JP2014202469A - ヒートポンプユニットおよびヒートポンプユニットの運転方法 - Google Patents

ヒートポンプユニットおよびヒートポンプユニットの運転方法 Download PDF

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至康 松田
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Abstract

【課題】圧縮機を停止する際に、潤滑油中に含まれる熱媒体の発泡を抑制し、圧縮機の損傷を防ぐ。
【解決手段】ヒートポンプユニット200は、熱媒体が循環する循環路210と、圧縮機230と、凝縮器240と、膨張弁260と、蒸発器220と、圧縮機の駆動量および膨張弁の開度を制御して、循環路における熱媒体の循環量を制御する制御部280と、を備え、制御部は、圧縮機による熱媒体の圧縮動作を停止する旨の指示を受け付けると、収容空間に収容された潤滑油の液面の高さが、圧縮機に予め設定されている閾値未満とならないように、膨張弁の開度を小さくし、膨張弁を全閉して膨張弁を通じた圧縮機への熱媒体の流入を遮断した後、圧縮機による熱媒体の圧縮動作を停止させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヒートポンプユニットおよびヒートポンプユニットの運転方法に関する。
従来、循環路を循環する熱媒体を断熱圧縮して加熱する圧縮機と、圧縮機によって加熱された熱媒体を冷却することで熱媒体を凝縮させる凝縮器と、凝縮器によって凝縮された熱媒体を減圧膨張させて冷却する膨張弁と、膨張弁によって冷却された熱媒体を加熱することで熱媒体を気化させる蒸発器とを備えたヒートポンプユニットが知られている。このようなヒートポンプユニットは、冷蔵庫、冷凍庫、エアーコンディショナー、給湯器等様々な分野で利用されている。
このようなヒートポンプユニットの運転を停止する場合、例えば、膨張弁を閉じずに圧縮機の駆動を停止すると、蒸発器に液体状態の熱媒体が残留することとなる。そうすると、次にヒートポンプユニットの運転を開始したときに、蒸発器に残留した液体状態の熱媒体がそのまま圧縮機に導入されてしまい圧縮機が不具合を起こす可能性がある。
そこで、オンオフ制御可能な膨張弁を備えたヒートポンプユニットの運転を停止する場合、圧縮機の駆動を停止する前に膨張弁を一度に全閉する技術が開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2001−165511号公報
ところで、圧縮機を構成する圧縮機構には、潤滑油が供給されており、ヒートポンプユニットにおいて、圧縮機が熱媒体を断熱圧縮する際に、潤滑油に熱媒体が溶解される場合がある。この場合、特許文献1の技術を利用して、圧縮機を駆動させた状態で、膨張弁を一度に全閉すると、圧縮機内の圧力が急激に低下し、潤滑油に溶解した熱媒体が発泡してしまう。
そうすると、潤滑油の見かけ上の粘度が低下し、圧縮機構において潤滑油の油膜が十分に形成されなくなり、圧縮機構の摩耗が促進されて、圧縮機が損傷するおそれがある。
本発明の目的は、圧縮機を停止する際に、潤滑油中に含まれる熱媒体の発泡を抑制し、圧縮機の損傷を防ぐことが可能なヒートポンプユニットおよびヒートポンプユニットの運転方法を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のヒートポンプユニットは、熱媒体が循環する循環路と、圧縮機構と、圧縮機構に供給される潤滑油を収容する収容空間とを有し、循環路を循環する熱媒体を断熱圧縮して加熱する圧縮機と、循環路における圧縮機の下流に設けられ、圧縮機によって加熱された熱媒体を冷却することで熱媒体を凝縮させる凝縮器と、循環路における凝縮器の下流に設けられ、凝縮器によって凝縮された熱媒体を減圧膨張させて冷却する膨張弁と、循環路における膨張弁の下流に設けられ、膨張弁によって冷却された熱媒体を加熱することで熱媒体を気化させる蒸発器と、圧縮機の駆動量および膨張弁の開度を制御して、循環路における熱媒体の循環量を制御する制御部と、を備え、制御部は、圧縮機による熱媒体の圧縮動作を停止する旨の指示を受け付けると、収容空間に収容された潤滑油の液面の高さが、圧縮機に予め設定されている閾値未満とならないように、膨張弁の開度を小さくし、膨張弁を全閉して膨張弁を通じた圧縮機への熱媒体の流入を遮断した後、圧縮機による熱媒体の圧縮動作を停止させることを特徴とする。
また、制御部は、膨張弁の開度の変化速度が予め定められた第1の値に維持されるように膨張弁の開度を小さくすることで、収容空間に収容された潤滑油の液面の高さが閾値未満とならないようにするとしてもよい。
また、制御部は、収容空間の圧力の低下速度が予め定められた第2の値に維持されるように膨張弁の開度を小さくすることで、収容空間に収容された潤滑油の液面の高さが閾値未満とならないようにするとしてもよい。
また、制御部は、膨張弁を全閉した後、収容空間の圧力が、潤滑油中に含まれる熱媒体の予め定められた濃度に相当する圧力未満になるまで、圧縮機による熱媒体の圧縮動作を維持し、潤滑油中に含まれる熱媒体の予め定められた濃度に相当する圧力未満になると、圧縮機による熱媒体の圧縮動作を停止するとしてもよい。
上記課題を解決するために、本発明のヒートポンプユニットの運転方法は、熱媒体が循環する循環路と、圧縮機構と、圧縮機構に供給される潤滑油を収容する収容空間とを有し、循環路を循環する熱媒体を断熱圧縮して加熱する圧縮機と、循環路における圧縮機の下流に設けられ、圧縮機によって加熱された熱媒体を冷却することで熱媒体を凝縮させる凝縮器と、循環路における凝縮器の下流に設けられ、凝縮器によって凝縮された熱媒体を減圧膨張させて冷却する膨張弁と、循環路における膨張弁の下流に設けられ、膨張弁によって冷却された熱媒体を加熱することで熱媒体を気化させる蒸発器と、を備えたヒートポンプユニットの運転方法であって、圧縮機による熱媒体の圧縮動作を停止する旨の指示を受け付けると、収容空間に収容された潤滑油の液面の高さが、圧縮機に予め設定されている閾値未満とならないように、膨張弁の開度を小さくし、膨張弁を全閉して膨張弁を通じた圧縮機への熱媒体の流入を遮断した後、圧縮機による熱媒体の圧縮動作を停止させることを特徴とする。
本発明によれば、圧縮機を停止する際に、潤滑油中に含まれる熱媒体の発泡を抑制し、圧縮機の損傷を防ぐことが可能となる。
真空洗浄装置を説明するための概念図である。 圧縮機の構成を説明するための図である。 ヒートポンプユニットの運転方法の処理の流れを説明するためのフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
従来、ヒートポンプユニットは、冷蔵庫、冷凍庫、エアーコンディショナー、給湯器等、様々な電気機器に設けられている。また、近年、炭化水素系洗浄剤の蒸気を利用して減圧下でワークを洗浄する真空洗浄装置が開発されており、当該真空洗浄装置においてもヒートポンプユニットが用いられている。ここで、ワークは、例えば、工業製品を指し、真空洗浄装置は、当該ワークを洗浄して、ワークに付着した汚染物を除去する。本実施形態では、ヒートポンプユニットを備えた装置として、真空洗浄装置を例に挙げて説明する。
(真空洗浄装置100)
図1は、真空洗浄装置100を説明するための概念図である。図1中、炭化水素系洗浄剤の流れを実線の矢印で、熱媒体の流れを破線の矢印で、信号の流れを一点鎖線の矢印で示す。図1に示すように、真空洗浄装置100は、内部に洗浄室102が設けられた真空容器104を備えている。この真空容器104には、不図示の開口が形成されており、不図示の開閉扉によって開口が開閉可能となっている。したがって、ワークWを洗浄する際には、開閉扉を開放して開口から洗浄室102内にワークWを搬入して載置部108にワークWを載置するとともに、開閉扉を閉じてワークWを洗浄した後、再び開閉扉を開放して、開口からワークWを搬出することとなる。
そして、上記の洗浄室102には、シャワー部110が設けられている。また、蒸気室150は、蒸気供給管114、凝縮室120、凝縮洗浄剤供給管122、洗浄剤貯留部124、凝縮洗浄剤供給管126をこの順に介してシャワー部110に連通されている。
また、洗浄室102には、蒸気供給部130が設けられている。蒸気供給部130は、蒸気供給管114を介して蒸気室150に連通されている。
蒸気室150は、ヒータ152および凝縮器240を備えており、炭化水素系洗浄剤(溶剤)を、例えば、80〜140℃程度、好ましくは120℃程度に加熱して炭化水素系洗浄剤の蒸気(以下、単に「蒸気」と称する)を生成する。蒸気室150において生成された蒸気は、蒸気供給管114を介して凝縮室120に導入されたり、蒸気供給部130を通じて洗浄室102に供給されたりする。蒸気供給部130が供給した蒸気は、ワークWに付着することで凝縮される。凝縮器240による加熱機構については、後に詳述する。
なお、この炭化水素系洗浄剤の種類は特に限定されないが、安全性の観点から第3石油類の洗浄剤を使用することが望ましく、例えば、ノルマルパラフィン系、イソパラフィン系、ナフテン系、芳香族系の炭化水素系洗浄剤が挙げられる。具体的には、第3石油類の洗浄剤として、クリーニングソルベントと呼ばれるテクリーンN20、クリーンソルG、ダフニー(登録商標)ソルベント等を使用するとよい。
凝縮室120は、蒸発器220を備えており、凝縮室120に導入された蒸気は、蒸発器220によって冷却されて、液体の炭化水素系洗浄剤(以下、単に「凝縮洗浄剤」と称する)に凝縮される。そして、凝縮洗浄剤は、凝縮洗浄剤供給管122を介して、洗浄剤貯留部124に貯留された後、凝縮洗浄剤供給管126およびシャワー部110を介して、洗浄室102に供給されることとなる。蒸発器220による冷却機構については、後に詳述する。
そして、シャワー部110から供給されワークWを洗浄した凝縮洗浄剤や、蒸気供給部130から供給され、ワークWにおいて凝縮されることで生じた凝縮洗浄剤は、使用済み洗浄剤導入管128を介して、再び蒸気室150に導入され、上述したヒータ152や凝縮器240によって再び加熱されることで蒸気となる。このように、洗浄剤は、蒸気室150、蒸気供給管114、凝縮室120、凝縮洗浄剤供給管122、洗浄剤貯留部124、凝縮洗浄剤供給管126、シャワー部110、洗浄室102、使用済み洗浄剤導入管128を循環している。
また、洗浄室102および蒸気室150には、不図示の真空ポンプが接続されている。この真空ポンプは、ワークWの洗浄を開始する前の減圧工程において、真空容器104(洗浄室102)内を真空引き(初期真空)によって、予め定められた圧力(例えば、6kPa)に減圧するものである。さらに、洗浄室102には、当該洗浄室102を大気開放するための不図示の配管が接続されている。この配管には、大気と洗浄室102とを遮断する大気開放弁が設けられており、ワークWの洗浄工程および乾燥工程が終了した後の搬出工程において、洗浄室102を大気開放して大気圧に復帰させるものである。
(ヒートポンプユニット200)
ヒートポンプユニット200は、循環路210(図1中、210a〜210fで示す)と、蒸発器220と、圧縮機230と、凝縮器240と、中間熱交換器250と、膨張弁260と、圧力測定部270と、制御部280とを含んで構成される。ヒートポンプユニット200において、熱媒体は、図1中破線の矢印で示すように、循環路210を循環しており、循環路210に設けられた蒸発器220、中間熱交換器250、圧縮機230、凝縮器240、中間熱交換器250、膨張弁260を介して、蒸発器220に再び導入される。なお、この熱媒体の種類は特に限定されないが、常温大気圧下において液体であり、蒸発器220において熱媒体の潜熱を利用することができる、フロン系の熱媒体(例えば、R−245fa(1,1,1,3,3-ペンタフルオロプロパン))を使用するとよい。ここで、常温は、例えば25℃である。
蒸発器220は、循環路210における膨張弁260の下流に配され、凝縮室120において、熱媒体と、蒸気室150から導入された炭化水素系洗浄剤の蒸気とで熱交換を行うことにより、蒸気を凝縮(冷却)して凝縮洗浄剤にするとともに、熱媒体を加熱して気化させる。ここで、蒸発器220によって加熱されることにより、熱媒体は気体(図1中、Gで示す)となる。そして、蒸発器220によって加熱された熱媒体は、中間熱交換器250によってさらに加熱される。中間熱交換器250による加熱機構については、後に詳述する。
圧縮機230は、例えば、往復圧縮機(レシプロ圧縮機)で構成され、圧縮機構と、圧縮機構に供給される潤滑油を収容する収容空間とを有し、中間熱交換器250で加熱された熱媒体を断熱圧縮し、さらに加熱する。圧縮機230の具体的な構成については、後に詳述する。
凝縮器240は、循環路210における圧縮機230の下流に配され、蒸気室150において、圧縮機230によって加熱された熱媒体と、液体の炭化水素系洗浄剤とで熱交換を行うことで、炭化水素系洗浄剤を加熱して炭化水素系洗浄剤の蒸気を生成するとともに、熱媒体を冷却して凝縮させる。ここで、凝縮器240によって冷却されることにより、熱媒体は気液混合状態(図1中、G、Lで示す)となる。
中間熱交換器250は、循環路210a、210b(蒸発器220および圧縮機230の間)を流通する熱媒体と、循環路210d、210e(凝縮器240および膨張弁260の間)を流通する熱媒体とで熱交換を行う。蒸発器220によって加熱され、循環路210aを流通する熱媒体が、完全に気化しておらず、気液混合流体となっている場合もある。この場合、液体状態の熱媒体が圧縮機230に導入されてしまうと、圧縮機230に不具合が生じるおそれがある。
そこで、中間熱交換器250を備える構成により、循環路210aを流通する熱媒体を加熱して飽和温度よりも高温とすることで、圧縮機230に導入される熱媒体(循環路210bを流通する熱媒体)を確実に気体のみにすることが可能となる。これにより、圧縮機230に不具合が生じてしまう事態を回避することができる。
膨張弁260は、流体の圧力降下をもたらす弁であり、凝縮器240の下流に設けられ、凝縮器240によって凝縮(冷却)された熱媒体を減圧膨張させてさらに冷却する。ここで、膨張弁260によって冷却されることにより、熱媒体は液体(図1中、Lで示す)となる。そして、膨張弁260において冷却された熱媒体は、循環路210fを通って再び蒸発器220に導入される。
圧力測定部270は、圧縮機230内の後述する収容空間における気体部分の圧力を測定する。
制御部280は、CPU(中央処理装置)を含む半導体集積回路で構成され、ROMからCPU自体を動作させるためのプログラムやパラメータ等を読み出し、ワークエリアとしてのRAMや他の電子回路と協働してヒートポンプユニット200全体を管理および制御する。本実施形態において制御部280は、圧力測定部270が測定した圧力に基づいて、圧縮機230の駆動量および膨張弁260の開度を制御して、循環路210における熱媒体の循環量を制御する。
ところで、上述したように、圧縮機230に収容された潤滑油には、熱媒体が溶解することがある。以下、図2を用いて、圧縮機230に収容された潤滑油に熱媒体が溶解する機構について説明する。
図2は、圧縮機230の構成を説明するための図である。図2中、熱媒体の流れを実線の矢印で、潤滑油の流れを白抜き矢印で、潤滑油をグレーの塗り潰しで示す。図2に示すように、圧縮機230のピストン(圧縮機構)232は、駆動軸(圧縮機構)234に接続されており、不図示のモータによって駆動軸234が回転駆動されると、ピストン232が圧縮室236に対して往復運動をすることとなる。そして、ピストン232が下死点近傍に位置しているときに、圧縮機230の入口238aを介して、循環路210bから圧縮室236に熱媒体が導入される。圧縮室236に導入された熱媒体は、ピストン232の圧縮動作によって圧縮された後、ピストン232が上死点近傍に位置しているときに、出口238bから循環路210cへ送出される。
また、図2に示すように、圧縮機230の内部には、潤滑油(例えば、POE(ポリオールエステル))を収容する収容空間Rが形成されており、収容空間Rに収容された潤滑油は、潤滑油ポンプ310によって駆動軸234の油通路312に供給される。そして、油通路312に供給された潤滑油は、ピストン232の油通路(不図示)を通って、ピストン232の外周面に供給される。また、収容空間Rに収容された潤滑油は、散布部320によって、ピストン232と駆動軸234の連接部分や、ピストン232の外周面と圧縮室236の内周面に供給される。このように、ピストン232の外周面と圧縮室236の内周面に潤滑油が供給されることにより、ピストン232と圧縮室236との摩擦係数を低減し、ピストン232および圧縮室236の摩耗を低減している。
このようにヒートポンプユニット200における圧縮室236には、熱媒体が導入されるとともに、圧縮室236の内周面に潤滑油が供給されることとなるため、圧縮室236において、潤滑油に熱媒体が溶解することがある。そうすると、潤滑油は、熱媒体が溶解した状態で循環する、すなわち、熱媒体が潤滑油中に溶解した状態で圧縮動作が維持されることとなる。
上述したように、ヒートポンプユニット200の運転を停止する場合、膨張弁260を閉じずに圧縮機230の駆動を停止すると、蒸発器220に液体状態の熱媒体が残留し、次にヒートポンプユニット200の運転を開始したときに、蒸発器220に残留した液体状態の熱媒体がそのまま圧縮機230に導入されてしまい、圧縮機230が不具合を起こす可能性がある。そこで、ヒートポンプユニット200を停止する際に、蒸発器220における液体状態の熱媒体の残留を回避するために、圧縮機230を駆動させた状態で、膨張弁260を一度に全閉すると、圧縮機230の収容空間Rの圧力が急激に低下し、圧縮機230の潤滑油中に溶解した熱媒体が発泡して圧縮機230が損傷するおそれがある。例えば、熱媒体の気泡が圧縮室236にまで達してしまうことがある。
特に、真空洗浄装置100のヒートポンプユニット200で利用される熱媒体は、冷蔵庫、冷凍庫、エアーコンディショナー、給湯器等(以下、「家電装置」と称する)のヒートポンプユニットに利用される熱媒体よりも潤滑油に溶解しやすいという特性がある。具体的に説明すると、真空洗浄装置100において、炭化水素系洗浄剤の蒸気を生成するためには、炭化水素系洗浄剤を、例えば、80℃〜140℃程度といった高温に加熱する必要がある。したがって、真空洗浄装置100のヒートポンプユニット200に利用される熱媒体の沸点は、家電装置のヒートポンプユニットに利用される熱媒体よりも高い。例えば、家電装置のヒートポンプユニットに利用される熱媒体の圧縮機入口の温度は90℃程度であり、圧縮機出口温度は110℃程度である。これに対し、真空洗浄装置100のヒートポンプユニット200に利用される熱媒体の圧縮機230の入口238a(循環路210bを通る熱媒体)の温度は100℃〜110℃程度であり、圧縮機230の出口238b(循環路210cを通る熱媒体)温度は140℃程度である。
このような沸点が相対的に高い熱媒体は、沸点が相対的に低い熱媒体と比較して、ヒートポンプユニット200を構成する圧縮機230の潤滑油への溶解度が大きい。具体的に説明すると、家電装置のヒートポンプユニットに利用される熱媒体は、圧縮機の潤滑油に数%程度しか溶解しないが、真空洗浄装置100のヒートポンプユニット200に利用される熱媒体は、圧縮機230の潤滑油に20%程度溶解する場合がある。したがって、真空洗浄装置100のヒートポンプユニット200の圧縮機230においては、家電装置のヒートポンプユニットの圧縮機よりも、熱媒体の発泡が顕著となり、潤滑油の液面LHの低下による圧縮機230の損傷の可能性が高い。
そこで、制御部280は、圧縮機230を停止する際に、膨張弁260の開度を調整して、圧縮機230の収容空間Rにおける熱媒体の発泡を抑制する。以下、制御部280による圧縮機230の停止制御について説明する。
(圧縮機230の停止制御)
制御部280は、ヒートポンプユニット200を停止する旨の指示、すなわち、圧縮機230による熱媒体の圧縮動作を停止する旨の指示を受け付けると、圧縮機230の収容空間Rに収容された潤滑油の液面LHの高さが、圧縮機230に予め設定されている閾値未満とならないように、膨張弁260の開度を小さくしていく。ここで、圧縮機230に予め設定されている閾値は、ピストン232と駆動軸234の連接部分や、ピストン232の外周面と圧縮室236の内周面の間の潤滑に要する潤滑油の液面の高さの下限値である。
制御部280が、圧縮機230の収容空間Rに収容された潤滑油の液面LHの高さが、圧縮機230に予め設定されている閾値未満とならないように、膨張弁260の開度を小さくする場合、例えば、以下の4つの手段が挙げられる。
(制御部280による膨張弁260の開度調整1)
制御部280は、膨張弁260の開度の変化速度が予め定められた第1の値に維持されるように、膨張弁260の開度を小さくすることで、収容空間Rに収容された潤滑油の液面LHの高さが閾値未満とならないようにする。ここで、膨張弁260が全開である場合の開度を100%とした場合、第1の値は、例えば、3%/分である。
(制御部280による膨張弁260の開度調整2)
制御部280は、圧力測定部270によって測定された収容空間Rの圧力の低下速度が予め定められた第2の値に維持されるように、膨張弁260の開度を小さくすることで、収容空間Rに収容された潤滑油の液面LHの高さが閾値未満とならないようにする。ここで、第2の値は、例えば、(圧縮機230の通常運転時の圧力の10%)/分以下の低下速度である。したがって、圧縮機230の通常運転時の圧力が、例えば500kPaである場合、第2の値は50kPa/分となる。
(制御部280による膨張弁260の開度調整3)
圧縮機230に液位計を備えておき、制御部280は、圧縮機230の収容空間Rに収容された潤滑油の液面LHの高さが、圧縮機230に予め設定されている閾値未満とならないように、膨張弁260の開度を小さくする。液位計は、例えば、光学センサ、画像処理装置等の既存の技術を利用することができる。
(制御部280による膨張弁260の開度調整4)
圧縮機230に気泡量を測定する装置を備えておき、制御部280は、圧縮機230の収容空間Rで生じた気泡が、予め定められた量以上とならないように、膨張弁260の開度を小さくする。ここで、予め定められた量は、ピストン232と駆動軸234の連接部分や、ピストン232の外周面と圧縮室236の内周面の間の潤滑を行うことのできる気泡量の上限値である。気泡量を測定する装置は、例えば、ボイド率計、光学センサ、画像処理装置等の既存の技術を利用することができる。
上述した開度調整1〜4で説明した値に基づいて、膨張弁260の開度を小さくすることにより、圧縮機230の収容空間Rに収容された潤滑油の液面LHの高さを、圧縮機230に予め設定されている閾値未満とならないようにすることができる。
したがって、圧縮機230の駆動を停止する前に、収容空間Rにおいて圧力を緩やかに低下させることができ、潤滑油に溶解した熱媒体の発泡を抑制することができる。したがって、潤滑油の見かけ上の粘度が低下する事態を回避することができ、ピストン232、駆動軸234、圧縮室236といった摺動部材において潤滑油の油膜を十分に形成することが可能となる。これにより、摺動部材が摩耗して、圧縮機230が損傷してしまう事態を回避することができる。
そして、制御部280は、膨張弁260を全閉して膨張弁260を通じた圧縮機230への熱媒体の流入を遮断した後、圧力測定部270が測定した収容空間Rの圧力が、潤滑油中に含まれる熱媒体の予め定められた濃度に相当する圧力(以下、「相当圧力」と称する)未満になるまで、圧縮機230による熱媒体の圧縮動作を維持する。ここで、相当圧力は、例えば、40kPaGである。
このように、制御部280は、膨張弁260を全閉した後に、圧縮機230の駆動を停止するため、蒸発器220に液体状態の熱媒体が残留してしまう事態を防止することができる。これにより、制御部280が、次にヒートポンプユニット200の運転を開始したときに、圧縮機230へ液体状態の熱媒体が導入されることがなくなるため、圧縮機230の損傷を防止できる。
また、膨張弁260を全閉した後、制御部280は、圧力測定部270が測定した収容空間Rの圧力が、相当圧力未満になるまで圧縮機230による熱媒体の圧縮動作を維持することにより、潤滑油中に溶解した熱媒体を気化させることができる。したがって、潤滑油から熱媒体を除去することができ、次にヒートポンプユニット200の運転を開始する際に、潤滑油中の熱媒体の発泡、すなわち、潤滑油の液面LHの低下を抑制することが可能となる。
(ヒートポンプユニット200の運転方法)
続いて、ヒートポンプユニット200の運転方法、特に、停止方法について説明する。図3は、ヒートポンプユニット200の運転方法の処理の流れを説明するためのフローチャートである。なお、ヒートポンプユニット200の停止制御は、ヒートポンプユニット200が運転中である場合に行われる処理である。
制御部280は、作業者の操作入力に応じて、圧縮機230による熱媒体の圧縮動作を停止する旨の指示を受け付けると(ステップS410におけるYES)、圧縮機230の収容空間Rに収容された潤滑油の液面LHの高さが、圧縮機230に予め設定されている閾値A未満とならないように、膨張弁260の開度を小さくしていく(ステップS412)。
そして、制御部280は、膨張弁260が全閉になったか否かを判定し(ステップS414)、全閉になっていなければ(ステップS414におけるNO)、ステップS412の処理を継続する。
一方、膨張弁260が全閉になった場合(ステップS414におけるYES)、制御部280は、圧力測定部270によって測定された圧縮機230の収容空間Rの圧力が相当圧力未満であるか否かを判定する(ステップS416)。収容空間Rの圧力が相当圧力未満でない場合(ステップS416におけるNO)、制御部280は、圧縮機230の駆動を維持し、収容空間Rの圧力が相当圧力未満となると(ステップS416におけるYES)、圧縮機230の駆動を停止する(ステップS418)。
以上説明したように、本実施形態にかかるヒートポンプユニット200およびヒートポンプユニット200の運転方法によれば、圧縮機230を停止する際に、潤滑油中に含まれる熱媒体の発泡を抑制することができ、圧縮機230の損傷を防ぐことが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した実施形態において、真空洗浄装置100を構成するヒートポンプユニット200を例に挙げて説明したが、ヒートポンプユニット200を搭載する装置に限定はない。例えば、冷蔵庫、冷凍庫、エアーコンディショナー、給湯器等、様々な電気機器に搭載するヒートポンプユニットであっても、圧縮機の潤滑油に熱媒体が溶解するため、本発明のヒートポンプユニット200およびヒートポンプユニット200の運転方法を適用することができる。
また、上述した実施形態において、制御部280は、膨張弁260を全閉した後、圧力測定部270が測定した収容空間Rの圧力が、相当圧力未満になるまで、圧縮機230による熱媒体の圧縮動作を維持する構成について説明した。しかし、膨張弁260を全閉してから相当圧力未満となる時間、圧縮機230による熱媒体の圧縮動作を維持するとしてもよい。
また、上述した実施形態において、ヒートポンプユニット200が中間熱交換器250を備える構成について説明したが、中間熱交換器250を備えずとも、圧縮機230を停止する際に、潤滑油中に含まれる熱媒体の発泡を抑制することができ、圧縮機230の損傷を防ぐことができる。
また、上述した実施形態では、洗浄室102において、シャワー部110から供給される凝縮洗浄剤による洗浄と、蒸気供給部130から供給される蒸気による洗浄が行われる真空洗浄装置100について説明した。しかし、例えば、真空容器104内の、洗浄室102の下方に浸漬室を設けておき、かかる浸漬室にワークWを浸漬することによって、ワークWを洗浄してもよい。
具体的に説明すると、浸漬室には、ワークWが完全に浸漬可能な量の炭化水素系洗浄剤(液体)が貯留されており、この炭化水素系洗浄剤を加熱するためのヒータが設けられている。また洗浄室102と浸漬室との間には中間扉が設けられており、この中間扉によって、洗浄室102と浸漬室とが連通したり、あるいはその連通が遮断されたりするようになっている。なお、浸漬室に貯留されている炭化水素系洗浄剤は、シャワー部110から供給された凝縮洗浄剤、および、洗浄剤貯留部124から凝縮洗浄剤供給管126を介して供給された凝縮洗浄剤のいずれか一方または両方である。また、この場合、載置部108に昇降装置を設けておき、載置部108を鉛直方向に移動可能に構成する。したがって、中間扉を開放して洗浄室102と浸漬室とを連通させた状態で昇降装置を駆動することにより、ワークWを洗浄室102から浸漬室に移動させたり、あるいは、ワークWを浸漬室から洗浄室102に移動させたりすることで、ワークWを洗浄する。
なお、本明細書のヒートポンプユニットの運転方法の各工程は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいはサブルーチンによる処理を含んでもよい。
本発明は、ヒートポンプユニットおよびヒートポンプユニットの運転方法に利用することができる。
200 ヒートポンプユニット
210 循環路
220 蒸発器
230 圧縮機
232 ピストン(圧縮機構)
234 駆動軸(圧縮機構)
240 凝縮器
260 膨張弁
270 圧力測定部
280 制御部

Claims (5)

  1. 熱媒体が循環する循環路と、
    圧縮機構と、該圧縮機構に供給される潤滑油を収容する収容空間とを有し、前記循環路を循環する前記熱媒体を断熱圧縮して加熱する圧縮機と、
    前記循環路における前記圧縮機の下流に設けられ、該圧縮機によって加熱された熱媒体を冷却することで該熱媒体を凝縮させる凝縮器と、
    前記循環路における前記凝縮器の下流に設けられ、該凝縮器によって凝縮された熱媒体を減圧膨張させて冷却する膨張弁と、
    前記循環路における前記膨張弁の下流に設けられ、該膨張弁によって冷却された熱媒体を加熱することで該熱媒体を気化させる蒸発器と、
    前記圧縮機の駆動量および前記膨張弁の開度を制御して、前記循環路における前記熱媒体の循環量を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記圧縮機による前記熱媒体の圧縮動作を停止する旨の指示を受け付けると、
    前記収容空間に収容された潤滑油の液面の高さが、前記圧縮機に予め設定されている閾値未満とならないように、前記膨張弁の開度を小さくし、
    前記膨張弁を全閉して該膨張弁を通じた前記圧縮機への熱媒体の流入を遮断した後、該圧縮機による該熱媒体の圧縮動作を停止させることを特徴とするヒートポンプユニット。
  2. 前記制御部は、前記膨張弁の開度の変化速度が予め定められた第1の値に維持されるように該膨張弁の開度を小さくすることで、前記収容空間に収容された潤滑油の液面の高さが前記閾値未満とならないようにすることを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプユニット。
  3. 前記制御部は、前記収容空間の圧力の低下速度が予め定められた第2の値に維持されるように前記膨張弁の開度を小さくすることで、前記収容空間に収容された潤滑油の液面の高さが前記閾値未満とならないようにすることを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプユニット。
  4. 前記制御部は、前記膨張弁を全閉した後、
    前記収容空間の圧力が、前記潤滑油中に含まれる前記熱媒体の予め定められた濃度に相当する圧力未満になるまで、前記圧縮機による該熱媒体の圧縮動作を維持し、
    前記潤滑油中に含まれる前記熱媒体の予め定められた濃度に相当する圧力未満になると、前記圧縮機による該熱媒体の圧縮動作を停止することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のヒートポンプユニット。
  5. 熱媒体が循環する循環路と、
    圧縮機構と、該圧縮機構に供給される潤滑油を収容する収容空間とを有し、前記循環路を循環する前記熱媒体を断熱圧縮して加熱する圧縮機と、
    前記循環路における前記圧縮機の下流に設けられ、該圧縮機によって加熱された熱媒体を冷却することで該熱媒体を凝縮させる凝縮器と、
    前記循環路における前記凝縮器の下流に設けられ、該凝縮器によって凝縮された熱媒体を減圧膨張させて冷却する膨張弁と、
    前記循環路における前記膨張弁の下流に設けられ、該膨張弁によって冷却された熱媒体を加熱することで該熱媒体を気化させる蒸発器と、
    を備えたヒートポンプユニットの運転方法であって、
    前記圧縮機による前記熱媒体の圧縮動作を停止する旨の指示を受け付けると、
    前記収容空間に収容された潤滑油の液面の高さが、前記圧縮機に予め設定されている閾値未満とならないように、前記膨張弁の開度を小さくし、
    前記膨張弁を全閉して該膨張弁を通じた前記圧縮機への熱媒体の流入を遮断した後、該圧縮機による該熱媒体の圧縮動作を停止させることを特徴とするヒートポンプユニットの運転方法。
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