (주)옥산아이엠티 리튬 이차전지용 양극활물질 제조를 위한 소성장치의 배기시스템
CN116857953A (zh) * 2023-09-05 2023-10-10 广东中鹏热能科技股份有限公司 一种网带窑

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