JP2000304362A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2000304362A
JP2000304362A JP11111579A JP11157999A JP2000304362A JP 2000304362 A JP2000304362 A JP 2000304362A JP 11111579 A JP11111579 A JP 11111579A JP 11157999 A JP11157999 A JP 11157999A JP 2000304362 A JP2000304362 A JP 2000304362A
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JP
Japan
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valve
way valve
air conditioner
conditioner according
compressor
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JP11111579A
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English (en)
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Jun Oshima
潤 大島
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Fujitsu General Ltd
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Fujitsu General Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポンプダウン運転時、足元室内機の冷媒流路
内の冷媒と冷凍機油とを室外機へ確実に回収する。 【解決手段】 圧縮機2の吐出口から吐出される冷媒
を、四方弁3、第1三方弁5、第1室内熱交換器6、第
1二方弁7、第1電子膨張弁8、室外熱交換器9、前記
四方弁を経て前記圧縮機の吸込口へ循環する一方、前記
圧縮機から吐出される冷媒を分岐して、第1電磁開閉弁
11、第2三方弁12、第2室内熱交換器13、第2二方弁1
4、第2電子膨張弁16を経て前記室外熱交換器へ循環
し、更に前記四方弁と前記第1三方弁との間と、前記第
1電磁開閉弁と前記第2三方弁との間とをキャピラリチ
ューブ17で接続してなるヒートポンプ式冷凍回路を備た
空気調和機において、前記圧縮機の吐出口と前記四方弁
との間と、前記第2二方弁と前記第2電子膨張弁との間
とを、第2開閉弁19、蓄圧容器22、第3開閉弁23を備え
たバイパス回路18により接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機に係わ
り、より詳細には、ポンプダウン運転したとき、足元室
内機側の冷媒と冷凍機油を室外機側へ回収する構成に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、一つの室内の上と下とにそれぞれ
上室内機と足元室内機とを設置することにより暖房性能
を向上させたタイプの空気調和機は、図12にて示すよ
うに、圧縮機2の吐出口から吐出される冷媒を、四方弁
3、第1三方弁5、上室内機4の第1室内熱交換器6、
第1二方弁7、第1電子膨張弁8、室外熱交換器9、前
記四方弁3を経て前記圧縮機2の吸込口へ循環する一
方、前記圧縮機2から吐出される冷媒を分岐して、第1
電磁開閉弁11、第2三方弁12、足元室内機10の第
2室内熱交換器13、第2二方弁14、第2電子膨張弁
16を経て前記室外熱交換器9へ循環し、更に前記四方
弁3と前記第1三方弁5との間と、前記第1電磁開閉弁
11と前記第2三方弁12との間とをキャピラリチュー
ブ17で接続してなるヒートポンプ式冷凍回路を備えて
なる構成であった。上記構成において、修理等で配管を
外す前に冷媒と冷凍機油とを室外機の冷媒回路内へ回収
するために行うポンプダウン運転は、次のような手順で
実施されていた。前記第2電子膨張弁16、前記第1二
方弁7を閉塞し、前記第1電子膨張弁16、前記第2二
方弁14、前記第1三方弁5、前記第2三方弁12を開
放して冷房運転を一定時間実施後、前記第2二方弁14
を閉塞して冷房運転を一定時間継続後、前記第1三方弁
5、前記第2三方弁12を閉塞し前記圧縮機2を停止さ
せることによりポンプダウン運転を実施していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成においてポンプダウン運転を実施した場合、足元室内
機の冷媒流路から冷媒と冷凍機油とを吸引する流路にキ
ャピラリチューブがあることにより圧縮機の吸引力が弱
まるため、足元室内機の冷媒流路内に冷媒と冷凍機油と
が残ってしまうという問題点があった。本発明において
は、上記の問題点に鑑み、一つの部屋の上と下とにそれ
ぞれ上室内機と足元室内機とを設置することにより暖房
性能を向上させたタイプの空気調和機において、修理等
で配管を外すためポンプダウン運転を実施したとき、足
元室内機の冷媒流路内の冷媒と冷凍機油とを室外機へ確
実に回収する空気調和機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、圧縮機の吐出口から吐出される冷媒を、四
方弁、第1三方弁、第1室内熱交換器、第1二方弁、第
1電子膨張弁、室外熱交換器、前記四方弁を経て前記圧
縮機の吸込口へ循環する一方、前記圧縮機から吐出され
る冷媒を分岐して、第1電磁開閉弁、第2三方弁、第2
室内熱交換器、第2二方弁、第2電子膨張弁を経て前記
室外熱交換器へ循環し、更に前記四方弁と前記第1三方
弁との間と、前記第1電磁開閉弁と前記第2三方弁との
間とをキャピラリチューブで接続してなるヒートポンプ
式冷凍回路を備えてなる空気調和機において、前記圧縮
機の吐出口と前記四方弁との間と、前記第2二方弁と前
記第2電子膨張弁との間とを、第2開閉弁、蓄圧容器、
第3開閉弁を標記の順に備えたバイパス回路により接続
してなり、修理等で配管を外すためポンプダウン運転を
実施する場合、前記第2開閉弁と前記第3開閉弁とを開
閉制御することにより、前記蓄圧容器に蓄えられた冷媒
蒸気圧を前記第2室内熱交換器側のポンプダウンに利用
した構成となっている。
【0005】また、第1段階として前記第1電磁開閉
弁、前記第3開閉弁、前記第2電子膨張弁、前記第1二
方弁を閉塞し、前記第2開閉弁、前記第2二方弁、前記
第1三方弁、前記第2三方弁を開放して冷房運転を一定
時間実施後、第2段階として前記第2開閉弁を閉塞し、
前記第3開閉弁を開放して冷房運転を一定時間継続後、
第3段階として前記第2二方弁を閉塞して更に冷房運転
を一定時間継続後、第4段階として前記第1三方弁、前
記第2三方弁を閉塞することによりポンプダウン運転を
実施した構成となっている。
【0006】また、前記バイパス回路に、前記圧縮機の
外筐より放熱される廃熱を伝熱回収する廃熱回収器を設
けた構成となっている。
【0007】また、前記廃熱回収器を、前記バイパス回
路を前記圧縮機の外筐に巻き付け固着した構成となって
いる。
【0008】また、前記蓄圧容器を、断熱材で覆った構
成となっている。
【0009】また、前記バイパス回路の前記第3開閉弁
より下流に、逆止弁を設けた構成となっている。
【0010】また、前記第2開閉弁と前記第3開閉弁と
を電磁開閉弁とした構成となっている。
【0011】また、前記第2室内熱交換器と前記第2二
方弁とを接続する配管内に、外周に前記配管の内径より
大きな外径のブラシを植設した円筒状の移動栓を挿入
し、前記配管の両端付近に、同配管より内径の大きな大
径部を設け、同両端の大径部内の配管端に前記移動栓を
保持する籠状の保持器を設けた構成となっている。
【0012】また、前記移動栓の両端に、円錐テーパー
面を設けた構成となっている。
【0013】また、前記円錐テーパー面に、螺旋溝を形
成した構成となっている。
【0014】また、前記移動栓の内部を、中空にした構
成となっている。
【0015】また、前記大径部を、2つのレジューサの
大径端を対向させ、両端を溶接することにより構成す
る。
【0016】また、前記保持器の閉塞端を、前記移動栓
の両端に設けた円錐テーパー面と相似の円錐テーパー形
状とした構成となっている。
【0017】また、前記籠状の保持器を、金網により構
成する。
【0018】また、前記ブラシの材質を、ポリプロピレ
ン等の耐熱性の高い合成樹脂とした構成となっている。
【0019】更に、前記ブラシの材質を、黄銅とした構
成となっている。
【0020】
【発明の実施の形態】図1乃至図11にて示す本発明の
実施例により、本発明の実施の形態について説明する。
先ず、図1にて示す、本発明の第一の実施例の冷媒回路
図により全体構成について説明する。1は室外に設置さ
れた室外機、2は冷媒蒸気を圧縮する圧縮機、3は前記
圧縮機2より吐出する冷媒の流れを暖房運転、冷房運転
等に合わせて切り換える四方弁、4は室内の上部に設置
された上室内機、5は前記室外機1から前記上室内機4
への配管の前記室外機1の出口に設置された第1三方
弁、6は前記上室内機4内に配設され冷暖房時に室内空
気に対して冷媒の熱交換を行う第1室内熱交換器、7は
前記上室内機4から前記室外機1への配管の前記室外機
1の出口に設置された第1二方弁、8は前記室外機1と
前記上室内機4との間でやり取りする冷媒を断熱膨張す
る第1電子膨張弁、9は前記室外機1内に配設され外気
に対して冷媒の熱交換を行う室外熱交換器である。
【0021】10は室内の下部に設置された足元室内
機、11は前記圧縮機2から吐出され前記足元室内機1
0へ分岐された冷媒を開閉制御する第1電磁開閉弁、1
2は前記室外機1から前記足元室内機10への配管の前
記室外機1の出口に設置された第2三方弁、13は前記
足元室内機10内に配設され暖房時に室内空気に対して
冷媒の熱交換を行う第2室内熱交換器、14は前記足元
室内機10から前記室外機1への配管の前記室外機1の
出口に設置された第2二方弁、15は前記第2室内熱交
換器13と前記第2二方弁14との間の配管26に設置
され同配管26壁面に付着した冷凍機油の回収を促進す
る油掻取り装置、16は前記室外機1と前記足元室内機
10との間でやり取りする冷媒を断熱膨張する第2電子
膨張弁、17は前記四方弁3と前記第1三方弁5との間
と、前記第1電磁開閉弁11と前記第2三方弁12との
間とを接続するキャピラリチューブである。なお、前記
第1二方弁7、前記第2二方弁14、前記第1三方弁
5、前記第2三方弁12は手動開閉弁である。
【0022】18は前記圧縮機2から吐出される冷媒を
分岐して前記第2二方弁14と前記第2電子膨張弁16
との間に接続され、第2開閉弁19と配管を前記圧縮機
2の外筐に巻き付け固着し前記圧縮機2の外筐より放熱
される廃熱を伝熱回収する廃熱回収器20と断熱材21
で覆われた冷媒圧力を蓄える蓄圧容器22と第3開閉弁
23と逆止弁24とを備えたバイパス回路である。前記
廃熱回収器20は前記バイパス回路18の配管を直接前
記圧縮機2の外筐に巻き付け固着することにより構成さ
れているため、構造的にシンプルで安価にすることがで
きる。前記第3開閉弁23は10kgf/■以上の圧力が加
わると僅かに開いてしまうため、通常の暖房運転時に前
記足元室内機10に高圧の冷媒が流れても、前記第3開
閉弁23が開かないように、前記逆止弁24を設ける。
なお、本第一の実施例では、前記第2開閉弁19、前記
第3開閉弁23は手動開閉弁であり、その開閉は経過時
間を計る等することによりタイミングを合わせる。
【0023】次に、図3(A)、(B)の要部断面斜視
図と図4(A)、(B)の要部分解斜視図、要部斜視図
にて示す、前記油掻取り装置15について説明する。2
5は前記第2室内熱交換器13と前記第2二方弁14と
を接続する前記配管26内に挿入され外周に同配管26
の内径D1より大きな外径D2のポリプロピレン等の耐
熱性の高い合成樹脂製のブラシ27を植設し両端に螺旋
溝28を形成した円錐テーパー面29を備えた中空円筒
状の移動栓、30は前記配管26の両端付近に配設した
2つのレジューサ31、32の大径端33、34を対向
させ両端を溶接して構成した前記配管26の内径D1よ
り大きな内径D3の大径部、35は前記大径部30内の
配管26端に前記移動栓25を保持し閉塞端を前記移動
栓25の両端に設けた円錐テーパー面29と相似の円錐
テーパー形状36とした金網製の籠状の保持器である。
前記ブラシ27の材質をポリプロピレン等の耐熱性の高
い合成樹脂とすることにより、材料コストが安く、安価
に作製することができる。なお、冷媒蒸気の温度は11
0℃位までしか上がらず、耐熱温度が120℃位あるポ
リプロピレンであれば使用することができる。温度的に
不安がある場合は、前記ブラシ27の材質を黄銅とする
ことにより、安心して使用することができる。前記大径
部30を2つのレジューサ31、32により構成するこ
とにより、該大径部30を標準部品により作製すること
ができるため、該大径部30を安価に作製することがで
きる。前記籠状の保持器35を金網により構成すること
により、作製が容易になり安価にすることができる。
【0024】上記構成において、次にその動作と効果に
ついて説明する。先ず、図1と図6乃至図8の冷媒回路
図と図2の運転状態の説明図とにより、ポンプダウン運
転時の動作について説明する。修理や室内機の移動等で
配管を外す場合、室内機と室外機とを接続する配管や室
内機内に滞留している冷媒と冷凍機油とを放出してしま
わないように室外機内に回収するため、下記の手順でポ
ンプダウン運転を実施する。第1段階として、図1と図
2の項番1とに示すように、前記第2二方弁14、前記
第1三方弁5、前記第2三方弁12は開放したままにし
て、前記第1二方弁7を手動にて閉塞する。また、前記
第3開閉弁23は閉塞したままにして、前記第2開閉弁
19を手動にて開放する。その後冷房運転を実施する
と、前記第2電子膨張弁16と前記第1電磁開閉弁11
は自動的に閉塞し、前記四方弁3により前記圧縮機2の
吐出側を前記室外機1へ接続し、前記上室内機4を前記
圧縮機2の吸込側へ接続する。そうすると、前記第1二
方弁7が閉塞しているため、前記上室内機4と前記室外
機1とを接続する配管や前記上室内機4内の冷媒と冷凍
機油は前記圧縮機2により吸引されて前記室外機1内に
回収される一方、前記第2開閉弁19が開放し前記第3
開閉弁23が閉塞しているため、前記蓄圧容器22内に
前記圧縮機2より高圧の冷媒蒸気が蓄積されるととも
に、前記廃熱回収器20により前記バイパス回路18を
通る冷媒が加熱されることにより、前記蓄圧容器22に
蓄積される冷媒の圧力がより高くなる。
【0025】第2段階として、図3と図4と図6と図2
の項番2とに示すように、上記第1段階を一定時間(1
分〜数分)継続した後、前記第2開閉弁19を手動にて
閉塞し、前記第3開閉弁23を手動にて開放する。そう
すると、前記蓄圧容器22内に蓄積された高圧の冷媒蒸
気が前記足元室内機10の第2室内熱交換器13の方へ
一気に流入し、前記足元室内機10内と、同足元室内機
10と前記室外機1とを接続する配管内とに滞留した冷
媒と冷凍機油とを押しやりながら、前記キャピラリチュ
ーブ17を通って前記圧縮機2へ戻る。また、この高圧
の冷媒蒸気の流れにより、前記第2二方弁14側の保持
器35内の前記移動栓25が押されて前記配管26内を
通過して、前記第2室内熱交換器13側の保持器35内
まで移動する。前記移動栓25が前記配管26内を通過
するとき、前記移動栓25の外周に植設したブラシ27
が前記配管26の内壁面に付着した冷凍機油を掻き取
り、掻き取られた冷凍機油は上記同様に前記圧縮機2へ
戻る。なお、通常の運転状態では、後記の暖房運転のと
きのみ前記圧縮機2の吐出側から前記足元室内機10の
第2室内熱交換器13へ冷媒が流入するため、前記移動
栓25は必ず前記第2二方弁14側の保持器35内へ移
動している。
【0026】前記蓄圧容器22は前記断熱材21により
覆われていることにより、蓄積された冷媒蒸気の温度が
下がり難くいため、高圧を維持する時間を長くすること
ができ、前記第3開閉弁23を開くのが少し遅れても、
前記足元室内機10からの冷媒と冷凍機油の回収を確実
に行うことができる。前記移動栓25の両端に前記円錐
テーパー面29を設けることにより、該移動栓25が前
記配管26内を移動するとき、該移動栓25の先端が前
記配管26の内壁に引っ掛かることを防止することがで
きる。前記円錐テーパー面29に前記螺旋溝28を形成
することにより、前記配管26内を流れる高圧の冷媒蒸
気が該螺旋溝28を通過するとき前記移動栓25に回転
力を与え、該移動栓25が回転するため、前記ブラシ2
7が前記配管26の内壁面に付着した冷凍機油を満遍な
く掻き取ることができる。前記移動栓25の内部を中空
にすることにより、該移動栓25を軽量とすることがで
き、該移動栓25の慣性を小さくすることができるた
め、高圧の冷媒蒸気の流れに押されて前記保持器35内
から確実に移動を開始することができる。前記保持器3
5の閉塞端を、前記移動栓25の両端に設けた円錐テー
パー面29と相似の円錐テーパー形状36とすることに
より、前記移動栓25が高圧の冷媒蒸気に押されて高速
で該保持器35の閉塞端に衝突したときの受圧面積が広
くため、衝突圧力が小さくなり、該保持器35が破壊し
難くなる。
【0027】第3段階として、図7と図2の項番3とに
示すように、上記第2段階を一定時間(1分〜数分)継
続した後、前記第2二方弁14、前記第3開閉弁23を
手動にて閉塞し、冷房運転を更に継続する。そうする
と、前記第2二方弁14が閉塞しているため、前記足元
室内機10と前記室外機1とを接続する配管や前記足元
室内機10内の冷媒と冷凍機油は前記圧縮機2により吸
引されて前記室外機1内に回収される。
【0028】第4段階として、図8と図2の項番4とに
示すように、上記第3段階を一定時間(1分〜数分)継
続した後、前記第1三方弁5、前記第2三方弁12を手
動にて閉塞し、その後、冷房運転を停止する。以上の操
作により、冷媒と冷凍機油とは前記室外機1内に回収さ
れ、配管を外しても冷媒と冷凍機油とを機外に放出して
しまうことがほとんどない。
【0029】次に、図9と図10の冷媒回路図と図2の運
転状態の説明図とにより、暖房運転時の動作について説
明する。先ず、暖房運転開始時、設定温度に達するまで
は図9と図2の項番5とに示すように、前記第1電子膨
張弁8と前記第2電子膨張弁16とを絞り、前記第1電
磁開閉弁11と前記第1二方弁7と前記第2二方弁14
と前記第1三方弁5と前記第2三方弁12とを開放し、
前記第2開閉弁19と前記第3開閉弁23とを閉塞し、
前記上室内機4と前記足元室内機10との送風ファン
(図示省略)を作動させることにより、前記圧縮機2か
ら吐出した高温高圧の冷媒蒸気は、前記四方弁3と前記
第1電磁開閉弁11とを通り、それぞれ前記上室内機4
の第1室内熱交換器6と前記足元室内機10の第2室内
熱交換器13とに流入し送風ファンにより室内に放熱し
て上下から満遍なく暖房し、凝縮して高温高圧の冷媒液
になり、それぞれ前記第1電子膨張弁8と前記第2電子
膨張弁16とで断熱膨張して低温低圧の冷媒液になり、
前記室外機1の室外熱交換器9に流入し送風ファンによ
り室外空気より吸熱して蒸発し低温低圧の冷媒蒸気とな
り、前記四方弁3通って前記圧縮機2へ戻る。上下から
暖房することにより、室内を満遍なく素早く暖房するこ
とができる。
【0030】次に、暖房運転継続し設定温度に達すると
図10と図2の項番6とに示すように、前記第1電子膨
張弁8を閉塞し、前記上室内機4の送風ファン(図示省
略)を停止することにより、前記圧縮機2から吐出した
高温高圧の冷媒蒸気は、前記第1電磁開閉弁11を通
り、前記足元室内機10の第2室内熱交換器13に流入
し送風ファンにより室内に放熱して足元から暖房し、凝
縮して高温高圧の冷媒液になり、前記第2電子膨張弁1
6とで断熱膨張して低温低圧の冷媒液になり、前記室外
機1の室外熱交換器9に流入し送風ファンにより室外空
気より吸熱して蒸発し低温低圧の冷媒蒸気となり、前記
四方弁3通って前記圧縮機2へ戻る。足元から暖房する
ことにより、頭寒足熱の快適な室内環境を維持すること
ができる。
【0031】次に、図11の冷媒回路図と図2の運転状
態の説明図の項番7とにより、冷房運転時の動作につい
て説明する。前記第1電子膨張弁8を絞り、前記第1二
方弁7と前記第2二方弁14と前記第1三方弁5と前記
第2三方弁12とを開放し、前記第2電子膨張弁16と
前記第1電磁開閉弁11と前記第2開閉弁19と前記第
3開閉弁23とを閉塞し、前記上室内機4と前記足元室
内機10との送風ファン(図示省略)を作動させること
により、前記圧縮機2から吐出した高温高圧の冷媒蒸気
は、前記四方弁3を通り、前記室外機1の室外熱交換器
9に流入し送風ファンにより室外空気に放熱して凝縮し
高温高圧の冷媒液になり、前記第1電子膨張弁8にて断
熱膨張して低温低圧の冷媒液になり、前記上室内機4の
第1室内熱交換器6に流入し送風ファンにより室内空気
から吸熱して冷房し、蒸発して低温低圧の冷媒蒸気とな
り、前記四方弁3通って前記圧縮機2へ戻る。なお、前
記足元室内機10の送風ファン(図示省略)が作動する
ことにより、室内空気が攪拌され、室内上下の温度差の
少ない快適な冷房とすることができる。
【0032】次に、図5にて示す、本発明の第二の実施
例について説明する。上記第一の実施例とは、ポンプダ
ウン開始スイッチにより、ポンプダウン運転を極力自動
化した点が異なる。前記第2開閉弁19と前記第3開閉
弁23とを電磁弁とする一方、リモコンの強制試運転ス
イッチ等と兼用したポンプダウン開始スイッチ39と、
前記第2二方弁14、前記第1三方弁5、前記第2三方
弁12を閉塞するタイミングを知らせる報知手段である
LED40と、前記第1電磁開閉弁11、前記第2開閉
弁19、前記第3開閉弁23、前記第1電子膨張弁8、
前記第2電子膨張弁16、前記四方弁3等を制御する室
外機制御部37と、同室外機制御部37と交信し前記ポ
ンプダウン開始スイッチ39の信号を受け、前記LED
40にて前記第2二方弁14、前記第1三方弁5、前記
第2三方弁12を閉塞するタイミングを知らせる室内機
制御部38とを設ける。
【0033】前記第1二方弁7を手動にて閉塞後、前記
ポンプダウン開始スイッチ39によりポンプダウン運転
を開始し、前記第1電磁開閉弁11、前記第2開閉弁1
9、前記第3開閉弁23を上記第一の実施例で示す所定
のタイミングに自動開閉制御し、上記第一の実施例で示
す所定のタイミングに前記室内機制御部38により前記
LED40を点滅、点灯して閉塞するタイミングを知ら
せ、それに基づき操作者が手動にて前記第2二方弁1
4、前記第1三方弁5、前記第2三方弁12を閉塞す
る。例えば、図2の項番2から項番3へ移行するタイミ
ングを、前記LED40の点滅で知らせ、図2の項番3
終了のタイミングを、前記LED40の点灯で知らせる
などが考えられる。なお、前記第2二方弁14、前記第
1三方弁5、前記第2三方弁12を閉塞するタイミング
を知らせる報知手段としては、前記LED40の替わり
に、ブザーや音声合成装置を設け、ブザーの鳴らし方や
合成音声にてそのタイミングを知らせても良い。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一つの部屋の上と下とにそれぞれ上室内機と足元室内機
とを設置することにより暖房性能を向上させたタイプの
空気調和機において、修理等で配管を外すためポンプダ
ウン運転を実施したとき、足元室内機の冷媒流路内の冷
媒と冷凍機油とを室外機へ確実に回収する空気調和機と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和機の全体構成を示す冷媒
回路図であり、ポンプダウン運転の第1段階を示す。
【図2】本発明による空気調和機の各運転状態の説明図
である。
【図3】本発明による空気調和機の要部断面斜視図であ
り、(A)は主に移動栓を示し、(B)は主に保持器を
示す。
【図4】本発明による空気調和機の要部を示し、(A)
は要部分解斜視図で、(B)は要部斜視図である。
【図5】本発明による空気調和機の主に第二の実施例の
制御部の説明図である。
【図6】本発明による空気調和機の全体構成を示す冷媒
回路図であり、ポンプダウン運転の第2段階を示す。
【図7】本発明による空気調和機の全体構成を示す冷媒
回路図であり、ポンプダウン運転の第3段階を示す。
【図8】本発明による空気調和機の全体構成を示す冷媒
回路図であり、ポンプダウン運転の第4段階を示す。
【図9】本発明による空気調和機の全体構成を示す冷媒
回路図であり、暖房運転の開始時の状態を示す。
【図10】本発明による空気調和機の全体構成を示す冷
媒回路図であり、暖房運転の設定温度到達時の状態を示
す。
【図11】本発明による空気調和機の全体構成を示す冷
媒回路図であり、冷房運転の状態を示す。
【図12】従来の空気調和機の全体構成を示す冷媒回路
図である。
【符号の説明】
1 室外機 2 圧縮機 3 四方弁 4 上室内機 5 第1三方弁 6 第1室内熱交換器 7 第1二方弁 8 第1電子膨張弁 9 室外熱交換器 10 足元室内機 11 第1電磁開閉弁 12 第2三方弁 13 第2室内熱交換器 14 第2二方弁 15 油掻取り装置 16 第2電子膨張弁 17 キャピラリチューブ 18 バイパス回路 19 第2開閉弁 20 廃熱回収器 21 断熱材 22 蓄圧容器 23 第3開閉弁 24 逆止弁 25 移動栓 26 配管 27 ブラシ 28 螺旋溝 29 円錐テーパー面 30 大径部 31、32 レジューサ 33、34 大径端 35 保持器 36 円錐テーパー形状 37 室外機制御部 38 室内機制御部 39 ポンプダウン開始スイッチ 40 LED

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機の吐出口から吐出される冷媒を、
    四方弁、第1三方弁、第1室内熱交換器、第1二方弁、
    第1電子膨張弁、室外熱交換器、前記四方弁を経て前記
    圧縮機の吸込口へ循環する一方、前記圧縮機から吐出さ
    れる冷媒を分岐して、第1電磁開閉弁、第2三方弁、第
    2室内熱交換器、第2二方弁、第2電子膨張弁を経て前
    記室外熱交換器へ循環し、更に前記四方弁と前記第1三
    方弁との間と、前記第1電磁開閉弁と前記第2三方弁と
    の間とをキャピラリチューブで接続してなるヒートポン
    プ式冷凍回路を備えてなる空気調和機において、 前記圧縮機の吐出口と前記四方弁との間と、前記第2二
    方弁と前記第2電子膨張弁との間とを、第2開閉弁、蓄
    圧容器、第3開閉弁を標記の順に備えたバイパス回路に
    より接続してなり、 修理等で配管を外すためポンプダウン運転を実施する場
    合、前記第2開閉弁と前記第3開閉弁とを開閉制御する
    ことにより、前記蓄圧容器に蓄えられた冷媒蒸気圧を前
    記第2室内熱交換器側のポンプダウンに利用してなるこ
    とを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 第1段階として前記第1電磁開閉弁、前
    記第3開閉弁、前記第2電子膨張弁、前記第1二方弁を
    閉塞し、前記第2開閉弁、前記第2二方弁、前記第1三
    方弁、前記第2三方弁を開放して冷房運転を一定時間実
    施後、第2段階として前記第2開閉弁を閉塞し、前記第
    3開閉弁を開放して冷房運転を一定時間継続後、第3段
    階として前記第2二方弁を閉塞して更に冷房運転を一定
    時間継続後、第4段階として前記第1三方弁、前記第2
    三方弁を閉塞することによりポンプダウン運転を実施し
    てなることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】 前記バイパス回路に、前記圧縮機の外筐
    より放熱される廃熱を伝熱回収する廃熱回収器を設けて
    なることを特徴とする請求項1または請求項2記載の空
    気調和機。
  4. 【請求項4】 前記廃熱回収器を、前記バイパス回路を
    前記圧縮機の外筐に巻き付け固着して構成することを特
    徴とする請求項3記載の空気調和機。
  5. 【請求項5】 前記蓄圧容器を、断熱材で覆ってなるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の空気調和
    機。
  6. 【請求項6】 前記バイパス回路の前記第3開閉弁より
    下流に、逆止弁を設けてなることを特徴とする請求項1
    乃至請求項5記載の空気調和機。
  7. 【請求項7】 前記第2開閉弁と前記第3開閉弁とを電
    磁開閉弁としてなることを特徴とする請求項1乃至請求
    項6記載の空気調和機。
  8. 【請求項8】 前記第2室内熱交換器と前記第2二方弁
    とを接続する配管内に、外周に前記配管の内径より大き
    な外径のブラシを植設した円筒状の移動栓を挿入し、前
    記配管の両端付近に、同配管より内径の大きな大径部を
    設け、同両端の大径部内の配管端に前記移動栓を保持す
    る籠状の保持器を設けてなることを特徴とする請求項1
    乃至請求項7記載の空気調和機。
  9. 【請求項9】 前記移動栓の両端に、円錐テーパー面を
    設けてなることを特徴とする請求項8記載の空気調和
    機。
  10. 【請求項10】 前記円錐テーパー面に、螺旋溝を形成
    してなることを特徴とする請求項9記載の空気調和機。
  11. 【請求項11】 前記移動栓の内部を、中空にしてなる
    ことを特徴とする請求項8乃至請求項10記載の空気調
    和機。
  12. 【請求項12】 前記大径部を、2つのレジューサの大
    径端を対向させ、両端を溶接することにより構成するこ
    とを特徴とする請求項8乃至請求項11記載の空気調和
    機。
  13. 【請求項13】 前記保持器の閉塞端を、前記移動栓の
    両端に設けた円錐テーパー面と相似の円錐テーパー形状
    としてなることを特徴とする請求項9乃至請求項12記
    載の空気調和機。
  14. 【請求項14】 前記籠状の保持器を、金網により構成
    したことを特徴とする請求項8乃至請求項13記載の空
    気調和機。
  15. 【請求項15】 前記ブラシの材質を、ポリプロピレン
    等の耐熱性の高い合成樹脂としてなることを特徴とする
    請求項8乃至請求項14記載の空気調和機。
  16. 【請求項16】 前記ブラシの材質を、黄銅としてなる
    ことを特徴とする請求項8乃至請求項15記載の空気調
    和機。
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