JP2024004302A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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JP2024004302A JP2022103897A JP2022103897A JP2024004302A JP 2024004302 A JP2024004302 A JP 2024004302A JP 2022103897 A JP2022103897 A JP 2022103897A JP 2022103897 A JP2022103897 A JP 2022103897A JP 2024004302 A JP2024004302 A JP 2024004302A
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幸二郎 水谷
Kojiro Mizutani
良昭 松本
Yoshiaki Matsumoto
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Abstract

【課題】メンテナンス性を向上させることができる誘導加熱調理器を提供すること。【解決手段】誘導加熱調理器(1)が、第1排気口(14)を有する天板(10)と、天板(10)の下方に位置する加熱庫(20)と、加熱庫(20)の内部と加熱庫(20)の外部とに接続された排気ダクト(30)とを備える。加熱庫(20)は、第2排気口(26)が設けられ、天板(10)の厚さ方向に沿って延びる側壁部(212)を有する。排気ダクト(30)は、第1ダクト部(31)および第2ダクト部(32)を含む。第1ダクト部(31)は、側壁部(212)から天板(10)の面方向に沿って延びると共に、一端が第2排気口(26)に接続されている。第2ダクト部(32)は、一端が第1排気口(14)に取り外し可能に接続され、他端が天板(10)の厚さ方向の上方から第1ダクト部(31)に取り外し可能に接続されている。【選択図】図2

Description

本開示は、誘導加熱調理器に関する。
特許文献1には、鍋等を電磁誘導加熱する調理機能と魚等の焼く加熱調理機能とを有する加熱調理器が開示されている。
特許第4251156号公報
特許文献1の加熱調理器には、メンテナンスを容易にするという観点において改善の余地がある。
本開示は、メンテナンス性を向上させることができる誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
本開示の一態様の誘導加熱調理器は、
第1排気口を有する天板と、
第2排気口が設けられ前記天板の厚さ方向に沿って延びる側壁部を有し、前記天板の下方に位置する加熱庫と、
前記加熱庫の内部と前記加熱庫の外部とに接続された排気ダクトと
を備え、
前記排気ダクトが、
前記側壁部から前記天板の面方向に沿って延びると共に、一端が前記第2排気口に接続された第1ダクト部と、
一端が前記第1排気口に取り外し可能に接続され、他端が前記厚さ方向の上方から前記第1ダクト部に取り外し可能に接続されている第2ダクト部と
を含む。
本開示によれば、メンテナンス性を向上させることができる誘導加熱調理器を実現できる。
本開示の一実施形態の誘導加熱調理器を示す斜視図。 図1のII-II線に沿った断面図。 図1の誘導加熱調理器の接続線まわりを示す斜視図。 図1の誘導加熱調理器の天板を取り外した状態を示す上面図。 図1の誘導加熱調理器の第1ダクト部を示す斜視図。 図1の誘導加熱調理器の第2ダクト部を示す斜視図。 図1の誘導加熱調理器の第1ダクト部および第2ダクト部の接続部分を示す正面図。 図2の矢印XIIIに沿った斜視図。 図1の誘導加熱調理器の第1ダクト部および第2ダクト部の接続部分を示す斜視図。 図1の誘導加熱調理器の加熱庫を取り外す手順を説明するための第1の模式図。 図1の誘導加熱調理器の加熱庫を取り外す手順を説明するための第2の模式図。
(本開示に至った経緯)
加熱庫にて発生する油煙および蒸気を天板の排気口に接続されたダクトで誘導して、外部に排気する構成の誘導加熱調理器がある。システムキッチンへの組み込み施工性と、天板での調理面の広さの確保とを両立するため、ダクトは略L字とするのが効果的であり多く採用されている。
しかし、このような誘導加熱調理器では、グリルを交換するために天板およびダクトを含む多くの部品を取り外す必要があるため、メンテナンスが煩雑になり、メンテナンス性が低下するおそれがある。
本発明者らは、メンテナンス性を向上させることができる誘導加熱調理器の構成を見出し、以下の発明に至った。
本開示の第1態様の誘導加熱調理器は、
第1排気口を有する天板と、
第2排気口が設けられ前記天板の厚さ方向に沿って延びる側壁部を有し、前記天板の下方に位置する加熱庫と、
前記加熱庫の内部と前記加熱庫の外部とに接続された排気ダクトと
を備え、
前記排気ダクトが、
前記側壁部から前記天板の面方向に沿って延びると共に、一端が前記第2排気口に接続された第1ダクト部と、
一端が前記第1排気口に取り外し可能に接続され、他端が前記厚さ方向の上方から前記第1ダクト部に取り外し可能に接続されている第2ダクト部と
を含む。
本開示の第2態様の誘導加熱調理器は、第1態様の誘導加熱調理器において、
前記天板の下方かつ前記加熱庫の上方に位置する外郭ケースを備え、
前記第2ダクト部が、前記外郭ケースの外部で前記第1ダクト部に接続され、前記天板および前記第1ダクト部で挟まれて固定されている。
本開示の第3態様の誘導加熱調理器は、第2態様の誘導加熱調理器において、
前記加熱庫に設けられたヒータと、
前記外郭ケースの内部に収容され、接続線を介して前記ヒータに接続された基板と
を備え、
前記基板が、前記接続線を取り外し可能に接続する基板接続部を有している。
本開示の第4態様の誘導加熱調理器は、第3態様の誘導加熱調理器において、
前記接続線を保持可能に構成された保持部材を備え、
前記保持部材は、前記接続線を収容可能に前記外郭ケースに設けられた貫通穴の近傍に位置している。
本開示の第5態様の誘導加熱調理器は、第1態様~第4態様の誘導加熱調理器において、
前記第1ダクト部は、前記面方向に沿って延びる筒形状を有し、
前記第2ダクト部は、前記厚さ方向に沿って延びる筒形状を有している。
本開示の第6態様の誘導加熱調理器は、第1態様~第5態様の誘導加熱調理器において、
前記第2ダクト部が、
前記厚さ方向に沿って見た場合に矩形状を有すると共に、
前記他端における短辺に設けられ、前記第1ダクト部の前記第2ダクト部が接続される部分に設けられた貫通穴の内部に位置する爪部を有している。
本開示の第7態様の誘導加熱調理器は、第1態様~第6態様の誘導加熱調理器において、
前記加熱庫の内部の温度を検知する温度検知装置を備え、
前記温度検知装置は、前記第1ダクト部に位置している。
以下、本開示の実施形態について図面を参照しながら説明する。以下の説明は、本開示を限定するものではなく、本質的に例示に過ぎず、本開示の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは必ずしも合致していない。
図1に示すように、本開示の一実施形態の誘導加熱調理器1は、ビルトイン型の誘導加熱調理器である。図2に示すように、誘導加熱調理器1は、天板10と、天板10の下方(例えば、Z方向の下向き)に位置する加熱庫20と、加熱庫20の内部と加熱庫20の外部とを接続する排気ダクト30とを備える。以下、誘導加熱調理器1の左右方向をX方向とし、誘導加熱調理器1の前後方向をY方向とし、誘導加熱調理器1の上下方向をZ方向とする。
図2に示すように、誘導加熱調理器1は、一例として、加熱庫20を内部に収容する筐体2を備えている。筐体2は、天板10および加熱庫20の間に位置する第1外郭ケース3と、加熱庫20を前後方向Yから取り外し可能に収容する第2外郭ケース4とを含んでいる。つまり、第1外郭ケース3は、上下方向Zにおいて、天板10の下方かつ加熱庫20の上方に位置している。第1外郭ケース3および第2外郭ケース4の各々は、例えば、金属材料を含み、略直方体形状を有している。第1外郭ケース3の内部には、誘導加熱するための少なくとも1つの加熱コイル5と、加熱コイル5および後述するヒータ25を制御する制御基板6(基板の一例)とが収容されている。
第1外郭ケース3の後端(例えば、Y方向において後述する加熱庫20の開口部22から遠い端)には、後述する排気ダクト30の第2ダクト部32を収容する貫通穴7が設けられている。
図3に示すように、第1外郭ケース3の排気ダクト30の周辺には、接続線40を収容する貫通穴8が設けられている。一例として、貫通穴8は、略矩形状の開口を有し、後述する排気ダクト30の第2ダクト部32の左右方向Xの一方側に隣接して位置している。
図4に示すように、制御基板6は、接続線40を取り外し可能に接続する基板接続部61を有している。接続線40は、基板接続部61を介してヒータ25および制御基板6を接続している。
誘導加熱調理器1は、接続線40を保持可能に構成された保持部材50を備えている。本実施の形態では、保持部材50は第1ダクト部31に設けられている。保持部材50は、図3に示すように、前後方向に延びて接続線40を収容可能な切欠51を有する略C字形状で、第1外郭ケース3の貫通穴8の近傍に位置している。組み立てまたはメンテナンスにおいて、組み立てまたはメンテナンスの施工者は、第2外郭ケース4から取り外された加熱庫20を第2外郭ケース4に収容する場合、接続線40を保持部材50に保持させて仮置きした状態で収容できる。加熱庫20が図2に示す収容位置で位置決めされた状態では、施工者は、貫通穴8から保持部材50および保持部材50に仮置きされた接続線40を視認できる。したがって、施工者は、容易に接続線40を貫通穴8から取り出すことができ、基板接続部61に接続できる。なお、誘導加熱調理器1は、接続線40が保持部材50に仮置きされた状態で使用されてもよい。また、例えば、接続線40が貫通穴8から取り出された後は、接続線40が保持部材50から外された状態で使用されてもよい。保持部材50は、本実施の形態のように略C字形上のいわゆるフックでもよいし、穴が設けられた板状体でもよいし、バネまたはクリップ等でもよい。また、保持部材50は、後述する加熱庫20の後側の側壁部212に取り付けられてもよい。
図2に示すように、天板10は、磁束が通過可能なガラス板を含み、筐体2の上端に取り付けられている。天板10の上面11には、鍋等の調理容器が載置される。天板10に載置された調理容器は、加熱コイル5によって誘導加熱される。加熱コイル5は、天板10の下面12に隣接している。
天板10の前端(例えば、Y方向において後述する加熱庫20の開口部22に近い端)には、操作ユニット13が設けられている。ユーザは、操作ユニット13を操作することで、制御基板6を介して加熱コイル5を制御して、調理器に加える熱量を操作できる。天板10の後端(例えば、Y方向において後述する加熱庫20の開口部22から遠い端)には、天板10をその厚さ方向(例えば、Z方向)に貫通する第1排気口14が設けられている。一例として、第1排気口14は、略矩形状を有している。
図2に示すように、加熱庫20は、前部に開口部22を有する本体部21と、開口部22を開閉するグリル扉23とを含む。本体部21は、例えば、略直方体形状を有し、魚等の食材を内部に収容可能に構成されている。本体部21は、天板10の厚さ方向に沿って延びる4つの側壁部を有している。4つの側壁部は、前後方向Yに対向する2つの側壁部211、212と、左右方向Xに対向する2つの側壁部213(図2では一方のみ示す)とで構成されている。前後方向Yに対向する2つの側壁部211、212のうち、前側の側壁部211には、開口部22が設けられ、後側の側壁部212には、第2排気口26が設けられている。一例として、第2排気口26は、略矩形状を有している。
本体部21の内部には、収容された食材を載置するグリル皿24と、収容された食材を加熱するヒータ25とが設けられている。一例として、誘導加熱調理器1は、本体部21の上部および下部にそれぞれ位置する2つのヒータ25を有し、2つのヒータ25の間にグリル皿24が位置している。グリル皿24は、開口部22を介して本体部21から出し入れ可能に構成されている。
本体部21は、前後方向Yにおける開口部22の近くの手前部分と、前後方向Yにおける開口部22から遠い奥部分とで高さが異なっている。具体的には、本体部21は、奥部分の高さの方が、手前部分の高さよりも高くなるように構成されている。本体部21の高さは、例えば、上下方向Yにおける本体部21の底面214から天面215までの距離である。これにより、加熱庫20の内部で発生した煙等を第2排気口26に誘導し易くなる。
加熱庫20は、本体部21を覆う中間ケース27を含む。中間ケース27の底面には、上下方向Zでかつ天板10から離れる方向に突出する突起28が設けられている。突起28は、第2外郭ケース4の底面に設けられた突出部72に接触して、前後方向Yにおける加熱庫20の第2外郭ケース4に対する位置決め可能に構成されている。突出部72は、前後方向Yにおいて本体部21の後端の近くに位置し、第2外郭ケース4の底面から上下方向Zにおいて天板10に向かって突出している。
図2に示すように、排気ダクト30は、第1ダクト部31および第2ダクト部32を含んでいる。
第1ダクト部31は、例えば、図5に示すように、ダクト本体311と、固定部312とを含み、第2外郭ケース4の内部に位置している。第1ダクト部31は、固定部312を介して加熱庫20に固定されている。
ダクト本体311は、加熱庫20から天板の面方向(例えば、上面11に沿った方向)に沿って延びている。一例として、ダクト本体311は、加熱庫20の側壁部212から天板10の後端に向かって前後方向Yに沿って延びる略矩形の筒形状を有している。ダクト本体311の前後方向Yにおける加熱庫20に近い端(第1端35ともいう。)は、加熱庫20の第2排気口26に取り外し可能に接続されている。具体的には、第1端35の前後方向Yにおいて加熱庫20に対向する面には、第2排気口26に対向する略矩形の開口部318が設けられている(図7参照)。第2排気口26および開口部318を介して、加熱庫20の内部とダクト本体311の内部とが接続されている。
図2に示すように、天板10の上面11を基準とした場合、ダクト本体311は、前後方向Yにおいて加熱庫20から天板10の後端に向かうに従って上下方向Zにおいて天板10に接近するように傾斜している。ダクト本体311の下面313だけでなく上面314も傾斜させることで、加熱庫20からの排気を上方へ誘導させることができる。
図5に示すように、ダクト本体311は、前後方向Yにおける加熱庫20から遠い端(第2端36ともいう。)は、ダクト本体311の第2ダクト部32が取り外し可能に接続されている。具体的には、第2端36の上面には、後述する第2ダクト部32の開口部381に対向する貫通穴315が設けられている。つまり、貫通穴315は、ダクト本体311の第2ダクト部32が接続される部分に設けられている。貫通穴315は、例えば、左右方向Xが長辺となる略矩形状の開口部を有し、ダクト本体311の上面314を構成する壁部を上下方向Zに貫通している。貫通穴315および開口部371を介して、ダクト本体311の内部と第2ダクト部32の内部とが接続されている。
固定部312は、ダクト本体311の前後方向Yにおいて加熱庫20に近い端に位置している。固定部312は、左右方向Xに延びる略矩形板状で、左右方向Xにおいてダクト本体311から突出している。固定部312には、ねじ等の締結部材(図示せず)を挿入可能な複数の締結穴316が設けられている。
貫通穴315の開口縁には、壁部317が設けられている。壁部317は、貫通穴315の開口縁の2つの長辺にそれぞれ設けられている。各壁部317は、ダクト本体311から上方に延びかつ貫通穴315の長辺の一端から他端まで延びて、第2ダクト部32の内部に位置している(図8参照)。
図2に示すように、誘導加熱調理器1は、一例として、温度検知装置60を備えている。温度検知装置60は、サーミスタまたは赤外線センサ等で構成され、加熱庫20の内部の温度を検知する。
第2ダクト部32は、一例として、天板10の厚さ方向(つまり、上下方向Z)に沿って延びる筒状を有し、天板10および第1ダクト部31で挟まれて固定されている。第2ダクト部32の上下方向Zの一端(第3端37ともいう。)は、第1外郭ケース3の内部に位置し、第1排気口14に取り外し可能に接続されている。具体的には、図6に示すように、第3端37の上下方向Zにおいて天板10に対向する面には、第1排気口14に対向する略矩形の開口部371が設けられている。第1排気口14および開口部371を介して、第2ダクト部32の内部と誘導加熱調理器1の外部とが接続されている。第2ダクト部32の上下方向Zの他端(第4端38ともいう。)は、第2外郭ケース4の内部に位置し、上方から第1ダクト部31に取り外し可能に接続されている。つまり、第2ダクト部32は、第1外郭ケース3の外部で第1ダクト部31に接続されている。具体的には、図8に示すように、第4端38の上下方向Zにおいて第1ダクト部31に対向する面には、第1ダクト部31の貫通穴315に対向する略矩形の開口部381が設けられている。
図4に示すように、第2ダクト部32は、天板10の厚さ方向に沿って見た場合に(言い換えると、XY平面に沿った断面視において)矩形状(略矩形状を含む)を有している。図6に示すように、第2ダクト部32は、第4端38の短辺に設けられた爪部33を有している。一例として、図7に示すように、爪部33は、第2ダクト部32の第4端38における2つの短辺にそれぞれ設けられている。各爪部33は、先端が湾曲した略矩形の板状で、第1ダクト部31の貫通穴315の内部に位置している。
第2ダクト部32の第4端38には、板状の第1フランジ部34が設けられている。第1フランジ部34は、第4端38の2つの長辺にそれぞれ設けられている。各第1フランジ部34は、第4端38から前後方向Yに沿って、開口部371から離れる方向に延びている。各第1フランジ部34は、図9に示すように、第1ダクト部31の貫通穴315の外側で、第1ダクト部31に接触している。これにより、例えば、加熱庫20の内部で発生した煙を排気する際、第1ダクト部31および第2ダクト部32の接続部分から漏洩する煙の量が抑制される。
第2ダクト部32の第3端37には、板状の第2フランジ部372が設けられている。第2フランジ部372は、第3端37の前後方向Yにおいて加熱庫20から遠い長辺から、前後方向Yでかつ加熱庫20から離れる方向に沿って延びている。第2フランジ部372の前後方向Yにおいて加熱庫20から遠い端には、貫通穴373が設けられている。貫通穴373は、第2フランジ部372の左右方向Xの略中央に位置し、図4に示すように、第1外郭ケース3に設けられた突起71が収容されている。これにより、第2ダクト部32が、第1外郭ケース3に対して位置決めされている。
図10および図11を参照して、第2外郭ケース4に収容された加熱庫20を第2外郭ケース4から取り外す手順について説明する。第2ダクト部32は、天板10および第1ダクト部31で固定されていることから、図10に示すように、天板10を筐体2から取り外すことで、筐体2の上方から取り外すことができる。第2ダクト部32が取り外された状態では、第1ダクト部31は、第2外郭ケース4の内部に位置しているため、図11に示すように、第1ダクト部31が接続された状態の加熱庫20を前方に移動させることができる。つまり、天板10を取り外し、第2ダクト部32を取り外した後、加熱庫20を前方に引き出すことで、加熱庫20が第2外郭ケース4から取り外される。
誘導加熱調理器1は、次のような効果を発揮できる。
誘導加熱調理器1は、第1排気口14を有する天板10と、天板10の下方に位置する加熱庫20と、加熱庫20の内部と加熱庫20の外部とに接続された排気ダクト30とを備える。加熱庫20は、第2排気口26が設けられ、天板10の厚さ方向に沿って延びる側壁部212を有する。排気ダクト30は、第1ダクト部31および第2ダクト部32を含む。第1ダクト部31は、側壁部212から天板10の面方向に沿って延びると共に、一端(例えば、第1端35)が第2排気口26に接続されている。第2ダクト部32は、一端(例えば、第3端37)が第1排気口14に取り外し可能に接続され、他端(例えば、第4端38)が天板10の厚さ方向の上方から第1ダクト部31に取り外し可能に接続されている。このような構成により、天板10および第2ダクト部32を取り外すだけで、加熱庫20を第2外郭ケース4から取り外すことができるので、加熱庫20を第2外郭ケース4に脱着する時間を短縮できる。その結果、誘導加熱調理器1のメンテナンス性を向上させることができる。例えば、賃貸マンションでは、油汚れの多い加熱庫20を容易にメンテナンスできるのが望ましい。
第1ダクト部31および第2ダクト部32が接続されておらず、第1ダクト部31および第2ダクト部32の間に隙間があると、この隙間から結露水または油煙が漏れる恐れがある。誘導加熱調理器1では、第1ダクト部31および第2ダクト部32の接続部分を上方から目視できるので、第1ダクト部31および第2ダクト部32が接続されたか否かを確認できる。その結果、第1ダクト部31および第2ダクト部32の接続部分からの結露水または油煙の漏洩の発生を抑制できる。
誘導加熱調理器1が、天板10の下方かつ加熱庫20の上方に位置する外郭ケース(例えば、第1外郭ケース3)を備える。第2ダクト部32が、第1外郭ケース3の外部で第1ダクト部31に接続され、天板10および第1ダクト部31で挟まれて固定されている。このような構成により、天板10の組付けと同時に排気ダクト30を密閉することができるので、誘導加熱調理器1の排気性能を容易に確保できる。
誘導加熱調理器1が、加熱庫20に設けられたヒータ25と、外郭ケース(例えば、第1外郭ケース3)の内部に収容され、接続線40を介してヒータ25に接続された基板(例えば、制御基板6)とを備える。制御基板6が、接続線40を取り外し可能に接続する基板接続部61を有する。このような構成により、天板10を取り外すことで、誘導加熱調理器1の上方から基板接続部61にアクセスできるので、加熱庫20を第2外郭ケース4に脱着する時間をより短縮できる。
誘導加熱調理器1が、接続線40を保持可能に構成された保持部材50を備える。保持部材50は、接続線40を収容可能に外郭ケース(例えば、第1外郭ケース3)に設けられた貫通穴8の近傍に位置している。このような構成により、貫通穴8の近傍に接続線40を仮止めすることができるので、接続線40を貫通穴8から容易に取り出すことができると共に、接続線40を貫通穴8から第1外郭ケース3の内部に容易に挿入することができる。
第1ダクト部31が、天板10の面方向に沿って延びる筒形状を有し、第2ダクト部32が、天板10の厚さ方向に沿って延びる筒形状を有している。このような構成により、第1外郭ケース3の貫通穴7の大きさを最小限にすることができ、排気ダクト30の強度および耐久性を向上させることができる。
第2ダクト部32が、天板10の厚さ方向に沿って見た場合に矩形状を有すると共に、爪部33を有する。爪部33は、第2ダクト部32の他端における短辺に設けられ、第1ダクト部31の第2ダクト部32が接続される部分に設けられた貫通穴315の内部に位置する。このような構成により、排気ダクト30の強度および耐久性を向上させることができる。
誘導加熱調理器1が、加熱庫20の内部の温度を検知する温度検知装置60を備える。温度検知装置60は、第1ダクト部31に位置している。このような構成により、温度検知装置60による温度検知のバラツキを低減できる。
誘導加熱調理器1は、次のように構成することもできる。
筐体2を1つの外郭ケースで構成してもよい。この場合、第1外郭ケース3を省略できる。
筐体2は、前後方向Yに限らず、天板10に沿った任意の方向(例えば、XY平面に沿った任意の方向)に移動させることができるように構成できる。
排気ダクト30は、誘導加熱調理器1の設計等に応じて、加熱庫20の内部と加熱庫20の外部とに接続可能な任意の位置に配置できる。
第2ダクト部32の爪部33、保持部材50および温度検知装置60は、省略できる。
ヒータ25に代えて、加熱庫20の内部を加熱可能な他の加熱装置を設けてもよい。
制御基板6は、1つでもよいし、複数でもよい。
前記様々な実施形態または変形例のうちの任意の実施形態または変形例を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。また、実施形態同士の組み合わせまたは実施例同士の組み合わせまたは実施形態と実施例との組み合わせが可能であると共に、異なる実施形態または実施例の中の特徴同士の組み合わせも可能である。
本開示は、添付図面を参照しながら好ましい実施形態に関連して記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本開示の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
本開示は、ビルトイン型の誘導加熱調理器に限らず、卓上型の誘導加熱調理器にも適用できる。
1 誘導加熱調理器
2 筐体
3 第1外郭ケース
4 第2外郭ケース
5 加熱コイル
6 制御基板
61 基板接続部
7、8 貫通穴
10 天板
11 上面
12 下面
13 操作ユニット
14 第1排気口
20 加熱庫
21 本体部
211、212、213 側壁部
214 底面
215 天面
22 開口部
23 グリル扉
24 グリル皿
25 ヒータ
26 第2排気口
27 中間ケース
28 突起
30 排気ダクト
31 第1ダクト部
311 ダクト本体
312 固定部
313 下面
314 上面
315 貫通穴
316 締結穴
317 壁部
318 開口部
32 第2ダクト部
33 爪部
34 第1フランジ部
35 第1端
36 第2端
37 第3端
371 開口部
372 第2フランジ部
38 第4端
381 開口部
40 接続線
50 保持部材
51 切欠
60 温度検知装置
71 突起
72 突出部

Claims (7)

  1. 第1排気口を有する天板と、
    第2排気口が設けられ前記天板の厚さ方向に沿って延びる側壁部を有し、前記天板の下方に位置する加熱庫と、
    前記加熱庫の内部と前記加熱庫の外部とに接続された排気ダクトと
    を備え、
    前記排気ダクトが、
    前記側壁部から前記天板の面方向に沿って延びると共に、一端が前記第2排気口に接続された第1ダクト部と、
    一端が前記第1排気口に取り外し可能に接続され、他端が前記厚さ方向の上方から前記第1ダクト部に取り外し可能に接続されている第2ダクト部と
    を含む、誘導加熱調理器。
  2. 前記天板の下方かつ前記加熱庫の上方に位置する外郭ケースを備え、
    前記第2ダクト部が、前記外郭ケースの外部で前記第1ダクト部に接続され、前記天板および前記第1ダクト部で挟まれて固定されている、請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  3. 前記加熱庫に設けられたヒータと、
    前記外郭ケースの内部に収容され、接続線を介して前記ヒータに接続された基板と
    を備え、
    前記基板が、前記接続線を取り外し可能に接続する接続部を有している、請求項2に記載の誘導加熱調理器。
  4. 前記接続線を保持可能に構成された保持部材を備え、
    前記保持部材は、前記接続線を収容可能に前記外郭ケースに設けられた貫通穴の近傍に位置している、請求項3に記載の誘導加熱調理器。
  5. 前記第1ダクト部は、前記面方向に沿って延びる筒形状を有し、
    前記第2ダクト部は、前記厚さ方向に沿って延びる筒形状を有している、請求項1~4のいずれかに記載の誘導加熱調理器。
  6. 前記第2ダクト部が、
    前記厚さ方向に沿って見た場合に矩形状を有すると共に、
    前記他端における短辺に設けられ、前記第1ダクト部の前記第2ダクト部が接続される部分に設けられた貫通穴の内部に位置する爪部を有している、請求項1~4のいずれかに記載の誘導加熱調理器。
  7. 前記加熱庫の内部の温度を検知する温度検知装置を備え、
    前記温度検知装置は、前記第1ダクト部に位置している、請求項1~4のいずれかに記載の誘導加熱調理器。
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