JP7402730B2 - 石炭灰の改質方法及び改質装置 - Google Patents

石炭灰の改質方法及び改質装置 Download PDF

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Description

本発明は、石炭灰を改質する方法及び装置に関する。
石炭灰をコンクリート用混和材として利用する場合、この石炭灰に多くの未燃カーボンが含まれていると、コンクリートの製造に必要なAE剤の量が多くなるおそれがあり、さらには、製造したコンクリートの表面に黒斑が生じるおそれがある。このため、石炭灰をコンクリート用混和材として利用する場合、予め石炭灰を改質して石炭灰の未燃カーボン含有率を低下させておき、その後で石炭灰をコンクリート用混和材としてセメント等と混合する必要がある。
石炭灰の未燃カーボン含有率を低下させる方法としては、下記特許文献1のように、石炭灰を加熱処理して石炭灰中の未燃カーボンを燃焼させる方法が知られている。下記特許文献1に記載の技術においては、未燃カーボンを含むフライアッシュ(石炭灰の一種)と酸素を含む燃焼用ガスとを外熱式ロータリーキルンの内部に供給し、外熱式ロータリーキルンの内部において燃焼用ガスによってフライアッシュを加熱処理する。これによりフライアッシュ中の未燃カーボンを燃焼させる。この際に、外熱式ロータリーキルンの内部に供給される未燃カーボンに対する酸素のモル比を1以上7以下にする。
一方、本発明者は、石炭灰の未燃カーボン含有率を低下させる方法について研究を進めた結果、次の知見を得た。すなわち、ロータリーキルンの内部において石炭灰を効率よく燃焼させることが可能か否かは、ロータリーキルンの内部に吹き込む燃焼用ガスの流量自体に大きく影響される。しかし、下記特許文献1に記載の技術は、ロータリーキルンの内部に吹き込む燃焼用ガスの流量自体を特定するものではなく、ロータリーキルンの内部において石炭灰を安定的に効率よく燃焼させることができない。
特開2017-29942号公報
本発明は、上述した知見に基づいてなされたものである。本発明は、ロータリーキルンの内部に適切な量の燃焼用ガスを吹き込むことにより、ロータリーキルンの内部において石炭灰に含まれる未燃カーボンを燃焼用ガスにより効率よく燃焼させることを目的とする。
本発明の第一項目は、次のような石炭灰を改質する方法に係るものである。この方法は、ロータリーキルンの内部に石炭灰を投入する工程と、前記ロータリーキルンの内部に燃焼用ガスを吹き込む工程と、前記ロータリーキルンの内部において、前記石炭灰を前記燃焼用ガスによって加熱処理して当該石炭灰に含まれる未燃カーボンを燃焼させる工程とを備える。ここで、単位時間に前記ロータリーキルンの内部に投入する前記石炭灰に含まれる前記未燃カーボンの量をCkg、前記単位時間に前記ロータリーキルンの内部に吹き込む前記燃焼用ガスの量をGm3と定義した場合における比率「G/C」は0.19以上0.30以下である。
上記第一項目によれば、ロータリーキルンの内部に適切な量の燃焼用ガスを吹き込むことができるため、ロータリーキルンの内部において石炭灰に含まれる未燃カーボンを燃焼用ガスにより効率よく燃焼させることができる。
本発明の第二項目は、上記第一項目における前記「G/C」は0.20以上0.28以下である。
上記第二項目によれば、さらに好適な量の燃焼用ガスをロータリーキルンの内部に吹き込むことができるため、ロータリーキルンの内部において、石炭灰を燃焼用ガスにより円滑に搬送して石炭灰の過剰な加熱処理を抑制し、石炭灰の加熱処理に伴う石炭灰の比表面積の低下量を少なく抑えることができる。これにより、石炭灰の加熱処理によって石炭灰のコンクリート用混和材としての利用性を効果的に高めることができる。
本発明の第三項目は、上記第一項目又は上記第二項目において次の内容を含むものである。前記ロータリーキルンにおいては前記石炭灰を600℃以上800℃以下に加熱する。
上記第三項目によれば、石炭灰の加熱処理温度としては比較的低温の範囲内において石炭灰を加熱処理するため、石炭灰に含まれる未燃カーボンを低コストで燃焼させることができ、かつ、石炭灰の加熱処理に伴う石炭灰の比表面積の低下量を少なく抑えることができる。
本発明の第四項目は、次のような石炭灰を改質する装置に係るものである。この装置は、ロータリーキルン、石炭灰投入手段、ガス吹込手段及び調整手段を備える。前記石炭灰投入手段は、前記ロータリーキルンの内部に前記石炭灰を投入するものである。前記ガス吹込手段は、前記ロータリーキルンの内部に燃焼用ガスを吹き込むものである。前記ロータリーキルンは、前記石炭灰を前記燃焼用ガスによって加熱処理することにより、当該石炭灰に含まれる未燃カーボンを燃焼させるものである。前記調整手段は、単位時間に前記ロータリーキルンの内部に投入する前記石炭灰に含まれる前記未燃カーボンの量をCkg、前記単位時間に前記ロータリーキルンの内部に吹き込む前記燃焼用ガスの量をGm3と定義した場合における比率「G/C」を0.19以上0.30以下に調整するものである。
本発明の第四項目によれば、上述した第一項目と同様の効果を生じさせることができる。
以上のように、本発明によれば、ロータリーキルンの内部に適切な量の燃焼用ガスを吹き込むことにより、ロータリーキルンの内部において石炭灰に含まれる未燃カーボンを燃焼用ガスにより効率よく燃焼させることができる。
本発明の一実施形態に係る石炭灰の改質装置を示す概略図である。 図1における改質装置が備える加熱装置の要部を示す模式図である。 図2における加熱装置が備えるロータリーキルンを図2のA-A線に沿って切断した概略的な拡大断面図である。 本発明に係る石炭灰の改質方法及び改質装置における実験例を示すグラフである。
まず、本発明の一実施形態に係る石炭灰の改質装置について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る石炭灰の改質装置1を示す概略図である。図1に示すように、改質装置1は、分級装置11、加熱装置21及び回収装置31を備えている。
分級装置11は、石炭灰A1を分級して微粉Fと粗粉Rとに分離する。分級装置11としては、例えば、強制うず式の分級機、サイクロン型又はルーバー型慣性分級機、及び、振動篩装置等の乾式分級機を使用することができる。加熱装置21は、分級装置11から排出される微粉Fを燃焼用ガスG1によって加熱処理することにより、微粉Fから改質灰A2を生成して排ガスG2を排出する。回収装置31は、分級装置11から排出される粗粉Rを回収する。
図2は、図1における改質装置1が備える加熱装置21の要部を示す模式図である。図2に示すように、加熱装置21は、微粉Fを燃焼用ガスG1により加熱処理して改質する装置である。加熱装置21は、ホッパー22(石炭灰投入手段)、ガス吹込管23(ガス吹込手段)及びロータリーキルン24を備えている。ロータリーキルン24は、回転炉24a、リフター部材24b及び排出部24cを備えている。
ホッパー22は、回転炉24aの内部に微粉F(微粉状の石炭灰)を投入するものである。ガス吹込管23は、回転炉24aの内部に燃焼用ガスG1を吹き込むものである。ホッパー22は、回転炉24aにおける石炭灰搬送方向D1(回転炉24aの軸方向、燃焼用ガスG1の吹込方向に平行な方向)の上流側において回転炉24aの上部に接続されている。ガス吹込管23は、回転炉24aにおける「石炭灰搬送方向D1の上流側の端部」に接続されている。
ロータリーキルン24としては、円筒状に形成された外熱式ロータリーキルンが用いられている。ロータリーキルン24は、回転炉24aにおける石炭灰搬送方向D1の上流側が下流側よりも高くなるように、回転炉24aの軸方向が水平方向に対して0.1°(deg.)以上10°(deg.)以下に傾斜するように配置される。ロータリーキルン24においては、熱媒体(図示せず)を回転炉24aの外表面に接触させて回転炉24aの内部を加熱するようになっている。
回転炉24aにおける石炭灰搬送方向D1の上流側端部には固定面sが形成されている。固定面sは回転炉24aにおける回転部(回転炉24aにおいて回転する部分であって固定面s以外の箇所)に対して相対移動可能となっており、この回転部が回転しても固定面sは回転することなく固定されている。この回転部と固定面sとの間はシール構造となっているため、この回転部と固定面sとの間をガス(不図示)が通過することはない。
ロータリーキルン24は、回転炉24aの内部において、微粉Fを回転炉24aの内部底面(水平方向に対して0.1°以上10°以下に傾斜している底面)に沿って滑らせることにより、微粉Fを石炭灰搬送方向D1に搬送しながら助燃空気G1と接触させて加熱する構成になっている。また、ロータリーキルン24は、回転炉24aを回転炉24aの回転軸(図3に示す回転軸O)周りに回転させることにより、回転炉24aの内部における微粉Fを撹拌しながら加熱する構成になっている。
図3は、図2における加熱装置21が備えるロータリーキルン24を図2のA-A線に沿って切断した概略的な拡大断面図である。図2及び図3に示すように、回転炉24aの内部には複数のリフター部材24bが設けられている。各々のリフター部材24bは、板状に形成されて石炭灰搬送方向D1に平行な方向において延設され、回転炉24aの内表面に固定されている。各々のリフター部材24bは、回転炉24aの回転方向D2(回転炉24aの周方向)において間隔を互いに設けるように配置されている。各々のリフター部材24bは、回転炉24aの内表面から回転軸Oに向かって突出するように設けられている。各々のリフター部材24bは、回転炉24aの回転に伴って回転軸Oの周りを回転することにより、回転炉24aの内部における微粉Fを攪拌する。各々のリフター部材24bの長さ(回転炉24aの径方向における長さ)は、回転炉24aの内径(直径)の0.05倍以上0.1倍以下であることが好ましい。
図2に示すように、ロータリーキルン24は、回転炉24aの内部において、微粉Fを搬送及び攪拌しながら燃焼用ガスG1と接触させて加熱することにより、微粉Fに含まれる未燃カーボンを燃焼させて改質灰A2を生成する。改質灰A2の未燃カーボン含有率は、微粉Fの未燃カーボン含有率よりも低い。回転炉24aの内部においては、微粉Fに含まれる未燃カーボンの燃焼により一酸化炭素及び二酸化炭素(図示せず)が発生する。
図2に示すように、排出部24cは、回転炉24aにおける石炭灰搬送方向D1の下流側の端部に設けられている。ロータリーキルン24は、回転炉24aの内部から排出部24cの内部に向けて改質灰A2と排ガスG2とを排出する。排出部24cの上部にはガス排出口(図示せず)が設けられており、排出部24cの下部には灰分排出口(図示せず)が設けられている。排ガスG2は、ロータリーキルン24の外部に設けられる誘引ファン(図示せず)に吸引されることにより、排出部24cの内部から上記ガス排出口を通過してロータリーキルン24の外部へ排出される。一方、改質灰A2は、排出部24cの内部において落下することにより、排出部24cの内部から上記灰分排出口を通過してロータリーキルン24の外部へ排出される。このように、排出部24cの内部においては、改質灰A2と排ガスG2とが互いに分離して各々排出される。
次に、本発明の一実施形態に係る石炭灰の改質方法として、図1に示す改質装置1の動作について説明する。図1に示すように、石炭灰A1を分級装置11に供給して分級することにより、石炭灰A1を微粉Fと粗粉Rとに分離する。この際、好ましくは、石炭灰A1を、次の(1)及び(2)の条件を満たすように分級する。(1)微粉Fの未燃カーボン含有率を2.0質量%以上6.5質量%以下とすること。(2)微粉Fのブレーン比表面積を3340cm2/g以上5600cm2/g以下とすること。
さらに、図1に示すように、分級装置11から排出した粗粉Rを回収装置31において回収する。回収装置31に回収した粗粉Rをセメント原料としてセメント焼成装置(図示せず)に供給し、このセメント焼成装置において粗粉Rをセメント原料としてクリンカ(図示せず)を生成する。
図2に示すように、回転炉24aの外表面を熱媒体(図示せず)によって加熱することにより、回転炉24aの内部を600℃以上800℃以下に加熱する。また、回転炉24aを回転炉24aの回転軸(図3に示す回転軸O)周りに回転させる。微粉Fをホッパー22の内部から回転炉24aの内部に投入し、燃焼用ガスG1をガス吹込管23の内部から回転炉24aの内部に吹き込む。ここで、単位時間に回転炉24a(ロータリーキルン24)の内部に投入する未燃カーボン(図2に示す微粉Fに含まれる未燃カーボン)の量をCkg、前記単位時間に回転炉24a(ロータリーキルン24)の内部に吹き込む燃焼用ガスG1の量をGm3と定義した場合における比率「G/C」は0.19以上0.30以下である。好ましくは、この比率「G/C」は0.20以上0.28以下である。
回転炉24aの内部において、回転炉24aの内部底面に沿って微粉Fを石炭灰搬送方向D1に搬送する。この際に、回転炉24aの回転と当該回転に伴うリフター部材24bの回転とにより微粉Fを攪拌する。好ましくは、例えば、回転炉24a(ロータリーキルン24)の勾配や回転炉24a(ロータリーキルン24)への微粉Fの供給量を調整することにより、微粉Fの供給速度を、次の(1)~(3)の条件をすべて満たすように調整する。(1)回転炉24aの内部における微粉Fの加熱時間が40分以下であること。さらに好ましくは、回転炉24aの内部における微粉Fの加熱時間が20分以上30分以下であること。(2)回転炉24aの内部における充填率が11%以下であること。この充填率とは、回転炉24aの内部における加熱空間(微粉Fを600℃以上800℃以下に加熱する場合は600℃以上800℃以下の空間)を占める微粉Fの割合、すなわち、「(上記加熱空間における微粉Fの体積×100)/上記加熱空間の容積」を意味する。(3)改質灰A2のブレーン比表面積から微粉Fのブレーン比表面積を引いた値が-150cm2/g以上であること。
さらに、ロータリーキルン24の内部において、回転炉24aの内部から排出部24cの内部に改質灰A2及び排ガスG2を排出する。改質灰A2を排出部24cの内部において落下させて灰分排出口(図示せず)から回収し、かつ、排ガスG2を誘引ファン(図示せず)により吸引してガス排出口(図示せず)から排出する。また、回収した改質灰A2をコンクリート用混和材として利用する。
上記実施形態において、分級装置11に代えて粉砕装置(図示せず)を設置することもできる。この場合、石炭灰A1を上記粉砕装置により粉砕して微粉Fを生成し、この微粉Fを加熱装置21に供給して加熱処理する。
また、上記実施形態において、分級装置11及び上記粉砕装置のいずれも設けず、石炭灰A1を直接加熱装置21に供給することもできる。この場合、石炭灰A1を加熱装置21に供給する前に、石炭灰A1のブレーン比表面積及び未燃カーボン含有率を測定しておくことが好ましい。そして、この石炭灰A1のブレーン比表面積が3340cm2/g以上5600cm2/g以下であり、かつ、この石炭灰A1の未燃カーボン含有率が2.0質量%以上6.5質量%以下である場合にのみ、この石炭灰A1を加熱装置21に供給することが好ましい。
さらに、上記実施形態において、ホッパー22に投入される前の微粉Fのブレーン比表面積を測定する第1粒度測定部(図示せず)、回転炉24aの内部における酸素濃度を測定する酸素濃度測定部(図示せず)、回転炉24aの内部における微粉Fの充填状態を監視するための監視カメラ(図示せず)、改質灰A2のブレーン比表面積を測定する第2粒度測定部(図示せず)、改質灰A2の未燃カーボン含有率を測定する未燃カーボン含有率測定部(図示せず)を設けることもできる。
特に、上記実施形態において、上述した第1粒度測定部及び第2粒度測定部を設ける場合、改質灰A2のブレーン比表面積から微粉Fのブレーン比表面積を引いた値を算出し、この値が基準値未満である場合、回転炉24aの内部における微粉Fの加熱温度を低下させるか、回転炉24aの内部における微粉Fの加熱時間を短縮することが好ましい。これにより、微粉Fの加熱処理状態を適宜好適化することができる。
なお、上記実施形態においては、熱媒体(図示せず)を回転炉24aの外表面に接触させて回転炉24aの内部を加熱するようになっているが、回転炉24aの外部からバーナー等で回転炉24aの外表面に火炎を放射して回転炉24aの内部を加熱することもできる。
次に、本発明に係る石炭灰の改質方法及び改質装置における実験例について説明する。この実験例では、外熱式ロータリーキルン(図2に示すロータリーキルン24に相当)の内部に様々な石炭灰(図2に示す微粉Fに相当)を様々な流量で投入した。また、外熱式ロータリーキルンの内部に高温空気(図2に示す燃焼用ガスG1に相当)を様々な流量で吹き込んだ。さらに、外熱式ロータリーキルンの内部において、石炭灰を様々な温度で様々な時間加熱して改質灰(図2に示す改質灰A2に相当)を生成した。
外熱式ロータリーキルンとしては高砂工業社の電気加熱式ロータリーキルンを使用した。この外熱式ロータリーキルンの仕様は次の通りである。内径が25cm、有効長が95cm、キルン傾きが0°~2°、回転数が最大2rpm、最大加熱可能温度が900℃、フィードが5(kg/h)~20(kg/h)、キルン内容積が44156cm3(計算値)である。
そして、各々の実験例(実験例A1~A19、B1~B4、C1~C3、D1~D3、E1~E3及びF1~F4)において、改質灰の強熱減量(ig.loss)並びに石炭灰及び改質灰におけるブレーン比表面積変化量(ΔBl.)を測定した。なお、上記強熱減量は、改質灰の未燃カーボン含有率の指標である。すなわち、上記強熱減量の値が小さいほど、改質灰の未燃カーボン含有率が低いことになり、改質灰をコンクリート用混和材として有効に利用することができる。
ブレーン比表面積変化量は、改質灰のブレーン比表面積の値から石炭灰のブレーン比表面積の値を引いた値である。ブレーン比表面積変化量の絶対値が小さいほど、石炭灰の加熱処理に伴う石炭灰の粒状化を抑制することができており、改質灰をコンクリート用混和材として有効に利用することができる。
表1は、上記実験例において使用した石炭灰の性質を示している。表1における項目の内容は次の通りである。「種類」は、石炭灰の種類(石炭灰B~石炭灰R)を記号で示している。「Bl.」は、石炭灰のブレーン比表面積(cm2/g)を示している。「L値」は、石炭灰の明るさの指標であるL値(-)を示している。「水分」は、石炭灰における固有水分(恒温状態にある石炭灰を105℃に加熱することにより生じる石炭灰の質量減少分)の含有率(質量%)を示している。「ig.loss」は、ignition loss、すなわち、石炭灰の質量に対する強熱減量の百分率(%)を示している。「」内に化学式が記載された項目は、石炭灰における「当該化学式が示す化合物」の百分率(質量%)を示している。
Figure 0007402730000001
表2~表7における項目の内容は次の通りである。「種類」は、表1において示した各々の石炭灰のうち使用した石炭灰の種類を示している。「C(g/h)」は、外熱式ロータリーキルンに投入した石炭灰の流量(g/h)を未燃カーボン換算で示している。「T(min)」は、石炭灰の加熱時間(min)、すなわち、外熱式ロータリーキルンの内部における加熱空間(石炭灰の加熱温度に維持されている空間)に石炭灰が滞留した時間(min)を示している。「G(L/min)」は、外熱式ロータリーキルンの内部に吹き込んだ高温空気の流量(L/min)を示している。「G/C(m3/kg)」は、「C(g/h)」に対する「G(L/min)」の比率(割合)であって単位を(m3/kg)に変換したものを示している。つまり、「G/C(m3/kg)」の値は、対応する「C(g/h)」に対する「G(L/min)」の単なる比率とは異なるものである。「ig.loss(%)」は、改質灰の質量に対する強熱減量の百分率(%)を示している。「ΔBl.(cm2/g)」は、改質灰のブレーン比表面積の値から石炭灰のブレーン比表面積の値を引いた値を示している。「AI(%)」は、改質灰における活性度指数を示している。
なお、表2に示す実験例A1~A19においては、外熱式ロータリーキルンの内部に投入する石炭灰の量を10kg/hとし、外熱式ロータリーキルンの内部における石炭灰の加熱温度を700℃とし、外熱式ロータリーキルンの内部における充填率を11%とした。
図4は、本発明に係る石炭灰の改質方法及び改質装置における実験例を示すグラフである。このグラフは、表2における「G/C(m3/kg)」を横軸にして「ig.loss(%)」を縦軸にしたものである。表2及び図4に示すように、「G/C(m3/kg)」が0.19未満の範囲内においては、「G/C(m3/kg)」が増加するにつれて「ig.loss(%)」が急激に減少する。一方、「G/C(m3/kg)」が0.19以上の範囲内においては、「G/C(m3/kg)」が増加しても「ig.loss(%)」はわずかにしか減少しない。特に、「G/C(m3/kg)」が0.28から0.30になっても「ig.loss(%)」はほとんど減少しない。
つまり、実験例A1~A19の組は、石炭灰を効果的に改質する方法(以下「第1の方法」とする。)を示している。この第1の方法は、ロータリーキルンの内部に石炭灰を投入する工程と、前記ロータリーキルンの内部に燃焼用ガスを吹き込む工程と、前記ロータリーキルンの内部において、前記石炭灰を前記燃焼用ガスによって加熱処理して当該石炭灰に含まれる未燃カーボンを燃焼させる工程とを備える。ここで、単位時間に前記ロータリーキルンに投入する前記石炭灰に含まれる前記未燃カーボンの量をCkg、前記単位時間に前記ロータリーキルンに吹き込む前記燃焼用ガスの量をGm3と定義した場合における比率「G/C」は0.19以上0.30以下である。
上述した第1の方法によれば、ロータリーキルンの内部に適切な量の燃焼用ガスを吹き込むことができるため、ロータリーキルンの内部において石炭灰に含まれる未燃カーボンを燃焼用ガスにより効率よく燃焼させることができる。
一方、表1に示すように、実験例A1~A19において使用した石炭灰は、互いに異なる性質、すなわち、互いに異なるブレーン比表面積、L値(未燃カーボン含有率の指標)及び化学組成を有している。しかし、図4に示すように、実験例A1~A19における「G/C(m3/kg)」の値と「ig.loss(%)」の値とは一定の相関関係(反比例)を有する。つまり、上述した第1の方法においては、どのような石炭灰を処理する場合であっても、石炭灰の処理条件さえ同一であれば、改質灰の未燃カーボン含有率がほぼ同一になると考えられる。
よって、実験例A1~A19の組は、上述した第1の方法をさらに有効に利用する第2の方法も示している。この第2の方法とは、上述した第1の方法における石炭灰として、互いに異なる性質(ブレーン比表面積、未燃カーボン含有率及び化学組成)を有する複数の石炭灰の混合物を使用することである。具体的には、(1)異なる加熱装置(火力発電所)から排出された複数の石炭灰の混合物、(2)加熱装置(火力発電所)から排出された主灰(ボトムアッシュ)及び飛灰(フライアッシュ)の混合物を使用することである。
上述した第2の方法によれば、大量の石炭灰をロータリーキルンの内部においてまとめて加熱処理することができ、さらには、改質灰の未燃カーボン含有率をほぼ均一にすることができる。そして、これら改質灰をコンクリート用混和材として利用すると、製造されるコンクリート同士に品質の差異が生じにくくなるため、良質なコンクリートを安定して製造することができる。
Figure 0007402730000002
表3に示す実験例B1~B4においては、外熱式ロータリーキルンの内部に投入する石炭灰の量を10kg/hとし、外熱式ロータリーキルンの内部における石炭灰の加熱温度を700℃とし、外熱式ロータリーキルンの内部における充填率を11%とした。
表3に示すように、実験例B1~B4の組においては、「G/C(m3/kg)」が0.14から0.20へと増加すると「ig.loss(%)」が1.4から1.2へと急激に低下するが、「G/C(m3/kg)」が0.20 から0.24へと増加しても「ig.loss(%)」は1.2から1.1へとわずかに減少するだけである。そして、「G/C(m3/kg)」が0.24から0.28へと増加しても「ig.loss(%)」は1.1に維持される。
また、表3に示すように、実験例B1~B4の組においては、「G/C(m3/kg)」が0.14から0.20と増加すると「ΔBl.(cm2/g)」が-140から-120へと増加する。さらに、「G/C(m3/kg)」が0.20から0.24へと増加すると「ΔBl.(cm2/g)」が-120から-100へとさらに増加する。しかし、「G/C(m3/kg)」が0.24から0.28へとさらに増加すると「ΔBl.(cm2/g)」が-100から-130へと減少してしまう。このため、「G/C(m3/kg)」が0.28を超えると「ΔBl.(cm2/g)」が-130からさらに減少すると考えられる。
つまり、実験例B1~B4の組は、上述した第1の方法をさらに有効に利用する第3の方法を示している。すなわち、この第3の方法においては、上述した第1の方法における「G/C(m3/kg)」が0.20以上 0.28以下である。
上述した第3の方法によれば、さらに好適な量の燃焼用ガスをロータリーキルンの内部に吹き込むことができるため、石炭灰に含まれる未燃カーボンをさらに効率よく燃焼させることができる。さらには、ロータリーキルンの内部において石炭灰を燃焼用ガスにより円滑に搬送することができ、石炭灰の加熱処理に伴う石炭灰の比表面積の低下量を少なく抑えることもできる。これらにより、石炭灰の加熱処理によって石炭灰のコンクリート用混和材としての利用性をさらに高めることができる。
Figure 0007402730000003
表4に示す実験例C1~C3、表5に示す実験例D1~D3及び表6に示す実験例E1~E3においては、外熱式ロータリーキルンの内部に投入する石炭灰の量を10kg/hとすると「C(g/h)」が300となり、外熱式ロータリーキルンの内部に投入する石炭灰の量を15kg/hとすると「C(g/h)」が450となり、外熱式ロータリーキルンの内部に投入する石炭灰の量を20kg/hとすると「C(g/h)」が600となった。
表4に示す実験例C1~C3においては、外熱式ロータリーキルンの内部における石炭灰の加熱温度を600℃とした。表5に示す実験例D1~D3においては、外熱式ロータリーキルンの内部における石炭灰の加熱温度を700℃とした。表6に示す実験例E1~E3においては、外熱式ロータリーキルンの内部における石炭灰の加熱温度を800℃とした。
表4に示す実験例C1~C3、表5に示す実験例D1~D3及び表6に示す実験例E1~E3においては、「C(g/h)」が300であると外熱式ロータリーキルンの内部における充填率が11%になり、「C(g/h)」が450であると外熱式ロータリーキルンの内部における充填率が17%になり、「C(g/h)」が600であると外熱式ロータリーキルンの内部における充填率が23%になった。
表4~表6に示すように、実験例C1~C3の組、D1~D3の組及びE1~E3の組においては、「G/C(m3/kg)」が0.10から0.13及び0.20へと増加するにつれて「ig.loss(%)」が減少していき、かつ、「G/C(m3/kg)」が0.10から0.13及び0.20へと増加するにつれて「ig.loss(%)」の減少量も減少していく。すなわち、実験例C1~C3の組、D1~D3の組及びE1~E3の組においては、「G/C(m3/kg)」と「ig.loss(%)」との相関関係が表2に示す実験例A1~A19の組と同様となる。
つまり、実験例C1~C3の組、D1~D3の組及びE1~E3の組は、上述した第1の方法をさらに有効に利用する第4の方法を示している。すなわち、この第4の方法とは、上述した第1の方法における石炭灰の加熱温度を600℃以上800℃以下に維持することである。
上記第4の方法によれば、石炭灰の加熱処理温度としては比較的低温の範囲内において石炭灰を加熱処理するため、石炭灰に含まれる未燃カーボンを低コストで燃焼させることができ、かつ、石炭灰の加熱処理に伴う石炭灰の比表面積の低下量を少なく抑えることができる。
Figure 0007402730000004
Figure 0007402730000005
Figure 0007402730000006
表7に示す実験例F1~F4においては、外熱式ロータリーキルンの内部に投入する石炭灰の量を10kg/hとし、外熱式ロータリーキルンの内部における石炭灰の加熱温度を700℃とし、外熱式ロータリーキルンの内部における充填率を11%とした。
表7に示すように、実験例F1~F4の組においては、石炭灰の加熱時間T(min)が20から30及び40へと増加すると、「ig.loss(%)」が1.4から1.2及び1.0へと減少する。しかし、石炭灰の加熱時間T(min)が40から60へと増加しても、「ig.loss」は1.0のままに維持される。
表7に示すように、実験例F1~F4の組においては、石炭灰の加熱時間T(min)が20から30へと増加すると、「ΔBl.(cm2/g)」が-130から-120へと増加する。しかし、石炭灰の加熱時間T(min)が30から40へと増加してしまうと、「ΔBl.(cm2/g)」が-120から-150へとわずかに減少量が大きくなる。さらに、石炭灰の加熱時間T(min)が40から60へと増加してしまうと、「ΔBl.(cm2/g)」が-150から-550へと急激に減少することになる。
表7に示すように、実験例F1~F4の組においては、石炭灰の加熱時間T(min)が20から30へと増加しても、改質灰の活性度指数AI(%)は83のままで維持される。しかし、石炭灰の加熱時間T(min)が30を超えて40及び60にまで到達すると、改質灰の活性度指数AI(%)は83から80及び79にまで減少する。
つまり、実験例F1~F4の組は、上述した第1の方法をさらに有効に利用する第5の方法を示している。すなわち、この第5の方法とは、上述した第1の方法において、石炭灰の加熱処理時間T(min)を40以下とすること、より好ましくは、石炭灰の加熱処理時間T(min)を30以下とすることである。
上記第5の方法によれば、石炭灰の加熱処理時間T(min)を40以下とすることにより、石炭灰の加熱処理に伴う石炭灰の比表面積の低下を抑制することができる。また、石炭灰の加熱処理時間T(min)を30以下とすることにより、石炭灰の加熱処理に伴う石炭灰の活性度指数の低下を抑制することができる。
Figure 0007402730000007
1 石炭灰の改質装置
11 分級装置
21 加熱装置
22 ホッパー(石炭灰投入手段)
23 ガス吹込管(ガス吹込手段)
24 ロータリーキルン
24a 回転炉
24b リフター部材
24c 排出部
31 回収装置
A1 石炭灰
A2 改質灰
D1 石炭灰搬送方向
D2 回転方向
F 微粉
G1 燃焼用ガス
G2 排ガス
R 粗粉

Claims (2)

  1. 石炭灰を改質する方法であって、
    ロータリーキルンの内部に前記石炭灰を投入する工程と、
    前記ロータリーキルンの内部に燃焼用ガスを吹き込む工程と、
    前記ロータリーキルンの内部において、前記石炭灰を前記燃焼用ガスによって加熱処理して当該石炭灰に含まれる未燃カーボンを燃焼させる工程とを備え、
    単位時間に前記ロータリーキルンの内部に投入する前記石炭灰に含まれる前記未燃カーボンの量をCkg、前記単位時間に前記ロータリーキルンの内部に吹き込む前記燃焼用ガスの量をGm3と定義した場合における比率「G/C」は0.19以上0.30以下であり、
    前記ロータリーキルンとしては、外熱式ロータリーキルンが用いられており、
    前記燃焼用ガスとしては、加熱された空気が用いられており、
    前記未燃カーボンを燃焼させる工程においては、前記ロータリーキルンの内部において、前記石炭灰を600℃以上800℃以下に加熱するものとされており、
    前記未燃カーボンを燃焼させる工程における前記石炭灰の加熱時間は、20分以上60分以下の範囲とされていることを特徴とする石炭灰の改質方法。
  2. 前記比率「G/C」は、0.20以上0.28以下であることを特徴とする請求項1に記載の石炭灰の改質方法。
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