JP2001263949A - 乾燥装置の送排気制御方法および装置 - Google Patents

乾燥装置の送排気制御方法および装置

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JP2001263949A
JP2001263949A JP2000082631A JP2000082631A JP2001263949A JP 2001263949 A JP2001263949 A JP 2001263949A JP 2000082631 A JP2000082631 A JP 2000082631A JP 2000082631 A JP2000082631 A JP 2000082631A JP 2001263949 A JP2001263949 A JP 2001263949A
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space
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pressure
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Tadashi Imaizumi
正 今泉
Shoji Kitabayashi
庄治 北林
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Daido Steel Co Ltd
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Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筐体の開口部からの内部空気の吹出しや外気
の吸込みを減少し、周辺環境を良好に保持すると共に省
エネを達成する。 【解決手段】 送気ダクト42に設けられて筐体40の
空間S内部への乾燥空気の送気量を調整可能な送気調整
ダンパ44を、送気ダクト42を介して空間S内部に送
気される乾燥空気の送気圧力に応じて調整する。排気ダ
クト62に設けられて空間S内部の余剰空気の排気量を
調整可能な排気調整ダンパ64を、排気ダクト62を介
して空間S内部から排気される余剰空気の排気圧力に応
じて調整する。そして、両ダンパ44,64の調整によ
り、乾燥空気の送気量と余剰空気の排気量とを略等しく
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば金属還元
処理装置である回転炉床炉に装入される被処理物を、予
め乾燥させる乾燥装置の送排気制御方法および装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】製鋼ダストあるいは廃車粉砕チップのよ
うな粉粒状の金属酸化物(酸化鉄,酸化ニッケル等)と還
元剤(石炭,コークス等)および結合材を混合し造粒する
ことにより直径6〜30mmのグリーンペレット(被処
理物)を形成し、該グリーンペレットを回転炉床炉に装
入して1200℃程度の高温度に加熱することにより、
ペレット中の金属酸化物を還元し回収することが知られ
ている。前記グリーンペレットは、回転炉床炉に装入さ
れる前に、予め乾燥装置により乾燥される。
【0003】前記乾燥装置の概略構成を、図3を参照し
て述ベれば、該乾燥装置10は、筐体12で覆われた空
間Sの内部に、グリーンペレットの搬送コンベヤ14を
備え、投入ホッパ16に投入されたグリーンペレット
が、供給コンベヤ18を介して筐体12の入口から搬送
コンベヤ14に供給されるよう構成される。また、搬送
コンベヤ14で搬送されるグリーンペレットは、筐体1
2の出口から排出コンベヤ20に向けて排出されるよう
になっている。
【0004】前記筐体12の空間Sは、前記搬送コンベ
ヤ14でのグリーンペレットの搬送を許容する4つのゾ
ーンに分割されており、各ゾーン毎に、空間Sに連通す
る循環ダクト22と、該ダクト22に配設されたバーナ
24および熱風循環ファン26から構成される循環装置
28が配設されている。そして、熱風循環ファン26を
運転することで、循環ダクト22の吸込口を介して空間
S内から吸込んだ内部空気をバーナ24で加熱した後、
得られた熱風を吹出口から前記搬送コンベヤ14で搬送
されるグリーンペレットに向けて吹付けることで、該ペ
レットを乾燥させるよう構成される。
【0005】前記乾燥装置10では、空間S内のみで内
部空気を循環していると経時的に湿度が高くなって乾燥
効率が低下するため、主送気ダクト30から分岐した副
送気ダクト32を前記各循環ダクト22に夫々接続し、
該送気ダクト30,32を介して乾燥空気を所要量送気
している。また、各ゾーン内に連通する副排気ダクト3
4が主排気ダクト36に連通接続され、空間S内の余剰
空気を該排気ダクト34,36を介して排気するよう構
成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記乾燥装置10にお
いては、乾燥空気の温度変化、余剰空気の温度変化、バ
ーナ24による内部空気の加熱温度変化、主排気ダクト
36に設けられる集塵機(図示せず)のフィルタの詰まり
等の各種の要因により、前記乾燥空気の送気量や余剰空
気の排気量が変化する。この場合に、乾燥空気の送気量
と余剰空気の排気量とのバランスが崩れると、前記空間
S内部の圧力が大きく変動する。そして、空間Sの内圧
が高くなると、前記筐体12の入口や出口から汚れた内
部空気が吹出し、周囲環境を汚染する問題を招く。ま
た、逆に空間Sの内圧が低くなると、筐体12の入口や
出口から低温の外気が空間S内に吸込まれ、内部温度が
低くなることで乾燥効率が低下すると共に、バーナ24
での消費エネルギーが嵩む問題を招く。そこで、空間S
の内部圧力を測定した結果に基づいて、乾燥空気の送気
量および余剰空気の排気量を調整してバランスさせるこ
とで、内部空気の吹出しや外気の吸込みを低減すること
が考えられる。しかるに空間S内では、前記熱風循環フ
ァン26によって内部空気を強制的に循環しているか
ら、各位置によって圧力の高低差が大きく(例えば15
0Pa程度)、かつ圧力変動もあるため、安定して使用
可能な代表圧力測定点がなく、内部圧力の測定に基づい
て精度の高い調整を行なうことは極めて困難である。す
なわち、乾燥空気の送気量および余剰空気の排気量を精
度良く調整制御して、内部空気の吹出しや外気の吸込み
を低減させ得る手段が希求されている。
【0007】
【発明の目的】この発明は、従来の技術に係る乾燥装置
に内在している前記欠点に鑑み、これを好適に解決する
べく提案されたものであって、筐体の開口部からの内部
空気の吹出しや外気の吸込みを減少し、周辺環境を良好
に保持すると共に省エネを達成し得る乾燥装置の送排気
制御方法および装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、初期
の目的を達成するため、本発明に係る乾燥装置の送排気
制御方法は、筐体で覆われた空間内部に被処理物の搬送
手段が配設され、前記筐体の入口から供給された被処理
物を、前記搬送手段で出口まで搬送する間に、空間内部
を循環する熱風により乾燥すると共に、前記空間内部に
は送気ダクトを介して乾燥空気が送気され、該空間内部
の余剰空気は排気ダクトを介して排気される乾燥装置に
おいて、前記送気ダクトに設けられて前記空間内部への
乾燥空気の送気量を調整可能な送気調整手段を、該送気
ダクトを介して空間内部に送気される乾燥空気の送気圧
力に応じて調整すると共に、前記排気ダクトに設けられ
て前記空間内部の余剰空気の排気量を調整可能な排気調
整手段を、該排気ダクトを介して空間内部から排気され
る余剰空気の排気圧力に応じて調整することにより、乾
燥空気の送気量と余剰空気の排気量とを略等しくさせる
ことを特徴とする。
【0009】前記課題を克服し、初期の目的を達成する
ため、本願の別の発明に係る乾燥装置の送排気制御装置
は、筐体で覆われた空間内部に被処理物の搬送手段が配
設され、前記筐体の入口から供給された被処理物を、前
記搬送手段で出口まで搬送する間に、空間内部を循環す
る熱風により乾燥すると共に、前記空間内部には送気ダ
クトを介して乾燥空気が送気され、該空間内部の余剰空
気は排気ダクトを介して排気される乾燥装置において、
前記送気ダクトに設けられ、前記空間内部への乾燥空気
の送気量を調整可能な送気調整手段と、前記乾燥空気の
前記空間内部への送気圧力を測定する入側圧力測定手段
と、前記空間内部へ送気される乾燥空気の温度を測定す
る入側温度測定手段と、前記排気ダクトに設けられ、前
記空間内部からの余剰空気の排気量を調整可能な排気調
整手段と、前記余剰空気の前記空間内部からの排気圧力
を測定する出側圧力測定手段と、前記空間内部から排気
された余剰空気の温度を測定する出側温度測定手段と、
前記入側圧力測定手段での測定値が、予め設定された入
側圧力設定値となるよう前記送気調整手段を調整制御す
ると共に、前記出側圧力測定手段での測定値が、予め設
定された出側圧力設定値となるよう前記排気調整手段を
調整制御する制御手段とから構成したことを特徴とす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る乾燥装置の送
排気制御方法および装置につき、好適な実施例を挙げ
て、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0011】図1は、実施例に係る乾燥装置の送排気制
御装置の概略構成を示すものであって、前述した従来の
技術で説明したと同様の搬送コンベヤ(搬送手段)14や
循環装置28等(図3参照)が配設された乾燥装置38の
筐体40には、被処理物の入口40aと、搬送コンベヤ
14で搬送される被処理物の出口40bとが形成され、
被処理物は入口40aから出口40bまで搬送される間
に、循環装置28によって該筐体40内の空間Sを循環
される熱風により乾燥されるよう構成されている。前記
筐体40には、乾燥空気の送気ダクト42が連通接続さ
れると共に、該ダクト42に送風機F1が配設され、こ
の送風機F1を運転することで、筐体40の空間S内部
に乾燥空気を送気するよう構成してある。また、送風機
1の配設位置より上流側に、空間S内部への乾燥空気
の送気量を調整可能な送気調整ダンパ(送気調整手段)4
4が配設され、該ダンパ44は、図2に示す制御装置
(制御手段)46により開閉制御(調整制御)されるように
なっている。なお、送風機F1と筐体40との間に臨む
送気ダクト42に、熱交換器50と第1絞り52とが配
設してある。
【0012】前記熱交換器50と第1絞り52との間に
臨む送気ダクト42に、前記空間S内部に送気される直
前の乾燥空気の送気圧力を測定する入側圧力測定計(入
側圧力測定手段)54と、該乾燥空気の空間S内部に送
気される直前の入側温度を測定する入側温度測定計(入
側温度測定手段)56とが配設され、入側温度測定計5
6での測定値T1が制御装置46の入側演算部58に入
力されると共に、入側圧力測定計54での測定値P1PV
が制御装置46の入側調整部48に入力されるよう構成
される。入側演算部58は、予め設定された乾燥空気の
入側空気基準圧力P1と、前記入側温度測定計56での
測定値T1とに基づいて、入側圧力設定値P1SVを、式
1:P1SV=((273+T1)/273)P1で求めるよ
う設定されている。そして入側調整部48では、入側圧
力測定計54での測定値P1PVと、前記入側演算部58
で求めた前記入側圧力設定値P1SVとを比較し、該測定
値P1PVが入側圧力設定値P1SVとなるように、前記送
気調整ダンパ44の開度を調整するよう構成される。な
お、入側空気基準圧力P1は、制御装置46に接続され
る入力手段60により、乾燥装置38の構造やサイズ等
に応じて予め設定入力されるようになっている。
【0013】図1に示す如く、前記筐体40に排気ダク
ト62が連通接続されると共に、該排気ダクト62には
排風機F2が配設されており、この排風機F2を運転する
ことで、筐体40の空間S内部から余剰空気を排気する
よう構成される。また、排風機F2の配設位置より上流
側の排気ダクト62に、空間S内部の余剰空気の排気量
を調整可能な排気調整ダンパ(排気調整手段)64が配設
され、該ダンパ64が前記制御装置46により開閉制御
されるようになっている。なお、排気調整ダンパ64と
排風機F2との間に臨む排気ダクト62に、集塵機66
が配設されている。
【0014】前記排気ダクト62には、筐体40と集塵
機66との間に、第2絞り68、筐体40から排気され
た直後の余剰空気の出側温度を測定する出側温度測定計
(出側温度測定手段)72と、該余剰空気の筐体40から
排気された直後の排気圧力を測定する出側圧力測定計
(出側圧力測定手段)70とが配設され、出側温度測定計
72での測定値T2が前記制御装置46の出側演算部7
4に入力されると共に、出側圧力測定計70での測定値
P2PVが制御装置46の出側調整部76に入力されるよ
う構成される。出側演算部74は、前記入側空気基準圧
力P1に出側圧力比Kおよび係数「−1」を掛けて求めた
出側空気基準圧力P2と、前記出側温度測定計72での
測定値T2とに基づいて、出側圧力設定値P2SVを、式
2:P2 SV=((273+T2)/273)P2で求めるよ
う設定されている。そして出側調整部76では、出側圧
力測定計70の測定値P2PVと、前記出側演算部74で
求めた出側圧力設定値P2SVとを比較し、該測定値P2
PVが出側圧力設定値P2SVとなるように、前記排気調整
ダンパ64の開度を調整するよう構成される。
【0015】なお、前記出側圧力比Kは、乾燥空気の入
側の機械的構造と、余剰空気の出側の機械的構造との違
いを補正し、前記入側圧力測定計54の測定値P1PV
入側圧力設定値P1SVに一致させた際の乾燥空気の送気
量と、前記出側圧力測定計70の測定値P2PVを出側圧
力設定値P2SVに一致させた際の余剰空気の排気量とが
略等しくなるようにするものであって、例えば0.5〜
2.0の範囲の適宜の値が、前記入力手段60によって
制御装置46に設定入力されるようになっている。また
前記余剰空気は、前記排風機F2で吸引することで筐体
40から排気するものであり、該筐体40の出側が負圧
となるため、前記係数「−1」を掛けて符号を変えたもの
である。
【0016】
【実施例の作用】次に、前述した実施例に係る乾燥装置
の送排気制御装置の作用につき、制御方法との関係で説
明する。前記筐体40に入口40aから供給された被処
理物は、空間S内部に配設された搬送コンベヤ14を介
して出口40bに向けて搬送される。この被処理物は、
筐体40に配設された循環装置28により循環される熱
風により乾燥され、前記出口40bを介して後工程に排
出される。
【0017】前記筐体40には、送風機F1の運転によ
り所定量の乾燥空気が送気ダクト42を介して送気され
て、空間S内部の湿度が高くなるのは抑制されると共
に、排風機F2の運転により空間S内部の余剰空気が排
気ダクト62を介して排気される。なお、前記送気機F
1および排風機F2は、一定回転で運転されている。
【0018】前記制御装置46には、予め入側空気基準
圧力P1が設定入力されており、該基準圧力P1と、前
記入側温度測定計56から前記入側演算部58に入力さ
れる乾燥空気の入側温度の測定値T1とから、該入側演
算部58で前記式1により入側圧力設定値P1SVが求め
られる。そして、前記入側調整部48では、前記入側圧
力設定値P1SVと、前記入側圧力測定計54で測定され
た乾燥空気の送気圧力の測定値P1PVとを比較し、該測
定値P1PVが入側圧力設定値P1SVとなるように、前記
送気調整ダンパ44の開度を調整する。これにより、前
記筐体40の空間S内部への乾燥空気の送気量は、0
℃,1気圧換算で一定に保持される。
【0019】また前記出側演算部74では、前記入側空
気基準圧力P1に出側圧力比Kおよび係数「−1」を掛け
て求めた出側空気基準圧力P2と、前記出側温度測定計
72から該出側演算部74に入力される余剰空気の出側
温度の測定値T2とから、該出側演算部74で前記式2
により出側圧力設定値P2SVが求められる。そして前記
出側調整部76では、前記出側圧力設定値P2SVと、前
記出側圧力測定計70で測定された余剰空気の排気圧力
の測定値P2PVとを比較し、該測定値P2PVが出側圧力
設定値P2SVとなるように、前記排気調整ダンパ64の
開度を調整する。これにより、前記筐体40の空間S内
部からの余剰空気の排気量は、0℃,1気圧換算で一定
に保持される。また、このときの余剰空気の排気量は、
乾燥空気の送気量と略等しくなるよう制御されるので、
前記入口40aや出口40b等の開口部からの内部空気
の吹出し量が著しく多くなったり、あるいは低温の外気
が多量に吸込まれることもなく、周辺環境の汚染を防止
し得ると共に省エネを達成し得る。
【0020】すなわち、実施例の送排気制御装置は、空
間S内部に送気される乾燥空気の送気圧力および空間S
内部から排気される余剰空気の排気圧力に応じて、夫々
対応する送気調整ダンパ44および排気調整ダンパ64
を調整制御することで、乾燥空気の送気量と余剰空気の
排気量とを略等しくするものであり、精度の良い制御が
行ない得る。しかも、乾燥空気の入側温度および余剰空
気の出側温度を測定して圧力設定値P1SV,P2SVを求
めているから、温度の変動によって精度が低下すること
はない。
【0021】
【変更例】前述した実施例では、送気調整手段としての
送気調整ダンパおよび排気調整手段としての排気調整ダ
ンパを調整制御することで、乾燥空気の送気量と余剰空
気の排気量とを略等しくするよう構成したが、送気調整
手段および排気調整手段はこれに限定されるものでな
い。例えば、送気調整手段を送風機とし、排気調整手段
を排風機としてもよく、送風機および排風機の回転数を
可変制御することで、乾燥空気の送気量と余剰空気の排
気量とを略等しくするようにしてもよい。なお筐体の内
部は、従来の技術で説明したように複数のゾーンに分割
されていたり、あるいは1つの室であってもよい。
【0022】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係る乾燥
装置の送排気制御方法および装置によれば、筐体内部の
変動量が大きくかつ安定しない内部圧力を測定して制御
するのではなく、筐体に送気される乾燥空気の送気圧力
と筐体から排気される余剰空気の排気圧力とを測定し
て、乾燥空気の送気量と余剰空気の排気量とを略等しく
するよう調整するので、精度の高い安定した制御を行な
い得る。従って、筐体に設けられた被処理物の入口や出
口等の開口部からの汚れた内部空気の流出量を低減し
て、周辺環境の汚染を防止することができる。また、開
口部からの低温の外気の流入量を減らすことができるか
ら、内部温度が低くなって乾燥効率が低下するのを防止
し得ると共に、熱エネルギーの消費量を低減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る乾燥装置の送排気
制御装置の概略構成図である。
【図2】実施例に係る送排気制御装置の制御ブロック図
である。
【図3】従来の技術に係る乾燥装置の概略構成図であ
る。
【符号の説明】
14 搬送コンベヤ(搬送手段) 40 筐体 40a 入口 40b 出口 42 送気ダクト 44 送気調整ダンパ(送気調整手段) 46 制御装置(制御手段) 54 入側圧力測定計(入側圧力測定手段) 56 入側温度測定計(入側温度測定手段) 62 排気ダクト 64 排気調整ダンパ(排気調整手段) 70 出側圧力測定計(出側圧力測定手段) 72 出側温度測定計(出側温度測定手段) S 空間 P1 入側空気基準圧力 P1SV 入側圧力設定値 P1PV 送気圧力の測定値 T1 乾燥空気の入側温度の測定値 P2 出側空気基準圧力 P2SV 出側圧力設定値 P2PV 排気圧力の測定値 T2 余剰空気の出側温度の測定値
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F26B 17/04 F26B 17/04 B F27B 9/24 F27B 9/24 E 9/40 9/40 F27D 19/00 F27D 19/00 D Fターム(参考) 3L113 AA02 AA03 AB02 AC04 AC35 AC50 AC67 AC83 BA04 CA08 CA10 CB02 CB22 CB23 DA07 4K001 AA10 BA12 BA14 BA15 CA23 GA07 GA19 GB11 4K050 AA05 BA06 CA09 CD17 CF06 CF16 CG09 EA02 EA08 4K056 AA14 BA02 CA07 FA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体(40)で覆われた空間(S)内部に被処
    理物の搬送手段(14)が配設され、前記筐体(40)の入口(4
    0a)から供給された被処理物を、前記搬送手段(14)で出
    口(40b)まで搬送する間に、空間(S)内部を循環する熱風
    により乾燥すると共に、前記空間(S)内部には送気ダク
    ト(42)を介して乾燥空気が送気され、該空間(S)内部の
    余剰空気は排気ダクト(62)を介して排気される乾燥装置
    において、 前記送気ダクト(42)に設けられて前記空間(S)内部への
    乾燥空気の送気量を調整可能な送気調整手段(44)を、該
    送気ダクト(42)を介して空間(S)内部に送気される乾燥
    空気の送気圧力に応じて調整すると共に、前記排気ダク
    ト(62)に設けられて前記空間(S)内部の余剰空気の排気
    量を調整可能な排気調整手段(64)を、該排気ダクト(62)
    を介して空間(S)内部から排気される余剰空気の排気圧
    力に応じて調整することにより、乾燥空気の送気量と余
    剰空気の排気量とを略等しくさせることを特徴とする乾
    燥装置の送排気制御方法。
  2. 【請求項2】 前記乾燥空気における前記空間(S)内部
    へ送気される直前の入側温度(T1)と、予め設定された入
    側空気基準圧力(P1)とにより求めた入側圧力設定値(P1
    SV)に、前記乾燥空気における空間(S)内部へ送気される
    直前の送気圧力の測定値(P1PV)が略等しくなるよう前記
    送気調整手段(44)を調整すると共に、前記余剰空気にお
    ける前記空間(S)内部から排気された直後の出側温度(T
    2)と、前記入側空気基準圧力(P1)に基づいて予め設定さ
    れた出側空気基準圧力(P2)とにより求めた出側圧力設定
    値(P2SV)に、前記余剰空気における空間(S)内部から排
    気された直後の排気圧力の測定値(P2PV)が略等しくなる
    よう前記排気調整手段(64)を調整する請求項1記載の乾
    燥装置の送排気制御方法。
  3. 【請求項3】 筐体(40)で覆われた空間(S)内部に被処
    理物の搬送手段(14)が配設され、前記筐体(40)の入口(4
    0a)から供給された被処理物を、前記搬送手段(14)で出
    口(40b)まで搬送する間に、空間(S)内部を循環する熱風
    により乾燥すると共に、前記空間(S)内部には送気ダク
    ト(42)を介して乾燥空気が送気され、該空間(S)内部の
    余剰空気は排気ダクト(62)を介して排気される乾燥装置
    において、 前記送気ダクト(42)に設けられ、前記空間(S)内部への
    乾燥空気の送気量を調整可能な送気調整手段(44)と、 前記乾燥空気の前記空間(S)内部への送気圧力を測定す
    る入側圧力測定手段(54)と、 前記空間(S)内部へ送気される乾燥空気の温度を測定す
    る入側温度測定手段(56)と、 前記排気ダクト(62)に設けられ、前記空間(S)内部から
    の余剰空気の排気量を調整可能な排気調整手段(64)と、 前記余剰空気の前記空間(S)内部からの排気圧力を測定
    する出側圧力測定手段(70)と、 前記空間(S)内部から排気された余剰空気の温度を測定
    する出側温度測定手段(72)と、 前記入側圧力測定手段(54)での測定値(P1PV)が、予め設
    定された入側圧力設定値(P1SV)となるよう前記送気調整
    手段(44)を調整制御すると共に、前記出側圧力測定手段
    (70)での測定値(P2PV)が、予め設定された出側圧力設定
    値(P2SV)となるよう前記排気調整手段(64)を調整制御す
    る制御手段(46)とから構成したことを特徴とする乾燥装
    置の送排気制御装置。
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