JP2004203515A - ワーク供給装置 - Google Patents

ワーク供給装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004203515A
JP2004203515A JP2002371827A JP2002371827A JP2004203515A JP 2004203515 A JP2004203515 A JP 2004203515A JP 2002371827 A JP2002371827 A JP 2002371827A JP 2002371827 A JP2002371827 A JP 2002371827A JP 2004203515 A JP2004203515 A JP 2004203515A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
chute
opening
guide plate
movable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002371827A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Tominaga
顕彦 富永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP2002371827A priority Critical patent/JP2004203515A/ja
Publication of JP2004203515A publication Critical patent/JP2004203515A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)

Abstract

【課題】作業者の作業負担の軽減が得られると共に、柱状または筒状のワークを確実に整列して円滑に供給できるワーク供給装置を提供する。
【解決手段】シュート3上に投入されたワークWを、交互に配設した可動ブレード5a〜5dと固定ブレード6a〜6dの上端面に順次載せ換えて次工程に供給するワーク供給装置であって、シュート3に開口部21を形成し、開口部21に沿って誘導部23が形成されたワーク誘導板22の基端22aを回動自在に軸支する。可動プレート6a〜6dの昇降動作に連動してワーク誘導板22を回動させて誘導部23を開口部21から上昇動作および下降動作させることによって、投入されたワークWの一端Waが可動ブレード5aの上端面7aに載った際に、上昇するワーク誘導板22の誘導部23によってワークWをシュート3上に落下させて整列させる。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワーク供給装置に関し、特に柱状または筒状の多数のワークを整列して次工程に供給するワーク供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来のワーク供給装置として、例えば図9に概略斜視図で示すようなワーク供給装置51がある。このワーク供給装置51は、投入されたワークWを受けるシュート52の端末に、複数枚(ここでは2枚ずつ)の可動ブレード53a、53bおよび固定ブレード54a、54bを並列に交互に配列し、可動ブレード53a、53bをそれぞれの上端面55a、55bがシュート52から離れるに従って順次高くなるように階段状に連結し、固定ブレード54a、54bのそれぞれの上端面56a、56bがシュート52から離れるに従って順次高くなるように階段状に固定して、可動ブレード53a、53bを可動ブレード昇降駆動手段(図示せず)により繰り返し昇降動作させることにより、シュート52上のワークWを可動ブレード53a、53bおよび固定ブレード54a、54bの上端面55a、56a、55b、56bに順次載せ換えながら、最終段の固定ブレード54bの上端面56bを経てベルトコンベヤ58に整列して載せ換え、次工程へ供給するようにしたものがある(例えば特許文献1、特許文献2)。
【0003】
【特許文献1】
特開平2−110016号公報
【特許文献2】
特開平8−324759号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、例えば円柱状または円筒状のワークWをシュート52の幅方向に倒した状態で整列して供給する場合には、図9に示すようにワークWがシュート52上にシュート52の幅方向に沿って倒れた状態にあるので、そのままの状態で順次の上端面55a、56a、55b、56bを載り移って搬送されるが、ワークWがシュート52の傾斜方向に傾いて倒れた状態で供給された場合には、図10に示すように下降位置における初段の可動ブレード53aの上端面55a上にワークWの一端Waが載ることがある。ワークWの一端Waが可動ブレード53aの上端面55aに載ると、可動ブレード53aの上昇動作に伴って図11に示すようにその一端Waが押し上げられてワークWが起立し、続く可動ブレード53aの下降動作によって再び図10に示すように一端Waが可動ブレード53aの上端面55a上に載った状態でシュート52上に倒れ、この可動ブレード53aの繰り返される上昇および下降動作に伴ってワークWが図10に示す倒れた状態と図11に示す起立状態が繰り返されてシュート52から可動ブレード53aの上端面55aへの載り移りが妨げられ、順次の上端面55a、56a、55b、56bを載り移ってベルトコンベヤ58を介しての次工程への円滑な供給が妨げられ、作業に支障をきたすことが懸念される。
【0005】
これを回避するために、作業者がワークWをシュート52の幅方向に沿って延在するように整列した状態でシュート52上に投入する必要があり、ワーク投入作業が厄介になり作業者の作業負担が大きくなることが懸念される。
【0006】
従って、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、作業者の作業負担の軽減が得られると共に、柱状または筒状のワークを確実に整列して円滑に供給できるワーク供給装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する請求項1に記載のワーク供給装置の発明は、柱状あるいは筒状のワークを受けるシュートの端末に、複数枚の可動ブレードおよび固定ブレードを並列に交互に配列し、上記複数枚の固定ブレードを各々の上端面が上記シュートから離れるに従って順次高くなる階段状に固定して、上記複数枚の可動ブレートを可動ブレード昇降駆動手段により繰り返し昇降動作させることにより、上記シュート上のワークを上記可動ブレードおよび固定ブレードの上端面に順次載せ換えながら、最終段の固定ブレードの上端面を経て次工程に整列して供給するワーク供給装置において、上記シュートの端末近傍にほぼシュートの幅方向に沿って延在して開口する開口部と、上端縁に沿って形成された誘導部が上記開口部からシュート上に突出する作動位置と上記誘導部がシュートの上面より下方となる退避位置とに移動自在に支持され、かつ少なくとも作動位置において上記誘導部が傾斜するワーク誘導板と、上記可動プレートの上昇動作および下降動作に連動して上記ワーク誘導板を退避位置から作動位置および作動位置から退避位置に移動させるワーク誘導板昇降駆動手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項1の発明によると、シュート上に投入したワークの一端が初段の可動ブレードの上端面に載った状態でも、そのワークの他端側が可動ブレードと連動して上昇動作するワーク誘導板の傾斜する誘導部によって移動および回転されてワークを挙動して、初段の可動ブレードの上端面からワークの一端をシュート上に落下させてシュートの端末に整列した状態に倒すことができ、以降はその倒れた状態を維持しながら昇降動作する可動ブレードおよび固定ブレードによって安定した状態に整列して次工程に搬送して円滑に供給することができる。
【0009】
また、作業者がワークをシュートの幅方向に沿って延在するように整列した状態で投入する厄介な作業から開放され、作業者の作業負担が大きく軽減される。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1のワーク供給装置において、初段の上記可動ブレードとワーク誘導板との離間距離が、上記ワークの長さより小さいことを特徴とする。
【0011】
請求項2の発明によると、初段の可動ブレードとワーク誘導板との離間距離をワークの長さより小さく設定することによって、より確実にワーク誘導板によってワークに挙動を与え、より有効的にワークをシュートの端末に整列した状態に倒すことができる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2のワーク供給装置において、上記ワーク誘導板は、上記開口部の端部近傍の基端から開口部に沿って延設された直線状の上端縁に誘導部が形成され、上記開口部から上記誘導部がシュート上に突出する作動位置とシュートの上面より下方となる退避位置とに回動自在に上記基端近傍が上記開口部の端部近傍に軸支されたことを特徴とする。
【0013】
請求項3の発明によると、ワーク誘導板を、開口部の端部近傍の基端から開口部に沿って延設された直線状の上端縁に誘導部が形成し、開口部からシュート上に突出する作動位置と上記誘導部がシュートの上面より下方となる退避位置とに回動するように基端近傍を開口部の端部近傍に軸支する簡単な構成によって形成することができる。
【0014】
請求項4に記載の発明は、請求項1または2のワーク供給装置において、上記ワーク誘導板は、上記開口部に沿って延設された直線状で傾斜する上端縁に誘導部が形成され、上記開口部から上記誘導部がシュート上に突出する作動位置とシュートの上面より下方となる退避位置とにガイド部材によって昇降自在に支持されたことを特徴とする。
【0015】
請求項4の発明によると、ワーク誘導板をガイド部材によって作動位置と退避位置とに昇降自在に支持することによってワーク誘導板を安定した姿勢で昇降することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるワーク供給装置の実施の形態を図を参照して説明する。
【0017】
(第1実施の形態)
図1乃至図6を参照して本発明の第1実施の形態を説明する。図1はワーク供給装置の構成を示す正面図、図2は平面図、図3は一部を切り欠いて示す左側側面図であり、図4、図5、図6はそれぞれ動作を説明するための概略斜視図である。
【0018】
図1乃至図4に示すように、ワーク供給装置1には、左右の側板2a、2b間に、投入されるワークを受けるシュート3を設ける。シュート3は、図1の正面側から見て前下がりに傾斜して設けられ、その端末側にはそれぞれ複数枚(本実施の形態では4枚ずつ)の可動ブレード5a〜5dおよび固定ブレード6a〜6dを、可動ブレードおよび固定ブレードの順に交互に並列に配設する。
【0019】
可動プレート5a〜5dはそれぞれの上端面7a〜7dがシュート3から離れるに従って順次高くなるように、各下端部の左右を連結部材8a、8bに回動自在に連結して階段状に垂直に配列する。連結部材8a、8bは、連結軸9を介して連結し、この連結軸9と装置底板2cとの間に可動ブレード昇降駆動手段としての2個のエアシリンダ10a、10bを並列に連結して、エアシリンダ10a、10bの伸縮作動により可動プレート5a〜5dを所定の昇降周期で繰り返し一体に昇降動作させるようにする。
【0020】
固定ブレード6a〜6dは、それぞれの上端面11a〜11dが、シュート3から離れるに従って、可動ブレード5a〜5dの昇降移動量分、順次高くなる階段状に垂直に固定する。
【0021】
ここで、可動ブレード5a〜5dの上端面7a〜7dおよび固定ブレード6a〜6dの上端面11a〜11dは、シュート3とほぼ同じ角度で後段側が低くなる傾斜面として形成する。
【0022】
このようにして、可動ブレード5aについては、その下降位置において上端面7aが図3に示すようにシュート3とほぼ連続し、上昇位置においては上端面7aが後段の固定ブレード6aの上端面11aとほぼ連続するように構成する。他の可動ブレード5b、5c、5dについては、下降位置ではそれぞれの上端面7b、7c、7dが図3に示すように前段の固定ブレード6a、6b、6cの上端面11a、11b、11cとほぼ連続し、上昇位置ではそれぞれの上端面7b、7c、7dが後段の固定ブレード6b、6c、6dの上端面11b、11c、11dとほぼ連続するように構成する。
【0023】
また、最後段の固定ブレード6dの後段側には、その上端面11dと連続するように傾斜させたガイド板12を介してベルトコンベヤ13を並列に配設し、このベルトコンベヤ13をモータ14により回動させることにより、ベルトコンベヤ13上に供給されるワークを、既存のベルトコンベヤ15を介して次工程へ供給するようにする。
【0024】
シュート3の端末近傍に、ワーク整列装置20が設けられている。このワーク整列装置20について図1乃至図4を参照して説明する。
【0025】
シュート3の端末近傍に、そのシュート3の幅方向中央部近傍から一方の側板、本実施の形態では側板2aの近傍に亘って連続するスリット状の開口部21が開口する。この開口部21は中央側端部21aから側端側端部21bに移行するに従ってシュート3の端末側、すなわち可動ブレード5aに接近するように幅方向に対してシュート3の傾斜方向に傾斜する直線状に形成され、ワーク誘導板22が開口部21から上方に出没自在に設ける。
【0026】
ワーク誘導板22は、シュート3の端末、すなわち初段の可動ブレード5aからの離間距離LaがワークWの長さLbよりも小さい位置に配置され、その基端22aの近傍が支軸24を介在して開口部21の中央側端部21aの近傍でシュート3の下面に回動自在に支持され、この基端22aから開口部21に沿って延設された上縁によって直線状の誘導部23が形成されると共に、下縁22cが基端22aから離れるに従って次第に誘導部23から離反するほぼ3角形状乃至扇形状であって、ワーク誘導板22の先端下端部22dと装置底板2cとの間にワーク誘導板昇降駆動手段としてのエアシリンダ25を連結する。
【0027】
エアシリンダ25の伸張作動でワーク誘導板22が支軸24によって軸支された基端22aの近傍を中心として上方に回動、すなわち上昇動作して、誘導部23側がシュート3の開口部21から作動位置に突出する。この作動位置においては、誘導部23は、その先端23a側が基端23b側に対して上方となるようにスロープ状に傾斜する。一方、エアシリンダ25の収縮作動によってワーク誘導板22が作動位置から下方に回動、すなわち下降動作して誘導部23がシュート3の上面より下方となる退避位置となる。
【0028】
このエアシリンダ25の伸縮による退避位置から作動位置へのワーク誘導板22の上昇動作は、エアシリンダ10a、10bの伸張による可動プレート5a〜5dの上昇動作と連動し、作動位置から退避位置への下降動作は、エアシリンダ10a、10bの収縮作動による可動プレート5a〜5dの下降動作と連動して行われる。
【0029】
さらに、シュート3の上のワーク量を検出するため、側板2a、2bには透過型のワークセンサ28を構成する発光素子28aおよび受光素子28bを取り付け、このワークセンサ28の出力をシュート3へのワークWの投入制御に用いて、ワークセンサ28が所定時間連続してワークWを検出したときには、シュート3へのワーク投入を制限して、投入されるワークがシュート3上を転動するのに十分なスペースを確保するようにしている。
【0030】
本実施の形態において、シュート3上に円柱状または円筒状のワークWが投入されると、開口部21からワーク誘導板22がシュート3の上面より下方に位置した下方位置においてワークWがシュート3上を移動して、ワークWはシュート3の端末上に貯留され、繰り返されるエアシリンダ10a、10bの伸縮作動による可動ブレード5a〜5dの昇降動作により、順次の上端面7a、11a、7b、11b、7c、11c、7d、11dおよびガイド板12を経てベルトコンベヤ13に載り移って、ベルトコンベヤ15を経て次工程へ供給される。
【0031】
すなわち、図4に示すように、一つのワークWに着目すると、先ず可動ブレード5a〜5dの下降位置においてシュート3から初段の可動ブレード5aの上端面7aに載り移る。同様に、可動ブレード5a〜5dの上昇位置において可動ブレード5aの上端面7aから固定ブレード6aの上端面11aに載り移り、次に、可動ブレード5a〜5dの下降位置において固定ブレード6aの上端面11aから可動ブレード5bの上端面7bに載り移り、次に、可動ブレード5a〜5dの上昇位置において可動ブレード5bの上端面7bから固定ブレード6bの上端面11bに載り移り、次に、可動ブレード5a〜5dの下降位置において固定ブレード6bの上端面11bから可動ブレード5cの上端面7cに載り移り、次に、可動ブレード5a〜5dの上昇位置において可動ブレード5cの上端面7cから固定ブレード6cの上端面11cに載り移り、次に、可動ブレード5a〜5dの下降位置において固定ブレード6cの上端面11cから可動ブレード5dの上端面7dに載り移り、最後に、可動ブレード5a〜5dの上昇位置において可動ブレード5dの上端面7dから固定ブレード6dの上端面11dおよびガイド板12を経てベルトコンベヤ13に載り移って、次工程へ供給される。
【0032】
ここで、図5に示すようにワークWが、シュート3の傾斜方向に傾斜して倒れた状態でシュート3上に投入され、ワークWの一端Waが下降位置における可動ブレード5aの上端面7aに載ることがある。この一端Waが可動ブレード5aの上端面7aに載った状態では、可動ブレード5aとワーク誘導板22との離間距離LaがワークWの長さLbより小さく設定されることから、その他端Wb近傍がシュート3の開口部21上にほぼ位置している。この状態では、エアシリンダ10a、10bの伸張作動による可動ブレード5a〜5dの上昇動作に伴ってワークWの一端Waが押し上げられるが、これに連動してワーク整列装置20のエアシリンダ25の伸張作動によりワーク誘導板22が支軸24を中心に回動して退避位置から図6に示すように誘導部23が、シュート3の開口部21から突出してその先端23a側が基端23b側に対して上方となるように傾斜する作動位置に上昇動作する。
【0033】
このワーク誘導板22の突出によってワークWのシュート3側の他端Wb近傍が傾斜する誘導部23によって基端23b側に誘導および回動されて、挙動して可動ブレード5aの上端面7aから一端Waが転げ落ちるようにして、シュート3上に転倒してシュート3の端末上にシュート3の幅方向に横倒し状態に整列される。そして、シュート3の端末上に整列したワークWは、次の可動ブレード5a〜5dの下降位置において初段の可動ブレード5aの上端面7aに載り移り、上記同様に、繰り返される可動ブレード5a〜5dの昇降動作により、順次の上端面7a、11a、7b、11b、7c、11c、7d、11dおよびガイド板12を経てベルトコンベヤ13に載り移って次工程へ供給される。
【0034】
さらに、本実施の形態では、シュート3上のワーク量をワークセンサ28で検出して、シュート3上の貯留されるワーク量を制限し、これによりシュート3上に投入されるワークWを転動させるに十分なスペースを常に確保するようにしたので、ワークWの転動による整列がより確実にできる。また、初段の可動ブレード5aとワーク誘導板22の誘導部23との離間距離LaをワークWの長さLbより小さく設定することにより、確実にワーク誘導板22の上昇動作によってワークWに挙動を与え、有効的にワークWをシュート3の端末上に整列させることができる。
【0035】
従って、本実施の形態によれば、シュート3上に投入した柱状または筒状のワークWの一端Waが初段の可動ブレード5aの上端面7aに載った状態でも、ワークWの他端Wb側が可動ブレード5aの上昇動作と同期して上昇動作するワーク誘導板22の傾斜する誘導部23によってその基端23b側に誘導および挙動させて、可動ブレード5aの上端面7aから落下してシュート3の端末に整列した状態に倒すことができ、以降はその倒れた状態を維持しながら順次の上端面7a、11a、7b、11b、7c、11c、7d、11dおよびガイド板12を経てベルトコンベヤ13に供給できるので、ワークWがベルトコンベヤ13に載らずにワーク供給装置1から落下したりすることがなく、ワークWを常に安定した状態に整列して次工程に搬送して供給することができる。
【0036】
また、作業者がワークWをシュート3の幅方向に沿って延在するように整列した状態で投入する厄介な作業から開放され、作業者の作業負担が大きく軽減される。
【0037】
さらに、ワーク整列装置20がシュート3に回動自在に支持した3角形乃至扇形のワーク誘導板22およびワーク誘導板22を昇降させるエアシリンダ25等によって簡単に構成され、既存のワーク供給装置に容易に配設することもでき、製造コストを抑制することもできる。
【0038】
(第2実施の形態)
本発明の第2実施の形態を図7および図8を参照して説明する。なお、図7および図8において図1乃至図6と対応する部分には同一符号を付することで該部の詳細な説明を省略し、第1実施の形態と異なるワーク整列装置を主に説明する。図7は上記図5に対応する作動説明図であり、図8は図7のA矢視図である。
【0039】
ワーク整列装置30は、図7に示すようにシュート3の端末部近傍に、そのシュート3の幅方向に連続するスリット状の開口部31が開口すると共に、図8に示すように開口部31に対応して左右の側板2a、2bに対向して設けられた上下方向に延在するガイド31a、31bによってワーク誘導板32が上下移動自在に支持されている。このワーク誘導板32は、初段の可動ブレード5aとワーク誘導板32の誘導部33との離間距離がワークWの長さより小さく設定される。
【0040】
ワーク誘導板32は、両側がガイド31a、31bに上下移動自在に保持された板状であって、上縁に一端33aから他端33bに移行するに従って下降する直線状の誘導部33が形成され、かつワーク誘導板32の下端部と装置底板2cとの間にワーク誘導板昇降駆動手段としてのエアシリンダ35が連結されている。
【0041】
エアシリンダ35の伸張作動でワーク誘導板32がガイド31a、31bに沿って上昇動作して誘導部33が開口部31から突出してスロープ状に傾斜する作動位置と、エアシリンダ35の収縮作動によってワーク誘導板32が作動位置から下降動作して誘導部33がシュート3の上面より下方となる退避位置に移動する。このエアシリンダ35の伸縮による退避位置から作動位置への上昇動作は、エアシリンダ10a、10bの伸張による可動プレート5a〜5dの上昇動作と連動し、作動位置から退避位置への下降動作は、エアシリンダ10a、10bの収縮作動による可動プレート5a〜5dの下降動作と連動して行われる。
【0042】
本実施の形態において、シュート3上に円柱状または円筒状のワークWが投入されると、ワークWはシュート3の下部に貯留され、繰り返されるエアシリンダ10a、10bの伸縮による可動ブレード5a〜5dの昇降動作により、順次の上端面7a、11a、7b、11b、7c、11c、7d、11dおよびガイド板12を経てベルトコンベヤ13に載り移って、次工程へ供給される。
【0043】
ここで、ワークWが、シュート3の傾斜方向に傾斜して倒れた状態でシュート3上に投入され、ワークWの一端Waが下降位置における可動ブレード5aの上端面7aに載った状態では、ワークWは、その他端Wb近傍がシュート3の開口部31上に位置し、可動ブレード5a〜5dの上昇動作に伴ってワークWの一端Waが押し上げられるが、これに連動してワーク誘導板32が上昇動作して誘導部33がシュート3の開口部31から作動位置に突出する。
【0044】
このワーク誘導板32の突出によってワークWのシュート3側の他端Wb近傍が傾斜する誘導部33によって一端33a側から他端33b側に誘導され、かつ挙動して転げ落ちるように回転力が付与されワークWがシュート3上に転倒してシュート3の端末上にシュート3の幅方向に横倒し状態に整列される。そして、第1実施の形態と同様にシュート3の端末上に整列したワークWは、次の可動ブレード5a〜5dの下降位置において初段の可動ブレード5aの上端面7aに載り移り、上記同様に、繰り返される可動ブレード5a〜5dの昇降動作により、順次の上端面7a、11a、7b、11b、7c、11c、7d、11dおよびガイド板12を経てベルトコンベヤ13に載り移って次工程へ供給される。
【0045】
本実施の形態によると、第1実施の形態に加え、ワーク誘導板32の両側がガイド31a、31bに保持されることからワーク誘導板32の姿勢が安定した状態で昇降および下降させることができる。
【0046】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記第1実施の形態では、ワーク誘導板22を回動させてシュート3の幅方向のほぼ半分の範囲に亘って誘導部23を上昇および下降動作させるようにしたが、シュート3のほぼ全幅に亘る大きさのワーク誘導板を回動自在に設け、シュート3のほぼ全幅に亘ってワーク誘導板の誘導部を上昇および下降動作することもできる。また、上記各実施の形態では可動ブレードおよび固定ブレードをそれぞれ4枚配置したが、可動ブレードおよび固定ブレードの数は、それぞれ4枚に限らず、任意の複数枚とすることができる。さらに、上記実施の形態では円柱状または円筒状のワークの場合を例に説明したが断面6角形や8角形等の多角柱状や多角筒状のワークの整列供給にも適用できる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明した本発明によると、シュート上に投入されたワークを、交互に並列に配設した複数枚の可動ブレードおよび固定ブレードの上端面に順次載せ換えて整列して次工程に供給するワーク供給装置において、上端縁に沿って形成された誘導部が形成されたワーク誘導板を、可動プレートの上昇動作および下降動作に連動してワーク誘導板昇降および下降動作することによって、シュート上に投入したワークの一端が初段の可動ブレードの上端面に載った状態でも、ワークの他端側が可動ブレードと連動して上昇するワーク誘導板の傾斜する誘導部によって移動および回転付与してワークを挙動させて、可動ブレードの上端面からワークをシュート上に落下させてシュートの端末に整列した状態に倒すことができ、以降はその倒れた状態を維持しながら昇降動作する可動ブレードおよび固定ブレードによって安定した状態に整列して円滑に次工程に供給することができる。
【0048】
また、作業者がワークをシュートの幅方向に沿って延在するように整列した状態で投入する厄介な作業から開放され、作業者の作業負担が大きく軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態の概要を示すワーク供給装置の正面図である。
【図2】同じく、ワーク供給装置の平面図である。
【図3】同じく、一部を切り欠いて示すワーク供給装置の左側面図である。
【図4】同じく、ワーク供給装置の動作説明図である。
【図5】同じく、ワーク供給装置の動作説明図である。
【図6】同じく、ワーク供給装置の動作説明図である。
【図7】本発明の第2実施の形態の概要を示すワーク供給装置の動作説明図である。
【図8】同じく、図7のA矢視図である。
【図9】従来のワーク供給装置の概要説明図である。
【図10】同じく、ワーク供給装置の動作説明図である。
【図11】同じく、ワーク供給装置の動作説明図である。
【符号の説明】
1 ワーク供給装置
3 シュート
5a、5b、5c、5d 可動ブレード
6a、6b、6c、6d 固定ブレード
7a、7b、7c、7d 可動ブレードの上端面
10a、10b エアシリンダ(可動ブレード昇降駆動手段)
11a、11b、11c、11d 固定ブレードの上端面
13 ベルトコンベヤ
20 ワーク整列装置
21 開口部
22 ワーク誘導板
22a 基端
23 誘導部
24 支軸
25 エアシリンダ(ワーク誘導板昇降駆動手段)
30 ワーク整列装置
31a、31b ガイド
32 ワーク誘導板
33 誘導部
35 エアシリンダ(ワーク誘導板昇降駆動手段)

Claims (4)

  1. 柱状あるいは筒状のワークを受けるシュートの端末に、複数枚の可動ブレードおよび固定ブレードを並列に交互に配列し、上記複数枚の固定ブレードを各々の上端面が上記シュートから離れるに従って順次高くなる階段状に固定して、上記複数枚の可動ブレートを可動ブレード昇降駆動手段により繰り返し昇降動作させることにより、上記シュート上のワークを上記可動ブレードおよび固定ブレードの上端面に順次載せ換えながら、最終段の固定ブレードの上端面を経て次工程に整列して供給するワーク供給装置において、
    上記シュートの端末近傍にほぼシュートの幅方向に沿って延在して開口する開口部と、
    上端縁に沿って形成された誘導部が上記開口部からシュート上に突出する作動位置と上記誘導部がシュートの上面より下方となる退避位置とに移動自在に支持され、かつ少なくとも作動位置において上記誘導部が傾斜するワーク誘導板と、
    上記可動プレートの上昇動作および下降動作に連動して上記ワーク誘導板を退避位置から作動位置および作動位置から退避位置に移動させるワーク誘導板昇降駆動手段とを備えたことを特徴とするワーク供給装置。
  2. 初段の上記可動ブレードとワーク誘導板との離間距離が、上記ワークの長さより小さいことを特徴とする請求項1に記載のワーク供給装置。
  3. 上記ワーク誘導板は、上記開口部の端部近傍の基端から開口部に沿って延設された直線状の上端縁に誘導部が形成され、上記開口部から上記誘導部がシュート上に突出する作動位置とシュートの上面より下方となる退避位置とに回動自在に上記基端近傍が上記開口部の端部近傍に軸支されたことを特徴とする請求項1または2に記載のワーク供給装置。
  4. 上記ワーク誘導板は、上記開口部に沿って延設された直線状で傾斜する上端縁に誘導部が形成され、上記開口部から上記誘導部がシュート上に突出する作動位置とシュートの上面より下方となる退避位置とにガイド部材によって昇降自在に支持されたことを特徴とする請求項1または2に記載のワーク供給装置。
JP2002371827A 2002-12-24 2002-12-24 ワーク供給装置 Pending JP2004203515A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002371827A JP2004203515A (ja) 2002-12-24 2002-12-24 ワーク供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002371827A JP2004203515A (ja) 2002-12-24 2002-12-24 ワーク供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004203515A true JP2004203515A (ja) 2004-07-22

Family

ID=32810606

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002371827A Pending JP2004203515A (ja) 2002-12-24 2002-12-24 ワーク供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004203515A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100772741B1 (ko) 2006-03-07 2007-11-02 안석정 정렬공급장치용 투입기
CN102642713A (zh) * 2012-04-27 2012-08-22 江苏国新金属制品有限公司 一种管材棒材拨料装置
CN106002443A (zh) * 2016-07-12 2016-10-12 西安博大电炉有限公司 一种短节棒料上料机构
CN106241325A (zh) * 2016-10-09 2016-12-21 江苏中天华宇智能科技有限公司 全自动轻型圆柱类物料轴向水平放置状态的搬运移载系统
CN107624315A (zh) * 2017-11-14 2018-01-26 中国热带农业科学院农业机械研究所 一种用于双芽段甘蔗种植的阶梯式排种装置
CN106276192B (zh) * 2016-10-09 2018-06-01 江苏中天华宇智能科技有限公司 全自动轻型圆柱类物料轴向水平放置状态的搬运移载装置
CN111646079A (zh) * 2020-06-10 2020-09-11 合肥仁邦医疗机械有限公司 一种试管自动分层存放装置
CN116767804A (zh) * 2023-07-25 2023-09-19 南京明盛制冷科技有限公司 一种制冷铜管加工的管件自动排序装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100772741B1 (ko) 2006-03-07 2007-11-02 안석정 정렬공급장치용 투입기
CN102642713A (zh) * 2012-04-27 2012-08-22 江苏国新金属制品有限公司 一种管材棒材拨料装置
CN106002443A (zh) * 2016-07-12 2016-10-12 西安博大电炉有限公司 一种短节棒料上料机构
CN106241325A (zh) * 2016-10-09 2016-12-21 江苏中天华宇智能科技有限公司 全自动轻型圆柱类物料轴向水平放置状态的搬运移载系统
CN106276192B (zh) * 2016-10-09 2018-06-01 江苏中天华宇智能科技有限公司 全自动轻型圆柱类物料轴向水平放置状态的搬运移载装置
CN106241325B (zh) * 2016-10-09 2018-07-13 江苏中天华宇智能科技有限公司 全自动轻型圆柱类物料轴向水平放置状态的搬运移载系统
CN107624315A (zh) * 2017-11-14 2018-01-26 中国热带农业科学院农业机械研究所 一种用于双芽段甘蔗种植的阶梯式排种装置
CN111646079A (zh) * 2020-06-10 2020-09-11 合肥仁邦医疗机械有限公司 一种试管自动分层存放装置
CN111646079B (zh) * 2020-06-10 2021-08-31 苗秀明 一种试管自动分层存放装置
CN116767804A (zh) * 2023-07-25 2023-09-19 南京明盛制冷科技有限公司 一种制冷铜管加工的管件自动排序装置
CN116767804B (zh) * 2023-07-25 2024-01-16 南京明盛制冷科技有限公司 一种制冷铜管加工的管件自动排序装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109071120B (zh) 托板搬送装置
JP2004203515A (ja) ワーク供給装置
JP2008524090A (ja) シートの自動貯蔵及び搬出装置
JP2003292138A (ja) ワーク供給装置
US20150291373A1 (en) Workpieces stacking apparatus
JP2010188506A (ja) フィンスタック装置
JP3255207B2 (ja) 容器整列装置
JP5824939B2 (ja) 板状ワークの整列方法及び整列装置
JP5302040B2 (ja) 紙受け装置及び印刷機
JP2008297088A (ja) 棒材の個別送り装置
JPH1159884A (ja) 鉄筋搬送装置
JP3389759B2 (ja) 物品移載装置
JPH04112119A (ja) パーツフィーダ
JP2000211718A (ja) 切断パ―ツ搬出装置
JP2727911B2 (ja) パレット搬送装置
JP5064156B2 (ja) 物品搬送装置
JP2008156075A (ja) 給紙装置
JP4290201B2 (ja) 給紙方法およびその装置
JPH1159903A (ja) 板材の集積方法および装置
JP5160070B2 (ja) 遊技機本体ユニット投入システム
JPH101214A (ja) 製品搬送方法及び装置
JP2004059239A (ja) 鉄筋搬送装置
JP7015994B2 (ja) 基板搬送装置
JP2942245B1 (ja) 丸棒材供給装置
JP3691232B2 (ja) 農産物の移送供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20050425

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20070724

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070726

A02 Decision of refusal

Effective date: 20071120

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02