JPH0281354A - カセツト排出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は記録または再生装置等に用いて好適なカセット
排出装置に関するものである。

（従来の技術） 従来より、装置内の所定の装填位置に記録媒体を装填し
、記録または再生等を行うようにした装置が数多く提案
されている。

たとえば、近年、記録媒体上に映像信号、音声信号、デ
ータ信号等を記録またはこれより再生するスチルビデオ
カメラが普及している。

この種の装置は、小型で且つ薄型の記録媒体を用いてい
るため、記録媒体の着脱動作が行いに＜＜、操作性が悪
いという問題があった。

これを解決する方法として、記録媒体を着脱可能な取り
出し位置から記録、再生等の可能な装填位置へと移動す
るホルダを備えるとともに、ホルダが装填位置から、デ
ィスク取り出し位置に持ちきたされたとき、ホルダ内の
ディスクを外方へと押し出す排出機構が設けられた。

そして従来の機構によると、ホルダ内に記録媒体を排出
する方向に付勢されたレバーと、該レバーを記録媒体の
挿入によって押し込まれた位置にロックするロック機構
と、このロック機構をホルダの閉成動作に応じて解除す
る解除機構等を備えている装置が大半を占めている。

（発明の解決しようとする問題点） しかしながら、従来の機構によれば、いずれも小型のホ
ルダ内に、レバー機構を複雑に配したものであり、構成
が複雑で組み立て作業も面倒となり、記録媒体の小型化
に伴ってホルダも小型化されているため、スペース的に
も不利となる。また複雑な機構が小型のホルダ内に配さ
れているため、ホルダや蓋体等、各部材のがた等によっ
てカセット排出部材のロック及びロック解除が正確に行
われない等、多くの問題点を有しているものであった。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上述した問題点を解決することを目的としてな
されたもので、その特徴とするところは、記録媒体を取
り出し位置から所定の装填位置へと移動するホルダと、
該ホルダの外側に開閉自在に配された蓋体と、前記ホル
ダ内に配され前記記録媒体の挿入により、第１の位置か
ら第２の位置へと変位され、前記第２の位置から第１の
位置への復帰動作によって前記記録媒体を前記ホルダ内
より排出する弾性部材からなる排出部材と、前記排出部
材を前記第２の位置に係止する係上部と、前記排出部材
と前記係止部との係合を解除する解除部材と、前記蓋体
の閉成により前記解除部材を動作して前記排出部材の前
記第２の位置における係止を解除するように構成したカ
セット排出装置であり、カセットを排出する排出部材及
び該排出部材の係止を解除する解除部材を弾性部材で形
成し、この解除部材を蓋体の閉成動作によって動作させ
ることにより、簡単な構成で確実な記録媒体の排出動作
と、その動作位置におけるロック及びロック解除を行な
い得るようにし、また弾性部材によって、機構部のがた
等による誤動作を防止し、構成の簡略化及び操作性の向
上を図ったものである。

（実施例） 以下、本発明におけるカセット排出装置を、各図を参照
しながら、電子スチルビデオ装置に適用した場合につい
て詳述する。

第６図は、本発明におけるスチルビデオ装置に用いられ
る記録媒体としてのビデオフロッピーディスクの斜視図
である。同図において、ｌはビデオフロッピーディスク
Ｄを回転自在に収納したカセットで、中央部にはディス
ク回転用のセンターハブ１ａを露出する開口部が形成さ
れ、さらに図示しない磁気ヘッドをアクセスするための
開口部を開閉するシャッタ１ｂが図中矢印ａ方向にスラ
イド自在に取り付けられている。

第３図は、本発明におけるカセット排出装置の側面図で
ある。同図において、２はスチルビデオ装置のシャーシ
上に配されたカセット装填装置ユニット、３は蓋体、４
は図中矢印入方向よりカセットｌを収納し記録再生位置
と排出位置とを移動するカセットホルダで、これらは、
前記シャーシ上に固定されたフレーム５に軸６によって
同軸に回動自在に取り付けられている。蓋体３は軸６の
周囲に配されたコイルスプリング７によって常時開放さ
れる方向に付勢されており、フレーム５に形成された突
片５ａにその係合腕３ａを係止されることにより、その
開口量が規制されている。一方、蓋体３とカセットホル
ダ４は、蓋体３の内側に配された板バネ８によって互い
に離間させる方向に付勢されており、蓋体３の係合腕３
ａでカセットホルダ４の突片４ａを係止することによっ
て両者の相対的な回動位置が規制されている。

また９は前記シャーシ上に配され、前記カセットホルダ
４によって装填されたカセット内のディスクを回転し、
且つディスクに図示しない磁気ヘッドをアクセスさせて
記録再生を行うディスクドライブユニットである。

以上の構成により、カセット１を矢印六方向よりカセッ
トホルダ４内へと挿入し、蓋体３を矢印Ｂ方向へと手動
で閉成することにより、蓋体３．カセットホルダ４が軸
６を中心に回動して閉成され、によってカセットホルダ
４内のカセット１がディスクドライブユニット９上に装
填されて記録再生の可能な状態となる。またこの閉成状
態が図示しないロック機構によって保持される。またカ
セット排出時は図示しないロック機構のロック状態を解
除することにより、コイルスプリング７によって蓋体３
．カセットホルダ４が開放される。

次にカセットホルダ４の排出時に、カセットホルダ４内
よりカセット１を外方へと押し出すことによってカセッ
トの取り出しを容易にしたカセット排出機構について説
明する。

第１図は上記カセット排出装置の蓋体３を取り外した状
態の上面図、第２図（ａ）、（ｂ）は、それぞれカセッ
トホルダ４の開放状態、閉成状態における側断面図であ
る。

各図において、カセットホルダ４の上面には、板バネ１
０が２箇所１０ｂ、１０ｃをたとえばスポット溶接等に
よって固定されている。

この板バネ１０はその遊端に、カセットホルダ４上面に
形成された孔４ｂよりカセットホルダ４内に挿入可能な
係合部１０ａが折り曲げ形成されており、常には該孔４
ｂ外方に位置するよう、板バネ１０の形状が設定されて
いる。

一方、カセットホルダ４内には、カセットｌの挿入時、
その挿入方向前面に係合し、カセットを挿入方向すなわ
ち矢印Ａ方向と逆の排出方向に付勢する板バネ１１が配
されている。この板バネ１１はカセットホルダ４内上面
板の内側に例＾ば２箇所１１ｄ、１１ｅをスポット溶接
等によって固定された板状の弾性部材の一部を切り込ん
で下方へと折り曲げ、さらにその折り曲げ部をカセット
挿入口側へと折り曲げることによって形成されている。

そして板バネ１１の遊端には、挿入されたカセット１の
前面に当接するカセット押圧部１１ａ、前記カセットホ
ルダ上面の孔４ｂ内に係合可能な係合部１１ｂがそれぞ
れ形成されている。また板バネ１１は、その遊端と反対
側におけるホルダ固定部分の一部１１ｃよりわずかに下
方に折り曲げられており、その結果、遊端の係合部１１
ｂがカセットホルダ４上面板内側へと軽く圧接された状
態で取り付けられている。

したがって、第３図のカセットホルダ４が開放された状
態において、カセットｌが矢印六方向に挿入された場合
には、板バネ１１はカセット前面によって、そのカセッ
ト押圧部１１ａをその弾性に抗してカセット挿入方向に
押圧され、第２図（ａ）に示すように、その係合部１１
ｂが孔４ｂに対向する位置まで移動されると、その弾性
によって孔４ｂ内に自動的に係合され、板バネ１１がそ
の位置に係止される。したがって以後カセットより手を
離しても、カセットは板バネ１１によって排出されず、
挿入位置に保持される（第１図２点鎖線位置）。

この状態で、蓋体３を閉成すると、上述のように、カセ
ットホルダ４も連動して閉成され、カセットホルダ４内
のカセットｌがディスクドライブユニット９へと装填さ
れ記録再生可能な状態にセットされ、且つ蓋体３は図示
しないロック機構によってその閉成位置にロックされる
。

一方、蓋体が閉成される際、第２図（ｂ）に示すように
、蓋体３のカセットホルダ４上の板バネｌＯに対向する
位置に形成された突起３メユ によって、板バネ１０が下方に押圧され、その係合部１
０ａがカセットホルダ４の孔４ｂ内へと挿入される。こ
れによってカセット排出用の板バネは、その係合部１１
ｂをカセットホルダ４の孔４ｂより押し出され、その係
止状態が解除される。したがって板バネ１１はその押圧
部１１ａをもってカセットｌを排出方向へと押圧するが
、カセットｌはディスクドライブユニット９上に設けら
れた図示しない位置決めビンによってその装填位置を位
置決めされているので、位置ずれ等を生じることはない
。

この状態で、図示しない操作手段によって所定の操作を
行うと、記録再生等、各動作モードを設定することがで
きる。

そして記録再生等の終了後、図示しないイジエクトキー
の操作により、図示しないロック機構を解除することに
より、蓋体３．カセットホルダ４はコイルスプリング７
によって開放される。カセットホルダ４が開放されるこ
とにより、その内部のカセット１は、ディスクドライブ
ユニット９の位置決めピンより離脱するため、カセット
ｌはカセット排出用の板バネ１１によって、カセットホ
ルダ４内より外方へと所定量排出され（第１図点線で示
す位置）、容易に取り出すことができる。

以上のように、蓋体３の閉成により板バネｌｌの係合部
１１ｂとカセットホルダ４の孔４ｂとの係合を解除して
、板バネ１１の係止を解除作用せず、板ばね１０を間に
介しているので、蓋体３の突起３ａを孔４ｂに対向する
位置に取り付ける必要はなく、蓋体３．カセットホルダ
４の支持軸５より十分能して取り付けることができるた
め、第２図（ａ）に示すように、板バネｌＯと突起３ａ
が上下に重ならない分だけ、板バネ１０と板バネ１１と
の距離を十分とることができ、誤動作防止に効果がある
。

また蓋体３の閉成時においては、板バネＩＪが十分なス
トロークをもって板バネ１１を確実に押圧することがで
き、カセットの排出動作を確実に行うことができる。

第４図、第５図は、それぞれ本発明のカセット排出装置
の他の実施例を示す上面図、側面図である０本実施例は
、上述の第１の実施例における板バネｌＯのかわりに、
フレーム２に軸１２によって回動自在に配されバネ１３
によってカセットホルダより離間する方向へと付勢され
たレバー１４を備えたものである。

レバー１４のカセットホルダ上の孔４ｂに対向する位置
には蓋体３の閉成時、孔４ｂ内に挿入され板バネ１１の
係合部１１ｂの係合を解除するための係合部１４ａが形
成されている。この状態で、カセットｌをカセットホル
ダ内に挿入し、蓋体３を閉成すると、レバー１４は、そ
の対向する蓋体３の内側部分によってバネ１３に抗して
カセットホルダ４側へと押圧回動され、その係合部１４
ａで板バネ１１の係止を解除することができる。他の構
成、動作については上述の第１の実施例と同様であるの
で、その説明を省略する。

（発明の効果） 以上述べたように、本発明におけるカセット排出装置に
よれば、カセットホルダ内に配されたカセット排出用バ
ネのカセット挿入位置におけるロックの解除を、蓋体の
閉成によって行うにあたり、解除部材を介して行うこと
により、蓋体側の解除用部材の作用点を、蓋体、カセッ
トホルダの支持軸より離間させることができるようにし
たので、蓋体、カセットホルダの開放状態では、排出部
材と解除部材との間隔を十分大きくとることができ、誤
動作防止に効果がある。

また蓋体、カセットホルダの閉成状態では、解除部材の
動作ストロークを太き（とることができるので、確実に
係合解除動作を行うことができる。

したがって、カセット排出動作が常に確実で、イジェク
ト操作をしてもカセットの取り出しができないというよ
うな誤動作や動作不良を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明におけるカセット排出装置の第１の実施
例を示す上面図、 第２図（ａ）、（ｂ）は第１図のカセット排出装置のそ
れぞれ異な　る動作状態における側断面図、 第３図は本発明のカセット排出装置の概略を説明するた
めの側面図 第４図は本発明におけるカセット排出装置の第２の実施
例を示す上面図、 第５図は第４図のカセット排出装置の側面図である。 ＄　ｂ　Ｉ！ｌ　ｔｆｆ乃弘・・・トの剣ノｌｔ図であ
る。 １ニノ；ニジ１．　ト

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 記録媒体を取り出し位置から所定の装填位置へと移動す
   るホルダと、該ホルダの外側に開閉自在に配された蓋体
   と、前記ホルダ内に配され前記記録媒体の挿入により第
   １の位置から第２の位置へと変位され、前記第２の位置
   から第１の位置への復帰動作によって前記記録媒体を前
   記ホルダ内より排出する弾性部材からなる排出部材と、
   前記排出部材を前記第２の位置に係止する係止部と、前
   記排出部材と前記係止部との係合を解除する解除部材と
   、前記蓋体の閉成により前記解除部材を動作して前記排
   出部材の前記第２の位置における係止を解除するように
   構成したことを特徴とするカセット排出装置。