JPH1159884A - 鉄筋搬送装置 - Google Patents

鉄筋搬送装置

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JPH1159884A
JPH1159884A JP22136297A JP22136297A JPH1159884A JP H1159884 A JPH1159884 A JP H1159884A JP 22136297 A JP22136297 A JP 22136297A JP 22136297 A JP22136297 A JP 22136297A JP H1159884 A JPH1159884 A JP H1159884A
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Akimitsu Hatsuda
明光 初田
Noriaki Ekago
憲明 江籠
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Toyo Kensetsu Kohki Co Ltd
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Toyo Kensetsu Kohki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送方向両側部に側壁部8aを備え、長手方
向に載置した加工前の鉄筋1を鉄筋加工装置15へ送り
出す鉄筋搬送手段8に沿わせて複数本載置自在な載置部
3に載置された複数本の加工前の鉄筋1の所定本数を、
傾斜案内路5に沿って鉄筋搬送手段8の側方から下降供
給自在な鉄筋供給手段4と、鉄筋1の傾斜案内路5から
の供給を制御可能な供給制御手段6とを備える鉄筋搬送
装置から鉄筋1を重なり合うことなく鉄筋加工装置15
に供給する。 【解決手段】 上端面11を傾斜案内路5に連続する可
動案内路12に形成自在な案内部材9を、鉄筋搬送手段
8の搬送方向に間隔を設けて複数配置するとともに昇降
可能に設け、上昇位置において上端面11が可動案内路
12を形成し、且つ下降位置において上端面11が鉄筋
搬送手段8の搬送路よりも低くなるように、案内部材9
を昇降駆動自在な昇降駆動機構13を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄筋加工装置に鉄
筋を供給する鉄筋搬送装置に関し、詳しくは、加工前の
鉄筋を載置した状態で、その長手方向に鉄筋加工装置へ
送り出し駆動自在な、搬送方向両側部に側壁部を備える
鉄筋搬送手段と、前記鉄筋を前記鉄筋搬送手段に沿わせ
て複数本載置自在な載置部と、前記載置部に載置された
複数本の鉄筋のうちから所定本数を、傾斜案内路に沿っ
て前記鉄筋搬送手段に側方から下降供給自在な鉄筋供給
手段と、前記鉄筋の前記傾斜案内路からの供給の発停を
制御可能な供給制御手段とを備える鉄筋搬送装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記従来の鉄筋搬送装置においては、鉄
筋を鉄筋供給手段の傾斜案内路に沿って横方向に下降さ
せて、搬送手段の搬送方向両側部に立設された両側壁部
の間に、前記搬送手段としての例えばローラコンベヤ上
に側方から落とし込んで、前記搬送装置上を、搬送方向
を転向して前記鉄筋の長手方向に搬送して鉄筋加工装置
に供給するように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成の鉄筋搬
送装置においては、傾斜案内路は側壁部の高さより高い
位置から搬送手段のうえに鉄筋を落下させる結果、前記
搬送手段上に供給される鉄筋が前記搬送手段上で無秩序
に積み重なることがあり、そのまま鉄筋加工装置に供給
すると、鉄筋の加工が困難になり、例えば鉄筋切断装置
に供給する場合には、刃物の間に積み重なった鉄筋が入
れなくなり、或いは切断に際して先端が曲がったり、さ
らに、寸法揃えのために配置されている突き当て板を積
み重なった上方の鉄筋が乗り越えて、切断寸法が不揃い
になることがあり、また、斜めに供給された結果、切り
口が傾くために鉄筋の接続に支障を来すというような問
題を有していた。また、例えば同時に複数本の鉄筋を曲
げ加工する曲げ加工装置に供給する場合にも、前記突き
当て板を乗り越える鉄筋の曲げ加工位置が所定位置から
ずれたり、曲げ角度が所定角度にならなかったり、曲げ
加工具の位置で重なっているために曲げ加工が出来なく
なったりするという問題を有していた。
【0004】そこで、本発明の鉄筋搬送装置の目的とす
るところは、鉄筋を重なり合うことなく鉄筋加工装置に
供給することを可能にする鉄筋搬送装置を提供する点に
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔本発明の特徴構成〕請求項1に係わる本発明の鉄筋搬
送装置の特徴構成は、上端面を傾斜案内路に連続する可
動案内路に形成自在な案内部材を、鉄筋搬送手段の搬送
方向に間隔を設けて複数配置するとともに昇降可能に設
け、上昇位置において前記上端面が前記可動案内路を形
成し、且つ、下降位置において前記上端面が前記鉄筋搬
送手段の搬送路よりも低くなるように、前記案内部材を
昇降駆動自在な昇降駆動機構を設けた点にある。
【0006】請求項2に係わる本発明の鉄筋搬送装置の
特徴構成は、上記請求項1に係わる特徴構成の鉄筋搬送
装置における案内部材を、上端面が傾斜案内路に連続す
る傾斜路を形成するように構成してある点にある。
【0007】請求項3に係わる本発明の鉄筋搬送装置の
特徴構成は、上記請求項2に係わる特徴構成の鉄筋搬送
装置における上端面を前記傾斜案内路よりも斜度を小さ
くして形成してある点にある。
【0008】さらに請求項4に係わる本発明の鉄筋搬送
装置の特徴構成は、上記請求項1〜3の何れか1項に係
わる特徴構成の鉄筋搬送装置における案内部材を、夫々
前記鉄筋搬送手段の幅方向に沿って配置され、且つ、上
端面を上下平行移動可能に備える板状体で形成してある
点にある。
【0009】また、請求項5に係わる本発明の鉄筋搬送
装置の特徴構成は、上記請求項1〜4の何れか1項に係
わる特徴構成の鉄筋搬送装置における案内部材の中間部
上端面を、傾斜案内路に連続する一端部側上端面と他端
部側上端面とに外接する平面に対して低く形成してある
点にある。
【0010】〔特徴構成の作用及び効果〕上記請求項1
記載の発明に係わる鉄筋搬送装置の特徴構成によれば、
加工装置に供給される鉄筋の積み重なりを防止できるよ
うになる。つまり、上端面を傾斜案内路に連続する可動
案内路に形成自在な案内部材を昇降可能に設け、上昇位
置において前記上端面が可動案内路を形成するようにし
てあるから、前記傾斜案内路に沿って下降供給される鉄
筋は、載置部から前記傾斜案内路に所定本数移される際
に重なり合うことがないようにしておけば、前記傾斜案
内路と前記可動案内路とは連続しており、それら間に落
差がないから、積み重ならない状態のまま前記可動案内
路に下降する。ここで、下降位置において前記上端面が
前記鉄筋搬送手段の搬送路よりも低くなるように、前記
案内部材を昇降駆動自在な昇降駆動機構を設けてあるか
ら、全ての鉄筋が前記上端面上に積み重なり合うことの
ない状態で、前記案内部材を下降させれば、そのままの
状態を維持しながら搬送路上に載置されるようになる。
従って、鉄筋を積み重なることなく加工装置に供給する
ことが可能になる。
【0011】これに加えて上記請求項2記載の発明に係
わる鉄筋搬送装置の特徴構成によれば、上記請求項1記
載の発明に係わる特徴構成の作用効果に加えて、案内部
材上に円滑に鉄筋が供給されるようになる。つまり、前
記案内部材の上端面が傾斜案内路に連続する傾斜路を形
成するから、前記傾斜案内路に沿って下降供給される鉄
筋が、そのまま前記上端面に沿って下降するようにな
る。
【0012】さらに、上記請求項3記載の発明に係わる
鉄筋搬送装置の特徴構成によれば、上記請求項2記載の
発明に係わる特徴構成の作用効果における鉄筋の積み重
なり防止がより確実になる。つまり、案内部材の上端面
を傾斜案内路よりも斜度を小さくして形成してあるか
ら、前記傾斜案内路から前記上端面に下降供給される鉄
筋の下降速度が前記案内部材上で抑制される結果、下降
端部側で停止する鉄筋に対して後続の鉄筋が強く当たる
ことを抑制して、供給される鉄筋が跳ねることを防止で
きるから、前記下降端部側で鉄筋が積み重なることを防
止できるようになる。
【0013】また、上記請求項4記載の発明に係わる鉄
筋搬送装置の特徴構成によれば、上記請求項1〜3の何
れか1項に係わる特徴構成の作用効果に加えて、従来の
鉄筋搬送装置にも簡単に傾斜案内路を設けることが可能
で、しかも、搬送される鉄筋の移動が円滑になる。つま
り、鉄筋搬送手段の幅方向に沿って配置された案内部材
を、上端面を上下平行移動可能に備える板状体で形成す
ることで、前記鉄筋搬送手段の搬送方向の間隔内に配置
できるから、前記鉄筋搬送手段を特に改造しなくても前
記案内部材を設けることが可能になる。しかも、前記搬
送方向の間隔内に配置すれば、前記案内部材の昇降動作
は、前記鉄筋搬送手段の搬送動作と直接関わらせること
を必要としない。例えば、前記鉄筋搬送手段の搬送動作
中に前記案内部材を下降させれば、鉄筋はそのまま前記
鉄筋搬送手段の搬送に移行して、鉄筋加工装置に向けて
搬送されるようになる。
【0014】そして、上記請求項5記載の発明に係わる
鉄筋搬送装置の特徴構成によれば、上記請求項1〜4の
何れか1項に係わる特徴構成の作用効果に加えて、鉄筋
搬送部の幅方向に鉄筋を供給する位置を制御可能にな
る。つまり、案内部材の上端面の中間部を、傾斜案内路
に連続する一端部側と他端部側とに外接する平面に対し
て低く形成してあるから、前記他端部側で、前記傾斜案
内路に沿って下降してきた鉄筋の転動速度を減殺するこ
とが可能になる。殊に、前記他端部側の上端面の勾配を
前記一端部に対して逆勾配にしてあれば、前記他端部側
に供給される鉄筋が偏ることを防止でき、前記一端部側
に偏らせて鉄筋搬送部に供給することも可能となる。さ
らに、前記案内部材を下降させるに際して、下降位置に
至る前に前記他端部側の傾斜が前記傾斜案内路の傾斜に
対して逆方向に傾斜するように構成すれば、前記傾斜案
内路側に寄せて鉄筋を前記鉄筋搬送部に供給できるよう
になる。
【0015】従って、傾斜案内路から案内部材の上端面
を経て鉄筋搬送手段に、鉄筋を互いに積み重なり合うこ
とのない状態で供給することが可能になる。
【0016】その結果、重なり合うこと無く鉄筋を鉄筋
加工装置に供給することが可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る鉄筋搬送装置
について、鉄筋切断設備に備える例について図面を参照
しながら説明する。図1は本発明の鉄筋搬送装置を鉄筋
切断装置に向けて見た要部側面図であり、図2は鉄筋切
断設備の正面図であり、図3は前記鉄筋切断設備の平面
図である。
【0018】鉄筋切断設備は、複数の長尺の切断加工前
のネジ鉄筋(鉄筋の一例であり、以下単に素鉄筋とい
う)1を所定の長さに切断して、複数の鉄筋1Aに切り
揃えて回収自在な鉄筋切断装置(鉄筋加工装置の一例、
以下単に切断装置という)15と、前記素鉄筋1を複数
本収容して、所定本数づつ前記鉄筋切断装置15に供給
自在な鉄筋供給装置(本発明に係わる鉄筋搬送装置の一
例であり、以下単に供給装置という)2と、前記供給装
置2から前記切断装置15に供給された素鉄筋1を支持
し、且つ、前記切断装置15によって切断された鉄筋1
Aを収容する収容装置16とを連設して構成してある。
尚、前記素鉄筋1は、外周部に雄ネジを形成してあり、
一対の鉄筋1の突き合わせ端部同士を、内周部に雌ネジ
を形成してあるカプラを外嵌螺合して接続することがで
きるものである。
【0019】前記切断装置15は、装置本体に固定した
下刃と、前記下刃に対して上下に近接離間駆動操作自在
な上刃とを備えており、供給された素鉄筋1の先端を同
時に位置決めする位置決め機構としての、前記収容装置
16に備える突き当て板18に先端を接当して所定位置
に供給された前記素鉄筋1を、前記下刃と前記上刃とか
らなる切断刃の間に噛み込んで切断するように構成され
ている。
【0020】前記収容装置16は、前記供給装置2から
前記切断装置15へ送り出された素鉄筋1の先端部から
所定長さ分だけ引取り駆動自在な、前記各装置2,1
5,16の連設方向に引き取るように設けられたコンベ
ヤ装置17を備えており、前記切断装置15によって切
断された所定長さの鉄筋1Aを前記コンベヤ装置17の
両側部に沿う状態に複数本収容自在な収容部19を、前
記コンベヤ装置17の両側部に各別に連設して構成して
ある。尚、前記所定長さ分の鉄筋引き取りについては、
前記コンベヤ装置17の所定位置に出退自在に構成され
た前記突き当て板18を設けてあり、この突き当て板1
8に搬送されてくる素鉄筋1の先端が突き当たることで
移動が阻止され、所定長さ分のみの引き取りが可能とな
るように構成されている。
【0021】前記供給装置(つまり、鉄筋搬送装置)2
には、素鉄筋1を載置した状態で、その長手方向に前記
加工装置15へ送り出し駆動自在な、搬送方向両側部に
側壁部8aを備え、チェーンスプロケット機構により駆
動されるローラコンベヤ(鉄筋搬送手段8の一例)8A
を設けて、前記素鉄筋1を前記ローラコンベヤ8Aに沿
わせて複数本載置自在な載置部3と、前記載置部3に載
置された複数本の素鉄筋1のうちから所定本数を、傾斜
案内路5に沿って前記鉄筋搬送手段8に側方から下降供
給自在な鉄筋供給手段4と、前記素鉄筋1の前記傾斜案
内路5からの供給の発停を制御可能に鉤状に形成され、
係止位置から係止開放位置へ下方に向けて揺動駆動可能
に構成されたストッパ(供給制御手段6の一例)6Aと
を、夫々前記ローラコンベヤ8Aの両側部に沿って設け
てある。この構成により、異なるサイズの素鉄筋1を分
別して供給できるようにしてある。
【0022】前記載置部3には、夫々前記素鉄筋1を載
置した状態で前記ローラコンベヤ8Aの幅方向に沿って
移動駆動自在に形成されたチェーンコンベヤ(鉄筋供給
手段4の一例)4Aを備えており、前記載置部3に載置
された複数本の素鉄筋1のうちから所定本数を前記傾斜
案内路5に向けて平行移動できるように構成されてい
る。前記チェーンコンベヤ4Aにより前記傾斜案内路5
に移送された素鉄筋1は、前記傾斜案内路5の傾斜に沿
って自重で前記係止位置に停止している前記ストッパ6
Aにその下降を阻止されるまで前記ローラコンベヤ8A
に向けて下降する。前記ストッパ6Aは、下方に備える
空気圧駆動のシリンダ機構6aによって上下揺動駆動さ
れるように構成されている。
【0023】前記ローラコンベヤ8Aの搬送方向に間隔
を設けて、上端面11を上下平行移動可能に備える複数
の板状体(案内部材9の一例)10を2組、夫々間隔を
設けて配置して、夫々昇降可能に前記ローラコンベヤ8
Aの幅方向に沿って設けてあり、前記板状体10の上端
面11を、前記傾斜案内路5に連続する可動案内路12
を形成可能に形成してある(図4参照)。さらに、図4
及び図5に示すように、前記板状体10を昇降駆動自在
な、空気圧駆動のシリンダ機構(昇降駆動機構13の一
例)14を夫々に設けて、前記シリンダ機構14の上昇
位置において前記複数の板状体10の上端面11が前記
可動案内路12を形成し、且つ、下降位置において前記
上端面11が前記ローラコンベヤ8A上の搬送路よりも
低くなるように構成してある。前記ローラコンベヤ8A
への供給の発停を制御するために前記ストッパ6Aに下
降を阻止されていた素鉄筋1は(図6(イ)参照)、前
記ストッパ6Aが前記係止開放位置へ向けて揺動すれ
ば、下降を再開して、前記板状体10の上端面11に沿
って、前記ローラコンベヤ8A上方の、前記ローラコン
ベヤ8Aの両側部に備える側壁部8aの間の位置まで移
動する(図6(ロ)参照)。ここで前記シリンダ機構1
4の下降駆動によって前記板状体10が、前記上端面1
1が前記ローラコンベヤ8Aの搬送路よりも低くなる位
置にまで下降すれば、前記素鉄筋1は前記ローラコンベ
ヤ8A上に移載される(図6(ハ)参照)。
【0024】前記板状体10は、上述のように第一板状
体10Aと第二板状体10Bの2組に分けて、搬送方向
に隣接して設けてあり、夫々の上端面11は、例えば前
記第一板状体10Aについては前記ローラコンベヤ8A
に沿う一方の傾斜案内路5側の端部側を前記一方の傾斜
案内路5に連続する、前記一方の傾斜案内路5よりも勾
配を小さくした傾斜路としての前記可動案内路12を形
成するように傾斜して形成し、前記第二板状体10Bに
ついては前記ローラコンベヤ8Aに沿う他方の傾斜案内
路5側の端部側を前記他方の傾斜案内路5に連続する、
前記他方の傾斜案内路5よりも勾配を小さくした傾斜路
としての前記可動案内路12を形成するように傾斜して
形成してある。このように、夫々の上端面11を形成し
てあるから、前記傾斜案内路5から転動しながら供給さ
れる素鉄筋1の移動を制動でき、前記素鉄筋1が前記他
端部側の前記ローラコンベヤ8Aの側壁部8aに急速に
衝突して、その弾みで前記素鉄筋1が重なり合うように
なることを防止して並置できる。
【0025】以上のように構成した鉄筋切断設備におけ
る前記供給装置2からの前記切断装置15への素鉄筋1
の供給(一例として前記一方の載置部3から供給される
素鉄筋1の供給)について説明すれば(図6参照)、加
工すべき複数本の素鉄筋1は、先ず前記供給装置2の載
置部3上に一旦貯留される。その中から所定本数の素鉄
筋1がチェーンコンベヤ4Aによって前記第一板状体1
0Aの上端面11で形成される傾斜案内路5に向けて横
方向に移動供給される。前記傾斜案内路5に送り出され
た素鉄筋1は、その傾斜に沿って、自重により下降する
ことになる。前記素鉄筋1の下降は、係止位置に一時固
定されているストッパ6Aによって停められる。この状
態では前記素鉄筋1は前記傾斜案内路5上で積み重なる
ことなく並置されて、ローラコンベヤ8Aへの供給を待
っている(図6(イ)参照)。
【0026】先に供給された前記ローラコンベヤ8A上
の素鉄筋1が鉄筋切断装置15に供給される際に、搬送
される前記素鉄筋1の先端部は、前記鉄筋切断装置15
の切断刃の間を通過して、それから所定長さの位置に位
置させてある収容装置16の突き当て板18に接当し、
それ以上の移動を阻止されて停止し、前記素鉄筋1が先
端部を位置揃えして並列した状態で切断され、所定長さ
の複数本の鉄筋1Aが形成される。前記所定長さに切断
された鉄筋1Aは、収容部19に移送され、残りの素鉄
筋1は、さらに所定長さに切り揃えて鉄筋1Aとして前
記収容部19に移送され、或いは、残材として排出され
る場合とがある。
【0027】一方、前記ローラコンベヤ8A上の素鉄筋
1の全てが前記鉄筋切断装置15に供給されると、第一
板状体10Aを昇降駆動するシリンダ機構14が前進し
て、可動案内路12を前記傾斜案内路5に連続する上昇
端に迄上昇させ、前記ストッパ6Aを下方に揺動して、
前記傾斜案内路5上に並置されて待機していた前記所定
本数の素鉄筋1を、その状態を維持したまま前記可動案
内路12上に送り込む(図6(ロ)参照)。そこで、前
記鉄筋切断装置15に先に供給した前記所定本数の素鉄
筋1の切断加工が終了すると、前記シリンダ機構14が
後退して前記可動案内路12は前記ローラコンベヤ8A
上の搬送路よりも低い位置にまで下降する(図6(ハ)
参照)。前記ローラコンベヤ8Aの上面の搬送路上に載
置されるようになった素鉄筋1は、前記鉄筋切断装置1
5に向けて搬送される。
【0028】〔別実施形態〕 〈1〉上記実施の形態においては、板状体10を、第一
板状体10Aと第二板状体10Bの2組に分けて設けて
ある例について説明したが、鉄筋搬送手段8に沿って単
一の載置部3を設けてある場合には、前記板状体10は
1組でよい。
【0029】〈2〉上記実施の形態においては、可動案
内路12を傾斜案内路5側の端部から全体を傾斜路とし
てあり(つまり、案内部材9の上端面11を平面に形成
してあり)、さらに、前記可動案内路12の全体を前記
傾斜案内路5よりも斜度を小さくして形成してある例に
ついて説明したが、前記可動案内路12は、例えば図7
に示すように、前記板状体10を、夫々の上端面11
が、例えば前記傾斜案内路5側の一端部側部分は、前記
傾斜案内路5に連続した傾斜路としての前記可動案内路
12を形成するように傾斜して形成し、他端部側部分は
前記傾斜路に連続する水平路を形成するように、前記ロ
ーラコンベヤ8Aの幅方向に沿って上方に向けた凹面路
を構成するように形成して(つまり、前記案内部材9の
中間部上端面11cを、前記傾斜案内路5に連続する一
端側上端面11aと他端側上端面11bとに外接する平
面に対して低く形成して)あれば、太い径の素鉄筋1を
前記傾斜案内路5から下降供給する場合に、重量があり
慣性の大きい前記太い径の素鉄筋1の移動を制動できる
から、前記素鉄筋1が前記他端部側の前記ローラコンベ
ヤ8Aの側壁部8aに急速に衝突して、その弾みで前記
素鉄筋1が重なり合うようになることを防止して並置で
きるようになる。また、前記可動案内路12の全体を水
平路に形成してあってもよく、下降供給される素鉄筋1
の前記可動案内路12に沿う移動に対してさらに制動効
果をもたらすようになる。
【0030】〈3〉上記実施の形態においては、所定本
数の素鉄筋1をストッパ6Aを備える傾斜案内路5から
自重で鉄筋搬送手段8に下降供給する例について説明し
たが、供給制御手段6として、前記ストッパ6Aを設け
る代わりに、前記傾斜案内路5に沿って所定本数の素鉄
筋1を下降移動停止自在なさせる制御供給機構を設け
て、前記載置部3からは、鉄筋供給手段4に同期して駆
動を開始し、所定本数の前記素鉄筋1を受け入れるに伴
って停止し、前記鉄筋搬送手段8に対しては別途のタイ
ミングで起動して素鉄筋1を供給するように構成してあ
ってもよい。また、前記鉄筋搬送手段8の側壁部8aを
上下移動駆動可能に形成して、素鉄筋1の供給される一
方の側の側壁部8aを上昇させ、前記側壁部8aの外面
を前記ストッパ6Aの代わりとして機能させるように構
成してあってもよい。
【0031】〈4〉上記実施の形態においては、案内部
材9を上下平行移動可能に設けた板状体10で構成した
例について説明したが、例えば図8に示すように、前記
各案内部材9を、夫々前記鉄筋搬送手段8の幅方向両端
部で枢支部9aを備えるように形成して、前記昇降駆動
機構13を、前記各案内部材9の一端部側の枢支部9a
を枢着する第一昇降駆動機構13Aと、他端部側の枢支
部9aを枢着する第二昇降駆動機構13Bとで個別に枢
支して異なる位置に昇降駆動可能に構成してもよい。こ
のように構成すれば、前記各案内部材9の上端面11で
形成する可動案内路12を、任意の傾斜に変化させるこ
とが可能で、装置の改造なしに上述した種々の形態に変
化させることが可能となる。例えば、案内部材9を、昇
降駆動の形態を異ならせた第一案内部材9Aと第二案内
部材9Bとで構成して、前記第一案内部材9Aを上記傾
斜路を形成するように上昇駆動し、前記第二案内部材9
Bを上記水平路を形成するように上昇駆動して、前記前
記第一案内部材9Aの形成した傾斜路の中間部に前記水
平路を位置させれば、案内部材9の中間部上端面11c
を、傾斜案内路5に連続する一端側上端面11aと他端
側上端面11bとに外接する平面に対して低く形成した
可動案内路12を形成することが可能であり、また、前
記第一案内部材9Aと前記第二案内部材9Bとを共に水
平路を形成するように上昇駆動して、素鉄筋1を前記水
平路に形成した可動案内路12上に受け入れた後に、前
記第一案内部材9A又は前記第二案内部材9Bの何れか
一方を、傾斜案内路5に対向する他端側の第二昇降駆動
機構13Bを上昇させて、前記傾斜案内路5に対して逆
勾配を形成するようにすれば、受け入れた素鉄筋1を前
記傾斜案内路5側に片寄せた状態で搬送路上に載置する
ことが可能になる(図9参照)。
【0032】〈5〉上記実施の形態においては、鉄筋搬
送手段8としてローラコンベヤ8Aを備える鉄筋搬送手
段について説明したが、前記鉄筋搬送手段8としては他
の搬送手段も採用可能で、ベルトコンベヤの他、ウォー
キングビーム式搬送設備も採用可能である。要するに前
記鉄筋搬送手段8に、その搬送路の上下に移動可能な可
動案内路12を形成する案内部材9を設置できるもので
あればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鉄筋搬送装置を備える鉄筋切断設備の
要部側面図
【図2】図1の鉄筋切断設備の正面図
【図3】図1の鉄筋切断設備の平面図
【図4】案内部材の一例を説明する要部正面図
【図5】図4に示した案内部材の一部切欠き要部側面図
【図6】図4に示した案内部材の作用説明図
【図7】案内部材の他の例を説明する要部正面図
【図8】案内部材の他の例を説明する要部正面図
【図9】図8に示した案内部材の作用説明図
【符号の説明】
1 鉄筋 3 載置部 4 鉄筋供給手段 5 傾斜案内路 6 供給制御手段 8 鉄筋搬送手段 8a 鉄筋搬送手段の側壁部 9 案内部材 10 板状体 11 板状体の上端面 11a 板状体の一端側上端面 11b 板状体の他端側上端面 11c 板状体の中間部上端面 12 可動案内路 13 昇降駆動機構 15 鉄筋加工装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工前の鉄筋を載置した状態で、その長
    手方向に鉄筋加工装置へ送り出し駆動自在な、搬送方向
    両側部に側壁部を備える鉄筋搬送手段と、前記鉄筋を前
    記鉄筋搬送手段に沿わせて複数本載置自在な載置部と、
    前記載置部に載置された複数本の鉄筋のうちから所定本
    数を、傾斜案内路に沿って前記鉄筋搬送手段に側方から
    下降供給自在な鉄筋供給手段と、前記鉄筋の前記傾斜案
    内路からの供給の発停を制御可能な供給制御手段とを備
    える鉄筋搬送装置であって、 上端面を前記傾斜案内路に連続する可動案内路に形成自
    在な案内部材を、前記鉄筋搬送手段の搬送方向に間隔を
    設けて複数配置するとともに昇降可能に設け、 上昇位置において前記上端面が前記可動案内路を形成
    し、且つ、下降位置において前記上端面が前記鉄筋搬送
    手段の搬送路よりも低くなるように、前記案内部材を昇
    降駆動自在な昇降駆動機構を設けた鉄筋搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記案内部材を、上端面が前記傾斜案内
    路に連続する傾斜路を形成するように構成してある請求
    項1記載の鉄筋搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記上端面を前記傾斜案内路よりも斜度
    を小さくして形成してある請求項2記載の鉄筋搬送装
    置。
  4. 【請求項4】 前記案内部材を、夫々前記鉄筋搬送手段
    の幅方向に沿って配置され、且つ、上端面を上下平行移
    動可能に備える板状体で形成してある請求項1〜3の何
    れか1項に記載の鉄筋搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記上端面の中間部上端面を、前記傾斜
    案内路に連続する一端側上端面と他端側上端面とに外接
    する平面に対して低く形成してある請求項1〜4の何れ
    か1項に記載の鉄筋搬送装置。
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