JP4413015B2 - 自覚式検眼装置 - Google Patents

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本発明は、被検眼の屈折力等を自覚的に測定する自覚式検眼装置に関する。
左右一対のレンズ室ユニット内に種々の光学素子(球面レンズ、円柱レンズ、プリズムや偏光素子等の補助レンズ)が配置された複数の回転ディスクをそれぞれ設け、各回転ディスクを回転させることによって任意の光学素子を検査窓に切換え配置する自覚式検眼装置が知られている。この種の検眼装置では、球面度数や乱視度数の検査の他、水平斜位や上下斜位等の両眼視機能の検査を行うことができる(特許文献1参照)。
特開平8−164112号公報
自覚式検眼装置に用意される斜位検査用の検査視標としては、例えば、縦一列視標、横一列視標、十字視標、固視点付十字視標、クロスリング視標、固視点視標等があり、数多くの検査視標が用意されている。このような斜位検査用の検査視標は、被検眼の個々の状態や斜位検査精度を高める等の目的により、種々使い分けて用いられる。しかしながら、従来の自覚式検眼装置においては、水平斜位検査及び上下斜位検査の測定結果を最終測定分しか記憶させることしかできなかった。このため、数種類の検査視標を用いて斜位検査を行っても、その測定結果を眼鏡レンズの処方等に効率よく反映させることができなかった。
上記従来技術の問題点に鑑み、斜位検査を複数行っても、その測定結果を眼鏡レンズの処方に効率よく反映させることのできる自覚式検眼装置を提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 回転可能に保持された複数のディスクに設置された光学素子を検査窓に切り換え配置し、該検査窓を介して被検眼の前方に検査視標を呈示させて被検眼の屈折矯正を自覚的に行う検眼装置において、斜位検査に用いられる複数の検査視標の中から一つの検査視標を指定して前記被検眼前方に呈示するために前記複数の検査視標の各々に対応して複数設けられる検査視標呈示手段と、該検査視標呈示手段にて指定した前記複数の検査視標に基づいて行う斜位検査により得られる複数の水平斜位検査及び上下斜位検査の測定結果を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された複数の水平斜位検査と上下斜位検査における全測定結果の平均値を最終的な測定結果として得る最終測定結果取得手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、種々の斜位用検査視標を用いた測定結果を各々記憶させておくことができるため、眼鏡レンズ処方を効率よく行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は実施例である検眼装置の外観略図、図2は制御系を含む要部構成図を示す。
1は測定眼の屈折力検査を自覚的に行う検眼装置本体であり、左右一対のレンズユニット10を備える。各レンズユニット10内には、種々の多数の光学素子を同一円周上に配置した複数レンズディスクが回転可能に設けられている。レンズディスクとしては弱球面レンズディスク12、強球面レンズディスク13、第1補助レンズディスク14、強乱視レンズディスク15、弱乱視レンズディスク16、第2補助レンズディスク17が用意されている。第2補助レンズディスク17には、遮蔽板、レッド・グリーンフィルタ(R/G)、偏向レンズ(P135°,P45°)、分散プリズム(6/10△)、マドックスレンズ等が用意される。これらの補助レンズは、例えば斜位検査時において所定の検査視標を左右眼に対して各々独立して呈示させるために用いられる。また、第2補助レンズディスク17には、プリズム値を所定の範囲内で変更することができるロータリープリズムが用意されている。このロータリープリズムは、同一度数からなる一対のプリズムが歯車等を介して連結されており、一対のプリズムを反対方向に同一角度回転することによって、プリズム度数を変化させるようになっている。また、各ディスクにはレンズ等の光学素子が何も入っていない開口部も有している。なお、各ディスクはそれぞれモータ12M〜17Mにより回転駆動され、検査窓11に所期する矯正光学系を切換え配置する。18は検眼装置本体1の駆動制御を行うためのマイクロコンピュータ部である。
2は検査視標を呈示する視標呈示装置であり、ランプ20を点灯して視標ディスク21、マスクディスク22を回転駆動させて所定の位置に合せ、所望の検査視標を被検眼前方に置かれた図示なきスクリーンに投影する。視標ディスク21には被検眼の自覚的な屈折力や斜位等の視機能を検査するための種々の検査視標が形成されている。斜位検査を行うための検査視標としては、図4(a)に示すような水平斜位を検査するための縦一列視標や、図5(a)に示すような上下斜位を検査(測定)するための横一列視標が用意されている。また、その他の斜位検査用視標としては、図4、図5に示す検査視標以外にも、水平斜位及び上下斜位の検査を行うことができる十字視標(図6参照)や固視点付十字視標、及びクロスリング視標等が用意されている。また、23は視標呈示装置2の駆動制御を行うためのマイクロコンピュータ部である。
なお、本実施形態では投影式の視標呈示装置を用いているが、これに限るものではなく、省スペース型(凹面鏡や多数の反射ミラーを使用したタイプ)や据え置き型(視標を背後から照明するタイプ)等、従来使用されている視標呈示装置を使用することができる。
3は検眼装置本体1及び視標呈示装置2を操作するためのコントローラであり、後述する各種スイッチ群が配置されている。コントローラ3からのスイッチ信号は、リレーユニット4を介して検眼装置本体1及び視標呈示装置2に送信され、マイクロコンピュータ部18及び23は送信された信号に基づいて各ディスクの動作を制御する。
5は測定用視標を被検眼眼底に投影し眼底の投影視標像を受光手段で検出することによって眼屈折力を測定する他覚式眼屈折力測定装置であり、6は眼鏡レンズの光学特性を測定するレンズメータである。眼屈折力測定装置5及びレンズメータ6からの他覚値及び眼鏡値データは、リレーユニット4を介してコントローラ3のメモリ7に記憶される。
図3はコントローラ3を上方から見た図である。31は検眼情報を表示する液晶のディスプレイである。32はスイッチ部であり、視標スイッチ群34、マスクスイッチ群35、プログラム検眼用のスタートスイッチ36及び送りスイッチ37、測定データ(S,C,A等)を変更するモードを指定するスイッチ群38、入力データ指定スイッチ群39、ファンクションスイッチ群41、測定眼指定スイッチ42、測定値の変更や数値入力のときに使用するダイヤルスイッチ43等を備える。スイッチ群38には斜位検査における水平方向のプリズム値を変更するためのB.I.(基底内方)/B.O.(基底外方)スイッチ38a、及び上下方向のプリズム値を変更するためのB.D.(基底下方)/B.D.(基底上方)スイッチ38bが設けられている。また、30はコントローラ3の駆動制御を行うためのマイクロコンピュータ部である。なお、視標スイッチ群34には、前述した斜位検査用の視標を呈示するための斜位検査視標スイッチ群34aが用意されている。
また、ファンクションスイッチ群41は、ディスプレイ31の画面下方の所定位置に表示される種々の選択項目40から任意の項目を選択するときに使用される。例えば斜位検査では、この選択項目40に複数の斜位検査項目が表示され、ファンクションスイッチ群41から所望する項目に対応したスイッチを使用することにより、所望する斜位検査視標を用いた斜位検査を行うことができるようになっている。なお、斜位検査における選択項目40に表示する検査項目の内容は、コントローラ3のパラメータ設定画面にて検者の好みに合わせて適宜設定することができる。パラメータ設定画面はコントローラ3のメニュースイッチを用いて呼び出すことが可能であり、このパラメータ設定画面にて表示される選択項目40の各々の項目欄に対して斜位検査視標スイッチ群34aの任意の視標スイッチを選択して各々記憶させることにより、検査項目の内容を設定することができる。本実施形態では選択項目41aに縦一列視標、選択項目41bに横一列視標、選択項目41cに十字視標、選択項目41dに固視点付十字視標、選択項目41eにクロスリング視標を各々設定するものとしている。
以上のような構成の装置において、その動作を図7のフローチャートを基に説明する。なお、ここでは被検者に斜位があるものとして、斜位検査を中心に説明する。
自覚検査を行うに当たっては、通常、眼屈折力測定装置5による他覚値データ、レンズメータ6により測定した前眼鏡の度数データを使用する。検査窓11に初期設定する屈折力光学系の光学素子を、これらのデータを参考にして配置すると、自覚検査を効率良く行うことができる。
測定眼指定スイッチ42により測定眼を指定すると、その指令信号はマイクロコンピュータ部30からリレーユニット4を介して検眼装置本体1のマイクロコンピュータ部18及びに送られる。マイクロコンピュータ部18は駆動回路、モータ12M〜17Mを用いてレンズディスク12〜17を適宜回転させ、一方の検査窓11(測定眼ではない方の検査窓)には補助レンズディスク17の遮蔽板を配置し、測定する側の検査窓11に他覚値データや前眼鏡の度数データに対応した屈折力光学系の光学素子を配置する。
検者は視標スイッチ群34の中のスイッチを押して、検査に必要な視標を視力呈示装置2に呈示させる。視標スイッチ群34中のスイッチが押されると、マイクロコンピュータ部30は、視標呈示を行う旨の指令信号をマイクロコンピュータ部23に送信する。視標呈示装置2のマイクロコンピュータ部23は、受け取った指令信号を基に、ランプ20を点灯させるとともに、駆動回路、モータを駆動制御して、視標ディスク21及びマスクディスク22を回転させ、指定された検査視標を被検眼の前方に置かれた図示なきスクリーンに投影させる。
検査窓11に配置される球面及び乱視の矯正光学系は、スイッチ群38、ダイヤルスイッチ43等により切換えることができ、これを用いて完全矯正値決定検査(球面度数、乱視軸角度、乱視度数等)を行う。完全矯正値決定検査は両眼に対して各々行う。完全矯正値決定検査が終わると、検者はコントローラ3のスイッチを用いてその測定結果(検査結果)をメモリ7に記憶させるとともに、次のステップである両眼視機能検査へ移行する。本実施形態では両眼視機能検査の一つとして斜位検査を行うものとする。
図8は斜位検査におけるディスプレイ31の表示画面を示したものである。図8(a)に示すように、マイクロコンピュータ部30はディスプレイ31の選択項目40に斜位1〜斜位5項目を表示させる。選択項目40の斜位1〜斜位5には、前述したパラメータ設定画面にて設定した斜位検査の項目が用意されている。検者が選択項目40の斜位1に対応したファンクションスイッチ41a(図3参照)を押すと、マイクロコンピュータ部30は選択項目40の斜位1表示を反転表示させるとともに、縦一列視標を被検眼に呈示させて斜位検査を行うための指令信号を、検眼装置本体1及び視標呈示装置2側に送信する。
検眼装置本体1のマイクロコンピュータ部18は、受け取った指令信号に基づいて、右眼側の検査窓11に6△B.U.(基底上方)固定プリズム、左眼側の検査窓11にロータリープリズムをB.I.(基底内方)/B.O.(基底外方)方向に配置する。また、視標呈示装置2のマイクロコンピュータ部23は、受け取った指令信号に基づいて、被検者が正読できる最も小さい文字、あるいはそれよりもやや大きめの文字からなる図4(a)に示すような縦一列の検査視標をスクリーンに投影し、被検眼に検査視標を呈示する。
検者は、被検者に視標が上下2つに分かれていることを確認する。そして、被検者の左眼を遮蔽し、それを取り去ったときに視標が水平方向にずれているかどうかを確認する。下側の視標(右眼で見ている視標)が図4(b)に示すように右側にずれて見える場合は内斜位であるため、ダイヤルスイッチ43を時計回りに回し、B.O.プリズムを加えて矯正し、図4(c)に示すように上下の視標が同じ位置になるまで(ずれがなくなるまで)調整を行う。また、下側の視標が左側にずれて見える場合には外斜位であるため、ダイヤルスイッチ43を反時計回りに回し、B.I.プリズムを加えて矯正し、上下の視標が同じ位置になるまで調整を行う。視標のズレがなくなった旨を被検者から確認できたら、選択項目40の斜位2に対応したファンクションスイッチ41bを押し、次の検査項目に進む。現在の検査項目とは異なる検査項目がファンクションスイッチ群41によって選択されると、マイクロコンピュータ部30はメモリ7に現在の検査項目によって得られた測定値を記憶させる。
ファンクションスイッチ41bが押されると、マイクロコンピュータ部30は図8(b)に示すように、選択項目40の斜位2表示を反転表示させるとともに、横一列視標を被検眼に呈示させて斜位検査を行うための指令信号を、検眼装置本体1及び視標呈示装置2側に送信する。
検眼装置本体1のマイクロコンピュータ部18は、受け取った指令信号に基づいて、左眼側の検査窓11に10△B.I.固定プリズム、右眼側の検査窓11にロータリープリズムをB.D.(基底下方)/B.U.(基底上方)方向に配置する。また、視標呈示装置2のマイクロコンピュータ部23は、受け取った指令信号に基づいて、被検者が正読できる最も小さい文字、あるいはそれよりもやや大きめの文字からなる図5(a)に示すような横一列の検査視標をスクリーンに投影し、被検眼に検査視標を呈示する。
検者は、被検者に視標が左右2つに分かれていることを確認する。そして、被検者の左眼を遮蔽し、それを取り去ったときに視標が上下方向にずれているかどうかを確認する。左側の視標(左眼で見ている視標)が図5(b)に示すように上にずれて見える場合は右眼上斜位であるため、ダイヤルスイッチ43を時計回りに回し、B.D.プリズムを加えて矯正し、図5(c)に示すように左右の視標が同じ位置になるまで(ずれがなくなるまで)調整を行う。また、右側の視標が上にずれて見える場合には左眼上斜位であるため、ダイヤルスイッチ43を反時計回りに回し、B.U.プリズムを加えて矯正し、左右の視標が同じ位置になるまで調整を行う。
水平斜位検査及び上下斜位検査の終了後、さらに別の検査視標を用いて斜位検査を行いたい場合には、選択項目40に設定した別の検査視標を呈示して斜位検査を行うようにする。別の検査視標を用いて斜位検査を行う場合、検者は選択項目40の斜位1及び斜位2以外の選択項目に対応したファンクションスイッチを押し、次の検査項目に進む。ここでは、選択項目40の斜位3に対応したファンクションスイッチ41cを押し、斜位検査を行うものとする。ファンクションスイッチ41cが押されると、マイクロコンピュータ部30は、前述したようにメモリ7に現在の検査項目によって得られた測定値を記憶させるとともに、選択項目40の斜位3表示を反転表示させ、十字視標を被検眼に呈示させて斜位検査を行うための指令信号を、検眼装置本体1及び視標呈示装置2側に送信する。
検眼装置本体1のマイクロコンピュータ部18は、受け取った指令信号に基づいて、左眼側の検査窓11に45°の偏向方向を有する偏向フィルタを、右眼側の検査窓11に135°の偏向方向を有する変更フィルタを配置する。また、両眼側の検査窓11にロータリープリズムを配置する。
視標呈示装置2のマイクロコンピュータ部23は、受け取った指令信号に基づいて、図6(a)に示すような十字型の検査視標100をスクリーンに投影し、被検眼に検査視標を呈示する。なお、十字型の検査視標100において、縦視標100aは右眼のみに見えるような偏向方向を有する視標であり、横視標100bは左眼のみに見えるような偏向方向を有する視標となっている。
検者は、被検者に縦視標100a及び横視標100bが見えていることを確認した後、被検者の左眼を遮蔽し、それを取り去ったときに検査視標100が十字型に見えず、縦視標100a及び横視標100bが上下左右方向にずれているかどうかを確認する。図6(b)に示すように、例えば横視標100bが左下側にずれて見える場合には、内斜位と右眼上斜位であるため、コントローラ3のB.I.(基底内方)/B.O.(基底外方)スイッチ38aを用いて水平方向のプリズム値を変更できる状態にし、ダイヤルスイッチ43を時計回りに回し、B.O.プリズムを加えて矯正し、縦視標100aが横視標100bの中心にくるように調整する。また、縦視標100aが横視標100bの中心に位置するように調整を行った後、検者はB.D.(基底下方)/B.U.(基底上方)スイッチ38bを押し、上下方向のプリズム値を変更できる状態にする。検者はダイヤルスイッチ43を時計回りにまわし、右眼にB.U.プリズム、左眼にB.D.プリズムを加えて横視標100bが縦視標100aの中心にくるように調整を行う。水平斜位検査及び上下斜位検査の測定結果は別の検査視標を選択することにより、メモリ7に記憶される。
十字視標を用いた斜位検査後、さらに固視点付十字視標やクロスリング視標等の別の検査視標を用いて同様の斜位検査(水平斜位検査及び上下斜位検査)を行いたい場合には、選択項目40から斜位4或いは斜位5を選択し、同様の操作を行うことにより固視点付十字視標やクロスリング視標を用いた斜位検査を行うことができる。
選択項目40に設定した斜位検査項目(斜位1〜斜位5)は、対応するファンクションスイッチを押すことにより、その順序を問わず斜位検査用の視標を各々呼び出すことができ、その検査結果(測定結果)はメモリ7に記憶される。全ての斜位検査が終わると、検者はコントローラ3のシフトスイッチを押す。シフトスイッチが押されると、図8(c)に示すようにディスプレイ31の表示画面下部の選択項目40には、現在表示している測定結果を消去するクリヤ項目と、得られた水平斜位検査及び上下斜位検査の各々測定結果の平均を算出し、表示する平均算出項目とが表示される。ここで平均算出項目に対応するファンクションスイッチを押すと、マイクロコンピュータ部30は、メモリ7に記憶してある斜位検査の全ての測定結果から水平方向の矯正プリズム値と上下方向の矯正プリズム値の平均値を各々算出し、メモリ7に斜位検査の最終的な測定結果として算出した平均値を記憶させるとともに、ディスプレイ31に水平斜位検査及び上下斜位検査の測定結果の平均値を表示する。
また、平均値ではなく、選択項目40中のある斜位検査の測定結果のみを最終的な測定結果として記憶させたい場合には、ファンクションスイッチを用いて所望する斜位検査の測定結果を画面に表示させた後、コントローラ3のスイッチを用いて次の検査項目(例えば立体視検査等)に移行するようにする。マイクロコンピュータ部30は次の検査項目に移行する旨の信号を受け取ると、現在画面に表示している斜位検査の測定結果を最終的な測定結果としてメモリ7に記憶し、次の検査項目に移行させる。
なお、メモリ7に記憶させた複数の斜位検査の測定結果、及びその平均値は、図示なき出力手段によって外部パソコン等への出力や印刷をすることができる。本実施形態の検眼装置における斜位検査では、水平斜位及び上下斜位の測定結果を各々複数個記憶させておくことができるため、目的に応じて複数の斜位検査を行うことができるとともに、より精度の高い斜位検査の測定結果を得ることができる。
また、例えば再確認等のため、以前行った斜位検査(例えば、斜位1にて設定した縦一列視標を用いて行った斜位検査)を再び行いたい場合には、斜位検査用の選択項目40(斜位1〜斜位5)が表示されている状態で、該当するファンクションスイッチを押すだけでよい。該当するファンクションスイッチが押されると、マイクロコンピュータ30は、押されたファンクションスイッチに対応した斜位検査用の検査視標を呈示する旨の信号と、測定結果として先にメモリ7にプリズム値を検査窓11に配置する旨の信号とを検眼装置本体1側及び視標呈示装置2側に各々送信する。視標呈示装置2では、受け取った信号に基づいて検査視標を呈示する。また、検眼装置本体1では受け取った信号に基づいて検査窓11に測定結果として得られたプリズム値が得られるようにロータリープリズムや分離プリズム等の各種光学部材を配置する。
本実施形態の検眼装置では、斜位検査に用いた検査視標毎の測定結果を各々記憶しているため、先に用いた検査視標にて再度斜位検査を行いたい場合には、得られた測定結果に基づいて検査窓に種々の光学部材が配置されるため、再確認等の作業をすぐに行うことが可能である。
また、以上の実施形態ではパラメータ設定画面にて選択項目に対応する検査視標を各々設定するものとしているが、これに限るものではない。例えば、パラメータ設定画面にて検査視標の設定とともに視標選択を行わない選択項目(視標選択なし)を設定することもできる。この視標選択なし項目は、例えば選択項目にて設定されていない検査視標を図3に示すコントローラ3の視標スイッチ群34から選択した場合、この検査視標を一時的に登録したい場合に使用することができる。「視標選択なし」項目による検査視標の登録は、視標スイッチ群34から所望する斜位検査用の検査視標を選択し、ディスプレイ31に表示させた状態で、「視標選択なし」項目に対応するファンクションスイッチを押すことにより、この検査視標を一時的に登録しておくことができる。
さらにまた、本実施の形態では図8に示すように斜位検査時におけるディスプレイ31上に形成される選択項目40の表示を「斜位1」、「斜位2」とするものとしているが、これに限るものではない。例えば選択項目40の表示をパラメータ設定画面にて選択・設定した検査視標を表す文字や形状を用いることにより、使用者(検者)に選択項目40の表示をより判りやすくさせることもできる。例えば、選択項目40の表示を「斜位1」や「斜位2」とせず、「縦一列」、「横一列」等の検査視標を表す文字表示とすることもできる。
本実施形態の検眼装置を示した外観略図である。 本実施形態の検眼装置の制御系及び要部を示した要部構成図である。 本実施形態の検眼装置に用いるコントローラの外観を示した図である。 斜位検査に用いる縦一列視標を示した図である。 斜位検査に用いる横一列視標を示した図である。 斜位検査に用いる十字型の検査視標を示した図である。 斜位検査の流れを示したフローチャートである。 斜位検査時におけるディスプレイの画面表示を示した図である。
符号の説明
1 検眼装置本体
2 視標呈示装置
3 コントローラ
7 メモリ
10 レンズユニット
18 マイクロコンピュータ部
23 マイクロコンピュータ部
30 マイクロコンピュータ部
31 ディスプレイ



Claims (1)

  1. 回転可能に保持された複数のディスクに設置された光学素子を検査窓に切り換え配置し、該検査窓を介して被検眼の前方に検査視標を呈示させて被検眼の屈折矯正を自覚的に行う検眼装置において、斜位検査に用いられる複数の検査視標の中から一つの検査視標を指定して前記被検眼前方に呈示するために前記複数の検査視標の各々に対応して複数設けられる検査視標呈示手段と、該検査視標呈示手段にて指定した前記複数の検査視標に基づいて行う斜位検査により得られる複数の水平斜位検査及び上下斜位検査の測定結果を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された複数の水平斜位検査と上下斜位検査における全測定結果の平均値を最終的な測定結果として得る最終測定結果取得手段と、を備えることを特徴とする検眼装置。
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