JP2004206040A - 粘着ラベルと該粘着ラベルが貼着された貼着物ならびに該粘着ラベルの貼着方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】両手で左右に引張った際に、ミシン目などの特定箇所から簡単に切り離せるように処理された包装用フィルムなどに貼着した場合、包装用フィルムの切り離しを妨げることなく、包装用フィルムとともに容易に切り離すことができ、しかも、外観も良好な粘着ラベルを提供する。
【解決手段】複数に切り離す分断線11が形成されている粘着ラベル10Aである。分断線11は、少なくとも一方の端部近傍部11b,11cが折曲して形成されていると、より少ない力で容易に切り離すことができる。さらに好ましい分断線11は、両方の端部近傍部11b,11cが互いに略反対向きに折曲して形成されているものである。
【選択図】 図1
【解決手段】複数に切り離す分断線11が形成されている粘着ラベル10Aである。分断線11は、少なくとも一方の端部近傍部11b,11cが折曲して形成されていると、より少ない力で容易に切り離すことができる。さらに好ましい分断線11は、両方の端部近傍部11b,11cが互いに略反対向きに折曲して形成されているものである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特定箇所で切り離される対象物に貼着した際に、対象物とともに容易に切り離せる粘着ラベルと、この粘着ラベルが貼着された貼着物ならびにこの粘着ラベルの貼着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンビニエンスストアなどの店頭に並んでいる加工食品には、樹脂フィルムなどの包装材で包装されているものが多い。
例えばおにぎりは、具が入ったご飯と海苔とが直に接触しないように樹脂フィルムからなる包装用フィルムに包装されて店頭に並んでいる。このようなおにぎりとしては、消費者が食べる直前に、まず包装用フィルムに設けられているリードテープで包装用フィルムを分断し、ついで、包装用フィルムを両手で左右に引張ることにより、ご飯と海苔とを接触させる形態のものが多く流通している。
また、例えば特許文献1には、包装用フィルムとして方向性の有するものを使用し、これに2カ所の切り込みを入れることによって、リードテープを別途設けることなく包装用フィルムを分断できる形態のものが提案されている。
これら従来の包装用フィルムには、おにぎりの中味、価格などを表示するために印刷が施されている場合が多い。
【0003】
【特許文献1】
特公平6−4012号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような印刷が包装用フィルムにあらかじめ施されていると、おにぎりを包装する現場において、おにぎりの中味や価格を変更した場合にはその包装用フィルムを使用できなくなるという問題があった。
そのため最近では、印刷の代わりに、おにぎりを包装した後に、おにぎりの中味、価格などを表示するラベルと、加工業者、加工年月日、商品管理用バーコードなどが表示されたラベルとを包装用フィルムに貼ることが増えてきている。
一方、おにぎりの包装用フィルムとしては、リードテープなどで始めに包装用フィルムを分断し、ついで両手で包装用フィルムを左右に引張る従来の形態に代わって、包装用フィルムに分断用のミシン目などを設けておき、消費者が包装用フィルムを両手で左右に引張ってミシン目から切り離すだけの1回の操作で、ご飯と海苔とを接触させられる形態のものが検討され始めている。
【0005】
ところが、このようにミシン目が設けられた包装用フィルムにラベルを貼ってしまうと、包装用フィルムにあらかじめミシン目を設けていても、容易に切り離すことができなくなり、おにぎりに過剰な力が加わり、おにぎりが潰れてしまう場合があった。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、両手で左右に引張った際に、ミシン目などの特定箇所から簡単に切り離せるように処理された包装用フィルムなどに貼着した場合、包装用フィルムの切り離しを妨げることなく、包装用フィルムとともに容易に切り離すことができ、しかも、外観も良好な粘着ラベルを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の粘着ラベルは、片面が粘着面とされた粘着ラベルにおいて、該粘着ラベルを複数に切り離す分断線が形成されていることを特徴とする。
前記分断線は、少なくとも一方の端部近傍部が折曲して形成されていることが好ましい。
前記分断線は、両方の端部近傍部が互いに略反対向きに折曲して形成されていることが好ましい。
前記粘着面における前記分断線の周部は、該周部以外の部分よりも、粘着強度が低いことが好ましい。
前記分断線は、断続的な切断部から形成されていることが好ましい。
前記分断線の末端には、前記切断部が形成されていないことが好ましい。
本発明の貼着物は、前記粘着ラベルが貼着されたことを特徴とする。
本発明の包装材は、前記粘着ラベルが貼着されたことを特徴とする。
本発明の食品は、前記包装材で包装されたことを特徴とする。
本発明の粘着ラベルの貼着方法は、特定箇所で切り離される対象物に、前記粘着ラベルを、前記分断線が前記特定箇所に沿うように貼着することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施形態例である粘着ラベル(以下、第1の粘着ラベルという。)10Aの拡大平面図、図2は図1の粘着ラベル10AのI−I’線に沿う断面図であって、この例の第1の粘着ラベル10Aは、図1中Laの長さが50mm程度の略正三角形とされ、基材フィルム20の片面に粘着層30が形成されて粘着面とされたものである。
この第1の粘着ラベル10Aは、樹脂フィルムなどからなるおにぎりの包装材に貼着されるものであって、おにぎりの中味、価格などを表示する印刷が、必要に応じて、基材フィルム20の外表面に施され、おにぎりが店頭に陳列される際に表側となる部分に貼着されるものである。
【0009】
この第1の粘着ラベル10Aには、図中符号11で示すように1本の分断線が形成されている。
この分断線11は、詳しくは後述するが、この例の粘着ラベル10Aが貼着された包装材を、包装材に形成されたミシン目などに沿って引張って切り離す際に、貼着された粘着ラベル10Aも包装材とともに容易に切り離せるように誘導用として形成されたものである。
この例の分断線11は、端部近傍部11b,11cと、これら端部近傍部以外の部分(以下、基幹部という。)11aとの3つの部分から構成され、両方の端部近傍部11b,11cは、基幹部11aからみて、互いに略反対向きに折曲している。すなわち、この第1の粘着ラベル10Aにおいては、図1中Pで示す略正三角形の頂点からこの頂点に対向する辺に向かって図示略の垂線をひいた場合、分断線11の基幹部11aはこの垂線に沿う直線に形成されているが、この基幹部11aに連続した端部近傍部のうち一方11bは、この垂線よりも図中左側上方に向けて折曲し、他方11cはこの垂線よりも図中右側下方に向けて折曲している。また、端部近傍部11b,11cと、基幹部11aは、いずれも直線状に形成されている。
【0010】
なお、この例においては、基幹部11aの長さは33mmとされ、端部近傍部11b,11cと基幹部11aとがなす角度α,βは、いずれも135度程度となっている。
また、基材フィルム20および粘着層30の材質には特に制限はなく、基材フィルム20としては、紙、樹脂フィルム、金属箔の他、樹脂コーティング紙など、これらが積層した積層体が挙げられ、粘着層30としては、アクリル系粘着剤からなるものなど、通常の粘着ラベルに使用される材料を用いることができる。
【0011】
また、この例の分断線11は、断続的に切断部が形成された、いわゆるミシン目によって形成されている。
特にこの例において基幹部11aは、2mm程度の長さの線状の切断部が、0.5mm程度の間隔をあけて形成され、全長が33mm前後とされている。一方、両方の端部近傍部11b,11cは、基幹部11aに連続して形成された12mm程度の1本の線状の切断部を有し、この切断部は粘着ラベル10Aの周端に到達しないようにされている。すなわち、分断線11の末端11b’,11c’には、切断部は形成されていない。
【0012】
また、この第1の粘着ラベル10Aでは片面が粘着面となるように、片面全面に粘着層30が形成されているが、粘着層30における分断線11の周部、すなわち、粘着面側からみた平面図である図3中斜線で示す部分の粘着層30には、粘着性を弱めるためのニスなどのいわゆる糊殺し剤が塗布され、粘着層30における斜線以外の部分よりも、粘着強度が低い弱粘着部30aとなっている。この例において弱粘着部30aは、分断線11をほぼ含むように分断線11の基幹部11aに沿って幅W15mmの帯状に形成されている。
【0013】
図4は、本発明の第2実施形態例の粘着ラベル(以下、第2の粘着ラベルという。)10Bを粘着面側から見た平面図であって、縦(Lb)35mm×横(Lc)54mmの矩形であり、第1の粘着ラベル10Aと同様に、基材フィルムの片面に粘着層が形成されたものである。
この第2の粘着ラベル10Bも、おにぎりの包装材に貼着されるものであるが、第1の粘着ラベル10Aと異なり、おにぎりの加工業者、加工年月日、商品管理用バーコードなどを表示するために、店頭に陳列される際には裏側となる部分に貼着されるものである。
【0014】
第2の粘着ラベル10Bにも、図中符号11で示すように、切り離しの誘導用として、1本の分断線11が形成されている。
この例の分断線11は、粘着ラベル10Bにおける横方向の中央よりもずれた位置に、縦方向に沿って形成されていて、分断線11により分けられた図中左側の部分の面積が、図中右側の部分の面積よりも大きくなっている。よって、例えばこの粘着ラベル10Bの基材フィルムの外表面にバーコードを印刷する場合、図中左側の部分の基材フィルムに印刷することにより、バーコードが分断線11で分断されず、左側の部分におさまるようになっている。また、この例の分断線11は、端部近傍部11bと、この端部近傍部11b以外の基幹部11aとの2つの部分から構成され、端部近傍部11bは、基幹部11aから折曲して形成されている。なお、基幹部11aおよび端部近傍部11bはいずれも直線状に形成されている。
【0015】
また、この例においては、基幹部11aの長さは31mmとされ、端部近傍部11bと基幹部11aとの角度γは135度程度となっている。
また、この例の分断線11において基幹部11aは、第1の粘着ラベル10Aの場合と同様にミシン目によって形成されている。一方、端部近傍部11bは1つの4mm程度の切断部のみからなっている。また、この例では分断線11における基幹部11a側の末端11a’には、切断部が形成されていない。
【0016】
また、この例の第2の粘着ラベル10Bにおいても、第1の粘着ラベル10Aと同様に、片面全体に形成された粘着層のうち、分断線11の周部、すなわち、図4中斜線で示す部分には糊殺し剤が塗布され、斜線以外の部分よりも、粘着強度が低い弱粘着部30aとなっている。この例において弱粘着部30aは、分断線11をほぼ含むように幅W15mmで縦に帯状に形成されている。
【0017】
次に第1および第2の粘着ラベル10A,10Bを、おにぎりを包装している包装材に貼着する方法について説明する。
図5(a)(b)は、これら粘着ラベル10A,10Bが貼着された包装材で包装された包装済みおにぎり50を示す斜視図である。
この包装済みおにぎり50は、図6に示すように、矩形シート状の海苔41が外包フィルム42と内包フィルム43との間に配置され、外包フィルム42と内包フィルム43の周縁がヒートシールされた包装材40で包装されたものである。
この包装材40における外包フィルム42は、矩形であって、幅(短辺)方向の中央部に長さ(長辺)方向にわたって形成されたミシン目42aを有している。内包フィルム43は、互いに側部が重なりあうように配された2枚の矩形のフィルム43a,43bからなっている。また、この例では、海苔41が湿気ないように、外包フィルム42に形成されたミシン目42aと海苔41との間に図示略の中間フィルムが設けられている。
【0018】
この包装材40を、図7に示すように内包フィルム43が上側となるように配置し、この包装材40の長さ方向における中央部に、三角に握られたご飯45の一側面を接触させ、立てるように載せる。ついで、包装材40においてご飯45よりも図中前方の部分と、図中後方の部分とを、ご飯45を挟むようにして立ち上げて、ご飯45における2つの三角形面に対して包装材40を被せる。ついで、ご飯45よりも図中後方の部分を、図中前方側の三角形面にまでに延出するように覆い被せて、この覆い被せた箇所には、図5(b)に示すように、第2の粘着ラベル10Bを貼着して、包装材40が開かないように留める。
一方、第2の粘着ラベル10Bが貼着されていない側の三角形面に対して、図5(a)のように第1の粘着ラベル10Aを貼着する。
【0019】
そして、この際、第1および第2の粘着ラベル10A,10Bを貼着するにあたって、図5(a)(b)に示すように、それぞれの粘着ラベル10A,10Bにおける基幹部11aが、包装材40の外包フィルム42に形成されたミシン目42aに沿うように貼着する。
このようにして第1および第2の粘着ラベル10A,10Bを貼着すると、図8に示すように、左手でこの包装済みおにぎり50を掴み、右手で包装材40の耳部44を図中矢印方向に引張った際に、これら粘着ラベル10A,10Bも、ミシン目42aで切り離される包装材40とともに、それぞれ分断線11から容易に切り離され、1回の操作で、ご飯45と海苔41とを接触させ、おにぎりとして取り出すことができる。
【0020】
特に、第1の粘着ラベル10Aにおいては、分断線11が、端部近傍部11b,11cと、これらをつなぐ基幹部11aとの3つの部分から構成され、両方の端部近傍部11b,11cは、基幹部11aから互いに略反対向きに折曲している。そのため、この粘着ラベル10Aが貼着された包装材40で包装された包装済みおにぎり50を、図8のように右手で矢印方向に引張った場合、端部近傍部11b,11cの向きは、引張る方向に対して略垂直ではなく斜めになっているので、粘着ラベル10Aが非常に切り離されやすくなる。また、図8に示すようにして左手で包装済みおにぎり50を掴み、右手で耳部44を引張った場合、図9を示して説明するように、点Qで示される頂点を支点とした矢印方向の力が作用しやすくなり、容易に切り離せるようになるとも考えられる。
また、第2の粘着ラベル10Bは、端部近傍部11bと、この端部近傍部11b以外の基幹部11aとの2つの部分から構成され、一方の端部近傍部11bのみが基幹部11aから折曲して形成されている。このように、第2の粘着ラベル10Bでは、一方の端部近傍部11bのみが折曲しているが、この場合でも、端部近傍部11bは、引張る方向に対して略垂直ではなく斜めになることなどから、第1の粘着ラベル10Aの場合と同様の効果が発現すると考えられる。
【0021】
なお、第1および第2の粘着ラベル10A,10Bにおいては、端部近傍部11b,11cと基幹部11aとの角度α,β,γは、いずれも135度となっているが、135度に限定されず、好ましくは90度を超えた角度、さらに好ましくは120〜150度、より好ましくは130〜140度の範囲である。また、第1の粘着ラベル10Aにおいて、角度αと角度βとが異なっていても良い。
また、基幹部11aと、端部近傍部11b,11cとの長さの比率は、第1の粘着ラベル10Aの大きさ、要求される切り離し性などに応じて適宜設定できるが、第1の粘着ラベル10Aのように、両方の端部近傍部11b,11cが折曲していて、図5(a)のように包装済みおにぎり50に貼着される用途の場合には、基幹部11aの長さは、通常、分断線11の全体の長さの50〜90%、好ましくは50〜70%とする。なお、図1に示す第1の粘着ラベル10Aの場合、基幹部11aの長さは、分断線11の全体の長さの57%程度である。一方、第2の粘着ラベル10Bのように、一方の端部近傍部11bcのみが基幹部11aから折曲していて、図5(b)のように包装済みおにぎり50に貼着される用途の場合には、基幹部11aの長さは、通常、分断線11の全体の長さの60〜95%、好ましくは70〜95%とする。なお、図4に示す第2の粘着ラベル10Bの場合、基幹部11aの長さは、分断線11の全体の長さの89%程度である。
【0022】
さらに第1の粘着ラベル10Aにおいては、形成されている分断線11の両方の末端11b’,11c’には切断部が形成されていない。よって、粘着ラベル10Aを輸送する際などに、この粘着ラベル10Aに対して振動など外部から何らかの力が加わった場合でも、この粘着ラベル10Aが、分断線11の末端11b’,11c’から切り離されにくい。一方、この末端11b‘11c’ 以外の端部近傍部11b,11cは、1つの切断部からなっているので、第1の粘着ラベル10Aを分断線11から切り離そうとして力を加えた場合に、末端11b’,11c’さえ切り離すことができれば、容易に連続的に切り離し続けることができる。
なお、第1の粘着ラベル10Aにおいては、このように分断線11の両方の末端11b’,11c’に切断部が形成されていないが、第2の粘着ラベル10Bのように、一方の末端11a’のみに切断部が形成されていない状態となっていてもよい。
【0023】
また、これらの例の分断線11は、基幹部11aは2mm程度の長さの断続的な切断部からなっているが、切断部の長さは、適宜設定すればよく制限はない。また、第1の粘着ラベル10Aの端部近傍部11b,11cは、その末端11b,11cには切断部が形成されておらず、それ以外は比較的長い12mm程度の1つの切断部からなっていて、輸送時なとには容易に切り離されにくく、一方、力を加えた際には容易に切り離せるようになっているが、この形態に限定されず、基幹部11aと同様に、断続的な複数の切断部が形成された形態であってもよい。
【0024】
さらに、これらの粘着ラベル10A,10Bにおいては、粘着層30における分断線11の周部が、周部以外の部分よりも、粘着強度が低くなるように糊殺し剤により処理されている。仮に、弱粘着部30aが設けられていない場合には、ミシン目42aと基幹部11aがずれた状態で粘着ラベル10A,10Bが貼着されると、粘着ラベル10A,10Bが包装材40のミシン目42aからの切り離しを妨げてしまう可能性がある。しかし、この例のように弱粘着部30aがあれば、図5に示すようにして、おにぎりを包装している包装材40のミシン目42aに分断線11の基幹部11aが沿うように、粘着ラベル10A,10Bを貼着する際に、若干、ミシン目42aと基幹部11aとがずれてしまっても、ミシン目42aが糊殺し処理された弱粘着部30a内におさまる程度のずれであれば、切り離し性がほとんど低下しない。
また、ここで、分断線11の周部の粘着強度を低くするためには、あらかじめその部分に粘着層13を設けない方法も考えられる。ただし、粘着層13を設けてから糊殺し剤で処理する方法では、その部分の粘着強度はある程度は維持されるため、粘着ラベル10A,10Bを剥離シート上に貼着した状態で輸送する際などに、その部分が弱く剥離シートに粘着し、その結果、分断線11が輸送中の振動などで切り離されてしまうことを抑制できるのでより好ましい。
【0025】
さらに、以上例示した第1および第2の粘着ラベル10A,10Bにおいては、端部近傍部11b,11cと基幹部11aは、いずれも直線状に形成されているが、例えば、図10〜12に示すように、基幹部11aが直線ではなく、波線状や連続した折れ線状に形成されていてもよい。このように基幹部11aが直線状でなく波線状や連続した折れ線状に形成されていても、第1および第2の粘着ラベル10A,10Bの場合と同様にこれらを包装済みおにぎり50に貼着した場合、いずれも右手で矢印方向に引張って、包装材40のミシン目42aとともに容易に切り離すことができる。また、これら粘着ラベル10A’,10A”,10B’を貼着する場合にも、基幹部11aの全体としての向きはミシン目42aに沿うように貼着する。
【0026】
また、特に図4に示した第2の粘着ラベル10Bのように、商品管理用バーコードなどが印刷され、店頭に陳列される際には包装済みおにぎり50の裏側となる部分に貼着される形態のものの場合には、図13の平面図に示すように、分断線11の方向(基幹部11aの方向)が必ずしもその粘着ラベル10B”の縦方向と平行でなく、若干斜めに傾いた状態となっていてもよい。この例では、傾きの角度は25°程度である。また、図中符号Rは、この粘着ラベル10B”の横方向の中心線である。
このように分断線11の向きが斜めであると、分断線11により分けられた図中左側の部分の面積が、図4の場合と同様に、図中右側の部分の面積よりも大きくなる。その結果、この粘着ラベル10B”の基材フィルムの外表面にバーコードを印刷するに際に、図中左側の部分の基材フィルムに印刷することにより、バーコードが分断線11で分断されず、左側の部分におさまるようになる。また、この粘着ラベル10B”の粘着面においても、図中斜線で示すように、分断線11の周部は斜線以外の部分よりも、粘着強度が低い弱粘着部30aとなっている。よって、図14のように包装済みおにぎり50に貼着した場合、基幹部11aが傾いているためにミシン目42aとは重ならないが、ミシン目42aが弱粘着部30a内におさまるように貼着するかぎり、切り離し性が低下しない。また、図4の粘着ラベル10Bの場合、基幹部11aとミシン目42aとが略沿うようにこの粘着ラベル10Bを貼着しようとすると、粘着ラベル10Bを包装済みおにぎり50の裏面中央ではなく、横方向にずらして貼る必要があるが、この例の粘着ラベル10B”の場合には、中央に貼着することができるため、貼着工程における位置合わせの手間が省ける。
【0027】
以上例示した各粘着ラベル10A,10A’,10A”,10B,10B’,10B”(以下粘着ラベル10A〜B”と表記する。)の製造方法としては特に制限はないが、基材フィルム20の片面に粘着層30が形成され、粘着層30には剥離シートが設けられた長尺テープを、基材フィルム20側が上側となるように連続的に引き出し、これを抜き型で打ち抜いて、外形の形成と分断線11の形成とを同時に行って粘着ラベルを製造する方法が好ましい。すなわち、第1の粘着ラベル10Aの場合には、抜き型として、テープを略正三角形に打ち抜ける断面略正三角形の筒状の型と、図1に示したように特定の分断線11を形成可能な刃とを備えたものを使用する。なお、この際、剥離シートは打ち抜かない。
このように抜き型を使用し、抜き型に対して連続的にテープを供給することによって、多数枚の粘着ラベル10A〜B”を連続的に製造することができる。
【0028】
このように以上例示した各粘着ラベル10A〜B”には、少なくとも一方の端部近傍部11b,11cが折曲した分断線11が形成されているので、これらをおにぎりの包装材40のミシン目42aに沿うように貼着しても、包装材40の切り離し性を妨げることなく、少ない力で容易に、包装材40とともに切り離すことができる。また、このような粘着ラベルには、分断線11としてミシン目が形成されているだけなので、外観に影響を与えることもない。
なお、以上の説明においては、粘着ラベル10A〜B”が貼着される対象物として、おにぎりを包装する包装材40を例示したが、例えば、手巻き寿司、サンドイッチ、菓子パン、菓子など他の食品を包装する包装材であってもよいし、食品以外のものを包装する包装材でもよい。食品以外のものを包装する包装材としては、例えば、携帯用ティッシュペーパーを包装している包装材などが挙げられる。この場合には、粘着ラベル10A〜B”の基材フィルム20の外表面に広告などを印刷し、それを携帯用ティッシュペーパーの包装材にあらかじめ形成されているミシン目に、分断線11の基幹部10aが沿うように貼着することにより、宣伝配布用のティッシュペーパーとすることができる。さらには、粘着ラベル10A〜B”が貼着される対象物としては包装材に限定されず、得られる貼着物にも限定はない。
【0029】
また、以上の説明においては、貼着の対象物として、特定箇所にミシン目42aが形成され、このミシン目42aによって切り離される形態の包装材40を例示したが、特定箇所から切り離されるものであれば、ミシン目42aが形成されていなくてもよく、例えば、特定箇所の厚みが薄くされることにより、切り離され易くされたもの、包装材を構成している樹脂フィルムに延伸などで方向性を持たせて、切り離されやすくされたものなどであってもよい。
【0030】
さらに、粘着の対象物がおにぎりが包装される包装材である場合にも、包装材としては、図6に示したような、特定箇所にミシン目42aが形成され、このミシン目42aによって切り離される形態の包装材40に限定されない。例えば、図15に、包装材にリードテープ46が設けられ、このリードテープ46で包装材40’を分断する形態のものに第1の粘着ラベル10Aを貼着した様子を示す。このように第1の粘着ラベル10Aを貼着すると、リードテープ46を引張って包装材40の分断を進めていき、リードテープ46が粘着ラベル10Aに差しかかった際、端部近傍部11b付近の粘着ラベル10Aにリードテープ46が引っかかりやすいため、粘着ラベル10Aの分断が開始されやすい。また、同様に粘着の対象物としては、特許文献1に記載されたような、包装用フィルムとして方向性の有するものを使用し、これに2カ所の切り込みを入れることによって、リードテープを別途設けることなく包装用フィルムを分断できる形態の包装材であってもよい。
【0031】
さらに、以上の説明においては、最も好適な分断線11として、少なくとも一方の端部近傍部11b,11cが折曲して形成されているものを例示したが、このような形態に限定されず、一方向にのびる直線状や、波状の曲線であってもよい。しかしながら、少なくとも一方の端部近傍部11b,11cが折曲した分断線11が形成されていると、より少ない力で容易に切り離すことができ、おにぎりなどの食品の包装材40への貼着に好適である。
また、分断線11は、切り離しの必要に応じて、1枚の粘着ラベル10A,10Bにおいて2本以上形成されていてもよい。
また、粘着ラベルの外形としては、図1の例のような略正三角形、図4の例のような矩形に限定されず、円形、楕円形、半円形、正方形、多角形など、いかなる形であってもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の粘着ラベルによれば、特定箇所で複数に切り離される対象物に貼着した際に、対象物とともに容易に切り離すことができる。よって、様々な印刷がなされ、おにぎり、手巻き寿司などの食品を包装する包装材へ貼着されるラベルとして好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態例の粘着ラベルを基材フィルム側から見た拡大平面図である。
【図2】図1のI−I’線に沿う断面図である。
【図3】第1の実施形態例の粘着ラベルを粘着面側から見た平面図である。
【図4】第2の実施形態例の粘着ラベルを粘着面側から見た平面図である。
【図5】図1および図4の粘着ラベルが貼着された包装済みおにぎりを示す斜視図である。
【図6】(a)図5の包装済みおにぎりに使用された包装材を示す平面図と、(b)断面図である。
【図7】図6の包装材上に握られたご飯を載置した状態を示す斜視図である。
【図8】図5の包装済みおにぎりの包装材を切り離す様子を説明する説明図である。
【図9】図5の包装済みおにぎりの包装材を切り離す際に、包装材に貼着されている粘着ラベルに作用する力を説明する平面図である。
【図10】粘着ラベルの他の例を示す基材フィルム側から見た平面図である。
【図11】粘着ラベルの他の例を示す基材フィルム側から見た平面図である。
【図12】粘着ラベルの他の例を示す基材フィルム側から見た平面図である。
【図13】粘着ラベルの他の例を示す粘着面側から見た平面図である。
【図14】図13の粘着ラベルが貼着された包装済みおにぎりを示す斜視図である。
【図15】図1の粘着ラベルが貼着された包装済みおにぎりの他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10A,10B,10A’,10B’,10A”,10B”・・・粘着ラベル,11・・・分断線,11b,11c・・・端部近傍部,30・・・粘着層,40,40’・・・包装材
【発明の属する技術分野】
本発明は、特定箇所で切り離される対象物に貼着した際に、対象物とともに容易に切り離せる粘着ラベルと、この粘着ラベルが貼着された貼着物ならびにこの粘着ラベルの貼着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンビニエンスストアなどの店頭に並んでいる加工食品には、樹脂フィルムなどの包装材で包装されているものが多い。
例えばおにぎりは、具が入ったご飯と海苔とが直に接触しないように樹脂フィルムからなる包装用フィルムに包装されて店頭に並んでいる。このようなおにぎりとしては、消費者が食べる直前に、まず包装用フィルムに設けられているリードテープで包装用フィルムを分断し、ついで、包装用フィルムを両手で左右に引張ることにより、ご飯と海苔とを接触させる形態のものが多く流通している。
また、例えば特許文献1には、包装用フィルムとして方向性の有するものを使用し、これに2カ所の切り込みを入れることによって、リードテープを別途設けることなく包装用フィルムを分断できる形態のものが提案されている。
これら従来の包装用フィルムには、おにぎりの中味、価格などを表示するために印刷が施されている場合が多い。
【0003】
【特許文献1】
特公平6−4012号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような印刷が包装用フィルムにあらかじめ施されていると、おにぎりを包装する現場において、おにぎりの中味や価格を変更した場合にはその包装用フィルムを使用できなくなるという問題があった。
そのため最近では、印刷の代わりに、おにぎりを包装した後に、おにぎりの中味、価格などを表示するラベルと、加工業者、加工年月日、商品管理用バーコードなどが表示されたラベルとを包装用フィルムに貼ることが増えてきている。
一方、おにぎりの包装用フィルムとしては、リードテープなどで始めに包装用フィルムを分断し、ついで両手で包装用フィルムを左右に引張る従来の形態に代わって、包装用フィルムに分断用のミシン目などを設けておき、消費者が包装用フィルムを両手で左右に引張ってミシン目から切り離すだけの1回の操作で、ご飯と海苔とを接触させられる形態のものが検討され始めている。
【0005】
ところが、このようにミシン目が設けられた包装用フィルムにラベルを貼ってしまうと、包装用フィルムにあらかじめミシン目を設けていても、容易に切り離すことができなくなり、おにぎりに過剰な力が加わり、おにぎりが潰れてしまう場合があった。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、両手で左右に引張った際に、ミシン目などの特定箇所から簡単に切り離せるように処理された包装用フィルムなどに貼着した場合、包装用フィルムの切り離しを妨げることなく、包装用フィルムとともに容易に切り離すことができ、しかも、外観も良好な粘着ラベルを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の粘着ラベルは、片面が粘着面とされた粘着ラベルにおいて、該粘着ラベルを複数に切り離す分断線が形成されていることを特徴とする。
前記分断線は、少なくとも一方の端部近傍部が折曲して形成されていることが好ましい。
前記分断線は、両方の端部近傍部が互いに略反対向きに折曲して形成されていることが好ましい。
前記粘着面における前記分断線の周部は、該周部以外の部分よりも、粘着強度が低いことが好ましい。
前記分断線は、断続的な切断部から形成されていることが好ましい。
前記分断線の末端には、前記切断部が形成されていないことが好ましい。
本発明の貼着物は、前記粘着ラベルが貼着されたことを特徴とする。
本発明の包装材は、前記粘着ラベルが貼着されたことを特徴とする。
本発明の食品は、前記包装材で包装されたことを特徴とする。
本発明の粘着ラベルの貼着方法は、特定箇所で切り離される対象物に、前記粘着ラベルを、前記分断線が前記特定箇所に沿うように貼着することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施形態例である粘着ラベル(以下、第1の粘着ラベルという。)10Aの拡大平面図、図2は図1の粘着ラベル10AのI−I’線に沿う断面図であって、この例の第1の粘着ラベル10Aは、図1中Laの長さが50mm程度の略正三角形とされ、基材フィルム20の片面に粘着層30が形成されて粘着面とされたものである。
この第1の粘着ラベル10Aは、樹脂フィルムなどからなるおにぎりの包装材に貼着されるものであって、おにぎりの中味、価格などを表示する印刷が、必要に応じて、基材フィルム20の外表面に施され、おにぎりが店頭に陳列される際に表側となる部分に貼着されるものである。
【0009】
この第1の粘着ラベル10Aには、図中符号11で示すように1本の分断線が形成されている。
この分断線11は、詳しくは後述するが、この例の粘着ラベル10Aが貼着された包装材を、包装材に形成されたミシン目などに沿って引張って切り離す際に、貼着された粘着ラベル10Aも包装材とともに容易に切り離せるように誘導用として形成されたものである。
この例の分断線11は、端部近傍部11b,11cと、これら端部近傍部以外の部分(以下、基幹部という。)11aとの3つの部分から構成され、両方の端部近傍部11b,11cは、基幹部11aからみて、互いに略反対向きに折曲している。すなわち、この第1の粘着ラベル10Aにおいては、図1中Pで示す略正三角形の頂点からこの頂点に対向する辺に向かって図示略の垂線をひいた場合、分断線11の基幹部11aはこの垂線に沿う直線に形成されているが、この基幹部11aに連続した端部近傍部のうち一方11bは、この垂線よりも図中左側上方に向けて折曲し、他方11cはこの垂線よりも図中右側下方に向けて折曲している。また、端部近傍部11b,11cと、基幹部11aは、いずれも直線状に形成されている。
【0010】
なお、この例においては、基幹部11aの長さは33mmとされ、端部近傍部11b,11cと基幹部11aとがなす角度α,βは、いずれも135度程度となっている。
また、基材フィルム20および粘着層30の材質には特に制限はなく、基材フィルム20としては、紙、樹脂フィルム、金属箔の他、樹脂コーティング紙など、これらが積層した積層体が挙げられ、粘着層30としては、アクリル系粘着剤からなるものなど、通常の粘着ラベルに使用される材料を用いることができる。
【0011】
また、この例の分断線11は、断続的に切断部が形成された、いわゆるミシン目によって形成されている。
特にこの例において基幹部11aは、2mm程度の長さの線状の切断部が、0.5mm程度の間隔をあけて形成され、全長が33mm前後とされている。一方、両方の端部近傍部11b,11cは、基幹部11aに連続して形成された12mm程度の1本の線状の切断部を有し、この切断部は粘着ラベル10Aの周端に到達しないようにされている。すなわち、分断線11の末端11b’,11c’には、切断部は形成されていない。
【0012】
また、この第1の粘着ラベル10Aでは片面が粘着面となるように、片面全面に粘着層30が形成されているが、粘着層30における分断線11の周部、すなわち、粘着面側からみた平面図である図3中斜線で示す部分の粘着層30には、粘着性を弱めるためのニスなどのいわゆる糊殺し剤が塗布され、粘着層30における斜線以外の部分よりも、粘着強度が低い弱粘着部30aとなっている。この例において弱粘着部30aは、分断線11をほぼ含むように分断線11の基幹部11aに沿って幅W15mmの帯状に形成されている。
【0013】
図4は、本発明の第2実施形態例の粘着ラベル(以下、第2の粘着ラベルという。)10Bを粘着面側から見た平面図であって、縦(Lb)35mm×横(Lc)54mmの矩形であり、第1の粘着ラベル10Aと同様に、基材フィルムの片面に粘着層が形成されたものである。
この第2の粘着ラベル10Bも、おにぎりの包装材に貼着されるものであるが、第1の粘着ラベル10Aと異なり、おにぎりの加工業者、加工年月日、商品管理用バーコードなどを表示するために、店頭に陳列される際には裏側となる部分に貼着されるものである。
【0014】
第2の粘着ラベル10Bにも、図中符号11で示すように、切り離しの誘導用として、1本の分断線11が形成されている。
この例の分断線11は、粘着ラベル10Bにおける横方向の中央よりもずれた位置に、縦方向に沿って形成されていて、分断線11により分けられた図中左側の部分の面積が、図中右側の部分の面積よりも大きくなっている。よって、例えばこの粘着ラベル10Bの基材フィルムの外表面にバーコードを印刷する場合、図中左側の部分の基材フィルムに印刷することにより、バーコードが分断線11で分断されず、左側の部分におさまるようになっている。また、この例の分断線11は、端部近傍部11bと、この端部近傍部11b以外の基幹部11aとの2つの部分から構成され、端部近傍部11bは、基幹部11aから折曲して形成されている。なお、基幹部11aおよび端部近傍部11bはいずれも直線状に形成されている。
【0015】
また、この例においては、基幹部11aの長さは31mmとされ、端部近傍部11bと基幹部11aとの角度γは135度程度となっている。
また、この例の分断線11において基幹部11aは、第1の粘着ラベル10Aの場合と同様にミシン目によって形成されている。一方、端部近傍部11bは1つの4mm程度の切断部のみからなっている。また、この例では分断線11における基幹部11a側の末端11a’には、切断部が形成されていない。
【0016】
また、この例の第2の粘着ラベル10Bにおいても、第1の粘着ラベル10Aと同様に、片面全体に形成された粘着層のうち、分断線11の周部、すなわち、図4中斜線で示す部分には糊殺し剤が塗布され、斜線以外の部分よりも、粘着強度が低い弱粘着部30aとなっている。この例において弱粘着部30aは、分断線11をほぼ含むように幅W15mmで縦に帯状に形成されている。
【0017】
次に第1および第2の粘着ラベル10A,10Bを、おにぎりを包装している包装材に貼着する方法について説明する。
図5(a)(b)は、これら粘着ラベル10A,10Bが貼着された包装材で包装された包装済みおにぎり50を示す斜視図である。
この包装済みおにぎり50は、図6に示すように、矩形シート状の海苔41が外包フィルム42と内包フィルム43との間に配置され、外包フィルム42と内包フィルム43の周縁がヒートシールされた包装材40で包装されたものである。
この包装材40における外包フィルム42は、矩形であって、幅(短辺)方向の中央部に長さ(長辺)方向にわたって形成されたミシン目42aを有している。内包フィルム43は、互いに側部が重なりあうように配された2枚の矩形のフィルム43a,43bからなっている。また、この例では、海苔41が湿気ないように、外包フィルム42に形成されたミシン目42aと海苔41との間に図示略の中間フィルムが設けられている。
【0018】
この包装材40を、図7に示すように内包フィルム43が上側となるように配置し、この包装材40の長さ方向における中央部に、三角に握られたご飯45の一側面を接触させ、立てるように載せる。ついで、包装材40においてご飯45よりも図中前方の部分と、図中後方の部分とを、ご飯45を挟むようにして立ち上げて、ご飯45における2つの三角形面に対して包装材40を被せる。ついで、ご飯45よりも図中後方の部分を、図中前方側の三角形面にまでに延出するように覆い被せて、この覆い被せた箇所には、図5(b)に示すように、第2の粘着ラベル10Bを貼着して、包装材40が開かないように留める。
一方、第2の粘着ラベル10Bが貼着されていない側の三角形面に対して、図5(a)のように第1の粘着ラベル10Aを貼着する。
【0019】
そして、この際、第1および第2の粘着ラベル10A,10Bを貼着するにあたって、図5(a)(b)に示すように、それぞれの粘着ラベル10A,10Bにおける基幹部11aが、包装材40の外包フィルム42に形成されたミシン目42aに沿うように貼着する。
このようにして第1および第2の粘着ラベル10A,10Bを貼着すると、図8に示すように、左手でこの包装済みおにぎり50を掴み、右手で包装材40の耳部44を図中矢印方向に引張った際に、これら粘着ラベル10A,10Bも、ミシン目42aで切り離される包装材40とともに、それぞれ分断線11から容易に切り離され、1回の操作で、ご飯45と海苔41とを接触させ、おにぎりとして取り出すことができる。
【0020】
特に、第1の粘着ラベル10Aにおいては、分断線11が、端部近傍部11b,11cと、これらをつなぐ基幹部11aとの3つの部分から構成され、両方の端部近傍部11b,11cは、基幹部11aから互いに略反対向きに折曲している。そのため、この粘着ラベル10Aが貼着された包装材40で包装された包装済みおにぎり50を、図8のように右手で矢印方向に引張った場合、端部近傍部11b,11cの向きは、引張る方向に対して略垂直ではなく斜めになっているので、粘着ラベル10Aが非常に切り離されやすくなる。また、図8に示すようにして左手で包装済みおにぎり50を掴み、右手で耳部44を引張った場合、図9を示して説明するように、点Qで示される頂点を支点とした矢印方向の力が作用しやすくなり、容易に切り離せるようになるとも考えられる。
また、第2の粘着ラベル10Bは、端部近傍部11bと、この端部近傍部11b以外の基幹部11aとの2つの部分から構成され、一方の端部近傍部11bのみが基幹部11aから折曲して形成されている。このように、第2の粘着ラベル10Bでは、一方の端部近傍部11bのみが折曲しているが、この場合でも、端部近傍部11bは、引張る方向に対して略垂直ではなく斜めになることなどから、第1の粘着ラベル10Aの場合と同様の効果が発現すると考えられる。
【0021】
なお、第1および第2の粘着ラベル10A,10Bにおいては、端部近傍部11b,11cと基幹部11aとの角度α,β,γは、いずれも135度となっているが、135度に限定されず、好ましくは90度を超えた角度、さらに好ましくは120〜150度、より好ましくは130〜140度の範囲である。また、第1の粘着ラベル10Aにおいて、角度αと角度βとが異なっていても良い。
また、基幹部11aと、端部近傍部11b,11cとの長さの比率は、第1の粘着ラベル10Aの大きさ、要求される切り離し性などに応じて適宜設定できるが、第1の粘着ラベル10Aのように、両方の端部近傍部11b,11cが折曲していて、図5(a)のように包装済みおにぎり50に貼着される用途の場合には、基幹部11aの長さは、通常、分断線11の全体の長さの50〜90%、好ましくは50〜70%とする。なお、図1に示す第1の粘着ラベル10Aの場合、基幹部11aの長さは、分断線11の全体の長さの57%程度である。一方、第2の粘着ラベル10Bのように、一方の端部近傍部11bcのみが基幹部11aから折曲していて、図5(b)のように包装済みおにぎり50に貼着される用途の場合には、基幹部11aの長さは、通常、分断線11の全体の長さの60〜95%、好ましくは70〜95%とする。なお、図4に示す第2の粘着ラベル10Bの場合、基幹部11aの長さは、分断線11の全体の長さの89%程度である。
【0022】
さらに第1の粘着ラベル10Aにおいては、形成されている分断線11の両方の末端11b’,11c’には切断部が形成されていない。よって、粘着ラベル10Aを輸送する際などに、この粘着ラベル10Aに対して振動など外部から何らかの力が加わった場合でも、この粘着ラベル10Aが、分断線11の末端11b’,11c’から切り離されにくい。一方、この末端11b‘11c’ 以外の端部近傍部11b,11cは、1つの切断部からなっているので、第1の粘着ラベル10Aを分断線11から切り離そうとして力を加えた場合に、末端11b’,11c’さえ切り離すことができれば、容易に連続的に切り離し続けることができる。
なお、第1の粘着ラベル10Aにおいては、このように分断線11の両方の末端11b’,11c’に切断部が形成されていないが、第2の粘着ラベル10Bのように、一方の末端11a’のみに切断部が形成されていない状態となっていてもよい。
【0023】
また、これらの例の分断線11は、基幹部11aは2mm程度の長さの断続的な切断部からなっているが、切断部の長さは、適宜設定すればよく制限はない。また、第1の粘着ラベル10Aの端部近傍部11b,11cは、その末端11b,11cには切断部が形成されておらず、それ以外は比較的長い12mm程度の1つの切断部からなっていて、輸送時なとには容易に切り離されにくく、一方、力を加えた際には容易に切り離せるようになっているが、この形態に限定されず、基幹部11aと同様に、断続的な複数の切断部が形成された形態であってもよい。
【0024】
さらに、これらの粘着ラベル10A,10Bにおいては、粘着層30における分断線11の周部が、周部以外の部分よりも、粘着強度が低くなるように糊殺し剤により処理されている。仮に、弱粘着部30aが設けられていない場合には、ミシン目42aと基幹部11aがずれた状態で粘着ラベル10A,10Bが貼着されると、粘着ラベル10A,10Bが包装材40のミシン目42aからの切り離しを妨げてしまう可能性がある。しかし、この例のように弱粘着部30aがあれば、図5に示すようにして、おにぎりを包装している包装材40のミシン目42aに分断線11の基幹部11aが沿うように、粘着ラベル10A,10Bを貼着する際に、若干、ミシン目42aと基幹部11aとがずれてしまっても、ミシン目42aが糊殺し処理された弱粘着部30a内におさまる程度のずれであれば、切り離し性がほとんど低下しない。
また、ここで、分断線11の周部の粘着強度を低くするためには、あらかじめその部分に粘着層13を設けない方法も考えられる。ただし、粘着層13を設けてから糊殺し剤で処理する方法では、その部分の粘着強度はある程度は維持されるため、粘着ラベル10A,10Bを剥離シート上に貼着した状態で輸送する際などに、その部分が弱く剥離シートに粘着し、その結果、分断線11が輸送中の振動などで切り離されてしまうことを抑制できるのでより好ましい。
【0025】
さらに、以上例示した第1および第2の粘着ラベル10A,10Bにおいては、端部近傍部11b,11cと基幹部11aは、いずれも直線状に形成されているが、例えば、図10〜12に示すように、基幹部11aが直線ではなく、波線状や連続した折れ線状に形成されていてもよい。このように基幹部11aが直線状でなく波線状や連続した折れ線状に形成されていても、第1および第2の粘着ラベル10A,10Bの場合と同様にこれらを包装済みおにぎり50に貼着した場合、いずれも右手で矢印方向に引張って、包装材40のミシン目42aとともに容易に切り離すことができる。また、これら粘着ラベル10A’,10A”,10B’を貼着する場合にも、基幹部11aの全体としての向きはミシン目42aに沿うように貼着する。
【0026】
また、特に図4に示した第2の粘着ラベル10Bのように、商品管理用バーコードなどが印刷され、店頭に陳列される際には包装済みおにぎり50の裏側となる部分に貼着される形態のものの場合には、図13の平面図に示すように、分断線11の方向(基幹部11aの方向)が必ずしもその粘着ラベル10B”の縦方向と平行でなく、若干斜めに傾いた状態となっていてもよい。この例では、傾きの角度は25°程度である。また、図中符号Rは、この粘着ラベル10B”の横方向の中心線である。
このように分断線11の向きが斜めであると、分断線11により分けられた図中左側の部分の面積が、図4の場合と同様に、図中右側の部分の面積よりも大きくなる。その結果、この粘着ラベル10B”の基材フィルムの外表面にバーコードを印刷するに際に、図中左側の部分の基材フィルムに印刷することにより、バーコードが分断線11で分断されず、左側の部分におさまるようになる。また、この粘着ラベル10B”の粘着面においても、図中斜線で示すように、分断線11の周部は斜線以外の部分よりも、粘着強度が低い弱粘着部30aとなっている。よって、図14のように包装済みおにぎり50に貼着した場合、基幹部11aが傾いているためにミシン目42aとは重ならないが、ミシン目42aが弱粘着部30a内におさまるように貼着するかぎり、切り離し性が低下しない。また、図4の粘着ラベル10Bの場合、基幹部11aとミシン目42aとが略沿うようにこの粘着ラベル10Bを貼着しようとすると、粘着ラベル10Bを包装済みおにぎり50の裏面中央ではなく、横方向にずらして貼る必要があるが、この例の粘着ラベル10B”の場合には、中央に貼着することができるため、貼着工程における位置合わせの手間が省ける。
【0027】
以上例示した各粘着ラベル10A,10A’,10A”,10B,10B’,10B”(以下粘着ラベル10A〜B”と表記する。)の製造方法としては特に制限はないが、基材フィルム20の片面に粘着層30が形成され、粘着層30には剥離シートが設けられた長尺テープを、基材フィルム20側が上側となるように連続的に引き出し、これを抜き型で打ち抜いて、外形の形成と分断線11の形成とを同時に行って粘着ラベルを製造する方法が好ましい。すなわち、第1の粘着ラベル10Aの場合には、抜き型として、テープを略正三角形に打ち抜ける断面略正三角形の筒状の型と、図1に示したように特定の分断線11を形成可能な刃とを備えたものを使用する。なお、この際、剥離シートは打ち抜かない。
このように抜き型を使用し、抜き型に対して連続的にテープを供給することによって、多数枚の粘着ラベル10A〜B”を連続的に製造することができる。
【0028】
このように以上例示した各粘着ラベル10A〜B”には、少なくとも一方の端部近傍部11b,11cが折曲した分断線11が形成されているので、これらをおにぎりの包装材40のミシン目42aに沿うように貼着しても、包装材40の切り離し性を妨げることなく、少ない力で容易に、包装材40とともに切り離すことができる。また、このような粘着ラベルには、分断線11としてミシン目が形成されているだけなので、外観に影響を与えることもない。
なお、以上の説明においては、粘着ラベル10A〜B”が貼着される対象物として、おにぎりを包装する包装材40を例示したが、例えば、手巻き寿司、サンドイッチ、菓子パン、菓子など他の食品を包装する包装材であってもよいし、食品以外のものを包装する包装材でもよい。食品以外のものを包装する包装材としては、例えば、携帯用ティッシュペーパーを包装している包装材などが挙げられる。この場合には、粘着ラベル10A〜B”の基材フィルム20の外表面に広告などを印刷し、それを携帯用ティッシュペーパーの包装材にあらかじめ形成されているミシン目に、分断線11の基幹部10aが沿うように貼着することにより、宣伝配布用のティッシュペーパーとすることができる。さらには、粘着ラベル10A〜B”が貼着される対象物としては包装材に限定されず、得られる貼着物にも限定はない。
【0029】
また、以上の説明においては、貼着の対象物として、特定箇所にミシン目42aが形成され、このミシン目42aによって切り離される形態の包装材40を例示したが、特定箇所から切り離されるものであれば、ミシン目42aが形成されていなくてもよく、例えば、特定箇所の厚みが薄くされることにより、切り離され易くされたもの、包装材を構成している樹脂フィルムに延伸などで方向性を持たせて、切り離されやすくされたものなどであってもよい。
【0030】
さらに、粘着の対象物がおにぎりが包装される包装材である場合にも、包装材としては、図6に示したような、特定箇所にミシン目42aが形成され、このミシン目42aによって切り離される形態の包装材40に限定されない。例えば、図15に、包装材にリードテープ46が設けられ、このリードテープ46で包装材40’を分断する形態のものに第1の粘着ラベル10Aを貼着した様子を示す。このように第1の粘着ラベル10Aを貼着すると、リードテープ46を引張って包装材40の分断を進めていき、リードテープ46が粘着ラベル10Aに差しかかった際、端部近傍部11b付近の粘着ラベル10Aにリードテープ46が引っかかりやすいため、粘着ラベル10Aの分断が開始されやすい。また、同様に粘着の対象物としては、特許文献1に記載されたような、包装用フィルムとして方向性の有するものを使用し、これに2カ所の切り込みを入れることによって、リードテープを別途設けることなく包装用フィルムを分断できる形態の包装材であってもよい。
【0031】
さらに、以上の説明においては、最も好適な分断線11として、少なくとも一方の端部近傍部11b,11cが折曲して形成されているものを例示したが、このような形態に限定されず、一方向にのびる直線状や、波状の曲線であってもよい。しかしながら、少なくとも一方の端部近傍部11b,11cが折曲した分断線11が形成されていると、より少ない力で容易に切り離すことができ、おにぎりなどの食品の包装材40への貼着に好適である。
また、分断線11は、切り離しの必要に応じて、1枚の粘着ラベル10A,10Bにおいて2本以上形成されていてもよい。
また、粘着ラベルの外形としては、図1の例のような略正三角形、図4の例のような矩形に限定されず、円形、楕円形、半円形、正方形、多角形など、いかなる形であってもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の粘着ラベルによれば、特定箇所で複数に切り離される対象物に貼着した際に、対象物とともに容易に切り離すことができる。よって、様々な印刷がなされ、おにぎり、手巻き寿司などの食品を包装する包装材へ貼着されるラベルとして好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態例の粘着ラベルを基材フィルム側から見た拡大平面図である。
【図2】図1のI−I’線に沿う断面図である。
【図3】第1の実施形態例の粘着ラベルを粘着面側から見た平面図である。
【図4】第2の実施形態例の粘着ラベルを粘着面側から見た平面図である。
【図5】図1および図4の粘着ラベルが貼着された包装済みおにぎりを示す斜視図である。
【図6】(a)図5の包装済みおにぎりに使用された包装材を示す平面図と、(b)断面図である。
【図7】図6の包装材上に握られたご飯を載置した状態を示す斜視図である。
【図8】図5の包装済みおにぎりの包装材を切り離す様子を説明する説明図である。
【図9】図5の包装済みおにぎりの包装材を切り離す際に、包装材に貼着されている粘着ラベルに作用する力を説明する平面図である。
【図10】粘着ラベルの他の例を示す基材フィルム側から見た平面図である。
【図11】粘着ラベルの他の例を示す基材フィルム側から見た平面図である。
【図12】粘着ラベルの他の例を示す基材フィルム側から見た平面図である。
【図13】粘着ラベルの他の例を示す粘着面側から見た平面図である。
【図14】図13の粘着ラベルが貼着された包装済みおにぎりを示す斜視図である。
【図15】図1の粘着ラベルが貼着された包装済みおにぎりの他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10A,10B,10A’,10B’,10A”,10B”・・・粘着ラベル,11・・・分断線,11b,11c・・・端部近傍部,30・・・粘着層,40,40’・・・包装材
Claims (10)
- 片面が粘着面とされた粘着ラベルにおいて、
該粘着ラベルを複数に切り離す分断線が形成されていることを特徴とする粘着ラベル。 - 前記分断線は、少なくとも一方の端部近傍部が折曲して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の粘着ラベル。
- 前記分断線は、両方の端部近傍部が互いに略反対向きに折曲して形成されていることを特徴とする請求項2に記載の粘着ラベル。
- 前記粘着面における前記分断線の周部は、該周部以外の部分よりも、粘着強度が低いことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の粘着ラベル。
- 前記分断線は、断続的な切断部から形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の粘着ラベル。
- 前記分断線の末端には、前記切断部が形成されていないことを特徴とする請求項5に記載の粘着ラベル。
- 請求項1ないし6のいずれかに記載の粘着ラベルが貼着されたことを特徴とする貼着物。
- 請求項1ないし6のいずれかに記載の粘着ラベルが貼着されたことを特徴とする包装材。
- 請求項8の包装材で包装されたことを特徴とする食品。
- 特定箇所で切り離される対象物に、前記請求項1ないし6のいずれかに記載の粘着ラベルを、前記分断線が前記特定箇所に沿うように貼着することを特徴とする粘着ラベルの貼着方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003035172A JP2004206040A (ja) | 2002-11-07 | 2003-02-13 | 粘着ラベルと該粘着ラベルが貼着された貼着物ならびに該粘着ラベルの貼着方法 |
Applications Claiming Priority (2)
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ID=32828361
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2004206040A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102682660A (zh) * | 2011-03-14 | 2012-09-19 | 琳得科株式会社 | 虚拟粘接标签 |
JP2012189946A (ja) * | 2011-03-14 | 2012-10-04 | Lintec Corp | 擬似接着ラベル |
KR101500637B1 (ko) * | 2013-12-30 | 2015-03-09 | (주)네이쳐앤휴먼지피 | 포장 제품 부착용 라벨스티커 |
-
2003
- 2003-02-13 JP JP2003035172A patent/JP2004206040A/ja active Pending
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JP2012189946A (ja) * | 2011-03-14 | 2012-10-04 | Lintec Corp | 擬似接着ラベル |
KR101500637B1 (ko) * | 2013-12-30 | 2015-03-09 | (주)네이쳐앤휴먼지피 | 포장 제품 부착용 라벨스티커 |
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