JP2004213730A - ディスク装着装置 - Google Patents

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Akihiro Azuma
昭宏 東
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】ディスクの装着及び離脱を円滑に行うこと。
【解決手段】スピンドルモータ7により回転されるターンテーブル4の中央部に円筒状軸芯5が形成されると共に、該軸芯5に複数のガイド孔9が貫設され、軸芯5内に押釦10がスライド可能に配置されると共に、該押釦10を押し上げるばね11が軸芯5内に配置され、押釦10にヒンジ機構15を介して連結した複数のチャック片6の先端が各ガイド孔9に挿通されており、ディスクDの中心孔Daを軸芯5に外嵌させ、押釦10を押し下げることにより各チャック片6の先端をガイド孔9内に引き込み、ディスクDをターンテーブル4に当接するまで押し込んだ後、押釦10の押し下げを解除しばね11により押釦10を介して各チャック片6の先端をガイド孔9から押し出してディスクDに係合させる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばDVDやCDなどの光ディスク(以下、ディスクと略称する)に記録されている情報の再生や記録または消去を行うためのディスクプレーヤなどに使用するディスク装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ディスクプレーヤの一例として図11に示すものがある。これは、筐体1にスライド可能に取り付けたトレイ2にディスク装着装置3を設けたものであって、該ディスク装着装置3は、トレイ2に取り付けたスピンドルモータ7により回転されるターンテーブル4を有し、該ターンテーブル4の中央部に、ディスクDの中心孔Daと同径または若干小径の円筒状軸芯5が形成され、該軸芯5の外周面に周方向所定角度ごとに複数(この構成では3つ)のチャック片6が出没可能に設けられると共に、該各チャック片6が軸芯5内のばね(図示せず)により突出方向に付勢されている。
【0003】
上記構成において、指部によりディスクDの中心孔Daを軸芯5に外嵌させて押し込むことにより、該ディスクDが各チャック片6を強制的に乗り越えてターンテーブル4に当接される。次に、トレイ2を筐体1内に引き込み、指令信号に基づいてスピンドルモータ7によりターンテーブル4を介してディスクDを回転させ、光ピックアップ(図示せず)よりディスクDに記録されている情報の再生や記録または消去する。また、上記とは逆の手順で筐体1からトレイ2を引き出し、指部によりディスクDの外周縁を引っ張ることにより、該ディスクDが各チャック片6を強制的に乗り越えて軸芯5から離脱される。
【0004】
上記構成では、指部によりディスクDをターンテーブル4に対して強制的に装着及び離脱させるため、該ディスクDに不要な力がかかって、そのディスクDが変形したり損傷されるおそれがある。
【0005】
そこで、上記欠点を解消する技術として特許文献1に記載したものがある。これは、図12及び図13に示すように、円筒状に形成した軸芯5に周方向所定角度ごとに複数のガイド孔9が貫設され、前記軸芯5内に押釦10が矢印a,b方向にスライド可能に配置されると共に、該押釦10を矢印a方向に押し上げるばね11が軸芯5内に配置され、前記押釦10の外周面に形成した環状溝12内に複数の略L字状チャック片6が嵌入されると共に、該各チャック片6の先端6aが前記各ガイド孔9に挿通され、環状溝12の内周面12a,12bが押し上げ方向aに向かって先すぼまり状に傾斜されている。なお、図12中、13は押込み部材である。
【0006】
ディスクDの装着手順を説明すると、図12(a)に示すように、ディスクDの中心孔Daを軸芯5に外嵌させ(図13仮想線参照)、図12(b)に示すように、押込み部材13によりばね11に抗して押釦10を押し下げることにより環状溝12の傾斜状内側面12a,12bでチャック片6を軸芯5内に引き込み(図13仮想線参照)、図12(c)に示すように、ディスクDをターンテーブル4に当接するまで押し込んだ後、押込み部材13による押釦10の押し下げを解除し、ばね11により押釦10を押し上げることにより環状溝12の傾斜状内側面12a,12bで各チャック片6を押し出してディスクDに係合させる(図13実線参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−76755号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の構成では、ディスクDに不要な力がかからないが、図13の実線で示す状態から押釦10を押し下げて上側傾斜状内側面12aを各チャック片6の頂部6bに押し付けることにより、その押下力P1が押下分力Paと引込分力Pbとに分かれ、その引込分力Pbにより各チャック片6を軸芯5内に引き込もうとしても、押下分力Paにより各チャック片6がガイド孔9の底面9aに押し付けられるため、その各チャック片6を円滑に引き込むことが困難である。
【0009】
また、図13に仮想線で示す状態からばね11で押釦10を押し上げて下側傾斜状内側面12bを各チャック片6の角部6cに押し付けることにより、その押上力P2が押上分力Pcと押出分力Pdとに分かれ、その押出分力Pdにより各チャック片6の先端6aを軸芯5外に押し出そうとしても、押上分力Pcにより各チャック片6がガイド孔9の天井面9bに押し付けられるため、その各チャック片6を円滑に押し出すことも困難である。
【0010】
更に、前記押下力P1及び押上力P2により各チャック片6の頂部6b及び角部6cが局部的に比較的短期間で磨耗されやすいため、耐久性に欠け、しかも、上記構造を図11に示すディスクプレーヤに採用した場合には、ディスクDを装着及び離脱させる際に、指部で押釦10を強く押圧する必要があると共に、その押圧力によりトレイ2が曲がらないように支持する必要があって、操作性に難点がある。
【0011】
本発明は、上記従来の欠点に鑑み、ディスクの装着及び離脱を円滑に行って耐久性及び操作性に優れたディスク装着装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、スピンドルモータにより回転されるターンテーブルの中央部にディスクの中心孔と同径または若干小径の円筒状軸芯が形成されると共に、該軸芯に周方向所定角度ごとに複数のガイド孔が貫設され、前記円筒状軸芯内に押釦がスライド可能に配置されると共に、該押釦を押し上げるばねが軸芯内に配置され、前記押釦の外周面に形成した環状溝内に複数の略L字状チャック片が嵌入されると共に、該各チャック片の先端が前記各ガイド孔に挿通されており、ディスクの中心孔を軸芯に外嵌させ、前記ばねに抗して押釦を押し下げることにより環状溝の傾斜状内側面で各チャック片を軸芯内に引き込み、前記ディスクをターンテーブルに当接するまで押し込んだ後、前記押釦の押し下げを解除しばねにより押釦を押し上げることにより環状溝の傾斜状側面で各チャック片を押し出してディスクに係合させるようにしたディスク装着装置において、前記スピンドルモータがディスクプレーヤのトレイに取り付けられ、前記押釦の先端部が軸芯の天板部に形成した貫通孔を通って外部に突出され、前記環状溝を省略し、前記略L字状チャック片に代えて直線状チャック片が用いられ、該各チャック片の基端が押釦の基端にヒンジ機構を介して連結され、該ヒンジ機構が、押釦の基端に形成した複数のスリットの両側面に形成したヒンジ孔と、各チャック片の基端両側面に突設されて前記各ヒンジ孔に嵌入させた一対のヒンジピンとからなり、前記各ガイド孔の底面がターンテーブルに向かって内向きに傾斜されており、押釦を押し下げることによりヒンジ機構を介して各チャック片の先端をガイド孔の傾斜状底面に沿って引き込み、ばねにより押釦を押し上げることによりヒンジ機構を介して各チャック片の先端をガイド孔の傾斜状底面に沿って押し出すように形成され、前記軸芯がターンテーブルに一体成形されて前記各ガイド孔を形成した筒状基台部と筒状頂部とに2分割され、基台部の内周面に、該基台部の開口縁から周方向所定角度をおいて形成した縦溝と、該縦溝の奥端からターンテーブルの回転方向とは逆方向に延びる横溝とからなる複数の略L字状係合溝が形成され、前記頂部の内周面から突出する突出部材に前記各係合溝に係脱可能な複数の係合突起部が突設されており、該各係合突起部を前記各係合溝の縦溝を通って横溝に係合させて頂部を基台部に一体連結するようにしたことを特徴としている。
【0013】
上記構成は第1の実施の形態(図1から図8参照)に対応するものであって、これによれば、トレイを筐体から引き出し、ディスクの中心孔を軸芯に嵌合させた後、指部により押釦を軽く押し下げるだけで、ヒンジ機構を介して各チャック片の先端を軸芯のガイド孔内に引き込むことができ、ディスクに不要な力を加えることなく該ディスクをターンテーブルに容易に装着または離脱することができ、そのディスクが変形したり損傷されたりするおそれがなく、使い勝手の良いディスクプレーヤを提供することができる。
【0014】
また、押釦をばねに抗して押し下げることにより、その押下力を分散させることなく各チャック片にかけて、該各チャック片をガイド孔の傾斜状底面に沿って円滑に引き込むことができ、前記ばねにより押釦を押し上げることにより、その押上力を分散させることなく各チャック片にかけて、該各チャック片をガイド孔の傾斜状底面に沿って円滑に押し出すことができる。従って、前記ばねの付勢力を小さく設定して押釦の押下力を小さくすることにより、その押釦の操作を小さな力で容易に行うことができると共に、押釦及び各チャック片が局部的に磨耗されることがないので、耐久性にも優れている。
【0015】
更に、各チャック片の基端を押釦の基端に形成した複数のスリット内にそれぞれ挿入した後、該各チャック片の基端両側面に突設した一対のヒンジピンを各スリットの両側面に形成したヒンジ孔に嵌入させるだけで、その各チャック片を押釦に簡単にヒンジ連結することができる。
【0016】
しかも、軸芯を形成する基台部から頂部を分離することにより、該軸芯内に押釦や各チャック片及びばねを簡単に組み込むことができる。また、前記頂部側の各係合突起部を基台部側の各略L字状係合溝の縦溝を通って横溝に係合させるだけで、その頂部を基台部に簡単に連結することができ、しかも、前記横溝がターンテーブルの回転方向とは逆方向に延びており、該ターンテーブルを回転させることにより、該横溝に係合突起部が入り込んで所謂締まり勝手になっているから、ターンテーブルの回転中に頂部が基台部から不測に外れないようにすることができる。
【0017】
請求項2に記載の発明は、スピンドルモータにより回転されるターンテーブルの中央部にディスクの中心孔と同径または若干小径の円筒状軸芯が形成されると共に、該軸芯に周方向所定角度ごとに複数のガイド孔が貫設され、前記円筒状軸芯内に押釦がスライド可能に配置されると共に、該押釦を押し上げるばねが軸芯内に配置され、前記押釦の外周面に形成した環状溝内に複数の略L字状チャック片が嵌入されると共に、該各チャック片の先端が前記各ガイド孔に挿通されており、ディスクの中心孔を軸芯に外嵌させ、前記ばねに抗して押釦を押し下げることにより環状溝の傾斜状内側面で各チャック片を軸芯内に引き込み、前記ディスクをターンテーブルに当接するまで押し込んだ後、前記押釦の押し下げを解除しばねにより押釦を押し上げることにより環状溝の傾斜状側面で各チャック片を押し出してディスクに係合させるようにしたディスク装着装置において、前記スピンドルモータがディスクプレーヤのトレイに取り付けられ、前記押釦の先端部が軸芯の天板部に形成した貫通孔を通って外部に突出され、前記環状溝を省略し、前記略L字状チャック片に代えて直線状チャック片が用いられ、該各チャック片の基端が押釦の基端にヒンジ機構を介して連結され、該ヒンジ機構が押釦の基端に形成した複数のスリットに架設したヒンジ軸を有し、該ヒンジ軸に各チャック片の基端に貫設した貫通孔が回転可能に嵌合され、前記各ガイド孔の底面がターンテーブルに向かって内向きに傾斜されており、押釦を押し下げることによりヒンジ機構を介して各チャック片の先端をガイド孔の傾斜状底面に沿って引き込み、ばねにより押釦を押し上げることによりヒンジ機構を介して各チャック片の先端をガイド孔の傾斜状底面に沿って押し出すように形成され、前記軸芯がターンテーブルに一体成形されて前記各ガイド孔を形成した筒状基台部と筒状頂部とに2分割され、基台部の内周面に、該基台部の開口縁から周方向所定角度をおいて形成した縦溝と、該縦溝の奥端からターンテーブルの回転方向とは逆方向に延びる横溝とからなる複数の略L字状係合溝が形成され、前記頂部の内周面から突出する突出部材に前記各係合溝に係脱可能な複数の係合突起部が突設されており、該各係合突起部を前記各係合溝の縦溝を通って横溝に係合させて頂部を基台部に一体連結するようにしたことを特徴としている。
【0018】
上記構成は第2の実施の形態(図9参照)に対応するものであって、請求項1に記載の発明とほぼ同様の効果を得ることができ、特に、各チャック片の基端を押釦に対して不測に外れないようにヒンジ軸を介して確実にヒンジ連結することができる。
【0019】
請求項3に記載の発明は、スピンドルモータにより回転されるターンテーブルの中央部にディスクの中心孔と同径または若干小径の円筒状軸芯が形成されると共に、該軸芯に周方向所定角度ごとに複数のガイド孔が貫設され、前記円筒状軸芯内に押釦がスライド可能に配置されると共に、該押釦を押し上げるばねが軸芯内に配置され、前記押釦の外周面に形成した環状溝内に複数の略L字状チャック片が嵌入されると共に、該各チャック片の先端が前記各ガイド孔に挿通されており、ディスクの中心孔を軸芯に外嵌させ、前記ばねに抗して押釦を押し下げることにより環状溝の傾斜状内側面で各チャック片を軸芯内に引き込み、前記ディスクをターンテーブルに当接するまで押し込んだ後、前記押釦の押し下げを解除しばねにより押釦を押し上げることにより環状溝の傾斜状側面で各チャック片を押し出してディスクに係合させるようにしたディスク装着装置において、前記スピンドルモータがディスクプレーヤのトレイに取り付けられ、前記押釦の先端部が軸芯の天板部に形成した貫通孔を通って外部に突出され、前記環状溝を省略し、前記略L字状チャック片に代えて直線状チャック片が用いられ、該各チャック片の基端が押釦の基端にヒンジ機構を介して連結され、該ヒンジ機構が、押釦と各チャック片とを一体形成する薄肉部により形成され、前記各ガイド孔の底面がターンテーブルに向かって内向きに傾斜されており、押釦を押し下げることによりヒンジ機構を介して各チャック片の先端をガイド孔の傾斜状底面に沿って引き込み、ばねにより押釦を押し上げることによりヒンジ機構を介して各チャック片の先端をガイド孔の傾斜状底面に沿って押し出すように形成され、前記軸芯がターンテーブルに一体成形されて前記各ガイド孔を形成した筒状基台部と筒状頂部とに2分割され、基台部の内周面に、該基台部の開口縁から周方向所定角度をおいて形成した縦溝と、該縦溝の奥端からターンテーブルの回転方向とは逆方向に延びる横溝とからなる複数の略L字状係合溝が形成され、前記頂部の内周面から突出する突出部材に前記各係合溝に係脱可能な複数の係合突起部が突設されており、該各係合突起部を前記各係合溝の縦溝を通って横溝に係合させて頂部を基台部に一体連結するようにしたことを特徴としている。
【0020】
上記構成は第3の実施の形態(図10参照)に対応するものであって、請求項1に記載の発明とほぼ同様の効果を得ることができ、特に、押釦と各チャック片とを薄肉部を介して合成樹脂材により一体成形することにより、部品点数を従来に比べて大幅に減少させて製作費を安くすることができる。
【0021】
請求項4に記載の発明は、スピンドルモータにより回転されるターンテーブルの中央部にディスクの中心孔と同径または若干小径の円筒状軸芯が形成されると共に、該軸芯に周方向所定角度ごとに複数のガイド孔が貫設され、前記円筒状軸芯内に押釦がスライド可能に配置されると共に、該押釦を押し上げるばねが軸芯内に配置され、前記押釦に係合させた複数のチャック片の先端が前記各ガイド孔に挿通されており、ディスクの中心孔を軸芯に外嵌させ、前記ばねに抗して押釦を押し下げることにより各チャック片の先端をガイド孔内に引き込み、前記ディスクをターンテーブルに当接するまで押し込んだ後、前記押釦の押し下げを解除しばねによりその押釦を押し上げることにより各チャック片の先端をガイド孔から押し出してディスクに係合させるようにしたディスク装着装置において、前記各チャック片が直線状に形成されてその基端が押釦の基端にヒンジ機構を介して連結され、前記各ガイド孔の底面がターンテーブルに向かって内向きに傾斜されており、押釦を押し下げることによりヒンジ機構を介して各チャック片の先端をガイド孔の傾斜状底面に沿って引き込み、ばねにより押釦を押し上げることによりヒンジ機構を介して各チャック片の先端をガイド孔の傾斜状底面に沿って押し出すようにしたことを特徴としている。
【0022】
上記構成によれば、押釦をばねに抗して押し下げることによりヒンジ機構を介して各チャック片の先端を軸芯のガイド孔内に引き込むようになっているから、ディスクに不要な力を加えることなく該ディスクをターンテーブルに容易に装着または離脱することができ、そのディスクが変形したり損傷されたりするおそれがない。
【0023】
また、押釦をばねに抗して押し下げることにより、その押下力を分散させることなく各チャック片にかけて、該各チャック片をガイド孔の傾斜状底面に沿って円滑に引き込むことができ、前記ばねにより押釦を押し上げることにより、その押上力を分散させることなく各チャック片にかけて、該各チャック片をガイド孔の傾斜状底面に沿って円滑に押し出すことができる。従って、前記ばねの付勢力を小さく設定して押釦の押下力を小さくすることにより、その押釦の操作を小さな力で容易に行うことができると共に、押釦及び各チャック片が局部的に磨耗されることがないので、耐久性にも優れている。
【0024】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記ヒンジ機構が、押釦の基端に形成した複数のスリットの両側面に形成したヒンジ孔と、各チャック片の基端両側面に突設されて前記各ヒンジ孔に嵌入させた一対のヒンジピンとからなることを特徴としている。
【0025】
上記構成によれば、各チャック片の基端を押釦の基端に形成した複数のスリット内にそれぞれ挿入した後、該各チャック片の基端両側面に突設した一対のヒンジピンを各スリットの両側面に形成したヒンジ孔に嵌入させるだけで、その各チャック片を押釦に簡単にヒンジ連結することができる。
【0026】
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記ヒンジ機構が押釦の基端に形成した複数のスリットに架設したヒンジ軸を有し、該ヒンジ軸に各チャック片の基端に貫設した貫通孔が回転可能に嵌合されていることを特徴としている。
【0027】
上記構成によれば、各チャック片の基端を押釦に対して不測に外れないようにヒンジ軸を介して確実にヒンジ連結することができる。
【0028】
請求項7に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記ヒンジ機構が押釦と各チャック片とを一体形成する薄肉部により形成されていることを特徴としている。
【0029】
上記構成によれば、押釦と各チャック片とを薄肉部を介して合成樹脂材により一体成形することにより、部品点数を従来に比べて大幅に減少させて製作費を安くすることができる。
【0030】
請求項8に記載の発明は、請求項4から7のいずれかに記載の発明において、前記軸芯がターンテーブルに一体成形されて前記各ガイド孔を形成した筒状基台部と筒状頂部とに2分割され、基台部の内周面に、該基台部の開口縁から周方向所定角度をおいて形成した縦溝と、該縦溝の奥端からターンテーブルの回転方向とは逆方向に延びる横溝とからなる複数の略L字状係合溝が形成され、前記頂部の内周面から突出する突出部材に前記各係合溝に係脱可能な複数の係合突起部が突設されており、該各係合突起部を前記各係合溝の縦溝を通って横溝に係合させて頂部を基台部に一体連結するようにしたことを特徴としている。
【0031】
上記構成によれば、軸芯を形成する基台部から頂部を分離することにより、該軸芯内に押釦や各チャック片及びばねを簡単に組み込むことができる。また、前記頂部側の各係合突起部を基台部側の各略L字状係合溝の縦溝を通って横溝に係合させるだけで、その頂部を基台部に簡単に連結することができ、しかも、前記横溝がターンテーブルの回転方向とは逆方向に延びており、該ターンテーブルを回転させることにより、横溝に係合突起部が入り込んで所謂締まり勝手になっているから、ターンテーブルの回転中に頂部が基台部から不測に外れないようにすることができる。
【0032】
請求項9に記載の発明は、請求項4から8のいずれかに記載の発明において、前記スピンドルモータがディスクプレーヤの筐体にスライド可能に取り付けたトレイに取り付けられ、前記押釦の先端部が軸芯の天板部に形成した貫通孔を通って外部に突出されていることを特徴としている。
【0033】
上記構成によれば、トレイを筐体から引き出し、ディスクの中心孔を軸芯に嵌合させた後、指部により押釦を軽く押すだけで、各チャック片を軸芯内に引き込んで、ディスクをターンテーブルに簡単に装着することができると共に、上記とは逆の手順でディスクをターンテーブルから簡単に離脱させることができ、使い勝手の良いディスクプレーヤを提供することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
図1から図8は本発明の第1の実施の形態であるディスクプレーヤ(図11参照)に設けたディスク装着装置3を示すものであって、トレイ2に取り付けたスピンドルモータ7のスピンドル軸7aにターンテーブル4が固着され、該ターンテーブル4の中央部に形成した軸芯5の天板部中央に貫設した貫通孔5aに押釦10の先端部が挿入され、該押釦10の外周面中央に環状ストッパ10aが一体形成され、複数(この実施の形態では3つ)のチャック片6が直線状に形成されてその基端が押釦10の基端にヒンジ機構15を介して連結され、軸芯5に形成した各ガイド孔9の底面9aがターンテーブル4に向かって内向きに傾斜されている。上記以外の構成で図11から図13に示す構成と同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0035】
前記ヒンジ機構15は、図6に示すように、押釦10の基端に周方向所定角度(この実施の形態では120°)ごとに形成した複数のスリット16の両側面に形成したヒンジ孔15aと、各チャック片6の基端両側面に突設した一対のヒンジピン15bとからなっており、各チャック片6の基端をスリット16内にそれぞれ挿入した後、各ヒンジピン15bを各ヒンジ孔15aに嵌入させるだけで、その各チャック片6を押釦10に簡単にヒンジ連結することができる。
【0036】
ディスクDの装着手順を説明すると、図3に二点鎖線で示すように、ディスクDの中心孔Daを軸芯5に外嵌させ〔図8(a)参照〕、図4に示すように、指部によりばね11に抗して押釦10を押し下げることにより、ヒンジ機構15を介して各チャック片6の先端6aをガイド孔9の傾斜状底面9aに沿って引き込み〔図8(b)参照〕、ディスクDをターンテーブル4に当接するまで押し込んだ後、押釦10の押し下げを解除し、ばね11により押釦10を押し上げることにより、図3に一点鎖線で示すように、各チャック片6の先端6aをガイド孔9の傾斜状底面9aに沿って押し出してディスクDに係合させる〔図8(c)参照〕。
【0037】
上記構成によれば、トレイ2を筐体1から引き出し、ディスクDの中心孔Daを軸芯5に嵌合させた後、指部により押釦10を軽く押し下げるだけで、ヒンジ機構15を介して各チャック片6の先端6aを軸芯5のガイド孔9内に引き込むことができ、ディスクDに不要な力を加えることなく該ディスクDをターンテーブル4に容易に装着または離脱することができ、そのディスクDが変形したり損傷されたりするおそれがなく、使い勝手の良いディスクプレーヤを提供することができる。
【0038】
また、押釦10をばね11に抗して押し下げることにより、その押下力P1を分散させることなく各チャック片6かけて、該各チャック片6をガイド孔9の傾斜状底面9aに沿って円滑に引き込むことができる(図4参照)。更に、ばね11により押釦10を押し上げることにより、その押上力P2を分散させることなく各チャック片6にかけて、該各チャック片6をガイド孔9の傾斜状底面9aに沿って円滑に押し出すことができる(図3参照)。従って、ばね11の付勢力を小さく設定して押釦10の押下力P1を小さくすることができ、これによって、押釦10の操作を小さな力で容易に行うことができると共に、押釦10及び各チャック片6が局部的に磨耗されることがないので、耐久性にも優れている。
【0039】
図2及び図7に示すように、前記軸芯5が、ターンテーブル4に一体成形されて前記各ガイド孔9を形成した筒状基台部5Aと筒状頂部5Bとに2分割され、基台部5Aの内周面に、該基台部5Aの開口縁から周方向所定角度(この実施の形態では120°)をおいて形成した縦溝17aと、該縦溝17aの奥端からターンテーブル4の回転方向cとは逆方向に延びる横溝17bとからなる複数の略L字状係合溝17が形成され、前記頂部5Bの内周面から突出する突出部材18に前記各係合溝17に係脱可能な複数の係合突起部18aが突設されている。
【0040】
上記構成によれば、軸芯5を形成する基台部5Aから頂部5Bを分離することにより、該軸芯5内に押釦10や各チャック片6及びばね11を簡単に組み込むことができる。また、前記頂部5B側の各係合突起部18aを基台部5A側の縦溝17aを通って横溝17bに係合させるだけで、その頂部5Bを基台部5Aに簡単に連結することができ、しかも、前記横溝17bがターンテーブル4の回転方向cとは逆方向に延びており、該ターンテーブル4を回転させることにより、横溝17bに係合突起部18aが入り込んで所謂締まり勝手になっているから、ターンテーブル4の回転中に頂部5Bが基台部5Aから不測に外れないようにすることができる。
【0041】
図9は本発明の第2の実施の形態であるディスクプレーヤに設けたディスク装着装置3の要部を示すものであって、ヒンジ機構15が押釦10の基端に形成した複数のスリット16に架設したヒンジ軸15cを有し、該ヒンジ軸15cに各チャック片6の基端に貫設した貫通孔6dが回転可能に嵌合されている。なお、19はヒンジ軸15cの両端に嵌合させたストッパリングである。上記以外の構成は第1の実施の形態とほぼ同じであるから、同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0042】
上記構成によれば、第1の実施の態様とほぼ同じ作用効果を得ることができ、特に、各チャック片6の基端を押釦10に対して不測に外れないようにヒンジ軸15cを介して確実にヒンジ連結することができる。
【0043】
図10は本発明の第3の実施の形態であるディスクプレーヤを示すものであって、ヒンジ機構15が、押釦10と各チャック片6とを一体形成する薄肉部15dにより形成されている。上記以外の構成は第1の実施の形態とほぼ同じであるから、同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0044】
上記構成によれば、第1の実施の態様とほぼ同じ作用効果を得ることができ、特に、押釦10と各チャック片6とを薄肉部15dを介して合成樹脂材により一体成形することにより、部品点数を従来に比べて大幅に減少させて製作費を安くすることができる。
【0045】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、 第1の実施の形態(図1から図8参照)に示すように、トレイを筐体から引き出し、ディスクの中心孔を軸芯に嵌合させた後、指部により押釦を軽く押し下げるだけで、ヒンジ機構を介して各チャック片の先端を軸芯のガイド孔内に引き込むことができ、ディスクに不要な力を加えることなく該ディスクをターンテーブルに容易に装着または離脱することができ、そのディスクが変形したり損傷されたりするおそれがなく、使い勝手の良いディスクプレーヤを提供することができる。
【0046】
また、押釦をばねに抗して押し下げることにより、その押下力を分散させることなく各チャック片にかけて、該各チャック片をガイド孔の傾斜状底面に沿って円滑に引き込むことができると共に、前記ばねにより押釦を押し上げることにより、その押上力を分散させることなく各チャック片にかけて、該各チャック片をガイド孔の傾斜状底面に沿って円滑に押し出すことができる。従って、前記ばねの付勢力を小さく設定して押釦の押下力を小さくすることにより、その押釦の操作を小さな力で容易に行うことができると共に、押釦及び各チャック片が局部的に磨耗されることがないので、耐久性にも優れている。
【0047】
更に、各チャック片の基端を押釦の基端に形成した複数のスリット内にそれぞれ挿入した後、該各チャック片の基端両側面に突設した一対のヒンジピンを各スリットの両側面に形成したヒンジ孔に嵌入させるだけで、その各チャック片を押釦に簡単にヒンジ連結することができる。
【0048】
しかも、軸芯を形成する基台部から頂部を分離することにより、該軸芯内に押釦や各チャック片及びばねを簡単に組み込むことができる。また、前記頂部側の各係合突起部を基台部側の各略L字状係合溝の縦溝を通って横溝に係合させるだけで、その頂部を基台部に簡単に連結することができ、しかも、前記横溝がターンテーブルの回転方向とは逆方向に延びており、該ターンテーブルを回転させることにより、該横溝に係合突起部が入り込んで所謂締まり勝手になっているから、ターンテーブルの回転中に頂部が基台部から不測に外れないようにすることができる。
【0049】
請求項2に記載の発明によれば、第2の実施の形態(図9参照)に示すように、請求項1に記載の発明とほぼ同様の効果を得ることができ、特に、各チャック片の基端を押釦に対して不測に外れないようにヒンジ軸を介して確実にヒンジ連結することができる。
【0050】
請求項3に記載の発明によれば、第3の実施の形態(図10参照)に示すように、請求項1に記載の発明とほぼ同様の効果を得ることができ、特に、押釦と各チャック片とを薄肉部を介して合成樹脂材により一体成形することにより、部品点数を従来に比べて大幅に減少させて製作費を安くすることができる。
【0051】
請求項4に記載の発明によれば、押釦をばねに抗して押し下げることによりヒンジ機構を介して各チャック片の先端を軸芯のガイド孔内に引き込むようになっているから、ディスクに不要な力を加えることなく該ディスクをターンテーブルに容易に装着または離脱することができ、そのディスクが変形したり損傷されたりするおそれがない。
【0052】
また、押釦をばねに抗して押し下げることにより、その押下力を分散させることなく各チャック片にかけて、該各チャック片をガイド孔の傾斜状底面に沿って円滑に引き込むことができると共に、前記ばねにより押釦を押し上げることにより、その押上力を分散させることなく各チャック片にかけて、該各チャック片をガイド孔の傾斜状底面に沿って円滑に押し出すことができる。従って、前記ばねの付勢力を小さく設定して押釦の押下力を小さくすることにより、その押釦の操作を小さな力で容易に行うことができると共に、押釦及び各チャック片が局部的に磨耗されることがないので、耐久性にも優れている。
【0053】
請求項5に記載の発明によれば、各チャック片の基端を押釦の基端に形成した複数のスリット内にそれぞれ挿入した後、該各チャック片の基端両側面に突設した一対のヒンジピンを各スリットの両側面に形成したヒンジ孔に嵌入させるだけで、その各チャック片を押釦に簡単にヒンジ連結することができる。
【0054】
請求項6に記載の発明によれば、各チャック片の基端を押釦に対して不測に外れないようにヒンジ軸を介して確実にヒンジ連結することができる。
【0055】
請求項7に記載の発明によれば、押釦と各チャック片とを薄肉部を介して合成樹脂材により一体成形することにより、部品点数を従来に比べて大幅に減少させて製作費を安くすることができる。
【0056】
請求項8に記載の発明によれば、軸芯を形成する基台部から頂部を分離することにより、該軸芯内に押釦や各チャック片及びばねを簡単に組み込むことができる。また、前記頂部側の各係合突起部を基台部側の各略L字状係合溝の縦溝を通って横溝に係合させるだけで、その頂部を基台部に簡単に連結することができ、しかも、前記横溝がターンテーブルの回転方向とは逆方向に延びており、該ターンテーブルを回転させることにより、横溝に係合突起部が入り込んで所謂締まり勝手になっているから、ターンテーブルの回転中に頂部が基台部から不測に外れないようにすることができる。
【0057】
請求項9に記載の発明によれば、トレイを筐体から引き出し、ディスクの中心孔を軸芯に嵌合させた後、指部により押釦を軽く押すだけで、各チャック片を軸芯内に引き込んで、ディスクをターンテーブルに簡単に装着することができると共に、上記とは逆の手順でディスクをターンテーブルから簡単に離脱させることができ、使い勝手の良いディスクプレーヤを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態であるディスクプレーヤに設けたディスク装着装置の平面図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】図1のB−B矢視図である。
【図4】同押釦を押し下げた状態の縦断面図である。
【図5】図3のC−C矢視図である。
【図6】同拡大部分横断面図である。
【図7】同ディスク装着装置の分解斜視図である。
【図8】(a)〜(c)はディスク装着手順を示す拡大説明図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態であるディスクプレーヤに設けたディスク装着装置の拡大部分横断面図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態であるディスクプレーヤに設けたディスク装着装置の縦断面図である。
【図11】従来の一例であるディスクプレーヤの斜視図である。
【図12】(a)〜(c)は従来の他の例のディスク装着手順を示す説明図である。
【図13】同要部の拡大縦断面図である。
【符号の説明】
2 トレイ
3 ディスク装着装置
4 ターンテーブル
5 軸芯
6 チャック片
7 スピンドルモータ
9 ガイド孔
9a ガイド孔の底面
10 押釦
11 ばね
12 環状溝
12a,12b 環状溝の傾斜状内側面
15 ヒンジ機構
15a ヒンジ孔
15b ヒンジピン
15c ヒンジ軸
15d 薄肉部
16 スリット
17 係合溝
17a 縦溝
17b 横溝
18 突出部材
18a 係合突起部
D ディスク
Da ディスクの中心孔

Claims (9)

  1. スピンドルモータにより回転されるターンテーブルの中央部にディスクの中心孔と同径または若干小径の円筒状軸芯が形成されると共に、該軸芯に周方向所定角度ごとに複数のガイド孔が貫設され、前記円筒状軸芯内に押釦がスライド可能に配置されると共に、該押釦を押し上げるばねが軸芯内に配置され、前記押釦の外周面に形成した環状溝内に複数の略L字状チャック片が嵌入されると共に、該各チャック片の先端が前記各ガイド孔に挿通されており、ディスクの中心孔を軸芯に外嵌させ、前記ばねに抗して押釦を押し下げることにより環状溝の傾斜状内側面で各チャック片を軸芯内に引き込み、前記ディスクをターンテーブルに当接するまで押し込んだ後、前記押釦の押し下げを解除しばねにより押釦を押し上げることにより環状溝の傾斜状側面で各チャック片を押し出してディスクに係合させるようにしたディスク装着装置において、前記スピンドルモータがディスクプレーヤのトレイに取り付けられ、前記押釦の先端部が軸芯の天板部に形成した貫通孔を通って外部に突出され、前記環状溝を省略し、前記略L字状チャック片に代えて直線状チャック片が用いられ、該各チャック片の基端が押釦の基端にヒンジ機構を介して連結され、該ヒンジ機構が、押釦の基端に形成した複数のスリットの両側面に形成したヒンジ孔と、各チャック片の基端両側面に突設されて前記各ヒンジ孔に嵌入させた一対のヒンジピンとからなり、前記各ガイド孔の底面がターンテーブルに向かって内向きに傾斜されており、押釦を押し下げることによりヒンジ機構を介して各チャック片の先端をガイド孔の傾斜状底面に沿って引き込み、ばねにより押釦を押し上げることによりヒンジ機構を介して各チャック片の先端をガイド孔の傾斜状底面に沿って押し出すように形成され、前記軸芯がターンテーブルに一体成形されて前記各ガイド孔を形成した筒状基台部と筒状頂部とに2分割され、基台部の内周面に、該基台部の開口縁から周方向所定角度をおいて形成した縦溝と、該縦溝の奥端からターンテーブルの回転方向とは逆方向に延びる横溝とからなる複数の略L字状係合溝が形成され、前記頂部の内周面から突出する突出部材に前記各係合溝に係脱可能な複数の係合突起部が突設されており、該各係合突起部を前記各係合溝の縦溝を通って横溝に係合させて頂部を基台部に一体連結するようにしたことを特徴とするディスク装着装置。
  2. スピンドルモータにより回転されるターンテーブルの中央部にディスクの中心孔と同径または若干小径の円筒状軸芯が形成されると共に、該軸芯に周方向所定角度ごとに複数のガイド孔が貫設され、前記円筒状軸芯内に押釦がスライド可能に配置されると共に、該押釦を押し上げるばねが軸芯内に配置され、前記押釦の外周面に形成した環状溝内に複数の略L字状チャック片が嵌入されると共に、該各チャック片の先端が前記各ガイド孔に挿通されており、ディスクの中心孔を軸芯に外嵌させ、前記ばねに抗して押釦を押し下げることにより環状溝の傾斜状内側面で各チャック片を軸芯内に引き込み、前記ディスクをターンテーブルに当接するまで押し込んだ後、前記押釦の押し下げを解除しばねにより押釦を押し上げることにより環状溝の傾斜状側面で各チャック片を押し出してディスクに係合させるようにしたディスク装着装置において、前記スピンドルモータがディスクプレーヤのトレイに取り付けられ、前記押釦の先端部が軸芯の天板部に形成した貫通孔を通って外部に突出され、前記環状溝を省略し、前記略L字状チャック片に代えて直線状チャック片が用いられ、該各チャック片の基端が押釦の基端にヒンジ機構を介して連結され、該ヒンジ機構が押釦の基端に形成した複数のスリットに架設したヒンジ軸を有し、該ヒンジ軸に各チャック片の基端に貫設した貫通孔が回転可能に嵌合され、前記各ガイド孔の底面がターンテーブルに向かって内向きに傾斜されており、押釦を押し下げることによりヒンジ機構を介して各チャック片の先端をガイド孔の傾斜状底面に沿って引き込み、ばねにより押釦を押し上げることによりヒンジ機構を介して各チャック片の先端をガイド孔の傾斜状底面に沿って押し出すように形成され、前記軸芯がターンテーブルに一体成形されて前記各ガイド孔を形成した筒状基台部と筒状頂部とに2分割され、基台部の内周面に、該基台部の開口縁から周方向所定角度をおいて形成した縦溝と、該縦溝の奥端からターンテーブルの回転方向とは逆方向に延びる横溝とからなる複数の略L字状係合溝が形成され、前記頂部の内周面から突出する突出部材に前記各係合溝に係脱可能な複数の係合突起部が突設されており、該各係合突起部を前記各係合溝の縦溝を通って横溝に係合させて頂部を基台部に一体連結するようにしたことを特徴とするディスク装着装置。
  3. スピンドルモータにより回転されるターンテーブルの中央部にディスクの中心孔と同径または若干小径の円筒状軸芯が形成されると共に、該軸芯に周方向所定角度ごとに複数のガイド孔が貫設され、前記円筒状軸芯内に押釦がスライド可能に配置されると共に、該押釦を押し上げるばねが軸芯内に配置され、前記押釦の外周面に形成した環状溝内に複数の略L字状チャック片が嵌入されると共に、該各チャック片の先端が前記各ガイド孔に挿通されており、ディスクの中心孔を軸芯に外嵌させ、前記ばねに抗して押釦を押し下げることにより環状溝の傾斜状内側面で各チャック片を軸芯内に引き込み、前記ディスクをターンテーブルに当接するまで押し込んだ後、前記押釦の押し下げを解除しばねにより押釦を押し上げることにより環状溝の傾斜状側面で各チャック片を押し出してディスクに係合させるようにしたディスク装着装置において、前記スピンドルモータがディスクプレーヤのトレイに取り付けられ、前記押釦の先端部が軸芯の天板部に形成した貫通孔を通って外部に突出され、前記環状溝を省略し、前記略L字状チャック片に代えて直線状チャック片が用いられ、該各チャック片の基端が押釦の基端にヒンジ機構を介して連結され、該ヒンジ機構が、押釦と各チャック片とを一体形成する薄肉部により形成され、前記各ガイド孔の底面がターンテーブルに向かって内向きに傾斜されており、押釦を押し下げることによりヒンジ機構を介して各チャック片の先端をガイド孔の傾斜状底面に沿って引き込み、ばねにより押釦を押し上げることによりヒンジ機構を介して各チャック片の先端をガイド孔の傾斜状底面に沿って押し出すように形成され、前記軸芯がターンテーブルに一体成形されて前記各ガイド孔を形成した筒状基台部と筒状頂部とに2分割され、基台部の内周面に、該基台部の開口縁から周方向所定角度をおいて形成した縦溝と、該縦溝の奥端からターンテーブルの回転方向とは逆方向に延びる横溝とからなる複数の略L字状係合溝が形成され、前記頂部の内周面から突出する突出部材に前記各係合溝に係脱可能な複数の係合突起部が突設されており、該各係合突起部を前記各係合溝の縦溝を通って横溝に係合させて頂部を基台部に一体連結するようにしたことを特徴とするディスク装着装置。
  4. スピンドルモータにより回転されるターンテーブルの中央部にディスクの中心孔と同径または若干小径の円筒状軸芯が形成されると共に、該軸芯に周方向所定角度ごとに複数のガイド孔が貫設され、前記円筒状軸芯内に押釦がスライド可能に配置されると共に、該押釦を押し上げるばねが軸芯内に配置され、前記押釦に係合させた複数のチャック片の先端が前記各ガイド孔に挿通されており、ディスクの中心孔を軸芯に外嵌させ、前記ばねに抗して押釦を押し下げることにより各チャック片の先端をガイド孔内に引き込み、前記ディスクをターンテーブルに当接するまで押し込んだ後、前記押釦の押し下げを解除しばねによりその押釦を押し上げることにより各チャック片の先端をガイド孔から押し出してディスクに係合させるようにしたディスク装着装置において、前記各チャック片が直線状に形成されてその基端が押釦の基端にヒンジ機構を介して連結され、前記各ガイド孔の底面がターンテーブルに向かって内向きに傾斜されており、押釦を押し下げることによりヒンジ機構を介して各チャック片の先端をガイド孔の傾斜状底面に沿って引き込み、ばねにより押釦を押し上げることによりヒンジ機構を介して各チャック片の先端をガイド孔の傾斜状底面に沿って押し出すようにしたことを特徴とするディスク装着装置。
  5. 前記ヒンジ機構が、押釦の基端に形成した複数のスリットの両側面に形成したヒンジ孔と、各チャック片の基端両側面に突設されて前記各ヒンジ孔に嵌入させた一対のヒンジピンとからなることを特徴とする請求項4に記載のディスク装着装置。
  6. 前記ヒンジ機構が押釦の基端に形成した複数のスリットに架設したヒンジ軸を有し、該ヒンジ軸に各チャック片の基端に貫設した貫通孔が回転可能に嵌合されていることを特徴とする請求項4に記載のディスク装着装置。
  7. 前記ヒンジ機構が押釦と各チャック片とを一体形成する薄肉部により形成されていることを特徴とする請求項4に記載のディスク装着装置。
  8. 前記軸芯がターンテーブルに一体成形されて前記各ガイド孔を形成した筒状基台部と筒状頂部とに2分割され、基台部の内周面に、該基台部の開口縁から周方向所定角度をおいて形成した縦溝と、該縦溝の奥端からターンテーブルの回転方向とは逆方向に延びる横溝とからなる複数の略L字状係合溝が形成され、前記頂部の内周面から突出する突出部材に前記各係合溝に係脱可能な複数の係合突起部が突設されており、該各係合突起部を前記各係合溝の縦溝を通って横溝に係合させて頂部を基台部に一体連結するようにしたことを特徴とする請求項4から7のいずれかに記載のディスク装着装置。
  9. 前記スピンドルモータがディスクプレーヤの筐体にスライド可能に取り付けたトレイに取り付けられ、前記押釦の先端部が軸芯の天板部に形成した貫通孔を通って外部に突出されていることを特徴とする請求項4から8のいずれかに記載のディスク装着装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105666192A (zh) * 2016-04-20 2016-06-15 吴岳泽 一种运行稳定的工件安装定位装置
CN105674027A (zh) * 2016-04-18 2016-06-15 叶小辉 一种用于液晶led显示器设备的紧固装置及其使用方法
CN105834779A (zh) * 2016-04-20 2016-08-10 吴岳泽 一种手动调节的工件安装定位设备
KR20190017031A (ko) * 2016-06-14 2019-02-19 덴카 주식회사 고순도 티탄산 바륨계 분말 및 그 제조 방법, 그리고 수지 조성물 및 지문 센서

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