JP2902432B2 - カートリッジ排出装置 - Google Patents
カートリッジ排出装置Info
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- JP2902432B2 JP2902432B2 JP2006300A JP630090A JP2902432B2 JP 2902432 B2 JP2902432 B2 JP 2902432B2 JP 2006300 A JP2006300 A JP 2006300A JP 630090 A JP630090 A JP 630090A JP 2902432 B2 JP2902432 B2 JP 2902432B2
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- cartridge
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- piece
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- Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
- Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は磁気ディスクや磁気テープ等が収納されたカ
ートリッジを、その装着機構から排出するための装置に
関するものである。
ートリッジを、その装着機構から排出するための装置に
関するものである。
[従来の技術] 電子スチールカメラの磁気記録装置、パーソナルコン
ピュータ、ワードプロセッサ等の補助記録装置などの記
録媒体には、磁気ディスクや磁気テープ等を内装したデ
ィスクカートリッジが広く使用されている。ディスクカ
ートリッジには種々の規格品があるが、その一例として
電子スチルカメラ用のディスクカートリッジを第6図に
示す。
ピュータ、ワードプロセッサ等の補助記録装置などの記
録媒体には、磁気ディスクや磁気テープ等を内装したデ
ィスクカートリッジが広く使用されている。ディスクカ
ートリッジには種々の規格品があるが、その一例として
電子スチルカメラ用のディスクカートリッジを第6図に
示す。
このディスクカートリッジ11は、ジャケット11bと、
その中に収納されたフレキシブル磁気ディスク11aを主
要構成部品としており、磁気ディスク11aの中央部に
は、ハブ11cが設けられ、このハブ11cが磁気ディスクド
ライブ装置のスピンドル部に装着されて、磁気ディスク
が回転するようになっている。また、11dはスライドシ
ャッタであり、背面には磁気ディスク11aが磁気ヘッド
を接触させるための窓孔(図示せず)が開口され、スラ
イドシャッタ11dを開いたとき窓孔が開口し、磁気ヘッ
ドが接触できるようになっている。
その中に収納されたフレキシブル磁気ディスク11aを主
要構成部品としており、磁気ディスク11aの中央部に
は、ハブ11cが設けられ、このハブ11cが磁気ディスクド
ライブ装置のスピンドル部に装着されて、磁気ディスク
が回転するようになっている。また、11dはスライドシ
ャッタであり、背面には磁気ディスク11aが磁気ヘッド
を接触させるための窓孔(図示せず)が開口され、スラ
イドシャッタ11dを開いたとき窓孔が開口し、磁気ヘッ
ドが接触できるようになっている。
11e,11fは位置決め孔であり、ディスクドライブ装置
に設けられた位置決め用のボスに係入されるようになっ
ている。
に設けられた位置決め用のボスに係入されるようになっ
ている。
このようなディスクカートリッジ11は、磁気ディスク
ドライブ装置に装着され、磁気ヘッドによって磁気ディ
スク11aに映像信号、音声信号等が記録され、または記
録信号が読み出されるものである。
ドライブ装置に装着され、磁気ヘッドによって磁気ディ
スク11aに映像信号、音声信号等が記録され、または記
録信号が読み出されるものである。
この磁気ディスクドライブ装置にもいくつかの方式が
知られているが、その中に、いわゆるホルダオープン方
式がある。この方式は、ディスクカートリッジを保持す
るホルダと、このホルダを覆う蓋体との回動運動によ
り、ディスクカートリッジをローディング位置とアンロ
ーディング位置とに変位可能としたものである。
知られているが、その中に、いわゆるホルダオープン方
式がある。この方式は、ディスクカートリッジを保持す
るホルダと、このホルダを覆う蓋体との回動運動によ
り、ディスクカートリッジをローディング位置とアンロ
ーディング位置とに変位可能としたものである。
この方式の磁気ディスクドライブ装置には、前記カー
トリッジホルダと蓋体とを回動させてオープン状態にし
たとき、ホルダに挿入されたディスクカートリッジを自
動的に挿脱口方向に排出するためのディスクカートリッ
ジ排出装置が備えられている。
トリッジホルダと蓋体とを回動させてオープン状態にし
たとき、ホルダに挿入されたディスクカートリッジを自
動的に挿脱口方向に排出するためのディスクカートリッ
ジ排出装置が備えられている。
第5図は、従来のディスクカートリッジ排出装置の一
例を示したものであり、19はディスクカートリッジホル
ダ、20はディスクカートリッジ排出レバー、22は係止レ
バーである。
例を示したものであり、19はディスクカートリッジホル
ダ、20はディスクカートリッジ排出レバー、22は係止レ
バーである。
前記ディスクカートリッジ排出レバー20は、ディスク
カートリッジホルダ19の上面に枢軸22bによって枢着さ
れ、ホルダ19のバネ掛け部19cと排出レバー20のバネ掛
け部20aにバネ21が掛け渡されている。これにより、排
出レバー20には枢軸22bを支点として紙面に向かって反
時計方向回りの回転力が付勢され、排出レバー舌片部20
cは、ホルダ切欠部19eに沿ってホルダ内方に押し出るよ
うになっている。
カートリッジホルダ19の上面に枢軸22bによって枢着さ
れ、ホルダ19のバネ掛け部19cと排出レバー20のバネ掛
け部20aにバネ21が掛け渡されている。これにより、排
出レバー20には枢軸22bを支点として紙面に向かって反
時計方向回りの回転力が付勢され、排出レバー舌片部20
cは、ホルダ切欠部19eに沿ってホルダ内方に押し出るよ
うになっている。
また係止レバー22もホルダ19の上面に枢軸22aによっ
て枢着され、ホルダ19のバネ掛け部19cとの間に掛け渡
されたバネ23によって、紙面に向かって時計方向回りの
回転力が付勢されている。19dはその回転を規制するた
めのストッパであり、係止レバー22の後端立ち上がり片
22bが該ストッパ19dに当ってその回動が規制される。こ
の係止レバー22の先端部は、前記ディスクカートリッジ
排出レバー20の先端部と当接し、排出レバー20の回動が
規制されるようになっている。
て枢着され、ホルダ19のバネ掛け部19cとの間に掛け渡
されたバネ23によって、紙面に向かって時計方向回りの
回転力が付勢されている。19dはその回転を規制するた
めのストッパであり、係止レバー22の後端立ち上がり片
22bが該ストッパ19dに当ってその回動が規制される。こ
の係止レバー22の先端部は、前記ディスクカートリッジ
排出レバー20の先端部と当接し、排出レバー20の回動が
規制されるようになっている。
その他、第5図において19bは、ディスクカートリッ
ジの挿入位置をホルダ19の後端部において規制するため
の規制片である。
ジの挿入位置をホルダ19の後端部において規制するため
の規制片である。
上記したディスクカートリッジ排出装置は、前記ホル
ダ19のディスクカートリッジ挿脱口(第5図に示したホ
ルダ19の先端側に形成されている)からディスクカート
リッジを挿入すると、排出レバー20の舌片部20cがディ
スクカートリッジに押し戻され、第5図のように排出レ
バー20の先端部が係止レバー22の先端部に係止される。
そして前記ホルダ19を覆う蓋体(図示せず)を閉じたと
き、その蓋体の裏面に形成された突片が係止レバー22の
後端傾斜部22cに当たるため、係止レバー22がバネ23の
弾性力に抗して反時計方向に回動し、係止レバー22の先
端部が排出レバー20の先端部から離脱する。このためバ
ネ21の弾性力により、排出レバー20が回動し、舌片20c
によってホルダ内のディスクカートリッジは挿脱口方向
へ押圧されることになる。
ダ19のディスクカートリッジ挿脱口(第5図に示したホ
ルダ19の先端側に形成されている)からディスクカート
リッジを挿入すると、排出レバー20の舌片部20cがディ
スクカートリッジに押し戻され、第5図のように排出レ
バー20の先端部が係止レバー22の先端部に係止される。
そして前記ホルダ19を覆う蓋体(図示せず)を閉じたと
き、その蓋体の裏面に形成された突片が係止レバー22の
後端傾斜部22cに当たるため、係止レバー22がバネ23の
弾性力に抗して反時計方向に回動し、係止レバー22の先
端部が排出レバー20の先端部から離脱する。このためバ
ネ21の弾性力により、排出レバー20が回動し、舌片20c
によってホルダ内のディスクカートリッジは挿脱口方向
へ押圧されることになる。
この場合、ホルダ19と蓋体を閉じた状態ではディスク
カートリッジの位置決め孔11e,11fがディスクドライブ
装置の位置決めボスに係入しているため、ディスクカー
トリッジ11はホルダ19から抜け出ることはない。しか
し、蓋体とホルダ19を開けると、ディスクカートリッジ
の位置決め孔11e,11fが位置決めボスからはずれるた
め、排出レバーの舌片20cの押圧力によりディスクカー
トリッジはホルダ19の挿脱口から排出されることにな
る。
カートリッジの位置決め孔11e,11fがディスクドライブ
装置の位置決めボスに係入しているため、ディスクカー
トリッジ11はホルダ19から抜け出ることはない。しか
し、蓋体とホルダ19を開けると、ディスクカートリッジ
の位置決め孔11e,11fが位置決めボスからはずれるた
め、排出レバーの舌片20cの押圧力によりディスクカー
トリッジはホルダ19の挿脱口から排出されることにな
る。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記した従来のディスクカートリッジ
排出装置は、ディスクカートリッジ排出レバー20、係止
レバー22、バネ21,23、枢軸20b,22a等、多くの部品で構
成されているため、組み立て工数も多くなり、コストア
ップとなっていた。
排出装置は、ディスクカートリッジ排出レバー20、係止
レバー22、バネ21,23、枢軸20b,22a等、多くの部品で構
成されているため、組み立て工数も多くなり、コストア
ップとなっていた。
本発明はこのような問題点を解決するために検討の結
果提案されたものであり、構成を簡略化することによっ
て、部品点数及び組み立て工数を少なくし、大幅なコス
ト低減を図ることを主たる目的とするものである。
果提案されたものであり、構成を簡略化することによっ
て、部品点数及び組み立て工数を少なくし、大幅なコス
ト低減を図ることを主たる目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] 上記目的のため本発明の採用した手段は、ホルダにカ
ートリッジを保持し、蓋体の回動に連係して該ホルダか
らカートリッジが排出するように構成されたカートリッ
ジ排出装置において、 前記カートリッジホルダの後方部に、 カートリッジ挿脱口方向へ押圧力が付勢され、その一
部を折曲させた折曲部を前記ホルダ後端部の係止部に係
止可能にした第1のバネ片と、 前記第1バネ片の折曲部に干渉して該折曲部を前記係
止部から離脱させるための第2のバネ片とを備えたカー
トリッジ排出バネを設けると共に、 前記第1バネ片と第2バネ片を、1枚の板金の折り曲
げ加工によって一体成形し、 前記蓋体を回動させたとき、第2バネ片が第1バネ片
の折曲部と干渉してその折曲部を前記ホルダ係止部から
離脱させ、該第1バネ片によってカートリッジを挿脱口
方向へ押し出すように構成したことを特徴とする。
ートリッジを保持し、蓋体の回動に連係して該ホルダか
らカートリッジが排出するように構成されたカートリッ
ジ排出装置において、 前記カートリッジホルダの後方部に、 カートリッジ挿脱口方向へ押圧力が付勢され、その一
部を折曲させた折曲部を前記ホルダ後端部の係止部に係
止可能にした第1のバネ片と、 前記第1バネ片の折曲部に干渉して該折曲部を前記係
止部から離脱させるための第2のバネ片とを備えたカー
トリッジ排出バネを設けると共に、 前記第1バネ片と第2バネ片を、1枚の板金の折り曲
げ加工によって一体成形し、 前記蓋体を回動させたとき、第2バネ片が第1バネ片
の折曲部と干渉してその折曲部を前記ホルダ係止部から
離脱させ、該第1バネ片によってカートリッジを挿脱口
方向へ押し出すように構成したことを特徴とする。
また本発明の別の手段は、前記第1バネ片は、その先
端部に形成された折曲部が、前記ホルダの後端部に形成
された切欠部の端縁肉厚部に係止されるように構成され
ており、 前記第2バネ片は、前記第1バネ片の後端部を前記ホ
ルダの上面部に折り曲げて形成した支持片の先端部を上
下方向に付勢するように折り曲げて形成し、該折曲部の
先端部を前記第1バネ片の折曲部に位置させると共に、
前記支持片を前記ホルダの上面部に固定したことを特徴
とする。
端部に形成された折曲部が、前記ホルダの後端部に形成
された切欠部の端縁肉厚部に係止されるように構成され
ており、 前記第2バネ片は、前記第1バネ片の後端部を前記ホ
ルダの上面部に折り曲げて形成した支持片の先端部を上
下方向に付勢するように折り曲げて形成し、該折曲部の
先端部を前記第1バネ片の折曲部に位置させると共に、
前記支持片を前記ホルダの上面部に固定したことを特徴
とする。
[作用] 上記した手段によれば、蓋体を閉じたとき、第2バネ
片が、第1バネ片の一部に形成された折曲部を押圧し、
その折曲部がカートリッジホルダの係止部から離脱す
る。これにより第1バネ片の弾性力によってホルダ内の
カートリッジが押圧された状態となり、蓋体及びホルダ
を開いたとき、その押圧力によりカートリッジがホルダ
から排出されることになる。
片が、第1バネ片の一部に形成された折曲部を押圧し、
その折曲部がカートリッジホルダの係止部から離脱す
る。これにより第1バネ片の弾性力によってホルダ内の
カートリッジが押圧された状態となり、蓋体及びホルダ
を開いたとき、その押圧力によりカートリッジがホルダ
から排出されることになる。
[実施例] 以下本発明の実施例を第1図乃至第4図に従って説明
する。
する。
第1図は本発明のディスクカートリッジ排出装置を適
用したディスクドライブ装置の全体斜視図である。
用したディスクドライブ装置の全体斜視図である。
図中、4はユニットベース、9はディスクカートリッ
ジホルダ、7は上蓋であり、前記ホルダ9と上蓋7は、
ユニットベース4の後端両側部に立設されたヒンジ支持
板8に枢軸8aによって枢着されている。即ち、上蓋7の
後端両側部には、フック状のアーム板7cが形成されてお
り、このアーム板7cとホルダ9の後端側面がヒンジ支持
板8を挟んで枢軸8aによって枢着され、ホルダ9と上蓋
7とは枢軸8aを支点として回動し、上下方向に開閉可能
となっている。
ジホルダ、7は上蓋であり、前記ホルダ9と上蓋7は、
ユニットベース4の後端両側部に立設されたヒンジ支持
板8に枢軸8aによって枢着されている。即ち、上蓋7の
後端両側部には、フック状のアーム板7cが形成されてお
り、このアーム板7cとホルダ9の後端側面がヒンジ支持
板8を挟んで枢軸8aによって枢着され、ホルダ9と上蓋
7とは枢軸8aを支点として回動し、上下方向に開閉可能
となっている。
本実施例では、前記ホルダ9の後端部に、側方に突出
した突片9aが形成されており、上蓋7を回動させて所定
位置まで開いたとき、アーム板7cの先端フック部が該突
片9aと係合し、ホルダ9も連係して開くようになってい
る。また、ユニットベース4の側面部に設けられたバネ
掛け4cと前記アーム板7cの下端部の間には、バネ5が掛
け渡されており、上蓋7及びこれと連係するホルダ9は
常に上方に回動するように、即ち上方に開くように回動
力が付勢されている。
した突片9aが形成されており、上蓋7を回動させて所定
位置まで開いたとき、アーム板7cの先端フック部が該突
片9aと係合し、ホルダ9も連係して開くようになってい
る。また、ユニットベース4の側面部に設けられたバネ
掛け4cと前記アーム板7cの下端部の間には、バネ5が掛
け渡されており、上蓋7及びこれと連係するホルダ9は
常に上方に回動するように、即ち上方に開くように回動
力が付勢されている。
前記ユニットベース4には、ディスクカートリッジに
おける磁気ディスクを回転させるためのスピンドルモー
タ3、磁気ディスクのハブが装着される装着部3a、磁気
ディスクに映像信号,音声信号等を記録しまたは該信号
を読み込むための磁気ヘッド1、この磁気ヘッド1を磁
気ディスクの半径方向に送り込むためのキャリッジ2,等
が組み込まれている。またユニットベース4の上面先端
中央部および後端両側部には、ディスクカートリッジを
装着したときの高さ方向の位置を規制するためのボス4a
と、ディスクカートリッジの中心位置決めを行うための
位置決めボス4bが突設されている。
おける磁気ディスクを回転させるためのスピンドルモー
タ3、磁気ディスクのハブが装着される装着部3a、磁気
ディスクに映像信号,音声信号等を記録しまたは該信号
を読み込むための磁気ヘッド1、この磁気ヘッド1を磁
気ディスクの半径方向に送り込むためのキャリッジ2,等
が組み込まれている。またユニットベース4の上面先端
中央部および後端両側部には、ディスクカートリッジを
装着したときの高さ方向の位置を規制するためのボス4a
と、ディスクカートリッジの中心位置決めを行うための
位置決めボス4bが突設されている。
なお、6はユニットベース4の前面部に取り付けられ
たフック板であり、図示しないがユニットベース4の幅
方向にスライド可能となっており、所定位置にロックで
きるような機構となっている。
たフック板であり、図示しないがユニットベース4の幅
方向にスライド可能となっており、所定位置にロックで
きるような機構となっている。
一方、前記ディスクカートリッジホルダ9は、両側が
内方にコ字状に屈曲し、ディスクカートリッジのガイド
部9cが形成されている。このガイド部9cの先端部はディ
スクカートリッジの挿脱口9gとなる。また該ガイド部9c
の後端部には、ホルダ9の上面後端部を下方に屈曲させ
ることにより、ディスクカートリッジの挿入位置規制片
9bが形成されている。
内方にコ字状に屈曲し、ディスクカートリッジのガイド
部9cが形成されている。このガイド部9cの先端部はディ
スクカートリッジの挿脱口9gとなる。また該ガイド部9c
の後端部には、ホルダ9の上面後端部を下方に屈曲させ
ることにより、ディスクカートリッジの挿入位置規制片
9bが形成されている。
このようなディスクカートリッジホルダ9の後端部に
は、第2図に詳示するようなディスクカートリッジ排出
バネ10が取り付けられている。この排出バネ10は、同図
に示すように1枚の金属板を所定形状に打ち抜き、その
金属片を折り曲げ加工により成形したものであり、前記
ホルダ9の後端部幅方向に伸びるディスクカートリッジ
押圧用のバネ片10aと、この押圧バネ片10aの先端部に対
応してホルダ9の上面部に位置する押下バネ片10bを有
している。
は、第2図に詳示するようなディスクカートリッジ排出
バネ10が取り付けられている。この排出バネ10は、同図
に示すように1枚の金属板を所定形状に打ち抜き、その
金属片を折り曲げ加工により成形したものであり、前記
ホルダ9の後端部幅方向に伸びるディスクカートリッジ
押圧用のバネ片10aと、この押圧バネ片10aの先端部に対
応してホルダ9の上面部に位置する押下バネ片10bを有
している。
前記押圧バネ片10aは、前記ホルダ9の内方に屈曲す
るように弾性力が付勢されており、その先端に形成され
た折曲片10cは、ホルダ9の上面に形成された切欠部9f
の端縁肉厚部に係止されるようになっている。また前記
押下バネ片10bは、ホルダ上面に固定される支持片10fの
先端部をコ字状に折り曲げて形成したもので、上下方向
に弾性力が付勢されており、その先端には爪部10dが形
成されている。そして、この押下バネ片10bを押し下げ
たとき、爪部10dにより押圧バネ片10aの先端折曲片10c
が押され、切欠部9fの端縁肉厚部から離脱し、押圧バネ
片10aは、その反発力によりホルダ9の内方に変位する
ことになる。
るように弾性力が付勢されており、その先端に形成され
た折曲片10cは、ホルダ9の上面に形成された切欠部9f
の端縁肉厚部に係止されるようになっている。また前記
押下バネ片10bは、ホルダ上面に固定される支持片10fの
先端部をコ字状に折り曲げて形成したもので、上下方向
に弾性力が付勢されており、その先端には爪部10dが形
成されている。そして、この押下バネ片10bを押し下げ
たとき、爪部10dにより押圧バネ片10aの先端折曲片10c
が押され、切欠部9fの端縁肉厚部から離脱し、押圧バネ
片10aは、その反発力によりホルダ9の内方に変位する
ことになる。
なお、前記ディスクカートリッジ排出バネ10は、ホル
ダ9の上面にスポット溶接、ネジ止め等の手段により固
定される。
ダ9の上面にスポット溶接、ネジ止め等の手段により固
定される。
他方、前記上蓋7の裏面部には、第1図に示すよう
に、前記押下バネ片10bと対応した位置に切欠舌片7bが
形成されており、上蓋7で前記ホルダ9の上面を覆った
とき、該切欠舌片7bが上述した押下バネ片10bと接触し
て、該押下バネ片10bを押し下げるようになっている。
また、この上蓋7の先端部には、フック板7aが設けられ
ており、上蓋7とホルダ9を閉じた状態で、上述したユ
ニットベース4のフック板6と係合させ、ロックできる
ようになっている。
に、前記押下バネ片10bと対応した位置に切欠舌片7bが
形成されており、上蓋7で前記ホルダ9の上面を覆った
とき、該切欠舌片7bが上述した押下バネ片10bと接触し
て、該押下バネ片10bを押し下げるようになっている。
また、この上蓋7の先端部には、フック板7aが設けられ
ており、上蓋7とホルダ9を閉じた状態で、上述したユ
ニットベース4のフック板6と係合させ、ロックできる
ようになっている。
次に、上記した実施例の作動例を説明する。
まず、第1図のように、ディスクカートリッジホルダ
9と上蓋7を開いた状態で、ホルダ9の挿脱口9gから第
6図に示したディスクカートリッジを挿入すると、ホル
ダ内方に屈曲しているカートリッジ排出バネ10の押圧バ
ネ片10aがホルダ後端方向に押し戻され、第3図に示す
ように、ディスクカートリッジ後端部が規制片9bに達し
たとき、折曲片10cがホルダ切欠部9fの端縁肉厚部に係
止される。
9と上蓋7を開いた状態で、ホルダ9の挿脱口9gから第
6図に示したディスクカートリッジを挿入すると、ホル
ダ内方に屈曲しているカートリッジ排出バネ10の押圧バ
ネ片10aがホルダ後端方向に押し戻され、第3図に示す
ように、ディスクカートリッジ後端部が規制片9bに達し
たとき、折曲片10cがホルダ切欠部9fの端縁肉厚部に係
止される。
この状態からホルダ9を下方に回動させ、ユニットベ
ース4に被せると、ディスクカートリッジ11の位置決め
孔11e,11fが、ユニットベース4のそれぞれ対応した位
置決めボス4bに挿入され、位置決めがなされると共に、
ディスクカートリッジ11のハブ11cがピンドルモータ3
の装着部3aに装着される。また、ディスクカートリッジ
11のシャッタ11dが、ユニットベース4に設けられた作
動機構(図示せず)によってスライドし、そのシャッタ
11dの窓孔をオープン状態にして内部の磁気ディスク11a
と磁気ヘッド1が接触することになる。
ース4に被せると、ディスクカートリッジ11の位置決め
孔11e,11fが、ユニットベース4のそれぞれ対応した位
置決めボス4bに挿入され、位置決めがなされると共に、
ディスクカートリッジ11のハブ11cがピンドルモータ3
の装着部3aに装着される。また、ディスクカートリッジ
11のシャッタ11dが、ユニットベース4に設けられた作
動機構(図示せず)によってスライドし、そのシャッタ
11dの窓孔をオープン状態にして内部の磁気ディスク11a
と磁気ヘッド1が接触することになる。
前記ホルダ9を下方に回動させると、上蓋7とホルダ
9は互いに図示しないバネによって開く方向に弾性力が
付勢されているため、ホルダ9は上蓋7の回動に伴い、
下動し所定位置まで下がる。この上蓋7をさらに押し下
げてホルダ9に被せると、切欠舌片7bにより、押下バネ
片10bが押圧され、その爪部10bにより、押圧バネ片10a
の折曲片10cが押し下げられ、ホルダ上面切欠部9fの端
縁肉厚部から離脱する。このため、第4図に示すよう
に、押圧バネ片10aの反発力により、ディスクカートリ
ッジ11が挿脱口9g方向に押圧された状態となる。このと
きディスクカートリッジ11の位置決め孔11e,11fとユニ
ットベースの位置決めボス4bの係合関係により、ディス
クカートリッジ11の先端部がホルダ9の先端部からわず
かに突き出た状態となる。
9は互いに図示しないバネによって開く方向に弾性力が
付勢されているため、ホルダ9は上蓋7の回動に伴い、
下動し所定位置まで下がる。この上蓋7をさらに押し下
げてホルダ9に被せると、切欠舌片7bにより、押下バネ
片10bが押圧され、その爪部10bにより、押圧バネ片10a
の折曲片10cが押し下げられ、ホルダ上面切欠部9fの端
縁肉厚部から離脱する。このため、第4図に示すよう
に、押圧バネ片10aの反発力により、ディスクカートリ
ッジ11が挿脱口9g方向に押圧された状態となる。このと
きディスクカートリッジ11の位置決め孔11e,11fとユニ
ットベースの位置決めボス4bの係合関係により、ディス
クカートリッジ11の先端部がホルダ9の先端部からわず
かに突き出た状態となる。
このようにしてディスクカートリッジホルダ9と上蓋
7を閉じた後、上蓋フック板7aとユニットベースのフッ
ク板6を係合させてロックする。そして、この状態で磁
気ヘッド1によりディスクカートリッジ11の磁気ディス
ク11aに映像信号、音声信号等を記録し、または記録信
号の読み出しが行われる。
7を閉じた後、上蓋フック板7aとユニットベースのフッ
ク板6を係合させてロックする。そして、この状態で磁
気ヘッド1によりディスクカートリッジ11の磁気ディス
ク11aに映像信号、音声信号等を記録し、または記録信
号の読み出しが行われる。
磁気ディスク11aへの記録または再生の後、ディスク
カートリッジ11をホルダ9から取り出すときは、上記し
たフック板6をスライドさせてフック板7aとの係合関係
を解除すると、バネ5の圧縮力により、上蓋7が自動的
に開き、アーム板7cと突片9aが係合してホルダ9も持ち
上げられる。このとき、ホルダ9内のディスクカートリ
ッジ11は、その後端部が排出バネ10の押圧バネ片10aに
よって押圧された状態となっているため、挿脱口9aから
押し出されて排出されることになる。
カートリッジ11をホルダ9から取り出すときは、上記し
たフック板6をスライドさせてフック板7aとの係合関係
を解除すると、バネ5の圧縮力により、上蓋7が自動的
に開き、アーム板7cと突片9aが係合してホルダ9も持ち
上げられる。このとき、ホルダ9内のディスクカートリ
ッジ11は、その後端部が排出バネ10の押圧バネ片10aに
よって押圧された状態となっているため、挿脱口9aから
押し出されて排出されることになる。
上記した実施例は本発明の一例を示したものであり、
ディスクカートリッジ排出バネ10は図示したものに限定
されるものではなく、押圧バネ片10aと押し下げバネ片1
0bが1枚の板金の折り曲げ加工により一体形成されてい
る限り、その形状、構造は任意である。また、上記実施
例では、押圧バネ片10aの先端がホルダ上面切欠部9fの
端縁肉厚部に係止されるようになっているが、その係止
を確実にするため、例えば切欠部9fの付近に係止用の小
突起を形成するようにしてもよい。
ディスクカートリッジ排出バネ10は図示したものに限定
されるものではなく、押圧バネ片10aと押し下げバネ片1
0bが1枚の板金の折り曲げ加工により一体形成されてい
る限り、その形状、構造は任意である。また、上記実施
例では、押圧バネ片10aの先端がホルダ上面切欠部9fの
端縁肉厚部に係止されるようになっているが、その係止
を確実にするため、例えば切欠部9fの付近に係止用の小
突起を形成するようにしてもよい。
なお、本発明は電子スチールカメラの磁気記録装置の
ほか、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等の
補助記録装置、さらにはカセットテープレコーダのカセ
ットテープの排出装置などに応用してもよいことはいう
までもない。
ほか、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等の
補助記録装置、さらにはカセットテープレコーダのカセ
ットテープの排出装置などに応用してもよいことはいう
までもない。
[発明の効果] 以上説明した本発明のカートリッジ排出装置は、カー
トリッジを押圧するための第1のバネ片と、この第1バ
ネ片の係止状態を解除するための第2のバネ片を、1枚
の板金の折り曲げ加工により一体成形するため、その構
成が簡単であり、従来と比較して部品点数や組み立て工
数が少なくなるため、大幅なコストダウンを図ることが
できる。
トリッジを押圧するための第1のバネ片と、この第1バ
ネ片の係止状態を解除するための第2のバネ片を、1枚
の板金の折り曲げ加工により一体成形するため、その構
成が簡単であり、従来と比較して部品点数や組み立て工
数が少なくなるため、大幅なコストダウンを図ることが
できる。
第1図は本発明を適用したディスクドライブ装置の全体
斜視図、第2図は本発明の実施例を示す要部斜視図、第
3図はディスクカートリッジがディスクホルダに挿入さ
れたときの平面図、第4図はディスクカートリッジがデ
ィスクドライブ装置に装着されたときの平面図、第5図
は従来のディスクカートリッジ排出装置の要部斜視図、
第6図は一般的なディスクカトリッジの斜視図である。 1…磁気ヘッド、3…スピンドルモータ、4…ユニット
ベース、7…上蓋、7b…切欠舌片、9…ディスクカート
リッジホルダ、9c…ディスクカートリッジガイド部、9f
…切欠部、10…ディスクカートリッジ排出バネ、10a…
ディスクカートリッジ押圧バネ片、10b…押下バネ片、1
0c…折曲片、11…ディスクカートリッジ
斜視図、第2図は本発明の実施例を示す要部斜視図、第
3図はディスクカートリッジがディスクホルダに挿入さ
れたときの平面図、第4図はディスクカートリッジがデ
ィスクドライブ装置に装着されたときの平面図、第5図
は従来のディスクカートリッジ排出装置の要部斜視図、
第6図は一般的なディスクカトリッジの斜視図である。 1…磁気ヘッド、3…スピンドルモータ、4…ユニット
ベース、7…上蓋、7b…切欠舌片、9…ディスクカート
リッジホルダ、9c…ディスクカートリッジガイド部、9f
…切欠部、10…ディスクカートリッジ排出バネ、10a…
ディスクカートリッジ押圧バネ片、10b…押下バネ片、1
0c…折曲片、11…ディスクカートリッジ
Claims (2)
- 【請求項1】ホルダにカートリッジを保持し、蓋体の回
動に連係して該ホルダからカートリッジが排出するよう
に構成されたカートリッジ排出装置において、 前記カートリッジホルダの後方部に、 カートリッジ挿脱口方向へ押圧力が付勢され、その一部
を折曲させた折曲部を前記ホルダ後端部の係止部に係止
可能にした第1のバネ片と、 前記第1バネ片の折曲部に干渉して該折曲部を前記係止
部から離脱させるための第2のバネ片とを備えたカート
リッジ排出バネを設けると共に、 前記第1バネ片と第2バネ片を、1枚の板金の折り曲げ
加工によって一体成形し、 前記蓋体を回動させたとき、第2バネ片が第1バネ片の
折曲部と干渉してその折曲部を前記ホルダ係止部から離
脱させ、該第1バネ片によってカートリッジを挿脱口方
向へ押し出すように構成したことを特徴とするカートリ
ッジ排出装置。 - 【請求項2】前記第1バネ片は、その先端部に形成され
た折曲部が、前記ホルダの後端部に形成された切欠部の
端縁肉厚部に係止されるように構成されており、 前記第2バネ片は、前記第1バネ片の後端部を前記ホル
ダの上面部に折り曲げて形成した支持片の先端部を上下
方向に付勢するように折り曲げて形成し、該折曲部の先
端部を前記第1バネ片の折曲部に位置させると共に、前
記支持片を前記ホルダの上面部に固定したことを特徴と
する請求項1に記載のカートリッジ排出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006300A JP2902432B2 (ja) | 1990-01-17 | 1990-01-17 | カートリッジ排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006300A JP2902432B2 (ja) | 1990-01-17 | 1990-01-17 | カートリッジ排出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03212846A JPH03212846A (ja) | 1991-09-18 |
JP2902432B2 true JP2902432B2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=11634527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006300A Expired - Lifetime JP2902432B2 (ja) | 1990-01-17 | 1990-01-17 | カートリッジ排出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2902432B2 (ja) |
-
1990
- 1990-01-17 JP JP2006300A patent/JP2902432B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03212846A (ja) | 1991-09-18 |
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