JP2004211944A - 空気調和装置の油回収方法及び空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置の油回収方法及び空気調和装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ユニット間配管に残留する冷凍機油の回収効率を向上させること。
【解決手段】圧縮機20及び室外熱交換器24が室外冷媒配管19に配設された室外機11と、室内熱交換器18及び室内電子膨張弁17が室内冷媒配管16に配設された室内機12A、12Bと、室外冷媒配管19と室内冷媒配管16を接続し、ガス管13及び液管14を備えてなるユニット間配管15と、を有する空気調和装置において、室外制御装置41は、各室内機12A、12Bの室内電子膨張弁17を全閉し、冷房運転を行ってガス管13を減圧する制御を行い、減圧後、室内電子膨張弁17を略全開し、減圧したガス管13に液管14側から室内熱交換器18及び室内冷媒配管16を介して液冷媒を流入させて、ガス管13に残留している冷凍機油を室外機11側に戻す制御を行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和装置の油回収方法及び空気調和装置に関し、特にユニット間配管に残留する冷凍機油を回収する空気調和装置の油回収方法及び空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
圧縮機及び室外熱交換器が室外冷媒配管に配設された室外機と、室内熱交換器及び電子膨張弁が室内冷媒配管に配設された室内機と、室外冷媒配管と室内冷媒配管を接続し、ガス管及び液管を備えてなるユニット間配管とを有して構成される空気調和装置が知られている。
【0003】
このような空気調和装置のうち、ビルディングなどの建物に設置されるものでは、室外機と室内機をつなぐユニット間配管が建物に埋め込まれ、更に配管長が長いことが一般的である。また、室内機が複数台存在する場合、これらの室内機に接続される上記ユニット間配管は、枝管が多く複雑な形状となっている。
【0004】
このような空気調和装置のユニット間配管には、圧縮機から吐出された冷媒に含まれる冷凍機油が残留しやすい。そして、ユニット間配管に冷凍機油が残留し、室外機側(即ち、圧縮機)に冷凍機油が戻ってこないと、圧縮機において冷凍機油不足となることがある。このように、圧縮機の冷凍機油不足の状況で運転を続けると、熱交換器において熱交換不足を生じたり、圧縮機の過熱運転や冷媒吐出温度異常、摺動部の焼きつき等を発生して、圧縮機の能力不足や故障を招くことがあるため、ユニット間配管内に残留する冷凍機油を圧縮機に回収する必要がある。
【0005】
また、既設の空気調和装置を新設の空気調和装置に交換する際に、建物内に設置された上記ユニット間配管をも交換することは、このユニット間配管の寿命に余裕がある場合に無駄であり、有効に利用されるべきである。但し、既設の空気調和装置と新設の空気調和装置との間で使用される冷媒が異なる場合には、これらの冷媒に対応して冷凍機油も異なる。このため、既設の空気調和装置のユニット間配管を残し、室外機及び室内機を交換する際には、このユニット間配管内に残留する冷凍機油を回収する必要がある。
【0006】
従来、空気調和装置において、室外機側の室外冷媒配管に、ユニット間配管に流通する冷媒から冷凍機油等を捕捉する手段を設けて冷凍機油を回収するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−9368号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述のユニット間配管に残留する冷凍機油を回収する空気調和装置では、ユニット間配管の液管内は、液冷媒が流れるため液管内の冷凍機油が流れやすく良好に回収できるものである。しかし、ユニット間配管のガス管内は、暖房運転及び冷房運転のいずれにおいても、ガス冷媒が流れることになるため、液冷媒が流れる場合と比較して冷凍機油が残留しやすく、ユニット間配管のガス管における冷凍機油の回収効率が低いという問題がある。
【0009】
特に、通常の冷房運転時は、暖房運転時のガス冷媒よりも圧力の低いガス冷媒がユニット間配管のガス管内を流れることになる。従って、通常の冷房運転時は、ユニット間配管のガス管内に冷凍機油が残留しやすく、暖房運転時よりもユニット間配管のガス管における冷凍機油の回収効率が低いという問題がある。
【0010】
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、ユニット間配管に残留する冷凍機油の回収効率の向上を図る空気調和装置の油回収方法及び空気調和装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、圧縮機及び室外熱交換器が室外冷媒配管に配設された室外機と、室内熱交換器及び電子膨張弁が室内冷媒配管に配設された室内機と、前記室外冷媒配管と前記室内冷媒配管を接続し、ガス管及び液管を備えてなるユニット間配管と、を有する空気調和装置の油回収方法において、前記電子膨張弁を全閉し、冷房運転を行って前記ガス管を減圧する減圧工程と、前記電子膨張弁を略全開し、減圧した前記ガス管に前記液管側から前記室内熱交換器及び前記室内冷媒配管を介して液冷媒を流入させて、前記ガス管に残留している冷凍機油を前記室外機側に戻す油戻し工程とを備えたことを特徴とするものである。
【0012】
この場合において、前記減圧工程と前記油戻し工程とを交互に複数回繰り返し行うようにしてもよい。
【0013】
また、冷房運転中に前記圧縮機内の冷凍機油量を監視する監視工程と、この監視工程の監視の結果に基づいて、前記圧縮機に冷凍機油を戻す油回収条件が成立したか否かを判別する判別工程とを備え、前記油回収条件が成立した場合に前記減圧工程に移行するようにしてもよい。
【0014】
更に、前記減圧工程は、前記圧縮機が正常に動作する範囲内で、前記ガス管を略真空状態にまで減圧するようにしてもよい。
【0015】
更にまた、前記油戻し工程は、前記室内機の送風ファンを停止して行うようにしてもよい。
【0016】
また、圧縮機及び室外熱交換器が室外冷媒配管に配設された室外機と、室内熱交換器及び電子膨張弁が室内冷媒配管に配設された室内機と、前記室外冷媒配管と前記室内冷媒配管を接続し、ガス管及び液管を備えてなるユニット間配管と、を有する空気調和装置において、前記電子膨張弁を全閉し、冷房運転を行って前記ガス管を減圧する減圧手段と、前記電子膨張弁を略全開し、減圧した前記ガス管に前記液管側から前記室内熱交換器及び前記室内冷媒配管を介して液冷媒を流入させて、前記ガス管に残留している冷凍機油を前記室外機側に戻す油戻し手段とを備えたことを特徴としている。
【0017】
この場合において、前記減圧手段と前記油戻し手段とを交互に複数回繰り返し動作させるようにしてもよい。
【0018】
また、冷房運転中に前記圧縮機内の冷凍機油量を監視する監視手段と、この監視手段の監視の結果に基づいて、前記圧縮機に冷凍機油を戻す油回収条件が成立したか否かを判別する判別手段とを備え、前記油回収条件が成立した場合に前記減圧手段の動作に移行するようにしてもよい。
【0019】
更に、前記減圧手段は、前記圧縮機が正常に動作する範囲内で、前記ガス管を略真空状態にまで減圧するようにしてもよい。
【0020】
更にまた、前記油戻し手段は、前記室内機の送風ファンを停止して行うようにしてもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
【0022】
〔A〕第1の実施の形態
図1は、本発明に係る空気調和装置の第1の実施の形態を示す構成図である。
【0023】
図1において、空気調和装置10は、ガス管13及び液管14を備えてなるユニット間配管15に室外機11が接続されるとともに、複数台(図1では、2台)の室内機12A、12Bが並列に接続されて構成される。
【0024】
室内機12A、12Bは、室内冷媒配管16に室内電子膨張弁17及び室内熱交換器18が配設されて構成され、室内冷媒配管16の一端がガス管13に、他端が室内電子膨張弁17を介して液管14にそれぞれ接続される。室内熱交換器18には、この室内熱交換器18へ送風する送風ファンとしての室内ファン22が隣接して配置されている。
【0025】
冷房運転時に室内熱交換器18の冷媒出口側となる室内冷媒配管16には、室内熱交換器18の冷媒出口の温度を検出する第1温度センサ36が設けられている。また、室内熱交換器18の空気吸込側の中央付近には、室内熱交換器18の温度を検出するための第2温度センサ37が設けられている。
【0026】
また、室内機12A、12Bには、室内電子膨張弁17及び室内ファン22を制御する室内制御装置42が設けられている。
【0027】
室内電子膨張弁17は、室内制御装置42により弁開度が空調負荷に応じて調整される。この室内電子膨張弁17は、例えば不図示のパルスモータによって弁開度が調整される。そして、室内電子膨張弁17のパルスモータへ入力されるパルスが、例えば、0パルスのときが全閉、140パルスのときが全開となるように設定されている。
【0028】
室外機11は、室外冷媒配管19に圧縮機20が配設され、この圧縮機20の吸込側にアキュムレータ21が配設され、吐出側に四方弁23が配設され、更に、四方弁23側の室外冷媒配管19に室外熱交換器24、室外電子膨張弁25が順次配設されて構成される。また、室外熱交換器24には、この室外熱交換器24へ送風する室外ファン26が隣接して配置されている。圧縮機20には、この圧縮機20の油面レベルを検出する油面センサ29が設けられている。
【0029】
この室外機11には、三方弁のガス側閉鎖弁27及び液側閉鎖弁28が備えられている。これらガス側閉鎖弁27及び液側閉鎖弁28は、例えば、手動弁である。
【0030】
ガス側閉鎖弁27は、三つのポート27A、27B、27Cを有し、室外冷媒配管19の四方弁23側の端部19Aが、ガス側閉鎖弁27のポート27Aに接続され、ユニット間配管15のガス管13の端部13Aがガス側閉鎖弁27のポート27Bに接続される。また、液側閉鎖弁28は、三つのポート28A、28B、28Cを有し、室外冷媒配管19の室外電子膨張弁25側の端部19Bが、液側閉鎖弁28のポート28Aに接続され、ユニット間配管15の液管14の端部14Aが、液側閉鎖弁28のポート28Bに接続される。
【0031】
ガス側閉鎖弁27のポート27C及び液側閉鎖弁28のポート28Cは、いわゆるサービスポートであり、冷媒回収や配管内のエアを抜く真空引き等を行うときに使用される。通常、ガス側閉鎖弁27のポート27A、27B及び液側閉鎖弁28のポート28A、28Bは、開弁されており、ガス側閉鎖弁27のポート27C及び液側閉鎖弁28のポート28Cは、閉弁されている。例えば、ガス側閉鎖弁27のポート27C及び液側閉鎖弁28のポート28Cには、虫弁(不図示)が設けられている。
【0032】
室外機11には、空気調和装置10全体を制御する室外制御装置41が設けられている。この室外制御装置41は、圧縮機20、四方弁23、室外電子膨張弁25、室外ファン26等を制御するとともに、各室内機12A、12Bの室内制御装置42に室内電子膨張弁17および室内ファン22を制御するための指令を送る。つまり、室外制御装置41は、各室内機12A、12Bの室内制御装置42を介して室内電子膨張弁17および室内ファン22を制御している。そして、室外制御装置41による四方弁23の切換により空気調和装置10が冷房運転又は暖房運転に設定される。
【0033】
空気調和装置10は、通常の冷房運転或いは暖房運転を行う通常の運転モードと、ユニット間配管15を洗浄するための配管洗浄モードのいずれかに設定するための不図示のモード切換スイッチを備えている。このモード切換スイッチは、例えば、室外機11に設けられている。
【0034】
通常の運転モードに設定され、冷房運転を行う場合は、冷房負荷に応じて室内電子膨張弁17の弁開度が調整されるとともに、室外電子膨張弁25が全開に制御される。更に、四方弁23が冷房側に切り替えられ、冷媒が破線矢印Aの如く流れる。そして、圧縮機20の運転により圧縮機20から吐出された冷媒は、四方弁23を経て室外熱交換器24に至り、この室外熱交換器24で凝縮され、室外電子膨張弁25を経て液管14に流れ、各室内機12A、12Bに分流され、これらの室内機12A、12Bの室内電子膨張弁17を経て減圧された後、室内熱交換器18で蒸発されて室内を冷房する。各室内機12A、12Bの室内熱交換器18からの冷媒は、ガス管13で合流し、室外機11に流され、この室外機11の四方弁23及びアキュムレータ21を経て圧縮機20に戻される。
【0035】
また、通常の運転モードに設定され、暖房運転を行う場合は、暖房負荷に応じて室外電子膨張弁25の弁開度が調整されるとともに、各室内機12A、12Bの室内電子膨張弁17がそれぞれの室内機12A、12Bの運転条件により適切な開度に調整(制御)される。更に、四方弁23が暖房側に切り替えられ、冷媒が実線矢印Bの如く流れる。そして、圧縮機20の運転により圧縮機20から吐出された冷媒は、四方弁23を経てガス管13に吐出される。そして、室内機12A、12Bで分流して、これら各室内機12A、12Bの室内熱交換器18にて凝縮して室内を暖房する。室内熱交換器18にて凝縮された冷媒は室内電子膨張弁17を経て液管14にて合流され、室外機11に流されて、この室外機11の室外電子膨張弁25で減圧され、室外熱交換器24で蒸発された後、四方弁23及びアキュムレータ21を経て圧縮機20に戻される。
【0036】
上述のように構成された空気調和装置10に用いられる冷媒は、CFC系やHCFC系の冷媒(例えばR22)である。この建物に既設の空気調和装置10に代えて、HFC系の冷媒(例えばR410A、R407C)を用いた不図示の空気調和装置を建物に据え付ける場合、空気調和装置10のうち室外機11及び室内機12A、12Bは新しいものに交換されるが、ユニット間配管15は上記空気調和装置10の既設のものが利用される。
【0037】
この際、既設の空気調和装置10と新設の空気調和装置とでは使用される冷媒が異なるため、これに応じて、圧縮機20を潤滑するための冷凍機油も異なるものとなる。例えば、冷媒R22では冷凍機油として鉱物油が使用され、冷媒R410AやR407Cではエーテル油やエステル油などの合成油が使用される。従って、ユニット間配管15を再利用する際には、このユニット間配管15内に残留する鉱物油を回収する必要がある。特に、通常の運転において、ガス管13内はガス冷媒が流れるため、液管14と比較して鉱物油の残留量が多い。
【0038】
第1の実施の形態では、上記の配管洗浄モードに設定された場合に、室外制御装置41がユニット間配管15に残留する鉱物油を圧縮機20において回収するための処理を行うものである。
【0039】
図2は、第1の実施の形態における室外制御装置41の制御に基づくユニット間配管15に残留する鉱物油を圧縮機20において回収するための処理の手順を示すフローチャートである。
【0040】
配管洗浄モードに設定された場合、室外制御装置41は、冷房運転を行う制御に移行する(ステップS1)。更に、各室内機12A、12Bの室内電子膨張弁17を全閉に制御する(ステップS2)。これらステップS1及びステップS2によって、ガス管13が減圧されることになる。つまり、室内電子膨張弁17を全閉にし、この室内電子膨張弁17を全閉にした状態で冷房運転を行うことによりガス管13を減圧している。この冷房運転は、室内電子膨張弁17を全閉にする前から行っていてもよいし、室内電子膨張弁17を全閉にした後に行ってもよい。いずれにしても室内電子膨張弁17が全閉状態で冷房運転が行われるので、ガス管13が減圧されることになる。
【0041】
具体的には、室外機11及び室内機12A、12Bの冷房運転が行われると、四方弁23において破線矢印A(図1)の如く冷媒が流れる。このとき、室内電子膨張弁17が全閉の状態であるので、液管14側から室内冷媒配管16の室内電子膨張弁17を通じてガス管13側に冷媒が流れることはない。従って、ガス管13と液管14において圧力差が生じることになる。つまり、ガス管13内は圧縮機20により減圧され、液管14内は、室外熱交換器24で凝縮した高圧の液冷媒が滞留している状態となる。
【0042】
ここで、仮に、室内電子膨張弁を全閉にしガス管内を略真空状態にして長時間に亘って冷房運転を行うと、圧縮機が過熱運転となって冷媒吐出温度異常等を引き起こし、圧縮機が正常に動作しなくなることがある。
【0043】
第1の実施の形態では、圧縮機20が正常に動作する範囲内で、ガス管13を略真空状態にまで減圧するようにしている。
【0044】
例えば、ガス管13内が減圧されていない場合は、室内熱交換器18の冷媒出口側の温度と、室内熱交換器18の温度との差温は大きい。そして、ガス管13内が略真空状態にまで減圧される場合、室内熱交換器18の冷媒出口側の温度と、室内熱交換器18の温度とが略等しくなる。そして、室内熱交換器18の冷媒出口側の温度と、室内熱交換器18の温度とが略等しくなった時点で、室内電子膨張弁17を開放すれば、略真空状態となっている時間が短いので、圧縮機20の異常を回避することができる。
【0045】
従って、室外制御装置41は、第1温度センサ36により検出された室内熱交換器18の冷媒出口側の温度と、第2温度センサ37により検出された室内熱交換器18の中央付近の温度とが略等しくなるまで冷房運転によりガス管13を減圧する制御を行う(ステップS3)。
【0046】
次に、ステップS3の処理後、つまり、室内熱交換器18の冷媒出口側の温度と、室内熱交換器18の温度とが略等しくなった時点で、室外制御装置41は各室内機12A、12Bの室内電子膨張弁17を略全開にする制御を行う(ステップS4)。これらステップS3及びステップS4により、圧縮機20の過熱運転等の異常が回避される。
【0047】
ここで、室内電子膨張弁17において略全開にすることは、室内電子膨張弁17を全開にする場合や、室内電子膨張弁17を全開に近い状態にする場合をいう。全開に近い状態とは、例えば、通常の冷房運転において、例えば、室内電子膨張弁17に入力されるパルス数に50パルスを加算したパルスが、室内電子膨張弁17に入力される場合をいう。
【0048】
このように、室内電子膨張弁17を略全開にすることによって、高圧となった液管14内の液冷媒が、室内熱交換器18でほとんど蒸発せずに、各室内機12A、12Bの室内冷媒配管16及び室内熱交換器18を通じて略真空状態となったガス管13に勢いよく流れ込むことになる。そして、ユニット間配管15のガス管13に慢性的に残留していた冷凍機油としての鉱物油は、ガス管13に勢いよく流れ込んだ液冷媒によって一気に室外機11の室外冷媒配管19側に押し戻され、四方弁23及びアキュムレータ21を通じて圧縮機20に回収される。これによって、ガス管13内は、ほとんど鉱物油のない状態となるので、短時間で効果的に鉱物油を回収することができる。
【0049】
ステップS4を動作させる場合、つまり、室内電子膨張弁17を略全開にして冷房運転を行う場合、各室内機12A、12Bの室内ファン22を停止するのが好ましい。これによって、室内熱交換器18における液冷媒の蒸発量を減少させることができ、液冷媒としてガス管13に流れる量が増加するので、油回収効率がより向上する。
【0050】
次に、室外機11に戻った液冷媒はアキュムレータ21で分離されるが、アキュムレータ21の液冷媒のオーバーフローを防止すべく、室内電子膨張弁17を略全開にする制御は、所定時間に亘って行われる。この所定時間は、アキュムレータ21で液冷媒がオーバーフローしない程度に設定される。従って、圧縮機20に吸込まれる液冷媒の量は僅かであり、圧縮機20の動作が不安定になることはない。
【0051】
所定時間経過後、通常の制御に戻し(ステップS5)、引き続き通常の冷房運転を行う(ステップS6)。この通常の冷房運転を行うことにより、アキュムレータ21に溜まった液冷媒が、冷媒回路内を循環して戻ってきたガス冷媒とともに少量ずつ蒸発し、圧縮機20に供給される。ここで、ユニット間配管15の液管14は、常に液冷媒が流れることになるため、液管14内に鉱物油が残留することはほとんどない。
【0052】
これらステップS1〜S6によって、ガス管13内は、鉱物油がほとんどない状態となるが、より鉱物油の回収効果を向上させるために、更に、図3に示すように、空気調和装置10に配管洗浄装置31を取り付け、暖房運転を行うことにより、ユニット間配管15に残留する鉱物油の回収を行うようにしている(ステップS7;図2)。
【0053】
まず、空気調和装置10に配管洗浄装置31を取り付けた場合について、図3に示す構成図を参照しながら説明する。
【0054】
配管洗浄装置31は、室外機11の室外冷媒配管19とユニット間配管15との間に設置される。
【0055】
配管洗浄装置31は、オイルセパレータ32及びキャピラリチューブ33を備えて構成される。
【0056】
オイルセパレータ32は、圧縮機20により吐出されたガス冷媒に含まれる冷凍機油を分離して除去するものである。このオイルセパレータ32は、冷媒入口32Aと、冷媒出口32Bと、油出口32Cとを備えている。そして、オイルセパレータ32の冷媒入口32Aとガス側閉鎖弁27のポート27Bとは配管43で接続される。また、オイルセパレータ32の冷媒出口32Bとガス管13の端部13Aが、配管44で接続される。
【0057】
オイルセパレータ32の油出口32Cには、油戻し管45の一端が接続され、油戻し管45の他端が液管14に接続される。この油戻し管45には、上述のキャピラリチューブ33が配設されている。
【0058】
このキャピラリチューブ33は、オイルセパレータ32にて分離された鉱物油を室外冷媒配管19を経て圧縮機20へ導入し、この圧縮機20の運転を円滑に実施させる。尚、キャピラリチューブ33を配設した油戻し管45は、液管14に接続されず、圧縮機20の吸込部に直接接続されてもよい。
【0059】
次に、図4は、図2の暖房運転によるユニット間配管15に残留する鉱物油の回収を行うための処理(ステップS7)の詳細を示すフローチャートである。以下、図1、図3の構成図及び図4のフローチャートを参照しながら説明する。
【0060】
まず、図1において、配管洗浄装置31(図3)を空気調和装置10に取り付けるべく、ポンプダウン運転を行う(ステップS11;図4)。
【0061】
このポンプダウン運転は、配管洗浄装置31を接続する前の既設の空気調和装置10(図1)の液側閉鎖弁28のポート28Aを閉弁操作し、冷房運転を行うことである。このポンプダウン運転が行われると、室内機12A、12B及びユニット間配管15に存在する冷媒が圧縮機20の運転によりガス管13を通じて圧縮機20に吸込まれる。そして、圧縮機20により吐出されたガス冷媒は、室外熱交換器24で凝縮液化される。このとき、液側閉鎖弁28が閉じられているので、液管14に冷媒が流出することはない。このようにして、液冷媒が室外機11の室外熱交換器24に溜め込まれることとなる。このポンプダウン運転は、例えば室外機11の図示を省略したスイッチが操作された場合に行われるように設定されている。このとき、室外制御装置41は、室外電子膨張弁25を全閉にする制御を行ってもよい。
【0062】
このポンプダウン運転は、例えば、5分間に亘って行い、室内機12A、12B及びユニット間配管15には、ほとんど冷媒がない状態になる。そして、空気調和装置10(図1)のポンプダウン運転後、ガス側閉鎖弁27のポート27Aを閉弁操作する。
【0063】
次に、図3に示すように、室外冷媒配管19とガス管13との間にオイルセパレータ32を有する配管洗浄装置31を設置する(ステップS12)。
【0064】
この配管洗浄装置31を設置する際、ユニット間配管15、室内機12A、12Bの室内冷媒配管16、及び室内熱交換器18には、エアが混入するので、配管洗浄装置31を設置した後、エアを抜く真空引きを行う(ステップS13)。
【0065】
つまり、図3において、ガス側閉鎖弁27のポート27C及び液側閉鎖弁28のポート28Cの少なくとも一方から真空引きを行う。
【0066】
例えば、ガス側閉鎖弁27のポート27Cに図示しない真空ポンプを接続する。このとき、ガス側閉鎖弁27のポート27A及び液側閉鎖弁28のポート28Aは閉弁されている。この状態で、図示しない真空ポンプの運転により、室内機12A、12Bの室内冷媒配管16及び室内熱交換器18並びにユニット間配管15のエアを抜く真空引きが行われる。
【0067】
尚、ガス側閉鎖弁27のポート27Cに図示しない真空ポンプを接続した場合について説明したが、液側閉鎖弁28のポート28Cに真空ポンプを接続してもよいし、両ポート27C、28Cに真空ポンプを接続してもよい。
【0068】
特に、複数台(図1では2台)の室内機12A、12Bの室内電子膨張弁17が開状態か閉状態か不明の場合は、前記両ポート27C、28C双方に真空ポンプを接続して真空引きを行うのが好ましい。
【0069】
この真空引きは、例えば、5分間に亘って行う。真空引きが終了した場合、不図示の真空ポンプを撤去することで不図示の虫弁によりポート27C(28C)が閉鎖される。
【0070】
次に、室外制御装置41は、空気調和装置10、即ち室外機11及び室内機12A、12Bの暖房運転を行う(ステップS14)。この暖房運転を行うとき、ガス側閉鎖弁27のポート27A及び液側閉鎖弁28のポート28Aを開弁する操作を行う。この暖房運転は、不図示の暖房運転を行うスイッチが操作された場合に行われる。この暖房運転を行うスイッチは、例えば、室外機11に設置されている。
【0071】
このように配管洗浄装置31を接続した状態で、既設の室外機11及び室内機12A、12Bの暖房運転が行われると、これら既設の室外機11及び室内機12A、12Bの冷媒は、図3に示す実線矢印Bの如く循環する。
【0072】
このステップS14で、室外冷媒配管19とガス管13との間に配置されたオイルセパレータ32により、圧縮機20から吐出されたガス冷媒に含まれる鉱物油が除去される。そして、オイルセパレータ32で鉱物油の除去された高圧のガス冷媒が、ガス管13に吐出される。そして、オイルセパレータ32にて鉱物油が除去されたガス冷媒は、ガス管13内を高速流動して、このガス管13に液冷媒で回収しきれずに僅かに残留した鉱物油を除去する。また、室内熱交換器18にて凝縮された液冷媒は液管14内を流れて、この液管14内に残留した鉱物油やそのスラッジなどを除去する。このようにしてオイルセパレータ32により回収された鉱物油や、ユニット間配管15において除去された鉱物油は、圧縮機20に回収される。このようにして、ユニット間配管15の鉱物油が回収されることで、ユニット間配管15が洗浄されることとなる。
【0073】
これによって、液冷媒によりガス管13内の鉱物油を回収した後、オイルセパレータ32により鉱物油の除去されたガス冷媒でガス管13内の鉱物油の回収を行っているので、ガス管13内に残留する鉱物油を液冷媒で回収せずにガス冷媒のみでガス管13内に残留する鉱物油を回収する場合と比較して、鉱物油の回収のための暖房運転の時間が短縮され、ユニット間配管15に残留する鉱物油の回収効率が更に向上する。
【0074】
ユニット間配管15におけるガス管13及び液管14の油回収後、図示しない冷媒回収機によって冷媒を回収する(ステップS15)。この冷媒回収は、ポンプダウン運転を行った後、例えば、液側閉鎖弁28のポート28Cから冷媒回収を行う。その後、室外機11、室内機12A、12B及び配管洗浄装置31を撤去して(ステップS16)、新しい室外機及び室内機を据え付け、これらを既設のユニット間配管15に接続する。
【0075】
以上、第1の実施の形態によれば、室外制御装置41が、各室内機12A、12Bの室内電子膨張弁17を全閉し、冷房運転を行ってガス管13を減圧する制御を行い、ガス管13の減圧後、各室内機12A、12Bの室内電子膨張弁17を略全開し、減圧したガス管13に液管14側から室内熱交換器18及び室内冷媒配管16を介して液冷媒を流入させて、ガス管13に残留している鉱物油を室外機11側に戻し、圧縮機20に回収するようにしたことから、ガス管13内は、勢いよく流れ込む液冷媒により鉱物油が室外機11側に押し流されて、ほとんど鉱物油のない状態となるので、短時間で冷凍機油を回収することができ、ユニット間配管15に残留する鉱物油の回収効率が向上する。
【0076】
また、第1の実施の形態によれば、液冷媒によってガス管13内に残留する鉱物油を回収した後、オイルセパレータ32を、室外冷媒配管19とガス管13との間に設置し、暖房運転を行うようにしたことから、鉱物油の除去された高圧のガス冷媒でガス管13に僅かに残留した鉱物油が除去され、室内熱交換器18で凝縮した液冷媒により液管14の鉱物油が除去されるので、ユニット間配管15に残留する鉱物油の回収効率が更に向上する。
【0077】
〔B〕第2の実施の形態
上記の第1の実施の形態では、ステップS2〜S4(図2)に示すように、室内電子膨張弁17を全閉にする制御と、室内電子膨張弁17を略全開にする制御をそれぞれ1回のみ行う場合について説明したが、第2の実施の形態では、室内電子膨張弁を全閉にする制御と、室内電子膨張弁を略全開にする制御とを交互に複数回繰り返し行うものである。
【0078】
具体的なユニット間配管の冷凍機油の回収手順について、図5のフローチャートを参照しながら説明する。ここで、第2の実施の形態における空気調和装置の構成図は、第1の実施の形態における図1及び図2と同様である。
【0079】
図5において、まず、冷房運転を行い(ステップS21)、各室内機12A、12Bの室内電子膨張弁17を略全開にする制御を行う(ステップS22)。このように、各室内機12A、12Bの室内電子膨張弁17を略全開にした状態で冷房運転を行うと、室内電子膨張弁17は略全開状態であるので、この室内電子膨張弁17を通過する液冷媒はほとんど減圧されない。そして、各室内機12A、12Bの室内熱交換器18には、液管14側から液冷媒が流れ込むことになるので、室内熱交換器18では、液冷媒がほとんど蒸発せずに室内冷媒配管16を通じてガス管13側に流れていくことになる。そして、液冷媒がガス管13に流入することにより、ガス管13内に残留している鉱物油は、液冷媒に溶け込んで、この液冷媒とともに室外機11の室外冷媒配管19に流されることになる。このとき、各室内機12A、12Bの室内ファン22を停止するように制御するのが好ましい。
【0080】
次に、室外制御装置41は、室内電子膨張弁17を全閉にする制御と、室内電子膨張弁17を略全開にする制御とを交互に複数回繰り返すための処理回数をカウントするためのカウント値Cを、1にリセットする(ステップS23)。そして、室外制御装置41は、室内電子膨張弁17を全開にしてから所定時間経過したと判断した場合(ステップS24)、各室内機12A、12Bの室内電子膨張弁17を全閉にする制御を行う(ステップS25)。そして、第1温度センサ36により検出された室内熱交換器18の冷媒出口側の温度と、第2温度センサ37により検出された室内熱交換器18の中央付近の温度とが略等しくなる場合(ステップS26)、各室内機12A、12Bの室内電子膨張弁17を略全開にする制御を行う(ステップS27)。このように、室内電子膨張弁17を略全開にすることで、ガス管内13に液冷媒が勢いよく流れ込むことになるため、ガス管13内に残留している鉱物油が室外機11側に押し流されることになる。そして、鉱物油は圧縮機20に回収され、液冷媒はアキュムレータ21で貯留されることになる。
【0081】
次に、室外制御装置41は、カウント値Cが所定の数値(例えば、2)に達したか否かを判別する(ステップS28)。つまり、室内電子膨張弁17を全閉にする制御と、室内電子膨張弁17を略全開にする制御とを交互に複数回(例えば、2回)繰り返したか否かを判別している。そして、カウント値Cが所定の数値(例えば、2)に達していない場合(ステップS28;No)、カウント値Cに1を加算して(ステップS29)、ステップS24の処理動作に戻る。ここで、ステップS24の所定時間は、複数回(例えば、2回)室内電子膨張弁17を全閉にする制御と、室内電子膨張弁17を略全開にする制御とを交互に繰り返しても、アキュムレータ21で液冷媒がオーバーフローしない程度に設定される。
【0082】
ステップS28の判別によって、ステップS24〜S27の処理が複数回(例えば、2回)行われるので、室内電子膨張弁17を全閉にする制御と、室内電子膨張弁17を略全開にする制御とが複数回(例えば、2回)交互に繰り返されることになる。
【0083】
カウント値Cが所定の数値(例えば、2)に達している場合(ステップS28;Yes)、室内電子膨張弁17を略全開にする制御とが複数回(例えば、2回)交互に繰り返されたので、室外制御装置41は、通常の制御に戻り(ステップS30)、引き続き通常の冷房運転を行う制御をする(ステップS31)。そして、第1の実施の形態における図2のフローチャートのステップS7と同様に、暖房運転によるユニット間配管15に残留する鉱物油の回収を行うための処理に移行する(ステップS32)。
【0084】
以上、第2の実施の形態によれば、室外制御装置41が、室内電子膨張弁17を全閉にする制御と、室内電子膨張弁17を略全開にする制御とを交互に複数回(例えば、2回)繰り返し行うことから、室内電子膨張弁17を全閉にする制御と、室内電子膨張弁17を略全開にする制御とを1回のみ行う場合と比較して、更にユニット間配管15に残留する鉱物油の回収効率が向上する。
【0085】
〔C〕第3の実施の形態
上記第1及び第2の実施の形態では、配管洗浄モードに設定された室外制御装置41が室内電子膨張弁17を制御する場合であったが、第3の実施の形態では、配管洗浄モードを備えておらず、室内電子膨張弁の制御を通常の運転モードで行って鉱物油の回収を行うものである。
【0086】
具体的なユニット間配管の冷凍機油の回収手順について、図6のフローチャートを参照しながら説明する。ここで、第3の実施の形態における空気調和装置の構成図は、第1の実施の形態における図1及び図2と同様である。
【0087】
図6において、まず、室外制御装置41は、冷房運転を行う制御に移行する(ステップS41)。次に、冷房運転を停止し、各室内機12A、12Bの電源をOFFにする操作を行う(ステップS42)。例えば、不図示のリモートコントローラによって冷房運転を停止し、各室内機12A、12Bに設けられた不図示の電源スイッチをOFFにする操作を行うか、或いは各室内機12A、12Bの不図示の電源プラグをコンセントから外す操作を行う。通常、各室内機12A、12Bにおいて冷房運転を停止する操作が行われると、各室内機12A、12Bの室内制御装置42は、室内電子膨張弁17を全閉するようにしている。従って、ステップS42で各室内機12A、12Bの電源をOFFにする操作が行われているので、各室内機12A、12Bの室内電子膨張弁17は、全閉するように操作され(ステップS43)、室内電子膨張弁17への通電が停止されることになる。
【0088】
次に、この室内電子膨張弁17の全閉状態のときに、各室内機12A、12Bの室内電子膨張弁17の不図示のコイルを外すか、コイルへの通電を遮断すべく不図示の通電用カプラーを外す操作を行う(ステップS44)。これによって、たとえ室内制御装置42が室内電子膨張弁17の不図示のパルスモータを制御する動作を行っても、ステップS44により室内電子膨張弁17は、全閉に維持される。
【0089】
そして、各室内機12A、12Bの電源をONにする操作が行われて(ステップS45)、各室内機12A、12Bの室内電子膨張弁17が全閉状態のまま、冷房運転が行われる(ステップS46)。これによって、ガス管13内は、減圧され、液管14内は、高圧の液冷媒が滞留することとなる。
【0090】
次に、室内電子膨張弁17に撤去した不図示のコイルを取り付けるか、外した不図示の通電用カプラーを接続する操作を行う(ステップS47)。これによって、各室内機12A、12Bの室内電子膨張弁17は略全開に開放される(ステップS48)。つまり、通常、液管14側の高圧異常となるのを回避するために、室外制御装置41は、室内制御装置42に指示を送り室内電子膨張弁17を開く方向に制御するものである。従って、ステップS47のように操作されることにより、室内電子膨張弁17は、略全開に開放されることとなる。これによって、高圧となった液管14内の液冷媒が、室内熱交換器18で蒸発しきれずに、室内熱交換器18及び室内冷媒配管16を通過してガス管13に勢いよく流れ込むことになる。そして、ユニット間配管15のガス管13に慢性的に残留していた冷凍機油としての鉱物油は、ガス管13に勢いよく流れ込んだ液冷媒によって一気に室外機11の室外冷媒配管19側に押し戻され、四方弁23及びアキュムレータ21を通じて圧縮機20に回収される。
【0091】
そして、引き続き通常の冷房運転が行われ(ステップS49)、第1の実施の形態における図2のフローチャートのステップS7と同様に、暖房運転によるユニット間配管15に残留する鉱物油の回収を行うための処理に移行する(ステップS50)。
【0092】
以上、第3の実施の形態によれば、各室内機12A、12Bの室内電子膨張弁17を全閉にして冷房運転を行ってガス管13を減圧し、このガス管13の減圧後、各室内機12A、12Bの室内電子膨張弁17を略全開し、減圧したガス管13に液管14側から室内熱交換器18及び室内冷媒配管16を介して液冷媒を流入させて、ガス管13に残留している鉱物油を室外機11側に戻して圧縮機20に回収するようにしたことから、ガス管13内は、勢いよく流れ込む液冷媒により鉱物油が室外機11側に押し流されて、ほとんど鉱物油のない状態となるので、短時間で冷凍機油を回収することができ、ユニット間配管15に残留する鉱物油の回収効率が向上する。
【0093】
ここで、第3の実施の形態では、各室内機12A、12Bの室内電子膨張弁17を全閉にする操作と、各室内機12A、12Bの室内電子膨張弁17を略全開にする操作とをそれぞれ1回のみ行う場合について説明したが、各室内機12A、12Bの室内電子膨張弁17を全閉にする操作と、各室内機12A、12Bの室内電子膨張弁17を略全開にする操作とを交互に複数回繰り返し行う場合であってもよい。この場合、具体的には、図6に示すフローチャートにおいて、ステップS42〜S48を複数回行えばよい。これによって、室内電子膨張弁17を全閉にする操作と、室内電子膨張弁17を略全開にする操作とを1回のみ行う場合と比較して、更にユニット間配管15に残留する鉱物油の回収効率が向上する。
【0094】
〔D〕第4の実施の形態
上記第1乃至第3の実施の形態では、既設の室外機及び室内機を新設の室外機及び室内機に交換する際に、既設のユニット間配管を交換せずに利用するために、ユニット間配管に残留している冷凍機油としての鉱物油を回収する場合であったが、第4の実施の形態では、通常の冷房運転時に圧縮機に冷凍機油を戻す必要が生じた場合(例えば、圧縮機20の冷凍機油量が低下した場合)にユニット間配管に残留している冷凍機油を回収するものである。
【0095】
具体的なユニット間配管の冷凍機油の回収手順について、図7のフローチャートを参照しながら説明する。ここで、第4の実施の形態における空気調和装置の構成図は、第1の実施の形態における図1と同様である。
【0096】
図7において、まず、冷房運転を行うように不図示のリモートコントローラによって操作された場合、室外制御装置41は、冷房運転を行う制御に移行する(ステップS51)。
【0097】
室外制御装置41は、圧縮機20内の冷凍機油量を監視している(ステップS52)。例えば、室外制御装置41は、圧縮機20内の油面レベルを監視している。具体的には、室外制御装置41は、圧縮機20に設けた油面センサ29により検出された油面レベルを示す値を取得している。
【0098】
次に、室外制御装置41は、ステップS52の監視の結果に基づいて、圧縮機20に冷凍機油を戻す油回収条件が成立したか否かを判別する(ステップS53)。例えば、圧縮機20内の油面レベルが圧縮機20において冷凍機油不足となる下限レベルを下回らないように、この下限レベルよりも高い所定レベルにまで低下したか否かが判別される。
【0099】
油回収条件が成立した場合(ステップS53;Yes)、室外制御装置41は、各室内機12A、12Bの室内電子膨張弁17を全閉にする制御を行う(ステップS54)。
【0100】
そして、第1温度センサ36により検出された室内熱交換器18の冷媒出口側の温度と、第2温度センサ37により検出された室内熱交換器18の中央付近の温度とが略等しくなる場合(ステップS55)、各室内機12A、12Bの室内電子膨張弁17を略全開にする制御を行う(ステップS56)。
【0101】
このように、室内電子膨張弁17を略全開にすることで、ガス管13内に液冷媒が勢いよく流れ込むことになるため、ガス管13内に残留している冷凍機油が室外機11側に押し流されることになる。そして、冷凍機油は圧縮機20に回収され、液冷媒はアキュムレータ21で貯留されることになる。これによって、冷房運転時に圧縮機20の冷凍機油不足が防止される。更に、室内熱交換器18に残留している冷凍機油も高圧の液冷媒によってガス管13側に流されることになるので、室内熱交換器18に冷凍機油が残留することに起因する熱交換効率の低下を防止することができる。
【0102】
このステップS56において、室外制御装置41は、室内機12A、12Bの室内ファン22を停止するように制御するのが好ましい。これによって、室内熱交換器18における冷媒の蒸発量を減らすことができるので、より多くの液冷媒をガス管13側に流すことができ、冷凍機油の回収効率を向上させることができる。
【0103】
次に、室外制御装置41は、通常の制御に戻る(ステップS57)。そして、ステップS53において油回収条件が成立していない場合(ステップS53;No)、或いはステップS57の処理の終了後、室外制御装置41は、冷房運転が終了の操作が行われたか否かを判別する(ステップS58)。そして、冷房運転が終了の操作が行われずに冷房運転が継続される場合(ステップS58;No)、ステップS52の処理に戻り、冷房運転終了の場合(ステップS58;Yes)、冷房運転時における冷凍機油の回収の処理を終了する。
【0104】
以上、第4の実施の形態によれば、室外制御装置41が、冷房運転中に圧縮機20内の冷凍機油量を監視し、この監視の結果に基づいて、圧縮機20に冷凍機油を戻す油回収条件が成立したか否かを判別し、油回収条件が成立した場合、各室内機12A、12Bの室内電子膨張弁17を全閉し、冷房運転を行ってガス管13を減圧する制御を行い、ガス管13の減圧後、各室内機12A、12Bの室内電子膨張弁17を略全開し、減圧したガス管13に液管14側から室内熱交換器18及び室内冷媒配管16を介して液冷媒を流入させて、ガス管13に残留している冷凍機油を室外機11側に戻し、圧縮機20に回収するようにしたことから、ガス管13に勢いよく流れ込む液冷媒によりガス管13内の冷凍機油が室外機11側に押し流されて、圧縮機20に戻されるので、圧縮機20の冷凍機油不足を防止することができる。また、室内熱交換器18に残留している冷凍機油も高圧の液冷媒によってガス管13側に流されることになるので、室内熱交換器18に冷凍機油が残留することに起因する熱交換効率の低下を防止することができる。そして、ガス管13に一気に流れ込む液冷媒により短時間でガス管13に残留する冷凍機油を回収することができるので、ユニット間配管15に残留する冷凍機油の回収効率が向上する。
【0105】
〔E〕第5の実施の形態
上記の第4の実施の形態では、ステップS54〜S56(図7)に示すように、室内電子膨張弁17を全閉にする制御と、室内電子膨張弁17を略全開にする制御をそれぞれ1回のみ行う場合について説明したが、第5の実施の形態では、室内電子膨張弁を全閉にする制御と、室内電子膨張弁を略全開にする制御とを交互に複数回繰り返し行うものである。
【0106】
具体的なユニット間配管の冷凍機油の回収手順について、図8のフローチャートを参照しながら説明する。ここで、第5の実施の形態における空気調和装置の構成図は、第1の実施の形態における図1と同様である。
【0107】
図8において、まず、冷房運転を行うように不図示のリモートコントローラによって操作された場合、室外制御装置41は、冷房運転を行う制御に移行する(ステップS61)。次に、室外制御装置41は、圧縮機20内の冷凍機油量を監視する(ステップS62)。
【0108】
室外制御装置41は、ステップS62の監視の結果に基づいて、圧縮機20に冷凍機油を戻す油回収条件が成立したか否かを判別する(ステップS63)。例えば、圧縮機20内の油面レベルが圧縮機20において冷凍機油不足となる下限レベルを下回らないように、この下限レベルよりも高い所定レベルにまで低下したか否かが判別される。
【0109】
油回収条件が成立した場合(ステップS63;Yes)、室外制御装置41は、各室内機12A、12Bの室内電子膨張弁17を略全開にする制御を行う(ステップS64)。このように、各室内機12A、12Bの室内電子膨張弁17を略全開にした状態で冷房運転を行うと、室内電子膨張弁17は略全開状態であるので、この室内電子膨張弁17を通過する液冷媒はほとんど減圧されない。そして、各室内機12A、12Bの室内熱交換器18には、液管14側から液冷媒が流れ込むことになるので、室内熱交換器18では、液冷媒がほとんど蒸発せずに室内冷媒配管16を通じてガス管13側に流れていくことになる。そして、液冷媒がガス管13に流入することにより、ガス管13内に残留している鉱物油は、液冷媒に溶け込んで、この液冷媒とともに室外機11の室外冷媒配管19に流されることになる。
【0110】
次に、室外制御装置41は、室内電子膨張弁17を全閉にする制御と、室内電子膨張弁17を略全開にする制御とを交互に複数回繰り返すためのカウント値Cを1にリセットする(ステップS65)。そして、室外制御装置41は、室内電子膨張弁17を全開にしてから所定時間経過したと判断した場合(ステップS66)、各室内機12A、12Bの室内電子膨張弁17を全閉にする制御を行う(ステップS67)。そして、第1温度センサ36により検出された室内熱交換器18の冷媒出口側の温度と、第2温度センサ37により検出された室内熱交換器18の中央付近の温度とが略等しくなる場合(ステップS68)、室外制御装置41は、各室内機12A、12Bの室内電子膨張弁17を略全開にする制御を行う(ステップS69)。このように、室内電子膨張弁17を略全開にすることで、ガス管13内に液冷媒が勢いよく流れ込むことになるため、ガス管13内に残留している冷凍機油が室外機11側に押し流されることになる。そして、冷凍機油は圧縮機20に回収される。
【0111】
次に、室外制御装置41は、カウント値Cが所定の数値(例えば、2)に達したか否かを判別する(ステップS70)。つまり、室内電子膨張弁17を全閉にする制御と、室内電子膨張弁17を略全開にする制御とを交互に複数回(例えば、2回)繰り返したか否かを判別している。そして、カウント値Cが所定の数値(例えば、2)に達していない場合(ステップS70;No)、カウント値Cに1を加算して(ステップS71)、ステップS66の処理動作に戻る。ここで、ステップS66の所定時間は、複数回(例えば、2回)室内電子膨張弁17を全閉にする制御と、室内電子膨張弁17を略全開にする制御とを交互に繰り返しても、アキュムレータ21で液冷媒がオーバーフローしない程度に設定される。
【0112】
ステップS70の判別によって、ステップS66〜S69の処理が複数回(例えば、2回)行われるので、室内電子膨張弁17を全閉にする制御と、室内電子膨張弁17を略全開にする制御とが複数回(例えば、2回)交互に繰り返されることになる。
【0113】
ステップS70でカウント値Cが所定値(例えば、2)に達している場合(ステップS70;Yes)、室内電子膨張弁17を略全開にする制御とが複数回(例えば、2回)交互に繰り返されたので、室外制御装置41は、通常の制御に戻り(ステップS72)、ステップS63で圧縮機20が冷凍機油不足でない場合(ステップS63;Yes)、或いはステップS72の処理の終了後、冷房運転が終了の操作が行われたか否かを判別する(ステップS73)。そして、冷房運転が終了の操作が行われずに冷房運転が継続される場合(ステップS73;No)、ステップS62の処理に戻り、冷房運転終了の場合(ステップS73;Yes)、冷房運転時における冷凍機油の回収の処理を終了する。
【0114】
以上、第5の実施の形態によれば、室外制御装置41が、室内電子膨張弁17を全閉にする制御と、室内電子膨張弁17を略全開にする制御とを交互に複数回(例えば、2回)繰り返し行うことから、室内電子膨張弁17を全閉にする制御と、室内電子膨張弁17を略全開にする制御とを1回のみ行う場合と比較して、ガス管13に残留する冷凍機油の圧縮機20における回収量を増加させることができる。従って、更にユニット間配管15に残留する鉱物油の回収効率が向上する。
【0115】
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0116】
例えば、上記実施の形態では、室内機が複数台の場合について説明したが、室内機の台数は任意であり、室内機が1台であってもよい。
【0117】
【発明の効果】
本発明によれば、ユニット間配管に残留する冷凍機油の回収効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和装置の第1の実施の形態を示す構成図である。
【図2】第1実施の形態における冷凍機油を回収する手順を示すフローチャートである。
【図3】図1の空気調和装置に配管洗浄装置を設置した場合を示す構成図である。
【図4】図2の暖房運転によるユニット間配管に残留する鉱物油の回収を行うための処理の詳細を示すフローチャートである。
【図5】第2実施の形態における冷凍機油を回収する手順を示すフローチャートである。
【図6】第3実施の形態における冷凍機油を回収する手順を示すフローチャートである。
【図7】第4実施の形態における冷凍機油を回収する手順を示すフローチャートである。
【図8】第5実施の形態における冷凍機油を回収する手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 空気調和装置
11 室外機
12A、12B 室内機
13 ガス管
14 液管
15 ユニット間配管
16 室内冷媒配管
17 室内電子膨張弁(電子膨張弁)
18 室内熱交換器
19 室外冷媒配管
20 圧縮機
22 室内ファン(送風ファン)
24 室外熱交換器
29 油面センサ
36 第1温度センサ
37 第2温度センサ
41 室外制御装置(減圧手段、油戻し手段、監視手段、判別手段)

Claims (10)

  1. 圧縮機及び室外熱交換器が室外冷媒配管に配設された室外機と、室内熱交換器及び電子膨張弁が室内冷媒配管に配設された室内機と、前記室外冷媒配管と前記室内冷媒配管を接続し、ガス管及び液管を備えてなるユニット間配管と、を有する空気調和装置の油回収方法において、
    前記電子膨張弁を全閉し、冷房運転を行って前記ガス管を減圧する減圧工程と、
    前記電子膨張弁を略全開し、減圧した前記ガス管に前記液管側から前記室内熱交換器及び前記室内冷媒配管を介して液冷媒を流入させて、前記ガス管に残留している冷凍機油を前記室外機側に戻す油戻し工程とを備えたことを特徴とする空気調和装置の油回収方法。
  2. 請求項1に記載の空気調和装置の油回収方法において、
    前記減圧工程と前記油戻し工程とを交互に複数回繰り返し行うことを特徴とする空気調和装置の油回収方法。
  3. 請求項1又は2に記載の空気調和装置の油回収方法において、
    冷房運転中に前記圧縮機内の冷凍機油量を監視する監視工程と、
    この監視工程の監視の結果に基づいて、前記圧縮機に冷凍機油を戻す油回収条件が成立したか否かを判別する判別工程とを備え、
    前記油回収条件が成立した場合に前記減圧工程に移行することを特徴とする空気調和装置の油回収方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の空気調和装置の油回収方法において、
    前記減圧工程は、前記圧縮機が正常に動作する範囲内で、前記ガス管を略真空状態にまで減圧することを特徴とする空気調和装置の油回収方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の空気調和装置の油回収方法において、
    前記油戻し工程は、前記室内機の送風ファンを停止して行うことを特徴とする空気調和装置の油回収方法。
  6. 圧縮機及び室外熱交換器が室外冷媒配管に配設された室外機と、室内熱交換器及び電子膨張弁が室内冷媒配管に配設された室内機と、前記室外冷媒配管と前記室内冷媒配管を接続し、ガス管及び液管を備えてなるユニット間配管と、を有する空気調和装置において、
    前記電子膨張弁を全閉し、冷房運転を行って前記ガス管を減圧する減圧手段と、
    前記電子膨張弁を略全開し、減圧した前記ガス管に前記液管側から前記室内熱交換器及び前記室内冷媒配管を介して液冷媒を流入させて、前記ガス管に残留している冷凍機油を前記室外機側に戻す油戻し手段とを備えたことを特徴とする空気調和装置。
  7. 請求項6に記載の空気調和装置において、
    前記減圧手段と前記油戻し手段とを交互に複数回繰り返し動作させることを特徴とする空気調和装置。
  8. 請求項6又は7に記載の空気調和装置において、
    冷房運転中に前記圧縮機内の冷凍機油量を監視する監視手段と、
    この監視手段の監視の結果に基づいて、前記圧縮機に冷凍機油を戻す油回収条件が成立したか否かを判別する判別手段とを備え、
    前記油回収条件が成立した場合に前記減圧手段の動作に移行することを特徴とする空気調和装置。
  9. 請求項6乃至8のいずれか一項に記載の空気調和装置において、
    前記減圧手段は、前記圧縮機が正常に動作する範囲内で、前記ガス管を略真空状態にまで減圧することを特徴とする空気調和装置。
  10. 請求項6乃至9のいずれか一項に記載の空気調和装置において、
    前記油戻し手段は、前記室内機の送風ファンを停止して行うことを特徴とする空気調和装置。
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