JPH05264113A - 空気調和装置の運転制御装置 - Google Patents

空気調和装置の運転制御装置

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JPH05264113A
JPH05264113A JP6481192A JP6481192A JPH05264113A JP H05264113 A JPH05264113 A JP H05264113A JP 6481192 A JP6481192 A JP 6481192A JP 6481192 A JP6481192 A JP 6481192A JP H05264113 A JPH05264113 A JP H05264113A
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switching
compressor
air conditioner
switching valve
valve
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JP6481192A
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Masami Horiuchi
正美 堀内
Hideki Tsujii
英樹 辻井
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気調和装置の冷房運転−暖房運転の切換時
に、差圧の不足に起因する四路切換弁の作動遅延や作動
不良を防止する。 【構成】 冷媒回路9に、インバータ付き圧縮機1とサ
イクル切換用四路切換弁2とを配設し、冷房運転と暖房
運転とに切換可能な空気調和装置を構成する。圧縮機1
の運転中に冷房運転−暖房運転の切換指令を受けたとき
には、運転中切換制御手段51により、四路切換弁2を
切換えた後、サーモオフ状態にする。圧縮機1の停止中
に冷房運転−暖房運転の切換指令を受けたときには、停
止中切換制御手段52により、インバータ周波数が所定
値以上になってから、四路切換弁2を切換える。これに
より、四路切換弁2の作動に必要な差圧の不足を解消
し、円滑な作動を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、四路切換弁により冷暖
房運転を切換えるようにした空気調和装置の運転制御装
置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開昭62―1788
28号公報に開示される如く、インバータにより運転周
波数が可変に調節される圧縮機と、冷凍サイクルを切換
えるための四路切換弁とを冷媒回路に配設し、冷房運転
と暖房運転とに切換可能に構成されたヒートポンプタイ
プの空気調和装置においては、冷房運転−暖房運転間で
運転を切換える際、まず、圧縮機を停止させてサーモオ
フ状態にして、所定時間(例えば3分間程度)の待機を
行い、この間に高低差圧を「0」に近い状態まで低減す
る均圧制御を行ってから、圧縮機を起動し、同時に四路
切換弁を切換えるようにしたものは公知の技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、起動時に低周波数から立ち上げていくものでは、
冷媒流量が少ないときには、四路切換弁を切換えるのに
必要な高低差圧が得られずに、四路切換弁の切換遅延,
切換不良等の誤作動が生じる虞れがあった。
【0004】すなわち、上記従来の切換制御のタイムチ
ャートを図9に示すと、時刻t10で冷暖房運転の切換指
令が出力され、すぐに、圧縮機が停止して、しばらくす
ると均圧制御により高低差圧がほぼ「0」状態になる
(時刻t11)。これは、高低差圧が大きいと圧縮機ん起
動不良を生じる虞れがあることによるものであるが、そ
の後、待機制御が終了して圧縮機を起動する(時刻t1
2)とともに、四路切換弁の駆動信号をオン・オフ(例
えばオンで暖房、オフで冷房)切換えるようとするが、
冷媒充填量が小さいときなど、高低差圧がまだ小さいと
きがある。したがって、高低差圧が必要な値ΔPsに達
するまで(時刻t13)四路切換弁の切換が遅れたり、四
路切換弁が少し作動して途中で停止する等の作動不良が
生じる虞れがあった。
【0005】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、冷房運転−暖房運転で切換指令があ
ったときには、まず、四路切換弁を切換えてから、サー
モオフ状態に維持することにより、四路切換弁の確実な
切換動作を確保し、もって、信頼性の向上を図ることに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明の講じた手段は、図1に示すよう
に、冷媒回路(9)に、インバータにより運転周波数を
可変に調節される圧縮機(1)と、冷凍サイクルを切換
える四路切換弁(2)とを配設し、冷房運転と暖房運転
とに切換可能に構成された空気調和装置を前提とする。
【0007】そして、図1の実線部分に示すように、空
気調和装置の運転制御装置として、圧縮機(1)の運転
中に冷房運転−暖房運転の切換指令を受けたとき、上記
四路切換弁(2)を切換えた後、サーモオフ状態にする
よう制御する運転中切換制御手段(51)を設ける構成
としたものである。
【0008】請求項2の発明の講じた手段は、図1に示
すように、冷媒回路(9)に、インバータにより運転周
波数を可変に調節される圧縮機(1)と、冷凍サイクル
を切換える四路切換弁(2)とを配設し、冷房運転と暖
房運転とに切換可能に構成された空気調和装置を前提と
する。
【0009】そして、空気調和装置の運転制御装置とし
て、図1の破線部分に示すように、圧縮機(1)の停止
中に冷房運転−暖房運転の切換指令を受けたとき、サー
モオン後インバータ周波数が所定値以上になってから、
四路切換弁(2)を切換えるよう制御する停止中切換制
御手段(52)を設ける構成としたものである。
【0010】請求項3の発明の講じた手段は、上記請求
項1の発明において、圧縮機(1)の停止中に冷房運転
−暖房運転の切換指令を受けたとき、サーモオン後イン
バータ周波数が所定値以上になってから、四路切換弁
(2)を切換えるよう制御する停止中切換制御手段(5
2)を設けたものである。
【0011】請求項4の発明の講じた手段は、上記請求
項1,2又は3の発明において、図1の点線部分に示す
ように、四路切換弁(2)の切換を伴う圧縮機(1)の
起動時には、インバータ周波数を通常のサーモオンによ
る起動時よりも急速に増大させるよう制御する周波数制
御手段(53)を設けたものである。
【0012】
【作用】以上の構成により、請求項1の発明では、運転
中に冷房運転−暖房運転の切換指令を受けると、運転中
切換制御手段(51)により、サーモオフにする前に四
路切換弁(2)が切換えられるので、サーモオフ後に四
路切換弁(2)を切換える場合のような切換の遅延によ
る空調感の悪化や四路切換弁(2)の作動不良を招くこ
となく、運転の切換が行われることになる。
【0013】請求項2の発明では、圧縮機(1)の停止
中に冷房運転−暖房運転の切換指令が出力されると、停
止中切換制御手段(52)により、インバータ周波数が
所定値まで立ち上げられてから、四路切換弁(2)のオ
ン・オフにより冷媒回路(9)の冷凍サイクルが切換え
られるので、均圧制御により高低差圧が小さくなってい
る状態で四路切換弁(2)の切換を行う場合のような作
動不良を招くことなく、冷房運転−暖房運転の切換が円
滑に行われることになる。
【0014】請求項3の発明では、運転中切換制御手段
(51)及び停止中切換制御手段(52)によって、運
転中と停止中の切換指令に応じた冷凍サイクルの切換制
御が行われるので、運転中,停止中のいずれにおいて
も、冷房運転−暖房運転の切換が円滑に行われる。
【0015】請求項4の発明では、上記請求項1,2又
は3の発明の作用において、周波数制御手段(53)に
より、圧縮機(1)の起動時におけるインバータ周波数
の急速立ち上げが行われるので、請求項1の発明におけ
る四路切換弁(2)切換え後の圧縮機(1)の起動時に
は、四路切換弁(2)の作動後の差圧が確保されてその
作動が保償され、請求項2の発明における四路切換弁
(2)切換前の圧縮機(1)の起動時には、四路切換弁
(2)の作動前可能な差圧が迅速に得られることにな
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図2以下の
図面に基づき説明する。
【0017】図2は本発明を適用した空気調和装置の冷
媒配管系統を示し、一台の室外ユニット(A)に対して
一台の室内ユニット(B)が接続されたいわゆるセパレ
ートタイプのものである。上記室外ユニット(A)に
は、インバータ(図示せず)により運転周波数Hzが複
数のステップ値N(=1〜20)に調節される圧縮機
(1)と、冷房運転時には図中実線のごとく、暖房運転
時には図中破線のごとく切換わる四路切換弁(2)と、
冷房運転時には凝縮器として、暖房運転時には蒸発器と
して機能する室外熱交換器(3)と、冷媒を減圧するた
めの減圧部(20)と、圧縮機(1)の吸入管に介設さ
れ、吸入冷媒中の液冷媒を除去するためのアキュムレ―
タ(7)とが主要機器として配置されている。また、室
内ユニット(B)には、冷房運転時には蒸発器として、
暖房運転時には凝縮器として機能する室内熱交換器
(6)が配置されている。上記各機器は冷媒配管(8)
により順次接続され、冷媒の循環により熱移動を生ぜし
めるようにした冷媒回路(9)が構成されている。
【0018】ここで、上記減圧部(20)には、液冷媒
を貯溜するためのレシ―バ(4)と、液冷媒の減圧機能
と流量調節機能とを有する電動膨張弁(5)とが配設さ
れ、上記レシ―バ(4)と電動膨張弁(5)とは、電動
膨張弁(5)がレシ―バ(4)の下部つまり液部に連通
するよう、室外熱交換器(3)の補助熱交換器(3a)
を介して共通路(8a)に直列に配置されている。そし
て、共通路(8a)のレシ―バ(4)上流側の端部
(P)と室外熱交換器(3)との間は、室外熱交換器
(3)からレシ―バ(4)への冷媒の流通のみを許容す
る第1逆止弁(D1)を介して第1流入路(8b1)によ
り、上記共通路(8a)の点(P)と室内熱交換器
(6)との間は室内熱交換器(6)からレシ―バ(4)
への冷媒の流通のみを許容する第2逆止弁(D2)を介
して第2流入路(8b2)により、それぞれ接続されてい
る一方、共通路(8a)の上記電動膨張弁(5)他端側
の端部(Q)と上記第2逆止弁(D2)−室内熱交換器
(6)間の点(R)との間は電動膨張弁(5)から室内
熱交換器(6)への冷媒の流通のみを許容する第3逆止
弁(D3)を介して第1流出路(8c1)により、共通路
(8a)の上記点(Q)と上記第1逆止弁(D1)−室
外熱交換器(3)間の点(S)との間は電動膨張弁
(5)から室外熱交換器(3)への冷媒の流通のみを許
容する第4逆止弁(D4)を介して第2流出路(8c2)
により、それぞれ接続されている。
【0019】また、上記レシ―バ(4)の上流側の点
(P)と流出側の点(Q)との間には、キャピラリチュ
―ブ(C)を介設してなる液封防止バイパス路(8f)
が設けられていて、該液封防止バイパス路(8f)によ
り、圧縮機(1)の停止時における液封を防止するよう
になされている。また、ガス冷媒をレシ―バ(4)上部
から開閉弁(SV)を介して電動膨張弁(5)下流側に
バイパスさせて、レシーバ(4)の冷媒貯溜機能を確保
するためのバイパス管(4a)が設けられている。な
お、上記キャピラリチュ―ブ(C)の減圧度は電動膨張
弁(5)よりも十分大きくなるように設定されていて、
通常運転時における電動膨張弁(5)による冷媒流量調
節機能を良好に維持しうるようになされている。
【0020】なお、(F1)〜(F4)は冷媒中の塵埃
を除去するためのフィルタ、(ER)は圧縮機(1)の
運転音を低減させるための消音器である。
【0021】さらに、空気調和装置にはセンサ類が設け
られていて、(Th2)は吐出管に配置され、吐出管温度
T2を検出する吐出管センサ、(Tha)は室外ユニット
(A)の空気吸込口に配置され、外気温度である吸込空
気温度を検出する室外吸込センサ、(Thc)は室外熱交
換器(3)に配置され、冷房運転時には凝縮温度となり
暖房運転時には蒸発温度となる外熱交温度を検出する外
熱交センサ、(Thr)は室内ユニット(B)の空気吸込
口に配置され、室内温度である吸込空気温度Trを検出
する室内吸込センサ、(The)は室内熱交換器(6)に
配置され、冷房運転時には蒸発温度となり暖房運転時に
は凝縮温度となる内熱交温度を検出する内熱交センサ、
(HPS)は高圧側圧力の過上昇によりオンとなって後述
の保護装置(11)を作動させる高圧圧力スイッチ、
(LPS)は低圧側圧力の過低下によりオンとなって保護
装置(11)を作動させる低圧圧力スイッチである。上
記各センサ類の信号は空気調和装置の運転を制御するコ
ントローラ(10)に入力可能に接続されており、該コ
ントローラ(10)により、上記各センサ類の信号に応
じて、空気調和装置の運転を制御するようになされてい
る。
【0022】また、上記コントローラ(10)内には、
空気調和装置の運転モードを切換える等の運転指令を行
うスイッチボタン類が配設されてなる指令操作部(1
1)と、室温の設定値をセットするための設定回路(1
2)とが内蔵されている。
【0023】上記冷媒回路(9)において、冷房運転時
には、室外熱交換器(3)で凝縮液化された液冷媒が第
1流入路(8b1)から流入し、第1逆止弁(D1)を経
てレシ―バ(4)に貯溜され、電動膨張弁(5)で減圧
された後、第1流出路(8c1)を経て室内熱交換器
(6)で蒸発して圧縮機(1)に戻る循環となる一方、
暖房運転時には、室内熱交換器(6)で凝縮液化された
液冷媒が第2流入路(8b2)から流入し、第2逆止弁
(D2)を経てレシ―バ(4)に貯溜され、電動膨張弁
(5)で減圧された後、第2流出路(8c2)を経て室外
熱交換器(3)で蒸発して圧縮機(1)に戻る循環とな
る。
【0024】そのとき、電動膨張弁(5)の開度は、上
記吐出管センサ(Th2)で検出される吐出管温度T2を
パラメータとして行われる。すなわち、上記外熱交セン
サ(Thc)及び内熱交センサ(The)で検出される凝縮
温度と蒸発温度とから最適の冷凍効果を与える吐出管温
度(最適温度Tk)を演算し、吐出管温度T2がこの最
適温度Tkになるよう電動膨張弁(5)の開度を制御す
るようになされている。
【0025】次に、請求項1の発明に係る切換制御の内
容について、図6のタイムチャートを参照しながら、図
3〜図5のフロ―チャ―トに基づき説明する。
【0026】図3は、暖房運転中の冷房運転への切換制
御を示し、ステップST1で、冷房運転への切換指令が
入力されると、ステップST2で、四路切換弁(2)を
オフにし(図6の時刻to )、冷媒回路(9)を冷房サ
イクル側に切換えた後、ステップST3で、四路切換弁
保償フラグF11を「0」にする。ここで、この四路切換
弁保償フラグF11は、冷房運転中には「1」に、暖房運
転中には「2」に、それ以外の切換時や空気調和装置の
運転開始時等には「0」となるものであって、後述のよ
うに、F11=0のときには、四路切換弁作動保償のため
にインバータ周波数Hzを急速立ち上げを行うものであ
る。
【0027】次に、ステップST4で、インバータ周波
数Hzを順次低減させて圧縮機を停止させる停止制御を
行った後(図6の時刻t1 )、ステップST5で、電動
膨張弁(5)を閉じ、室外ファンを停止させるサーモオ
フ制御を行い、ステップST6で、リセット1制御、つ
まり圧力制御用スイッチをオフに、フラグ,カウンタ,
変数,タイマをリセットする制御を行う。
【0028】また、図4は冷房運転中における暖房運転
への切換制御の内容を示し、ステップST11〜ST1
6まで、四路切換弁(2)のオフからオンへの切換以外
は上記図3の制御と同様の制御を行う。
【0029】以上のフローにおいて、ステップST2〜
ST5又はステップST12〜ST15の制御により、
請求項1の発明にいう運転中切換制御手段(51)が構
成されている。
【0030】次に、図5は、圧縮機(1)の起動後(図
6の時刻t2 )における四路切換弁作動保償制御の内容
を示し、ステップSS1で、インバータ周波数のステッ
プ値Nが0.5Nt(Ntは定格ステップ値)以上か否
かを、ステップSS2で外熱交温度Tcが24(℃)よ
りも大きいか否かをそれぞれ判別し、N≧0.5Ntで
ないとき、N≧0.5NtであってもTc≦24(℃)
のときには、いずれもステップSS3に進んで、冷房運
転か暖房運転かを判別する。
【0031】そして、この判別で冷房運転のときには、
ステップSS4に進み、四路切換弁保償フラグF11が
「1」か否かを判別し、上記図3のフロー中のステップ
ST3の制御によってF11=0になっているときには、
ステップSS5に進んで、圧縮機(1)の起動タイマの
カウントT4が2(分)を越えるまでは、ステップSS
6,SS7の急速立ち上げ制御を行う。すなわち、ステ
ップSS6で、インバータ周波数の四路切換弁作動保償
値Nmin2について、Nmin2=Int(0.6Nt)とミニ
マム制限をかけて、ステップSS7で、N≧Int(0.
6Nt)か否かを判別して、N≧Int(0.6Nt)に
なるまでは、上記制御を繰り返し、インバータ周波数が
増大して、N≧Int(0.6Nt)になると、ステップ
SS8に進む。また、ステップSS5の判別で、T4>
2(分)になったときには、ステップSS6,SS7の
制御を行うことなく、ステップSS8に進む。ここで、
上記Nmin2=Int(0.6Nt)としたことにより、2
分間で0.6Nt程度つまり1ステップ/5(秒)程度
のインバータ周波数増大制御となる。
【0032】そして、ステップSS8で、急速立ち上げ
制御後の時間をカウントするT16タイマのカウントT16
が「0」か否かを判別し、T16=0であれば、ステップ
SS9に進んで、T16タイマをスタートさせ、ステップ
SS10で、T16>30(秒)になると、ステップSS
11で、F11=1として、リターンする。これにより、
後述のステップSS23以下の制御に移行する。
【0033】次に、上記ステップSS3の判別で暖房運
転であれば、ステップSS12に進んで、以下、ステッ
プSS12〜SS19で、上記ステップSS4〜SS1
1と同様の制御を行う。
【0034】一方、上記ステップSS2の判別で、Tc
>24(℃)のときには、ステップSS20に移行し、
冷房運転中か暖房運転中かを判別して、冷房運転であれ
ばステップSS21でF11=1に、暖房運転中であれば
ステップSS22でF11=2に切換えて、ステップSS
23に進む。すなわち、高圧の過上昇を防止するため
に、インバータ周波数の急速立ち上げ制御を中止して、
ステップSS23以下の制御に進む。
【0035】そして、ステップSS23で、T16タイマ
のカウントT16を「0」にして、ステップSS24で、
Nmin2=2に、つまり通常のサーモオン時における上昇
速度(2ステップ/30(秒)程度の割合)でインバー
タ周波数を増大させる。
【0036】以上のフローにおいて、ステップSS5〜
SS7の制御により、請求項4の発明にいう周波数制御
手段(53)が構成されている。
【0037】したがって、上記運転中の冷房運転−暖房
運転の切換制御では、運転の切換指令を受けると、運転
中切換制御手段(51)により、四路切換弁(2)をオ
ン・オフさせて冷凍サイクルを切換えてから、圧縮機
(1)を停止させる等のサーモオフ制御が行われるの
で、サーモオフ後に四路切換弁(2)を切換える場合の
ような切換の遅延による空調感の悪化や四路切換弁
(2)の作動不良を招くことなく、運転の切換が行わ
れ、よって、信頼性の向上を図ることができる。
【0038】次に、請求項2の発明に係る停止中の切換
指令による冷房運転−暖房運転の切換制御の内容につい
て説明する。
【0039】図7は、圧縮機(1)の停止中における切
換制御の内容を示し、夏期−冬期間の最初の運転時等に
おける切換と、サーモオフ停止中に運転切換の指令があ
った場合の双方を含む。
【0040】ステップSR1で、切換指令が入力される
と、ステップSR2で、四路切換弁保償フラグF11を
「0」にした後、ステップSR3で、サーモオンとす
る。そして、ステップSR4で、周波数の立ち上げ制御
を行うが、この詳細は上記図5の制御に類似したもので
あるので、省略する。そして、この周波数の立ち上げ制
御によって、ステップSRで、N≧Ns(Nsは四路切
換弁(2)の作動確保に必要な差圧を生ぜしめる周波数
ステップ値)になると、ステップSR5に進んで、四路
切換弁(2)をオン・オフ切換えて、冷媒回路(9)の
冷凍サイクルを切換えた後、通常暖房運転または通常冷
房運転に進む。
【0041】上記フローにおいて、ステップSR3〜S
R6の制御により、請求項2の発明いう停止時切換制御
手段(52)が構成されている。
【0042】したがって、上記停止中の切換制御では、
圧縮機(1)の停止中に冷房運転−暖房運転の切換指令
が出力されると、停止中切換制御手段(52)により、
インバータ周波数が所定値Nsまで立ち上げられてか
ら、四路切換弁(2)のオン・オフにより冷媒回路
(9)の冷凍サイクルが切換えられるので、均圧制御に
より高低差圧が小さくなっている状態で四路切換弁
(2)の切換を行う場合のような四路切換弁(2)の作
動不良等を招くことなく、冷房運転−暖房運転の切換が
円滑に行われることになる。
【0043】特に、運転中切換制御手段(51)及び停
止中切換制御手段(52)によって、運転中と停止中に
おける切換指令に応じた冷凍サイクルの切換制御を行う
ことで、運転中,停止中のいずれにおいても、冷房運転
−暖房運転の切換を円滑に行うことができる。
【0044】さらに、上記実施例では、周波数制御手段
(53)により、圧縮機(1)の起動時におけるインバ
ータ周波数の急速立ち上げが行われる。したがって、四
路切換弁(2)切換え後の圧縮機(1)の起動時には、
四路切換弁(2)の作動後の差圧が確保されて四路切換
弁(2)の作動が保償され、四路切換弁(2)切換前の
圧縮機(1)の起動時には、四路切換弁(2)の作動可
能な差圧が迅速に得られ、著効を発揮することができ
る。
【0045】なお、上記実施例では、使用者からの指令
による冷房運転−暖房運転の切換えについて説明した
が、本発明はかかる実施例に限定されるものではなく、
例えば冷房運転及び暖房運転への切換設定値を予め設
け、室温の変化に応じて自動的に切換えるようにした場
合についても同様に適用し得るものである。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、冷媒回路に、インバータにより運転周波数を可
変に調節される圧縮機と、冷凍サイクルを切換える四路
切換弁とを配設し、冷房運転−暖房運転の切換可能に構
成された空気調和装置の運転制御装置として、運転中に
冷房運転−暖房運転の切換指令を受けたときには、四路
切換弁を切換えてから、サーモオフにするようにしたの
で、差圧の不足による四路切換弁の切換遅延による空調
感の悪化や四路切換弁の作動不良を有効に防止すること
ができ、よって、信頼性の向上を図ることができる。
【0047】請求項2の発明によれば、圧縮機の停止中
に冷房運転−暖房運転の切換指令を受けたときには、サ
ーモオン後にインバータ周波数が所定値以上になってか
ら、四路切換弁を切り換えるようにしたので、四路切換
弁の作動不良を有効に防止することができ、信頼性の向
上を図ることができる。
【0048】請求項3の発明によれば、上記請求項1の
発明において、圧縮機の停止中に冷房運転−暖房運転の
切換指令を受けたときには、サーモオン後にインバータ
周波数が所定値以上になってから、四路切換弁を切り換
えるようにしたので、運転中,停止中のいずれにおいて
も、冷房運転−暖房運転の切換時に、四路切換弁の作動
不良を有効に防止することができる。
【0049】請求項4の発明によれば、上記請求項1,
2又は3の発明において、四路切換弁の切り換えを伴う
圧縮機の起動後、インバータ周波数を通常の上昇速度よ
りも急速に上昇させるようにしたので、四路切換弁切換
え後の差圧の確保による確実な作動を保償し、或いは四
路切換弁切換前において四路切換弁の作動可能な差圧を
迅速に得ることができ、よって、各発明の著効を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の構成を示すブロック図である。
【図2】実施例に係る空気調和装置の冷媒配管系統図で
ある。
【図3】暖房運転中における切換制御の内容を示すフロ
―チャ―ト図である。
【図4】冷房運転中における切換制御の内容を示すフロ
―チャ―ト図である。
【図5】四路切換弁作動保償制御の内容を示すフロ―チ
ャ―ト図である。
【図6】運転中における切換制御のタイムチャート図で
ある。
【図7】停止中の切換指令による切換制御の内容を示す
フロ―チャ―ト図である。
【図8】従来の切換制御のタイムチャート図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 四路切換弁 9 冷媒回路 51 運転中切換制御手段 52 停止中切換制御手段 53 周波数制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒回路(9)に、インバータにより運
    転周波数を可変に調節される圧縮機(1)と、冷凍サイ
    クルを切換える四路切換弁(2)とを配設し、冷房運転
    と暖房運転とに切換可能に構成された空気調和装置にお
    いて、 圧縮機(1)の運転中に冷房運転−暖房運転の切換指令
    を受けたとき、上記四路切換弁(2)を切換えた後、サ
    ーモオフ状態にするよう制御する運転中切換制御手段
    (51)を備えたことを特徴とする空気調和装置の運転
    制御装置。
  2. 【請求項2】 冷媒回路(9)に、インバータにより運
    転周波数を可変に調節される圧縮機(1)と、冷凍サイ
    クルを切換える四路切換弁(2)とを配設し、冷房運転
    と暖房運転とに切換可能に構成された空気調和装置にお
    いて、 圧縮機(1)の停止中に冷房運転−暖房運転の切換指令
    を受けたとき、サーモオン後インバータ周波数が所定値
    以上になってから、四路切換弁(2)を切換えるよう制
    御する停止中切換制御手段(52)を備えたことを特徴
    とする空気調和装置の運転制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の空気調和装置の運転制御
    装置において、 圧縮機(1)の停止中に冷房運転−暖房運転の切換指令
    を受けたとき、サーモオン後インバータ周波数が所定値
    以上になってから、四路切換弁(2)を切換えるよう制
    御する停止中切換制御手段(52)を備えたことを特徴
    とする空気調和装置の運転制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3記載の空気調和装置
    の運転制御装置において、 四路切換弁(2)の切換を伴う圧縮機(1)の起動時に
    は、インバータ周波数を通常のサーモオンによる起動時
    よりも急速に増大させるよう制御する周波数制御手段
    (53)を備えたことを特徴とする空気調和装置の運転
    制御装置。
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