JP6566352B2 - ローラーハース炉およびローラーハース炉による熱処理品の製造方法 - Google Patents
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Description
不活性ガス又は還元性ガスの雰囲気中でワークを加熱する加熱室を外部から区画する側壁と、
前記側壁を貫通して設けられたローラ挿通孔と、
前記加熱室内のワークを搬送する部分がカーボンで形成され、前記側壁のローラ挿通孔を軸端部が挿通して前記加熱室の外側に突出するように設けられた搬送ローラと、
前記搬送ローラの軸端部を覆って密閉するように前記側壁の外面に取り付けられたパージカバーと、
前記パージカバー内に外部から不活性ガス又は還元性ガスを供給するガス供給部と、
前記パージカバー内の不活性ガス又は還元性ガスを前記加熱室に導入するガス導入路と、
を有するローラーハース炉である。
(1)本発明の一態様に係るローラーハース炉は、
不活性ガス又は還元性ガスの雰囲気中でワークを加熱する加熱室を外部から区画する側壁と、
前記側壁を貫通して設けられたローラ挿通孔と、
前記加熱室内のワークを搬送する部分がカーボンで形成され、前記側壁のローラ挿通孔を軸端部が挿通して前記加熱室の外側に突出するように設けられた搬送ローラと、
前記搬送ローラの軸端部を覆って密閉するように前記側壁の外面に取り付けられたパージカバーと、
前記パージカバー内に外部から不活性ガス又は還元性ガスを供給するガス供給部と、
前記パージカバー内の不活性ガス又は還元性ガスを前記加熱室に導入するガス導入路と、
を有するローラーハース炉である。
このようにすると、搬送ローラの軸端部をパージカバーで覆って密閉し、そのパージカバー内に外部から不活性ガス又は還元性ガスを供給する構成なので、搬送ローラの軸端部とローラ挿通孔の隙間から加熱室内に酸素が侵入するのが防止され、カーボンで形成された搬送ローラが酸素と反応して減肉するのを効果的に防止することが可能となる。
また、パージカバー内に供給された不活性ガス又は還元性ガスは、加熱室に導入される前に、加熱室の側壁から放出される熱によって予熱される。そのため、加熱室の側壁から放出される熱を有効に利用することができ、省エネルギーである。
(2)上記のローラーハース炉は、以下の構成を加えることができる。
電動モータと、
前記電動モータの回転を前記搬送ローラの軸端部に伝達する回転伝達機構とを更に有し、
前記パージカバーは、前記電動モータと前記回転伝達機構とを前記搬送ローラの軸端部と一緒に密閉するように形成されている。
このようにすると、搬送ローラの軸端部だけでなく、電動モータおよび回転伝達機構も一緒にパージカバー内に密閉された状態となるので、大気中の酸素がパージカバー内に侵入するのを効果的に防止することができ、その結果、搬送ローラの軸端部とローラ挿通孔の隙間から加熱室内に酸素が侵入するのを極めて効果的に防止することが可能となる。
(3)また、本発明の一態様に係るローラーハース炉による熱処理品の製造方法として、以下の構成のものを提供する。
不活性ガス又は還元性ガスの雰囲気中でワークを加熱する加熱室を外部から区画する側壁と、前記側壁を貫通して設けられたローラ挿通孔と、前記加熱室内のワークを搬送する部分がカーボンで形成され、前記側壁のローラ挿通孔を軸端部が挿通して前記加熱室の外側に突出するように設けられた搬送ローラと、前記搬送ローラの軸端部を覆って密閉するように前記側壁の外面に取り付けられたパージカバーとを有するローラーハース炉を使用し、
前記パージカバー内に外部から不活性ガス又は還元性ガスを供給するとともに、前記パージカバー内の不活性ガス又は還元性ガスを前記加熱室に導入しながら前記ワークの加熱を行なう、
ローラーハース炉による熱処理品の製造方法。
本発明の実施形態にかかるローラーハース炉およびこのローラーハース炉を用いた熱処理品の製造方法を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 脱ワックス室
3 予熱室
4 加熱室
5 徐冷室
6 第1冷却室
7 第2冷却室
8〜10 搬送ローラ
10a ワークを搬送する部分
10b 軸端部
11〜13 搬送ローラ
14〜20 シャッター
21〜24 ヒータ
25 送風ファン
26 クーラー
27 循環ファン
29 天井壁
30 側壁
31 ローラ挿通孔
32 転がり軸受
33 チェーンスプロケット
34 電動モータ
34a モータ軸
35 回転伝達機構
36 モータブラケット
37 チェーンスプロケット
38 チェーン
40 パージカバー
40a 周壁部
40b フランジ部
40c 端板
41 ガスケット
42 ボルト
43 ガス供給部
43a 配管接続口
43b 配管
44 ガス導入路
W ワーク
Claims (2)
- 不活性ガス又は還元性ガスの雰囲気中でワークを加熱する加熱室を外部から区画する側壁と、
前記側壁を貫通して設けられたローラ挿通孔と、
前記加熱室内のワークを搬送する部分がカーボンで形成され、前記側壁のローラ挿通孔を軸端部が挿通して前記加熱室の外側に突出するように設けられた搬送ローラと、
電動モータと、
前記電動モータの回転を前記搬送ローラの軸端部に伝達する回転伝達機構と、
前記搬送ローラの軸端部を覆って密閉するように前記側壁の外面に取り付けられたパージカバーと、
前記パージカバー内に外部から不活性ガス又は還元性ガスを供給するガス供給部と、
前記パージカバー内の不活性ガス又は還元性ガスを前記加熱室に導入するガス導入路と、
を有し、
前記搬送ローラは、前記搬送ローラの軸端部の外周と前記ローラ挿通孔の内周との間の環状隙間を塞ぐように前記側壁に取り付けられた転がり軸受で回転可能に支持され、
前記転がり軸受の内部の隙間と、前記搬送ローラの軸端部の外周と前記ローラ挿通孔の内周の環状隙間とでガス導入路を形成し、
前記パージカバーは、前記電動モータと前記回転伝達機構とを前記搬送ローラの軸端部と一緒に密閉するように形成されている、
ローラーハース炉。 - 不活性ガス又は還元性ガスの雰囲気中でワークを加熱する加熱室を外部から区画する側壁と、前記側壁を貫通して設けられたローラ挿通孔と、前記加熱室内のワークを搬送する部分がカーボンで形成され、前記側壁のローラ挿通孔を軸端部が挿通して前記加熱室の外側に突出するように設けられた搬送ローラと、電動モータと、前記電動モータの回転を前記搬送ローラの軸端部に伝達する回転伝達機構と、前記搬送ローラの軸端部を覆って密閉するように前記側壁の外面に取り付けられたパージカバーとを有するローラーハース炉を使用し、
前記パージカバー内に外部から不活性ガス又は還元性ガスを供給するとともに、前記パージカバー内の不活性ガス又は還元性ガスを前記加熱室に導入しながら前記ワークの加熱を行ない、
前記搬送ローラは、前記搬送ローラの軸端部の外周と前記ローラ挿通孔の内周との間の環状隙間を塞ぐように前記側壁に取り付けられた転がり軸受で回転可能に支持され、
前記転がり軸受の内部の隙間と、前記搬送ローラの軸端部の外周と前記ローラ挿通孔の内周の環状隙間とでガス導入路を形成し、
前記パージカバーは、前記電動モータと前記回転伝達機構とを前記搬送ローラの軸端部と一緒に密閉するように形成されている、
ローラーハース炉による熱処理品の製造方法。
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