JP4524387B2 - フライアッシュ処理装置 - Google Patents

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本発明は、フライアッシュ中に含まれる炭素(未燃カーボン)を除去する機能を備えたフライアッシュ処理装置に関する。
火力発電所などに配備されている微粉炭燃焼ボイラーより排出される排ガスから回収されるフライアッシュ中に含まれている未燃カーボンを除去する技術については、従来、様々なものが開発されているが、本願に関連する技術として、ロータリーキルンを用いたフライアッシュ処理装置がある(特許文献1,2参照。)。
特許文献1に記載されたフライアッシュ処理装置は、傾斜させて設置した外熱式ロータリーキルンの上端開口よりフライアッシュを供給し、このフライアッシュをロータリーキルン内で500℃〜1100℃に加熱することによって、フライアッシュ中の未燃カーボンを燃焼除去するものである。
特許文献2に記載されたフライアッシュ処理装置は、撹拌板と塊状媒体とを内蔵した外熱式ロータリーキルン内にフライアッシュを供給し、このフライアッシュと塊状媒体とを混合するとともに、掻き上げながら、フライアッシュ中の未燃カーボンを燃焼除去するものである。
特開平06−134435号公報(第2−4頁) 特開平07−19440号公報(第2−4頁)
特許文献1に記載されたフライアッシュ処理装置の場合、ロータリーキルン内の温度がほぼ均一になるため、キルン内に導入されたフライアッシュ中に含まれる未燃カーボンの自燃開始温度600℃に達する位置が定まらず、キルンの軸心方向の温度分布制御が困難であり、熱効率が悪化しやすく、軸心方向のサイズも大型化しがちである。
フライアッシュの自燃開始温度600℃までは加熱が必要であるが、この温度を超えると未燃カーボンが燃焼して熱過剰となり、950℃を超えることも予測される。しかしながら、特許文献1記載のフライアッシュ処理装置には、冷却手段などの過熱防止手段が装備されていないため、一般のステンレス鋼(SUS310Sなど)では高熱に耐えられない。このため、セラミックスなどの特殊な耐熱材料でロータリーキルンを構成する必要があり、実用性に欠ける。
また、特許文献2に記載されたフライアッシュ処理装置においても、外部加熱手段は設けられているものの、冷却手段は設けられていないため、ロータリーキルン内に導入されたフライアッシュ中の未燃カーボンが燃焼を開始すると温度が950℃を超えて上昇することが予測される。このため、前述した特許文献1記載のフライアッシュ処理装置と同様の問題が生じる可能性がある。
本発明が解決しようとする課題は、フライアッシュ中に含まれる未燃カーボンを比較的短時間で効率良く除去することができ、消費エネルギーが少なく、過熱のおそれもなく、実用性に優れ、装置の小型化も可能なフライアッシュ処理装置を提供することにある。
本発明のフライアッシュ処理装置は、始端部から終端部に向かって軸心が下り勾配をなすように配置されたロータリーキルンと、ロータリーキルンの始端部に設けられたフライアッシュ装入手段と、フライアッシュ装入手段の下方に配置された補助加熱手段と、ロータリーキルンの始端部からその軸心方向に沿って軸心より上方位置に挿入された空気吹込経路と、ロータリーキルンの始端部から終端部に向かって直列状に配置された外熱式加熱手段、外冷式空冷手段および外冷式水冷手段と、ロータリーキルンの終端部に設けられたフライアッシュ排出口と、ロータリーキルンの終端部からその軸心方向に沿って挿入された排気経路と、を備え、空気吹込経路として、外熱式加熱手段が配置された領域であって且つロータリーキルン内へ導入されたフライアッシュ中の未燃カーボンが自燃開始する領域のロータリーキルンの内周面に向かって開口した空気吹出孔を有する空気吹込管を設けたことを特徴とする。ここで、ロータリーキルンとは、一方の端部から原料を装入して、他方の端部から被処理物を連続的に取り出すことのできる、勾配をつけた円筒状回転炉をいう。
フライアッシュ装入手段からロータリーキルン内へ導入された未燃カーボン含有のフライアッシュは、空気吹込経路から空気を供給されながら補助加熱手段および外熱式加熱手段で加熱されるため、ロータリーキルン内を進行しながら加熱されていき、その温度が自燃温度600℃に達した時点で未燃カーボンが燃焼を開始する。そして、燃焼開始後は、自らの発熱で未燃カーボンの燃焼を持続しながらロータリーキルン内を、外冷式空冷手段の配置された領域に向かって移動していく。
このような工程の加熱方式は、加熱ガスと被加熱物(フライアッシュ)が併行に流れるパラレルフローであって、ロータリーキルン内を進行する未燃カーボンを含むフライアッシュの温度は上昇していく一方、加熱ガスの温度は次第に下降していく。そして、最も加熱ガス温度の高いロータリーキルン始端部では、フライアッシュ温度が最も低いため、ロータリーキルン本体の温度は、加熱ガス温度とフライアッシュ温度との略平均値にあり、高温にならない。このため、ロータリーキルンは一般のステンレス鋼材(SUS310Sなど)で構成することができ、十分な耐久性が得られる。
外冷式空冷手段が配置された領域に到達したフライアッシュは、ここで、未燃カーボンの燃焼による発熱と、外冷式空冷手段による冷却作用により、600℃〜900℃を保持しながらロータリーキルン内を、外冷式水冷手段の配置された領域に向かって移動していくこととなる。したがって、この工程において未燃カーボンの燃焼が進行し、その殆どが燃焼除去される。すなわち、この工程においては、外部から熱を供給することなく、冷却するだけで未燃カーボンの燃焼が進行する。なお、この工程において、冷却手段を設けることなく自然冷却に任せた場合、未燃カーボンの燃焼による発熱で950℃を超えてしまうので、外冷式空冷手段が必要である。
外冷式水冷手段が配置された領域へ到達したフライアッシュは、ロータリーキルン内を終端部に向かって移動しながら外冷式水冷手段で200℃程度まで冷却され、ロータリーキルンの終端部に設けられたフライアッシュ排出口から排出される。排出されたフライアッシュ中に残留する未燃カーボンは0.1%〜0.5%程度となる。
一方、空気吹込経路からロータリーキルン内へ供給された空気および未燃カーボンの燃焼反応などによりロータリーキルン内で発生したガスなどは、ロータリーキルン内を終端部に向かって移動していき、終端部にある排気経路から排ガスとして排出される。排出された排ガスは、サイクロンによる粉粒回収工程、2次燃焼手段によるCOなどの未燃成分の燃焼工程、冷却手段による冷却工程およびバグフィルタなどによる粉塵除去工程を経て無害化された後、大気中へ放出される。
このように、ロータリーキルン内へ導入されたフライアッシュ中の未燃カーボンは、補助加熱手段および外熱式加熱手段による加熱領域において600℃に達した時点で自燃を開始し、この後は、未燃カーボン燃焼熱と外冷式空冷手段との相互作用による高温保持領域を移動していくことによって、外部から加熱することなく燃焼反応が進行する。すなわち、熱の移動方向に沿ってフライアッシュを移動させながら未燃カーボンの燃焼を進行させるため、フライアッシュ中に含まれる未燃カーボンを比較的短時間で効率良く除去することができる。
また、未燃カーボンの自燃により発生する熱は外冷式冷却手段で冷却されるため、過熱のおそれがなく、未燃カーボンが自燃を開始した後は外部から熱を供給する必要がないので、消費エネルギーも少なくてすむ。また、冷却手段を備えたことにより、950℃を超える高温領域まで過熱するおそれがないので、ステンレス鋼材などの一般的な材料でロータリーキルンを構成することが可能であり、実用性も優れている。さらに、外冷式水冷手段を配置したことにより、未燃カーボン除去後のフライアッシュを短時間で冷却することが可能となるため、ロータリーキルンの軸心方向の長さの小型化を図ることもできる。
さらに、前記空気吹込経路として、外熱式加熱手段が配置された領域であって且つロータリーキルン内へ導入されたフライアッシュ中の未燃カーボンが自燃開始する領域のロータリーキルンの内周面に向かって開口した空気吹出孔を有する空気吹込管を設けている。このような構成としたことにより、外熱式加熱手段が配置された領域に導入されたフライアッシュが自燃開始温度600℃に達した位置に空気を供給することが可能となる。したがって、空気を加熱する必要がなくなり、補助加熱手段および外熱式加熱手段による加熱量の全てがフライアッシュの昇温に供されることとなるため、急速な昇温が可能となり、その後工程である未燃カーボンの燃焼領域を長くとることができ、未燃カーボンの燃焼を効率的に進行させることができる。
ここで、ロータリーキルン内周面にその軸心方向に突出したダムプレートを設け、このダムプレートにロータリーキルン内周面に接する貫通孔を設けることが望ましい。このような構成とすれば、ロータリーキルン内を終端部に向かって移動するフライアッシュの移動速度が抑制され、滞留時間を長くすることができるため、未燃カーボンの完全燃焼を図ることができ、ロータリーキルンの小型化も可能となる。また、ダムプレートの貫通孔はロータリーキルン内周面に接しているため、当該内周面に沿って移動していくフライアッシュがダムプレート部分に残留したり、蓄積したりすることもない。
なお、このような貫通孔付きのダムプレートを配置する位置は、外熱式加熱手段と外冷式空冷手段との境界部分におけるロータリーキルン内周面、外冷式空冷手段と外冷式水冷手段との境界部分におけるロータリーキルン内周面、ロータリーキルンの終端部などが好適である。このような位置にダムプレートを配置することにより、各手段が配置された領域における燃焼開始反応、燃焼反応、冷却が的確に完了するまでフライアッシュを滞留させることが可能となるため、未燃カーボンの完全燃焼を図ることができる。
一方、ロータリーキルン内周面に棚状の撹拌部材を設ければ、ロータリーキルンの回転によって撹拌部材がフライアッシュを掻き上げ、落下させるように撹拌するため、フライアッシュ中へ十分な酸素が供給されるようになる。したがって、フライアッシュ中への酸素拡散で律速される未燃カーボンの燃焼反応を急速に進行させることが可能となり、未燃カーボンの除去に極めて有効である。
なお、このような撹拌部材を設ける位置は、未燃カーボンが燃焼する領域である、外熱式加熱手段が配置された領域および外冷式空冷手段が配置された領域のロータリーキルン内周面が望ましく、これによって、フライアッシュ中の未燃カーボンの完全燃焼を図ることができる。なお、フライアッシュが600℃に達するまでの予熱領域および外熱式水冷手段が配置された領域には、前記撹拌部材を配置する必要はない。
この場合、棚状の撹拌部材とロータリーキルン内周面との間に隙間を設けることが望ましい。これにより、撹拌部材で掻き上げられたフライアッシュが隙間を通過して落下可能となり、フライアッシュがロータリーキルン内周面に直に接触する機会(回数)が増加するため、当該内周面との間の伝導効率が高まり、加熱効率や冷却効率が向上する。また、フライアッシュが撹拌部材とロータリーキルン内周面との境界付近に残留したり、蓄積したりして、撹拌作用が低下するのを防止することもできる。
また、外熱式加熱手段、外冷式空冷手段において生じる熱で加熱された空気の少なくとも一部を空気吹込経路、外熱式加熱手段の少なくとも一方に供給する構成とすることもできる。このような構成にすれば、外気より高温状態にある空気を、空気吹込経路、外熱式加熱手段に供給することが可能となるので、加熱用エネルギーの消費量を低減することができる。
また、排気経路として、ロータリーキルンの終端部からその軸心方向に挿入され外冷式水冷手段が配置された領域の始端付近のロータリーキルン内に開口した排気管を設けることもできる。このような排気管を設けることにより、外冷式水冷手段による冷却作用が排ガスに及ぶのを回避することができ、排ガスは高温状態(望ましくは700℃程度)を保ったまま排出することができるようになる。このため、排ガス中に残留するCOの燃焼効率が向上するほか、排ガスに同伴される微粉状フライアッシュ中に含まれる未燃カーボンの燃焼除去も図られる。
本発明により、以下の効果を奏する。
(1)始端部から終端部に向かって軸心が下り勾配をなすように配置されたロータリーキルンと、ロータリーキルンの始端部に設けられたフライアッシュ装入手段と、フライアッシュ装入手段の下方に配置された補助加熱手段と、ロータリーキルンの始端部からその軸心方向に沿って軸心より上方位置に挿入された空気吹込経路と、ロータリーキルンの始端部から終端部に向かって直列状に配置された外熱式加熱手段、外冷式空冷手段および外冷式水冷手段と、ロータリーキルンの終端部に設けられたフライアッシュ排出口と、ロータリーキルンの終端部からその軸心方向に沿って挿入された排気経路と、を備えたことにより、フライアッシュ中に含まれる未燃カーボンを比較的短時間で効率良く除去することができ、消費エネルギーが少なく、過熱のおそれもなく、実用性に優れ、装置の小型化も可能となる。
(2)前記空気吹込経路として、外熱式加熱手段が配置された領域であって且つロータリーキルン内へ導入されたフライアッシュ中の未燃カーボンが自燃開始する領域のロータリーキルンの内周面に向かって開口した空気吹出孔を有する空気吹込管を設けたことにより、フライアッシュが自燃開始温度600℃に達した位置に空気を供給できるため、空気を加熱する必要がなく、急速な昇温が可能であり、未燃カーボンの燃焼を効率的に進行させることができる。
(3)ロータリーキルン内周面にその軸心方向に突出したダムプレートを設け、このダムプレートにロータリーキルン内周面に接する貫通孔を設ければ、フライアッシュの残留や蓄積を回避しつつ、未燃カーボンの完全燃焼を図ることができ、ロータリーキルンの小型化も可能となる。
(4)ロータリーキルン内周面に棚状の撹拌部材を設ければ、ロータリーキルンの回転によって撹拌部材がフライアッシュを掻き上げ、落下させるように撹拌するため、フライアッシュ中へ十分な酸素が供給され、未燃カーボンの燃焼反応を急速に進行させることが可能となり、未燃カーボンの除去に極めて有効である。
(5)棚状の撹拌部材とロータリーキルン内周面との間に隙間を設ければ、掻き上げられたフライアッシュが隙間を通過して落下可能となり、フライアッシュがロータリーキルン内周面に直に接触する機会(回数)が増加するため、当該内周面との間の伝導効率が高まり、加熱効率や冷却効率が向上するほか、フライアッシュが撹拌部材とロータリーキルン内周面との境界付近に残留したり、蓄積したりして、撹拌作用が低下するのを防止することができる。
(6)外熱式加熱手段、外冷式空冷手段において生じる熱で加熱された空気の少なくとも一部を空気吹込経路、外熱式加熱手段の少なくとも一方に供給すれば、外気より高温の空気を、空気吹込経路、外熱式加熱手段に供給することができるので、加熱用エネルギーの消費量を低減することができる。
(7)前記排気経路として、ロータリーキルンの終端部からその軸心方向に挿入され外冷式水冷手段が配置された領域の始端付近のロータリーキルン内に開口した排気管を設けることにより、外冷式水冷手段から排ガスへの冷却作用が回避され、排ガスは高温状態のまま排出可能となるため、排ガス中に残留するCOの燃焼効率が向上するほか、排ガスに同伴される微粉状フライアッシュ中に含まれる未燃カーボンの燃焼除去も図られる。
以下、本発明の実施の形態であるフライアッシュ処理装置について図面に基づき説明する。図1は本発明の実施の形態であるフライアッシュ処理装置を示す概略構成図、図2は図1に示すフライアッシュ処理装置から排出される排ガスを処理する排気処理装置を示す概略構成図、図3は図1おけるA−A線断面図、図4は図1におけるB−B線断面図である。また、図5は図1に示すフライアッシュ処理装置を構成するダムプレートを示す部分断面図、図6は図1に示すフライアッシュ処理装置を構成する撹拌部材を示す部分断面図、図7は図6の一部拡大図である。
図1に示すように、本実施形態のフライアッシュ処理装置1は、始端部2aから終端部2bに向かって軸心2cが下り勾配をなすように配置された円筒状回転炉であるロータリーキルン2を備えている。このロータリーキルン2の始端部2aには、図3に示すように、未燃カーボンを含むフライアッシュFA1の装入手段であるスクリューコンベア3と、補助加熱手段である助燃バーナ4と、ロータリーキルン2内への空気吹込経路である空気吹込管5が配置されている。
空気吹込管5は、ロータリーキルン2の始端部2aからその軸心2c方向に沿って、軸心2cより上方位置に挿入され、その先端寄りの部分には、ロータリーキルン2の内周面に向かって開口した空気吹出孔5aが設けられ、空気吹込管5の先端は隔壁5bで閉塞されている。また、空気吹込管5に空気を送り込むための送風機16が、空気吹込管5の基端側に配置されている。
また、ロータリーキルン2の始端部2aから終端部2bに向かって、外熱式加熱手段である外殻炉6aおよびバーナ6bと、外冷式空冷手段である外殻炉7aおよび送風機7bと、外冷式水冷手段である冷却水ノズル8aおよび水受け8bとが直列状に配置されている。そして、ロータリーキルン2の終端部2bには、処理完了後のフライアッシュFA2を排出するためのフライアッシュ排出口9および排気経路である排気管10が配置されている。
未燃カーボンを含有するフライアッシュFA1をスクリューコンベア3のホッパ3aに投入すると、フライアッシュFA1はスクリューコンベア3によってロータリーキルン2内へ導入され、外殻炉6aが配置された領域のロータリーキルン2内において、空気吹込管5から空気を供給されながら助燃バーナ4およびバーナ6bで加熱される。この場合、図4に示すように、バーナ6bから発生する高温気体流がロータリーキルン2の外周面と外殻炉6aとの間を旋回しながら加熱するので、ロータリーキルン2内のフライアッシュFA1を効率良く、均一加熱することができる。
このような加熱工程によりフライアッシュFA1の温度が自燃開始温度である600℃に達すると、その時点でフライアッシュFA1中の未燃カーボンが燃焼を開始し、この後は自らの燃焼発熱によって未燃カーボンの燃焼を持続、拡大しながらロータリーキルン2内を、外殻炉7aおよび送風機7bの配置された領域に向かって移動していく。本実施形態のフライアッシュ処理装置1では、空気吹込管5の空気吹出孔5aは、ロータリーキルン2内に導入されたフライアッシュFA1の温度が600℃に達した時点で空気を吹き込むことができる位置に設けられている。
外殻炉7aおよび送風機7bが配置された領域に到達したフライアッシュFA1は、この領域のロータリーキルン2内において、未燃カーボンの燃焼による発熱と、送風機7bから供給される空気流による冷却作用によって制御され、600℃〜900℃程度(望ましくは700℃〜800℃程度)の高温状態を保持しながらロータリーキルン2内を終端部2bに向かって移動していく。この工程において未燃カーボンの燃焼がさらに進行し、その殆どが燃焼除去され、処理完了後のフライアッシュFA2となる。また、この工程におけるロータリーキルン2は送風機7bから供給される空気流によって冷却されているため、過熱のおそれもない。
冷却水ノズル8aおよび水受け8bが配置された領域においては、冷却水ノズル8aからロータリーキルン2の外周面に冷却水を吹き付けることによってロータリーキルン2が冷却されている。したがって、この領域へ到達したフライアッシュFA2は、ロータリーキルン2内を終端部に向かって移動しながら、200℃程度まで冷却された後、ロータリーキルン2の終端部2bに設けられたフライアッシュ排出口9から排出され、ホッパ11を経由して回収される。
なお、冷却水ノズル8aからロータリーキルン2の外周面に吹き付けられた冷却水は前記外周面に沿って流下しながらロータリーキルン2を冷却した後、水受け8bに落下して回収され、クーリングタワー12で所定温度まで冷却された後、再び冷却水ノズル8aに送給され、冷却水として再利用される。
一方、空気吹込管5からロータリーキルン2内へ供給された空気および未燃カーボンの燃焼反応などによりロータリーキルン2内で発生したガスなどは、ロータリーキルン2内を始端部2aから終端部2bに向かって移動していき、終端部2b寄りの部分に配置された排気管10から排ガスとして排出される。
排気管10から排出された排ガスは、図1に示すサイクロン13による粉粒回収工程を経た後、図2に示すように、2次燃焼手段である触媒燃焼層14aを内蔵した2次燃焼塔14を通過することによってCOなどの未燃成分が燃焼されるとともに排ガスに同伴された微粉フライアッシュに含まれる未燃カーボンも燃焼除去される。二次燃焼塔14を通過した排ガスは、冷却手段であるガス冷却塔15を通過して所定温度まで冷却され、さらに、バグフィルタ22による粉塵除去工程を経て無害化された後、大気中へ放出される。
このように、ロータリーキルン2内へ導入されたフライアッシュ中の未燃カーボンは、助燃バーナ4およびバーナ6bによる加熱領域において急速に600℃まで加熱され、600℃に達した時点で吹き込まれた空気によって燃焼を開始した後、未燃カーボンの燃焼熱と送風機7bによる冷却との相互作用で制御された高温保持領域を移動していくことによってさらに燃焼反応が進行する。
すなわち、熱の移動方向に沿ってフライアッシュFA1を移動させながら未燃カーボンの燃焼を進行させるため、フライアッシュFA1中に含まれる未燃カーボンを比較的短時間で効率良く除去することができる。また、前記高温保持領域において未燃カーボンが燃焼除去された後のフライアッシュFA2は、冷却水ノズル8aが配置された冷却領域を通過することによって急冷された後、フライアッシュ排出口9から排出される。
本実施形態においては、図1に示すように、外殻炉6a,7aの境界部分および外殻炉7aと冷却水ノズル8aとの境界部分におけるロータリーキルン2内周面にその軸心2c方向に突出したダムプレート17を設けている。図5に示すように、ダムプレート17はドーナツ形状であり、このダムプレート17には、ロータリーキルン2の内周面2dに接する複数の貫通孔17a(ラットホール)が周方向に沿って等間隔に設けられている。
このような貫通孔17a付きのダムプレート17をロータリーキルン2の内周面2dに設けることにより、ロータリーキルン2内を終端部に向かって移動するフライアッシュFA1の移動速度が抑制され、滞留時間を長くすることができるため、未燃カーボンの完全燃焼を図ることができ、ロータリーキルン2の軸心方向の小型化も可能となる。また、ダムプレート17の貫通孔17aはロータリーキルン2の内周面2dに接しているため、内周面2dに沿って移動していくフライアッシュFA1がダムプレート17部分に残留したり、蓄積したりすることもない。
これらのダムプレート17は、外殻炉6a,7aの境界部分および外殻炉7aと冷却水ノズル8aとの境界部分におけるロータリーキルン2の内周面2dに配置しているため、外殻炉6aが配置された領域における燃焼開始反応、外殻炉7aが配置された領域における燃焼反応が完了するまでフライアッシュFA1を滞留させることが可能である。このため、軸心方向の長さが比較的短いロータリーキルン2であっても、未燃カーボンの完全燃焼を図ることができる。
さらに、図6に示すように、外殻炉7aが配置された領域におけるロータリーキルン2の内周面2dには、棚状をした複数の撹拌部材18が周方向に沿って等間隔に配置されている。図7に示すように、これらの撹拌部材18はベンチの着座面に似た形状であり、丸棒材(または管状材)をフ字形状に折曲して形成された固定部材19によってロータリーキルン2の内周面2dに取り付けられている。
ロータリーキルン2の回転によりこれらの撹拌部材18も回転し、フライアッシュFA1を掻き上げて、落下させるようにしてフライアッシュFA1を撹拌するので、フライアッシュFA1中へ十分な酸素が供給される。したがって、フライアッシュFA1中への酸素拡散で律速される未燃カーボンの燃焼反応を急速に進行させることが可能となり、フライアッシュFA1中の未燃カーボンの完全燃焼を図ることができる。
また、図7に示すように、それぞれの撹拌部材18とロータリーキルン2の内周面2dとの間には、フライアッシュFA1が通過可能な隙間20を設けているため、撹拌部材8で掻き上げられたフライアッシュFA1は隙間20を通過して落下可能である。したがって、フライアッシュFA1がロータリーキルン2の内周面2dに直に接触する機会(回数)が増加することとなって、内周面2dとの間の伝導効率が高まるため、加熱効率や冷却効率が向上する。また、隙間20を設けたことにより、ロータリーキルン2の内周面2dに沿って移動していくフライアッシュFA1が、内周面2dと撹拌部材18との境界付近に残留したり、蓄積したりするのを防止することもできる。
さらに、本実施形態では、外殻炉6aから発生する高温気体に外気を混入させて熱交換機21へ送給し、大気中から熱交換機21に導入された空気との間で熱交換することで昇温した高温空気HA1をバーナ6bに供給している。また、外殻炉7a内において昇温した高温空気HA2の一部を送風機16から空気吹込管5を経由してロータリーキルン2内へ供給している。このような構成とすることにより、外気より高温状態にある空気を、空気吹込管5、バーナ6bに供給することができるため、加熱用エネルギーの消費量を低減することができる。
前述したように、フライアッシュ処理装置1では、ロータリーキルン2内への空気吹込経路として、ロータリーキルン2の始端部2aからその軸心2c方向に挿入され、外熱式加熱手段であるバーナ6bおよび外殻炉6aが配置された領域のロータリーキルン2内に空気吹出孔5aを有する空気吹込管5を設けている。
したがって、バーナ6bなどが配置された領域に導入されたフライアッシュFA1が自燃開始温度600℃に達した時点で空気吹出孔5aから空気を供給することができる。このため、助燃バーナ4およびバーナ6bによる加熱量の全てがフライアッシュFA1の昇温に供される結果、急速な昇温が可能であり、その後の工程である未燃カーボンの燃焼領域を長くとることができ、未燃カーボンの燃焼を効率的に進行させることができる。また、未燃カーボンの燃焼開始後は、外部から加熱する必要がないので、消費エネルギーは少なくてすむ。
このような工程の加熱方式は、加熱ガスとフライアッシュFA1が併行に流れるパラレルフローであって、ロータリーキルン2内を進行する未燃カーボンを含むフライアッシュFA1の温度は上昇していく一方、加熱ガスの温度は次第に下降していく。そして、最も加熱ガス温度の高いロータリーキルン2の始端部2aでは、フライアッシュFA1の温度が最も低いため、ロータリーキルン2本体の温度は、加熱ガス温度とフライアッシュFA1の温度との略平均値(600℃〜900℃程度)にあって、高温にならない。このため、ロータリーキルン2の構成材料として一般のステンレス鋼材(SUS310Sなど)を使用することが可能であり、実用性に優れている。
一方、フライアッシュ処理装置1では、排気経路として、ロータリーキルン2の終端部2bからその軸心2c方向に沿って挿入され、却水ノズル8aなどが配置された領域の始端付近のロータリーキルン2内に開口した排気管10を設けている。したがって、冷却水ノズル8aから吹き付けられる冷却水による冷却作用が排ガスへ及ぶことが回避され、排ガスは排気管10を通過して高温状態のまま排出可能である。このため、排ガス中に残留するCOの燃焼効率が向上するほか、排ガスに同伴される微粉状フライアッシュ中に含まれる未燃カーボンの燃焼除去も図られる。
本発明に係るフライアッシュ処理装置は、火力発電所などに配備されている微粉炭燃焼ボイラーから排出される排ガスから回収されるフライアッシュ中に含まれる未燃カーボンを除去することを必要とする産業分野において広く利用することができる。
本発明の実施の形態であるフライアッシュ処理装置を示す概略構成図である。 図1に示すフライアッシュ処理装置から排出される排ガスを処理する排気処理装置を示す概略構成図である。 図1おけるA−A線断面図である。 図1におけるB−B線断面図である。 図1に示すフライアッシュ処理装置を構成するダムプレートを示す部分断面図である。 図1に示すフライアッシュ処理装置を構成する撹拌部材を示す部分断面図である。 図6の一部拡大図である。
符号の説明
1 フライアッシュ処理装置
2 ロータリーキルン
2a 始端部
2b 終端部
2c 軸心
2d 内周面
3 スクリューコンベア
3a,11 ホッパ
4 助燃バーナ
5 空気吹込管
5a 空気吹出孔
5b 隔壁
6a,7a 外殻炉
6b バーナ
7b,16 送風機
8a 冷却水ノズル
8b 水受け
9 フライアッシュ排出口
10 排気管
12 クーリングタワー
13 サイクロン
14 2次燃焼塔
14a 触媒燃焼層
15 ガス冷却塔
17 ダムプレート
17a 貫通孔
18 撹拌部材
19 固定部材
20 隙間
21 熱交換機
22 バグフィルタ
FA1 未燃カーボンを含有するフライアッシュ
FA2 処理完了後のフライアッシュ
HA1,HA2 高温空気

Claims (6)

  1. 始端部から終端部に向かって軸心が下り勾配をなすように配置されたロータリーキルンと、
    前記ロータリーキルンの始端部に設けられたフライアッシュ装入手段と、前記フライアッシュ装入手段の下方に配置された補助加熱手段と、前記ロータリーキルンの始端部からその軸心方向に沿って前記軸心より上方位置に挿入された空気吹込経路と、
    前記ロータリーキルンの始端部から終端部に向かって直列状に配置された外熱式加熱手段、外冷式空冷手段および外冷式水冷手段と、
    前記ロータリーキルンの終端部に設けられたフライアッシュ排出口と、前記ロータリーキルンの終端部からその軸心方向に沿って挿入された排気経路と、
    を備え、
    前記空気吹込経路として、前記外熱式加熱手段が配置された領域であって且つ前記ロータリーキルン内へ導入されたフライアッシュ中の未燃カーボンが自燃開始する領域の前記ロータリーキルンの内周面に向かって開口した空気吹出孔を有する空気吹込管を設けたことを特徴とするフライアッシュ処理装置。
  2. 前記ロータリーキルン内周面にその軸心方向に突出したダムプレートを設け、前記ダムプレートに前記ロータリーキルン内周面に接する貫通孔を設けた請求項1記載のフライアッシュ処理装置。
  3. 前記ロータリーキルン内周面に棚状の撹拌部材を設けた請求項1または2記載のフライアッシュ処理装置。
  4. 前記撹拌部材と前記ロータリーキルン内周面との間に隙間を設けた請求項1〜3のいずれかに記載のフライアッシュ処理装置。
  5. 前記外熱式加熱手段、前記外冷式空冷手段において生じた熱で加熱された空気の少なくとも一部を前記空気吹込経路、前記外熱式加熱手段の少なくとも一方に供給する請求項1〜4のいずれかに記載のフライアッシュ処理装置。
  6. 前記排気経路として、前記ロータリーキルンの終端部からその軸心方向に挿入され前記外冷式水冷手段が配置された領域の始端部のロータリーキルン内に開口した排気管を設けた請求項1〜5のいずれかに記載のフライアッシュ処理装置。
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