JPH0626716A - 空気調和装置の運転制御装置 - Google Patents

空気調和装置の運転制御装置

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JPH0626716A
JPH0626716A JP9174793A JP9174793A JPH0626716A JP H0626716 A JPH0626716 A JP H0626716A JP 9174793 A JP9174793 A JP 9174793A JP 9174793 A JP9174793 A JP 9174793A JP H0626716 A JPH0626716 A JP H0626716A
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air conditioner
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Hiroyuki Inoue
博之 井上
Masaki Yamamoto
政樹 山本
Shinichi Nakaishi
伸一 中石
Kiichi Masushige
貴一 増茂
Yukio Shigenaga
幸雄 重永
Hiromune Matsuoka
弘宗 松岡
Akio Higuchi
晶夫 樋口
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Daikin Industries Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/19Pumping down refrigerant from one part of the cycle to another part of the cycle, e.g. when the cycle is changed from cooling to heating, or before a defrost cycle is started

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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気調和装置の停止中に、液ラインから圧縮
機の吐出側に液戻りが生じるのを防止し、油のフォーミ
ングによる異常停止や液圧縮を防止する。 【構成】 空気調和装置の運転中に停止指令を受けたと
き、所定時間の間、圧縮機1を低容量にして、凝縮器側
の電動膨張弁8又は13を開き蒸発器側の電動膨張弁1
3又は8を閉じる残留ポンプダウン運転を行った後、圧
縮機1を停止させる。これにより、圧縮機1の停止前に
熱交換器等に貯溜されている液冷媒をレシーバ9に回収
して、圧縮機1への液戻りを防止する。特に、圧縮機1
の発停が頻繁に行われている条件下では、残留ポンプダ
ウン運転を長時間行って、アキュムレータ10や圧縮機
1の液冷媒をほぼ完全に排出する。ただし、冷媒が乾き
状態であることが明らかな条件下では、残留ポンプダウ
ン運転を行うことなく、停止指令に応じて圧縮機1を停
止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和装置の運転制
御装置に係り、特に、圧縮機停止後の液戻り防止対策に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平2−75862
号公報に開示されるごとく、空気調和装置の冷媒回路に
おいて、吐出管とレシーバ−室外電動膨張弁間の液ライ
ンとの間に過負荷制御等のための補助用バイパス路を設
け、この補助用バイパス路に、凝縮能力を補助するため
の補助熱交換器を介設し、例えば暖房運転中の過負荷時
に補助熱交換器を使用することで、室内側の負荷の低減
を補い、或いは冷房運転中に室外熱交換器の能力を補助
し、もって、冷媒状態を適正に維持しようとするものは
公知の技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特に上
記従来のもののように、補助熱交換器を補助用バイパス
路に介設したものでは、下記のような問題があった。
【0004】すなわち、圧縮機が停止すると、ガスライ
ンでは高圧側と低圧側とが連通され、均圧化されてこの
均圧制御により高低差圧がほぼ解消している。しかる
に、補助熱交換器の出口付近から室内熱交換器に至る液
ラインには、なお中間圧が残存しており、この中間圧と
均圧化され低圧になっている圧縮機の吐出側圧力との差
圧によって、液冷媒が圧縮機の吐出側に流入することが
ある。
【0005】そして、この逆流した冷媒が、圧縮機の吐
出側に配設された油分離器の油戻し通路を介して圧縮機
の油ドーム内に流入すると、その後、長時間停止してか
ら圧縮機を起動するときに、油のフォーミングを生じ、
油圧が圧縮機の運転に必要な圧力まで上昇しないために
油圧保護スイッチが作動して空気調和装置の異常停止を
招いたり、液圧縮を生じる等の虞れがあった。
【0006】また、補助用バイパス路からの液戻りがな
くても、冷房運転時には室外熱交換器から、暖房運転時
には室内熱交換器からそれぞれ液冷媒が逆流することが
あり、やはり上述の異常停止や液圧縮の虞れがあった。
さらに、液圧縮が生じるほど大量の液戻りがなくても、
圧縮機の発停が頻繁に繰り返されるような条件では、少
しずつ液冷媒が圧縮機やアキュムレータに蓄積される
と、潤滑油が液冷媒で希釈される結果、圧縮機の摺動部
に形成される潤滑油膜の厚みが薄くなり、圧縮機の焼き
付き等の故障を生じる虞れもあった。
【0007】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、空気調和装置の圧縮機が停止する前
に、液冷媒を、室外熱交換器、室内熱交換器,補助熱交
換器等からレシーバに移動させる手段を講ずることによ
り、上述のような液冷媒の戻りによる油のフォーミング
又は液圧縮、液冷媒の圧縮機等への蓄積による油の希釈
等を有効に防止し、もって、信頼性の向上を図ることに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の解決手段は、冷房運転中に圧縮機を停止さ
せる前に、圧縮機を運転しながら室外電動膨張弁を開き
室内電動膨張弁を閉じて、液冷媒をレシーバに回収させ
ることにある。
【0009】具体的に、請求項1の発明に講じた手段
は、図1に示すように、容量可変形圧縮機(1)、室外
熱交換器(6)、室外電動膨張弁(8)、レシーバ
(9)、室内電動膨張弁(13)及び室内熱交換器(1
2)を順次接続してなる冷媒回路(14)を備えた空気
調和装置を前提とする。
【0010】そして、空気調和装置の運転制御装置とし
て、停止指令を受け、上記室内電動膨張弁(13)及び
室外電動膨張弁(8)を閉じて、圧縮機(1)を停止さ
せるよう制御する停止制御手段(52A)と、冷房運転
中に停止指令を受けたとき、所定時間の間上記停止制御
手段(52A)の作動を待機させ、圧縮機(1)を低容
量にして、室外電動膨張弁(8)を大開度に開き、室内
電動膨張弁(13)を閉じるよう制御する残留運転制御
手段(51A)とを設ける構成としたものである。
【0011】請求項2の発明の講じた手段は、上記請求
項1の発明において、図1の破線部分に示すように、圧
縮機(1)の吐出管と液ラインとをバイパス接続する補
助バイパス路(11e)と、該補助バイパス路(11
e)に設けられ、凝縮能力を補助するための補助熱交換
器(6c)と、補助バイパス路(11e)を開閉するた
めの開閉機構(SVS)とを設ける。そして、残留運転制
御手段(51A)を、所定時間の間上記補助用バイパス
路(11e)の開閉機構(SVS)を開くよう制御するも
のとしたものである。
【0012】請求項3の発明の講じた手段は、上記請求
項2の発明において、補助バイパス路(11e)の出口
側端部はレシーバ(9)の上部に接続されているものと
する。そして、図1の点線部分に示すように、残留運転
制御手段(51A)の制御の終了後、さらに一定時間の
間停止制御手段(52A)の制御を待機させ、室外電動
膨張弁(8)及び室内電動膨張弁(13)を閉じるとと
もに、上記補助用バイパス路(11e)の開閉機構(S
VS)を開いて、圧縮機(1)を停止させるよう制御する
待機運転制御手段(53A)を設けたものである。
【0013】請求項4の発明の講じた手段は、請求項1
記載の空気調和装置の運転制御装置において、図6に示
すように、レシーバ(9)上部と吸入ラインとをバイパ
ス接続するインジェクションバイパス路(11f)と、
該インジェクションバイパス路(11f)を開閉する開
閉機構(SVL)とを設けるものとする。さらに、残留運
転制御手段(51A)を、上記インジェクションバイパ
ス路(11f)の開閉機構(SVL)を開くよう制御する
ものとしたものである。
【0014】請求項5の発明の講じた手段は、図1に示
すように、容量可変形圧縮機(1)、室外熱交換器
(6)、室外電動膨張弁(8)、レシーバ(9)、室内
電動膨張弁(13)及び室内熱交換器(12)を順次接
続してなる冷媒回路(14)を備えた空気調和装置を前
提とする。
【0015】そして、空気調和装置の運転制御装置とし
て、停止指令を受け、室外電動膨張弁(8)を閉じ、室
内電動膨張弁(13)を微小開度以下に閉じて、圧縮機
(1)を停止させるよう制御する停止制御手段(52
B)と、暖房運転中に停止指令を受けたとき、所定時間
の間上記停止制御手段(52B)の作動を待機させ、圧
縮機(1)を低容量にして、室外電動膨張弁(8)を閉
じ、室内電動膨張弁(13)を開くよう制御する残留運
転制御手段(51B)とを設ける構成としたものであ
る。
【0016】請求項6の発明の講じた手段は、上記請求
項5の発明において、図1の破線部分に示すように、圧
縮機(1)の吐出管と液ラインとをバイパス接続する補
助バイパス路(11e)と、該補助バイパス路(11
e)に設けられ、凝縮能力を補助するための補助熱交換
器(6c)と、補助バイパス路(11e)を開閉するた
めの開閉機構(SVS)とを設けるものとする。さらに、
残留運転制御手段(51B)を、所定時間の間上記補助
用バイパス路(11e)の開閉機構(SVS)を開くよう
制御するものとしたものである。
【0017】請求項7の発明の講じた手段は、上記請求
項6の発明において、補助バイパス路(11e)の出口
側端部はレシーバ(9)の上部に接続されているものと
する。そして、図1の点線部分に示すように、残留運転
制御手段(51B)の制御の終了後、さらに一定時間の
間停止制御手段(52B)の制御を待機させ、室外電動
膨張弁(8)を閉じるとともに、上記補助用バイパス路
(11e)の開閉機構(SVS)を開いて、圧縮機(1)
を停止させるよう制御する待機運転制御手段(53B)
を設けたものである。
【0018】請求項8の発明の講じた手段は、上記請求
項2,3,6及び7の発明において、図6に示すよう
に、補助バイパス路(11e)の開閉機構(SVS)をバ
イパスする液封防止回路(40)と、該液封防止回路
(40)に介設され、補助用バイパス路(11e)の下
流側の圧力が上流側の圧力よりも所定値以上高くなると
開くよう作動する高圧制御弁(41)とを設けたもので
ある。
【0019】請求項9の発明の講じた手段は、上記請求
項1,2,5又は6の発明において、残留運転制御手段
(51)を、圧縮機(1)の起動後、第1設定時間が経
過するまでに停止指令を受けたときには、アキュムレー
タ(10)の容量に対応した長時間の間残留運転を行う
ものとしたものである。
【0020】請求項10の発明の講じた手段は、上記請
求項1,2,5,6又は9の発明ににおいて、残留運転
制御手段(51)を、圧縮機(1)の起動後、デフロス
ト運転又は油戻し運転の終了から第2設定時間が経過す
るまでに圧縮機(1)の停止指令を受けたときには、ア
キュムレータ(10)の容量に対応した長時間の間残留
運転を行うものとしたものである。
【0021】請求項11の発明の講じた手段は、上記請
求項9又は10の発明において、残留運転制御手段(5
1)による残留運転中に、圧縮機(1)の起動指令があ
ったとき、そのまま通常運転に移行するよう制御する通
常運転移行制御手段を設けたものである。
【0022】請求項12の発明の講じた手段は、上記請
求項11の発明において、通常運転移行制御手段により
通常運転に移行してから圧縮機(1)の停止指令を受け
たとき、残留運転開始前の通常運転の連続運転時間と残
留運転から移行した通常運転の連続運転時間との和が上
記第1設定時間よりも大きいときには、残留運転制御手
段(51)の作動を強制的に停止させて、停止制御手段
(52)の制御に移行させる残留運転回避手段(54
A)を設けたものである。
【0023】請求項13の発明の講じた手段は、上記請
求項9,10,11又は12の発明において、冷媒回路
(14)の低圧側圧力を検出する低圧検出手段(LP)
を設け、残留運転制御手段(51)を、残留運転中、上
記低圧検出手段(LP)の出力を受け、閉じている側の
電動膨張弁(13又は8)を低圧側圧力が下限圧力以下
のときには微小開度に開き、低圧側圧力が下限圧力より
も高いときには閉じるよう制御する、ように構成したも
のである。
【0024】請求項14の発明の講じた手段は、上記請
求項9,10,11,12又は13の発明において、吐
出管温度を検出する吐出管温度検出手段(Thd)と、空
気調和装置の運転中に停止指令を受けたとき、上記吐出
管温度検出手段(Thd)で検出される吐出管温度が所定
温度以上のときには、残留運転制御手段(51)の作動
を強制的に停止させて、停止制御手段(52)の制御に
移行させる残留運転回避手段(54B)とを設けたもの
である。
【0025】請求項15の発明の講じた手段は、上記請
求項9,10,11,12又は13の発明において、圧
縮機(1)の潤滑油の温度を検出する油温度検出手段
と、空気調和装置の運転中に停止指令を受けたとき、上
記油温度検出手段で検出される潤滑油の温度が所定温度
以上のときには、残留運転制御手段(51)の作動を強
制的に停止させて、停止制御手段(52)の制御に移行
させる残留運転回避手段(54C)とを設けたものであ
る。
【0026】
【作用】以上の構成により、請求項1の発明では、空気
調和装置の冷房運転中、空気調和装置の運転終了時やサ
ーモオフ時などに、圧縮機(1)の停止指令がなされる
と、残留運転制御手段(51A)により、所定時間の間
停止制御手段(52A)の制御を待機させて、圧縮機
(1)を運転して、室内電動膨張弁(13)を閉じ、室
外電動膨張弁(8)を開くよう制御されるので、いわゆ
るポンプダウン作用により、冷房運転中に室外熱交換器
(6)に貯溜されている液冷媒がレシーバ(9)に回収
される。そして、この状態で、停止制御手段(52A)
により各弁が閉じられるので、圧縮機(1)の停止中、
液ライン側から圧縮機(1)への液冷媒の流入が阻止さ
れる。
【0027】請求項2の発明では、上記請求項1の発明
において、残留運転制御手段(51A)による残留運転
時に、補助用バイパス路(11e)の開閉機構(SVS)
が開かれるので、補助熱交換器(6c)に残留している
液冷媒もレシーバ(9)に回収され、圧縮機(1)の液
戻りがより確実に防止されることになる。
【0028】請求項3の発明では、請求項2の発明にお
いて、残留運転制御手段(51A)の制御が終了する
と、レシーバ(9)への液冷媒の回収によりレシーバ
(9)内の圧力が上昇している可能性があるが、待機運
転制御手段(53A)により、停止制御手段(52A)
の制御をさらに一定時間の間待機させて、補助用バイパ
ス路(11e)の開閉機構(SVS)を開くように制御さ
れるので、レシーバ(9)の上部に接続された補助バイ
パス路(11e)を介してガス冷媒が吐出側に流出し、
圧縮機(1)の吐出側と均圧化される。したがって、閉
じられた弁からガス冷媒が騒音と共に逆流するのが防止
されることになる。
【0029】請求項4の発明では、上記請求項1の発明
において、残留運転制御手段(51A)の残留ポンプダ
ウン運転制御の間、インジェクションバイパス路(11
f)の開閉機構(SVL)が開かれるので、レシーバ
(9)上部のガス冷媒が吸入側に吸い込まれ、レシーバ
(9)内のガス圧力が低下する。したがって、液冷媒の
レシーバ(9)への流入が容易となり、外気温度が低い
状態での冷房運転時でも、冷媒回路(14)の高圧側圧
力の過上昇に起因する空気調和装置の異常停止を招くこ
となく、残留運転が行われることになる。
【0030】請求項5の発明では、暖房運転中に停止指
令を受けたとき、残留運転制御手段(51B)により、
所定時間の間圧縮機(1)を低容量にして室外電動膨張
弁(8)を閉じ、室内電動膨張弁(13)を開くように
制御されるので、ポンプダウン作用によって、凝縮器と
なっていた室内熱交換器(12)に貯溜されている液冷
媒がレシーバ(9)に回収される。したがって、その後
停止制御手段(52B)により、室外電動膨張弁(8)
を閉じ、室内電動膨張弁(13)を微小開度以下に閉じ
て、圧縮機(1)を停止させるよう制御されても、室内
熱交換器(12)側から圧縮機(1)の吐出側への液戻
りが阻止されることになる。
【0031】請求項6の発明では、残留運転制御手段
(51B)の残留運転中、補助バイパス路(11e)の
開閉機構(SVS)が開かれるので、補助熱交換器(6
c)の液冷媒がレシーバ(9)に回収され、ポンプダウ
ン作用がより確実に得られる。したがって、圧縮機
(1)への液戻りがより確実に阻止されることになる。
【0032】請求項7の発明では、残留運転制御手段
(51B)の制御の終了後、待機運転制御手段(53
B)により、さらに一定時間の間停止制御手段(52
B)の制御を待機させ、室外電動膨張弁(8)を閉じる
とともに、補助バイパス路(11e)の開閉機構(SV
S)のみを開いて、圧縮機(1)を停止させるように制
御されるので、液冷媒の回収によりレシーバ(9)内の
ガス冷媒圧力が上昇したときにも、レシーバ(9)内の
ガス冷媒が圧縮機(1)の吐出側に流出し、均圧化され
て、ガス冷媒の流出に伴う騒音の発生が防止されること
になる。
【0033】請求項8の発明では、残留運転により多量
の液冷媒が貯溜されたレシーバ(9)内の圧力が上昇し
ても、その上昇した圧力値が所定値以上になると、補助
バイパス路(11e)に付設された液封防止回路(4
0)の高圧制御弁(41)を介して、液冷媒が徐々に補
助熱交換器(6c)側に流出するので、機器類の破損が
防止されることになる。
【0034】請求項9の発明では、空気調和装置の運転
中、頻繁に圧縮機(1)の発停が繰り返されるような条
件下において、残留運転制御手段(51)により、圧縮
機(1)の停止前に、長時間の間、ポンプダウン作用を
伴う残留運転が行われるので、圧縮機(1)やアキュム
レータに蓄積された液冷媒がほぼレシーバ(9)に回収
される。したがって、圧縮機(1)が停止後再起動する
際にも、液冷媒による油の希釈等に起因する圧縮機の故
障が回避されることになる。
【0035】請求項10の発明では、空気調和装置の運
転中、特に冷媒が湿り側となるデフロスト又は油戻し運
転が行われてそれほど時間が経過していない際にも、残
留運転制御手段(51)により、圧縮機(1)の停止前
に長時間の間残留運転が行われるので、上記請求項9の
発明と同様の作用が得られることになる。
【0036】請求項11の発明では、通常運転移行制御
手段により、残留運転から通常運転に移行することで、
圧縮機(1)の停止による冷媒の逆流を生じることがな
い。したがって、そのまま残留運転を行って圧縮機
(1)を停止させてから再起動させる場合のような空調
の快適性の悪化が生じることなく、信頼性も良好に維持
されることになる。
【0037】請求項12の発明では、上記請求項11の
発明の作用において、残留運転から直接移行された通常
運転中に、停止指令があった場合、通常運転に移行して
から第1設定時間以上の時間が経過していなくても、残
留運転前の通常運転の時間と残留運転後の通常運転の時
間との和が第1設定時間を越えていれば、それほど液冷
媒の蓄積は生じていない。したがって、残留運転回避手
段(54A)により、かかる条件下では残留運転への突
入を回避することで、余分な残留運転による空調の快適
性の悪化が回避されることになる。
【0038】請求項13の発明では、残留運転中に、電
動膨張弁(8又は13)の開閉制御により、低圧側圧力
が下限圧力以上に維持されるので、長時間の残留運転が
確保される。したがって、アキュムレータ(10)等の
液冷媒が十分排出され、油の希釈等の虞れが回避される
ことになる。
【0039】請求項14の発明では、吐出管温度が所定
温度以上の状態では、冷媒は湿り状態ではなく乾き状態
であり、圧縮機(1)等への液冷媒の蓄積は少ないの
で、残留運転を行わなくても油の希釈等の虞れはほとん
どないことになる。したがって、残留運転回避手段(5
4B)により、かかる条件下では残留運転への突入を回
避することで、余分な残留運転による空調の快適性の悪
化が回避されることになる。
【0040】請求項15の発明では、油温度が高い状態
では、圧縮機(1)等への液冷媒の蓄積は少なく、残留
運転を行わなくても油の希釈等の虞れはほとんどないこ
とになる。したがって、残留運転回避手段(54B)に
より、かかる条件下では残留運転への突入を回避するこ
とで、余分な残留運転による空調の快適性の悪化が回避
されることになる。
【0041】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図2以下の
図面に基づき説明する。
【0042】まず、請求項1の発明に係る第1実施例に
ついて説明する。図2は本発明の第1実施例に係るマル
チ型空気調和装置の冷媒配管系統を示し、(X)は室外
ユニット、(Y1),(Y2),…は該室外ユニット
(X)に並列に接続された室内ユニットである。上記室
外ユニット(X)の内部には、2つの三方切換弁(SV
1),(SV2)の切換えにより、運転容量が100%,
67%,33%の3段階に調節される圧縮機(1)と、
上記圧縮機(1)から吐出されるガス冷媒中の油を分離
する第1,第2油分離器(4a),(4b)と、冷房運
転時には図中実線の如く切換わり暖房運転時には図中破
線の如く切換わる四路切換弁(5)と、冷房運転時に凝
縮器、暖房運転時に蒸発器となる一対の室外熱交換器
(6a),(6b)及び該室外熱交換器(6a),(6
b)に付設された2台の室外ファン(F1),(F2)
とが配設されている。上記各室外熱交換器(6a),
(6b)は、回路中で並列に配置されており、各室外熱
交換器(6a),(6b)に対して、冷房運転時には冷
媒流量を調節し、暖房運転時には冷媒の絞り作用を行う
一対の室外電動膨張弁(8a1),(8a2)及び(8b
1),(8b2)が配設されている。さらに室外ユニット
(X)には、液化した冷媒を貯蔵するためのレシ―バ
(9)と、一対の第1,第2アキュムレータ(10
a),(10b)とが配設されていて、該各機器(1)
〜(10b)は、順次冷媒配管(11)により冷媒の流
通可能に接続されている。また上記室内ユニット(Y
1),(Y2),…は同一構成であり、各々、冷房運転
時には蒸発器、暖房運転時には凝縮器となる室内熱交換
器(12)およびそのファン(12a)と、暖房運転時
に冷媒流量を調節し、冷房運転時に冷媒の絞り作用を行
う室内電動膨張弁(13)とがそれぞれ配設され、合流
後液側手動閉鎖弁(17)及びガス側手動閉鎖弁(1
8)を介し液側連絡配管(11a)及びガス側連絡配管
(11b)によって室外ユニット(X)との間を接続さ
れている。すなわち、以上の各機器は冷媒配管(11)
により、冷媒の流通可能に接続されていて、室外空気と
の熱交換により得た熱を室内空気に放出するようにした
主冷媒回路(14)が構成されている。
【0043】次に、上記各主要機器以外に補助用の諸機
器が設けられている。吐出管と吸入管との間には、圧縮
機(1)の停止時等に高圧側圧力と低圧側圧力とを均圧
化するための均圧ホットガスバイパス路(11d)が設
けられ、該均圧ホットガスバイパス路(11d)には、
サ―モオフ状態等による圧縮機(1)の停止時、再起動
前に一定時間開作動する均圧用開閉弁(SVP)が介設さ
れている。また、上記第1,第2油分離器(4a),
(4b)から第2アキュムレータ(10b)出口の立上
がり配管まで、キャピラリチュ―ブ(32)を介して油
を戻すための油戻し管(33)が設けられている。
【0044】さらに、上記油分離器(4a),(4b)
−四路切換弁(5)間の吐出管とレシーバ(9)上部と
を接続する暖房過負荷制御回路(11e)が設けられて
おり、該暖房過負荷制御回路(11e)には、吐出管側
から順に、補助熱交換器(6c)と、キャピラリチュ―
ブ(23)と、開閉機構としての過負荷制御開閉弁(S
VS)とが介設されている。また、暖房過負荷制御回路
(11e)には過負荷制御弁(SVS)をバイパスする液
封防止回路(40)が付設されており、該液封防止回路
(40)には、液ライン側の圧力が補助熱交換器(6
c)側の圧力よりも所定値以上高くなったときのみ開い
て冷媒の流通を許容する高圧制御弁(41)が介設され
ている。
【0045】また、液ラインの室外電動膨張弁(8a1)
〜(8b2)−レシーバ(9)間の一部位と第1アキュム
レータ(10a)上流側の吸入管とをバイパス接続する
リキッドインジェクションバイパス路(11f)が設け
られており、該バイパス路(11f)には、吸入冷媒の
過熱を調節すべく開閉するインジェクション開閉弁(S
VL)が介設されている。
【0046】なお、(GP)はゲ―ジポ―トである。
【0047】また、装置には多くのセンサ類が配置され
ていて、(Th1a),(Th1b)は各室外熱交換器(6a),
(6b)のガス管温度を検出するガス管センサ、(Th2
a),(Th2b)は各室外熱交換器(6a),(6b)の液管
温度を検出する液管センサ、(Thd)は圧縮機(1)の
吐出管温度Tdを検出する吐出管温度検出手段としての
吐出管センサ、(Thr)は各室内ユニット(Y1)の空
気吸込口に配設され、吸込空気温度(室温)を検出する
室内吸込センサ、(LP)は吸入圧力(低圧側圧力)T
eを検出する低圧検出手段としての低圧センサ、(63
QL)は油圧と吸入圧力との圧力差を検出する差圧セン
サ、(HP)は吐出圧力(高圧側圧力)を検出する高圧
センサ、(63H)は圧縮機保護用の高圧圧力開閉器で
あって、これらのセンサ類の信号は、空気調和装置のコ
ントローラ(図示せず)に入力可能になされている。
【0048】図2において、空気調和装置の冷房運転
時、四路切換弁(5)が図中実線側に切換わり、圧縮機
(1)で圧縮された冷媒が各室外熱交換器(6a),
(6b)で凝縮され、レシーバ(9)に貯溜された後、
液側連絡配管(11a)を経て各室内ユニット(Y
1),(Y2),…に分岐して送られる。各室内ユニッ
ト(Y1),(Y2),…では、冷媒が各室内電動膨張
弁(13)で減圧され、各室内熱交換器(12)で蒸発
した後合流して、ガス側連絡配管(11b)を経て室外
ユニット(X)に戻り、アキュムレータ(10a),
(10b)で混入している液冷媒が除去されてから、圧
縮機(1)に吸入されるように循環する。
【0049】また、暖房運転時には、四路切換弁(5)
が図中破線側に切換わり、冷媒の流れは上記冷房運転時
と逆となって、圧縮機(1)で圧縮された冷媒が各室内
熱交換器(12),(12),…で凝縮され、合流して
液状態で室外ユニット(X)に流れ、レシーバ(9)に
貯溜される。そして、各室外電動膨張弁(8a1)〜(8
b2)により減圧され、各室外熱交換器(6a),(6
b)で蒸発した後圧縮機(1)に戻るように循環する。
【0050】次に、空気調和装置の電気回路について、
図3に基づき説明する。図3において、三相交流電源
(TeS)には、外部機器回路(100)が接続されてい
るとともに、三相交流電源中の二相配線に、メイン機器
駆動用基板(110)と、弁駆動用基板(120)とが
接続されている。さらに、上記メイン機器駆動用基板
(110)に対し、第1変圧器(Tr1)を介して制御用
基板(130)が接続されている。
【0051】上記外部機器回路(100)において、
(MC)は圧縮機(1)を駆動するための圧縮機モー
タ、(MF1),(MF2)はそれぞれ二台の室外ファン
(F1),(F2)を駆動するためのファンモータであ
って、上記圧縮機モータ(MC)には、後述の起動,停
止用の電磁リレー(52C)の常開接点(52C-1)と、後
述の過電流保護スイッチ(51C)を開作動させるための
ヒューズ(51C-f)とが直列に接続され、さらに、起動
時制御用の電磁リレー(42C),(6C)の常開接点
(42C-1),(6C-1)が付設されている。また、各フ
ァンモータ(MF1),(MF2)には、後述の起動,停止
用の電磁リレー(52F1),(52F2)の常開接点(52F1-
1),(52F2-1)と、過電流保護スイッチ(51F1),(51
F2)を開作動させるためのヒューズ(51F1-f),(51F2
-f)とが直列に接続されている。
【0052】また、メイン機器駆動用基板(110)に
は、高圧保護用スイッチ(63H),圧縮機(1)の過電
流保護スイッチ(51C),圧縮機(1)の温度上昇保護
スイッチ(49C)及びファン過電流保護スイッチ(51F
1),(51F2)とを配置してなる保護回路(111)
と、各々常開のリレー接点(RY2),(RY4),(RY
6),(RY7)及び(RY8)に直列に接続されたファン
駆動用電磁リレー(52F1),(52F2),圧縮機駆動用電
磁リレー(52C)及び圧縮機起動制御用電磁リレー(42
C),(6C)を配設してなる第1アクチュエータ駆動
回路(112)と、各々常開のリレー接点((RY9)〜
(RY15 )に直列に接続された異常表示用電磁リレー
(WL),上記四路切換弁(2)を切換えるための電磁
リレー(20S),上記アンローダ用三方切換弁(SV
1),(SV2)を切換えるための電磁リレー(20RS1),
(20RS2),上記均圧用開閉弁(SVP)を開閉するための
電磁リレー(20R1),上記過負荷制御開閉弁(SVS)を
開閉するための電磁リレー(20R2)及び上記インジェ
クション開閉弁(SVL)を開閉するための電磁リレー
(20R3)を配設してなる第2アクチュエータ駆動回路
(113)とが主要回路として設けられている。
【0053】なお、(CH)はクランクケースヒータ、
(52C-2)は上記圧縮機駆動用電磁リレー(52C)の常
開接点であって、上記クランクケースヒータ(CH)を
オン.オフするもの、(Q1)は電源生成用パワートラ
ンジスタである。
【0054】一方、上記弁駆動用基板(120)には、
第2変圧器(Tr2)を介して、4個の室外電動膨張弁
(8a1)〜(8b2)のパルスモータ(20E1) 〜(20E4)が
配設されている。
【0055】さらに、上記制御用基板(130)には、
サービスモード切換スイッチ(DS1),圧縮機強制運転
又は油圧保護リセット設定スイッチ(SS1)、低騒音入
力切換スイッチ(SS2)、冷暖切換スイッチ(SS3)、
配管長設定スイッチ(SS4)、高圧調節スイッチ(SS
5)、デフロスト切換スイッチ(SS6)及び圧縮機強制
運転ボタンスイッチ又は油圧保護リセットボタンスイッ
チ(BS1)が設けられているとともに、上記油圧の差圧
センサ(63QL)、各ガス管センサ(Th1a),(Th1b)、
吐出管センサ(Thd)、各液管センサ(Th2b),(Th2
b)、高圧センサ(HP)及び低圧センサ(LP)が信号
線を介して接続されている。
【0056】次に、空気調和装置の冷房運転中における
制御の内容について説明する。
【0057】まず、ステップST1で、通常冷房運転を
行い、その間、室外ファン((F1),(F2)を運転
し、室外電動膨張弁(8a1)〜(8b2)は全開(200
0パルス)に、室内電動膨張弁(13)を過熱度一定制
御による制御開度とし、圧縮機(1)を運転する。そし
て、空気調和装置の運転が終了したり、全室内ユニット
(Y1),(Y2),…がサーモオフとなる等の運転状
態に応じ、停止指令が出力されると、ステップST2の
判別がYESになるとともに、ステップST3に進む。
【0058】ステップST3では、以下のように、残留
ポンプダウン運転を行う。このとき、室外ファン(F
1),(F2)を運転し、圧縮機(1)の容量を最低ス
テップ33%とし、室外電動膨張弁(8a1)〜(8b2)
は全開とし、各室内電動膨張弁(13),…を全閉とす
るとともに、暖房過負荷制御回路(11e)の過負荷制
御弁(SVS)を開くよう制御する。そして、ステップS
T4で、1分間が経過するまで上記残留ポンプダウン運
転を行って、1分間が経過すると、ステップST5に進
む。すなわち、室外熱交換器(6a),(6b)や補助
熱交換器(6c)に貯溜されている液冷媒をレシーバ
(9)にほぼ回収するようにしている。
【0059】ステップST5では、以下のように待機運
転の制御を行う。つまり、室外ファン(F1),(F
2)を停止させ、圧縮機(1)を停止させるとともに、
室内電動膨張弁(13),…及び室外電動膨張弁(8a
1)〜(8b2)はいずれも全閉とする一方、暖房過負荷
制御回路(11e)の過負荷制御弁(SVS)のみ開くよ
う制御する。そして、ステップST6で、3分間が経過
したか否かを判別して、3分間が経過すると、ステップ
ST7に進む。すなわち、レシーバ(9)内の冷媒圧力
が上昇して、ガス冷媒が音響と共に逆流することがある
のを防止するようにしている。
【0060】さらに、ステップST7で、暖房過負荷制
御回路(11e)の過負荷制御弁(SVS)を閉じ、他の
機器は上記待機運転の制御状態のままに制御する停止制
御を行う。
【0061】上記ステップST3及び4の制御により、
請求項1の発明にいう残留運転制御手段(51A)が構
成され、ステップST7の制御により、請求項1の発明
にいう停止制御手段(52A)が構成されている。
【0062】また、ステップST3及びST4の制御中
の過負荷制御弁(SVS)を開く制御により、請求項2の
発明にいう残留運転制御手段(51A)の機能が構成さ
れている。
【0063】さらに、ステップST5及びST6の制御
により、請求項3の発明にいう待機運転制御手段(53
A)が構成されている。
【0064】したがって、上記第1実施例の冷房運転中
の制御では、空気調和装置の冷房運転中、空気調和装置
の運転終了時や各室内ユニット(Y1),(Y2),…
がいずれもサーモオフのときなどに、圧縮機(1)の停
止指令がなされると、停止制御手段(52A)により各
弁を閉じて圧縮機(1)を停止させる前に、残留運転制
御手段(51A)により、所定時間(上記実施例では1
分間)の間、圧縮機(1)の容量を最低容量33%にし
て、室内電動膨張弁(13),…を閉じ、室外電動膨張
弁(8a1)〜(8b2)を全開にして、残留ポンプダウン
運転が行われる。つまり、冷房運転中には、室外熱交換
器(6a),(6b)に液冷媒が相当程度貯溜されてい
るので、この状態で、圧縮機(1)を停止させ、各弁を
閉じると、中間圧となっている液ラインと均圧化され低
圧となっている圧縮機(1)の吐出側との差圧によっ
て、室外熱交換器(6a),(6b)に残存する液冷媒
が圧縮機(1)の吐出側に流入し、油分離器(4a),
(4b)から油戻し通路(33)を介して圧縮機(1)
内に流入し、油圧が圧縮機(1)の運転に必要な所定値
まで達しないために差圧センサ(63QL)の作動による
異常停止や液圧縮を生じる虞れがある。
【0065】これに対して、上記実施例における冷房運
転の制御では、残留運転制御手段(51A)により、残
留ポンプダウン運転が行われ、室外熱交換器(6a),
(6b)の液冷媒がレシーバ(9)に回収されて、この
状態で、停止制御手段(52A)により、各弁が閉じら
れるので、圧縮機(1)の停止中、液ライン側から圧縮
機(1)の吐出側への液冷媒の逆流が阻止される。よっ
て、上述の異常停止や液圧縮等を有効に防止することが
できる。
【0066】また、暖房過負荷制御回路(11e)を有
する空気調和装置では、上記残留運転制御手段(51
A)による残留ポンプダウン運転時に、過負荷制御弁
(SVS)を開いておくことで、補助熱交換器(6c)に
残留している液冷媒をもレシーバ(9)に回収すること
ができ、圧縮機(1)の液戻りをより確実に防止するこ
とができる。
【0067】特に、残留運転制御手段(51A)の制御
が終了した後、待機運転制御手段(53A)により、停
止制御手段(52A)の制御をさらに一定時間(上記実
施例では3分間)の間待機させ、その間暖房過負荷制御
回路(11e)の過負荷制御弁(SVS)を開くことで、
上記残留ポンプダウン運転によりレシーバ(9)内の圧
力が上昇しても、待機制御中にガス冷媒が大量に吐出側
に脱出するのが許容され、均圧化が図られる。したがっ
て、閉じられた弁からガス冷媒が大きな騒音と共に逆流
するのを防止しうるという利点がある。
【0068】さらに、上記第1実施例のごとく、暖房過
負荷制御回路(11e)に液封防止回路(40)を付設
し、高圧制御弁(41)を介設することで、大量の液冷
媒が貯溜されたレシーバ(9)内の圧力が上昇しても、
徐々に冷媒が補助熱交換器(6c)側に逃れ、レシーバ
(9)等の機器類の破損を防止しうる利点がある。
【0069】次に、第1実施例における暖房運転中の制
御について説明する。
【0070】図5は暖房運転中における制御内容を示
し、ステップSR1で、暖房運転を行っている間、ステ
ップSR2の判別で、停止指令があると、ステップSR
3に移行して、室外ファン(F1),(F2)を運転
し、圧縮機(1)の容量を最低容量33%に、室外電動
膨張弁(8a1)〜(8b2)を全閉にし、各室内電動膨張
弁(13),…を小開度(200パルス)に開くととも
に、暖房過負荷制御回路(11e)の過負荷制御弁(S
VS)を開いて、各室内熱交換器(12),…及び補助熱
交換器(6c)に残存する液冷媒をレシーバ(9)側に
逃す。
【0071】次に、ステップSR4で、1分間が経過す
ると、ステップSR5に進んで、室外ファン(F1),
(F2)及び圧縮機(1)の運転を停止させ、室外電動
膨張弁(8a1)〜(8b2)を全閉にし、各室内電動膨張
弁(13),…を微小開度(200パルス)に開くとと
もに、暖房過負荷制御回路(11e)の過負荷制御弁
(SVS)を開いて、レシーバ(9)上部からのガス冷媒
の流出を許容する。
【0072】そして、ステップSR6で、3分間の待機
を行った後、ステップSR7に進んで、室外ファン(F
1),(F2)及び圧縮機(1)の運転は停止し、室外
電動膨張弁(8a1)〜(8b2)を全閉に、室内電動膨張
弁(13),…を微小開度に開いたままで、暖房過負荷
制御回路(11e)の過負荷制御弁(SVS)を閉じて、
停止状態とする。
【0073】以上のフローにおいて、ステップSR3及
び4の制御により、請求項5の発明にいう残留運転制御
手段(51B)が構成され、ステップSR4の制御によ
り、請求項2の発明にいう停止制御手段(52B)が構
成されている。
【0074】また、ステップSR3の過負荷制御弁(S
VS)を開く制御により、請求項6の発明にいう残留運転
制御手段(51B)の制御が構成されている。
【0075】さらに、ステップSR5及び6の制御によ
り、請求項7の発明にいう待機運転制御手段(53B)
が構成されている。
【0076】したがって、上記実施例の暖房運転中の制
御では、停止指令を受けたとき、残留運転制御手段(5
1B)により、所定時間(上記実施例では1分間)の
間、圧縮機(1)を低容量に(上記実施例では33%)
して室外電動膨張弁(8a1)〜(8b2)を閉じ、室内電
動膨張弁(13),…を開く(上記実施例では200パ
ルス)ように制御されるので、上記冷房運転中の冷媒の
流れとは逆の流れで、室内熱交換器(12),…に貯溜
していた液冷媒がレシーバ(9)に回収される。したが
って、その後停止制御手段(52B)により、室外電動
膨張弁(8a1)〜(8b2)を閉じ、室内電動膨張弁(1
3),…を微小開度以下に閉じて、圧縮機(1)を停止
させるよう制御されても、室内熱交換器(12),…側
から液冷媒が圧縮機(1)の吐出側に戻ることがなく、
よって、油圧の差圧センサ(63QL)の作動による異常
停止や液圧縮を有効に防止することができるのである。
【0077】なお、上記実施例では、ステップSR3の
制御で、室内電動膨張弁(13),…を微小開度(20
0パルス)に開くようにしたが、本発明はかかる実施例
に限定されるものではなく、各室内電動膨張弁(1
3),…を全開に開くようにしてもよい。その場合、大
開度に開くほうが液冷媒の回収作用は顕著となるが、室
内電動膨張弁(13),…が微小開度にしか開かれてい
なくても、ある程度レシーバ(9)に回収できれば、ガ
ス側連絡配管(11b)が大径であることから、圧縮機
(1)の停止後にガス側連絡配管(11b)を介して多
少の液冷媒が逆流しても十分連絡配管(11b)内で吸
収でき、圧縮機(1)の液戻りが問題となることはな
い。
【0078】また、暖房過負荷制御回路(11e)を設
け、補助熱交換器(6c)を備えたものでは、残留運転
制御手段(51B)の残留ポンプダウン運転中、過負荷
制御弁(SVS)を開くよう制御することで、補助熱交換
器(6c)の液冷媒をレシーバ(9)に回収でき、異常
停止や液圧縮等の防止効果が大となる。
【0079】さらに、残留運転制御手段(51B)の制
御の終了後、待機運転制御手段(53B)により、さら
に一定時間(上記実施例では3分間)の間、停止制御手
段(52B)の制御を待機させ、室外電動膨張弁(8a
1)〜(8b2)を閉じるとともに、暖房過負荷制御回路
(11e)の過負荷制御弁(SVS)のみを開いて、圧縮
機(1)を停止させるように制御した場合、液冷媒の回
収によりレシーバ(9)内のガス冷媒圧力が上昇したと
きにも、レシーバ(9)内のガス冷媒を圧縮機(1)の
吐出側に流出させて、騒音の発生を招くことなく、均圧
化を図ることができる。
【0080】なお、上記実施例における停止制御手段
(52B)及び待機制御手段(53B)では、室内電動
膨張弁(13),…を微小開度に開くようにしたが、本
発明はかかる実施例に限定されるものではなく、各室内
電動膨張弁(13),…を閉じるようにしてもよい。
【0081】次に、請求項4の発明に係る第2実施例に
ついて説明する。図6は第2実施例における空気調和装
置の冷媒配管系統を示す。本発明の特徴として、上記リ
キッドインジェクションバイパス路(11f)の液ライ
ン側は、暖房過負荷制御回路(11e)の過負荷制御開
閉弁(SVS)−レシーバ(9)間の一部位に接続されて
いる。その他の構成は、上記第1実施例と同様である。
【0082】そして、この場合、残留運転制御手段(5
1A)の残留ポンプダウン運転制御の間、インジェクシ
ョン開閉弁(SVL)を開き、レシーバ(9)上部のガス
冷媒をアキュムレータ(10)側に吸入させるようにし
ている。
【0083】したがって、本第2実施例では、インジェ
クション開閉弁(SVL)を開くことにより、レシーバ
(9)上部のガス冷媒が吸入側に吸い込まれ、レシーバ
(9)内のガス圧力が低下するので、液冷媒のレシーバ
(9)への流入が容易となり、短時間の残留ポンプダウ
ン運転でも、十分な液冷媒を回収することができる。
【0084】すなわち、特に外気温度が低い状態での冷
房運転時、圧縮機(1)が停止される際に、冷媒回収に
よりレシーバ(9)のガス圧力が上昇すると、冷媒回路
(14)の高圧側圧力が過上昇して上記高圧保護スイッ
チ(63H)の作動による装置の異常停止(高圧カッ
ト)を招く虞れが生じるが、レシーバ(9)内のガス圧
力が低下することで、かかる高圧カットを招くことな
く、残留ポンプダウン運転を行うことができるのであ
る。
【0085】なお、上記各実施例では、複数の室内ユニ
ット(Y1),(Y2),…を有する空気調和装置を例
にとったが、本発明はかかる実施例に限定されるもので
はなく、例えば単一の室内ユニットに単一の室内熱交換
器を配置したものについても適用しうるものである。
【0086】また、本発明は、圧縮機(1)の容量をイ
ンバータにより周波数制御するようにしたものにも適用
しうる。
【0087】次に、請求項9以下の発明に係る第3実施
例について、説明する。
【0088】図7のフロ―チャ―トは、第3実施例に係
る暖房運転中の制御内容を示し、サーモオフ又はリモコ
ン装置からの指令による停止指令があった場合、ステッ
プSP1で、上記吐出管センサ(Thd)で検出される吐
出管温度Tdが所定温度95℃よりも低いか否かを判別
して、Td<95℃であれば、ステップSP2に進ん
で、外気温度Toが所定温度−5℃以下か否かを判別
し、To≦−5℃でなければ、ステップSP3に進ん
で、圧縮機(1)の運転開始から第1設定時間(10分
間)以内か否かを判別する。そして、圧縮機(1)の運
転開始から10分以内であれば、ステップSP6に進ん
で、アキュムレータ(10)内の液冷媒を排出するに十
分な時間として設定された長時間(ここでは10分間)
の間、上記第1実施例とほぼ同様の残留ポンプダウン運
転を行う(図5のステップSR3参照)。一方、上記ス
テップSP3の判別で、圧縮機(1)の運転開始から1
0分間が経過したときには、さらに、ステップSP4
で、デフロスト又は油回収運転の終了から20分以内か
否かを判別し、20分以内の場合のみ、ステップSP5
に進んで、残留ポンプダウン運転を行う。
【0089】そして、上記ステップSP5の残留ポンプ
ダウン運転が終了したとき、上記ステップSP1の判別
でTd≧95℃のとき、又は上記ステップSP4の判別
でデフロスト又は油回収運転から20分以内のときに
は、ステップSP6に進んで、圧縮機(1)を停止させ
る。
【0090】上記ステップSP3からSP5に進む制御
により、請求項9の発明にいう残留運転制御手段(5
1)が構成されている。すなわち、圧縮機(1)の発停
が頻繁に繰り返されるような条件下では、圧縮機(1)
やアキュムレータ(10)に液冷媒蓄積され、圧縮機
(1)内の油が液冷媒によって希釈され、潤滑不良によ
る圧縮機(1)の故障等をきたす虞れがあるが、このよ
うに一定時間(10分間)の間残留ポンプダウン運転を
行ってから圧縮機(1)を停止させることで、アキュム
レータ(10)に貯溜された液冷媒をほぼ完全にレシー
バ(9)に回収することができ、上述のような不具合を
解消することができるのである。
【0091】また、ステップSP4からSP5に進む制
御により、請求項10の発明にいう残留運転制御手段
(51)が構成されている。すなわち、デフロスト運転
や油回収運転は、冷媒循環量を増大させるためにガス冷
媒の状態が湿り気味となっているので、圧縮機(1)等
の液冷媒量が増大している。したがって、残留ポンプダ
ウン運転を行ってから圧縮機(1)を停止させること
で、上述のような油の希釈等の虞れを有効に解消するこ
とができる。
【0092】さらに、ステップSP5の残留ポンプダウ
ン運転中、サーモオン等によって圧縮機(1)の再起動
指令があった場合には、圧縮機(1)を停止させること
なく、そのまま通常暖房運転に移行するようにしてい
る。この制御により、請求項11の発明にいう通常運転
移行制御手段が構成されている。この制御により、圧縮
機(1)の停止処理を行うことによる液冷媒の逆流等を
招くことなく、信頼性を維持しながら、すぐに通常運転
を行うことで、空調の快適性を維持することができる。
【0093】また、上記通常運転移行制御手段により通
常運転に復帰した後に、停止指令があったときには、そ
の前の残留ポンプダウン運転を開始するまでの圧縮機
(1)の連続運転時間と、通常運転復帰後の圧縮機の連
続運転時間とを比較して、両運転時間の和が第1設定時
間(10分間)よりも大きいときには、再び残留運転に
突入することなく、ステップSP6の圧縮機(1)の停
止制御に移行するようにしている。この制御により、請
求項12の発明にいう残留運転回避手段(54A)が構
成されている(図示せず)。すなわち、このような条件
下では、圧縮機(1)の起動後第1設定時間(10分
間)が経過したと同様の冷媒状態にあり、そのまま圧縮
機(1)を停止させても、液冷媒量の増大を招く虞れは
少ない。したがって、余分な長時間の残留ポンプダウン
運転を回避することにより、空調の快適性の悪化を回避
することができる。
【0094】ここで、上記残留ポンプダウン運転中、残
留ポンプダウン運転開始時には、上記第1実施例におけ
る図5のステップSR3と同様に、室外電動膨張弁
(8)を閉じ、室内電動膨張弁(13)を微小開度20
0パルスに開くが、この間、上記低圧センサ(LP)で
検出される低圧側圧力Teを下限圧力(蒸発圧力相当飽
和温度で−15.1〜−19.4℃)と比較し、低圧側
圧力Teが下限圧力以下になると(−19.4℃)室外
電動膨張弁(8)を200パルスだけ開き、低圧側圧力
Teが下限圧力(−15.1℃)以上に復帰すると室外
電動膨張弁(8)を閉じ、10分間の間、この開度制御
を繰り返す。この制御により、請求項13の発明にいう
残留運転制御手段(51)の機能が構成されている。す
なわち、残留ポンプダウン運転中に、吸入ライン中の冷
媒量が低下して低圧側圧力が過低下すると、アキュムレ
ータ(10)等の液冷媒が十分排出されないのに、低圧
カット等による圧縮機(1)の停止を招くので、そのま
までは長時間(10分間)の残留ポンプダウン運転を継
続できない。しかし、かかる室外電動膨張弁(8)の開
閉制御を行うことで、長時間の残留ポンプダウン運転を
確保することができる。したがって、アキュムレータ
(10)等の液冷媒を十分排出することができ、油の希
釈等の虞れを有効に防止することができる。
【0095】なお、この第3実施例では、さらに低圧側
圧力Teが−25.5℃以下になったときには均圧ホッ
トガスバイパス路(11d)の均圧用開閉弁(SVP)を
開き、低圧側圧力Teが−19.4℃以上に回復する
と、均圧用開閉弁(SVP)を閉じるように制御すること
で、さらに圧縮機(1)の保護を行うようになされてい
る。
【0096】また、上記ステップSP1からSP6に移
行する制御により、請求項14の発明にいう残留運転回
避手段(54B)が構成されている。すなわち、吐出管
温度Tdが所定温度95℃以上の状態では、冷媒は湿り
状態ではなく乾き状態であり、圧縮機(1)等への液冷
媒の蓄積は少ないので、残留運転を行わなくても油の希
釈等の虞れはほとんどないことになる。したがって、残
留運転回避手段(54B)により、かかる条件下では残
留運転への突入を回避することで、余分な残留ポンプダ
ウン運転による空調の快適性の悪化を回避することがで
きる。
【0097】さらに、上記ステップSP1の制御の代わ
りに、圧縮機(1)のドーム内の油の温度が所定温度
(例えば−10℃)よりも低いか否かによって、上記ス
テップSP2又はSP6に進む制御を行ってもよい。こ
の制御により、請求項15の発明にいう残留運転回避手
段(54C)が構成されている。すなわち、油温度が高
い状態では、吐出管温度Tdが高いときと同様に、冷媒
が乾き状態である。したがって、このような残留運転の
回避を行うことで、上述と同様の効果を発揮することが
できる。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、空気調和装置の冷房運転中、停止指令を受けた
とき、所定時間の間、圧縮機を低容量で運転しながら室
内電動膨張弁を閉じ室外電動膨張弁を開く残留運転を行
った後、圧縮機を停止させて室外電動膨張弁及び室内電
動膨張弁を閉じる停止制御を行うようにしたので、冷房
運転中に室外熱交換器に貯溜されている液冷媒がレシー
バに回収された状態で、圧縮機が停止し各弁が閉じら
れ、圧縮機の停止中における液ライン側から圧縮機への
液冷媒の流入を阻止することができ、よって、油のフォ
ーミングに起因する空気調和装置の異常停止や液圧縮等
を有効に防止することができる。
【0099】請求項2の発明によれば、上記請求項1の
発明において、吐出管と液ラインとの間に補助熱交換器
及び開閉機構を介して補助バイパス路を設け、残留運転
時に、補助用バイパス路の開閉機構を開くようにしたの
で、補助熱交換器に残留している液冷媒をレシーバに回
収することで、圧縮機への液戻りをより確実に防止する
ことができる。
【0100】請求項3の発明によれば、上記請求項2の
発明において、補助バイパス路の出口側端部をレシーバ
上部に接続し、残留運転の終了後停止制御を行う前に、
さらに一定時間の間、室外電動膨張弁を閉じるとともに
補助バイパス路の開閉機構のみを開いて圧縮機を停止さ
せる待機制御を行うようにしたので、レシーバの上部に
接続された補助バイパス路を介してガス冷媒を圧縮機の
吐出側に流出させて、圧縮機の吐出側と均圧化すること
で、閉じられた弁からガス冷媒が大きな騒音と共に逆流
するのを防止することができる。
【0101】請求項4の発明によれば、上記請求項1の
発明において、レシーバ上部と吸入ラインとをバイパス
接続するインジェクションバイパス路を設け、残留運転
中にインジェクションバイパス路の開閉機構を開くよう
にしたので、レシーバ上部のガス冷媒を吸入側に吸い込
ませて、レシーバ内のガス圧力を低下させることによ
り、外気温度が低い状態での冷房運転時でも、高圧側圧
力の過上昇に起因する空気調和装置の異常停止を招くこ
となく、残留運転を行うことができる。
【0102】請求項5の発明によれば、空気調和装置の
暖房運転中に停止指令を受けたとき、圧縮機を低容量で
運転しながら室外電動膨張弁を閉じ室内電動膨張弁を開
くように制御する残留運転を行った後、圧縮機を停止さ
せて室外電動膨張弁を閉じ室内電動膨張弁を微小開度以
下に閉じる停止制御を行うようにしたので、圧縮機の停
止前に室内熱交換器に貯溜されていた液冷媒がレシーバ
に回収され、圧縮機への液戻りを有効に防止することが
できる。
【0103】請求項6の発明によれば、上記請求項5の
発明において、圧縮機の吐出管と液ラインとを補助熱交
換器及び開閉機構を介してバイパス接続する補助バイパ
ス路を設け、残留運転中、補助バイパス路の開閉機構を
開くようにしたので、残留運転中に補助熱交換器の液冷
媒をレシーバに回収することで、圧縮機への液戻りを有
効に防止することができ、よって、空気調和装置の異常
停止や液圧縮等を防止することができる。
【0104】請求項7の発明によれば、上記請求項6の
発明において、残留運転の終了後停止制御の前に、一定
時間の間、室外電動膨張弁を閉じるとともに補助バイパ
ス路の開閉機構のみを開いて圧縮機を停止させる待機制
御を行うようにしたので、残留運転中に液冷媒の回収に
よりレシーバ内のガス冷媒圧力が上昇したときにも、レ
シーバ内のガス冷媒を圧縮機の吐出側に流出させ均圧化
させることにより、閉じられた弁からガス冷媒が大きな
騒音と共に逆流するのを防止することができる。
【0105】請求項8の発明によれば、上記請求項2,
3,6及び7の発明において、補助バイパス路の開閉機
構をバイパスする液封防止回路を設け、この液封防止回
路に補助バイパス路の下流側の圧力が上流側の圧力より
も所定値以上高くなると開く高圧制御弁を介設したの
で、残留運転により大量の液冷媒が貯溜されたレシーバ
内の圧力が上昇しても、液封防止回路の高圧制御弁を介
して液冷媒を徐々に補助熱交換器側に流出させることに
より、レシーバ内等の圧力上昇を抑制することができ、
よって、機器類の破損を有効に防止することができる。
【0106】請求項9の発明によれば、上記請求項1,
2,5又は6の発明において、圧縮機の起動後、第1設
定時間が経過するまでに停止指令を受けたときには、長
時間の間残留運転を行うようにしたので、頻繁に圧縮機
の発停が繰り返されるような条件下において、圧縮機や
アキュムレータに蓄積された液冷媒をほぼレシーバに回
収することができ、よって、液冷媒による油の希釈等に
よる圧縮機の故障を有効に防止することができる。
【0107】請求項10の発明によれば、上記請求項
1,2,5,6又は9の発明において、デフロスト運転
又は油戻し運転の終了から第2設定時間が経過するまで
に圧縮機の停止指令を受けたときには、長時間の間残留
運転を行うようにしたので、空気調和装置の運転中、特
に冷媒が湿り側となるデフロスト又は油戻し運転が行わ
れてそれほど時間が経過していない際にも、上記請求項
9の発明と同様に、圧縮機の故障を有効に防止すること
ができる。
【0108】請求項11の発明によれば、上記請求項9
又は10の発明において、残留運転中に、圧縮機の起動
指令があったとき、そのまま通常運転に移行するように
したので、圧縮機の停止による液戻りや空調の快適性の
悪化を回避することができる。
【0109】請求項12の発明によれば、上記請求項1
1の発明において、残留運転から直接移行された通常運
転中に停止指令があった場合、残留運転前の通常運転の
時間と残留運転から移行した通常運転の時間との和が第
1設定時間を越えていれば、残留運転を行うことなく圧
縮機を停止させるようにしたので、余分な残留ポンプダ
ウン運転による空調の快適性の悪化を回避することがで
きる。
【0110】請求項13の発明によれば、上記請求項
9,10,11又は12の発明において、残留運転中、
閉じている側の電動膨張弁を、低圧側圧力が下限圧力以
下のときには微小開度に開き、低圧側圧力が下限圧力よ
りも高いときには閉じる開閉制御を行うようにしたの
で、低圧側圧力が下限圧力以上に維持され、長時間の残
留運転を確保することができ、よって、アキュムレータ
等の液冷媒を十分排出させて、上記各発明の実効を図る
ことができる。
【0111】請求項14の発明によれば、上記請求項
9,10,11,12又は13の発明において、空気調
和装置の運転中に停止指令を受けたとき、吐出管温度が
所定温度以上のときには、残留運転を行うことなく圧縮
機を停止させるようにしたので、圧縮機等への液冷媒の
蓄積が少ない湿り条件下で、余分な残留運転による空調
の快適性の悪化を回避することができる。
【0112】請求項15の発明によれば、上記請求項
9,10,11,12又は13の発明において、空気調
和装置の運転中に停止指令を受けたとき、圧縮機の油の
温度が所定温度以上のときには、残留運転を行うことな
く圧縮機を停止させるようにしたので、圧縮機等への液
冷媒の蓄積が少ない湿り条件下で、余分な残留運転によ
る空調の快適性の悪化を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す図である。
【図2】第1実施例に係る空気調和装置の冷媒配管系統
図である。
【図3】第1実施例に係る空気調和装置の電気配線図で
ある。
【図4】空気調和装置の冷房運転中の制御内容を示すフ
ロ―チャ―ト図である。
【図5】空気調和装置の暖房運転中の制御内容を示すフ
ロ―チャ―ト図である。
【図6】第2実施例に係る空気調和装置の冷媒配管系統
図である。
【図7】第3実施例に係る空気調和装置の制御内容を示
すフロ―チャ―ト図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 6a,6b 室外熱交換器 6c 補助熱交換器 8a1〜8b2 室外電動膨張弁 9 レシーバ 11e 暖房過負荷制御回路(補助バイパス路) 11f リキッドインジェクションバイパス路 12 室内熱交換器 13 室内電動膨張弁 14 主冷媒回路 40 液封防止回路 41 高圧制御弁 51 残留運転制御手段 52 停止制御手段 53 待機運転制御手段 54 残留運転回避手段 SVS 過負荷制御弁(開閉機構) SVL インジェクション開閉弁(開閉機構) Thd 吐出管センサ(吐出管温度検出手段) LP 低圧センサ(低圧検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中石 伸一 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 増茂 貴一 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 重永 幸雄 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 松岡 弘宗 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 樋口 晶夫 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容量可変形圧縮機(1)、室外熱交換器
    (6)、室外電動膨張弁(8)、レシーバ(9)、室内
    電動膨張弁(13)及び室内熱交換器(12)を順次接
    続してなる冷媒回路(14)を備えた空気調和装置にお
    いて、 停止指令を受け、上記室内電動膨張弁(13)及び室外
    電動膨張弁(8)を閉じて、圧縮機(1)を停止させる
    よう制御する停止制御手段(52A)と、 冷房運転中に停止指令を受けたとき、所定時間の間上記
    停止制御手段(52A)の作動を待機させ、圧縮機
    (1)を低容量にして、室外電動膨張弁(8)を大開度
    に開き、室内電動膨張弁(13)を閉じるよう制御する
    残留運転制御手段(51A)とを備えたことを特徴とす
    る空気調和装置の運転制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の空気調和装置の運転制御
    装置において、 圧縮機(1)の吐出管と液ラインとをバイパス接続する
    補助バイパス路(11e)と、該補助バイパス路(11
    e)に設けられ、凝縮能力を補助するための補助熱交換
    器(6c)と、補助バイパス路(11e)を開閉するた
    めの開閉機構(SVS)とを備えるとともに、 残留運転制御手段(51A)は、所定時間の間上記補助
    用バイパス路(11e)の開閉機構(SVS)を開くよう
    制御することを特徴とする空気調和装置の運転制御装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の空気調和装置の運転制御
    装置において、 補助バイパス路(11e)の出口側端部はレシーバ
    (9)の上部に接続されており、 残留運転制御手段(51A)の制御の終了後、さらに一
    定時間の間停止制御手段(52A)の制御を待機させ、
    室外電動膨張弁(8)及び室内電動膨張弁(13)を閉
    じるとともに、上記補助用バイパス路(11e)の開閉
    機構(SVS)を開いて、圧縮機(1)を停止させるよう
    制御する待機運転制御手段(53A)を備えたことを特
    徴とする空気調和装置の運転制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の空気調和装置の運転制御
    装置において、 レシーバ(9)上部と吸入ラインとをバイパス接続する
    インジェクションバイパス路(11f)と、該インジェ
    クションバイパス路(11f)を開閉する開閉機構(S
    VL)とを備えるとともに、 残留運転制御手段(51A)は、上記インジェクション
    バイパス路(11f)の開閉機構(SVL)を開くよう制
    御することを特徴とする空気調和装置の運転制御装置。
  5. 【請求項5】 容量可変形圧縮機(1)、室外熱交換器
    (6)、室外電動膨張弁(8)、レシーバ(9)、室内
    電動膨張弁(13)及び室内熱交換器(12)を順次接
    続してなる冷媒回路(14)を備えた空気調和装置にお
    いて、 停止指令を受け、室外電動膨張弁(8)を閉じ、室内電
    動膨張弁(13)を微小開度以下に閉じて、圧縮機
    (1)を停止させるよう制御する停止制御手段(52
    B)と、 暖房運転中に停止指令を受けたとき、所定時間の間上記
    停止制御手段(52B)の作動を待機させ、圧縮機
    (1)を低容量にして、室外電動膨張弁(8)を閉じ、
    室内電動膨張弁(13)を開くよう制御する残留運転制
    御手段(51B)とを備えたことを特徴とする空気調和
    装置の運転制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の空気調和装置の運転制御
    装置において、 圧縮機(1)の吐出管と液ラインとをバイパス接続する
    補助バイパス路(11e)と、該補助バイパス路(11
    e)に設けられ、凝縮能力を補助するための補助熱交換
    器(6c)と、補助バイパス路(11e)を開閉するた
    めの開閉機構(SVS)とを備えるとともに、 残留運転制御手段(51B)は、所定時間の間上記補助
    用バイパス路(11e)の開閉機構(SVS)を開くよう
    制御することを特徴とする空気調和装置の運転制御装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の空気調和装置の運転制御
    装置において、 補助バイパス路(11e)の出口側端部はレシーバ
    (9)の上部に接続されており、 残留運転制御手段(51B)の制御の終了後、さらに一
    定時間の間停止制御手段(52B)の制御を待機させ、
    室外電動膨張弁(8)を閉じるとともに、上記補助用バ
    イパス路(11e)の開閉機構(SVS)を開いて、圧縮
    機(1)を停止させるよう制御する待機運転制御手段
    (53B)を備えたことを特徴とする空気調和装置の運
    転制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項2,3,6及び7記載の空気調和
    装置の運転制御装置において、 補助バイパス路(11e)の開閉機構(SVS)をバイパ
    スする液封防止回路(40)と、該液封防止回路(4
    0)に介設され、補助用バイパス路(11e)の下流側
    の圧力が上流側の圧力よりも所定値以上高くなると開く
    よう作動する高圧制御弁(41)とを備えたことを特徴
    とする空気調和装置の運転制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項1,2,5又は6記載の空気調和
    装置の運転制御装置において、 残留運転制御手段(51)は、圧縮機(1)の起動後、
    第1設定時間が経過するまでに停止指令を受けたときに
    は、アキュムレータ(10)の容量に対応した長時間の
    間残留運転を行うことを特徴とする空気調和装置の運転
    制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項1,2,5,6又は9記載の空
    気調和装置の運転制御装置において、 残留運転制御手段(51)は、圧縮機(1)の起動後、
    デフロスト運転又は油戻し運転の終了から第2設定時間
    が経過するまでに圧縮機(1)の停止指令を受けたとき
    には、アキュムレータ(10)の容量に対応した長時間
    の間残留運転を行うことを特徴とする空気調和装置の運
    転制御装置。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10記載の空気調和装置
    の運転制御装置において、 残留運転制御手段(51)による残留運転中に、圧縮機
    (1)の起動指令があったとき、そのまま通常運転に移
    行するよう制御する通常運転移行制御手段を備えたこと
    を特徴とする空気調和装置の運転制御装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の空気調和装置の運転
    制御装置において、 通常運転移行制御手段により通常運転に移行してから圧
    縮機(1)の停止指令を受けたとき、残留運転開始前の
    通常運転の連続運転時間と残留運転から移行した通常運
    転の連続運転時間との和が上記第1設定時間よりも大き
    いときには、残留運転制御手段(51)の作動を強制的
    に停止させて、停止制御手段(52)の制御に移行させ
    る残留運転回避手段(54A)を備えたことを特徴とす
    る空気調和装置の運転制御装置。
  13. 【請求項13】 請求項9,10,11又は12記載の
    空気調和装置の運転制御装置において、 冷媒回路(14)の低圧側圧力を検出する低圧検出手段
    (LP)を備え、 残留運転制御手段(51)は、残留運転中、上記低圧検
    出手段(LP)の出力を受け、閉じている側の電動膨張
    弁(13又は8)を、低圧側圧力が下限圧力以下のとき
    には微小開度に開き、低圧側圧力が下限圧力よりも高い
    ときには閉じるよう制御することを特徴とする空気調和
    装置の運転制御装置。
  14. 【請求項14】 請求項9,10,11,12又は13
    記載の空気調和装置の運転制御装置において、 吐出管温度を検出する吐出管温度検出手段(Thd)と、 空気調和装置の運転中に停止指令を受けたとき、上記吐
    出管温度検出手段(Thd)で検出される吐出管温度が所
    定温度以上のときには、残留運転制御手段(51)の作
    動を強制的に停止させて、停止制御手段(52)の制御
    に移行させる残留運転回避手段(54B)と、 を備えたことを特徴とする空気調和装置の運転制御装
    置。
  15. 【請求項15】 請求項9,10,11,12又は13
    記載の空気調和装置の運転制御装置において、 圧縮機(1)の潤滑油の温度を検出する油温度検出手段
    と、 空気調和装置の運転中に停止指令を受けたとき、上記油
    温度検出手段で検出される潤滑油の温度が所定温度以上
    のときには、残留運転制御手段(51)の作動を強制的
    に停止させて、停止制御手段(52)の制御に移行させ
    る残留運転回避手段(54C)と、 を備えたことを特徴とする空気調和装置の運転制御装
    置。
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