JP2016165537A - 視標呈示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検査を正確に行うことが可能な視標呈示装置を提供する。【解決手段】実施形態の視標呈示装置は、表示部と画像信号生成部と制御部とを備える。表示部には、第1の偏光軸を有する光を出力する左眼用視標表示領域と、第1の偏光軸に直交する第2の偏光軸を有する光を出力する右眼用視標表示領域とが、ピクセルのラインに沿って交互に配置されている。画像信号生成部は、視標を表示させるための画像信号であって、当該視標に対応する表示輝度を示す表示輝度情報を含む画像信号を生成する。制御部は、生成された画像信号に基づいて当該視標の表示を行い、かつ、当該画像信号に含まれる表示輝度情報に基づいて表示部の表示輝度の変更を行う。【選択図】図1

Description

この発明は、眼科分野で用いられる視標呈示装置に関する。
視標呈示装置は、被検眼の検査を行うための視標を呈示する装置である。特許文献1には、偏光軸が直交する偏光フィルムをピクセルのライン毎に交互に配置してなる表示デバイスと、これら偏光フィルタに応じた偏光軸を有し眼前に配置される偏光フィルタとを用いることにより、左右眼に異なる視標を呈示するよう構成された視標呈示装置が記載されている。この視標呈示装置によれば、左右眼に異なる視標を呈示して両眼視機能検査や両眼開放の片眼検査を行うことができる。
特開2009−207569号公報
このような視標呈示装置においては、表示デバイスの表示領域(ピクセル)を左眼用視標表示領域と右眼用視標表示領域とに分割して使用するので、被検者が各眼で認識する視標の明るさが半減してしまう。また、被検者は偏光フィルタを介して視標を視認するので、各被検眼に呈示される視標の明るさは更に低減することとなる。つまり、このような視標呈示装置によれば、通常よりも暗い視標を用いて検査を行うこととなるため、検査を正確に行えない可能性がある。
この発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、特別な装置や通信機器を別途用意することなく検査を正確に行うことが可能な視標呈示装置を提供することにある。
実施形態の視標呈示装置は、表示部と画像信号生成部と制御部とを備える。表示部には、第1の偏光軸を有する光を出力する左眼用視標表示領域と、第1の偏光軸に直交する第2の偏光軸を有する光を出力する右眼用視標表示領域とが、ピクセルのラインに沿って交互に配置されている。画像信号生成部は、視標を表示させるための画像信号であって、当該視標に対応する表示輝度を示す表示輝度情報を含む画像信号を生成する。制御部は、生成された画像信号に基づいて当該視標の表示を行い、かつ、当該画像信号に含まれる表示輝度情報に基づいて表示部の表示輝度の変更を行う。
この発明に係る視標呈示装置によれば、特別な装置や通信機器を別途用意することなく被検眼の検査を正確に行うことが可能である。
実施形態に係る視標呈示装置の構成の一例を示す概略ブロック図である。 実施形態に係る視標呈示装置の構成の一例を示す概略図である。 実施形態に係る視標呈示装置の構成の一例を示す概略図である。 実施形態に係る視標呈示装置の動作の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る視標呈示装置の構成の一例を示す概略図である。 実施形態に係る視標呈示装置の構成の一例を示す概略図である。 実施形態に係る視標呈示装置の動作の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る視標呈示装置の動作の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る視標呈示装置の動作の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る視標呈示装置の構成の一例を示す概略図である。 実施形態に係る視標呈示装置の動作の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る視標呈示装置の構成の一例を示す概略図である。 実施形態に係る視標呈示装置の動作の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る視標呈示装置の動作の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る視標呈示装置の構成の一例を示す概略図である。 実施形態に係る視標呈示装置の動作の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る視標呈示装置の構成の一例を示す概略図である。 実施形態に係る視標呈示装置の動作の一例を示すフローチャートである。
この発明に係る視標呈示装置の実施形態の例について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下、第1〜第8の実施形態を順次説明する。各実施形態は、特許文献1と同様のハードウェア構成を有していてもよい。特許文献1に記載された任意の事項を以下の実施形態に援用することが可能である。
〈実施形態の概要〉
第1〜第8の実施形態について簡単に説明しておく。第1〜第7の実施形態では、所定の情報に基づいて視標の表示輝度を変更する場合について説明する。ここで、表示輝度とは、視標を表示する表示デバイスによる表示の明るさを意味する。
第1〜第5の実施形態では、呈示される視標の種別に応じて視標の表示輝度を変更する場合について説明する。第1の実施形態では、表示輝度を示す情報(表示輝度情報)を、呈示される視標の画像信号(視標呈示用画像信号)に埋め込むことにより、当該視標の表示輝度を変更する場合について説明する。
第2及び第3の実施形態では、視標呈示用画像信号とは別の画像信号(表示輝度変更用画像信号)を用いて表示輝度の変更を行う場合について説明する。第2の実施形態では、表示輝度変更用画像信号の入力時間に応じて表示輝度を変更する場合について説明する。第3の実施形態では、表示輝度変更用画像信号の種別に応じて表示輝度を変更する場合について説明する。
第4及び第5の実施形態では、画像信号以外の信号(表示輝度変更信号)を用いて表示輝度を変更する場合について説明する。第4の実施形態では、ユーザからの指示を受け付ける操作デバイス(リモートコントローラー等)から表示デバイスに表示輝度変更信号を送信する場合について説明する。第5の実施形態では、操作デバイスから操作信号を受けた装置から表示デバイスに表示輝度変更信号を送信する場合について説明する。この装置は、たとえば、視標呈示用画像信号を生成する機能を有する装置である。
第6及び第7の実施形態では、視標の種別以外の情報に基づいて表示輝度を変更する場合について説明する。第6の実施形態では、被検眼に対して行われる検査の種別に応じて表示輝度を変更する場合について説明する。第7の実施形態では、被検眼に対する光学部材(偏光部材)の適用の有無に応じて表示輝度を変更する場合について説明する。
第8の実施形態では、第1〜第7の実施形態のように表示輝度を変更する代わりに、減光フィルタを用いることによって、被検者が視認する視標の明るさを変更する場合について説明する。減光フィルタの使用/不使用は、視標の種別、検査の種別、又は被検眼に対する偏光部材の適用の有無に基づいて決定される。
なお、第1〜第8の実施形態はそれぞれ独立にのみ適用可能な訳ではなく、これらのうちの任意の2つ以上を組み合わせることが可能である。たとえば、表示輝度を変更する第1〜第7の実施形態のうちの2つ以上を組み合わせることができる。また、第1〜第7の実施形態のうちの1つ以上と、第8の実施形態とを組み合わせることができる。
〈第1の実施形態〉
第1の実施形態に係る視標呈示装置は、呈示される視標の種別に応じて視標の表示輝度を変更するものであり、特に、表示輝度情報を視標呈示用画像信号に埋め込むことにより表示輝度を変更するように構成される。
[構成]
この実施形態に係る視標呈示装置の構成例を図1〜図3に示す。視標呈示装置1は、操作部10と、画像信号生成部20と、制御部30と、表示部40とを有する。画像信号生成部20には、記憶部21が設けられている。制御部30には、信号解析部31と、描画制御部32と、バックライト制御部33とが設けられている。表示部40には、偏光部41と、描画部42と、バックライト部43とが設けられている。
なお、視標呈示装置1は、被検者の左右の被検眼に対して光学部材を適用する光学部(図示せず)を含んでいてもよい。この光学部材には、左被検眼に対して適用される左眼用偏光部材と、右被検眼に適用される右眼用偏光部材とが含まれる。左眼用偏光部材の偏光軸は、偏光部41における後述の左眼用視標表示領域の偏光軸(第1の偏光軸)に対して実質的に平行とされる。同様に、右眼用偏光部材の偏光軸は、偏光部41における後述の右眼用視標表示領域の偏光軸(第2の偏光軸)に対して実質的に平行とされる。ここで、第1の偏光軸と第2の偏光軸とは実質的に平行とされている。光学部は、偏光部材以外の光学部材を被検眼に対して適用できるように構成されていてもよい。その具体例として、光学部は、回転可能なターレット板に複数の光学部材を装着することで、複数の光学部材を選択的に適用できるように構成されている。また、光学部は、左眼用偏光部材と右眼用偏光部材とが枠入れされた眼鏡フレームであってもよい。
[操作部]
操作部10は、視標呈示装置1を操作するために使用される。操作部10には、各種のボタンやスイッチが設けられている。ボタン等は、ハードウェアキーであってもよいし、ソフトウェアキー(グラフィックユーザインターフェイス、GUI)であってもよい。ユーザによる操作を受けた操作部10は、その操作内容に応じた信号(操作信号)を出力する。この操作信号の通信方式は、有線通信でも無線通信でもよい。
具体例として、操作部10には、各種の視標に対応するボタンが設けられている。ユーザは、所望のボタンを操作することにより、視標呈示装置1に表示させる視標を指定することができる。この操作を受けた操作部10は、指定された視標の種別を示す操作信号を画像信号生成部20に送る。
なお、操作部10により行うことが可能な操作は、視標の指定には限定されない。操作部10により実施可能な操作の例としては、視標呈示装置1の電源オン/オフ操作、被検眼に対して行う検査の種別の指定操作、上記光学部が被検眼に適用する光学部材の選択操作、表示部40の表示状態の変更操作などがある。
[画像信号生成部]
画像信号生成部20は、表示部40に各種情報を表示させるための画像信号を生成する。特に、画像信号生成部20は、表示部40に視標を表示させるための画像信号(視標呈示用画像信号)を生成する。この実施形態の視標呈示用画像信号には、その視標に対応する表示輝度を示す表示輝度情報が含まれる。
このような処理を行うために、画像信号生成部20の記憶部21には、視標呈示装置1により呈示可能な各種視標の画像データがあらかじめ記憶されている。各視標の画像データは、視標の種別に関連付けられて記憶されている。また、記憶部21には、視標の種別と表示輝度とが関連付けられた視標/表示輝度関連情報があらかじめ記憶されている。視標/表示輝度関連情報は、たとえば図2に示すようなテーブル情報である。つまり、図2に示す視標/表示輝度関連情報21aは、視標呈示装置1によって呈示可能な視標の種別Ci(i=1〜n)に対して表示輝度Liを対応付けたテーブル情報として構成されている。
ここで、視標/表示輝度関連情報21aに記録されている表示輝度の値を任意に変更できるように構成してもよい。一方、表示輝度の値を変更しない構成を適用する場合などにおいては、当該視標の表示輝度を示す表示輝度情報を当該視標の画像データにあらかじめ合成しておくことができる。この場合には、後述する画像データと視標輝度情報との合成処理を行う必要はない。
視標/表示輝度関連情報21aは、呈示可能な全ての視標種別に関する表示輝度を記録したものである必要はない。たとえば、所定の表示輝度(デフォルト値等)で呈示される視標については、その表示輝度を記録しておく必要はない。また、たとえば2つ(以上)の表示輝度のみが適用される場合には、複数の視標種別(たとえば全ての視標種別)をこれら2つ(以上)の表示輝度に分類して記録した情報であってもよい。
画像信号生成部20は、指定された視標の種別を示す操作信号を操作部10から受けると、この操作信号が示す視標種別に対応する視標の画像データを記憶部21から選択的に読み出す。更に、画像信号生成部20は、この操作信号が示す視標種別に対応する表示輝度を、視標/表示輝度関連情報21aを参照して特定する。そして、画像信号生成部20は、特定された表示輝度を示す表示輝度情報を、記憶部21から読み出した視標の画像データに合成する。それにより、表示輝度情報を含む視標呈示用画像信号が生成される。
表示輝度情報を含む視標呈示用画像信号の例を説明する。視標呈示用画像信号の一部に空白領域が存在する場合、その空白領域の少なくとも一部に相当する画素の画素値を、表示輝度情報として構成することができる。ここで、空白領域とは、視標パターンを構成する領域(画素)以外の領域(画素)、換言すると、視標パターンの背景領域である。たとえば視標/表示輝度関連情報21aに示す表示輝度の値が複数種類存在する場合には、その表示輝度の値に応じて画素値の値を設定することにより、表示輝度情報を含む視標呈示用画像信号を生成することができる。また、表示輝度の値に応じた個数の画素に対して所定の画素値を割り当てることにより、表示輝度情報を含む視標呈示用画像信号を生成することもできる。また、空白領域内において所定の画素値を付与する画素の位置を、表示輝度の値に応じて決定することにより、表示輝度情報を含む視標呈示用画像信号を生成することもできる。この例においては、空白領域の画素値に基づいて当該視標の表示輝度が設定されることとなる。
この実施形態の視標呈示用画像信号は必ずしも表示輝度情報を含んでいなくてもよい。たとえば、視標/表示輝度関連情報21aに示す表示輝度の値が2種類(通常輝度、高輝度)しかない場合において、低輝度呈示の視標の場合には表示輝度情報を含めずに視標呈示用画像信号を生成し、高輝度呈示の視標の場合には表示輝度情報を含めて視標呈示用画像信号を生成するように構成することができる。この例においては、表示輝度情報の有無に応じて当該視標の表示輝度が設定されることとなる。
[制御部]
制御部30には、画像信号生成部20により生成された視標呈示用画像信号が入力される。制御部30の信号解析部31は、視標呈示用画像信号を解析して表示輝度情報を抽出する(或いは、表示輝度情報の有無を判定する)。信号解析部31は、抽出された表示輝度情報(或いは、表示輝度情報の有無を示す情報)をバックライト制御部33に送る。バックライト制御部33は、信号解析部31から入力された情報に基づいて、表示部40のバックライト部43を制御することで、この表示輝度情報に示す表示輝度を実現する(或いは、表示輝度の有無に応じた表示輝度を実現する)。
また、描画制御部32は、この視標呈示用画像信号に基づいて表示部40の描画部42を制御することにより、当該視標のパターンを描画させる。描画制御部32とバックライト制御部33は、たとえば上記処理を並行して行う。
制御部30の少なくとも一部を表示デバイスに設けることができる。その場合、この表示デバイスは、制御部30の少なくとも一部と、表示部40とを含んで構成される。たとえば、制御部30全体を表示デバイスに設ける場合、信号解析部31はスケーラーを含んで構成される。
[表示部]
表示部40は、たとえば液晶ディスプレイ(LCD)、有機ELディスプレイ等を含んで構成される。描画部42は、描画制御部32による制御を受けて、視標を含む各種情報を描画する。描画部42には、縦横にアレイ状に配列された複数のピクセル(画素)が設けられている。バックライト部43は、描画部42を背面側から照明する。偏光部41は、描画部42の前面側に設けられている。
図3は、描画部42と偏光部41を前面側から見た場合の概略図である。図示は省略するが、描画部42は、上記したように、アレイ状に配列された複数のピクセルを含んで構成されている。偏光部41は、第1の偏光軸を有する光を選択的に透過させる第1の偏光領域41aと、この第1の偏光軸に直交する第2の偏光軸を有する光を選択的に透過させる第2の偏光領域41bとにより構成される。第1の偏光領域41a及び第2の偏光領域41bは、描画部42のピクセルの横ラインに沿った形状を有し、縦ライン方向に交互に配置されている。第1の偏光領域41a及び第2の偏光領域41bは、それぞれ、たとえば偏光フィルムによって構成される。なお、偏光方式は、直線偏光をそのまま用いてもよいし、直線偏光に変換する部材の後段に1/4波長板を設けて円偏光を生成してこれを用いるようにしてもよい。
第1の偏光領域及び第2の偏光領域は、描画部42のピクセルの縦ラインに沿った形状を有し、かつ横ライン方向に交互に配置されるように構成されていてもよい。また、各偏光領域の幅は1ピクセル相当分である必要はなく、たとえば2ピクセル分の幅であってもよい。
第1の偏光領域41aが設けられた表示領域は、第1の偏光軸を有する光を出力する左眼用視標表示領域の一例として機能する。同様に、第2の偏光領域41bが設けられた表示領域は、第2の偏光軸を有する光を出力する右眼用視標表示領域の一例として機能する。なお、表示部40の構成は従来のものと同様である。
[動作]
この実施形態に係る視標呈示装置1の動作について説明する。視標呈示装置1の動作例を図4に示す。
(S1:視標の指定)
まず、ユーザは、操作部10を用いて視標を指定する。操作部10は、指定された視標の種別を示す操作信号を画像信号生成部20に送る。
(S2:画像信号の生成)
画像信号生成部20は、操作部10から入力された操作信号に基づいて、この操作信号が示す視標の種別に対応する視標呈示用画像信号を生成する。この視標呈示用画像信号には、この視標種別に対応する表示輝度を示す表示輝度情報が含まれている。画像信号生成部20は、生成された視標呈示用画像信号を制御部30に送る。
(S3:画像信号の解析)
信号解析部31は、画像信号生成部20から入力された視標呈示用画像信号を解析して表示輝度情報を抽出する(或いは、表示輝度情報の有無を判定する)。信号解析部31は、抽出された表示輝度情報(或いは、表示輝度情報の有無を示す情報)をバックライト制御部33に送る。
(S4:表示輝度の変更)
バックライト制御部33は、信号解析部31から入力された情報に基づいてバックライト部43を制御することにより、表示部40の表示輝度を変更する。
(S5:視標の描画)
ステップ3及びステップ4と並行して、描画制御部32は、画像信号生成部20から入力された視標呈示用画像信号に基づいて表示部40の描画部42を制御することにより、当該視標のパターンを描画させる。
以上で、この動作例による視標の表示輝度の変更処理は終了となる。ユーザは、このようにして呈示された視標を用いて被検眼の検査を実施する。
ここで、表示輝度が高く設定される視標(高輝度呈示視標)の具体例及びそれを用いた視力検査について説明する。この実施形態に係る視標呈示装置1は、両眼開放状態での視力検査に用いられる。この視力検査は片眼検査でも両眼検査でもよい。
両眼開放状態での片眼検査においては、検査対象の片眼にのみ視標を認識させるために、左眼用視標表示領域及び右眼用視標表示領域のうち一方のみが使用される。具体的には、両眼開放状態で左被検眼の片眼検査を行う場合には、右眼用視標表示領域を用いることなく、左眼用視標表示領域にのみ視標を表示させる。逆に、両眼開放状態で右被検眼の片眼検査を行う場合には、左眼用視標表示領域を用いることなく、右眼用視標表示領域にのみ視標を表示させる。つまり、左眼用視標表示領域と右眼用視標表示領域は上記のようにピクセルのラインに沿って交互に設けられており、これら片眼検査ではピクセルが隔行で使用されるので、被検者が視認する視標の明るさが半減する。
このような片眼検査で用いられる高輝度呈示視標には次のものがある。この実施形態では、たとえば、以下に列挙したような視標に対応する表示輝度を高く設定した視標/表示輝度関連情報21aを用いることができる。
・視力検査視標(ランドルト環)
・視力検査視標(E文字。Eチャートとも呼ばれる。)
・視力検査視標(アルファベット。スネレン視標とも呼ばれる。)
・視力検査視標(ひらがな、カタカナ)
・視力検査視標(数字)
・小児用視力検査視標(図形)
・字詰まり型視力検査視標(ランドルト環。視力値の増加とともにキャラクタの間隔が狭くなるもの。)
・字詰まり型視力検査指標(アルファベット。同上。)
・赤緑検査視標(レッド・グリーン検査視標とも呼ばれる。)
・放射型乱視検査視標
・乱視検査用点群視標
一方、両眼検査においては、両眼に同時に視標が呈示される。特に、両眼に異なる視標が呈示される場合(同種の視標であっても異なる像が呈示される場合)には、左眼用視標表示領域と右眼用視標表示領域が上記のように構成されているため、左被検眼及び右被検眼で視認する各視標の明るさが半減する。
このような両眼検査で用いられる高輝度呈示視標には次のものがある。この実施形態では、たとえば、以下に列挙したような視標に対応する表示輝度を高く設定した視標/表示輝度関連情報21aを用いることができる。
・偏光赤緑バランス検査視標
・偏光バランス検査視標(ランドルト環)
・偏光バランス検査視標(アルファベット)
・偏光バランス検査視標(ひらがな、カタカナ)
・偏光十字視標
・偏光固視点付き十字視標
・偏光固視点付き回旋十字視標
・偏光不等像視視標(垂直方向切り込み型)
・偏光不等像視視標(水平方向切り込み型)
・偏光立体視視標(複数の三角形がアレイ状に配列されたもの)
・偏光立体視視標(中心点の上下に2本の垂直線分がそれぞれ配置されたもの)
・偏光立体視視標(矩形状の枠に複数本の垂直線分が配置されたもの)
[効果]
この実施形態に係る視標呈示装置1の効果について説明する。
視標呈示装置1は、制御部30と表示部40とを含んで構成される。表示部40には、左眼用視標表示領域と右眼用視標表示領域とがピクセルのラインに沿って交互に配置されている。左眼用視標表示領域は、第1の偏光軸を有する光を出力する。右眼用視標表示領域は、第1の偏光軸に直交する第2の偏光軸を有する光を出力する。制御部30は、表示部40に複数の視標を選択的に表示させることが可能とされている。更に、制御部30は、表示部40に表示させる視標の種別に基づき表示部40を制御することにより表示輝度を変更する。
このような視標呈示装置1によれば、左眼用の視標と右眼用の視標とを、その視標の種別に応じた好適な明るさ(表示輝度)で呈示させることができる。よって、被検眼の検査を正確に行うことが可能である。また、視標を呈示させるための画像信号を用いて表示輝度の変更を実現することが可能であるから、特別な装置や通信機器を別途用意する必要がないという利点もある。
視標呈示装置1は、画像信号生成部20を更に有していてもよい。画像信号生成部20は、視標を表示させるための画像信号であって、その視標に対応する表示輝度を示す表示輝度情報を含む画像信号(視標呈示用画像信号)を生成する。制御部30は、生成された視標呈示用画像信号に基づいて視標の表示を行い、かつ、この視標呈示用画像信号に含まれる表示輝度情報に基づいて表示輝度の変更を行うように構成される。
視標呈示装置1は、表示部40に表示させる視標の種別を指定する操作部10を更に有していてもよい。この場合の操作部10は「視標種別指定部」の一例として機能する。画像信号生成部20は、操作部10を用いて指定された視標種別に対応する画像信号を生成するように構成される。
表示部40は、たとえば、視標を描画する描画部42と、その背後に設けられたバックライト部43とを含んで構成される。制御部30は、バックライト部43の発光強度を変更することにより表示輝度の変更を行うように構成される。
表示部40の左眼用視標表示領域は、たとえば、第1の偏光軸を有する光を透過させる偏光フィルムを設けることにより形成される。同様に、右眼用視標表示領域は、たとえば、第1の偏光軸に直交する第2の偏光軸を有する光を透過させる偏光フィルムを設けることにより形成される。
〈第2の実施形態〉
第2の実施形態に係る視標呈示装置は、視標呈示用画像信号とは別の画像信号(表示輝度変更用画像信号)を用いて表示輝度の変更を行うものであり、特に、表示輝度変更用画像信号の入力時間に応じて表示輝度を変更するように構成される。以下、第1の実施形態の構成や符号を準用して説明する。
[構成]
この実施形態に係る視標呈示装置1は、第1の実施形態と同様の構成を有する(図1及び図3を参照)。ただし、画像信号生成部20及び制御部30の動作内容については、第1の実施形態と異なる。
この実施形態の画像信号生成部20は、視標を表示させるための第1の画像信号(視標呈示用画像信号)と、表示輝度を示す表示輝度情報を含む第2の画像信号(表示輝度変更用画像信号)とを生成する。特に、画像信号生成部20は、操作部10による視標種別の指定結果を受けて、この視標種別の視標パターンを示す視標呈示用画像信号を生成し、かつ、この視標種別に対応する表示輝度を示す視標輝度変更用画像信号を生成する。
この処理を行うためのデータとして、記憶部21には、第1の実施形態と同様に、視標種別と視標の画像データとが関連付けられた情報(視標関連情報)があらかじめ記憶されている。更に、記憶部21には、視標の種別と、制御部30に対する表示輝度変更用画像信号の入力時間とが関連付けられた視標/入力時間関連情報があらかじめ記憶されている。視標/入力時間関連情報は、たとえば図5に示すようなテーブル情報である。つまり、図5に示す視標/入力時間関連情報21bは、視標呈示装置1によって呈示可能な視標の種別Ci(i=1〜n)に対して入力時間Tiを対応付けたテーブル情報として構成されている。
視標呈示用画像信号を生成する処理は、指定された視標種別に対応する画像データを視標関連情報に基づき特定することによって行われる。また、表示輝度変更用画像信号を生成する処理は、指定された視標種別に対応する入力時間を視標/入力時間関連情報21bに基づき特定することによって行われる。なお、表示輝度変更用画像信号は、所定のパターンを有する。たとえば、あらかじめ決められたピクセルの画素値を他のピクセルの画素値と異なる値に設定した画像信号を、表示輝度変更用画像信号として用いることができる。画像信号生成部20は、生成された表示輝度変更用画像信号を、特定された入力時間だけ制御部30に入力する。
制御部30の描画制御部32は、画像信号生成部20により生成された視標呈示用画像信号にもとづいて表示部40の描画部42を制御することにより、指定された視標のパターンを描画させる。
また、バックライト制御部33は、画像信号生成部20から入力された表示輝度変更用画像信号に基づいてバックライト部43を制御することにより表示輝度の変更を行う。より具体的には、バックライト制御部33は、画像信号生成部20から表示輝度変更用画像信号の入力を受けた時間に基づいて表示輝度の変更を行う。
そのための処理として、バックライト制御部33は、表示輝度変更用画像信号の入力を所定時間継続して受けたことに対応して表示輝度の変更を行う。この処理は、たとえば2つの表示輝度を交互に切り替える場合や、3つ以上の表示輝度を巡回的に切り替える場合などに用いることができる。なお、この処理を適用する場合には、視標/入力時間関連情報21bを用いる必要はなく、たとえば、画像信号生成部20が表示輝度変更用画像信号を所定時間だけ出力するように構成すればよい。また、表示輝度変更用画像信号の入力を所定時間継続して受けたか否か判断する処理は、タイマーを有する信号解析部31又はバックライト制御部33によって行われる。たとえば、表示輝度変更用画像信号の入力開始とともにタイマーによる所定時間の計時を開始し、この計時が所定時間に達するまでの間に表示輝度変更用画像信号の入力が終了したか否か判定することにより、入力が所定時間継続されたか否か判断することができる。なお、入力時間の計時(及びそれに基づく判断)を信号解析部31が行う場合には、信号解析部31からバックライト制御部33に計時結果(又は判断結果)を送るように構成される。
他の処理として、バックライト制御部33は、表示輝度変更用画像信号の入力を継続して受けた時間の長さに対応する変更量だけ表示輝度を変更する。この処理を適用する場合、バックライト制御部33は、入力時間と表示輝度とが関連付けられた入力時間/表示輝度関連情報をあらかじめ記憶している。入力時間/表示輝度関連情報は、たとえば図6に示すようなテーブル情報である。つまり、図6に示す入力時間/表示輝度関連情報33aは、図5に示す視標/入力時間関連情報21bに対応して作成された情報であり、画像信号生成部20から制御部30への表示輝度変更用画像信号の入力時間Ti(i=1〜n)に対して表示輝度Liを対応付けたテーブル情報として構成されている。バックライト制御部33は、入力時間/表示輝度関連情報33aを参照することで、画像信号生成部20からの表示輝度変更用画像信号の入力時間に対応する表示輝度を特定する。なお、入力時間の計時は、信号解析部31又はバックライト制御部33に設けられたタイマーによって行われる。なお、入力時間の計時を信号解析部31が行う場合、信号解析部31からバックライト制御部33に計時結果を送るように構成される。
[動作]
この実施形態に係る視標呈示装置1の動作について説明する。視標呈示装置1の動作例を図7及び図8に示す。図7に示す第1の動作例は、表示輝度変更用画像信号の入力を所定時間継続して受けたことに対応して表示輝度の変更を行うものである。また、図8に示す第2の動作例は、表示輝度変更用画像信号の入力を継続して受けた時間の長さに対応する変更量だけ表示輝度を変更するものである。
[第1の動作例]
(S11:視標の指定)
ユーザが操作部10を用いて視標を指定すると、操作部10は、指定された視標の種別を示す操作信号を画像信号生成部20に送る。
(S12:視標呈示用画像信号の生成)
画像信号生成部20は、操作部10から入力された操作信号に基づいて、この操作信号が示す視標の種別に対応する視標呈示用画像信号を生成する。画像信号生成部20は、生成された視標呈示用画像信号を制御部30に送る。
(S13:表示輝度変更用画像信号の生成)
画像信号生成部20は、操作部10から入力された操作信号に基づいて、この操作信号が示す視標の種別に対応する表示輝度変更用画像信号を生成する。画像信号生成部20は、生成された視標呈示用画像信号を制御部30に送る。なお、視標呈示用画像信号の生成処理と表示輝度変更用画像信号の生成処理については、これらを並行して行なってもよいし、一方を行った後に他方を行なってもよい。
(S14:入力時間は所定時間に達したか?)
信号解析部31又はバックライト制御部33は、画像信号生成部20からの表示輝度変更用画像信号の入力時間が所定時間に達したか判断する。
(S15:表示輝度の変更)
表示輝度変更用画像信号の入力時間が所定時間に達したと判断された場合(S14:Yes)、バックライト制御部33は、バックライト部43を制御して表示部40の表示輝度を変更する。一方、入力時間が所定時間に達しないと判断された場合(S14:No)、表示輝度の変更は行わない。
(S16:視標の描画)
描画制御部32は、画像信号生成部20から入力された視標呈示用画像信号に基づいて描画部42を制御することにより、当該視標のパターンを描画させる。
以上で、この動作例による視標の表示輝度の変更処理は終了となる。ユーザは、このようにして呈示された視標を用いて被検眼の検査を実施する。
[第2の動作例]
(S21:視標の指定)
ユーザが操作部10を用いて視標を指定すると、操作部10は、指定された視標の種別を示す操作信号を画像信号生成部20に送る。
(S22:視標呈示用画像信号の生成)
画像信号生成部20は、操作部10から入力された操作信号に基づいて、この操作信号が示す視標の種別に対応する視標呈示用画像信号を生成する。画像信号生成部20は、生成された視標呈示用画像信号を制御部30に送る。
(S23:表示輝度変更用画像信号の生成)
画像信号生成部20は、操作部10から入力された操作信号に基づいて、この操作信号が示す視標の種別に対応する表示輝度変更用画像信号を生成する。画像信号生成部20は、生成された視標呈示用画像信号を、視標/入力時間関連情報21bに基づき特定された入力時間だけ制御部30に入力する。なお、視標呈示用画像信号の生成処理と表示輝度変更用画像信号の生成処理については、これらを並行して行なってもよいし、一方を行った後に他方を行なってもよい。
(S24:表示輝度の特定)
信号解析部31又はバックライト制御部33は、画像信号生成部20からの表示輝度変更用画像信号の入力時間に対応する表示輝度を、入力時間/表示輝度関連情報33aに基づいて特定する。
(S25:表示輝度の変更)
バックライト制御部33は、ステップ24で特定された表示輝度に基づきバックライト部43を制御することで、表示部40の表示輝度を特定された表示輝度に変更する。
(S26:視標の描画)
描画制御部32は、画像信号生成部20から入力された視標呈示用画像信号に基づいて描画部42を制御することにより、当該視標のパターンを描画させる。
以上で、この動作例による視標の表示輝度の変更処理は終了となる。ユーザは、このようにして呈示された視標を用いて被検眼の検査を実施する。
[効果]
この実施形態に係る視標呈示装置1の効果について説明する。なお、この実施形態は、第1の実施形態と同様の構成要素及びそれらの組み合わせを含むが、これらは第1の実施形態と同様の効果を奏する(第3の実施形態以降においても同様である)。
この実施形態の画像信号生成部20は、表示輝度情報を含む視標呈示用画像信号を生成する第1の実施形態と異なり、視標呈示用画像信号及び表示輝度変更用画像信号の2種類の画像信号を別々に生成する。そして、制御部30は、生成された視標呈示用画像信号に基づいて表示部40に視標を表示させ、かつ、表示輝度変更用画像信号に基づいて表示部40の表示輝度を変更する。
このような視標呈示装置1によれば、左眼用の視標と右眼用の視標とを、その視標の種別に応じた好適な明るさ(表示輝度)で呈示させることができる。よって、被検眼の検査を正確に行うことが可能である。
制御部30が表示輝度変更用画像信号の入力時間に基づいて表示輝度の変更を行うように構成することができる。その具体例として、制御部30は、表示輝度変更用画像信号の入力を所定時間継続して受けたことに対応して表示輝度の変更を行うことができる。また、制御部30は、表示輝度変更用画像信号の入力を継続して受けた時間の長さに対応する変更量だけ表示輝度を変更することができる。
なお、図7に示す動作例では、表示輝度変更用画像信号の入力を所定時間継続して受けたことに対応して表示輝度の変更を行っている。これに対し、入力が所定時間継続された場合と、継続されなかった場合とで、異なる処理を行うように構成することができる。たとえば、表示輝度を高輝度と低輝度との間で切り替え可能な構成において、入力が所定時間継続された場合には表示輝度を高輝度に切り替え、継続されなかった場合には低輝度に切り替えるように制御を行うことが可能である。
視標呈示装置1は、表示部40に表示させる視標の種別を指定する操作部10を更に有していてもよい。この場合の操作部10は「視標種別指定部」の一例として機能する。画像信号生成部20は、操作部10を用いて指定された視標種別に対応する画像信号を生成するように構成される。
〈第3の実施形態〉
第3の実施形態に係る視標呈示装置は、視標呈示用画像信号とは別の画像信号(表示輝度変更用画像信号)を用いて表示輝度の変更を行うものであり、特に、表示輝度変更用画像信号の種別に応じて表示輝度を変更するように構成される。以下、第1及び第2の実施形態の構成や符号を準用して説明する。
[構成]
この実施形態に係る視標呈示装置1は、第1の実施形態と同様の構成を有する(図1〜図3を参照)。ただし、画像信号生成部20及び制御部30の動作内容については、第1及び第2の実施形態と異なる。
この実施形態の画像信号生成部20は、第2の実施形態と同様に、視標呈示用画像信号と表示輝度変更用画像信号とを別々に生成する。特に、画像信号生成部20は、操作部10による視標種別の指定結果を受けて、この視標種別の視標パターンを示す視標呈示用画像信号を生成し、かつ、この視標種別に対応する表示輝度を示す視標輝度変更用画像信号を生成する。
この処理を行うためのデータとして、記憶部21には、視標種別と視標の画像データとが関連付けられた視標関連情報と、視標/表示輝度関連情報21aとがあらかじめ記憶されている。視標/表示輝度関連情報21aは、たとえば第1の実施形態と同様の構成を有する(図2を参照)。
視標呈示用画像信号を生成する処理は、指定された視標種別に対応する画像データを視標関連情報に基づき特定することによって行われる。
表示輝度変更用画像信号を生成する処理は、指定された視標種別に対応する表示輝度を視標/表示輝度関連情報21aに基づき特定することによって行われる。それにより、視標種別に応じて異なる種別の表示輝度変更用画像信号が生成される。つまり、表示輝度変更用画像信号は、特定された表示輝度の値に応じたパターンを有する。たとえば、あらかじめ決められたピクセルの画素値を表示輝度の値に応じて決定することで、表示輝度変更用画像信号を生成することができる。また、表示輝度の値に基づいてピクセル(アドレス)を決定し、そのピクセルの画素値を他のピクセルの画素値と異なる値に設定することで、表示輝度変更用画像信号を生成することができる。
制御部30は、画像信号生成部20により生成された視標呈示用画像信号に基づいて視標の表示を行い、かつ、表示輝度変更用画像信号の種別に基づいて表示輝度の変更を行う。たとえば、制御部30は、表示輝度変更用画像信号の種別に対応する変更量だけ表示輝度を変更する。
この処理を行うために、信号解析部31又はバックライト制御部33には、表示輝度変更用画像信号の種別(所定のピクセルの画素値、ピクセルのアドレス等)と、表示輝度とが関連付けられた信号種別/表示輝度関連情報があらかじめ記憶されている。信号解析部31又はバックライト制御部33は、この信号種別/表示輝度関連情報を参照することで、表示輝度変更用画像信号の種別に対応する表示輝度を特定する。
[動作]
この実施形態に係る視標呈示装置1の動作について説明する。視標呈示装置1の動作例を図9に示す。
(S31:視標の指定)
ユーザが操作部10を用いて視標を指定すると、操作部10は、指定された視標の種別を示す操作信号を画像信号生成部20に送る。
(S32:視標呈示用画像信号の生成)
画像信号生成部20は、操作部10から入力された操作信号に基づいて、この操作信号が示す視標の種別に対応する視標呈示用画像信号を生成する。画像信号生成部20は、生成された視標呈示用画像信号を制御部30に送る。
(S33:表示輝度変更用画像信号の生成)
画像信号生成部20は、操作部10から入力された操作信号に基づいて、この操作信号が示す視標の種別に対応する表示輝度変更用画像信号を生成する。画像信号生成部20は、生成された表示輝度変更用画像信号を制御部30に送る。
(S34:信号種別に対応する表示輝度の特定)
信号解析部31又はバックライト制御部33は、画像信号生成部20から入力された表示輝度変更用画像信号の種別に対応する表示輝度を、信号種別/表示輝度関連情報に基づいて特定する。
(S35:表示輝度の変更)
バックライト制御部33は、ステップ34で特定された表示輝度に基づきバックライト部43を制御することで、表示部40の表示輝度を特定された表示輝度に変更する。
(S36:視標の描画)
描画制御部32は、画像信号生成部20から入力された視標呈示用画像信号に基づいて描画部42を制御することにより、当該視標のパターンを描画させる。
以上で、この動作例による視標の表示輝度の変更処理は終了となる。この処理により、指定された視標の種別に応じた変更量だけ表示輝度が変更される。ユーザは、このようにして呈示された視標を用いて被検眼の検査を実施する。
[効果]
この実施形態に係る視標呈示装置1の効果について説明する。
この実施形態の画像信号生成部20は、視標呈示用画像信号及び表示輝度変更用画像信号の2種類の画像信号を別々に生成する。制御部30は、生成された視標呈示用画像信号に基づいて表示部40に視標を表示させ、かつ、表示輝度変更用画像信号に基づいて表示部40の表示輝度を変更する。
このような視標呈示装置1によれば、左眼用の視標と右眼用の視標とを、その視標の種別に応じた好適な明るさ(表示輝度)で呈示させることができる。よって、被検眼の検査を正確に行うことが可能である。
画像信号生成部20が、視標種別に応じた2以上の種別の表示輝度変更用画像信号を生成し、かつ、制御部30が、生成された表示輝度変更用画像信号の種別に基づいて表示輝度の変更を行うように構成することができる。このとき、制御部30は、表示輝度変更用画像信号の種別に対応する変更量だけ表示輝度を変更することができる。
視標呈示装置1は、表示部40に表示させる視標の種別を指定する操作部10を更に有していてもよい。この場合の操作部10は「視標種別指定部」の一例として機能する。画像信号生成部20は、操作部10を用いて指定された視標種別に対応する画像信号を生成するように構成される。
〈第4の実施形態〉
第4の実施形態に係る視標呈示装置は、画像信号以外の信号(表示輝度変更信号)を用いて表示輝度を変更するものであり、ユーザからの指示を受け付ける操作デバイス(リモートコントローラー等)から表示デバイスに表示輝度変更信号を直接に送信するように構成される。
[構成]
この実施形態に係る視標呈示装置の構成例を図10に示す。この視標呈示装置1においては、制御部30と表示部40が表示デバイス50に設けられている。表示デバイス50としては、たとえば、液晶ディスプレイ等のフラットパネルディスプレイが用いられる。
操作部10はリモートコントローラーである。操作部10は、第1の実施形態と同様に画像信号生成部20に信号を送信する機能に加え、表示デバイス50の受信部34との間で通信を行う送信部11を有している。通信方式は、有線通信でも無線通信でもよい。送信部22は、操作部10を用いて指定された視標種別に対応する表示輝度を示す表示輝度情報を含む信号(表示輝度変更信号)を送信する。受信部34は、この表示輝度変更信号を受信する。
指定された視標種別に対応する表示輝度情報を生成する処理は、第1の実施形態と同様にして行うことが可能である。この処理は、画像信号生成部20が行なってもよいし、制御部30が行なってもよい。前者の場合、画像信号生成部20内のマイクロプロセッサーがこの処理を実行するように構成される。後者の場合、画像信号生成部20は、操作部10から入力された操作信号に基づいて視標種別を示す所定の情報を生成し、表示デバイス50側においてこの視標種別に対応する表示輝度情報を生成するように構成される。前者の処理と後者の処理の相違は、指定された視標種別に対応する表示輝度情報を画像信号生成部20が生成するか制御部30が生成するかだけであり、これら処理は実質的に同一と言える。つまり、この実施形態は上記した双方の処理を含むものである。
受信部34は、受信した表示輝度変更信号をバックライト制御部33に送る。バックライト制御部33は、この表示輝度変更信号に基づき、第1の実施形態と同様にバックライト部43を制御して表示輝度を変更する。一方、操作部10は、指定された視標種別を示す操作信号を画像信号生成部20に送る。画像信号生成部20は、この操作信号が示す視標種別に対応する視標呈示用画像信号を生成して制御部30に送る。描画制御部32は、この視標呈示用画像信号に基づいて描画部42を制御して当該視標のパターンを描画させる。
[動作]
この実施形態に係る視標呈示装置1の動作について説明する。視標呈示装置1の動作例を図11に示す。
(S41:視標の指定)
ユーザが操作部10を用いて視標を指定すると、操作部10は、指定された視標種別を示す操作信号を画像信号生成部20に送る。
(S42:表示輝度変更信号の送信)
操作信号の送信と並行して(又は、これに前後して)、操作部10は、指定された視標種別に対応する表示輝度情報を生成し、この表示輝度情報を含む表示輝度変更信号を送信部11によって送信する。
(S43:表示輝度変更信号の受信)
制御部30の受信部34は、操作部10から送信された表示輝度変更信号を受信する。信号解析部31は、この表示輝度変更信号を解析して表示輝度情報を抽出する。
(S44:表示輝度の変更)
バックライト制御部33は、信号解析部31により抽出された表示輝度情報に基づいてバックライト部43を制御することにより表示輝度を変更する。
(S45:視標呈示用画像信号の生成)
一方、画像信号生成部20は、ステップ41で操作部10から送信された操作信号を受信し、この操作信号が示す視標種別に対応する視標呈示用画像信号を生成する。画像信号生成部20は、生成された視標呈示用画像信号を制御部30に送る。
(S46:視標の描画)
描画制御部32は、画像信号生成部20から入力された視標呈示用画像信号に基づいて描画部42を制御することにより、当該視標のパターンを描画させる。
以上で、この動作例による視標の表示輝度の変更処理は終了となる。この処理により、指定された視標の種別に応じた変更量だけ表示輝度が変更される。ユーザは、このようにして呈示された視標を用いて被検眼の検査を実施する。
[効果]
この実施形態に係る視標呈示装置1の効果について説明する。
視標呈示装置1は、表示部40に表示させる視標の種別を指定するための操作部10を有する。操作部10は、指定された視標種別に対応する表示輝度を示す表示輝度情報を含む信号(表示輝度変更信号)を送信する送信部11を有する。制御部30は、送信部11から送信された信号を受信する受信部34を有する。更に、制御部30は、受信部34により受信された信号に基づいて表示部40の表示輝度の変更を行い、かつ、指定された視標種別に対応する視標を表示部40に表示させる。
このような視標呈示装置1によれば、左眼用の視標と右眼用の視標とを、その視標の種別に応じた好適な明るさ(表示輝度)で呈示させることができる。よって、被検眼の検査を正確に行うことが可能である。
〈第5の実施形態〉
第5の実施形態に係る視標呈示装置は、画像信号以外の信号(表示輝度変更信号)を用いて表示輝度を変更するものであり、操作デバイスから操作信号を受けた装置から表示デバイスに表示輝度変更信号を送信するように構成される。
[構成]
この実施形態に係る視標呈示装置1の構成例を図12に示す。この視標呈示装置1においては、第4の実施形態と同様に、制御部30と表示部40が表示デバイス50に設けられている。
画像信号生成部20は、第1の実施形態と同様の記憶部21に加え、表示デバイス50の受信部34との間で通信を行う送信部22を有している。通信方式は、有線通信でも無線通信でもよい。無線通信としては、赤外線通信、無線LAN、Bluetooth(登録商標)等の任意の通信方式を用いることができる。送信部11は、操作部10を用いて指定された視標種別に対応する表示輝度を示す表示輝度情報を含む信号(表示輝度変更信号)を送信する。受信部34は、この表示輝度変更信号を受信する。
指定された視標種別に対応する表示輝度情報を生成する処理は、第1の実施形態と同様にして行うことが可能である。この処理は、操作部10が行なってもよいし、制御部30が行なってもよい。前者の場合、操作部10内のマイクロプロセッサーがこの処理を実行するように構成される。後者の場合、操作部10は、指定された視標種別を示す情報を生成し、表示デバイス50側においてこの視標種別に対応する表示輝度情報を生成するように構成される。前者の処理と後者の処理の相違は、指定された視標種別に対応する表示輝度情報を操作部10が生成するか制御部30が生成するかだけであり、これら処理は実質的に同一と言える。つまり、この実施形態は上記した双方の処理を含むものである。
受信部34は、受信した表示輝度変更信号をバックライト制御部33に送る。バックライト制御部33は、この表示輝度変更信号に基づき、第1の実施形態と同様にバックライト部43を制御して表示輝度を変更する。一方、操作部10は、指定された視標種別を示す操作信号を画像信号生成部20に送る。画像信号生成部20は、この操作信号が示す視標種別に対応する視標呈示用画像信号を生成して制御部30に送る。描画制御部32は、この視標呈示用画像信号に基づいて描画部42を制御して当該視標のパターンを描画させる。
[動作]
この実施形態に係る視標呈示装置1の動作について説明する。視標呈示装置1の動作例を図13に示す。
(S51:視標の指定)
ユーザが操作部10を用いて視標を指定すると、操作部10は、指定された視標種別を示す操作信号を画像信号生成部20に送る。
(S52:表示輝度変更信号の送信)
画像信号生成部20は、この操作信号に基づいて、指定された視標種別に対応する表示輝度情報を生成し、この表示輝度情報を含む表示輝度変更信号を送信部22によって送信する。
(S53:表示輝度変更信号の受信)
制御部30の受信部34は、操作部10から送信された表示輝度変更信号を受信する。信号解析部31は、この表示輝度変更信号を解析して表示輝度情報を抽出する。
(S54:表示輝度の変更)
バックライト制御部33は、信号解析部31により抽出された表示輝度情報に基づいてバックライト部43を制御することにより表示輝度を変更する。
(S55:視標呈示用画像信号の生成)
画像信号生成部20は、表示輝度変更信号の送信(S52)と並行して(又はこれと前後して)、操作部10からの操作信号に示す視標種別に対応する視標呈示用画像信号を生成する。画像信号生成部20は、生成された視標呈示用画像信号を制御部30に送る。
(S56:視標の描画)
描画制御部32は、画像信号生成部20から入力された視標呈示用画像信号に基づいて描画部42を制御することにより、当該視標のパターンを描画させる。
以上で、この動作例による視標の表示輝度の変更処理は終了となる。この処理により、指定された視標の種別に応じた変更量だけ表示輝度が変更される。ユーザは、このようにして呈示された視標を用いて被検眼の検査を実施する。
[効果]
この実施形態に係る視標呈示装置1の効果について説明する。
視標呈示装置1は、表示部40に表示させる視標の種別を指定するための操作部10と、指定された種別の視標を表示させるための画像信号を生成する画像信号生成部20とを有する。画像信号生成部20は、指定された種別に対応する表示輝度を示す表示輝度情報を含む信号を送信する送信部22を有する。制御部30は、画像信号生成部20から送信された信号を受信する受信部34を有する。そして、制御部30は、受信部34により受信された信号に基づいて表示輝度の変更を行い、かつ、画像信号生成部20により生成された画像信号に基づいて視標を表示させる。
このような視標呈示装置1によれば、左眼用の視標と右眼用の視標とを、その視標の種別に応じた好適な明るさ(表示輝度)で呈示させることができる。よって、被検眼の検査を正確に行うことが可能である。
〈第6の実施形態〉
第6の実施形態に係る視標呈示装置は、視標の種別以外の情報に基づいて表示輝度を変更するものであり、被検眼に対して行われる検査の種別に応じて表示輝度を変更するように構成される。
視標を高輝度で表示させて行われる検査には次のようなものがある。まず、両眼開放状態で行われる片眼検査の例として、視力検査、赤緑検査(レッド・グリーン検査)、乱視検査、クロスシリンダー検査などがある。また、両眼検査の例として、偏光赤緑両眼バランス検査、偏光両眼バランス検査、偏光十字斜位検査、偏光固視ズレ検査、偏光回旋斜位検査、偏光不等像視検査、偏光立体視検査などがある。
[構成]
この実施形態に係る視標呈示装置1は、たとえば第1の実施形態と同様の構成を有する。以下、図1を参照して説明する。操作部10は、検査種別を指定するために用いられる。操作部10は「検査種別指定部」の一例である。
なお、術前術後検査や経過観察のように、過去と同じ検査を再度行う場合もある。その場合、当該患者の電子カルテ情報等を参照して検査種別を自動で指定することも可能である。この処理はたとえば制御部30により行われる。健康診断やクリニカルパスのように、適用される検査の種別があらかじめ決定している場合についても同様に、あらかじめ指定された検査種別を参照して自動で指定することが可能である。
また、複数の検査を行う場合において、検査の順序があらかじめ決定されている場合には、その順序にしたがって順次に検査を自動指定することが可能である。一方、検査の順序があらかじめ決定されていない場合には、複数の検査のリストをユーザに呈示することにより検査種別指定操作を容易化できる。単一の検査において複数の視標が用いられる場合についても同様である。
画像信号生成部20の記憶部21には、検査種別と視標種別とが関連付けられた検査種別/視標種別関連情報があらかじめ記憶されている。この関連情報は、たとえば、各検査種別に対し、その検査種別において使用される(1つ以上の)視標を対応付けたテーブル情報である。
[動作]
この実施形態に係る視標呈示装置1の動作について説明する。視標呈示装置1の動作例を図14に示す。
(S61:検査種別の指定)
ユーザが操作部10を用いて検査種別を指定すると、操作部10は、指定された検査種別を示す操作信号を画像信号生成部20に送る。
(S62:画像信号の生成)
画像信号生成部20は、操作部10から入力された操作信号が示す検査種別に対応する視標を、検査種別/視標種別関連情報に基づいて特定する。更に、画像信号生成部20は、特定された視標種別に対応する視標呈示用画像信号を生成する。この視標呈示用画像信号には、この視標種別に対応する表示輝度を示す表示輝度情報が含まれている。画像信号生成部20は、生成された視標呈示用画像信号を制御部30に送る。
(S63:画像信号の解析)
信号解析部31は、画像信号生成部20から入力された視標呈示用画像信号を解析して表示輝度情報を抽出する(或いは、表示輝度情報の有無を判定する)。信号解析部31は、抽出された表示輝度情報(或いは、表示輝度情報の有無を示す情報)をバックライト制御部33に送る。
(S64:表示輝度の変更)
バックライト制御部33は、信号解析部31から入力された情報に基づいてバックライト部43を制御することにより、表示部40の表示輝度を変更する。
(S65:視標の描画)
ステップ63及びステップ64と並行して、描画制御部32は、画像信号生成部20から入力された視標呈示用画像信号に基づいて表示部40の描画部42を制御することにより、当該視標のパターンを描画させる。
以上で、この動作例による視標の表示輝度の変更処理は終了となる。ユーザは、このようにして呈示された視標を用いて被検眼の検査を実施する。
なお、上記動作例は第1の実施形態において視標種別を指定する処理を、検査種別を指定する処理に置換したものである。この置換を第2〜第5の実施形態に適用することが可能である。その場合、この実施形態と同様の検査種別/視標種別関連情報が設けられる。
[効果]
この実施形態に係る視標呈示装置1の効果について説明する。
視標呈示装置1は、検査種別を指定する操作部10(検査種別指定部)を有する。制御部30は、指定された検査種別に対応する視標を表示部40に表示させ、かつ、この検査種別に基づき表示部40を制御して表示輝度を変更する。
このような視標呈示装置1によれば、指定された検査種別に応じた左眼用の視標と右眼用の視標とを好適な明るさ(表示輝度)で呈示させることができる。よって、被検眼の検査を正確に行うことが可能である。
〈第7の実施形態〉
第7の実施形態に係る視標呈示装置は、視標の種別以外の情報に基づいて表示輝度を変更するものであり、被検眼に対する光学部材(偏光部材)の適用の有無に応じて表示輝度を変更するように構成される。
[構成]
この実施形態に係る視標呈示装置1の構成例を図15に示す。この視標呈示装置1は、操作部10、画像信号生成部20、制御部30及び表示部40に加え、光学部60を有する。
光学部60は、左右被検眼と表示部40との間に配置され、特に、左右被検眼の直前位置に配置される。光学部60には、各種の光学部材が設けられている。これら光学部材は、選択的に被検眼の直前位置に配置される。
具体例として、光学部60には左右のターレット板が設けられており、各ターレット板には複数の光学部材が嵌め込まれている。各ターレット板は手動又は電動で回転可能とされており、ユーザは各ターレット板を回転させることにより所望の光学部材を被検眼に適用することができる。手動での回転は、たとえば光学部60に設けられた操作部材(ノブ、ダイヤル等)により行われる。電動での回転は、たとえば、操作部10に設けられたハードウェアキー又はソフトウェアキーと、光学部60に設けられたアクチュエーター(モーター等)と、操作部10にて選択された光学部材に応じてアクチュエーターを制御する制御部30とにより行われる。
左眼用のターレット板には、左被検眼の直前位置に配置された状態において左眼用視標表示領域の偏光軸(第1の偏光軸)に平行な偏光軸を有する左眼用偏光部材61Lが設けられている。同様に、右眼用のターレット板には、右被検眼の直前位置に配置された状態において右眼用視標表示領域の偏光軸(第2の偏光軸)に平行な偏光軸を有する右眼用偏光部材61Rが設けられている。左眼用偏光部材61Lと右眼用偏光部材61Rは、前述の高輝度呈示視標を用いて両眼開放状態での片眼検査又は両眼検査を行う場合に、左右被検眼に適用される。
制御部30は、左眼用偏光部材61L及び右眼用偏光部材61Rがそれぞれ左右被検眼の直前位置に配置されたことを検知する検知部35を有する。検知部35は、たとえば、光学部60に設けられた位置センサを含んで構成される。この位置センサとしては、ターレット板の回転位置を検知するロータリーエンコーダーなどが用いられる。この構成は、特に、被検眼に適用する光学部材を手動で変更する場合に用いられる。一方、被検眼に適用する光学部材を電動で変更する場合、選択された光学部材を制御部30は認識しているので、制御部30を構成するマイクロプロセッサーが検知部35として機能する。
検知部35は、左眼用偏光部材61L及び右眼用偏光部材61Rがそれぞれ左右被検眼の直前位置に配置されたことを検知すると、その旨を示す検知信号をバックライト制御部33に送る。バックライト制御部33は、検知部35からの検知信号を受けたことに対応し、バックライト部43を制御して表示輝度を上げる。
一方、検知部35は、左眼用偏光部材61L及び右眼用偏光部材61Rがそれぞれ左右被検眼の直前位置から退避されたことを検知すると、その旨を示す検知信号をバックライト制御部33に送る。この検知信号を受けたバックライト制御部33は、バックライト部43を制御して表示輝度を下げる。
なお、バックライト制御部33は、左右被検眼の直前位置に対する左眼用偏光部材61L及び右眼用偏光部材61Rの挿脱だけでなく、視標種別又は検査種別の指定結果を考慮して表示輝度を制御するようにしてもよい。視標種別等の指定結果に基づく表示輝度の制御は、上記実施形態において説明した任意の手法を用いることができる。
[動作]
(S71:視標の指定)
ユーザが操作部10を用いて視標を指定すると、操作部10は、指定された視標の種別を示す操作信号を画像信号生成部20に送る。
(S72:視標呈示用画像信号の生成)
画像信号生成部20は、操作部10から入力された操作信号に基づいて、この操作信号が示す視標の種別に対応する視標呈示用画像信号を生成する。画像信号生成部20は、生成された視標呈示用画像信号を制御部30に送る。
(S73:偏光部材の挿入)
ユーザは、視標種別の指定(S71)と並行して、又はこれと前後して、左眼用偏光部材61L及び右眼用偏光部材61Rを左右被検眼の直前位置に配置させる。
(S74:偏光部材の挿入の検知)
検知部35は、左眼用偏光部材61L及び右眼用偏光部材61Rが左右被検眼の直前位置に配置されたことを検知し、バックライト制御部33に検知信号を送る。
(S75:表示輝度アップ)
検知信号を受けたバックライト制御部33は、バックライト部43を制御して表示部40の表示輝度を上げる。
(S76:視標の描画)
描画制御部32は、画像信号生成部20から入力された視標呈示用画像信号に基づいて描画部42を制御することにより、当該視標のパターンを描画させる。
(S77:検査の実施)
ユーザは、このようにして呈示された視標を用いて被検眼の検査を実施する。
(S78:偏光部材の退避)
この視標を用いた検査が終了したら、ユーザは、左眼用偏光部材61L及び右眼用偏光部材61Rを左右被検眼の直前位置から退避させる。
(S79:偏光部材の退避の検知)
検知部35は、左眼用偏光部材61L及び右眼用偏光部材61Rが左右被検眼の直前位置から退避されたことを検知し、バックライト制御部33に検知信号を送る。
(S80:表示輝度ダウン)
検知信号を受けたバックライト制御部33は、バックライト部43を制御して表示部40の表示輝度を下げる。以上で、この動作例の説明を終了する。
[効果]
この実施形態に係る視標呈示装置1の効果について説明する。
視標呈示装置1は、表示部40と、光学部60と、制御部30とを有する。光学部60は、左眼用偏光部材61Lと右眼用偏光部材61Rとを有する。左眼用偏光部材61Lは、表示部40の左眼用視標表示領域の偏光軸と平行な偏光軸を有し、右眼用偏光部材61Rは、右眼用視標表示領域の偏光軸と平行な偏光軸を有する。制御部30は、表示部40と被検眼との間の位置に対する左眼用偏光部材61L及び右眼用偏光部材61Rの挿脱に対応し、表示部40を制御して表示輝度を変更する。
上記のように、左眼用偏光部材61Lと右眼用偏光部材61Rは、高輝度呈示視標を用いて両眼開放状態での片眼検査又は両眼検査を行う場合に左右被検眼に適用される。この実施形態によれば、高輝度呈示視標が用いられるときに自動で表示輝度を上げることができるので、被検眼の検査を正確に行うことが可能である。
〈第8の実施形態〉
第8の実施形態に係る視標呈示装置1は、第1〜第7の実施形態のように表示輝度を変更する代わりに、減光フィルタを用いることによって、被検者が視認する視標の明るさを変更するものである。なお、減光フィルタの使用/不使用は、第1〜第7の実施形態のいずれかのトリガーに基づいて、つまり視標の種別、検査の種別、又は被検眼に対する偏光部材の適用の有無に基づいて、決定される。
[構成]
この視標呈示装置1は、第7の実施形態と同様に、操作部10、画像信号生成部20、制御部30、表示部40、及び光学部60を有する。
光学部60には、それぞれ複数の光学部材を含む左眼用光学部材群62Lと右眼用光学部材群62Rとを有する。これら光学部材群62L及び62Rは、たとえばターレット板にそれぞれ設けられている。各光学部材群62L及び62Rに含まれる複数の光学部材は、被検眼に対して選択的に適用可能である。被検眼に適用する光学部材を選択するための構成は、第7の実施形態で説明した電動駆動用の構成を有する。つまり、光学部60は、各光学部材群62L及び62Rに含まれる複数の光学部材を被検眼に選択的に適用するためのアクチュエーター(モーター等)を有する。
左眼用光学部材群62Lには、第7の実施形態と同様の左眼用偏光部材と、左眼用減光部材とが含まれている。右眼用光学部材群62Rには、第2の実施形態と同様の右眼用偏光部材と、右眼用減光部材とが設けられている。各減光部材は、たとえば減光フィルタにより構成されている。左眼用偏光部材と左眼用減光部材は、左被検眼に対して同時に適用することができる。同様に、右眼用偏光部材と右眼用減光部材は、右被検眼に対して同時に適用することができる。この同時適用は、たとえば、偏光部材と減光部材とを、平行配置された異なるターレット板に装着し、各ターレット板を個別に制御することによって実現できる。
制御部30には、信号解析部31と、描画制御部32と、光学制御部36とが設けられている。信号解析部31と描画制御部32は、第1〜第7の実施形態と同様の機能を有する。光学制御部36は、光学部60のアクチュエーターを制御し、各光学部材群62L及び62Rに含まれる複数の光学部材を被検眼に選択的に適用させる。
なお、第1〜第7の実施形態で説明した、信号解析部31、バックライト制御部33、受信部34、及び検知部35のうちの1つ以上を任意に設けることが可能である。バックライト制御部33を設ける場合、被検眼の直前位置に対する減光部材の挿脱と、表示部40の表示輝度の制御との双方を用いて、被検者が視認する視標の明るさを変更するように構成することが可能である。また、透過率の異なる複数の減光部材を選択的に被検眼に適用可能に構成してもよい。その場合、たとえば視標種別又は検査種別の指定結果に応じて光学制御部36が減光部材の選択を行う。
[動作]
この実施形態に係る視標呈示装置1の動作について説明する。視標呈示装置1の動作例を図18に示す。以下、第1の実施形態に類似した動作例を説明するが、第2〜第7の実施形態の動作を準用することも可能である。
(S81:視標の指定)
ユーザが操作部10を用いて視標を指定すると、操作部10は、指定された視標の種別を示す操作信号を画像信号生成部20に送る。
(S82:画像信号の生成)
画像信号生成部20は、操作部10から入力された操作信号に基づいて、この操作信号が示す視標の種別に対応する視標呈示用画像信号を生成する。この視標呈示用画像信号には、減光部材の適用の有無を示す減光情報が含まれている。減光情報は、たとえば、視標種別と、減光部材の適用の有無とが関連付けられた視標種別/減光関連情報を参照することで生成される。この視標種別/減光関連情報は、図示しない記憶部にあらかじめ記憶される。画像信号生成部20は、生成された視標呈示用画像信号を制御部30に送る。
(S83:画像信号の解析)
信号解析部31は、画像信号生成部20から入力された視標呈示用画像信号を解析して減光情報を抽出する。信号解析部31は、抽出された減光情報を光学制御部36に送る。
(S84:偏光部材・減光部材の挿入/退避)
光学制御部36は、信号解析部31から入力された減光情報に基づいて光学部60(アクチュエーター)を制御することにより、左眼用偏光部材及び左眼用減光部材を左被検眼の直前位置に挿入又は当該直前位置から退避させ、右眼用偏光部材及び右眼用減光部材を右被検眼の直前位置に挿入又は当該直前位置から退避させる。ここで、減光情報が減光部材の適用有りを示す場合、光学制御部36は偏光部材及び減光部材を挿入させる。逆に、減光情報が減光部材の適用無しを示す場合、光学制御部36は偏光部材及び減光部材を退避させる。
(S85:視標の描画)
ステップ83及びステップ84と並行して、描画制御部32は、画像信号生成部20から入力された視標呈示用画像信号に基づいて表示部40の描画部42を制御することにより、当該視標のパターンを描画させる。
以上で、この動作例は終了となる。ユーザは、このようにして呈示された視標を用いて被検眼の検査を実施する。なお、検査種別に応じて偏光部材及び減光部材の挿脱を行う構成や、被検眼に対する偏光部材の適用の有無に応じて偏光部材及び減光部材の挿脱を行う構成を採用する場合には、対応する上記実施形態に準じて目的の処理が実行される。
[効果]
この実施形態に係る視標呈示装置1の効果について説明する。
視標呈示装置1は、表示部40と、光学部60と、制御部30とを有する。光学部60は、左眼用偏光部材と、右眼用偏光部材と、左眼用減光部材と、右眼用減光部材とを含む複数の光学部材を、表示部40と被検眼との間の位置に選択的に配置可能である。左眼用偏光部材は、表示部40の左眼用視標表示領域の偏光軸と平行な偏光軸を有する。右眼用偏光部材は、右眼用視標表示領域の偏光軸と平行な偏光軸を有する。制御部30は、表示部40に複数の視標を選択的に表示させることが可能である。更に、制御部30は、表示部40に表示させる視標の種別に基づき光学部60を制御して、左眼用偏光部材、右眼用偏光部材、左眼用減光部材及び右眼用減光部材を、表示部40と被検眼との間の位置に挿入させるか、又は当該位置から退避させる。
この実施形態によれば、被検者が視認する視標の明るさを視標種別に応じて自動的に変更することができるので、被検眼の検査を正確に行うことが可能である。
被検者が視認する視標の明るさを検査種別に応じて自動的に変更する場合の構成を次に示す。この視標呈示装置は、表示部40と、光学部60と、検査種別指定部と、制御部30とを有する。光学部60は、視標種別に基づく場合と同様に構成される。検査種別指定部は、第6の実施形態と同様に構成される。制御部30は、検査種別指定部により指定された検査種別に対応する視標を表示部40に表示させる。更に、制御部30は、この検査種別に基づき光学部60を制御して、左眼用偏光部材、右眼用偏光部材、左眼用減光部材及び右眼用減光部材を、表示部40と被検眼との間の位置に挿入させるか、又は当該位置から退避させる。
この実施形態によれば、被検者が視認する視標の明るさを検査種別に応じて自動的に変更することができるので、被検眼の検査を正確に行うことが可能である。
被検者が視認する視標の明るさを被検眼に対する偏光部材の適用の有無に応じて自動的に変更する場合の構成を次に示す。この視標呈示装置は、表示部40と、光学部60と、制御部30とを有する。光学部60は、視標種別に基づく場合と同様に構成される。制御部30は、表示部40と被検眼との間の位置に対する左眼用偏光部材及び右眼用偏光部材の挿脱に対応し、光学部60を制御して、左眼用減光部材及び右眼用減光部材を表示部40と被検眼との間の位置に挿入させるか、又は当該位置から退避させる。
この実施形態によれば、被検者が視認する視標の明るさを被検眼に対する偏光部材の適用の有無に応じて自動的に変更することができるので、被検眼の検査を正確に行うことが可能である。
なお、上記構成とは逆に、被検眼に対する減光部材の適用の有無に応じて偏光部材の挿入/退避を自動的に行うように構成することも可能である。
以上に説明した構成は、この発明を実施するための一例に過ぎない。よって、この発明の要旨の範囲内における任意の変形(省略、置換、付加等)を適宜に施すことが可能である。
1 視標呈示装置
10 操作部
11 送信部
20 画像信号生成部
21 記憶部
21a 視標/表示輝度関連情報
21b 視標/入力時間関連情報
22 送信部
30 制御部
31 信号解析部
32 描画制御部
33 バックライト制御部
33a 入力時間/表示輝度関連情報
34 受信部
35 検知部
36 光学制御部
40 表示部
41 偏光部
41a 第1の偏光領域
41b 第2の偏光領域
42 描画部
43 バックライト部
50 表示デバイス
60 光学部
61L 左眼用偏光部材
61R 右眼用偏光部材
62L 左眼用光学部材群
62R 右眼用光学部材群

Claims (9)

  1. 第1の偏光軸を有する光を出力する左眼用視標表示領域と、前記第1の偏光軸に直交する第2の偏光軸を有する光を出力する右眼用視標表示領域とが、ピクセルのラインに沿って交互に配置された表示部と、
    視標を表示させるための画像信号であって、当該視標に対応する表示輝度を示す表示輝度情報を含む画像信号を生成する画像信号生成部と、
    生成された画像信号に基づいて当該視標の表示を行い、かつ、当該画像信号に含まれる表示輝度情報に基づいて前記表示部の表示輝度の変更を行う制御部と
    を備える視標呈示装置。
  2. 前記画像信号生成部は、視標パターンの背景である空白領域の少なくとも一部の画素を前記表示輝度情報として構成した画像信号を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の視標呈示装置。
  3. 前記画像信号生成部は、前記空白領域の少なくとも一部の画素の画素値を表示輝度の値に応じた画素値に設定することにより、前記表示輝度情報を含む画像信号を生成する
    ことを特徴とする請求項2に記載の視標呈示装置。
  4. 前記画像信号生成部は、前記空白領域内の画素のうち表示輝度の値に応じた個数の画素に対して所定の画素値を割り当てることにより、前記表示輝度情報を含む画像信号を生成する
    ことを特徴とする請求項2に記載の視標呈示装置。
  5. 前記画像信号生成部は、前記空白領域内の画素のうち表示輝度の値に応じた位置の画素に対して所定の画素値を割り当てることにより、前記表示輝度情報を含む画像信号を生成する
    ことを特徴とする請求項2に記載の視標呈示装置。
  6. 前記画像信号生成部は、当該視標に対応する表示輝度の値に応じて、前記表示輝度情報を含む画像信号又は前記表示輝度情報を含まない画像信号を生成し、
    前記制御部は、生成された画像信号における前記表示輝度情報の有無に応じて表示輝度の制御を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の視標呈示装置。
  7. 前記表示部は、視標を描画する描画部と、前記描画部の背後に設けられたバックライト部とを有し、
    前記制御部は、前記バックライト部の発光強度を変更することにより前記表示輝度の変更を行う
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の視標呈示装置。
  8. 視標の種別と表示輝度とが関連付けられた第1関連情報をあらかじめ記憶する第1記憶部と、
    ユーザが視標を指定するための操作部と
    を更に備え、
    前記画像信号生成部は、前記操作部を用いて指定された視標の種別に関連付けられた表示輝度を前記第1関連情報に基づき特定し、特定された表示輝度を示す表示輝度情報を当該視標の画像データに合成することにより画像信号を生成する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の視標呈示装置。
  9. 検査の種別と表示輝度とが関連付けられた第2関連情報をあらかじめ記憶する第2記憶部を更に備え、
    前記画像信号生成部は、あらかじめ指定された検査の種別に関連付けられた表示輝度を前記第2関連情報に基づき特定し、特定された表示輝度を示す表示輝度情報を含む画像信号を生成する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の視標呈示装置。
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