JP2008128507A - ドロップイン式コンロ - Google Patents

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Abstract

【課題】キッチンにおいてガスバーナによる調理と卓上型調理器による調理とを調理物に応じて容易に選択できるだけでなく、キッチン以外での卓上型調理器による調理が可能となる使い勝手の良いドロップイン式コンロを提供する。
【解決手段】内部にガスバーナが収容されたコンロ本体の上部を覆うコンロ天板3に、ガスバーナに対応するバーナ用開口と、卓上型調理器9を着脱自在に保持する卓上型調理器用保持開口13とを設ける。卓上型調理器用保持開口13は、その外周端部に卓上型調理器9の調理天板11の周端部を掛止することによって卓上型調理器9の調理天板11をコンロ天板3上に露出させる。コンロ本体4は、卓上型調理器用保持開口13を介して卓上型調理器9の本体ケース14を着脱自在に収容する。
【選択図】図6

Description

本発明は、キッチンのカウンタトップに設けられるドロップイン式コンロに関する。
従来、キッチンのカウンタトップに落とし込んで設置するドロップイン式コンロにおいては、ガスバーナだけでなく電力により加熱を行う電気式の加熱手段を一体的に組み込んだものが知られており、具体的には、電磁誘導によって加熱する加熱手段をガスバーナと並べてドロップイン式コンロに一体的に組み込んだものが知られている(例えば、特許文献1参照)。これによれば、ガス燃焼による加熱調理と電磁誘導による加熱調理とを調理物に応じて選択でき、幅広い調理を行うことができる。
一方、電磁誘導による加熱手段や電気ヒータによる加熱手段は、燃料等の供給が不要であり、家庭用電源から給電するだけで手軽に調理が行えることから、キッチンに限らず食卓上であっても調理が行える卓上型調理器として用いられることが一般に知られている。
しかし、キッチンに設置するドロップイン式コンロにガスバーナと電気式の加熱手段とを一体的に組み込んだものでは、前記卓上型電磁調理器のように手軽に食卓上に移動させて食卓上で調理を行うことができない。また、卓上型電磁調理器の場合には、食卓上で使い終わった後の保管場所にも困り、使い勝手が悪いといった不都合がある。
特開2001−76856号公報(図2、図3)
かかる不都合を解消して、本発明は、キッチンにおいてガスバーナによる調理と卓上型調理器による調理とを調理物に応じて容易に選択できるだけでなく、キッチン以外での卓上型調理器による調理が可能となって使い勝手の良いドロップイン式コンロを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、内部にガスバーナを収容して上部が開放されたコンロ本体と、ガスバーナに対応するバーナ用開口を備えると共に該コンロ本体の開放された上部を覆うコンロ天板とを備え、コンロ天板をカウンタトップ上に露出状態としてコンロ本体をカウンタトップに形成されたコンロ設置用開口に落とし込んで装着するドロップイン式コンロにおいて、前記コンロ天板の一部に、卓上型調理器を着脱自在に保持する卓上型調理器用保持開口を設け、前記卓上型調理器は、本体ケースと上部に鍋等を載置する調理天板とを備え、前記卓上型調理器用保持開口は、その外周端部に前記卓上型調理器の調理天板の周端部を掛止することによって該卓上型調理器の調理天板を前記コンロ天板上に露出させ、前記コンロ本体は、前記卓上型調理器用保持開口を介して前記卓上型調理器の本体ケースを着脱自在に収容したことを特徴とする。
本発明のドロップイン式コンロによれば、卓上型調理器がコンロ天板の卓上型調理器用保持開口に着脱自在に保持されている。これによって、キッチンにおいてはガスバーナによる調理と卓上型調理器による調理とが選択できるので、調理物に適した調理が容易に行え、幅広い調理を行うことができる。また、卓上型調理器をコンロ天板の卓上型調理器用保持開口から取り外すだけで、キッチン以外の所望の位置に卓上型調理器を移動させることができ、例えば、食卓上において卓上型調理器を使用して調理を行うことができるので、一層幅広い調理を手軽に行うことができる。更に、食卓上で使い終わった後には卓上型調理器用保持開口に収めるだけで他の保管場所が不要となり、使い勝手が良い。
なお、本発明において採用可能な卓上型調理器は、電磁誘導により加熱調理を行う電磁調理器、電気ヒータにより加熱調理を行う電熱調理器、又は小型ガスボンベを用いる所謂カセットコンロ等を挙げることができる。
また、本発明において、前記ガスバーナは、環状のバーナ本体に内向きの多数の炎孔をコンロ天板より下方位置に備える内炎式のバーナであることが好ましい。内炎式のバーナは、コンロ開口を介してコンロ天板より上方に突出する位置に炎孔を備える外炎式のバーナに比べて、コンロ天板の上方への火炎の露出やバーナの径方向への火炎の広がりが極めて少ない。これによって、コンロ天板上に露出する卓上型調理器の調理天板に対してガスバーナからの輻射熱を極めて小とすることができ、ガスバーナの使用時における卓上型調理器の外部からの加熱を防止することができる。
また、本発明においては、前記卓上型調理器の調理天板の周端部を掛止する前記コンロ天板の卓上型調理器用保持開口の外側に沿って、該卓上型調理器用保持開口への煮こぼれの侵入を防止するビードを突設することが好ましい。これによれば、コンロ天板上に生じた煮こぼれがビードによって阻まれ卓上型調理器用保持開口を介してコンロ本体内部に侵入することがないので、コンロ本体内部が煮こぼれによって汚染されることが防止できる。
また、本発明において、前記卓上型調理器が、その本体ケースに内蔵された冷却ファンの吸気側に連通する吸気口と冷却ファンの排気側に連通する排気口とを備えるものであるとき、前記コンロ本体に、前記ガスバーナを収容するガスバーナ収容室と前記卓上型調理器の本体ケースを収容する卓上型調理器収容室とを区画する第1仕切板を設け、前記卓上型調理器収容室に、前記卓上型調理器の本体ケースの吸気口側と排気口側とを区画する第2仕切板を設け、前記卓上型調理器収容室の一部に、前記コンロ本体の外部から前記卓上型調理器の本体ケースの吸気口に空気を導入する導入口と、該卓上型調理器の本体ケースの排気口から前記コンロ本体の外部に排気を導出する導出口を設けたことを特徴とする。
卓上型調理器として、例えば、電磁調理器等においては、内蔵された電子部品等が電磁誘導による調理の際に過熱するのを防止するために本体ケースの内部に冷却風を流動させる冷却ファンを備えている。そしてこの種の卓上型調理器の本体ケースには冷却ファンの吸気側に連通する吸気口と冷却ファンの排気側に連通する排気口とが設けられている。
ここで、卓上型調理器を卓上型調理器用保持開口に保持した状態でガスバーナと同時に使用すると、卓上型調理器の冷却ファンの作動に伴って、コンロ本体内部に空気の流動が生じ、ガスバーナに供給される燃焼用空気と干渉してガスバーナの燃焼に悪影響を及ぼすおそれがある。そこで、本発明は、前記第1仕切板を設けたことにより、ガスバーナ収容室と卓上型調理器収容室とを区画して両収容室間の空気の流通を抑制することができ、卓上型調理器の冷却ファンの作動に伴う気流とガスバーナの燃焼用空気との干渉を防止して、ガスバーナを良好に燃焼させることができる。
更に、卓上型調理器収容室に第2仕切板を設けて卓上型調理器の本体ケースの吸気口側と排気口側とを区画したことにより、排気口から排出される熱風が吸気口から吸気されることが防止でき、卓上型調理器の冷却効果の低下を防止することができる。しかも、卓上型調理器収容室の一部に前記導入口と前記導出口とを設けたことにより、卓上型調理器の本体ケース内部での空気の滞留を防止して卓上型調理器の冷却を効率よく行うことができる。
このとき、前記卓上型調理器収容室の導入口と導出口とは、該卓上型調理器収容室の底部を開口して形成することができる。卓上型調理器収容室の底部においては、導入口と導出口との開口面積を比較的大きく形成することができるので、導入口及び導出口を通過する際の気流の抵抗を小とすることができ、卓上型調理器の冷却を効率よく行うことができる。
なお、卓上型調理器の本体ケースの底部に吸気口が形成されている場合には、卓上型調理器収容室の底部における該吸気口に対向する位置に導入口を設けることが好ましい。同じように、前記卓上型調理器が冷却ファンの吸気側に連通する吸気口と冷却ファンの排気側に連通する排気口とを備えるものである場合に卓上型調理器の本体ケースの底部に排気口を設けることができ、この場合には、卓上型調理器収容室の底部における該排気口に対向する位置に導出口を設けることが好ましい。
また、前記ガスバーナ収容室に対応する前記コンロ天板の後端部に第1の通気開口部を設けると共に、前記卓上型調理器収容室に対応する前記コンロ天板の後端部に第2の通気開口部を設け、前記第1の通気開口部を前記ガスバーナに燃焼用空気を導入するバーナ用吸気口とし、前記第2の通気開口部を前記卓上型調理器の排気を導出する前記導出口としてもよい。第2の通気開口部を卓上型調理器の導出口とすることにより、卓上型調理器の本体ケースの排気口から排出された熱風をコンロ天板の後方外部へ効率よく放出させることができる。
また、本発明においては、前記卓上型調理器収容室の底部又は周壁に、該卓上型調理器収容室の内部に電源プラグの差込み口を向けた電源コンセントを設け、該電源コンセントは、前記卓上型調理器収容室の外部に延出する電源コードを介して給電可能とされていることが好ましい。
卓上型調理器が、電磁誘導により加熱調理を行う電磁調理器や、電気ヒータにより加熱調理を行う電熱調理器のように給電が必要である場合には、給電のための電源コード及び電源プラグを備えている。そこで、前記電源コンセントを前記卓上型調理器収容室に設けておくことにより、卓上型調理器が有する電源プラグの抜き差しが卓上型調理器収容室内で行え、卓上型調理器の着脱を極めて容易に行うことができる。
また、本発明において、前記卓上型調理器は、電磁誘導により加熱する卓上型電磁調理器であって、前記第2仕切板及び前記コンロ本体の少なくとも前記卓上型調理器収容室の底部は、非鉄材料によって形成されていることを特徴とする。
卓上型電磁調理器は電磁コイルに対向させた鉄鍋を電磁誘導により加熱するものであるが、例えば、鉄類材料でコンロ本体や前記第2仕切板が形成されていると、コンロ本体の一部である前記卓上型調理器収容室の底部や前記第2仕切板が電磁コイルの影響で発熱したり、鉄鍋に対する誘導加熱効率が低下するおそれがある。そこで、本発明においては、前記第2仕切板及び少なくとも前記卓上型調理器収容室の底部を、電磁誘導の影響を受けない非鉄材料によって形成することにより、他部の不要な加熱や誘導加熱効率の低下を防止することができる。なお、非鉄材料としてはアルミニウム又は合成樹脂等が挙げられる。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態のドロップイン式コンロ1は、図1に示すように、システムキッチンのカウンタトップ2に組み込んで設置され、カウンタトップ2上に露出するコンロ天板3と、非露出状態のコンロ本体4(図5参照)とを備えている。コンロ天板3には、内炎式ガスバーナ5(図5参照)の燃焼によって調理を行う燃焼調理部6が設けられている。燃焼調理部6には、鍋等を支持するための五徳7が載置されている。燃焼調理部6の近傍には、内炎式ガスバーナ5の火力を調節する操作つまみ8が配設されている。
また、このコンロ1には、後述する卓上型電磁調理器9(卓上型調理器)が組み込まれており、電磁誘導により調理を行う電磁調理部10が設けられている。電磁調理部10には、鍋等を載置して電磁誘導による加熱調理を行う調理天板11が設けられている。調理天板11は卓上型電磁調理器9に一体に備えられているものであり、卓上型電磁調理器9は、コンロ天板3に着脱自在に装着されている。
コンロ天板3は、図2に示すように、バーナ用開口12と電磁調理器用保持開口13(卓上型調理器用保持開口)とを備えて平坦な金属板材によって形成されている。バーナ用開口12は、後述の内炎式ガスバーナ5(図5参照)に対応する位置に形成されており、バーナ用開口12の周縁には図1に示すように五徳7が載置される。電磁調理器用保持開口13は、卓上型電磁調理器9(図3参照)を装着して着脱自在に保持する。
ここで、本実施形態において採用する卓上型電磁調理器9について説明する。卓上型電磁調理器9は、図3に示すように、箱形の本体ケース14と、本体ケース14の上部に設けられた調理天板11とを備えている。調理天板11は、鍋等を載置する載置板15と、載置板15の前方に設けられた操作パネル16と、調理天板11と操作パネル16とを一体に連結するフレーム17とよって構成され、その周縁部が本体ケース14の外側に張り出す形状に設けられている。操作パネル16には、複数の操作ボタン(図示省略)が配設されている。本体ケース14の内部には、図示しないが、加熱部本体や操作パネル16の操作に応じて加熱部本体をコントロールするコントローラ基板等は収納され、更に、本体ケース14の内部に冷却風を流通させる冷却ファンが収納されている。
図4に示すように、本体ケース14の底部には、その前側位置に冷却ファンの上流側に連通する吸気口18が形成され、後側位置に冷却ファンの下流側に連通する排気口19が形成されている。更に、本体ケース14の底部の四隅部には食卓等に載置して使用するための脚20が設けられている。なお、図示しないが、本体ケース14の背面側にも他の排気口が形成されているが、本実施形態において採用した卓上型電磁調理器9は、排気口19を本体ケース14の背面側だけでなく底部にも設けることによってコントローラ基板等の下方を開放させて冷却効果を向上させている。なお、図3及び図4において符号21によって示すものは、卓上型電磁調理器9に給電するための電源コードであり、この電源コード21を家庭用電源(AC電源)に接続することで、卓上型電磁調理器9が使用可能となる。
そして、図2に示すコンロ天板3の電磁調理器用保持開口13に卓上型電磁調理器9の本体ケース14を挿入し、電磁調理器用保持開口13の外周端部に卓上型電磁調理器9の調理天板11の周端部を掛止させることによって、卓上型電磁調理器9をコンロ天板3に着脱自在に保持することができるようになっている。
更に、コンロ天板3の後端縁には、図1に示すように、枠体22が着脱自在に取り付けられている。枠体22は、コンロ天板3に連結する基部23と、その斜め上方に張り出すフード部24とによって構成されている。図2に示すように、基部23には、第1の通気孔25と第2の通気孔26とが形成され、その夫々が、コンロ天板3の後端部に形成された第1の通気開口部27と第2の通気開口部28とに連通するようになっている。また、枠体22をコンロ天板3から取り外すことで、コンロ天板3の掃除や枠体22の洗浄等がが容易に行える。
また、図2に示すように、電磁調理器用保持開口13の周囲にはビード29が突設されている。ビード29は、電磁調理器用保持開口13の外周端部に卓上型電磁調理器9の調理天板11の周端部を掛止させたときに、調理天板11の周端部の下方に隠れる位置に延設され、調理の際に煮こぼれが生じた際に、煮汁が電磁調理器用保持開口13に侵入することを防止する。
コンロ本体4は、上部が開放された箱形に形成されており、図5にコンロ天板3を取り除いた状態で示すように、その上縁には外曲げフランジ30が設けられている。そして、コンロ本体4は、カウンタトップ2に開設したコンロ設置用開口31(図7参照)に落とし込み、外曲げフランジ30をコンロ設置用開口31の開口縁部に掛止して、カウンタトップ2に吊持される。
コンロ本体4の内部には、その前後方向に延びる第1仕切板32が設けられている。コンロ本体4の内部は、第1仕切板32によってガスバーナ収容室33と電磁調理器収容室34(卓上型調理器収容室)とに仕切られている。ガスバーナ収容室33には、内炎式ガスバーナ5が収容されている。内炎式ガスバーナ5は、環状のバーナ本体35に内向きの多数の炎孔36を備えている。内炎式ガスバーナ5には、ガス供給管37を介して燃料ガスが供給される。ガス供給管37には、内炎式ガスバーナ5に供給する燃料ガス量を調節して所望の燃焼火力を得るための火力調節弁装置38が接続されている。火力調節弁装置38は、操作つまみ8(図1参照)を介して回転操作を行う調節用回転軸39を備えている。調節用回転軸39は、図2に示すコンロ天板3に形成された貫通孔40を介してコンロ天板3上に突出し、この突出部分に操作つまみ8が取り付けられる。
コンロ本体4の内部が第1仕切板32によってガスバーナ収容室33と電磁調理器収容室34とに仕切られていることで、ガスバーナ収容室33と電磁調理器収容室34との間の空気の流通を抑制することができ、卓上型電磁調理器9の冷却ファンの作動に伴う気流と内炎式ガスバーナ5の燃焼用空気との干渉を防止して、内炎式ガスバーナ5を良好に燃焼させることができる。なお、内炎式ガスバーナ5への燃焼空気の供給は、図2に示すように、コンロ天板3の後端部にバーナ用吸気口として形成された第1の通気開口部27を介して行われる。このとき、枠体22のフード部24により燃焼用空気が第1の通気開口部27へ向かって良好に案内されると共に第1の通気開口部27からの塵埃の侵入が防止される。
また、内炎式ガスバーナ5を採用したことによって、コンロ天板3の上方への火炎の露出やバーナの径方向への火炎の広がりが極めて少ないので、コンロ天板3上に露出する卓上型電磁調理器9の調理天板11に対する内炎式ガスバーナ5からの輻射熱を極めて小とすることができる。これによれば、卓上型電磁調理器9の調理天板11のフレーム17が合成樹脂製であるときには、熱によるフレーム17の変形や劣化を防止することができ、フレーム17が金属製であっても、調理天板11に対する高温加熱の悪影響を回避することができる。
電磁調理器収容室34は、コンロ天板3の電磁調理器用保持開口13に保持された卓上型電磁調理器9に対応する位置に形成されている。電磁調理器収容室34の内部は、左右方向に延びる第2仕切板41により前後2室に仕切られている。第2仕切板41を介して電磁調理器収容室34の前側に形成された部屋の底部には、コンロ本体4の下方外部から卓上型電磁調理器9の本体ケース14の吸気口18に空気を導入する導入口42が形成されている。第2仕切板41を介して電磁調理器収容室34の後側に形成された部屋の底部には、卓上型電磁調理器9の本体ケース14の排気口19からコンロ本体4の下方外部に排気を導出する導出口43が形成されている。
更に詳しく電磁調理器収容室34を説明すれば、図6にコンロ本体4を分解して示すように、電磁調理器収容室34の底部が打抜かれて開口しており、この開口44を塞ぐようにアルミニウム製の底板45がネジ止め等により取り付けられている。底板45には、前記導入口42と前記導出口43とが形成されている。底板45の材料は、アルミニウム以外に合成樹脂であってもよく、電磁誘導の影響を受けない非鉄材料であればよい。また、前記第2仕切板41もアルミニウム又は合成樹脂等の電磁誘導の影響を受けない非鉄材料で形成されている。なお、コンロ本体4全体が電磁誘導の影響を受けない非鉄材料で形成されている場合には、図示しないが、底板45を設けることなく、電磁調理器収容室34の底部を打抜いて前記導入口42と前記導出口43とを形成することができる。
このように、電磁調理器収容室34を第2仕切板41により前後2室に仕切り、その夫々の部屋に導入口42と導出口43とを設けたので、図7に示すように、導入口42から卓上型電磁調理器9の吸気口18に向かう空気に、卓上型電磁調理器9の排気口19から排出される熱風が干渉することはなく、卓上型電磁調理器9の冷却効果を向上させることができる。また、導入口42と導出口43とを電磁調理器収容室34の底部に形成したことにより、導入口42と導出口43との開口面積を比較的大きく形成することができる。これによって、導入口42及び導出口43を通過する際の気流の抵抗を小とすることができ、卓上型電磁調理器9の冷却を効率よく行うことができる。更に、導出口43が電磁調理器収容室34の底部に形成されていることによって、卓上型電磁調理器9の電源コード21(図3参照)を導出口43を介してコンロ本体4の外部に延出させることができる。なお、図示しないが、導入口42と第1の導出口43とは、電磁調理器収容室34の底部ではなく側壁に設けることもできる。
また、卓上型電磁調理器9の排気口19から排出される熱風は、図2及び図7に示すように、コンロ天板3の後端部に他の導出口として形成された第2の通気開口部28を介しても排出されるようになっている。第2の通気開口部28を他の導出口とすることによって、卓上型電磁調理器9の本体ケース14の排気口19から排出された熱風をコンロ天板3の後方外部に効率よく放出させることができる。そして前述したように、コンロ天板3の後端部に設けられた枠体22のフード部24により卓上型電磁調理器9の排気が外方に良好に案内されると共に第2の通気開口部28からの塵埃の侵入が防止される。
なお、図2に示す電磁調理器用保持開口13の周囲のビード29は、図8(a)に示すように、卓上型電磁調理器9の調理天板11の外周下端に形成された凹部46に係合させることにより、電磁調理器用保持開口13への卓上型電磁調理器9の掛止状態を安定させることができ、しかも、図7に示す状態にビード29を確実に覆い隠すことができる。また、図8(b)に示すように、卓上型電磁調理器9の調理天板11の外周下端とビード29との間にシールパッキン47等の密着部材を介在させることにより、煮汁が電磁調理器用保持開口13に侵入することを確実に防止できるだけでなく、電磁調理器用保持開口13に掛止した卓上型電磁調理器9のガタつきを防止することができる。シールパッキン47は、電磁調理器用保持開口13の周囲のビード29上に貼着して設けてもよく、卓上型電磁調理器9の調理天板11の外周下端に貼着して設けてもよい。また、シールパッキン47を卓上型電磁調理器9に設ける場合には、図示しないが、調理天板11の外周下端に沿ってシールパッキン47を埋め込んで設けてもよい。
更に、卓上型電磁調理器9の調理天板11の外周下端にシールパッキン47を設けることで、煮汁の電磁調理器用保持開口13への侵入が確実に防止できる場合には、図示しないが、コンロ天板3の電磁調理器用保持開口13の周囲にはビード29を設けなくてもよい。
また、本実施形態においては、卓上型電磁調理器9を電磁調理器用保持開口13に掛止させたとき、卓上型電磁調理器9の調理天板11がコンロ天板3の上面から突出するようにしたものを示したが、図9に示すように、卓上型電磁調理器9を電磁調理器用保持開口13に掛止させたとき、卓上型電磁調理器9の調理天板11がコンロ天板3の上面と同一の高さとなるようにすることもできる。この場合には、コンロ天板3の電磁調理器用保持開口13の内周縁に段差部48を設け、この段差部48に卓上型電磁調理器9の調理天板11の外周を掛止させる。このとき、段差部48の上面に突出するビード49を設けておけば、電磁調理器用保持開口13への煮汁の侵入が防止できる。更に、電磁調理器用保持開口13からの卓上型電磁調理器9の取り外しを容易とするために、図10に示すように、卓上型電磁調理器9に把持部材50を設けておくことが好ましい。
また、本実施形態においては、卓上型調理器として卓上型電磁調理器9を挙げて説明したが、卓上型電磁調理器9以外に、図示しないが、電気ヒータにより加熱調理を行う卓上型電熱調理器、又は小型ガスボンベを用いる卓上型カセットコンロ等であってもよい。
そして更に、前述の卓上型電磁調理器9や電気ヒータにより加熱調理を行う卓上型電熱調理器のようにAC電源からの給電が必要なものに対応させるために、例えば、図11に示すように、電磁調理器収容室34の底部後部側(又は、図示しないが、電磁調理器収容室34の周壁)に電源コンセント51を設けてもよい。電源コンセント51は、卓上型電磁調理器9や卓上型電熱調理器が備える電源プラグの差込み口52を電磁調理器収容室34内に向けて固定され、図示しないが、コンロ本体4の外部に延出する電源コードの先端に設けられた電源プラグが家庭用電源に接続される。これにより、電磁調理器用保持開口13への卓上型電磁調理器9や卓上型電熱調理器の着脱の際に、電源コンセント51の抜き差しが手元で行える。また、図示しないが、卓上型電磁調理器9や卓上型電熱調理器に設けられた電源コードが卓上型電磁調理器9や卓上型電熱調理器の本体内部に巻取り収納可能である場合には、卓上型電磁調理器9や卓上型電熱調理器と電源コンセント51との間の余分な電源コードが延出せず有利である。
本発明の一実施形態のドロップイン式コンロの設置状態を示す斜視図。 コンロ天板を示す平面図。 卓上型電磁調理器を示す斜視図。 卓上型電磁調理器の底面図。 コンロ本体を示す斜視図。 コンロ本体の分解斜視図。 電磁調理器収容室の説明的断面図。 コンロ天板の一部の断面図。 他の実施形態におけるコンロ天板の説明的断面図。 他の実施形態における卓上型電磁調理器の一部を示す斜視図。 コンロ本体の一部における他の例を示す説明図。
符号の説明
1…ドロップイン式コンロ、2…カウンタトップ、3…コンロ天板、4…コンロ本体、5…内炎式ガスバーナ(ガスバーナ)、9…卓上型電磁調理器(卓上型調理器)、11…調理天板、12…バーナ用開口、13…電磁調理器用保持開口(卓上型調理器用保持開口)、14…本体ケース、18…吸気口、19…排気口、27…第1の通気開口部、28…第2の通気開口部、29…ビード、31…コンロ設置用開口、32…第1仕切板、33…ガスバーナ収容室、34…電磁調理器収容室(卓上型調理器収容室)、35…バーナ本体、36…炎孔、41…第2仕切板、42…導入口、43…導出口、51…電源コンセント、52…差込み口。

Claims (8)

  1. 内部にガスバーナを収容して上部が開放されたコンロ本体と、ガスバーナに対応するバーナ用開口を備えると共に該コンロ本体の開放された上部を覆うコンロ天板とを備え、コンロ天板をカウンタトップ上に露出状態としてコンロ本体をカウンタトップに形成されたコンロ設置用開口に落とし込んで装着するドロップイン式コンロにおいて、
    前記コンロ天板の一部に、卓上型調理器を着脱自在に保持する卓上型調理器用保持開口を設け、
    前記卓上型調理器は、本体ケースと上部に鍋等を載置する調理天板とを備え、
    前記卓上型調理器用保持開口は、その外周端部に前記卓上型調理器の調理天板の周端部を掛止することによって該卓上型調理器の調理天板を前記コンロ天板上に露出させ、
    前記コンロ本体は、前記卓上型調理器用保持開口を介して前記卓上型調理器の本体ケースを着脱自在に収容したことを特徴とするドロップイン式コンロ。
  2. 前記ガスバーナは、環状のバーナ本体に内向きの多数の炎孔をコンロ天板より下方位置に備える内炎式のバーナであることを特徴とする請求項1記載のドロップイン式コンロ。
  3. 前記卓上型調理器の調理天板の周端部を掛止する前記コンロ天板の卓上型調理器用保持開口の外側に沿って、該卓上型調理器用保持開口への煮こぼれの侵入を防止するビードを突設したことを特徴とする請求項1又は2記載のドロップイン式コンロ。
  4. 前記卓上型調理器が、その本体ケースに内蔵された冷却ファンの吸気側に連通する吸気口と冷却ファンの排気側に連通する排気口とを備えるものであるとき、
    前記コンロ本体に、前記ガスバーナを収容するガスバーナ収容室と前記卓上型調理器の本体ケースを収容する卓上型調理器収容室とを区画する第1仕切板を設け、
    前記卓上型調理器収容室に、前記卓上型調理器の本体ケースの吸気口側と排気口側とを区画する第2仕切板を設け、
    前記卓上型調理器収容室の一部に、前記コンロ本体の外部から前記卓上型調理器の本体ケースの吸気口に空気を導入する導入口と、該卓上型調理器の本体ケースの排気口から前記コンロ本体の外部に排気を導出する導出口を設けたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載のドロップイン式コンロ。
  5. 前記卓上型調理器収容室の導入口と導出口とは、該卓上型調理器収容室の底部を開口して形成されていることを特徴とする請求項4記載のドロップイン式コンロ。
  6. 前記ガスバーナ収容室に対応する前記コンロ天板の後端部に第1の通気開口部を設けると共に、前記卓上型調理器収容室に対応する前記コンロ天板の後端部に第2の通気開口部を設け、
    前記第1の通気開口部を前記ガスバーナに燃焼用空気を導入するバーナ用吸気口とし、
    前記第2の通気開口部を前記卓上型調理器の排気を導出する前記導出口としたことを特徴とする請求項4記載のドロップイン式コンロ。
  7. 前記卓上型調理器収容室の底部又は周壁に、該卓上型調理器収容室の内部に電源プラグの差込み口を向けた電源コンセントを設け、
    該電源コンセントは、前記卓上型調理器収容室の外部に延出する電源コードを介して給電可能とされていることを特徴とする請求項4乃至6の何れか1項記載のドロップイン式コンロ。
  8. 前記卓上型調理器は、電磁誘導により加熱する卓上型電磁調理器であって、
    前記第2仕切板及び前記コンロ本体の少なくとも前記卓上型調理器収容室の底部は、非鉄材料によって形成されていることを特徴とする請求項4乃至7の何れか1項記載のドロップイン式コンロ。
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