JP3602209B2 - 検眼装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は被検眼の視機能を自覚的に検査する検眼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
眼鏡レンズやコンタクトレンズを処方するための検査では、矯正光学系を切換える自覚式屈折力測定装置や視標提示装置を使用し、被検眼には矯正光学系を介して検査視標を観察させる。被検者の応答を得て検査視標及び矯正光学系を変えることによって、処方値を得る。
ところで、被検眼の球面度数、乱視度数及び乱視軸等の精密測定のためには、各種の視標、矯正光学系等を独立あるいは連動させて切換え操作を行わなければならない。また、被検眼の完全矯正値を得る検査項目は、一般的に乱視検査の前段階で行うレッド・グリ−ン検査、乱視軸検出検査、乱視度数検出検査、過矯正防止のためのレッド・グリ−ン検査、視力検査等があるが、これらの検査項目に応じて適切な操作を行うには検眼の知識と操作の習熟が要求される。
そこで、近年では、所定の検査手順と装置の操作を関連付けてプログラム化することにより、経験の浅い検者でも容易に検査を行えるようにした検眼装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、眼鏡等を処方するための検査では、被検眼の乱視状態の程度によっては乱視軸検出検査等が無駄になることがあり、所定の検眼手順のプログラムに従ってすべての検査項目を行うことは必ずしも効率のよい検眼とはいえないという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑み、検査が容易にかつ効率よく行える検眼装置を提供することを技術課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は次のような構成を持つことを特徴とする。
(1) 矯正光学系により被検眼の屈折力を検査する自覚屈折力測定装置と、視標を呈示する視標呈示装置と、所定のプログラム手順により複数の検査項目を実行するために該視標呈示装置と前記自覚屈折力測定装置とを制御する制御手段と、を備える検眼装置において、被検眼の屈折力を他覚的に測定する装置またはレンズメータによる測定データを入力する入力手段と、該入力された測定データに基づいて前記プログラムされた検査項目を変更するプログラム変更手段とを有し、該プログラム変更手段は入力された乱視度数と所定の基準度数とを比較する比較手段を持ち、前記乱視度数が0又は0と見なし得る程小さいときは、乱視検査を省略し又は他の乱視確認検査に代え、続いて前記乱視度数が所定以上の乱視があるかどうかを判定し、乱視度数が所定以上の乱視でないときは乱視軸の検出ステップに先立ち乱視度数の検出ステップを行い、乱視度数の検出ステップで乱視度数が0のとき乱視軸検査を省略する指令手段と、を有することを特徴とする。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図1は実施例である検眼装置の全体構成を示す外観図である。
1は被検者と検者の間に配置される検眼テ−ブルである。2は自覚式屈折力測定装置であり、自覚式屈折力測定装置2は種々の光学素子を検眼窓に電動で切換え配置する。
3は測定用指標を被検眼眼底に投影し眼底の投影指標像を受光手段で検出して眼屈折力を測定する他覚式眼屈折力測定装置である。この他覚式眼屈折力測定装置3は検眼テ−ブル1上をスライド可能な移動トレイに載置されており、検眼テ−ブル1の中央位置に移動させて測定を実行する。
4は検査視標を呈示する投影式の視標呈示装置である。5は自覚式屈折力測定装置2及び投影式視標呈示装置4を操作するためのコントロ−ラ、6は各装置の通信中継を行うリレ−ユニットである。
【0012】
図2はコントロ−ラ5を上から見た図である。
30は検眼情報を表示するディスプレイであり、ディスプレイ30には種々の情報を切替え表示できるようにドットマトリックス画面を使用している。
31はスイッチ部であり、スイッチ部31には、ディスプレイ30の表示画面をメニュ−画面に切り替えるメニュ−スイッチ32、表示画面上に表示されたカ−ソルを移動する2つのカ−ソル移動スイッチ33、実行スイッチ34、自覚式屈折力検査装置2の光学系を駆動する補助レンズスイッチ群35、測定モ−ド切換スイッチ群36、測定眼指定スイッチ群37、数値入力に使用するスイッチやノブスイッチを持つ入力スイッチ群38、他のスイッチと組み合わせて使用するシフトスイッチ39、視標呈示装置4を駆動する視標スイッチ群40、プログラム検眼を実行するスタ−トスイッチ41aやプログラム送りスイッチ41bなどを持つプログラム実行スイッチ群41、ディスプレイ30の画面下方の所定位置に表示される情報に対応するファンクションスイッチ群42、視標にマスクをかけるスイッチ群43が配置されている。
【0013】
図3は装置の制御を説明するためのブロック図である。
コントロ−ラ5のスイッチ部31からのスイッチ信号は、所定の処理が施された後にマイクロコンピュ−タ回路50に入力される。マイクロコンピュ−タ回路50には検眼プログラム等を記憶したメモリ51と、他覚値デ−タ等を記憶するメモリ52が接続されており、マイクロコンピュ−タ回路50はスイッチ信号を各種デ−タに変換し、表示回路53を介してディスプレイ30の画面を制御する。
また、マイクロコンピュ−タ回路50は、リレ−ユニット6のマイクロコンピュ−タ回路55を介して、屈折力に関する信号を自覚式屈折力検査装置2に、視標に関する信号を視標呈示装置4に送る。自覚式屈折力検査装置2のマイクロコンピュ−タ回路60は、駆動回路61を介してモ−タ62を駆動し、弱球面ディスク63、強球面ディスク64、補助レンズディスク65、クロスシリンダ−ディスク66等を回転させ、所定の光学素子を検査窓に配置する。
【0014】
視標呈示装置4のマイクロコンピュ−タ回路70は、駆動回路71を介してランプ72を点灯すると共に、駆動回路73を介しモ−タ74を駆動し、視標が描かれた視標ディスク75、マスクディスク76を回転して所定の検査視標を被検眼の前方に置かれた図示なきスクリ−ンに投影する。
マイクロコンピュ−タ回路55には他覚式眼屈折力測定装置3やレンズメ−タ9が接続され、送られる測定デ−タをメモリ56に格納する。読み出し指令信号により、マイクロコンピュ−タ回路55は指定された測定デ−タをメモリ56から読み出し、コントロ−ラ5側に転送する。
57は測定結果を出力するプリンタであり、58はその駆動回路である。
【0015】
以上のような構成の装置において、その動作を図4のフロ−チャ−トに基づいて説明する。ここではプログラム検眼における片眼完全矯正値決定までの検査を中心に説明する。
検査を開始するに際し、検者は必要に応じて検眼フロ−を設定し、検眼プログラムの入力を行う。検眼プログラムの入力は、ディスプレイ30を見ながらスイッチ部31を操作することにより行う。メニュ−スイッチ32を押してメニュ−項目画面(図示せず)をディスプレイ30上に表示し、続いてカ−ソル移動スイッチ33と実行スイッチを操作してセット画面(図示せず)を開く。セット画面上に表示される各種の選択設定項目をスイッチ33等で所望のものを選択し、実行スイッチを押して入力を完了する。
【0016】
他覚式眼屈折力測定装置3による他覚検査及び問診を行った後、スタ−トスイッチ41aを押すことによりプログラム検眼を開始する。プログラム検眼は裸眼視力検査からスタ−トするが、送りスイッチ41bを押すことによって、順次前眼鏡視力検査(前眼鏡を所持しているとき)、自覚検査、処方値決定に進む。
他覚式眼屈折力測定装置3による左右眼のSPH(球面度数)、CYL(乱視度数)、AXIS(乱視軸角度)の各他覚値デ−タは、他覚式眼屈折力測定装置3のプリントスイッチを押すことにより、リレ−ユニット6のメモリ56に転送され、さらに、コントロ−ラ5の入力スイッチ及び他覚値スイッチにより、メモリ52の他覚値メモリエリアに転送される。また、マイクロコンピュ−タ回路50は、他覚値デ−タをメモリ52の自覚値メモリエリアにコピ−すると共に、ディスプレイ30には表示回路53を介して他覚値デ−タを表示する(図示せず)。
なお、他覚値デ−タの入力は通信によるデ−タ転送の他、測定モ−ド切換スイッチ群36、入力スイッチ群38の操作により手入力で行ってもよい。
【0017】
検者は、検眼プログラムをスタ−トして裸眼視力検査を行う。ディスプレイ30の表示画面は裸眼測定モ−ドに切替わり、裸眼視力値が入力可能になる。視標呈示装置4は所定の視力値を持つ検査視標を呈示し、検者は被検者の応答を得てスイッチ群43の視標マスクスイッチで呈示視標を変更することにより被検者の裸眼視力値を得て、その入力を行う。
裸眼視力検査の終了後、送りスイッチ41bを押すと表示画面には眼鏡有無を確認する旨のメッセ−ジと、眼鏡有無によるファンクションスイッチ群42のスイッチ操作指示が表示される。この指示に従い、眼鏡有りのファンクションスイッチを押すと、眼鏡視力検査を行うための眼鏡測定モ−ドに切替わる(眼鏡無しのときは自覚検査に進む)。
【0018】
眼鏡視力検査を行うときは眼鏡デ−タを入力する。眼鏡デ−タは他覚値デ−タと同様にレンズメ−タ9からデ−タ転送によりメモリ56に記憶させ、入力スイッチ、前眼鏡スイッチを押すことによりさらにメモリ52の前眼鏡メモリエリアに記憶する(他覚値デ−タと同じ様に、通信によるデ−タ転送の他、測定モ−ド切換スイッチ群36入力スイッチ群38の操作による手入力で行ってもよい)。眼鏡の視力検査は、裸眼視力検査と同様に検査視標を被検眼に呈示し、被検者の応答に基づきスイッチ群43を操作することによって視力値を得て、その値を入力する。
【0019】
続いて自覚検査に移る。本装置は自覚検査開始時に自覚式屈折力測定装置2の光学系の初期値を他覚値デ−タに対応したものにするか、あるいは前眼鏡値デ−タに対応したものにするかをセット画面で予め選択できる。以下は他覚値デ−タを選択したときについて説明する。
まず、他覚値デ−タの適否等を確認する他覚矯正値確認検査を行う。検者は自覚式屈折力検査装置2を被検者の眼前に配置し、検査眼を指定して検査を行う。自覚値メモリエリアにコピ−した他覚値デ−タを読みだし、自覚式屈折力検査装置2を動作させて、他覚値デ−タに対応した光学素子を検査窓に配置するように調整するとともに、視標呈示装置4を動作させて被検者に所定の検査視標を呈示する。また、ディスプレイ30の表示画面を自覚測定モ−ドに切換える。
【0020】
図5はこのときの表示例である。中央表示部80には他覚値デ−タをコピ−したデ−タが表示され、明暗反転表示された部分が変更可能であることを示している。左右表示部81には他覚値デ−タが表示され、下方表示部82には現在呈示している視標種類や操作説明などのメッセ−ジが表示される。
他覚矯正値確認検査では呈示した視標が判読できれば他覚値デ−タは信頼性が高く、被検者の眼にも弱視等の視機能異常がないと判断し、次の完全矯正値決定のステップに進む。
【0021】
完全矯正値決定の検査は、一般的には乱視検査の前段階で行うR/G(レッド・グリ−ン)検査、乱視軸検出検査、乱視度数検出検査、過矯正を防止して最高視力を得るためのR/G検査、視力検査、片眼完全矯正値決定の順に行うが、本装置は入力した他覚値デ−タのCYL値(または眼鏡デ−タのCYL値を使用しても良い)に基づき、その検眼フロ−を変えるプログラムを持っている(図6参照)。
他覚視力確認検査の終了後送りスイッチが押されると、装置は他覚値デ−タの乱視度数が所定の基準値以下であるか否かを判断する。本実施例では、測定のステップが0.25D単位としてCYL=0のときには、乱視検査のためのR/G検査、乱視軸検出検査及び乱視度数検出検査のステップを省略し、過矯正防止のためのR/G検査に移る。これは他覚値デ−タで乱視が無い場合には、自覚検査でもほぼ乱視が確認されることがないためである。
【0022】
他覚値デ−タに所定以上の乱視が有るときは、乱視検査のためのR/G検査に移る。装置は調整の介入を取り除くために自覚式屈折力検査装置2の初期値に対して+0.50Dの球面度数を付与して雲霧をかける。R/G検査ステップでは視標呈示装置4はレッド・グリ−ン視標を呈示し、コントロ−ラ5は球面度数が変更可能なモ−ドになる。検者は被検者の応答に基づき入力スイッチ群38を操作して球面度数を調整し、赤と緑の中の文字が同程度、または同程度にならない場合は緑側が若干よく見えるようにすることで、最小錯乱円を網膜近傍に位置させることができる。
他覚値デ−タのCYL値が0.50D以上か0.25Dかによって、<A>または<B>に進む。
【0023】
<A> 乱視検査のためのR/G検査終了後、他覚値デ−タのCYL値が0.50D以上のときは乱視軸検出検査、乱視度数検出検査の順に進む。乱視軸検出検査では、視標呈示装置4は点群視標を呈示し、コントロ−ラ5は乱視軸が変更可能なモ−ドになる。自覚式屈折力検査装置2にはクロスシリンダレンズが反転軸を他覚値デ−タに基づいてセットされる。検者は入力スイッチ群38の操作によりクロスシリンダレンズを反転し、反転の前後でほぼ均一に見えるまで反転軸を移動させ、正確な乱視軸を測定する。乱視軸が得られると、送りスイッチを押して乱視度数検査に移る。コントロ−ラ5は乱視度数が変更可能なモ−ドに切替わり、自覚式屈折力検査装置2にはクロスシリンダレンズが測定された乱視軸に基づいてセットされる。検者は、クロスシリンダレンズの反転の前後の被検者に視標の見え方により乱視度数を増減し、乱視度数を得る。なお、クロスシリンダレンズによる反転比較においては、再び同じ度数に戻ることがあり、これを繰り返すと堂々巡りになるため、装置は再び同じ度数に戻ったときには乱視度数の弱い値を決定度数として、次の検査ステップに進めることを促すメッセ−ジを表示する。
【0024】
乱視度数検査終了後、送りスイッチが押されると、装置は決定した乱視度数と他覚値デ−タのそれとを比較する。両者の度数変動が0.25D以下であるときは自覚検査で得られた値を乱視軸と乱視度数として決定して、過矯正防止のためのR/G検査にプログラムを進める。度数変動が0.50D以上あるときには再び乱視軸検出検査を行う。これは、乱視度数が2段階以上変わるような大きな度数変化は、軸を変動させる可能性が高くなるからである。乱視軸検出検査により前回得た乱視軸値に対して変動がなければ、自覚検査で得られた値を乱視度数、軸として決定してR/G検査にプログラムを進め、変動があれば再び乱視度数検査のステップに戻る。
【0025】
<B> CYL=0.25Dのときには、乱視軸検出検査を行う前に乱視度検出のための検査ステップを先に行う。これは乱視度の検出検査のときに0になる可能性が有るからであり、乱視度数が0の場合には乱視軸の検査も不要であるからである(軸の検出検査を先に行い、乱視度が0になったならば軸検査が無駄になる)。
この検査の結果、CYL=0ならば軸の検出検査は必要ないので、送りスイッチが押されることにより乱視軸の検出を省略して(AXIS=0として)、最高視力を得るためのR/G検査に移る。CYL値が0.25D以上の時には続いて乱視軸の検査を行い、乱視度数、軸を決定する。
【0026】
このように、本装置の検眼プログラムは他覚値デ−タ(又は眼鏡値デ−タ)のCYL値、AXIS値の内容により、乱視度数検出、軸検出の検査ステップを省略したりその順序を変えるので、検者は無用な検査項目を実施することなく、検査時間を短縮して効率良く検眼を進めることができる。また、検査を省略又は変更するためのスイッチ操作も最小限ですむ。
なお、上記の検眼プログラムでは、他覚値デ−タの乱視が無い(CYL=0)ときにR/G検査、乱視軸検出検査及び乱視度数検出検査の乱視検査を省略するものとしたが、他覚値デ−タのCYL値が小さいときにも(0.25D又は0.50D)、乱視度数を0にして検査を簡略化しても良い。さらに、CYL=0.50D以下のときは球面度数に乱視度数の半分を加える等価球面処理を施すようにしても良い。これらの乱視検査を省略する検眼プログラムを採用するか否かは、検者の検眼方針、検眼目的等によるので、検眼をスタ−トする前に各種の設定を行うセット画面で選択する。
【0027】
乱視度数、軸が決定できると過矯正防止のためのR/G検査になる。検者は球面度数を再確認した後、視力検査を行う。視標は視力値1.0程度の視力標が呈示される。最高視力が決まったところで検者は球面度数を調整し、最もプラスよりで最高視力となる度数とし、片眼完全矯正値を決定する。
片眼の完全矯正値決定ができたら、もう片方の眼を指定し、同様に装置の検眼プログラムに従い完全矯正値を得る。
検者は、その後検査プログラムに従って両眼バランス検査、立体視確認検査、両眼視力検査、近用加入度検査等の自覚検査を行い、処方値を決定する。
【0028】
以上の実施例では、他覚値デ−タの乱視度数が所定の値以下のときは、クロスシリンダレンズによる乱視検査を省略するものとしているが、クロスシリンダレンズによる乱視検査の省略に代えて、放射線視標による乱視確認検査を行うようにすることもできる。この検査を行うか否かは、検眼スタ−ト前のセット画面で予め選択する。
放射線視標による乱視確認検査の検査ステップでは、視標呈示装置は放射線視標を呈示し、自覚式屈折力検査装置2は他覚値デ−タに対して被検眼の視力が0.5程度になるように球面度数の雲霧をかける。視力を0.5程度にするための雲霧量の例を次に示す。他覚値デ−タの球面度数が0〜−5.00Dのときは+1.50D、−5.25D〜−9.00Dのときは+1.25D、−9.25D以上のときは+1.00Dとする。
【0029】
図7は放射線視標による乱視確認検査の時の表示画面を示し、下方表示部82には数字が付された放射線視標の図柄表示と、ファンクションスイッチ群43の入力のための指示が表示される。検者は被検者にハッキリ見える線があるか、ある場合はどの方向かを尋ね、その応答に対応したファンクションスイッチを押す。装置はスイッチ信号により最小ステップ度数(例えば、−0.25D)を検眼窓の光学系に付加し、応答から求められる方向に乱視軸をセットする。中央表示部80には被検眼に付加した乱視の値が表示される。被検者が放射線視標が同じ程度に見えるようになるまでこの操作を繰り返す。
上記実施例は当業者において種々の変容が可能であり、本発明はこのような変容も技術思想を同一にする範囲において含むものである。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、他覚値デ−タや前眼鏡デ−タに基づき一部の検査項目を省いたりその順序を変更したりして、検者は無用な検査項目を実施することなく、検査時間を短縮して効率良く検眼を進めることができる。これにより被検者の負担も軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例である検眼装置の全体構成を示す外観図である。
【図2】コントロ−ラを上から見た図である。
【図3】装置の制御を説明するためのブロック図である。
【図4】本装置が持つプログラム検眼を説明するフロ−チャ−ト図である。
【図5】他覚矯正値確認検査のときの表示画面例を示す図である。
【図6】乱視検査における検眼フロ−を示す図である。
【図7】放射線視標による乱視確認検査の時の表示画面例を示す。
【符号の説明】
2 自覚式屈折力測定装置2
4 投影式視標呈示装置4
3 他覚式眼屈折力測定装置
9 レンズメ−タ
36 測定モ−ド切換スイッチ群
50,60,70 マイクロコンピュ−タ回路
51,52 メモリ

Claims (1)

  1. 矯正光学系により被検眼の屈折力を検査する自覚屈折力測定装置と、視標を呈示する視標呈示装置と、所定のプログラム手順により複数の検査項目を実行するために該視標呈示装置と前記自覚屈折力測定装置とを制御する制御手段と、を備える検眼装置において、被検眼の屈折力を他覚的に測定する装置またはレンズメータによる測定データを入力する入力手段と、該入力された測定データに基づいて前記プログラムされた検査項目を変更するプログラム変更手段とを有し、該プログラム変更手段は入力された乱視度数と所定の基準度数とを比較する比較手段を持ち、前記乱視度数が0又は0と見なし得る程小さいときは、乱視検査を省略し又は他の乱視確認検査に代え、続いて前記乱視度数が所定以上の乱視があるかどうかを判定し、乱視度数が所定以上の乱視でないときは乱視軸の検出ステップに先立ち乱視度数の検出ステップを行い、乱視度数の検出ステップで乱視度数が0のとき乱視軸検査を省略する指令手段と、を有することを特徴とする検眼装置。
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