JP2004229999A - 検眼装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】偏光素子の設置枚数を増やすことなく、多用途な検眼装置を提供する。
【解決手段】複数のディスクに保持された光学素子を検査窓に切り換え配置して被検眼の屈折力を自覚的に検査する検眼装置であって、偏光素子を回転可能に保持する補助ディスクと、補助レンズディスクに保持された偏光素子を回転する駆動手段と、検査窓に偏光素子を複数の所定の偏光方向で配置するためのそれぞれの回転情報を記憶する記憶手段と、検査窓に配置される偏光素子の偏光方向を所定の方向に切換える信号を出力する切換信号出力手段と、切換信号と記憶手段に記憶された回転情報とに基づいて駆動手段を制御する制御手段と、を備える。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被検眼の屈折力等を自覚的に測定する自覚式検眼装置に関する。
【0002】
【従来技術】
左右一対のレンズ室ユニット内に種々の光学素子(球面レンズ、円柱レンズ、プリズムや偏光素子等の補助レンズ)が配置された複数の回転ディスクをそれぞれ設け、各回転ディスクを回転させることによって任意の光学素子を検査窓に切換え配置する自覚式検眼装置が知られている。この種の検眼装置では、球面度数や乱視度数の検査の他、45度と135度の偏光光束を発する視標を呈示すると共に、検査窓にその視標の偏光方向に対応した偏光素子(偏光板)を左右の検査窓にそれぞれ配置することにより、立体視や斜位等の両眼視機能の検査を行っている(特許文献1参照)。また、レンズ室ユニットや呈示視標装置に傾きがあった場合に、検査窓に配置する偏光素子の角度を検査視標の偏光方向に合わせて調整可能とするために、偏光素子を回転可能に制御する装置も提案されている(特許文献2参照)。
【特許文献1】
特開平08−164112号公報
【特許文献2】
特開2001−346762号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の検眼装置においては、回転ディスクに保持される偏光素子の偏光方向はそれぞれ一つの角度に固定されていた。このため、例えば、左右に配置する偏光素子の偏光方向を入れ替えた両眼視機能検査を行おうとしたり、別の偏光方向を持つ検査視標に対応しようとすると、それぞれに対応した偏光方向を持つ偏光素子を回転ディスクに加える必要があり、コスト高となったり、設計上の制約が多くなることとなる。また、従来、偏光素子を使用した検査は立体視検査や斜位検査、両眼バランス検査等の両眼視機能検査であるが、これら以外にもコントラスト検査等の視機能を検査ができることが望まれている。
【0004】
また、特許文献2においても、あくまで呈示視標の偏光方向に合わせて偏光素子の偏光方向を一つの角度に合わせるものであり、検査時に種々の検査に合わせて偏光素子の偏光方向を変えることはできなかった。
【0005】
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、偏光素子の設置枚数を増やすことなく、多用途な検眼装置を提供することを技術課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
【0007】
(1) 複数のディスクに保持された光学素子を検査窓に切り換え配置して被検眼の屈折力を自覚的に検査する検眼装置であって、偏光素子を回転可能に保持する補助ディスクと、該補助レンズディスクに保持された前記偏光素子を回転する駆動手段と、検査窓に前記偏光素子を複数の所定の偏光方向で配置するためのそれぞれの回転情報を記憶する記憶手段と、前記検査窓に配置される前記偏光素子の偏光方向を所定の方向に切換える信号を出力する切換信号出力手段と、該切換信号と前記記憶手段に記憶された回転情報とに基づいて前記駆動手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
(2) (1)の検眼装置は、さらに検査窓に配置する前記偏光素子の偏光方向を任意の方向に変更するため信号を入力する変更信号入力手段と、該変更信号に基づいて前記記憶手段に記憶された回転情報を補正する補正手段と、を備えることを特徴とする。
(3) (1)の検眼装置において、前記記憶手段に記憶されている前記回転情報は被検眼に呈示する検査視標から発せられる所定方向の偏光光束に対して少なくとも同じ偏光角度を持たせるための回転情報,及び前記偏光光束に対して直角となる偏光角度を持たせるための回転情報であることを特徴とする。
(4) (1)の検眼装置は所定方向の偏光光束を発する視力検査視標を呈示する視標呈示装置と用いられる検眼装置であり、前記記憶手段に記憶されている回転情報は、前記偏光素子を通過する前記視力検査視標を複数の所定のコントラスト比にするための情報であることを特徴とする。
(5) (4)の検眼装置は、検査窓に前記偏光素子が配置された場合に、前記視標呈示装置の視標呈示画面の照明輝度を変更する照明輝度変更手段を備えることを特徴とする。
(6) 複数のディスクに保持された光学素子を検査窓に切り換え配置して被検眼の屈折力を自覚的に検査する検眼装置であって、偏光素子を回転可能に保持する補助ディスクと、該補助レンズディスクに保持された前記偏光素子を回転する駆動手段と、検査窓に配置された前記偏光素子の偏光角度を90°切り換えるための信号を発するための偏光角度切換手段と、該偏光角度切換手段からの切換信号に基づいて前記偏光素子の偏光角度を90°切り換えるために前記駆動手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る検眼装置を用いた検眼システム全体を示した概略図である。
【0009】
1は検眼装置本体であり、検眼装置本体1は左右対称な一対のレンズ室ユニット2と、この左右のレンズ室ユニット2を吊下げ支持する移動ユニット3と、を備える。
【0010】
また、検眼装置本体1はテーブル10に設けられている支持アーム4によってテーブル10の上方に支持されている。11はテーブルを上下動させるための上下動スイッチであり、このスイッチ11を用いることによって、図示無き駆動手段によりテーブル10の天板の高さ位置を調節するとともに、検眼装置本体1の高さを調節することができる。12はテーブル10に内蔵されているリレーユニットであり、検眼装置本体1や検眼システム全体の駆動制御を行うコントローラ5、検査視標を呈示する視標呈示装置20等が接続される。
【0011】
また、左右のレンズ室ユニット2には、検査窓2aが設けられているとともに、内部には、種々の多数の光学素子(レンズ等)を同一円周上に配置したレンズディスクが回転可能に設けられている。レンズディスクはコントローラ5の操作により各々回転駆動され、検査窓2aに種々の光学素子を配置する。なお、レンズ室ユニット内部の詳細は後述する。
【0012】
20は検眼装置本体1から所定距離だけ離れた位置に置かれ、遠用検査時に用いられる視標呈示装置である(図1では内部の概略構成を示している)。視標呈示装置20は、装置内部に種々の検査視標を提示する視標呈示手段21、ビームスプリッタ22、凹面ミラー23等を備える。視標呈示手段21は、被検者の視力や視機能を検査するための各種の視標チャートを切り換え配置する視標切換手段21aや、視標切換手段21aにて所定位置に配置された視標チャートを照明するランプからなる照明手段21bを有している(図4参照)。視標チャートには、ランドルト環視標、乱視検査用視標や両眼視機能検査用視標等が用意されている。
【0013】
両眼視機能検査用の視標チャートとしては、図5(a)に示すような立体視視標や、図5(b)に示すような十字斜位視標がある。立体視視標は、呈示画面中央に位置する固視点視標201と、この固視点視標201を中心として上下左右方向に形成される4組の立体視標202〜205とからなっている。立体視標202は2つの縦線視標202a,202bからなり、縦線視標202aは被検者側から見て水平方向に対して偏光方向が45°となるように偏光フィルタが取り付けられ、縦線視標202bは水平方向に対して偏光方向が135°となるように偏光フィルタが取り付けられている。また、同様に立体視標203〜205においても、縦線視標203a,204a,205aは偏光方向が45°、縦線視標203b,204b,205bは偏光方向が135°になるように偏光フィルタが取り付けられている。なお、2つの縦線視標(視標202a〜205a及び視標202b〜205b)のピッチ(形成間隔)は各立体視標202〜205に応じて異なっており、縦線視標202a,202bは10′、縦線視標203a,203bは10′40″、縦線視標204a,204bは11′40″、縦線視標205a,205bは13′40″の立体視角をもつようにピッチを取っている。
【0014】
また、十字斜位視標は縦線視標200aと、横線視標200bとからなり、縦線視標200aは水平方向に対して偏光方向が45°となるように偏光フィルタが取り付けられ、横線視標200bは水平方向に対して偏光方向が135°となるように偏光フィルタが取り付けられている。なお、十字斜位視標及び立体視視標はともに視標部分のみ偏光光束が透過し、視標以外の部分は遮光されている。
【0015】
これら各種の視標の呈示は、コントローラ5に設けられたスイッチ群52の操作によって視標呈示手段21を駆動させることによって行われる。視標呈示手段21の照明手段21bにより照明された検査視標の光束は、ビームスプリッタ22を透過した後、凹面ミラー23で反射される。凹面ミラー23で反射した視標光束は、ビームスプリッタ22で反射され、窓24を介して被検眼Eに向かう。
【0016】
図2は、左眼測定用のレンズ室ユニット2を上側から見た部分断面図である。Lは測定光軸である。レンズ室ユニット2の筐体6には7枚のディスク31〜37が軸40を回転中心にして配置されており、各ディスクには同一円周上に開口と複数の光学素子が設けられている。各ディスクの外周にはギヤが形成されており、それぞれパルスモータ38a〜38gにて光軸Lに配置する光学素子の切換えが行われる。なお、図2において、41aは検者側の検査窓2aに配置された保護ガラス、41bは被検眼E側の検査窓2aに配置された保護ガラスを示す。
【0017】
ディスク31,32、33は度数の異なる各種の球面レンズを保持する。また、ディスク34は分散プリズム、ピンホール、マドックスレンズ、緑フィルタ(右眼用は赤フィルタ)、偏光板(偏光素子)等の第1補助レンズ100や遮蔽板を保持する。なお、第1補助レンズ100のうち、分散プリズム、マドックスレンズ、偏光板は、光軸Lを中心にそれぞれ回転可能に設けられている。
また、ディスク35、36は度数の異なる各種の円柱レンズ110,120を保持する。円柱レンズ110及び120は、光軸Lを中心にそれぞれ回転可能に設けられている。
【0018】
ディスク37は第2補助レンズ130を保持するものであり、ロータリプリズム、+10Dの球面レンズ、−10Dの球面レンズ、±0.25Dのオートクロスシリンダレンズ、眼幅調整用のマークが付された素通しレンズ等が設けられている。この第2補助レンズ130のうち、ロータリプリズム、オートクロスシリンダレンズは光軸Lを中心に回転可能に設けられている。
【0019】
図3はディスク34、35、36、37に設けられた各光学素子の回転機構を説明する図である。ディスク34に保持される第1補助レンズ100のうち、分散プリズム、マドックスレンズ、偏光板は、歯車を持つホルダ101により光軸Lを中心に回転可能にディスク34に取り付けられている。ホルダ101の歯車は、軸40を中心に回転する太陽歯車102と共に噛み合っており、太陽歯車102に連結した歯車103、中間歯車104を介してパルスモータ140bの回転が第1補助レンズ100に伝達される。また、105は反射型のフォトインタラプタである。フォトインタラプタ105は、中間歯車104に設けられた反射板105aにて反射する光束を受光することにより、中間歯車104の基準位置を検出することができる。なお、基準位置に中間歯車104があるとき(フォトインタラプタ105にて検出信号の出力が得られる状態のとき)、第1補助レンズ100の一つである偏光板は、初期状態としてはその偏光角度が検者側(被検者と向き合う側)から見て水平方向に対して45°(右側測定用のレンズ室ユニット2では135°)になるように設定されている。また、中間歯車104が1回転すると偏光板が2回転するようなギア比となっている。このような構成により、パルスモータ140bの駆動量に基づく偏光板(第1補助レンズ100)の偏光角度(回転角度)の変化量を演算することができる。
また、本実施の形態では反射型のフォトインタラプタにて第1補助レンズの回転角度を検出、演算するものとしているが、これに限るものではなく、透過型のフォトインタラプタやアブソリュートエンコーダ等の回転角度検出手段を用いることもできる。
【0020】
ディスク35、36、37に保持される円柱レンズ110,120及び第2補助レンズ(ロータリプリズム、オートクロスシリンダレンズ)もまた、歯車を持つホルダにより光軸Lを中心に回転可能に各ディスクに取り付けられている。これらのレンズもディスク34の第1補助レンズの回転機構と同様に、軸40を中心に回転する各太陽歯車、中間歯車等を介してパルスモータ140a,140c,140dに各々連結され、パルスモータの回転が円柱レンズ110,120及び第2補助レンズ130に伝達される。なお、各ディスク35、36、37に連結する中間歯車にも図示なき反射型のフォトインタラプタが設けられているとともに、各光学素子は中間歯車の基準位置に対して所定の回転角度となるように設定されているため、各光学素子の回転角度を検出、演算することができるようになっている。なお、各ディスク31〜37にも図示なきフォトインタラプタ等からなる回転角度検出手段が設けられており、この回転角度検出手段の検出信号に基づいて、各光学素子を検査窓2aに適宜配置することができる。
【0021】
図4は検眼システム全体の制御系を示したブロック図である。
コントローラ5は、各種の制御を行うマイクロコンピュータ等からなる制御部50、検査用プログラムやその他の処理を行うためのプログラムが記憶されたメモリ51、複数のスイッチが設けられたスイッチ群52、各種の情報を表示する表示画面53等を備えている。なお、スイッチ群52は、各種のプログラムの選択及び実行や、検眼装置本体1、視力呈示装置20等を駆動させるためスイッチ、呈示させる視標を選択するための複数の視標スイッチ、測定値の変更や数値入力のときに使用するダイヤルスイッチ、初期状態を変更するためのスイッチ等を備える。
【0022】
コントローラ5は図示なきインターフェイスを介してリレーユニット12に接続されており、リレーユニット12に接続されている他の各種装置を駆動制御するための通信を行う。また、リレーユニット12に接続されている検眼装置本体1及び視標呈示装置20には、各種の制御を行うマイクロコンピュータ等からなる制御部70,60をそれぞれ備えている。制御部60及び制御部70は、コントローラ5からの制御信号を基に各装置を駆動制御する。また、71はメモリであり、各種光学素子の回転角度を変更するための制御情報等が複数記憶されている。
【0023】
次に、以上のような検眼装置を用いた自覚的検査について説明する。ここでは偏光板を用いた立体視検査について説明する。
検者はコントローラ5のスイッチ群52中の図示なき立体視標が描かれた視標スイッチを押し、立体視検査のプログラムを実行させる。立体視検査のプログラムが実行されると、視標呈示装置20の制御部60は、コントローラ5からの制御信号を受けて視標切換手段21aを用いて照明手段21bの照明光路内に図5(a)に示した立体視視標を配置し、検査窓2aから覗く被検眼Eに検査視標を呈示する。
【0024】
また、検眼装置本体1側では立体視検査のプログラムが実行されると、制御部70は左右の検査窓2aに所定の偏光角度を持たせた偏光板を配置する。本実施の形態では、立体視検査のプログラムが実行されると最初の検査では左眼用の検査窓2aに配置される偏光板の偏光角度を45°、右眼用の検査窓2aに配置される偏光板の偏光角度を135°とするように初期設定がされている。
【0025】
制御部70は検査窓2aに偏光板を所定の偏光角度にて配置するために、メモリ71に記憶されている複数の回転情報から該当する回転情報を取り出す。取り出した回転情報は、選択された偏光角度の情報(ここでは左側45°、右側135°)や、選択された偏光角度にて偏光板を配置するための制御情報を有している。制御部70はこの回転情報を基にコントローラ5の表示画面53に現在選択されている偏光板の回転角度(偏光角度)を表示させるとともに、パルスモータ38d及びパルスモータ140bを適宜駆動させてディスク34及び中間歯車104を回転させる。
【0026】
制御部70はフォトインタラプタ105を用いて中間歯車104を前述した基準位置とすることによって左側の偏光板の偏光角度を45°、右側の偏光板の偏光角度を135°に合わせる。また同時に、制御部70は被検者に適正な視力が得られるように他のディスクを適宜回転させ、左右の検査窓2aに所定の屈折力等を持った光学部材を配置する。このような所定の屈折力等を持った光学部材の選択は、レフラクトメータによる被検眼の他覚値のデータ、及び予めこの他覚値データに基づいて行われた自覚的な検査結果等から適宜決定される。
【0027】
左眼用の検査窓2aには水平方向に対して偏光角度が45°の偏光板が、右眼用の検査窓2aには偏光角度が135°の偏光板が各々配置される。被検者が左右の検査窓2aに配置された偏光板を介して前方に呈示されている図5(a)の視標を見ると、右眼には固視点視標201と縦線視標202a〜205aとが見え、左眼には固視点視標201と縦線視標202b〜205bとが見えることとなる。このような状態で両眼視を行うと、縦線視標202a〜205a及び202b〜205bは融像されることにより、固視点視標201を基準として立体視標202〜205が浮き上がって見えることとなる。なお、立体視標202〜205を形成する各縦線視標202a〜205a及び202b〜205bのピッチが視標毎に異なるため、立体視標202から紙面右回りにて(立体視標203→204→205)段階的に視標が浮き上がって見えることとなる。検者は被検者に各立体視標の浮き上がり状態等を尋ね、立体視検査を行う。
【0028】
次に、検者はさらに詳しく立体視検査を行うために、固視点視標201を基準として立体視標202から紙面右回りに(立体視標203→204→205)段階的に縦線視標が沈み込んで見えるようにする。スイッチ群52の立体視標が描かれたスイッチを再度押し、左右の検査窓2aに配置された偏光板の偏光角度を90°だけ変更(左135°、右45°)し、左右の偏光角度を反対にする。スイッチ群52の立体視標が描かれたスイッチが再度押されると、制御部50は検眼装置1の制御部70に対し、左右の検査窓2aに配置された偏光板の偏光角度を各々90°だけ切り換える旨の信号を送る(言い換えると左眼用の検査窓2aに配置された偏光板の偏光角度を135°に、右眼用の検査窓2aに配置された偏光板の偏光角度を45°に切り換える旨の信号を送る)。
【0029】
制御部70は信号を受け取ると、メモリ71から左眼側の偏光板の偏光角度を135°、右眼側の偏光板の偏光角度を45°とするための回転情報を取り出し、選択された偏光角度を表示画面53に表示する。また、制御部70は回転情報を基に中間歯車104を基準位置から所定量回転させ、左眼側の偏光板の偏光角度を135°に、右眼側の偏光板の偏光角度を45°とする。
【0030】
このような状態で両眼視を行うと、固視点視標201を基準として立体視標202から右回りにて段階的に立体視標が沈み込んで見えることとなる。検者は被検者に視標の沈み込み状態等を尋ね、立体視検査を行う。
また、斜位検査においても図5(b)に示す十字斜位視標を視標呈示装置20にて呈示させておき、検査窓2aに所定の偏光角度を持った偏光板を配置して検査を行った後、前述同様に左右の偏光板の偏光角度を反対にして検査を行うこともできる。
【0031】
さらに、本実施形態では偏光角度を45°と135°の2種類としているが、これに限るものではない。例えば、視標呈示装置によっては、両眼視機能検査用の視標に90°と180°の偏光方向を持たせたものがある。このような視標呈示装置に対応するため、メモリ71に偏光角度45°、90°、135°、180°に切り換えるための回転情報を予め記憶させておき、視標呈示装置が持つ両眼視機能検査用の視標の偏光方向に合わせて検眼装置本体1側の偏光板の偏光角度を適宜選択(偏光角度45°,135°、或いは90°,180°)することもできる。偏光角度の選択はコントローラ5のスイッチ群52を用いて行えばよい。また、このような回転情報の記憶はメモリ71ではなく、コントローラ5のメモリ51に記憶させるようにしても良い。
【0032】
このように、左右眼各々に対して1枚の偏光板を用いてその偏光角度を適宜変更することができるため、偏光板の枚数を増やすことなく複数の検査や装置に対応することができる。
【0033】
さらにまた、本実施形態では、偏光板の偏光角度を予め複数記憶させておくものとしているが、これに限るものではない。例えば、コントローラ5のスイッチ群52の図示なきダイヤルスイッチを用いて偏光板の偏光角度を任意に変更することも可能である。このように偏光板の偏光角度を任意に変更する場合は、各装置の設置状態や偏光板等のズレにより、初期設定において偏光板の偏光角度と視標光の偏光方向とが直角(又は平行)とならない場合に特に有効である。
【0034】
検者はコントローラ5のスイッチ群52のスイッチを用いて所定の偏光方向の光束を発する視標を視標呈示装置20に呈示させた後、コントローラ5のスイッチ群52のスイッチを用いて、一方の検査窓2aを遮蔽し、もう一方の検査窓2aに配置された偏光板の偏光角度を任意に調整できるモードに設定する。検者は時計回り或いは反時計回りにダイヤルスイッチを回転させる。ダイヤルスイッチを1クリック回転させると、制御部70はパルスモータ140bを駆動させ、中間歯車104を所定の回転角度(例えば1°)だけ回転させる。検者は一方の検査窓2aから視標を見ながら、ダイヤルスイッチを用いて偏光板の偏光角度を徐々に変え、偏光板を通して見えるべき視標が最も鮮明に見える状態にする。最も鮮明に見える状態が得られたら、検者はコントローラ5のスイッチ群52から図示なき決定スイッチを用いて、このときの状態をメモリ71に記憶させる。決定スイッチが押されると制御部70は、初期状態における偏光板の偏光角度からの変更量(回転量)を演算し、その結果を回転情報の補正情報としてメモリ71に記憶する。一方の偏光角度の補正が終了したら、同様の操作を行い、もう一方の偏光角度の補正も行う。以後の偏光板を用いる検査においては、予め記憶されていた回転情報とこの補正情報とに基づいて制御部70により偏光板の位置制御が行われる。
【0035】
また、以上の実施形態では両眼視機能検査を中心に説明したが、本発明を用いてコントラスト検査を行うこともできる。以下では第2の実施形態としてコントラスト検査の説明を行う。
図6は視力呈示装置20の視標切換手段21に用意されるコントラスト検査用の視標チャートを示した図である。
【0036】
コントラスト検査用視標は、図示するように例えばランドルト環視標300a〜300dからなっており、検者側から見て水平方向に対して偏光方向が45°となるような偏光フィルタをランドルト環視標の形状に形成したものがチャートに取り付けられている。また視標以外のチャート面301は、偏光フィルタが取り付けられておらず、照明光がそのまま透過できるようになっている。
また、図4に示す検眼装置本体1側のメモリ71には、検査窓2aに配置する偏光板の回転情報として、偏光角度が45°を初めとして60°、75°…135°まで15°ずつ異なった回転情報が予め記憶されている。
【0037】
コントラスト検査を行う場合には、検者は図4に示すコントローラ5のスイッチ群52中の図示なきコントラスト視標が描かれた視標スイッチを押し、コントラスト検査のプログラムを実行する。立体視検査のプログラムが実行されると、検眼装置本体1側の制御部70は、パルスモータ38a〜38g、及びパルスモータ140a〜140dを適宜駆動させ、左右の検査窓2aのうち一方の検査窓2aを遮蔽し、もう一方の検査窓2aに被検者側から見て水平方向に対して45°の偏光角度を持たせた偏光板、及び所定の屈折力等を持った光学部材を配置する。
【0038】
また、図4に示す視標呈示装置20側の制御部60は、コントローラ5からの制御信号を受けると、視標切換手段21aを用いて照明手段21bの照明光路内に図6に示したコントラスト視標を配置し、検査窓2aから覗く被検眼Eに検査視標を呈示する。このとき制御部60は、偏光板を通して見える視標以外のチャート面301上の照明光量が、偏光板を用いない通常の視力検査時と同程度の照明光量となるように、照明手段21bを用いて照明光量を上げておく。偏光板を通して視標を見ると、偏光板によって被検眼に入射する照明光量が減衰してしまうが、このように偏光板の配置に合わせて照明光量を上げることにより、通常の視力検査と同じような条件で視標が見えることとなる。
【0039】
このように配置された偏光板を通して前方の視標を見ると、ランドルト環視標300a〜300dからの光束が完全に遮光されているため、ランドルト環視標300a〜300dが黒く見えることとなる。このような状態で、検者は被検者の視力を検査する。
【0040】
次に、検者はコントローラ5のスイッチ群52の図示なき変更スイッチを用いて偏光板の偏光角度を1段階(ここでは偏光角度120°)変化させる。変更スイッチが押されると、制御部50から制御部70へ偏光角度を120°に切り換える旨の信号が発せられる。制御部70はこの切り換え信号を受け、メモリ71から偏光角度120°の回転情報を取り出し、この情報に基づいてパルスモータ140bを駆動させて、偏光板の偏光角度を120°に変更する。偏光板の偏光角度が120°になると、ランドルト環視標300a〜300dの偏光光束が若干透過することとなるため、その分、視標のコントラストが弱くなることとなる。このようにして、検者は変更スイッチを使用しながら視標とその周囲とのコントラスト比を適宜変化させ、被検者のコントラストテストを行うことができる。また、偏光板の偏光角度が45°及び135°とするための回転情報が記憶されているため、この情報を用いて前述した両眼視機能検査を行うことができることは言うまでもない。なお、メモリに記憶させておく回転情報は45°〜135°に限らず、0°〜180°の範囲で所定のコントラスト比が得られるような偏光板の偏光角度を適宜決定しておけばよい。
【0041】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、光学素子の設置枚数を増やすことなく多機能を有した検眼装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る検眼装置を用いた検眼システム全体を示した図である。
【図2】左眼測定用のレンズ室ユニットを上側から見た状態を示した部分断面図である。
【図3】各光学素子の回転機構を示した図である。
【図4】検眼システム全体の制御系を示したブロック図である。
【図5】両眼視機能検査用の視標チャートを示した図である。
【図6】コントラスト検査用の視標チャートを示した図である。
【符号の説明】
1 検眼装置本体
2 レンズ室ユニット
5 コントローラ
31〜37 ディスク
38a〜38g パルスモータ
50 制御部
52 スイッチ群
70 制御部
71 メモリ
100 第1補助レンズ
101 ホルダ
102 太陽歯車
104 中間歯車
105 フォトインタラプタ
140a〜140d パルスモータ

Claims (6)

  1. 複数のディスクに保持された光学素子を検査窓に切り換え配置して被検眼の屈折力を自覚的に検査する検眼装置であって、偏光素子を回転可能に保持する補助ディスクと、該補助レンズディスクに保持された前記偏光素子を回転する駆動手段と、検査窓に前記偏光素子を複数の所定の偏光方向で配置するためのそれぞれの回転情報を記憶する記憶手段と、前記検査窓に配置される前記偏光素子の偏光方向を所定の方向に切換える信号を出力する切換信号出力手段と、該切換信号と前記記憶手段に記憶された回転情報とに基づいて前記駆動手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする検眼装置。
  2. 請求項1の検眼装置は、さらに検査窓に配置する前記偏光素子の偏光方向を任意の方向に変更するため信号を入力する変更信号入力手段と、該変更信号に基づいて前記記憶手段に記憶された回転情報を補正する補正手段と、を備えることを特徴とする検眼装置。
  3. 請求項1の検眼装置において、前記記憶手段に記憶されている前記回転情報は被検眼に呈示する検査視標から発せられる所定方向の偏光光束に対して少なくとも同じ偏光角度を持たせるための回転情報,及び前記偏光光束に対して直角となる偏光角度を持たせるための回転情報であることを特徴とする検眼装置。
  4. 請求項1の検眼装置は所定方向の偏光光束を発する視力検査視標を呈示する視標呈示装置と用いられる検眼装置であり、前記記憶手段に記憶されている回転情報は、前記偏光素子を通過する前記視力検査視標を複数の所定のコントラスト比にするための情報であることを特徴とする検眼装置。
  5. 請求項4の検眼装置は、検査窓に前記偏光素子が配置された場合に、前記視標呈示装置の視標呈示画面の照明輝度を変更する照明輝度変更手段を備えることを特徴とする検眼装置。
  6. 複数のディスクに保持された光学素子を検査窓に切り換え配置して被検眼の屈折力を自覚的に検査する検眼装置であって、偏光素子を回転可能に保持する補助ディスクと、該補助レンズディスクに保持された前記偏光素子を回転する駆動手段と、検査窓に配置された前記偏光素子の偏光角度を90°切り換えるための信号を発するための偏光角度切換手段と、該偏光角度切換手段からの切換信号に基づいて前記偏光素子の偏光角度を90°切り換えるために前記駆動手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする検眼装置。
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