JP2004190899A - Ihクッキングヒータ用レンジフード - Google Patents
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Abstract
【課題】整流蓋の裏面側にヒーターを設けることにより、簡単且つ確実に整流蓋に付着する水蒸気を過熱除去することのできる平坦で外観の良好なIHクッキングヒータ用レンジフードを提供するものである。
【解決手段】このIHクッキングヒータ用レンジフードAは、平面タイプのIHクッキングヒータ用レンジフード本体1に吸気口本体2を配設し、該IHクッキングヒータ用レンジフード本体1に吸気口本体2の位置に合致する開口部3を設けた着脱自在の整流蓋4を形成するとともにこの整流蓋4の裏面側5に水分除去用ヒータ6を設けたものである。
【選択図】 図2
【解決手段】このIHクッキングヒータ用レンジフードAは、平面タイプのIHクッキングヒータ用レンジフード本体1に吸気口本体2を配設し、該IHクッキングヒータ用レンジフード本体1に吸気口本体2の位置に合致する開口部3を設けた着脱自在の整流蓋4を形成するとともにこの整流蓋4の裏面側5に水分除去用ヒータ6を設けたものである。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、システムキッチン等にIHクッキングヒータ(電磁誘導加熱調理器)を用いて、このIHクッキングヒータの上に取付けられるIHクッキングヒータ用レンジフードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からシステムキッチン等にガスバーナ式の加熱方式がとられるものが多かったが、最近では調理場の汚れの少ないIHクッキングヒータ(電磁誘導加熱調理器)を用いるものが増加しつつある。その中でIHクッキングヒータを用いたた場合に調理で発生する水蒸気は、IHクッキングヒータの上方に位置するレンジフードに付着し結露が発生し易いという問題があった。そこで、下方を開放したフード体に、湯気付着手段を設け、この湯気付着手段は、調理で発生する湯気を付着させるとともに滴下させることなく下方に案内する傾斜面状とし、この湯気付着手段に受水手段を連絡するタイプのIHクッキングヒータ用レンジフードが知られている。(例えば、特許文献1参照)
【0003】
さらに、下側を吸込側とするフード体内に屋外への送風機を設け、調理で発生する湯気を含む調理臭をフードに導く誘導用空気流を生成させ、この誘導用空気流の生成手段としてフード内に設置する送風機からの排気の一部をヒータで加温し、温風によりフード内の結露を防止するタイプのIHクッキングヒータ用レンジフードが知られている。(例えば、特許文献2参照)
【0004】
【特許文献1】
特開2002−130761号公報(第1−3頁、図1〜図4)
【0005】
【特許文献2】
特開2002−168496号公報(第1−3頁、図1〜図4、図7)
【0006】
このように、特許文献1のものでは、湯気を自然付着させ、この湯気を受水手段に導き排水するようにしたものであるから、確実に湯気が捕れにくいものであった。そして、受水口までの設計上、傾斜面が必要となり、天井スペースが少なくなり、外観の制約を受けるものであった。又、特許文献2のものでは、温風によりフード内の結露を防止するタイプのものであるので、温風の温度変化に対応しにくく結露を確実に防止することができにくいものである。
【0007】
また、図7に示したように、IHクッキングヒータを用いて調理すると、上方に位置するレンジフード30の整流板31の表面32に水蒸気が付着してコンロ上に落下したりするという問題があった。
【0008】
そのために、図7に示した整流板31を曲面状の整流板33を形成することで、壁面側に水蒸気が伝って落ちてくるが、余分な水分溜め容器34が必要となり、容器34の取付けや取外しが面倒なものであった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題点の解決を目的とするものであり、整流蓋の裏面側にヒーターを設けることにより、簡単且つ確実に整流蓋に付着する水蒸気を過熱除去することのできる平坦で外観の良好なIHクッキングヒータ用レンジフードを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載のIHクッキングヒータ用レンジフードは、平面タイプのIHクッキングヒータ用レンジフード本体に吸気口本体を配設し、該IHクッキングヒータ用レンジフード本体に吸気口本体位置に合致する開口部を設けた着脱自在の整流蓋を形成するとともに該整流蓋の裏面側に水分除去用ヒータを設けたことを特徴とするものである。
【0011】
したがって、整流蓋の裏面側に水分除去用ヒータを設けることにより、簡単且つ確実に整流蓋表面又は開口部周縁に付着する水蒸気を過熱除去することができ、しかも平面タイプのレンジフードであるので、外観が良好となる。
【0012】
本発明の請求項2記載のIHクッキングヒータ用レンジフードは、請求項1記載の整流蓋の裏面側に設けられた水分除去用ヒータがレンジフード本体の吸気口周囲に合致する開口部を加熱するようにしたことを特徴とするものである。
【0013】
したがって、ヒータにより整流蓋の開口部を加熱しているので、整流蓋の開口部周囲に多く集まる水蒸気を加熱除去することができる。
【0014】
本発明の請求項3記載のIHクッキングヒータ用レンジフードは、請求項1又は請求項2記載の整流蓋がヒンジで開閉自在に設けるとともに該整流蓋のヒータ端子とレンジフード本体内の端子とをヒンジ側で接続することを特徴とするものである。
【0015】
したがって、整流蓋のヒータの取替えや整流蓋とレンジフード本体内のヒータ端子との接続が簡単となる。
【0016】
本発明の請求項4記載のIHクッキングヒータ用レンジフードは、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載された水分除去用ヒータが面状ヒータやニクロム線で形成されていることを特徴とするものである。
【0017】
したがって、整流蓋の水分除去用ヒータが平面的に形成されるので収納スペースが小さくなり、小型化が可能である。
【0018】
本発明の請求項5記載のIHクッキングヒータ用レンジフードは、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載された整流蓋が不燃材料で形成されたことを特徴とするものである。
【0019】
したがって、整流蓋が燃えにくい材料で形成されているので、キッチンの防火規格に適合する。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1乃至図6に示したように、本発明の実施形態に係わるIHクッキングヒータ用レンジフードであって、以下に説明する。
【0021】
本発明のIHクッキングヒータ用レンジフードAは、システムキッチン等に用いられる電磁誘導加熱調理器のことであって、この上方に用いられる料理品のレンジフードである。このIHクッキングヒータ用レンジフードAは、平面タイプのIHクッキングヒータ用レンジフード本体1に吸気口本体2を配設し、該IHクッキングヒータ用レンジフード本体1に吸気口本体2の位置に合致する開口部3を設けた着脱自在の整流蓋4を形成するとともに該整流蓋4の裏面側5に水分除去用ヒータ6を設けたものである。
【0022】
このとき、整流蓋4の裏面側5に設けられた水分除去用ヒータ6によって、レンジフード本体1の吸気口周囲に合致する開口部3を加熱するようにすれば整流蓋4の開口部3の周囲に吸引されて多く集まる水蒸気を加熱除去することができる。
【0023】
また、IHクッキングヒータ用レンジフード本体1と整流蓋4がヒンジ7で開閉自在にするために整流蓋4のヒータ端子8とレンジフード本体内の端子9とをヒンジ7側で接続して、整流蓋4の水分除去用ヒータ6の取替えや整流蓋4とレンジフード本体1内のヒータ端子9との接続が簡単となる。
【0024】
さらに、水分除去用ヒータ6が面状ヒータやニクロム線で形成されているので、整流蓋4の水分除去用ヒータ6が平面的に形成されるので収納スペースが小さくなり、小型化が可能となる。上記整流蓋4が燃えにくい材料で例えば鉄製やグラスファイバー,ロックウール等の不燃繊維で形成されているので、キッチンの防火規格に適合する。
【0025】
以下、本発明の一実施例に係わるIHクッキングヒータ用レンジフードについて、図1乃至図6に基づいて詳述する。
【0026】
図1(a)、(b)において、システムキッチン10上に取付けられたIHクッキングヒータ11上に鍋やヤカン等の容器12を載置して料理する際に、この容器12内から発生する水蒸気や煙等を上方に配置したIHクッキングヒータ用レンジフードAの吸気口本体2から外部へファン13で吸引してダクト14を介して吸引排出するようにしている。IHクッキングヒータ用レンジフードAは、四角形状の箱体で形成されたIHクッキングヒータ用レンジフード本体1に吸気口本体2を配設し、このIHクッキングヒータ用レンジフード本体1に四角形状の吸気口本体2の位置に合致する開口部3を設けた着脱自在の整流蓋4を設けた構成となっている。
【0027】
そして、この着脱自在の整流蓋4は、屈曲自在のヒンジ7をビスや溶接で固着され、(b)のように整流蓋4を開くことにより、整流蓋4の水分除去用ヒータ6の取替えや整流蓋4とIHクッキングヒータ用レンジフード本体1内のヒータ端子との接続が簡単となる。さらに、この整流蓋4の裏面側5に設けられた水分除去用ヒータ6によって、IHクッキングヒータ用レンジフード本体1の吸気口周囲に合致する開口部3を加熱するようにすれば整流蓋4の開口部3の周囲に吸引されて集まる水蒸気を加熱除去することができるようにしている。
【0028】
このとき、水分除去用ヒータ6は、整流蓋4がヒンジ7で開閉自在に設けるとともにこの整流蓋4のヒータ端子8とレンジフード本体内の端子9とをヒンジ7側で接続するようにしているので、整流蓋4の水分除去用ヒータ6の取替えや整流蓋4とレンジフード本体1内のヒータ端子8,9との接続が簡単となる。これらのヒータ端子8,9は、絶縁材料でできたソケット17,18で形成されワンタッチ接続及び解除が可能となっている。
【0029】
尚、この整流蓋4は、燃えにくい材料で例えば鉄製やグラスファイバー,ロックウール等の不燃繊維で形成されているので、キッチンの防火規格に適合するものであり、IHクッキングヒータ用レンジフード本体1の形状は、丸型等であっても良い。
【0030】
図2は、平面タイプのIHクッキングヒータ用レンジフード本体1の略中央に四角形状の吸気口本体2を配設するもので、この吸気口本体2の形状に合致する着脱自在の整流蓋4の裏面側5の周辺の平担部を含む開口部3に水分除去用ヒータ6を配設し、この水分除去用ヒータ6を接着剤やビスで固着したものである。そして、水蒸気が整流蓋4に付着すると水分センサー(図示せず)の働きにより水分除去用ヒータ6を自動的に加熱したり、水蒸気が付着したのを目視して、手動によりスイッチ(図示せず)をONして加熱除去したりするものである。
【0031】
図3は、本発明の異なる実施例に係わり、平面タイプのIHクッキングヒータ用レンジフード本体1の壁面側に四角形状の吸気口本体2を配設するもので、この吸気口本体2の形状に合致する着脱自在の整流蓋4の裏面側5の周辺の平担部に水分除去用ヒータ6を配設し、この水分除去用ヒータ6を接着剤やビスで固着したものである。そして、特に整流蓋4の表面側の水分を除去するものである。図4は、さらに異なる整流蓋4の背面側の平面図であって、整流蓋4の中央部にクリヌキ状の開口部3を形成したものである。内外の整流蓋4は、支持片19で固着されている。そして、この内外の整流蓋4の背面側に水分除去用ヒータ6、6が設けられ一端から絶縁材料でできたソケット17で形成され、このソケット17にヒータ端子8が形成されている。そのために、内外の整流蓋4の表面で水分除去がなされ、ワンタッチ接続及び解除が可能となっている。
【0032】
図5及び図6は、水分除去用ヒータ6であって、面状に形成した樹脂フィルム15内に銅箔等でできたヒータとなる導電体20を渦巻き状に配設して、この導電体20に通電して加熱するようしたもので、一端にソケット17にヒータ端子8が設けられ、ワンタッチ接続が可能となるものである。
【0033】
【発明の効果】
上述の如く、本発明の請求項1記載のIHクッキングヒータ用レンジフードは、平面タイプのIHクッキングヒータ用レンジフード本体に吸気口本体を配設し、該IHクッキングヒータ用レンジフード本体に吸気口本体位置に合致する開口部を設けた着脱自在の整流蓋を形成するとともにこの整流蓋の裏面側に水分除去用ヒータを設けているので、簡単且つ確実に整流蓋表面又は開口部周縁に付着する水蒸気を過熱除去することができ、しかも平面タイプのレンジフード本体であるので、外観が良好となる。
【0034】
本発明の請求項2記載のIHクッキングヒータ用レンジフードは、整流蓋の裏面側に設けられた水分除去用ヒータがレンジフード本体の吸気口周囲に合致する開口部を加熱するようにしているので、整流蓋の開口部周囲に多く集まる水蒸気を加熱除去することができる。
【0035】
本発明の請求項3記載のIHクッキングヒータ用レンジフードは、整流蓋がヒンジで開閉自在に設けるとともにこの整流蓋のヒータ端子とレンジフード本体内の端子とをヒンジ側で接続しているので、整流蓋のヒータの取替えや整流蓋とレンジフード本体内のヒータ端子との接続が簡単となる。
【0036】
本発明の請求項4記載のIHクッキングヒータ用レンジフードは、水分除去用ヒータが面状ヒータやニクロム線で形成されているので、整流蓋の水分除去用ヒータが平面的に形成され、収納スペースが小さくなり、小型化が可能である。
【0037】
本発明の請求項5記載のIHクッキングヒータ用レンジフードは、整流蓋が不燃材料で形成されているので、キッチンの防火規格に適合する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施例に係わるIHクッキングヒータ用レンジフードの取付け状態を示す要部の縦断面図、(b)は、図1の整流蓋を開いた状態を示す要部の縦断面図である。
【図2】本発明の一実施例に係わる図1の中央部に開口部を有する整流蓋の開いた状態を示す要部の斜視図である。
【図3】本発明の異なる実施例に係わる壁面側に開口部を有する整流蓋の開いた状態を示す要部の斜視図である。
【図4】本発明のさらに異なる実施例に係わるキリヌキ加工した開口部を有する整流蓋を示す要部の斜視図である。
【図5】本発明の一実施例に係わる面状ヒータの斜視図である。
【図6】図5のX−X縦断面図である。
【図7】従来の平面タイプのレンジフードの水分の付着状況を示す要部の縦断面図である。
【図8】従来の傾斜タイプのレンジフードの水分の付着状況を示す要部の縦断面図である。
【符号の説明】
1 IHクッキングヒータ用レンジフード本体
2 吸気口本体
3 開口部
4 整流蓋
5 裏面側
6 水分除去用ヒータ
7 ヒンジ
8 ヒータ端子
9 レンジフード本体内の端子
10 システムキッツン
11 IHクッキングヒータ
12 容器
13 ファン
14 ダクト
15 樹脂フィルム
16 ヒータ端子
17 ソケット
18 ソケット
19 支持片
20 導電体
【発明の属する技術分野】
本発明は、システムキッチン等にIHクッキングヒータ(電磁誘導加熱調理器)を用いて、このIHクッキングヒータの上に取付けられるIHクッキングヒータ用レンジフードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からシステムキッチン等にガスバーナ式の加熱方式がとられるものが多かったが、最近では調理場の汚れの少ないIHクッキングヒータ(電磁誘導加熱調理器)を用いるものが増加しつつある。その中でIHクッキングヒータを用いたた場合に調理で発生する水蒸気は、IHクッキングヒータの上方に位置するレンジフードに付着し結露が発生し易いという問題があった。そこで、下方を開放したフード体に、湯気付着手段を設け、この湯気付着手段は、調理で発生する湯気を付着させるとともに滴下させることなく下方に案内する傾斜面状とし、この湯気付着手段に受水手段を連絡するタイプのIHクッキングヒータ用レンジフードが知られている。(例えば、特許文献1参照)
【0003】
さらに、下側を吸込側とするフード体内に屋外への送風機を設け、調理で発生する湯気を含む調理臭をフードに導く誘導用空気流を生成させ、この誘導用空気流の生成手段としてフード内に設置する送風機からの排気の一部をヒータで加温し、温風によりフード内の結露を防止するタイプのIHクッキングヒータ用レンジフードが知られている。(例えば、特許文献2参照)
【0004】
【特許文献1】
特開2002−130761号公報(第1−3頁、図1〜図4)
【0005】
【特許文献2】
特開2002−168496号公報(第1−3頁、図1〜図4、図7)
【0006】
このように、特許文献1のものでは、湯気を自然付着させ、この湯気を受水手段に導き排水するようにしたものであるから、確実に湯気が捕れにくいものであった。そして、受水口までの設計上、傾斜面が必要となり、天井スペースが少なくなり、外観の制約を受けるものであった。又、特許文献2のものでは、温風によりフード内の結露を防止するタイプのものであるので、温風の温度変化に対応しにくく結露を確実に防止することができにくいものである。
【0007】
また、図7に示したように、IHクッキングヒータを用いて調理すると、上方に位置するレンジフード30の整流板31の表面32に水蒸気が付着してコンロ上に落下したりするという問題があった。
【0008】
そのために、図7に示した整流板31を曲面状の整流板33を形成することで、壁面側に水蒸気が伝って落ちてくるが、余分な水分溜め容器34が必要となり、容器34の取付けや取外しが面倒なものであった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題点の解決を目的とするものであり、整流蓋の裏面側にヒーターを設けることにより、簡単且つ確実に整流蓋に付着する水蒸気を過熱除去することのできる平坦で外観の良好なIHクッキングヒータ用レンジフードを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載のIHクッキングヒータ用レンジフードは、平面タイプのIHクッキングヒータ用レンジフード本体に吸気口本体を配設し、該IHクッキングヒータ用レンジフード本体に吸気口本体位置に合致する開口部を設けた着脱自在の整流蓋を形成するとともに該整流蓋の裏面側に水分除去用ヒータを設けたことを特徴とするものである。
【0011】
したがって、整流蓋の裏面側に水分除去用ヒータを設けることにより、簡単且つ確実に整流蓋表面又は開口部周縁に付着する水蒸気を過熱除去することができ、しかも平面タイプのレンジフードであるので、外観が良好となる。
【0012】
本発明の請求項2記載のIHクッキングヒータ用レンジフードは、請求項1記載の整流蓋の裏面側に設けられた水分除去用ヒータがレンジフード本体の吸気口周囲に合致する開口部を加熱するようにしたことを特徴とするものである。
【0013】
したがって、ヒータにより整流蓋の開口部を加熱しているので、整流蓋の開口部周囲に多く集まる水蒸気を加熱除去することができる。
【0014】
本発明の請求項3記載のIHクッキングヒータ用レンジフードは、請求項1又は請求項2記載の整流蓋がヒンジで開閉自在に設けるとともに該整流蓋のヒータ端子とレンジフード本体内の端子とをヒンジ側で接続することを特徴とするものである。
【0015】
したがって、整流蓋のヒータの取替えや整流蓋とレンジフード本体内のヒータ端子との接続が簡単となる。
【0016】
本発明の請求項4記載のIHクッキングヒータ用レンジフードは、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載された水分除去用ヒータが面状ヒータやニクロム線で形成されていることを特徴とするものである。
【0017】
したがって、整流蓋の水分除去用ヒータが平面的に形成されるので収納スペースが小さくなり、小型化が可能である。
【0018】
本発明の請求項5記載のIHクッキングヒータ用レンジフードは、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載された整流蓋が不燃材料で形成されたことを特徴とするものである。
【0019】
したがって、整流蓋が燃えにくい材料で形成されているので、キッチンの防火規格に適合する。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1乃至図6に示したように、本発明の実施形態に係わるIHクッキングヒータ用レンジフードであって、以下に説明する。
【0021】
本発明のIHクッキングヒータ用レンジフードAは、システムキッチン等に用いられる電磁誘導加熱調理器のことであって、この上方に用いられる料理品のレンジフードである。このIHクッキングヒータ用レンジフードAは、平面タイプのIHクッキングヒータ用レンジフード本体1に吸気口本体2を配設し、該IHクッキングヒータ用レンジフード本体1に吸気口本体2の位置に合致する開口部3を設けた着脱自在の整流蓋4を形成するとともに該整流蓋4の裏面側5に水分除去用ヒータ6を設けたものである。
【0022】
このとき、整流蓋4の裏面側5に設けられた水分除去用ヒータ6によって、レンジフード本体1の吸気口周囲に合致する開口部3を加熱するようにすれば整流蓋4の開口部3の周囲に吸引されて多く集まる水蒸気を加熱除去することができる。
【0023】
また、IHクッキングヒータ用レンジフード本体1と整流蓋4がヒンジ7で開閉自在にするために整流蓋4のヒータ端子8とレンジフード本体内の端子9とをヒンジ7側で接続して、整流蓋4の水分除去用ヒータ6の取替えや整流蓋4とレンジフード本体1内のヒータ端子9との接続が簡単となる。
【0024】
さらに、水分除去用ヒータ6が面状ヒータやニクロム線で形成されているので、整流蓋4の水分除去用ヒータ6が平面的に形成されるので収納スペースが小さくなり、小型化が可能となる。上記整流蓋4が燃えにくい材料で例えば鉄製やグラスファイバー,ロックウール等の不燃繊維で形成されているので、キッチンの防火規格に適合する。
【0025】
以下、本発明の一実施例に係わるIHクッキングヒータ用レンジフードについて、図1乃至図6に基づいて詳述する。
【0026】
図1(a)、(b)において、システムキッチン10上に取付けられたIHクッキングヒータ11上に鍋やヤカン等の容器12を載置して料理する際に、この容器12内から発生する水蒸気や煙等を上方に配置したIHクッキングヒータ用レンジフードAの吸気口本体2から外部へファン13で吸引してダクト14を介して吸引排出するようにしている。IHクッキングヒータ用レンジフードAは、四角形状の箱体で形成されたIHクッキングヒータ用レンジフード本体1に吸気口本体2を配設し、このIHクッキングヒータ用レンジフード本体1に四角形状の吸気口本体2の位置に合致する開口部3を設けた着脱自在の整流蓋4を設けた構成となっている。
【0027】
そして、この着脱自在の整流蓋4は、屈曲自在のヒンジ7をビスや溶接で固着され、(b)のように整流蓋4を開くことにより、整流蓋4の水分除去用ヒータ6の取替えや整流蓋4とIHクッキングヒータ用レンジフード本体1内のヒータ端子との接続が簡単となる。さらに、この整流蓋4の裏面側5に設けられた水分除去用ヒータ6によって、IHクッキングヒータ用レンジフード本体1の吸気口周囲に合致する開口部3を加熱するようにすれば整流蓋4の開口部3の周囲に吸引されて集まる水蒸気を加熱除去することができるようにしている。
【0028】
このとき、水分除去用ヒータ6は、整流蓋4がヒンジ7で開閉自在に設けるとともにこの整流蓋4のヒータ端子8とレンジフード本体内の端子9とをヒンジ7側で接続するようにしているので、整流蓋4の水分除去用ヒータ6の取替えや整流蓋4とレンジフード本体1内のヒータ端子8,9との接続が簡単となる。これらのヒータ端子8,9は、絶縁材料でできたソケット17,18で形成されワンタッチ接続及び解除が可能となっている。
【0029】
尚、この整流蓋4は、燃えにくい材料で例えば鉄製やグラスファイバー,ロックウール等の不燃繊維で形成されているので、キッチンの防火規格に適合するものであり、IHクッキングヒータ用レンジフード本体1の形状は、丸型等であっても良い。
【0030】
図2は、平面タイプのIHクッキングヒータ用レンジフード本体1の略中央に四角形状の吸気口本体2を配設するもので、この吸気口本体2の形状に合致する着脱自在の整流蓋4の裏面側5の周辺の平担部を含む開口部3に水分除去用ヒータ6を配設し、この水分除去用ヒータ6を接着剤やビスで固着したものである。そして、水蒸気が整流蓋4に付着すると水分センサー(図示せず)の働きにより水分除去用ヒータ6を自動的に加熱したり、水蒸気が付着したのを目視して、手動によりスイッチ(図示せず)をONして加熱除去したりするものである。
【0031】
図3は、本発明の異なる実施例に係わり、平面タイプのIHクッキングヒータ用レンジフード本体1の壁面側に四角形状の吸気口本体2を配設するもので、この吸気口本体2の形状に合致する着脱自在の整流蓋4の裏面側5の周辺の平担部に水分除去用ヒータ6を配設し、この水分除去用ヒータ6を接着剤やビスで固着したものである。そして、特に整流蓋4の表面側の水分を除去するものである。図4は、さらに異なる整流蓋4の背面側の平面図であって、整流蓋4の中央部にクリヌキ状の開口部3を形成したものである。内外の整流蓋4は、支持片19で固着されている。そして、この内外の整流蓋4の背面側に水分除去用ヒータ6、6が設けられ一端から絶縁材料でできたソケット17で形成され、このソケット17にヒータ端子8が形成されている。そのために、内外の整流蓋4の表面で水分除去がなされ、ワンタッチ接続及び解除が可能となっている。
【0032】
図5及び図6は、水分除去用ヒータ6であって、面状に形成した樹脂フィルム15内に銅箔等でできたヒータとなる導電体20を渦巻き状に配設して、この導電体20に通電して加熱するようしたもので、一端にソケット17にヒータ端子8が設けられ、ワンタッチ接続が可能となるものである。
【0033】
【発明の効果】
上述の如く、本発明の請求項1記載のIHクッキングヒータ用レンジフードは、平面タイプのIHクッキングヒータ用レンジフード本体に吸気口本体を配設し、該IHクッキングヒータ用レンジフード本体に吸気口本体位置に合致する開口部を設けた着脱自在の整流蓋を形成するとともにこの整流蓋の裏面側に水分除去用ヒータを設けているので、簡単且つ確実に整流蓋表面又は開口部周縁に付着する水蒸気を過熱除去することができ、しかも平面タイプのレンジフード本体であるので、外観が良好となる。
【0034】
本発明の請求項2記載のIHクッキングヒータ用レンジフードは、整流蓋の裏面側に設けられた水分除去用ヒータがレンジフード本体の吸気口周囲に合致する開口部を加熱するようにしているので、整流蓋の開口部周囲に多く集まる水蒸気を加熱除去することができる。
【0035】
本発明の請求項3記載のIHクッキングヒータ用レンジフードは、整流蓋がヒンジで開閉自在に設けるとともにこの整流蓋のヒータ端子とレンジフード本体内の端子とをヒンジ側で接続しているので、整流蓋のヒータの取替えや整流蓋とレンジフード本体内のヒータ端子との接続が簡単となる。
【0036】
本発明の請求項4記載のIHクッキングヒータ用レンジフードは、水分除去用ヒータが面状ヒータやニクロム線で形成されているので、整流蓋の水分除去用ヒータが平面的に形成され、収納スペースが小さくなり、小型化が可能である。
【0037】
本発明の請求項5記載のIHクッキングヒータ用レンジフードは、整流蓋が不燃材料で形成されているので、キッチンの防火規格に適合する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施例に係わるIHクッキングヒータ用レンジフードの取付け状態を示す要部の縦断面図、(b)は、図1の整流蓋を開いた状態を示す要部の縦断面図である。
【図2】本発明の一実施例に係わる図1の中央部に開口部を有する整流蓋の開いた状態を示す要部の斜視図である。
【図3】本発明の異なる実施例に係わる壁面側に開口部を有する整流蓋の開いた状態を示す要部の斜視図である。
【図4】本発明のさらに異なる実施例に係わるキリヌキ加工した開口部を有する整流蓋を示す要部の斜視図である。
【図5】本発明の一実施例に係わる面状ヒータの斜視図である。
【図6】図5のX−X縦断面図である。
【図7】従来の平面タイプのレンジフードの水分の付着状況を示す要部の縦断面図である。
【図8】従来の傾斜タイプのレンジフードの水分の付着状況を示す要部の縦断面図である。
【符号の説明】
1 IHクッキングヒータ用レンジフード本体
2 吸気口本体
3 開口部
4 整流蓋
5 裏面側
6 水分除去用ヒータ
7 ヒンジ
8 ヒータ端子
9 レンジフード本体内の端子
10 システムキッツン
11 IHクッキングヒータ
12 容器
13 ファン
14 ダクト
15 樹脂フィルム
16 ヒータ端子
17 ソケット
18 ソケット
19 支持片
20 導電体
Claims (5)
- 平面タイプのIHクッキングヒータ用レンジフード本体に吸気口本体を配設し、該IHクッキングヒータ用レンジフード本体に吸気口本体位置に合致する開口部を設けた着脱自在の整流蓋を形成するとともに該整流蓋の裏面側に水分除去用ヒータを設けたことを特徴とするIHクッキングヒータ用レンジフード。
- 上記整流蓋の裏面側に設けられた水分除去用ヒータがレンジフード本体の吸気口周囲に合致する開口部を加熱するようにしたことを特徴とする請求項1記載のIHクッキングヒータ用レンジフード。
- 上記整流蓋がヒンジで開閉自在に設けるとともに該整流蓋のヒータ端子とレンジフード本体内の端子とをヒンジ側で接続することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のIHクッキングヒータ用レンジフード。
- 上記整流蓋の水分除去用ヒータが面状ヒータやニクロム線で形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3記載のいずれか1項に記載のIHクッキングヒータ用レンジフード。
- 上記整流蓋が不燃材料で形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項4記載のいずれか1項に記載のIHクッキングヒータ用レンジフード。
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- 2002-12-09 JP JP2002356968A patent/JP2004190899A/ja active Pending
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