JP2002277114A - 冷凍・空調装置の施工方法 - Google Patents

冷凍・空調装置の施工方法

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JP2002277114A JP2001074777A JP2001074777A JP2002277114A JP 2002277114 A JP2002277114 A JP 2002277114A JP 2001074777 A JP2001074777 A JP 2001074777A JP 2001074777 A JP2001074777 A JP 2001074777A JP 2002277114 A JP2002277114 A JP 2002277114A
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智彦 河西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CFC系もしくはHCFC系の冷媒を用いた
冷凍・空調装置で使用されていた既設配管をHFC系冷
媒を用いた冷凍・空調装置で使用する場合、既設配管中
に残留する鉱油を回収するまでに時間を短縮する。 【解決手段】 CFC系もしくはHCFC系冷媒を用い
た冷凍・空調装置を取り外す前に、冷媒配管内の鉱油を
回収する運転を実施する。また、HFC系冷媒を用いた
冷凍・空調装置を取り付けた後に、圧縮機内のエステル
油と既設配管から圧縮機に流れ込んでしまう鉱油とが均
一に混ざり合うまでの時間を圧縮機の運転時間・運転モ
ード・運転容量等から推定し、圧縮機内の油のチェック
時期を表示することで、タイミングよく圧縮機内の冷凍
機油のチェックを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷凍・空調装置
の冷媒の交換に関するものである。さらに詳しくは、熱
源機と室内機とを接続する接続配管を交換しないで、冷
媒を新規に交換して新たに構成した冷凍・空調装置とそ
の施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、冷凍・空調装置の冷媒として、C
FC(クロロフルオロカ−ボン)やHCFC(ハイドロ
クロロフルオロカ−ボン)が用いられてきたが、これら
の分子に含まれる塩素が成層圏でオゾン層を破壊するた
め、CFCは既に全廃され、HCFCも生産規制が開始
されている。
【0003】これらに替わって、分子に塩素を含まない
HFC(ハイドロフルオロカ−ボン)を使用する冷凍・
空調装置が実用化されている。CFCやHCFCを用い
た冷凍・空調装置が老朽化した場合、これらの冷媒は全
廃・生産規制されているため、HFCを用いた冷凍・空
調装置に入れ替える必要がある。冷凍・空調装置の熱源
機は、HFCで使用する冷凍機油・有機材料・熱交換器
がHCFCとは異なるため、HFC専用のものと交換す
る必要があり、かつ元々CFC・HCFC用の熱源機は
老朽化しているため交換する必要があるものであり、交
換も比較的容易である。
【0004】一方、熱源機と室内機を接続する接続配管
は配管長が長い場合や、パイプシャフトや天井裏など建
物に埋設されている場合には、新規配管に交換すること
は困難で、しかも老朽化もしないため、CFCやHCF
Cを用いた冷凍・空調装置で使用していた接続配管をそ
のまま使用できれば、配管工事が簡略化できる。しか
し、CFCやHCFCを用いた冷凍・空調装置で使用し
ていた接続配管には、CFCやHCFCを用いた冷凍・
空調装置の冷凍機油である鉱油やCFC・HCFCや冷
凍機油の劣化物がスラッジとなったものが残留してい
る。
【0005】HFCを用いた冷凍・空調装置の冷凍機油
(エステル油やエ−テル油などの合成油)に鉱油が一定
量以上混入すると、第一の冷凍機油と第二の冷凍機油が
混合し、冷凍機油の特性が変化することで、潤滑油の潤
滑特性が低下する。また、鉱油が混入するとHFC用冷
凍機油が劣化する。また、CFC・HCFCが混入する
とこれらに含まれる塩素成分によりHFC用冷凍機油が
劣化する。また、CFC・HCFC用冷凍機油の劣化物
がスラッジとなったものに含まれる塩素成分によりHF
C用冷凍機油が劣化する。したがって、冷凍・空調装置
を既設の接続配管を利用してHFC冷媒を用いるものに
リプレースした場合、接続配管等の冷媒回路に残留して
いる鉱油を速やかに除去する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】CFC系やHCFC系
冷媒を用いた既設の冷凍・空調装置をHFC系の新冷媒
を使用するものに置換する方法はいろいろ提案されてい
る。このうち、一つの方法では、レトロフィット作業の
後、適用冷媒が塩素を含まない冷媒および新冷媒になっ
た旨の表示ラベルまたは修正ラベルを貼る方法が開示さ
れているが、冷媒回路内に残留する鉱油を速やかに回収
する構成がないので、冷媒回路内に残留する鉱油の回収
に時間がかかり、冷凍サイクルの信頼性を落とすことが
課題である。また、他の例では、冷凍サイクル内の冷凍
機油の鉱油濃度確認の工程と冷凍機油の入替えの工程を
所定の鉱油濃度になるまで繰り返すことが開示されてい
るが、鉱油濃度を確認する時期が不明であり、場合によ
っては交換時期を長くとることによって、冷凍サイクル
の信頼性を落とすことが課題であった。
【0007】また、CFC系もしくはHCFC系の冷媒
を用いた冷凍・空調装置で使用されていた既設配管をH
FC系冷媒を用いた冷凍・空調装置で使用する場合、従
来、施工工程において既設配管中に残留する鉱油を旧装
置で回収する工程がないので、既設配管中に残留する鉱
油を回収するまでに時間がかかったり、また、圧縮機内
での鉱油濃度が高くなっているにもかかわらず、冷凍・
空調装置の運転が続けられることで、エステル油が劣化
する等の課題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
従来の課題を解決するためになされたもので、CFC系
もしくはHCFC系の冷媒を用いた冷凍・空調装置で使
用されていた既設配管をHFC系冷媒を用いた冷凍・空
調装置で使用する場合、装置の更新時すなわちリプレー
ス時の鉱油洗浄時間を短縮することができ、あるいは、
圧縮機内の鉱油濃度のチェック時期を適正化することに
よりエステル油の劣化を抑えることができる冷凍・空調
装置の施工方法を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の冷凍・空調装
置の施工方法は、請求項1に記載のように、第一の冷媒
と第一の潤滑油を用いた第一の冷凍・空調装置で熱源機
と利用側機とを接続していた延長配管を利用して、第二
の冷媒と第二の潤滑油を用いた第二の冷凍・空調装置を
施工する際、前記第一の冷凍・空調装置において液バッ
ク運転を実施した後に、前記第一の冷凍・空調装置の熱
源機を、第二の冷媒と第二の潤滑油を用いた熱源機に取
り替えるものである。
【0010】この発明の冷凍・空調装置の施工方法は、
請求項2に記載のように、第一の冷媒と第一の潤滑油を
用いた第一の冷凍・空調装置で熱源機と利用側機とを接
続していた延長配管を利用して、第二の冷媒と第二の潤
滑油を用いた第二の冷凍・空調装置を施工する際、熱源
機が利用側機より上方に位置する場合は、前記第一の冷
凍・空調装置において、所定の時間、暖房運転を行った
後、前記第一の冷凍・空調装置の熱源機を、第二の冷媒
と第二の潤滑油を用いた熱源機に取り替えるものであ
る。
【0011】この発明の冷凍・空調装置の施工方法は、
請求項3に記載のように、第一の冷媒と第一の潤滑油を
用いた第一の冷凍・空調装置で熱源機と利用側機とを接
続していた延長配管を利用して、第二の冷媒と第二の潤
滑油を用いた第二の冷凍・空調装置を施工する際、熱源
機が利用側機より下方に位置する場合は、前記第一の冷
凍・空調装置において、所定の時間、冷房運転を行った
後、前記第一の冷凍・空調装置の熱源機を、第二の冷媒
と第二の潤滑油を用いた熱源機に取り替えるものであ
る。
【0012】この発明の冷凍・空調装置の施工方法は、
請求項4に記載のように、第一の冷媒と第一の潤滑油を
用いた第一の冷凍・空調装置で熱源機と利用側機とを接
続していた延長配管を利用して、第二の冷媒と第二の潤
滑油を用いた第二の冷凍・空調装置を施工する際、前記
第一の冷凍・空調装置において、ガス管内の冷媒流速u
(m/s)、重力定数g(m/s)、配管内径D
(m)、鉱油密度ρoil(kg/m)および冷媒ガス
密度ρg(kg/m)の関係が、u>(g・D・(ρo
il−ρg)/ρg)0.5 の関係を満たすようにして、
所定の時間、鉱油回収運転をした後、前記第一の冷凍・
空調装置の熱源機を、第二の冷媒と第二の潤滑油を用い
た熱源機に取り替えるものである。
【0013】この発明の冷凍・空調装置の施工方法は、
請求項5に記載のように、第一の冷媒と第一の潤滑油を
用いた第一の冷凍・空調装置で熱源機と利用側機とを接
続していた延長配管を利用して、第二の冷媒と第二の潤
滑油を用いた第二の冷凍・空調装置を施工する際、第二
の冷凍・空調装置の運転開始後、所定の時刻に、第二の
冷凍・空調装置内の潤滑油をサンプリングして第一の潤
滑油の濃度を検出し、当該濃度が所定値以上の場合、新
たな第二の潤滑油を追加もしくは新たな第二の潤滑油に
交換するものである。
【0014】この発明の冷凍・空調装置の施工方法は、
請求項6に記載のように、第一の冷媒と第一の潤滑油を
用いた第一の冷凍・空調装置で熱源機と利用側機とを接
続していた延長配管を利用して、第二の冷媒と第二の潤
滑油を用いた第二の冷凍・空調装置を施工する際、第二
の冷凍・空調装置における利用側機の接続台数・利用側
熱交換器の容量、運転モード、運転時間のいずれかを含
むパラメータから第二の冷凍・空調装置における潤滑油
の交換時期を予測し、または、決定するものである。
【0015】この発明の冷凍・空調装置の施工方法は、
請求項7に記載のように、新規に取り替え、または、取
り替えない利用側機の接続台数をそれぞれ前記パラメー
タに含めて、潤滑油の交換時期を予測し、または、決定
するものである。
【0016】この発明の冷凍・空調装置の施工方法は、
請求項8に記載のように、第一の冷媒と第一の潤滑油を
用いた第一の冷凍・空調装置で熱源機と利用側機とを接
続していた延長配管を利用して、第二の冷媒と第二の潤
滑油を用いた第二の冷凍・空調装置を施工する際、第二
の冷凍・空調装置における膨張弁のつまり状態を判断し
て潤滑油の交換時期を予測し、または、決定するもので
ある。
【0017】この発明の冷凍・空調装置の施工方法は、
請求項9に記載のように、第一の冷媒と第一の潤滑油を
用いた第一の冷凍・空調装置で熱源機と利用側機とを接
続していた延長配管を利用して、第二の冷媒と第二の潤
滑油を用いた第二の冷凍・空調装置を施工する際、第二
の冷凍・空調装置における圧縮機入力もしくは電流を検
知して潤滑油の交換時期を予測し、または、決定するも
のである。
【0018】この発明の冷凍・空調装置の施工方法は、
請求項10に記載のように、前記予測し、または、決定
した潤滑油の交換時期を、利用側機、室外機を含む冷凍
・空調装置のいずこか、またはその近辺に表示するもの
である。
【0019】この発明の冷凍・空調装置の施工方法は、
請求項11に記載のように、第一の冷媒と第一の潤滑油
を用いた第一の冷凍・空調装置を、第二の冷媒と第二の
潤滑油を用いた第二の冷凍・空調装置に施工する際、第
一の冷凍・空調装置の運転履歴をチェックし、故障履歴
がある場合には、熱源機と利用側機とを接続する延長配
管を新設して第二の冷凍・空調装置を構成し、故障履歴
がない場合には、第一の冷凍・空調装置に使用していた
延長配管を利用して、第二の冷凍・空調装置を構成する
ものである。
【0020】この発明の冷凍・空調装置の施工方法は、
請求項12に記載のように、前記第一の冷媒がクロロフ
ルオロカーボン系冷媒またはハイドロクロロフルオロカ
ーボン系冷媒で、第一の潤滑油が鉱油もしくはハードア
ルキルベンゼン油であり、前記第二の冷媒としてハイド
ロフルオロカーボン系もしくは炭化水素等の自然冷媒を
用い、前記第二の潤滑油としてエステル油またはエーテ
ル油を用いるものである。
【0021】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1による施工方法を適用する、冷凍・空調
装置の冷媒回路の一例を示す図である。図1において、
Aは熱源機あるいは室外機であり、圧縮機1、四方弁
2、熱源機側熱交換器3、第1の操作弁4、第2の操作
弁7、アキュムレ−タ8を内蔵している。Bは利用側機
あるいは室内機であり、流量調整器5(あるいは流量制
御弁5)、及び利用側熱交換器6を備えている。熱源機
Aと室内機Bは離れた場所に設置され、第1の接続配管
C、第2の接続配管Dにより接続されて、冷凍サイクル
を形成する。
【0022】第1の接続配管Cの一端は熱源機側熱交換
器3と第1の操作弁4を介して接続され、第1の接続配
管Cの他の一端は流量調整器5と接続されている。第2
の接続配管Dの一端は四方弁2と第2の操作弁7を介し
て接続され、第2の接続配管Dの他の一端は利用側熱交
換器6と接続されている。また、アキュムレ−タ8のU
字管状の流出配管の下部には返油穴8aが設けられてい
る。
【0023】この冷凍・空調装置の冷媒の流れを図1に
添って説明する。図中、実線矢印が冷房運転の流れを、
破線矢印が暖房運転の流れを示す。まず、冷房運転の流
れを説明する。圧縮機1で圧縮された高温高圧のガス冷
媒は四方弁2を経て、熱源機側熱交換器3へと流入し、
ここで空気・水など熱源媒体と熱交換して凝縮液化す
る。凝縮液化した冷媒は第1の操作弁4、第1の接続配
管Cを経て流量調整器5へ流入し、ここで低圧まで減圧
されて低圧二相状態となり、利用側熱交換器6で空気な
どの利用側媒体と熱交換して蒸発・ガス化する。蒸発・
ガス化した冷媒は第2の接続配管D、第2の操作弁7、
四方弁2、アキュムレ−タ8を経て圧縮機1へ戻る。
【0024】次に、暖房運転の流れを説明する。圧縮機
1で圧縮された高温高圧のガス冷媒は四方弁2、第2の
操作弁7、第2の接続配管Dを経て、利用側側熱交換器
6へと流入し、ここで空気など利用側媒体と熱交換器し
て凝縮液化する。凝縮液化した冷媒は流量調整器5へ流
入し、ここで低圧まで減圧されて低圧二相状態となり、
第1の接続配管C、第1の操作弁4を経て、熱源機側熱
交換器3で空気・水などの熱源媒体と熱交換して蒸発・
ガス化する。蒸発・ガス化した冷媒は四方弁2、アキュ
ムレ−タ8を経て圧縮機1へ戻る。
【0025】このようなCFC系またはHCFC系冷媒
(第一の冷媒)と鉱油もしくはハードアルキルベンゼン
油(第一の潤滑油)を用いた既設の冷凍・空調装置(第
一の冷凍・空調装置)を、新規にHFC系冷媒もしくは
炭化水素等の自然冷媒(第二の冷媒)とエステル油また
はエーテル油(第二の潤滑油)を用いた冷凍・空調装置
(第二の冷凍・空調装置)に更新する施工方法について
説明する。この際、熱源機と利用側機とを接続していた
延長配管を再利用する。
【0026】図2は本実施の形態による冷凍・空調装置
の更新(リプレース)時の施工方法を示すフロー図であ
る。本実施の形態では、まず、STEP1では、既設の
冷凍・空調装置(以下では、適宜ユニットと略称する)
の故障履歴を調査する。ここで、故障履歴とは、圧縮機
交換、冷媒漏れ、高圧カット、低圧カット、圧縮機吐出
温度異常を言う。故障履歴がある場合にはSTEP11
に進み、それまで使用していたCFC系もしくはHCF
C系冷媒を回収する。STEP12では、液管およびガ
ス管を新設する。STEP13では、新冷媒であるHF
C対応の室外機を接続する。あるいは、室外機および室
内機を接続する。STEP14で冷媒回路内を真空引き
して新冷媒であるHFC系冷媒を充填し、施工作業を終
了する。
【0027】故障履歴がない場合には、STEP2に進
みユニットが運転可能な場合は、ユニットを起動し、絞
りをあまく設定し負荷側熱交換器から液バックするよう
に運転を行う。ここで液バック運転とは、利用側熱交換
器6(蒸発器)から圧縮機1へ液冷媒を含んだ状態で冷
媒を流通させることをいう。これにより、CFC系もし
くはHCFC系冷媒を用いた冷凍・空調装置を取り外す
前に、冷媒配管内の鉱油を室外機に回収する運転を実施
する。STEP3では、ユニットに充填されている旧冷
媒であるCFC系もしくはHCFC系冷媒を回収する。
【0028】STEP4では、新冷媒であるHFC対応
の室外機を接続する。あるいは、室外機および室内機を
接続する。STEP5で冷媒回路内を真空引きして新冷
媒であるHFC系冷媒を充填する。
【0029】STEP6では、運転時間や運転容量等か
ら冷棟サイクル内を循環する冷媒の流量を見積もり、さ
らにこの冷媒流量見積りからエステル油と鉱油が一様に
混合するまでの時間を見積もる。この混合が一様になる
時点を冷凍機油のサンプリング時期として見積もる。
【0030】STEP7では、STEP6で見積った時
間経過後、圧縮機もしくはアキュムレータ等、油が溜ま
りやすい部位に設けたサンプリングポート(図示せず)
から冷凍機油をサンプリングして鉱油濃度をチェックす
る。チェックの結果、冷凍機油が所定の鉱油濃度以上で
あれば、STEP8に進み、主に、圧縮機、油分離器、
アキュムレータから冷凍機油を回収し、回収した量だけ
エステル油を充填する。
【0031】こうして、STEP6からSTEP8の工
程を繰返し、冷凍機油中の鉱油濃度を所定値以下に下げ
る。冷凍機油中の鉱油濃度が所定値以下になれば、通常
の運転を行う。
【0032】以上のようにこの実施の形態では、塩素を
含む冷媒(第一の冷媒)を用いた冷凍・空調装置(第一
の冷凍・空調装置)のリプレースにおいて、先ず、塩素
を含む冷媒(第一の冷媒)によって圧縮機への液バック
運転を実施する(STEP2)。しかる後に、塩素を含
む冷媒を用いた冷凍・空調装置から、塩素を含む冷媒を
回収し(STEP3)、室外機を弗化炭化水素系冷媒
(第二の冷媒)用の室外機に置換え、また、必要に応じ
て室内機も新規に置き換え(STEP4)、冷媒回路内
を真空引きした後、弗化炭化水素系冷媒を充填し(ST
EP5)、試運転確認後、施工を完了とする。CFC系
もしくはHCFC系冷媒を用いた冷凍・空調装置を取り
外す前に、冷媒配管内の鉱油を回収する運転を実施す
る。このような施工方法によれば、既設配管内の鉱油に
相溶な冷媒で油回収をした後、室外機を、また必要に応
じ室内機も、入れ替えるので、既設配管の洗浄時間を短
縮できる。
【0033】次にこの実施の形態による冷凍・空調装置
の更新時の他の施工方法を説明する。この施工方法で
は、既設の冷凍・空調装置において、熱源機が利用側機
より上方に位置する場合は、既設の冷凍・空調装置で所
定の時間、鉱油回収運転としての暖房運転を行った後、
既設の熱源機を、新規な冷媒と潤滑油を用いる熱源機に
取り替える。このようにすれば、旧熱源機が利用側機よ
り上方にある場合において、高圧ガス配管内のガス冷媒
の流れが、上方から下方向きとなり、既設配管内に残留
する鉱油が重力に従って下方に流れるようになるので、
既設配管中に残留する鉱油を効果的に低減することがで
き、既設配管の洗浄時間を短縮できる。
【0034】次にこの実施の形態による冷凍・空調装置
の更新時のさらに他の施工方法を説明する。この施工方
法では、既設の冷凍・空調装置において、熱源機が利用
側機より下方に位置する場合は、既設の冷凍・空調装置
で所定の時間、鉱油回収運転としての冷房運転を行った
後、既設の熱源機を、新規な冷媒と潤滑油を用いる熱源
機に取り替える。このようにすれば、旧熱源機が利用側
機より下方にある場合において、低圧ガス配管内のガス
冷媒の流れが、上方から下方向きとなり、既設配管内に
残留する鉱油が重力に従って下方に流れるようになるの
で、既設配管中に残留する鉱油を効果的に低減すること
ができ、既設配管の洗浄時間を短縮できる。なお、この
冷房運転を前述の液バック運転とするとさらに効果的で
ある。
【0035】次にこの実施の形態による冷凍・空調装置
の更新時のさらに他の施工方法を説明する。この施工方
法では、既設の冷凍・空調装置において、ガス管内の冷
媒流速u(m/s)、重力定数g(m/s)、配管内
径D(m)、鉱油密度ρoil(kg/m)および冷媒
ガス密度ρg(kg/m)の関係が、u>(g・D・
(ρoil−ρg)/ρg)0.5 の関係を満たすようにし
て、所定の時間、鉱油回収運転をした後、既設の熱源機
を、新規な冷媒と潤滑油を用いる熱源機に取り替える。
このようにすれば、配管を流れる冷媒と既設配管中の鉱
油との間で生じるせん断力を、既設配管中に付着した鉱
油に働く重力や鉱油と配管内面との間で生じる付着力よ
りも、大きくすることができる。この結果、垂直に上昇
するような配管においても冷媒を流すことにより、油滴
が滞留することなく、既設配管内の鉱油を滞りなく回収
することができる。なお、このような鉱油回収運転の条
件で、前述の液バック運転、暖房運転あるいは冷房運転
を行うと一層効果的である。
【0036】また、この実施の形態では、塩素を含む冷
媒(第一の冷媒)を用いた冷凍・空調装置(第一の冷凍
・空調装置)のリプレースにおいて、塩素を含む冷媒を
用いた冷凍・空調装置から、塩素を含む冷媒を回収し
(STEP3)、室外機を弗化炭化水素系冷媒(第二の
冷媒)用の室外機に置換え、また、必要に応じて室内機
も新規に置き換えて(STEP4)、冷媒回路内を真空
引きした後、弗化炭化水素系冷媒を充填し(STEP
5)、試運転を行う。
【0037】この際、所定の間、冷凍サイクル中から潤
滑油(冷凍機油)をサンプリングし、塩素を含む冷媒を
用いた冷凍・空調装置用の冷凍機油(第一の潤滑油)が
その中にどの程度含まれるか、その濃度を検出する(S
TEP7)。そして、その濃度が所定値以上の場合は冷
凍機油を交換する。もしくは新たな冷凍機油を追加す
る。(STEP8)。このようにすれば、既設配管内の
鉱油の回収時間を短縮できると共に、既設配管内の鉱油
の洗浄を確実に行うことができる。
【0038】また、サンプリング時期の予定方法の一つ
としては、HFC系冷媒を用いた冷凍・空調装置を取り
付けた後に、圧縮機内のエステル油と既設配管から圧縮
機に流れ込んでしまう鉱油とが均一に混ざり合うまでの
時間を、圧縮機の運転時間・運転モード・運転容量等か
ら推定し、圧縮機内の油のチェック時期を予測し、タイ
ミングよく圧縮機内の冷凍機油のチェックを行う。
【0039】また、油の交換時期を、室内機の接続台数
・負荷側熱交換器の容量、運転モード、運転時間により
決定してもよい。具体的な方法の一例について説明する
と、例えば、利用側熱交換器もしくは圧縮機の容量、運
転モードの情報から、各々の条件で運転した運転時間に
係数をかけて積算し、その積算値が所定値を越えると、
油の交換時期と判断する。つまり、 ΣT = Σ(aci×Tci)+Σ(ahj×Thj)> Tm (1) ΣT: 利用側熱交換器もしくは圧縮機の容量、運転モ
ードの情報から算出した実機運転時間の相当時間。 aci: 冷房モードにおいて、利用側熱交換器もしくは
圧縮機の容量をn個の領域に分割し、そのi番目の領域
での運転時間にかけて相当時間を求めるための係数。 Tci: 冷房モードにおいて、i番目の領域で運転した
運転時間。 ahj: 暖房モードにおいて、j番目の領域での運転時
間にかけて相当時間を求めるための係数。 Thj: 暖房モードにおいて、j番目の領域で運転した
運転時間。 Tm : 相当時間の油交換のための基準時間。 というように定義すると、式(1)で示されるように、
各モードにおける相当時間の積算値がある基準時間を越
えると、油交換時期と判断して、油の交換を行なう。こ
のようにすれば、油の交換時期を精度よく見積ることが
できるので、冷凍サイクルの信頼性をさらに向上させる
ことができる。
【0040】また、室内機を新設するか・しないかで油
の交換時期を変更する。すなわち、新規に取り替え、ま
たは、取り替えない利用側機の接続台数をそれぞれパラ
メータに含めて、潤滑油の交換時期を予測し、または、
決定する。このようにすれば、冷媒回路内に残留する鉱
油の量を簡易に見積ることができ、容易に冷凍サイクル
の信頼性を向上させることができる。
【0041】また、膨張弁のつまりを判断する運転を行
い、詰まっていると判断された場合には冷凍機油を交換
する。また、つまり状態あるいはその変化から冷凍機油
の交換時期を予測する。具体的な方法の一例について説
明すると、所定の室内機を運転させ、膨張弁を所定の開
度で開放した際の低圧圧力の値が所定の値以下になった
場合には膨張弁が詰まったと判断し、油を交換する。ま
たは、所定の室内機を運転させ、膨張弁を所定の開度で
開放した際の低圧圧力の初期の値を記憶するとともに、
所定時間毎に所定の室内機を運転させ、膨張弁を所定の
開度で開放した際の低圧圧力を測定し、該測定した低圧
圧力が初期に記憶した値よりも所定値以上小さくなった
場合には、油を交換するようにする。このようにすれ
ば、冷凍サイクル中から鉱油を採取・分析する手間を省
き、簡易に冷凍機油の交換の必要性を判断できる。
【0042】また、圧縮機入力もしくは電流を検知し、
異常と判断した場合に冷凍機油を交換する。具体的な方
法の一例について説明すると、所定の容量に圧縮機を設
定した場合の高圧圧力および低圧圧力によって決まる入
力の基準値に対して、所定時間毎に計測される入力値
が、該基準値以上になった場合には、油を交換する。こ
のようにすれば、圧縮機の潤滑不良等による故障を未然
に防止し、圧縮機の信頼性を高めることができる。
【0043】また、弗化炭化水素系冷媒を封入したとき
に、上記のようにして決定した、あるいは予測した、油
の交換時期を室内機もしくは室外機等に表示する。この
ようにすれば、油の交換時期が誰にでも分るので、人為
的なミスによる油交換の時期の遅れをなくし、冷凍サイ
クルの信頼性を高めることができる。
【0044】また、この実施の形態では、塩素を含む冷
媒(第一の冷媒)を用いた既設の冷凍・空調装置(第一
の冷凍・空調装置)のリプレースにおいて、先ず既設の
冷凍・空調装置の過去の運転履歴をチェックする(ST
EP1)。そして、故障履歴がない場合には、既設の冷
凍・空調装置から、塩素を含む冷媒を回収し(STEP
3)、室外機を弗化炭化水素系冷媒(第二の冷媒)用の
室外機に置換え、また、必要に応じて室内機も新規に置
き換えて(STEP4)、冷媒回路内を真空引きした
後、弗化炭化水素系冷媒を充填し(STEP5)、試運
転確認後、施工を完了とする。しかし、過去の運転履歴
に故障履歴がある場合には、既設の冷凍・空調装置か
ら、塩素を含む冷媒を回収し(STEP11)、室外機
と室内機を接続する配管を新設する(STEP12)。
このようにすれば、リプレースにおける冷凍サイクルの
信頼性を簡易に高めることができる。
【0045】実施の形態2.図3は、この発明の実施の
形態2による情報処理システムの構成を示す図である。
これは顧客のところに設置して冷凍・空調装置等のメン
テナンスを情報通信回線を利用して行うシステムであ
る。図3において、30は冷凍・空調装置(適宜ユニッ
トと略称する)を発注し使用する顧客の情報処理装置と
しての顧客端末、40は顧客に対してユニットのメンテ
ナンスサービスをするサービス会社の情報処理装置とし
てのサービス会社端末を示す。また、50はWebサー
バー部であり、第一の顧客情報処理部51が顧客とサー
ビス会社の登録データベース52と、顧客運転情報のデ
ータベース53とを有している。
【0046】60は顧客が使用する顧客ユニット、70
は顧客ユニット60に接続され顧客ユニット60の運転
情報を計測する計測システムを示す。また、80はホス
トコンピュータ部であり、その第二の顧客情報処理部8
1がユニットのメンテナンスのためのメンテナンスデー
タベース82と顧客からの受注情報データベース83と
を有している。
【0047】顧客端末30とサービス会社端末40とは
インターネットの回線を通して接続されるWebサーバ
ー部50およびホストコンピューター部80に接続され
ている。顧客からWebサーバー部50にアクセスがあ
って、顧客からユニットの発注情報が入るとWebサー
バー部50の第1の顧客情報処理部51では、顧客およ
びサービス会社を登録データベース52に登録する。
【0048】ユニットの施工後、顧客ユニットの運転状
態を計測するシステム70を立上げ、Webサーバー部
の第1の顧客情報処理部51では、この計測システム7
0から顧客ユニット60の運転情報を引き出す。また、
Webサーバー部50の第1の顧客情報処理部51か
ら、ホストコンピューター部80の第2の顧客情報処理
部81へ受注情報が送信されると、その受注情報は受注
情報データベース83に登録される。そして、第2の顧
客情報処理部81によって、メンテナンスデータベース
からのメンテナンス情報が、定期的に第1の顧客情報処
理部51へ送信される。
【0049】第1の顧客情報処理部51では、受取った
メンテナンス情報と計測システムによって集計される顧
客運転情報から、顧客毎のメンテナンス情報をサービス
会社端末40に提供する。以上のような、情報処理シス
テムによれば、常に最新のメンテナンス情報を顧客に提
供し、的確なサービスを行うことで、ユニットの信頼性
を高めることができる。なお、上記ではユニットとして
冷凍・空調装置を考えたが、このシステムは、顧客に対
するメンテナンスサービスが必要な他の製品の情報処理
システムとしても適用できる。
【0050】以上説明したこの実施の形態の情報処理シ
ステムを次のように要約することができる。すなわち、
この情報処理システムは、顧客端末30と、メンテナン
スサービス会社端末40と、顧客およびサービス会社の
登録データベース52と顧客運転情報のデータベース5
3とを含み第一の顧客情報処理部51を有するサーバー
部50と、メンテナンスデータベース82と受注情報デ
ータベース83とを含み第二の顧客情報処理81を有す
るホストコンピュータ部80と、顧客ユニット60に接
続されて顧客ユニット60の運転情報を計測する計測シ
ステム70とを備え、前記顧客端末30とメンテナンス
サービス会社端末40とはそれぞれ情報通信回線を通じ
て前記第一の顧客情報処理部51と接続され、前記計測
システム70は情報通信回線を通じて前記第一の顧客情
報処理部51と接続され、前記第一の顧客情報処理部5
1は情報通信回線を通じて前記第二の顧客情報処理部8
1と接続された情報処理システムであって、前記第一の
顧客情報処理部51に前記顧客の発注情報とサービス会
社情報が登録されるステップと、前記顧客ユニットの運
転情報が前記第一の顧客情報処理部51に蓄積されるス
テップと、前記顧客の発注情報が第一の顧客情報処理部
51から前記第二の顧客情報処理部81へ伝送される
と、前記第二の顧客情報処理部81からメンテナンス情
報が定期的に前記第一の顧客情報処理部51に伝送され
るステップと、前記第一の顧客情報処理部51から、前
記受取ったメンテナンス情報と顧客運転情報とから顧客
毎のメンテナンス情報を前記サービス会社端末40に伝
送するステップとを含むものである。
【0051】
【発明の効果】この発明の冷凍・空調装置の施工方法
は、請求項1に記載のように、第一の冷媒と第一の潤滑
油を用いた第一の冷凍・空調装置で熱源機と利用側機と
を接続していた延長配管を利用して、第二の冷媒と第二
の潤滑油を用いた第二の冷凍・空調装置を施工する際、
前記第一の冷凍・空調装置において液バック運転を実施
した後に、前記第一の冷凍・空調装置の熱源機を、第二
の冷媒と第二の潤滑油を用いた熱源機に取り替える。こ
のようにすれば、既設配管内の鉱油に相溶な冷媒で油回
収をした後、室外機を、また必要に応じ室内機も、入れ
替えるので、既設配管の洗浄時間を短縮することができ
る。
【0052】この発明の冷凍・空調装置の施工方法は、
請求項2に記載のように、既設の冷凍・空調装置におい
て、熱源機が利用側機より上方に位置する場合は、所定
の時間、暖房運転による油回収を行った後、新規の冷媒
と潤滑油を用いた熱源機に取り替える。このようにすれ
ば、既設配管内の油回収をした後、室外機を、また必要
に応じ室内機も入れ替えるので、既設配管の洗浄時間を
短縮することができる。
【0053】この発明の冷凍・空調装置の施工方法は、
請求項3に記載のように、既設の冷凍・空調装置におい
て、熱源機が利用側機より下方に位置する場合は、所定
の時間、冷房運転を行った後、新規の冷媒と潤滑油を用
いた熱源機に取り替える。このようにすれば、既設配管
内の油回収をした後、室外機を、また必要に応じ室内機
も入れ替えるので、既設配管の洗浄時間を短縮すること
ができる。
【0054】この発明の冷凍・空調装置の施工方法は、
請求項4に記載のように、既設の冷凍・空調装置におい
て、ガス管内の冷媒流速など冷媒回路の緒元が所定の関
係関係を満たすようにして、所定の時間、鉱油回収運転
をした後、新規の冷媒と潤滑油を用いた熱源機に取り替
える。このようにすれば、既設配管内の油回収をした
後、室外機を、また必要に応じ室内機も入れ替えるの
で、既設配管の洗浄時間を短縮することができる。
【0055】この発明の冷凍・空調装置の施工方法は、
請求項5に記載のように、冷凍・空調装置を置換した後
に、第二の冷凍・空調装置内の潤滑油をサンプリングし
て第一の潤滑油の濃度を検出し、当該濃度が所定値以上
の場合、新たな第二の潤滑油を追加もしくは新たな第二
の潤滑油に交換する。このようにすれば、既設配管内の
鉱油の回収時間を短縮できると共に、既設配管内の鉱油
の洗浄を確実に行うことができる。
【0056】この発明の冷凍・空調装置の施工方法は、
請求項6または7に記載のように、冷凍・空調装置を置
換した後に、第二の冷凍・空調装置における利用側機の
接続台数・利用側熱交換器の容量、運転モード、運転時
間のいずれかを含むパラメータから、またはさらに新規
に取り替え、または、取り替えない利用側機の接続台数
をそれぞれ前記パラメータに含めて、第二の冷凍・空調
装置における潤滑油の交換時期を予測し、または、決定
する。このようにすれば、油の交換時期を精度よく見積
ることができるので、冷凍サイクルの信頼性をさらに向
上させることができる。
【0057】この発明の冷凍・空調装置の施工方法は、
請求項8に記載のように、冷凍・空調装置を置換した後
に、第二の冷凍・空調装置における膨張弁のつまり状態
を判断して潤滑油の交換時期を予測し、または、決定す
る。このようにすれば、冷凍サイクル中から鉱油を採取
・分析する手間を省き、簡易に冷凍機油の交換の必要性
を判断できる。
【0058】この発明の冷凍・空調装置の施工方法は、
請求項9に記載のように、冷凍・空調装置を置換した後
に、第二の冷凍・空調装置における圧縮機入力もしくは
電流を検知して潤滑油の交換時期を予測し、または、決
定する。このようにすれば、圧縮機の潤滑不良等による
故障を未然に防止し、圧縮機の信頼性を高めることがで
きる。
【0059】この発明の冷凍・空調装置の施工方法は、
請求項10に記載のように、冷凍・空調装置を置換した
後に、前記予測し、または、決定した潤滑油の交換時期
を、利用側機、室外機を含む冷凍・空調装置のいずこ
か、またはその近辺に表示する。このようにすれば、油
の交換時期が誰にでも分るので、人為的なミスによる油
交換の時期の遅れをなくし、冷凍サイクルの信頼性を高
めることができる。
【0060】この発明の冷凍・空調装置の施工方法は、
請求項11に記載のように、冷凍・空調装置を置換する
にあたり、既設の冷凍・空調装置の運転履歴をチェック
し、故障履歴がある場合には、熱源機と利用側機とを接
続する延長配管を新設して第二の冷凍・空調装置を構成
し、故障履歴がない場合には、第一の冷凍・空調装置に
使用していた延長配管を利用して、第二の冷凍・空調装
置を構成する。このようにすれば、リプレースにおける
冷凍サイクルの信頼性を簡易に高めることができる。
【0061】この発明の冷凍・空調装置の施工方法は、
請求項12に記載のように、冷凍・空調装置を置換する
際、新規冷媒としてハイドロフルオロカーボン系冷媒を
用い、新規潤滑油としてエステル油またはエーテル油を
用いる。このようにすれば、環境問題に対してより安全
な冷凍・空調装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による冷凍・空調装置
の施工方法を適用する冷凍・空調装置の冷媒回路を示
す。
【図2】 本発明の実施の形態1による冷凍・空調装置
の施工方法を示すフロー図である。
【図3】 本発明の実施の形態2による、情報処理シス
テムの概略構成を示す図である。
【符号の説明】
A 熱源機(室外機)、 B 利用側機(室内機)、
C 第1の接続配管(液管)、 D 第2の接続配管
(ガス管)、 1 圧縮機、 2 四方弁、 3熱源機
側熱交換器、 4 第1の操作弁、 5 流量調整器
(絞り装置)、6 利用側熱交換器(負荷側熱交換
器)、 7 第2の操作弁、 8 アキュムレ−タ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高谷 士郎 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 河西 智彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 川崎 雅夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 若本 慎一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3L054 BC02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の冷媒と第一の潤滑油を用いた第一
    の冷凍・空調装置で熱源機と利用側機とを接続していた
    延長配管を利用して、第二の冷媒と第二の潤滑油を用い
    た第二の冷凍・空調装置を施工する際、前記第一の冷凍
    ・空調装置において液バック運転を実施した後に、前記
    第一の冷凍・空調装置の熱源機を、第二の冷媒と第二の
    潤滑油を用いた熱源機に取り替えることを特徴とする冷
    凍・空調装置の施工方法。
  2. 【請求項2】 第一の冷媒と第一の潤滑油を用いた第一
    の冷凍・空調装置で熱源機と利用側機とを接続していた
    延長配管を利用して、第二の冷媒と第二の潤滑油を用い
    た第二の冷凍・空調装置を施工する際、熱源機が利用側
    機より上方に位置する場合は、前記第一の冷凍・空調装
    置において、所定の時間、暖房運転を行った後、前記第
    一の冷凍・空調装置の熱源機を、第二の冷媒と第二の潤
    滑油を用いた熱源機に取り替えることを特徴とする冷凍
    ・空調装置の施工方法。
  3. 【請求項3】 第一の冷媒と第一の潤滑油を用いた第一
    の冷凍・空調装置で熱源機と利用側機とを接続していた
    延長配管を利用して、第二の冷媒と第二の潤滑油を用い
    た第二の冷凍・空調装置を施工する際、熱源機が利用側
    機より下方に位置する場合は、前記第一の冷凍・空調装
    置において、所定の時間、冷房運転を行った後、前記第
    一の冷凍・空調装置の熱源機を、第二の冷媒と第二の潤
    滑油を用いた熱源機に取り替えることを特徴とする冷凍
    ・空調装置の施工方法。
  4. 【請求項4】 第一の冷媒と第一の潤滑油を用いた第一
    の冷凍・空調装置で熱源機と利用側機とを接続していた
    延長配管を利用して、第二の冷媒と第二の潤滑油を用い
    た第二の冷凍・空調装置を施工する際、前記第一の冷凍
    ・空調装置において、ガス管内の冷媒流速u(m/
    s)、重力定数g(m/s)、配管内径D(m)、鉱
    油密度ρoil(kg/m)および冷媒ガス密度ρg(k
    g/m)の関係が、u>(g・D・(ρoil−ρg)/
    ρg)0.5 の関係を満たすようにして、所定の時間、
    鉱油回収運転をした後、前記第一の冷凍・空調装置の熱
    源機を、第二の冷媒と第二の潤滑油を用いた熱源機に取
    り替えることを特徴とする冷凍・空調装置の施工方法。
  5. 【請求項5】 第一の冷媒と第一の潤滑油を用いた第一
    の冷凍・空調装置で熱源機と利用側機とを接続していた
    延長配管を利用して、第二の冷媒と第二の潤滑油を用い
    た第二の冷凍・空調装置を施工する際、第二の冷凍・空
    調装置の運転開始後、所定の時刻に、第二の冷凍・空調
    装置内の潤滑油をサンプリングして第一の潤滑油の濃度
    を検出し、当該濃度が所定値以上の場合、新たな第二の
    潤滑油を追加もしくは新たな第二の潤滑油に交換するこ
    とを特徴とする冷凍・空調装置の施工方法。
  6. 【請求項6】 第一の冷媒と第一の潤滑油を用いた第一
    の冷凍・空調装置で熱源機と利用側機とを接続していた
    延長配管を利用して、第二の冷媒と第二の潤滑油を用い
    た第二の冷凍・空調装置を施工する際、第二の冷凍・空
    調装置における利用側機の接続台数・利用側熱交換器の
    容量、運転モード、運転時間のいずれかを含むパラメー
    タから第二の冷凍・空調装置における潤滑油の交換時期
    を予測し、または、決定することを特徴とする冷凍・空
    調装置の施工方法。
  7. 【請求項7】 新規に取り替え、または、取り替えない
    利用側機の接続台数をそれぞれ前記パラメータに含め
    て、潤滑油の交換時期を予測し、または、決定すること
    を特徴とする請求項6に記載の冷凍・空調装置の施工方
    法。
  8. 【請求項8】 第一の冷媒と第一の潤滑油を用いた第一
    の冷凍・空調装置で熱源機と利用側機とを接続していた
    延長配管を利用して、第二の冷媒と第二の潤滑油を用い
    た第二の冷凍・空調装置を施工する際、第二の冷凍・空
    調装置における膨張弁のつまり状態を判断して潤滑油の
    交換時期を予測し、または、決定することを特徴とする
    冷凍・空調装置の施工方法。
  9. 【請求項9】 第一の冷媒と第一の潤滑油を用いた第一
    の冷凍・空調装置で熱源機と利用側機とを接続していた
    延長配管を利用して、第二の冷媒と第二の潤滑油を用い
    た第二の冷凍・空調装置を施工する際、第二の冷凍・空
    調装置における圧縮機入力もしくは電流を検知して潤滑
    油の交換時期を予測し、または、決定することを特徴と
    する冷凍・空調装置の施工方法。
  10. 【請求項10】 前記予測し、または、決定した潤滑油
    の交換時期を、利用側機、室外機を含む冷凍・空調装置
    のいずこか、またはその近辺に表示することを特徴とす
    る請求項6〜8のいずれかに記載の冷凍・空調装置の施
    工方法。
  11. 【請求項11】 第一の冷媒と第一の潤滑油を用いた第
    一の冷凍・空調装置を、第二の冷媒と第二の潤滑油を用
    いた第二の冷凍・空調装置に施工する際、第一の冷凍・
    空調装置の運転履歴をチェックし、故障履歴がある場合
    には、熱源機と利用側機とを接続する延長配管を新設し
    て第二の冷凍・空調装置を構成し、故障履歴がない場合
    には、第一の冷凍・空調装置に使用していた延長配管を
    利用して、第二の冷凍・空調装置を構成することを特徴
    とする冷凍・空調装置の施工方法。
  12. 【請求項12】 前記第一の冷媒がクロロフルオロカー
    ボン系冷媒またはハイドロクロロフルオロカーボン系冷
    媒で、第一の潤滑油が鉱油もしくはハードアルキルベン
    ゼン油であり、前記第二の冷媒としてハイドロフルオロ
    カーボン系もしくは炭化水素等の自然冷媒を用い、前記
    第二の潤滑油としてエステル油またはエーテル油を用い
    ることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の
    冷凍・空調装置の施工方法。
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