JPH02123583A - ディスクカートリッジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、高密度、高精度の情報記録が要求されるディ
スク状情報記録媒体に利用されるディスクカートリッジ
に関するものである。

［従来の技術］ 第５図は従来から使用されているカートリッジの斜視図
を示し、ディスクＤがカートリッジ１の内部で回転駆動
される方式のものである。略矩形状のカートリッジｌの
内部に円板状のディスクＤが収納されており、スピンド
ルテーブルの挿入、ヘッドの挿入のために開口部２が設
けられている。また、カートリッジ１の内部にはシャッ
タ３を開放方向に付勢するばね４が設けられ、カートリ
ッジ１の側面のシャッタ３の摺動面には、シャッタ３を
閉鎖状態にロックするためのシャッタロック部材５が設
けられている。

このように、内部でディスクＤが回転駆動するディスク
カートリー、ジは部品点数が多く構造が複雑なため、加
工、組立ても厄介である。また、ディスクＤとカートリ
ッジ１の内壁間に回転のためのクリアランスが必要であ
り、カートリッジ１が大きくなる傾向にある。更に、ク
リアランスを設けると運搬時にディスクＤがカートリー
、ジｌの内部でがたつき、記録部分に傷を付ける虞れが
生ずる。そこで、こりかた防止のためにディスク押え部
材を数点用いることが考えられるが、更に部品点数が多
くなりコスト高となる。

一方、近年ではディスクＤを小型化する傾向があり、特
に３．５インチのディスクＤの場合に、記録可能な情報
量を如何に多くするかが問題となっている。その対策と
して、記録会再生用ヘッドの小型化、或いは記録部分の
拡大化が提案されているが、上述のカートリッジ１の内
部でのディスク回転方式では、ディスクＤの記録部分を
拡大すると、カートリッジｌの開口部２も拡大しなけれ
ばならず、開口部２を開閉するシャッタ３を設置する場
合にその構造上１強度、剛性面において困難さがある。

第６図は他の従来例を示し、外ケース６からディスクＤ
を載置したトレイ７を引き出す方式のものである。記録
再生装置内にディスクＤをチャッキングするためには、
トレイ７が収納された外ケース６ごと装置に挿入し、装
置内で外ケース６とトレイ７とのロック機構の解除を行
い、外ケース６を引き抜く、装置の内部に残ったトレイ
７は、載置しているディスクＤのがたを防止するための
ディスク押え機構８が解除されてから。

ディスクＤが装置内部のスピンドルテーブルにチャフキ
ングされ、情報の記録・再生の準備が完了する。また、
ディスクＤ及びトレイ７を排出する場合には、外ケース
６を再度装置内に挿入し、ディスク押え機構８が働いて
から外ケース６にトレイ７が収納され、ロック機構の解
除が完了した後に装置から排出される。なお、外ケース
６が引き抜かれる際には、外ケース６はトレイ７から完
全に引き離されるのではなく、第６図に示すようにトレ
イ７と一部分が重なった状態で保持されている。

このように、外ケース６からトレイ７を出し入れする方
式も操作性が悪く、ディスクカートリッジ及び情報記録
再生装置の構成が複雑であり、組部品点数も多く低コス
ト化が困難である。また、トレイ７を外ケース６に収納
した際にトレイ７と外ケース６との間のクリアランスに
よりがた付きが生じ、ハンドリング時の感触が悪いとい
う問題点もある。

［発明の目的］ 本発明の目的は、形状を変えることにより、部品点数、
組立工程を減少し、小型化、薄型化を実現する一方で、
トレイと外ケースのがた付きを防止するディスクカート
リッジを提供することにある。

［発明の概要］ 上述の目的を達成するための本発明の要旨は、一側面に
トレイ挿入口を設けた略薄箱状の外ケースと、該外ケー
スの内部に収納しディスク載置部を有するトレイとから
成り、外ケースとトレイとの間に弾発性を有するばね部
材を介在させたことを特徴とｆるディスクカートリッジ
である。

［発明の実施例］ 本発明を第１図〜第４図に図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。

第１図はディスクカートリッジの斜視図であり、外ケー
ス１１及びこの外ケース１１に収納されるトレイ１２は
合成樹脂材料から成り、ディスクＤはＤａが非記録面、
Ｄｂが情報記録面とされている。外ケース１１はトレイ
挿入口１３を有する薄箱形状とされ、トレイ挿入口１３
からトレイ１２が収納されるようになっている。トレイ
１２は一辺がディスクＤの直径に略等しい略正方形の平
板であり、トレイ１２の両側面には、容易に弾性変形を
し易いトレイロックアーム１４がトレイ１２と一体的に
形成されていて、トレイ１２を外ケース１１に収納する
と、外ケース１１に設けられたロック用孔１５と係合す
るようになっている。同様に、トレイ１２の後端面には
容易に弾性変化し易い合成樹脂材料から成る板ばね１６
が一体的に形成され、トレイ１２を外ケース１１から押
し出す方向に付勢している。また、トレイ１２にはディ
スク載置部１７として円形の凹部が設けられ、このディ
スク載置部１７の底面にはディスクＤのスピンドル孔旧
及び記録面Ｄｂの約半面を露呈する開口部１８が設けら
れている。また、開口部１８の中央付近の縁部及びディ
スク載置部１７の外周付近に、ディスクＤの記録面Ｄｂ
を保護するために凸状のディスク保持段１９が設置され
ており、このディスク保持段１９はディスクＤに記録面
Ｄｂ側の非記録部分と当接して、ディスクＤを保持して
いる。ここで、ディスク載置部１７の深さはディスクＤ
の厚さとディスク保持段１９の高さの和に等しく、ディ
スクＤをトレイ１２に載置した場合に、トレイ１２の上
面とディスクＤの面Ｄａが略同位置にある。トレイ１２
の両端には、トレイ１２を引き出すための側方に向く突
起２０が設けられている。この突起２０の高さは外ケー
ス１１の厚さと同等で、外ケース１１の切り欠き２１と
係合し、突起２０はトレイ１２を引き出すと共に誤挿入
防止の役割も果している。また、トレイ１２の上面には
ライトプロテクタ取付部２２が設けられ、ライトプロテ
クタ２３が摺動自在に取り付けられている。

第２図は第１図の■−■線に沿った断面図であり、トレ
イ１２の開口部１８はディスクＤの最外周まで露呈する
ように設けられ、記録会再生用ヘッドの通過部となる開
口部１８の外枠２４は記録・再生用ヘッドの移動の妨げ
とならないように、トレイ１２の上部に薄く形成されて
いる。また、ディスク載置部１７の側壁面２５はディス
クＤを収納し易いようにテーパ状とされている。

第３図は外ケース１１にトレイ１２を途中まで挿入した
状態を下方から見た斜視図である。外ケース１１の底部
にはトレイ挿入用の挿入口１３と連通して、少なくとも
記録・再生用ヘッドの移動幅以上の幅を有する切欠部２
６が設けられ、この切欠部２６に係合するようにトレイ
１２の裏面に凸面２７が一体的に形成されている。

上述したような構造で、先ずトレイ１２を外ケース１１
に挿入した場合に、トレイロックアーム１４とロック用
孔１５から成るロック機構が働くと同時に、トレイ１２
の板ばね１６が作用してトレイ１２は外ケース１１に押
圧され、がた防１Ｆが可能となる。また、トレイ１２の
上面とディスクＤの非記録面Ｄａとがほぼ同一面である
ため、外ケース１１の内壁面とディスク保持段１９によ
りディスクＤが挟まれるので、ディスクＤのがた防止と
なり、一方でディスクカートリッジの薄型化を可能にし
ている。そして、トレイ１２を外ケース１１から引き出
す場合に、ロック機構の解除が必要であるが、トレイロ
ックアーム１４を外ケース１１内部に押し込めば、板ば
ね１６の弾性力によりトレイ１２は自然に外ケース１１
から出てくるので、ロック機構の解除を円滑に行うこと
が可能となる。

また、情報の記録・再生は外ケース１１からトレイ１２
が一部重なった状態まで引き出されてから行われるが、
外ケース１１の挿入口１３の底面には切欠部２６が設け
られ、一部が重なった状態でもトレイ１２の開口部１８
を露呈でき、この開口部１８をディスクＤの外径まで拡
げ、ヘッド通過部に当たる開口部１８の外枠２４を上部
に薄く形成しているので、ヘッドの移動を妨害すること
はない、つまり、トレイ１２をほぼディスクＤの直径と
同じ大きさで形成したにも拘らず、広い開口部１８を設
けることができ、ディスクＤの記録部分の拡大が可能に
なる。なお、外ケース１１の切欠部２６に係合するトレ
イ１２の凸面２７が、保管時等におけるディスクカート
リッジの内部に塵埃等の侵入を防止している。

第４図は他の実施例を示し、板ばね１６″をトレイ１２
ではなく外ケース１１の内壁に設けて、トレイ１２を排
出方向に付勢しており、先の実施例と同等の効果を有し
ている。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明に係るディスクカートリッジ
は、主要部品を少なくして小型で薄型に形成した一方で
、トレイを排出方向に付勢するばね部材を設けたことに
より、トレイの外ケース内部における安定化と、トレイ
と外ケースとのロック機構解除の円滑化を可能にする。

【図面の簡単な説明】

図面第１図〜第４図は本発明に係るディスクカートリッ
ジの実施例を示し、第１図は斜視図、第２図は第１図の
■−■線に沿ったトレイの断面図、第３図は裏面の斜視
図、第４図は他の実施例の要部構成図であり、第５図は
従来例の斜視図、第６図は他の従来例の平面図である。 符号１１は外ケース、１２はトレイ、１３はトレイ挿入
口、１４はトレイロックアーム、１５はロック用孔、１
６．１６’は板ばね、１８は開口部、 Ｄはディスクである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、一側面にトレイ挿入口を設けた略薄箱状の外ケース
   と、該外ケースの内部に収納しディスク載置部を有する
   トレイとから成り、外ケースとトレイとの間に弾発性を
   有するばね部材を介在させたことを特徴とするディスク
   カートリッジ。