JP2004189341A - トラック内に配置された物品を結束するための装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 抑止信号に応答して使用不能にすることが可能な二次引張りユニットを備えた、トラック内に配置された物品を結束するための装置を提供する。
【解決手段】 本発明は、トラック内に配置された物品を、平らな面を備えたテープ材料で結束するための装置に関する。本発明による装置は、テンションローラ(139)と、テンションローラ(139)に近接し且つテープ材料の上流側部分に隣接したグリッパ(140)を備えたテープ材料引張りユニット(15)を有する。テンションローラ(139)がテープ材料の下流側部分をテープ材料の平らな面に垂直に押すように移動して、テンションローラ(139)によって引取られたテープ材料の短い部分が物品の回りから引出される間、グリッパ(140)はテープ材料の上流側部分を把持する。本発明による装置は更に、テープ材料引張りユニット(15)を抑止信号に応答して選択的に使用不能にする電気式抑止部を有する。
【選択図】 図7A

Description

本発明は、荷造り又はバンド掛け(ストラッピング)向きの種々のタイプの可撓性で可融性ストラップを用いる機械に関する。代表的な用途としては、雑誌、新聞紙、箱、トレー等が挙げられるが、これらには限定されない。
例えば、米国特許第3,735,555号、第3,884,139号、第4,312,266号、第4,196,663号、第4,201,127号、第3,447,448号、第4,387,631号、及び第4,473,005号に開示されているような多くの高速自動バンド掛け機が開発された。これら米国特許の装置で分かるように、一般的には、コンベヤベルトがストラップの束を高速でバンド掛けステーションに搬送し、ここでストラップは、コンベヤベルトがストラップ束を装置から遠ざける前に自動的にバンド掛けされる。最新式の機械は、毎分約40〜50束をバンド掛けできる。しかしながら、かかるバンド掛け装置の速度を一段と上げて処理量を多くするのが望ましい。
代表的なバンド掛け機は、束の周りでのストラップの初期引張りを行う初期又は一次引張り装置を採用している。しかる後、二次引張り装置がストラップの張力を大きくし又はその引張り具合を大きくする。その後、シールユニット又はシールヘッドが、代表的には加熱ナイフ機構の使用によりストラップをシールして結束作業を完了させる。
従来型バンド掛け装置はもっぱら、タイミングを取る上で(調時のために)、機械式の組立体、例えば多数のカム及びフォロア機構、ピストン駆動式リンク機構等を利用している。かかる機械式機構は或る束については非常に迅速なバンド掛けを行うことができる。しかしながら、種々の材料から成る種々のサイズの束を結束する場合、かかる機械式のバンド掛け装置は、一サイズの物品束のバンド掛けに使用上の優位性があるに過ぎず、これに対して別のサイズの束又は種々の物品の束のバンド掛けは劣る。かかる機械式又は電気機械式の装置は、これに素早く送られている互いに異なるサイズの束及び種々の物品の束に合わせて自動調整することができない。その上、かかる機械式装置は、毎分60束を越える速度で物品を効率的に結束することができない。重要なこととして、一次引張りユニットと二次引張りユニットの両方は、かかる高速の状態で信頼性をもって動作できない。
一般に、現在市場に出ているバンド掛け機は、動力伝達に関して、従来の電気機械式構成部品、例えばクラッチ、ブレーキ、Vベルト等を用いている。しかしながら、他の産業分野におけるサーボ制御の普及により、今やバンド掛け機においても、このような従来の電気機械式装置に代わる経済的且つ技術的に有用な手段としてサーボ制御が利用されるようになっている。
しかしながら、伝統的なサーボ制御では、サーボモータを駆動するためにPLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)プラットホーム及びいわゆる「スマート」なサーボドライブカードが用いられるのが通例である。残念なことに、このアーキテクチャを用いると、高速動作方式では許容できないほどの著しい遅れが制御プログラムに生じる。PLCを利用したシステムは本質的には、ドライブカードに命令を出してドライブカードがその命令を実行するようにする主中央処理ユニット(CPU)とマスタ−スレーブ関係をなして動作し、CPUとカードとの間には実時間リンク(又、リアルタイムリンク)が用いられない。実時間リンクがなければ、制御系は融通性がなく、CPUはサーボモータに送られる移動ルーチンを完全には制御しない。
本発明は、従来型バンド掛け装置を改良し、サーボ駆動制御の実行に加えて、プログラマブルコントローラの制御機能を実行する制御系又は機械コントローラを採用することにより追加の利点をもたらす。制御系中の変数を用いてバンド掛け及びシールサイクルを種々の生産及び包装要件に適合するよう容易に変更することができる。
本発明のバンド掛け機は、シールヘッド及び送り及び引張りローラ駆動装置に用いられるサーボモータを採用している。サーボモータ及び駆動装置は、位置、速度及び加速度の正確な制御を可能にし、しかも従来型の駆動装置構成部品、例えばクラッチ、ブレーキ、Vベルト等をと関連した保守上の問題点を減らすことができる。サーボ機能に対する実時間CPU制御を行うために、制御系はプロセッサ、例えばインテル・コーポレイションの80C196NPプロセッサを採用している。制御系は又、機械の各種機能を制御するためにサーボモータ回路及びI/O回路を有する。
本発明のバンド掛け機の送り及び引張りユニットは、閉ループ制御方式を採用している。送り及び引張りエンコーダからの信号出力とピンチローラ近接スイッチのデータとを比較することにより、ピンチローラと駆動ローラとの相対的滑りを検出できる。このデータは2つのモード、即ち(1)ストラップがトラック中へ通っていかない送り不足を検出するフィード又は送りモード、(2)束の周りにおけるストラップの一次引張りの完了時を検出するテンション又は引張りモードで用いられる。
送りモードでは、送り及び引張りユニットサーボモータは、ストラップを所定数のエンコーダパルスの間、トラック中へ送る。送り作業中、エンコーダパルスは、ピンチローラ近接スイッチのパルスと連続的に比較される。この位置追跡の際の著しいばらつきは、駆動ローラとピンチローラの相互の滑りを表し、送り不足条件を指示する。送り不足条件が検出されると、ストラップは「再試行」シーケンスがエンコーダ及び近接スイッチデータをリセットするストラップセンサレバー領域に引っ込められる。制御系の決定に応じて送りシーケンスを数回にわたって再試行するのが良い。
一次引張りモードでは、送り及び引張りサーボモータは、ストラップを所定の束サイズに関してループサイズ制御モード内のエンコーダパルスの所定回数の間引っ込めるか、或いは引張り駆動ローラがストラップ上で滑り始める箇所までストラップを引っ込める。圧縮性の高い包装品をバンド掛けする場合、制御系は、シールヘッド速度を変えて駆動ローラがストラップを十分に引っ張るための時間が得られるようにするのが良い。
本発明のバンド掛け機は又、束高さセンサ又はオペレータ入力により開始される閉ループの機械式二次引張りを採用している。シールヘッド及び送り及び引張ピンチローラの位置を追跡することにより、機械式二次引張りシーケンスをバンド掛けサイクル中の適当な時刻に開始できる。二次引張り装置は好ましくは、二次引張りカムに基づいてカム駆動され、この二次引張りカムは、共通駆動軸上のシステムの残りのカムと同軸に設けられている。制御系は、一次引張りを受けているストラップの位置、共通軸の速度又は遅さ、回転数をモニターでき、二次引張りが適当な時に加えられるようにすることができる。
本発明の上記利点及び他の利点は、当業者であれば以下の詳細な説明を読むと明らかになろう。
可撓性のテープタイプの材料を取り扱う機械、特にバンド掛け機において一次引張りと二次引張りを行う装置及び方法を本明細書において詳細に説明する。以下の説明において、本発明の完全な理解が得られるよう数多くの具体的細部、例えば特定の構成要素、かかる構成要素の配置及び結合状態等を記載している。しかしながら、当業者であれば、本発明の特徴は、或る特定の細部を用いなくても、或いは他の構成要素、結合要素等を用いても実施できることは容易に理解できよう。他の場合では、本発明の内容をぼかさないようにするために周知の構造については説明をしていない。
図1を参照すると、バンド掛けシステム又はバンド掛け機10が、以下の主要な構成要素、即ちディスペンサユニット11、アキュムレータユニット12、送り及び引張りユニット13、トラック又は軌道ユニット14、二次引張りユニット15、シールヘッドユニット16及び制御系200を有し、これらは全てハウジング又はフレーム10’に取り付けられている。バンド掛け機の基本動作では、ストラップをディスペンサ11に取り付けられたストラップコイルから巻き出し、ストラップの自由端をアキュムレータ12、送り及び引張りユニット13、シールヘッド16及びトラック14中に送る。ストラップをトラック14の周りに送ってシールヘッド16内へ戻した後、バンド掛けサイクルの開始が可能である。バンド掛けサイクルは、以下に詳細に説明するように、シールヘッド16の共通軸及びカムの一回転だけでバンド掛け機能を実行する一連のシールヘッドカムによって制御される。
システム10の作動全体をまず最初に説明し、その後個々の構成要素について詳細に説明する。バンド掛けサイクルは、右側のグリッパ148(図9C)がストラップの自由端をカバースライダ153(図9C)に押し付けた状態に把持することで始まる。トラックガイド132を機械的に開放して、ストラップを主又は一次引張りシーケンスにおいて送り及び引張りモータ126(図5)によって包装品の周りに引きながらストラップをトラックガイド132(図8B)から引き出す。
この一次引張り段階を完了すると、シールヘッド16は引き続き回転し、追加のストラップ張力が二次引張りユニット15によって加えられる。二次引張り段階が完了すると、左側グリッパ149(図9C)がストラップの供給側をカバースライダ153に押し付けた状態に把持する。オーバーラップした状態のストラップ部分をヒーターブレード150によって加熱されている定盤152によって互いに押し付け、ストラップカッター154によって供給源から切り離す(全て図9Cに示されている)。次に、ヒーターブレードをストラップシール領域から引っ込める。シールヘッド16は回転し続け、定盤152がオーバーラップ状態のストラップ部分を押さえてこれらをシールすることができるようにする。
シールサイクル中、シールヘッド16を通るストラップ経路はもう一度整列し、送りシーケンスが開始できる。シールヘッド16は回転し続けて、送りシーケンスの続行中にシールを放冷させる。バンド掛けサイクルの終りで、カバープレート153は開き、シールされたストラップが解除され、カバースライダが閉じ位置に戻る。ストラップの送りは、自由端がサイドシールヘッド16に到達するまで続けられる。送りシーケンスが完了した後では、バンド掛け機は別のストラップをバンド掛けする準備ができている。
2つの動作モード、即ち、(1)手動及び(2)自動モードが利用できる。手動モードにより、ストラップをオペレータにより、主としてオフラインバンド掛け作業及びメンテナンス検査を行うためにストラップをバンド掛けできる。自動モードでは、バンド掛け機は、上流側の送り込み設備、例えばコンベヤと連携し、バンド掛けサイクルは、システム10の入口側に設けられた包装品センサ(図示せず)によって開始され、この包装品センサは、包装品がシステムに送られていることを指示する上流側インターロック信号を出してバンド掛けサイクルを開始させる。
ストラップディスペンサユニット
図2A及び図2Bを参照すると、ディスペンサ11は、バンド掛け作業に必要なバンド掛け材料20から成るコイル(破線で示す)の取付け手段を構成している。バンド掛けシステム10は好ましくは、2つのディスペンサ11を採用しており、そのうちの1つだけが図2A及び図2Bに示されている。ディスペンサは必須の構成要素として、着脱自在な軸方向に取り付けられた外側のサイドプレート18を備えた軸17、接線方向に配置されたストラップ排出スイッチ112、非接触式ロー(low)又は残量僅少ストラップセンサ113、ガイドローラ111,151及び軸方向に取り付けられたディスペンサコイルブレーキ110を有している。軸は、軸受19によってアキュムレータ12に近接した状態でバンド掛けシステム10に回転自在に取り付けられ、ストラップ排出スイッチ112、コイルブレーキ110及び非接触ローストラップセンサ113は、図3に示すように制御系200の幾つかの入力のうちの1つに電気的に接続されている。制御系からコイルブレーキ110に送られるブレーキ解除信号に基づき、軸受19に取り付けられたディスペンサ軸17の回転が、電気的に操作されるブレーキによって制御され、ブレーキはストラップがバンド掛け機の要求に応じて制御系により解除される。ディスペンサブレーキ110は好ましくは、電気信号がない場合に働く従来型バネ作動タイプのものである。制御系は、中身の少なくなったアキュムレータ12部分を満杯にするためにアキュムレータモータ122(図4A)を付勢するたびにブレーキを解除する。制御系200がアキュムレータモータ122を消勢すると、ディスペンサブレーキ110はもう一度働く。
バンド掛け材料20はコア取付けコイル(図示せず)上に送られ、このコイルは、外側サイドプレート18を取り外し、コイルをディスペンサマンドレル24に取り付け、サイドプレート18を元通りにすることにより軸17にロードされる。ストラップ20をロード又は装填するためには、バンド掛け機10は、アキュムレータを動作させてストラップを受け入れることができるようにするロードモード(以下に説明する)の状態になければならない。ストラップコイルの固定していない端、即ち自由端を手でガイドローラ111の周りに通し、そしてストラップ排出スイッチ112に通してから第2のガイドローラ151の周りに通し、さらにアキュムレータの上方ガイド117の中へ通し、ここで回転アキュムレータローラ114,115(図4B)によって捕捉される。
非接触式ローストラップセンサ113は、コイル直径をモニターし、コイルが無くなりかけると制御系信号を出す。非接触式ローストラップセンサは、バンド掛け材料20から反射された光を受け取るようディスペンサマンドレル24に対して経路に沿って接線方向に位置決めされた光学変換器を採用している。しかしながら、十分な量のバンド掛け材料がディスペンサ11から出てバンド掛け材料の直径が減少し、それにより接線方向に取り付けられている光学変換器がストラップコイル直径に対して反射光を受けることができない場合、ローストラップセンサ113は、制御系200にローストラップ信号を出す。この信号を受け取ると、制御系は、ローストラップ灯(図示せず)を照明し、オペレータにローストラップ(ストラップの残量が僅少である)状態を警告する。
ストラップ排出スイッチ112は、2つのディスペンサ11のうちどちらが(上方又は下方)現在使用中であるが、そしてストラップコイルが少なくなったかどうかを指示する残量僅少信号を制御系200に出す。残量僅少信号をいったん受け取ると、制御系200は、オペレータに警告する可聴アラームを出し、ストラップをアキュムレータユニット12から引っ込める。しかる後、制御系200はバンド掛け機が自動ロード準備シーケンスに入るようにする。
下方のディスペンサ11のストラップが空になり、バンド掛け機10が上述のストラップを空にするシーケンスを完了した後であると仮定すると、上方ディスペンサからのストラップコイルの固定されていない端は、下方ストラップコイルと同一の経路で(但し、ストラップ排出スイッチ112へのストラップの通し具合は、この場合にはガイドローラ111の下で行われ、上方コイルが稼働中のコイルであることを指示していることを除く)手送りされる。2つの位置スイッチは、スイッチの作動レバーが、下側コイルが可動状態にあることを指示する第1の位置にあり、そして上側のコイルが可動状態にあることを指示する第1の位置から回動自在に変位した第2の位置にあるときに第1の信号を制御系200に出す。ストラップを2つの位置の一方に通すことにより、ストラップ排出スイッチ112の作動レバーは、第1又は第2の位置に回動自在に位置して、適当な信号を制御系200に出す。かかる2つのコイルシステムにより、オペレータはバンド掛け機が引続き作動している間に、空になった下側コイルを交換することができる。
ストラップアキュムレータユニット
次に、図4A〜図4Cに示すアキュムレータ12を参照すると、アキュムレータは、バンド掛け作業のためのストラップのリザーバ20及び、ストラップが2つのディスペンサ11のうち一方について空になった後に自動的にストラップをロードするために必要な機構を構成する。アキュムレータ12は必須の構成要素として、以下の要素、即ちピンチローラ114を付勢するバネ165、モータ駆動式ローラ115、蓄積室窓116、ストラップガイド117,118、一体ストラップガイドスロット30を備えたアキュムレータドア119、ストラップセンサレバー120及びこれら要素が固定された後方取付けプレート118’を有している。アキュムレータ12は、3つの作動モード、即ち(1)ロードモード、(2)バンド掛けモード、及び(3)引込みモードを有している。
ロードモードでは、ストラップは、ディスペンサ11からアキュムレータピンチローラ114及びモータ駆動ローラ115内に手送りされる。ピンチローラ114は、偏心軸174に回転自在に取り付けられており、この偏心軸はピンチローラレバー175の一端に取り付けられている。ピンチローラ114は、ピンチローラレバーの自由端に固定されているバネ165によって駆動ローラ115内へ押し込まれ又はこれに押し付けられる。ロードシーケンスを開始するため、オペレータは、ディスペンサ領域内に設けられたロード押しボタン(図示せず)を押す。制御系200がこれに応答してロードシーケンスをいったん開始すると、制御系は、アキュムレータモータ122を付勢し、このアキュムレータモータは駆動ローラ115を回転させ、それによりストラップ20を回転中のピンチローラ114及び駆動ローラ115によってアキュムレータ12内へ引き込む。ストラップは、上方ストラップガイド117及び下方ストラップガイド118によってアキュムレータ12の下方部分内へ案内され、次にアキュムレータドア119内に設けられたガイド30によって送り及び引張りローラ13の部分内へ案内される。
ロードシーケンス中、制御系200は、ドア閉鎖信号をアキュムレータドアソレノイド121に送り、それにより、アキュムレータドア119を閉鎖状態に保っている端にフックが設けられたレバー119’を引っ込める。アキュムレータドア119を閉鎖状態に保持することにより、ストラップ20は、アキュムレータドア119内のガイドストック30に封じ込められ、送り及び引張りローラ127、129(図5B)内へ案内される。ストラップを送り及び引張りローラ127,129中へ送って送り管169(図5A)内へ送り込んだ後、制御系200及びストラップセンサレバー168に結合されているストラップセンサ166(図5B)は、ストラップセンサレバーの運動を検出する。送り管169に設けられているストラップセンサレバー168は、ストラップが送り及び引張りローラ127,129を越えて送られると、制御系200に、機械がバンド掛けモードに入ることができることを指示するストラップ検出信号を出す。図5A〜図5Cと関連して以下に説明するように、ストラップセンサレバーは好ましくは、ストラップセンサの周りに回動自在に枢着されていて、レバーの自由端が送り管を通って移動するストラップによって回動自在に変位するようになっている。これに応答して、好ましくは誘導性近接センサであるストラップセンサが、ストラップ検出信号を制御系に出力し、それによりストラップがアキュムレータ12及び送り及び引張りユニット13中へ正しく送られたことを指示する。
バンド掛けモードでは、制御系200は、アキュムレータドアソレノイド121を解除し、それによりバネ押しアキュムレータドア119が引っ込むことができ、かくしてストラップはドアのガイドスロット30から出て、窓116、後方取付けプレート118’の左側部分及びこれらの間に配置されたスペーサ116’によって形成される主アキュムレータ室116”内へ入ることができる。窓116及びドア119は、オペレータがアキュムレータユニット12内のストラップ20(図4Cには示さず)を見ることができるよう透明である。制御系は、アキュムレータモータ122に信号を出して動作しつづけるようにし、それによりアキュムレータ室116”をストラップで満杯にし、ついには回動自在に取り付けられているストラップセンサレバー120を休止位置から満杯位置に押しさげる下向きの重み力を生じさせるのに十分な量のストラップが存在するようにする。ストラップセンサレバー120を一杯まで押し下げた後、アキュムレータバックプレートに取り付けられたホール効果センサ123が、ワンド120の基端部に取り付けられた磁石124を検出する。ホール効果センサ123は、制御系200に結合されていて、アキュムレータ室116”が満杯になったことを指示する。ストラップ満杯信号を制御系200に出す。アキュムレータ室116”が満杯になった後、制御系200は、アキュムレータモータ122に消勢信号を出し、するとバンド掛け機10は、送り及び引張りユニットと関連して以下に説明する自動送りシーケンスの準備ができている。
引込みモードは、自動的に制御され、これを用いて先に少なくなったストラップ20の一片をバンド掛け機10から取り除き、それによりバンド掛け機に容易にロードできるようにする。ディスペンサ11に設けられたストラップ排出スイッチ112(図2)が空になったコイルを検出して適当なストラップ排出信号を制御系200に送ったあと、制御系は、アキュムレータモータ122を停止させる。次に、ストラップをアキュムレータ室116”から供給し、ついにはホール効果センサ123が磁石124を検出できず、アキュムレータ室116”が満杯ではないことを指示するようになる。ストラップ排出スイッチ112からのストラップ排出信号と同時に、ホール効果センサ123からの非満杯信号に応答して、制御系200は、逆の信号をアキュムレータモータ122及び張力ユニットモータ126(以下に説明する)に出し、このモータ126はアキュムレータ12内の残りのストラップをバンド掛け機から送り出す。この時点において、制御系200はバンド掛け機10をロードモードに戻し、先にロードされたコイルからのストラップがストラップ排出スイッチ112を通してアキュムレータローラ114,115内を通すことができ、かくして別のロードシーケンスを開始する。
送り及び引張りユニット
次に、図5A〜図5Cを参照すると、送り及び引張りユニット13が、ストラップをトラック14の周りに送るための手段を構成すると共に引張りシーケンス中、一次引張りを行う。送り及び引張りユニット13は、誘導性近接センサ130を備えたソレノイド装荷式ピンチローラ129に被動ローラ127を押し付けるブラシレスDCサーボモータ126を有している。ストラップ20を受け入れる送り管169が、上述のようにストラップセンサ166を備えている。サーボモータ126は、ディジタルエンコーダ179を備え、このディジタルエンコーダ179は、閉鎖ループ制御信号を制御系200に出して駆動ローラ127の位置、速度及び加速度をモニターする。
ピンチローラ129は、第1の端部がソレノイドに結合されると共に自由端が偏心軸160に結合されたピンチレバー167を用いてソレノイド128によって選択的にロードされる。ピンチローラは、偏心軸の自由端に回転自在に取り付けられていて、制御系200が付勢信号をソレノイド128に出すと、ソレノイドがピンチレバー167を回動させてピンチローラ129を駆動ローラに押し付けるようになっている。図3に示すように、ソレノイドは、可変力をピンチローラ129に与え、かくして可変ピンチ力をストラップ20に及ぼして本明細書で説明する種々の操作モードが行えるようにするパルス幅変調(PWM)回路によって制御される。
直角位相(quadrature)追跡信号を制御系200に出すために誘導性近接センサ130が用いられ、制御系200は、駆動ローラの回転に対するストラップの位置及び応答性をモニターする。追跡信号は、制御系が送り及び引張りエンコーダ179からの信号と後述するような近接センサ130の情報とを比較できるようにすることにより、閉鎖ループ引張り制御を可能にする。近接センサ130及びディジタルエンコーダ179は好ましくは、従来型直角位相符号化法を採用し、それぞれセンサの対を用いて駆動ローラ及びピンチローラの回転の大きさと方向の両方を制御系200によって検出できるようにする。隣接センサ130が、ピンチローラ129の縁部の周りに配置された複数の半径方向に設けられた穴の回転によって引き起こされる可変磁束を検出する誘導エンコーダであるが、当業者に知られている他の符号化法、例えば、光学符号化法、ブラシ付き又はブラシレス電気符号化法を使用できる。
送り及び引張りユニット13は、3つの操作モード、即ち(1)ロードモード、(2)一次引張りモード、(3)送りモードを有している。ロードモードの間、ストラップはアキュムレータローラ114,115によって送り及び引張りローラ127,129内に送り込まれ、ここでストラップはピックアップされて、送り管169内に設けられているストラップセンサレバー168まで駆動される。ストラップがストラップセンサレバー168に達した後、センサレバーはストラップによって回動自在に変位され、それによりストラップセンサ166はストラップ検出信号を制御系200に出す。これに応答して、制御系200は送りシーケンスを停止させ、アキュムレータソレノイド121を消勢し、このアキュムレータソレノイドはアキュムレータドア119を解除して、アキュムレータ室116”がストラップで満たすことができるようにする(図4B)。ロードシーケンスの間、制御系200は、ストラップをゆっくりとレバー168まで進め、そしてセンサ166が最初に作動してストラップ検出信号を制御ユニット200に送った時に静止させることにより送り及び引張りモータ126のゼロ点を定める。まず最初にレバー168を変位させてストラップ検出センサ166がまず最初にストラップ検出信号制御系に出すと、制御系は、駆動ローラとピンチローラとの将来的な滑りにもかかわらず、ストラップの位置を正確に決定するのに用いられるゼロ点を定める。センサ166の初期の作動を検出することは、各再試行又はロードシーケンスの際にのみ行われる。
ストラップ20がアキュムレータ室116”を満たし、ホール効果センサ123がストラップ満杯信号を制御系200に出した後、制御系は高速フォワード又は正方向信号を送り及び引張りモータ126に送り、このモータはストラップを送り管169中へ迅速に送り進める。この時間の間、制御系200は、軽い力をピンチローラソレノイド128に与えて送り及び引張りローラ127,129相互間に軽い力を維持し、他方、制御系はローラをモニターして両方のローラが同一の表面速度で回転しているかどうかを確かめる。これにより、もしストラップ20が送りを完了していなければ、ストラップは送り及び引張りローラ127,129によって損傷を受けず、その後に送りシーケンスを終了させることができる。もし制御系200が、ディジタルエンコーダ179と誘導性近接センサ130との速度差を検出すれば、送りシーケンスを即座に終了させ、制御系は別のホーミング(homing)シーケンスを開始させ、別のゼロ点を定める。ホーミングシーケンスの完了後、別の送りシーケンスを試みる。このホーミングシーケンス及び送りシーケンスを制御系による決定に応じて数回繰り返すのがよい。もし制御系がホーミングシーケンス及び送りシーケンスを所定回数繰り返しても成功しなければ、制御系はエラー信号をオペレータに送り、オペレータは手動でストラップを送るか、或いは機械の問題が何であるかを突き止めて是正する必要がある。制御系200が送りシーケンスを首尾よく完了すると、バンド掛け機は通常のバンド掛け操作の準備ができている。
通常のバンド掛け作業の一次引張りモードでは、ストラップを上述した手動モード又は自動モードのいずれかで包装品にバンド掛けすることができる。2つの引張りシーケンス、即ち(1)ループサイズ制御モード及び(2)引張りモードを一次引張りモードで利用できる。これらのモードは、バンド掛け機の上流側に位置していて、高さ信号制御系200に与える包装品高さセンサ(図示せず)によって自動的に選択できる。変形例として、これらモードは、オペレータによるバンド掛け機のタッチスクリーンコントロールパネル(図示せず)から選択される。バンド掛け機10はまた、2つのモードの組合せを採用できる。制御系200は、シールヘッド16(図9C)を回転させ、ストラップの固定されていない端部を把持する右側のグリッパ148に係合することにより、一次引張りモードを開始する。シールヘッド16が回転し続けると、トラックガイド132(図8C)が開き、ストラップはトラックガイドから解除され、引張りシーケンスが始まる。引張りシーケンス中、ストラップは、後述するように包装品の回りに迅速に引き下げられる。
ループサイズ制御モードでは、制御系200は、ストラップ20を、送り及び引張りエンコーダ179及び/又は近接センサ130からのパルス信号をモニターすることにより、所定のループサイズに引き下げる。制御系が、近接センサ130からの所定のパルス数に達すると、制御系は、送り及び引張りモータ126を制御された停止状態まで減速させる。しかしながら、制御系200により、シールヘッド16は回転し続け、送り及び引張りモータ126はその位置を保ちつづけ、ついには、シールヘッド16内の左側のグリッパ149が、左側のグリッパカム及びフォロア(以下に説明する)の位置に応じて引っ張られているストラップ端部を固定するようになる。
引張りモードでは、ストラップ20は、モータ駆動ローラ127がストラップの表面上を滑り始めるまで、束又は包装品周りに強く引っ張られる。逆に、ピンチローラ129は、ストラップとの接触を保持し、これはストラップの位置及び速度の指示手段である。制御系200は、送り及び引張りエンコーダ信号とピンチローラの近接センサの信号の差からこの滑りを検出する。制御系が信号相互間の所定の設定値又は目標値の差を検出した後、制御系は送り及び引張りモータ126を減速させると共にPWM回路を介してピンチソレノイド128の力を増大させる。これに応答して、送り及び引張りモータ126はゆっくりとした速度でストラップを所定の力まで引っ張り続け、送り及び引張りモータ126はストラップに加わる張力を維持する。もしハイテンションモードを選択した場合、大きな張力のユニット又は二次引張りユニット15が、シール操作が行われる前に以下に説明するようにストラップに最終的な張力を及ぼすであろう。左側のストラップの端部を固定した後、切断及びシール作業の前にストラップの張力を解除してストラップが切断作業中に裂けないようにする。シールヘッド16は、以下に説明するように引張りシーケンス全体及びこれから切断及びシールシーケンスに入るまで回転しつづける。
ストラップ切断/シールシーケンスが開始した後に起こる送りモードの間、送り及び引張りモータ126は、シール作業全体を通じて続行する送りシーケンスを開始させる。シールヘッドの回転の終りに、シールヘッドカバースライダ153が引っ込み、ストラップを包装品上に解放し、そのもとの閉鎖位置に戻る。
シーリングサイクル中、制御系200は、ストラップをトラック14の周りに送り続け、そしてついにはストラップは第2のパスの際にシールヘッド16に入り、シール定盤152(図9C)をちょうど越えたところに止まるようになる。制御系200は、送りモードで小出しされたストラップの長さを、エンコーダ179からの信号をモニターすることによってモニターする。所定の数のエンコーダパルスを制御系が受け取った後、送り及び引張りモータ126は、減速されて適当な場所で停止される。送りシーケンスが終了すると、ストラップのバンド掛けサイクルが完了し、バンド掛け機は、別のスナップをバンド掛けする準備ができている。
図13は、時間及びエンコーダパルスと、図5Aの送り及び引張りユニットの送り及び張力モータ及びピンチローラ並びに図9Aのシールヘッドの毎分の回転数の例示のプロットを示している。シールヘッドの曲線を参照すると、シールヘッドは回転を開始し、その毎分の回転数と時間が増大するにつれて加速し、ついにはシールヘッドは一定速度となり、その後減速するようになる。シールヘッドの最初の加速中、送り及び引張りモータ126及びピンチローラ129は迅速に、毎分約4000回転のピーク速度まで加速する。約210ミリ秒(約48000エンコーダパルス)の時点で、送り及び引張りモータ126は、ストラップに対して滑りを生じる。図13の例示の曲線の条件では、小径トラックユニット14が、ストラップを小さな束の周りに巻き付けるために採用される。その結果、バンド掛け機10は、主としてループサイズ制御モードで動作する。したがって、送り及び引張りモータ126はこの時点では減速される。約65ミリ秒後に、送り及び引張りモータ126は停止する。変形例として、より大きな直径サイズのトラックを用いると共により大きな束等を用いた場合にバンド掛け機10をより遅いバンド掛け速度で動作させると、制御系200は、ストラップの滑りが最初に検出された時に(約210ミリ秒)送り及び引張りモータ126の減速を開始させることができる。約504ミリ秒の時点で、制御系200は送り及び引張りモータ126及びピンチローラ129を再び付勢して、次にバンド掛け作業を行うようトラックユニット14へのストラップの送りを始め、その際、シールヘッドはめそのときのバンド掛け作業を完了し、減速中にある。
トラックユニット
図8A〜図8Cを参照すると、トラック14は、トラックガイド132を有し、このトラックガイドは、シールヘッド16を通る第1のパスで始まり、第2のパスでシールヘッド16で再び終わる大きなループを形成するようストラップ20を案内するスロット132’を有している。トラックガイド132は、次のバンド掛けサイクルが始まるまでストラップを保持する。トラックの必須の構成要素として、(1)スロット132’が好ましくは低摩擦材料で作られているストラップガイド132、(2)一体の線形軸受組立体133’を備えたトラック支持ブロック133、(3)トラック開放リンク機構134、(4)トラックカバー135及び4本のカバーが取り付けられたストラップ抜取り又はストリッパーピン136を有する。
トラックガイド132は下端部がトラック支持ブロック133に固定され、このブロックは、軸受組立体133’によってカバー135に対して摺動自在に移動できるようになっている。トラック開放リンク機構134は、トラック支持ブロック133の下面に固定されると共に、トラックカム131(図9C)に作動自在に結合されていて、トラックカムが移動すると、リンク機構、トラック支持ブロック及びトラックガイドは、カバー135に対して横方向に変位するようになっている。
4本の抜取りピン136は、トラックピン支持組立体136’によってトラックガイド132の側から、4つの対向した箇所の周囲のところでトラックカバー135に固定されている。トラックピン支持組立体136’は、トラックピン136をトラックガイドに設けられた穴の中に保持し、それにより、トラックガイドがトラックカバーに当接する場合の第1の位置では、ピンはトラックガイド内に部分的に延びるに過ぎない(図8Aに示す)。しかしながら、トラックガイドがトラックカバーから横方向に変位したときの第2の位置では、ピンはこれらの穴の中に位置した状態でこれを貫通してスロット132’内へ延び、ストラップ20をスロットから押し出す。
バンド掛けサイクル中、シールヘッド16内のトラックカム131(図9C)がトラック開放リンク機構134を作動させてトラックガイド132をトラックカバー135に対して横方向に変位させ、それと同時にストラップをトラックカバーに取り付けられている抜取りピン136によってトラックガイド132から抜き取る。トラックガイド132は新たなトラップ送りシーケンスを行うために、再び閉じてシールサイクルが開始するまで、トラックカバーから横方向に変位した状態、即ち「開き」状態のままになる。トラックガイド132は、新たなバンド掛けサイクルが始まるまで、サイクルの残り全体を通じて閉じ状態のままである。
トラックブロック133のうち1つの頂部に取り付けられたガイドトラック134’は、各送りシーケンスの際におけるストラップ20の自由端の導入を容易にするよう送り及び引張りユニット13からトラックガイド132の導入箇所に至るテーパスロットを構成する。ブラシユニット135’が、トラックカバー135に取り付けられていて、このブラシユニットは、トラックガイドの内部に隣接すると共にこの中に位置した状態でトラックガイド132の2つの垂直方向側部のうち一方に平行に延びる複数の剛毛からなる細長いブラシを有する。トラックガイド132が開くと、ストラップは物品の周りに引き下げられる前の少しの間、ブラシの外縁部に当たっている。その結果、ブラシ及びブラシユニット135’は、ストラップが最初に物品の周りに引かれている間、これが捩じれることはないようにする。
二次(高)引張りユニット
図6A〜図6Cを参照すると、二次引張りユニット15は、一次引張りシーケンスを完了した後、最終的なストラップの引張りを行う。二次引張りは、すべての包装品について必要であるというわけでなく、二次引張りユニット15は、制御系200がこれを使用不能にするための手段を備えている。二次引張りユニット15は必須の構成要素として、(1)シールヘッド主軸に取り付けられたテンションカム137、(2)カム駆動式テンションアーム138、(3)バネ作動式テンションローラ139、(4)ストラップグリッパ140、(5)可調ストラップ張力を生じさせる圧力調整式空気シリンダ190を有している。以下に説明するように、テンションカム137は、シールヘッドの主軸に取り付けられ(図9C)、テンションアームに取り付けられたカムフォロアローラ137’によってテンションアーム138の回動運動を制御する。バンド掛け機10のハウジングフレームに固定されたピボット組立体138が、テンションアーム138を回動自在に保持する。
テンションローラ139は、上方に延びるローラスライダ139’によって回転自在に受け入れられ、このローラスライダは、テンションアーム138の自由端に結合された自由端を有している。一連のプレートに回動自在に取り付けられた横方向には移動しないローラ139”が、この下にストラップ20を受け取り、ここでストラップは丸いガイドブロック139”’の下を通る前にローラ139上でループ状となる。ハンマ状のレバー146’が第1の端部のところで回動自在に取り付けられている。レバー146’の自由端又は「ヘッド」側の端部は、下方にばね押しされて、テンションローラ139の上面に当たり、それにより、ストラップの最初のロード中、二次引張りユニット15を通るストラップ20の自由端を案内しやすくしている。バンド掛け作業中、レバー146’は、ストラップの上面に当たり、ストラップのループを二次引張りユニット15内で押し下げ、それによりストラップの運動を垂直方向に制限する。グリッパリンク機構140’が、ストラップグリッパ140の一端を回動自在に受け取り、それによりグリッパリンク機構140’は、その自由端がL字形ブロック195に回動自在に結合されている。グリッパアクチュエータリンク機構144が、第1の端部がバンド掛け機10のフレーム又はアキュムレータユニット12の安定性のある部分に回動自在に結合された作動アーム144’を有している。作動アーム144’の自由端は、グリッパリンク機構140’に結合され、上向きの作動力をグリッパリンク機構に及ぼしており、これについては以下に説明する。
テンションアーム138のホームポジション(図7C)では、テンションアーム138は下方に変位され、それにより、空気圧シリンダ190のシリンダロッド193に結合されているハンマー状のシリンダアイ191を下方に変位させる。テンションアーム139の下面は、シリンダアイ191の上面191’に当たっている。L字形ブラケット194が、シリンダアイ191の側部に調節自在に結合されており、L字形ブラケットの自由端は、L字形ブロック195の上面にフック掛けされた状態でこれで支持されている。その結果、テンションアームがシリンダアイ191を下方に変位させると、L字形ブロック195、グリッパリンク装置140’及びグリッパ140は、これと同様に下方に変位される。しかしながら、ハイテンションポジション(図7A)では、バネ146が、テンションアーム138を上方に変位させ、したがってテンションアームはシリンダアイ191の上面191’に当たらないようになる。その結果、グリッパリンク機構140’及びグリッパ140は、上方に変位され、グリッパ140を上方に移動させてストラップ及び案内ブロック139”’に押し付ける。ガイドブロック139”’の下面は、歯又は他の表面変形部を有するのがよく、したがってガイドブロック139”’はストラップグリッパ140の歯と共に、これらの間にストラップを固定するようになっている。
グリッパ140はグリッパリンク機構140’に回動自在に取り付けられていて、グリッパの歯は、ガイドブロック139”’の下面の歯と平行なままでこれと噛み合い、それにより適正な把持作用を確保している。グリッパアクチュエータリンク機構144とバンド掛け機10の固定部分との間に結合された1又は2以上のグリッパバネ145が、作動アーム144’及びグリッパリンク機構140’に上向きのバネ力を及ぼし、それによりバネ力はストラップグリッパによって供給される力の大きさを制御する。その結果、ストラップは大きな張力を加える前に、ガイドブロック139”とストラップグリッパ140との間で確実に係止される。
動作原理を説明すると、一次引張りシーケンスの完了後、シールヘッド16は、テンションカム137がテンションアーム138を作動していると引き続き回転する。二次引張りを実行可能にした状態で、ストラップグリッパ140は、テンションアーム138の運動中、ストラップ20をガイドブロック139’”の下面に押し当てた状態に固定し、それにより何本ものストラップがアキュムレータ12から引き出されないようにする。テンションアーム138がそのホームポジション(図7C)からハイテンションポジション(図7A)までその行程を動くと、空気圧シリンダ190が解除されて上向きの力を出し、それによりローラ139がストラップを空気圧シリンダが出せる力に合わせて引っ張ることができるようにする。制御系200は、空気圧シリンダ190によって供給される力の大きさを制御できる。空気圧シリンダ190は、バネを用いる後述の変形実施形態とは異なり、大きな力を出し且つ一定の力を出すことができる。
空気圧シリンダ190は、制御系200に電気的に結合された電気作動制御弁を含んでいる。この制御弁は、好ましくは、2位置弁であり、それにより、制御系200からの第1信号(例えば、電源入力即ち付勢信号)により、シリンダロッド193を空気圧シリンダから外方に延ばし、第2の(抑制)信号(例えば、電源切断即ち消勢信号)に応答して、シリンダロッドを引っ込める。制御系200の抑制信号を空気圧シリンダ190に送ると、制御弁が作動し、空気圧シリンダ190は、作動アーム144’を下方に引く。空気圧シリンダ190の力設定箇所も、バンド掛けされる特定の製品のためにオペレータによって調整可能である。シリンダ出力を制御するための空気圧レギュレータ(図示せず)が、バンド掛け機10に設けられており、空気圧レギュレータは、可変の二次ストラップテンションを提供するために手動調整可能である。変形例として、空気圧レギュレータは、制御系200に電気的に結合され、制御系200が引張り力を調整するように、制御系200によって制御されても良い。全体的に見れば、空気圧シリンダ190は、各バンド掛けサイクル中、一定力のスプリングのように作動する。空気圧シリンダは、バンド掛け機10のベースフレームにクレビスで取付けられており且つシリンダロッド193にユニットとして取付けられるシリンダアイ191のアイ部及びシリンダアイに固着されたスフェリカルベアリング192を介してローラスライダ139’に枢動的に取付けられている。
テンションアーム138は、テンションカム137によって作動され、各サイクルにおいて、全ストローク移動する。バンド掛け機10のその他のカム作動部材と同じように、テンションアーム138は、制御されていないいかなるバネ作動の下でもスナップ的に戻らない。テンションカム137との接触は、付与されるストラップの張力にかかわらず、テンションアーム138とバンド掛け機10又は送り及び引張りユニット13上の固着箇所との間に連結されているテンションアーム戻りスプリング146によって維持される。図11のカム調時ダイヤグラムに示すように、テンションアーム138が全ストローク移動した後、シリンダロッド193は、完全に延びた位置で短い時間留まり(図7A)、ストラップのテンションを解放する前に、左側グリッパ149(図9C)がストラップ20を固着することを可能にする。シールヘッド16は、回転し続け、テンションアーム138はそのホームポジションに戻り、ストラップの張力を、後述するように切断作業に先立って解除する。
図6D〜図6F及び図7D〜図7Fに示す空気圧シリンダ190の変形実施形態では、バネ押し二次引張りユニット及び電気制御式抑止システムを採用してもよい。変形実施形態は、上述の実施形態と実質的に同じであり、作動又は構成における顕著な相違点のみを詳細に説明する。例えば、グリッパホルダ140”は、グリッパリンク機構140’の一端に回動自在に受け入れられ、グリッパホルダはこの中にストラップグリッパ140を受け入れている。テンションアーム138のホームポジション(図7F)では、テンションアームは下方に変位され、それにより、自由端がテンションアームに回動自在に結合されている作動アーム144’を同様に下方に変位させる。しかしながら、ハイテンションポジション(図7D)では、テンションアーム138、作動アーム144’、グリッパ140、グリッパホルダ140”及びグリッパリンク機構140’は上方に変位され、それによりグリッパ軸の第1の端部がガイドブロック139”’の下面に当たった状態で摺動して下方に回動し、それによりストラップグリッパ140をストラップ及び案内ブロックの下面に上方に押し付ける。グリッパバネ145が、固定フレーム部材145’と作動アーム144’との間に結合されている。
バネ142の力設定値は、バンド掛けされるべき特定の物品に応じてオペレータによる機械的な調節が可能である。テンション調節リンク機構173を動作させる調整ノブ172が、容易に接近できるようバンド掛け機の外部に設けられている。ピボット組立体182が、テンションバネ142の第1の端部を受け入れると共に、テンションアーム138の自由端のところで回動自在に保持されている。軸又はボルト183が、テンションバネ142の自由端を貫通し、バネとボルトの両方はバネ管142’内に配置されている。ボルト183の端は、回動自在に固定された張力調整アーム180の上方の第1の端部に当たっている。ロッド181の第1の端部が、リンク機構181’を介してローラ180’に結合されている。ローラ180’は、ボルト183及び調整アームの回動箇所と反対側の調整アーム180の上縁部で支持されている。ロッド181の自由端は、テンションノブ172を回すことにより選択的に手動で位置調整可能であり、それによりロッド181の自由端に結合されているネジ付きリンク機構172’を駆動する。オペレータがノブ172を回すと、ネジ付きリンク機構172’(その一部は、バンド掛け機10のフレームに結合されている)が同様に回転してロッド181を回動させると共にローラ180’をハイテンションポジション又は大きな力の位置(図6Fに示す)からピボット箇所に近いローテンションポジションまで移動させる。
抑止ソレノイド141が、ピボット式リンク機構143’を介して抑止レバー143の自由端に結合されている。抑止レバー143の自由端は、グリッパアクチュエータリンク機構144の作動アーム144’の上面に当たっている。その結果、制御系200が抑止信号をソレノイド141に送ると、それにより、テンションアーム138の運動にもかかわらず、抑止レバー143が回動してアーム144’を下方に変位させ、それによりグリッパリンク機構140’及びストラップグリッパ140が上方に移動してストラップに当たることがないようにする。
二次引張りは、二次テンションユニット15によって生じるストラップの大きな張力がバンド掛けされるべき包装品を損なう場合には抑止される場合が多い。このモードはオペレータ用タッチスクリーンを介して手動で又は包装品の高さ検出器によって自動的かのいずれかで選択される。自動モードでは、制御系200は、所与の包装品についての高さ信号と閾値を互いに比較することができ、もし高さ信号が閾値よりも小さければ、制御系は抑止信号を空気圧シリンダ190又はソレノイド141に送る。上述のように、二次引張りは、抑止信号によって使用不能にされる。この使用不能モードでは、テンションアーム138は、その通常の経路を動くが、テンションユニットストラップグリッパ140は、グリッパリンク機構140を下方に引っ張ることにより使用不能になる。図7Bに示すように、第1の実施形態の空気圧シリンダ190は、シリンダロッド193を引っ込めてシリンダアイ191、L字形ブラケット194及びL字形ブロック195を下方に引張って、グリッパリンク機構140’が上向きの力をストラップグリッパ140に及ぼさないようにする。
変形実施形態の作動も同様である。図7Eに示すように、ソレノイド141は、抑止レバー143を作動させ、それにより、テンションアーム138に回動自在に取り付けられている作動アーム144が、上向きの力をストラップグリッパ140に及ぼすことがないようにする。制御系200が抑止信号をソレノイド141に送ると、ソレノイドは抑止レバー143を下方に回動させてアーム144が上方に動くことがないようにし、それによりストラップグリッパ140を作動不能にする。
いずれの実施形態でも、テンションアーム138は、カム147がハイテンションポジションまで回転すると、空気圧シリンダ190又はバネ142の圧縮力及びバネ146の引張り力を受けて依然として上方に動く。その結果、ローラレバー139’及びかくしてローラ139は、テンションアーム138が同様に上方に回動すると依然として上方に動く。テンションローラが上方に移動すると、テンションローラ139によって引き取られたストラップの短い部分は、アキュムレータ12から(包装品の周りからではなく)引き出される。その結果、二次テンションアーム138の運動は、包装品の周りのストラップの張力に何の影響も及ぼさない。送りサイクルが始まると、二次テンションローラ139によって残されたストラップの短い部分は容易に引き出され、次のバンド掛けサイクルのためにトラックガイド132の周りに送られるストラップの一部となる。
シールヘッドユニット
図9A〜図9Cを参照すると、シールヘッド16は、バンド掛けサイクル中に切断及びシール作業を実行する。シールヘッド16は、主駆動減速機176及び駆動ベルト177を介してシールヘッド主軸125(図10)を回転させるブラシレスDCサーボモータ147を採用している。主軸125及びかくしてシールヘッド16の種々のカムの回転は、主駆動ディジタルエンコーダ178、ホームポジション近接スイッチ170及び近接スイッチピックアップ171によって制御系200によりモニターされ、これらは全て制御系に電気的に結合されている。このエンコーダ178及び近接スイッチ170の情報は、制御系によってモニターされて後述するように閉ループシールヘッドの制御を可能にする。シールヘッドは必須の構成要素として、(1)主軸に取り付けられたカム、(2)右側及び左側のグリッパ148,149、(3)ヒータブレード150、(4)定盤152及び(5)カバースライダ153を有している。
シールヘッドのカムは、相対的なカム位置を維持するようにするために主軸にキー止めされている。主軸又はシールヘッド16が回転すると、カムは動作して、ストラップシール作業と関連した種々の機構を位置決めする。図11のカムタイムシャートは、後述する種々のカムの位置及びこれらによって結果的に生じるグリッパ、ヒータブレード及びシールヘッド16の他の構成要素の作動状態を示している。
右側グリッパ148及び左側のグリッパ149は、一連の歯(図9Aに示す)を備え、右側のグリッパカム157及び左側のグリッパカム158によってそれぞれ動作される。右側グリッパ148及び左側グリッパ149は、切断及びシール作業中ストラップ20を固定する。加うるに、右側グリッパ148は、一次及び二次引張りシーケンス中、ストラップの自由端を固定するのに用いられる。
ヒータカム156が、ヒータブレード150を作動させ、この場合ブレードはオーバーラップ状態のストラップ部分の表面を溶融させるのに用いられ、それによりシールが形成されることになる。制御系200は、バンド掛け機の電力がオン状態の時に付勢される定電圧高電流PWM回路216(図3)によってヒータブレード温度を制御する。制御系200は、本明細書で説明するようにPWM回路216に送られるパルスの周波数又は長さを調整することによりヒータブレードの温度を調節する。
一体形ストラップカッタ154を備えた定盤152が、ストラップの自由端を供給源から切断すると共に、ヒータブレード150によって溶融状態にあるストラップ端部を互いに押し付けてシールを形成するのに用いられる。カバースライダ153は、シール作業中定盤152があたる表面となっている。シールヘッドの全体的作動に関するこれ以上の詳細については、米国特許第4,120,239号に見出だすことができる。なお、かかる米国特許の内容を本明細書の一部を形成するものとして引用する。
動作原理を説明すると、まず最初にシールヘッドを回転させると、右側のグリッパカム157及び右側のグリッパフォロア161により、右側のグリッパ148が上方に摺動して、右側のグリッパのグリッパ歯がストラップの自由端に係合してこれをカバースライダ153の下面に設けられた対応関係にある歯(図示せず)にしっかりと当接保持するようになる。シールヘッド主軸125は、回転し続け、ストラップトラックガイド132を開放する。トラックガイド132が開放すると、ストラップは各トラックのコーナに位置した抜取りピン136によってトラックガイド132から抜き取られる。トラックが開放されている間、スライダカム159が内側のスライダ155を引っ込めて、定盤152及び左側のグリッパ149をシールヘッド16の前から遠ざける。内側スライダ155の引っ込み中、定盤及び左側のグリッパカム164,158により、定盤152及び左側のグリッパ149(左側のグリッパフォロア149’によって)は、上方ストラップ部分及び下方ストラップ部分の両方のレベルよりも下に下降する。ストラップの自由端が右側のグリッパ148によって依然として保持されると共にストラップのループは今やトラックガイド132から自由になった状態で、一次引張りシーケンス(上述した)が始まる。シールヘッド主軸125は回転し続け、そして一次引張りシーケンスが完了した後、テンションカム137はそのハイテンションポジションまで回転し、二次引張りシーケンスが上述したように開始する。
二次引張りシーケンスの完了後、シールヘッド16は回転を続け、ヒータカム156は、ヒータブレード150を作動させてブレードを上方ストラップ部分と下方ストラップ部分との間に挿入する。この時間の間、スライダカム159は内側のスライダ155を再びシールヘッド16の前部に移動させ、定盤156及び左側グリッパ149を、シールシーケンスの準備のためにストラップ部分の下に配置する。次に左側グリッパカム156を、左側ギリッパフォロア159’を介して左側グリッパ149をその上昇位置まで作動させ、ストラップループの左側の端部を把持する。ストラップを左側グリッパ148及び右側グリッパ149で固定した後、定盤カム164が定盤152をその上昇加熱位置まで作動させて、オーバーラップ状態のストラップ部分をヒータブレード150内へ押し込んで加熱サイクルを行う。
加熱位置へのこの移動中、定盤152に取り付けられたカッタ154は、カッタ154と右側グリッパフェースとの間の剪断作用によりストラップを源から切り離す。定盤152は加熱位置への上昇移動を続け、上方ストラップ端部及び下方ストラップ端部をヒータブレード150内へ押し込む。ストラップ端部は、ヒータカムの一時停止時間及びシールヘッド16の回転速度によって定まる期間の間、ヒータブレード150と接触状態に保たれる。これについては図11を参照されたい。ヒートポジションでのこの一時停止後、シールヘッド16は回転し続け、定盤152はシール領域から僅かに下降し、それによりヒータブレード150がヒータカムの位置に基づいて引っ込めることができるようにする。ヒータブレード150をシール領域から引っ込めた後、定盤152は再び上昇して溶融状態のストラップ端部を互いに押し付けてストラップをシールする。
図11に示すように、定盤152のシール位置は、ヒータブレードの厚さを見込んで加熱位置よりも僅かに高い。定盤152は、シールヘッド16が回転し続けている間、シールサイクル全体にわたってこの位置を維持する。シール作業中、シールヘッド16を通るストラップ経路は整列して、上述の送りサイクルが始まることができるようになる。シールヘッド16は、右側グリッパ148、左側グリッパ149及び定盤152が僅かに下降してカバースライダ153の下面に加わる上方ロード力を抜くと、シールサイクルの終りまで回転し続ける。次に、スライダカム159は、カバースライダ153を作動させてこれを開放し、ストラップを解除して再び閉鎖して次のサイクルを開始する。カバースライダ153が閉じると、その時点で送られているストラップは、シールヘッド16に接近して送りを完了する。ストラップの端部がシールヘッド16に入ると、送り/引張り制御系200により、モータ126は定盤をちょうど過ぎたところで所定の且つ制御された停止状態まで減速する。バンド掛けサイクルは今や完了しており、次のサイクルの準備ができている。
制御系及び動作ルーチン
図3を参照すると制御系200が詳細に示されている。公知のように、機械式装置は代表的には、特定の力を特定の期間にわたって及ぼすよう設計されている。制御系200によって得られる大きな利点は、力及びこれらの適用時間がプログラムできることである。この制御により、機械は未知の設計仕様及び要件に合わせて改造したり実行することができる。加うるに、プログラマブルコントローラの機能とサーボ制御の機能を組み合わせることによって達成される相当大きなコストの節減は、この機械の概念を実行可能にする。制御系200は必須の構成要素として、(1)マイクロプロセッサ202、(2)不揮発性フラッシュメモリ204、(3)RAMメモリ206、(4)監視用回路208、(5)ディジタル入力210及びディジタル出力212、(6)アナログ入力214及びアナログ出力216、(7)サーボモータを制御する4つの専用マイクロコントローラ218を有している。制御系はまた、リアルタイムクロック及び2つのタイマ、2つのエンコーダ信号入力222及び3つの双方向シリアルポート224を有するクロック回路220を有している。種々の構成要素204〜224が、バス226によってマイクロプロセッサ202に結合されている。
用いられるマイクロプロセッサ202は好ましくは、インテル・コーポレーション製の80C196NPである。80C196NPマイクロプロセッサは現在、(1)25MHzの動作、(2)1000バイドのレジスタRAM、(3)レジスタ間アーキテクチャ、(4)32I/Oポートピン、(5)16個の優先順に配置された割込み源、(6)4つの外部割込みピン及びマスク不可能書込み(NMI)ピン、(7)直角位相計数機能を備えた2つのフレキシブル16ビットタイマ/カウンタ、(8)高ドライブ機能を備えた3つのパルス幅変調(PWM)出力、(9)専用ボーレート発生器を備えた全二重シリアルポート、(10)周辺トランザクションサーバ(PTS)、(11)4つのハイスピード収集/比較チャネルを備えた事象処理プログラムアレイ(EPA)を有している。EPAは、本明細書で説明するようにストラップピンチ力及びヒータブレード温度を制御する互いに別個のパルス幅変調信号を発生するのに用いられる。PTSは、各バンド掛けサイクル中、ある特定の操作のタイミングを適当に取るためのバックグラウンド計数及び調時機能を実行するのに用いられる。
不揮発性フラッシュメモリ204は、プロセッサによって再プログラム可能である。フラッシュメモリは好ましくは、マイクロプロセッサが本明細書で記載した種々の操作を実行するよう動作するルーチン300を含むよう再プログラミングされている。ルーチン300は、図12A〜図12Dのフローチャートと関連して以下に詳細に説明する。重要なこととして、フラッシュメモリを用いることにより、ルーチンを、構成部品を変更する必要なく、制御系内で変えることができる。
監視用回路208は、従来型ウォッチドッグタイマ及び従来型電源異常検出回路を備えている。ウォッチドッグタイマは、もしプログラムが所定の期間後タイマを周期的にポーリングしてリセットすることがないならば、プロセッサ202に割り込む。もしウォッチドッグタイマがタイムアウトすると(時間切れになると)、ウォッチドッグタイマは代表的には、プログラム又はプロセッサの故障が生じた時に、プロセッサをリセットするであろう。電源異常検出により、制御系は電源の故障を検出して、機械を決まった順序で運転停止する(例えば、ヒータブレード150をパワーダウンする)。
制御系200は好ましくは、32のディジタル入力、24のディジタル出力、4つのアナログ入力、4つのアナログ出力及び2つのパルス幅変調出力を採用している。ディジタル入力210及びディジタル出力212は、調整され(フィルター掛けされ)、公知の光電分離回路(図示せず)を用いて光学的にコントローラボードから分離されている。光学的分離は、工業的環境においてしばしば生じる電圧のスパイク及び電気ノイズを制限する。ストラップ排出スイッチ112、ローストラップセンサ26、ホール効果センサ123、近接センサ130、ストラップセンサ166、ホームポジション近接スイッチ170は、ディジタル入力210に結合されている。コイルブレーキ110、アキュムレータドアソレノイド121、及び抑止ソレノイド141は、ディジタル出力212に結合されている。主駆動エンコーダ178及び送り及び引張りエンコーダ179は、2つの入力222に結合されている。アナログ入力216により、コントローラボードは、特定の要件を持つ用途のために多種多様なアナログセンサ、例えば光電及び超音波測定装置を用いることができる。
双方向シリアルポート224により、制御系200は外部の装置と連続できる。例えば、制御ポートのうち1つは、従来型ディスプレイ装置、例えばタッチ式LCDスクリーンでディスプレイ情報をオペレータに提供する。第2の連絡ポートが、制御系200を外部の診断装置に結合できる。第3の連絡ポートをモデムに結合して情報を通信回線で制御系と遠隔の場所との間で交換できるようにするのがよい。さらに、制御系200は、フラッシュメモリ204を再プログラミングすることにより、連絡ポート224のうち1つを介して再プログラミングできる。図示していないが、制御系200は、制御系への信号入力及び制御系からの出力を増幅し又は調整する増幅器及びフィルタ回路をさらに有するのがよい。例えば、増幅器は、高電流信号をヒータブレードに与えるためにPWM出力216とヒータブレード150との間に採用できる。
4つのマイクロコントローラ218は好ましくは、ナショナル・セミコンダクター・コーポレーション製のLM628Motion Controlチップであり、これは本質的には専用マイクロプロセッサである。したがって、マイクロコントローラ218は、サーボモータを制御するために高レベル命令に応答する。制御プログラム又はルーチン300(以下に説明する)は、回転数、加速度及び速度を決定する。この情報は、マイクロコントローラ218に伝えられ、このマイクロコントローラは台形の動作プロフィールをコンピュータ処理して実行する。公知のように、台形の動作プロフィールは、一定の終速度への速度の処理増加分を決定し、しかるのちバンド掛け機10によって採用されているサーボモータについても速度の減少分を決定する。マイクロコントローラ218は、モータに取り付けられたディジタルエンコーダ178,179からのモータ位置フィードバックを受け取る。すると、マイクロコントローラ218は外部電力増幅器(図示せず)に信号を送って適正な電圧及び電流を制御モータの動作に与える。マイクロコントローラ218は、その時点でのモータ位置と所望の位置とを比較し、次に駆動信号を毎秒3000回以上更新する。
次に、図12A〜図12Bのフローチャートを参照して、バンド掛け機10に関する制御系200の動作全体を説明する。バンド掛けサイクルを始めるために、バンド掛け機10には上述したようにバンド掛け材料20をロードしなければならない。したがって、ステップ302では、プロセッサ202は、ストラップセンサ166がストラップ存在信号を出しているかどうかを判定することにより、バンド掛け機10内にテープ材料20があるかどうかを判定する。ストラップがなければ、ステップ304において、プロセッサ202は、図12Cと関連して以下に説明するロードシーケンスを実行する。
バンド掛け機10にストラップがあれば、ステップ306において、プロセッサ202は、バンド掛け機が手動モードであるか、或いは自動モードであるかを判定する。オペレータがステップ310において手動モードの開始ボタンを押すことにより、或いは自動モードにおいて(ステップ310)包装品導入信号によってバンド掛けサイクルを開始させる。ステップ310において、プロセッサ202は、高さセンサからの高さ信号又はオペレータによる選択情報を受け取って一次及び/又は二次引張りを特定の包装品に対して行うべきかどうかを判定する。
オペレータによって開始される開始信号又は包装品がトラック14に入ったことによる自動開始信号のいずれかに応答して、マイクロプロセッサ202はステップ312において、シールヘッド駆動装置の主駆動サーボモータ147を作動させる。サーボモータ147は、加速度及び終速度を制御する所定の動作シーケンスに応じてシールヘッド16を回転させ始める。ステップ312において、プロセッサ202及びマイクロコントロール218のうちの1つは、所定の動作プロフィールにしたがってサーボモータ147を制御する。代表的なバンド掛けサイクルは、図3の制御系200によって実行される図12A〜図12Dのルーチン300に属するステップだけでなく、シールヘッド16によって実行される図11の調時ダイヤグラムに属する左側グリッパ、右側グリッパ、スライダ及び定盤の運動等の種々の動作をも含む。バンド掛け機10の作動の完全な理解を得るために、図12A〜図12Dのルーチン300のステップを、図11のカム調時ダイヤグラムでシールヘッド16によって実行される各種作動と関連して以下に説明する。したがって、シールヘッド16が回転し始めると、右側グリッパのカム調時プロフィールにより、右側グリッパフォロア161がグリッパバネ162を解除し、右側グリッパ148が定位置に上昇してストラップの自由端を右側グリッパ148とカバースライダ153との間に把持するようにする。また、この第1のシーケンス中、スライダカム159は内側のスライダ155をシール領域から引き離して引張りシーケンスの準備を行う。
内側スライダ155の動作中、先に送られたストラップは、中央のストリッパ163によって定盤152及び左側グリッパ149のスロットから抜き取られる。定盤152及び左側グリッパ149が引き戻されると、これらのそれぞれのカムにより、これらは抜き取られているストラップの高さ位置よりも下に下降する。この下方運動により、定盤152及び左側グリッパ149は、シールシーケンスの開始時に2つのストラップ部分の下に戻る。
それと同時に、トラックカム131がトラックガイド132を開放し、ストラップはトラックカバー135に取り付けられたストリッパピン136によってトラックガイド132から抜き取られる。トラックガイド132が開いた後、マイクロプロセッサ202は、ステップ314において送り及び引張りサーボモータ126を作動させる。サーボモータ126は、加速度及び終速度を制御する所定の動作シーケンスにしたがってストラップを迅速に引っ込め始める。ステップ314において、マイクロプロセッサ202はまた、送り/引張りエンコーダ179からの張力エンコーダパルス及び近接センサ130からの近接センサ信号をモニタする。
ステップ316において、プロセッサ202は、送り及び引張りエンコーダ179から受け取ったエンコーダパルスの数が、所定の値に等しいかどうかを判定する。上述のように、ループサイズ制御モードでは、プロセッサ60は、送り及び引張りエンコーダ179及び/又は近接センサ130からのパルス信号をモニタすることにより所定のループサイズに引き下げる。マイクロプロセッサが所定数のパルスを受け取ると、ステップ318においてプロセッサは一次引張りが実行可能であるかどうかを判定する。もしそうならば、プロセッサ202は、送り及び引張りエンコーダ179からの信号と近接センサ130からの信号の差が、所定の閾値よりも大きいかどうかを判定する。ストラップが包装品に接触すると、送り及び引張り駆動ローラ127とソレノイド128が設けられたピンチローラ129との間に滑りが生じる。この滑り又は速度差は、プロセッサ202が送り及び引張りエンコーダ179及びピンチローラ129のところの近接センサ130をモニタするとプロセッサ202によって検出される。所定の速度差が検出された後、プロセッサ202はステップ320において、モータ命令を出してモータを減速してその位置を維持する。変形例として、プロセッサ202は、ステップ318を省略することができる。その結果、サーボモータ126は、例えば上述のループサイズ制御モードのもとで所定量だけストラップ20を引っ込める。例えば、小さな束をバンド掛けする時などに、トラック14のサイズが各バンド掛けサイクル中ストラップの小さなループをもたらすほど小さい場合、ステップ318を省略することができる。
一次引張りシーケンス中、シールヘッド16は、回転し続け、シールヘッド16の回転速度によって定まる時間の経過後、二次張力カム137は、テンションアーム138をその経路にわたって移動させ、それにより空気圧シリンダ90又はバネ押しテンションローラ139が最終的な張力をストラップに及ぼすことができるようにする。ステップ322では、プロセッサ202は、二次引張りが、束の高さセンサからの入力又はオペレータの入力のいずれかに基づいて実行不能であることが必要であるかどうかを判定する。もし二次引張りが実行不能であることが必要であれば、プロセッサ202は、抑止信号を空気圧シリンダ190に送ってシリンダロッド193が二次引張り中に伸長することがないようにする。しかしながら、二次引張りが実行不能ではない場合、ステップ324において、テンションアーム138が上方へ動き始めると、ストラップグリッパ140は、グリッパアーム144及びテンションアーム138が上方へ移動している時にストラップを固定する。ストラップグリッパ140は、二次引張り作業中、ストラップに接触してこれを固定し、ストラップが、アキュムレータ12から引張られるのではなく、ストラップの周りに引張られるようにする。引張り作業中、シールヘッド16は引き続き回転し、ヒータカム156はヒータブレード150を上方ストラップ部分と下方ストラップ部分との間に差し込んで、シール作業の準備を行う。
二次引張りシーケンスが完了すると、シールヘッド16は引続き回転して定盤152及び左側グリッパ149をシールヘッド16の前に位置すると共に上方ストラップ部分及び下方ストラップ部分の下に位置する位置へ戻す。シールヘッド16が引き続き回転している間、左側グリッパカム158は左側グリッパ149を、ストラップをカバースライダ153に押し付けて固定する位置まで上昇させる。両方のストラップ端部を固定した後、テンションカム137は二次テンションアーム138を開放してストラップが張力を受けて切断することはないようにする。
シールヘッド16は引続き回転し、定盤カム164は定盤152を上方に押してそれによりストラップ端部をヒーターブレード150内へ押し込む。定盤152が上方に移動すると、定盤に取り付けられたカッタ154が、剪断作用を右側グリッパのフェースに及ぼしてストラップを切断する。ヒータブレード150がストラップ端部に接触してこれらをシールすると、プロセッサ202はステップ326において、ヒータブレード150に流れる電流を調整してブレードがストラップ端部をオーバーヒートさせないでこれらを確実にシールするほど十分熱を提供できるようにする。
シールヘッド16が引き続き回転すると、定盤152は上方へ移動し続けて、2つのストラップ部分をヒータブレード150内へ押し込み、ここで2つのストラップ部分はヒーターカムの一時停止時間によって定まる期間の間接触状態のままになる。この一時停止中、ヒータブレード150と接触しているストラップ部分は表面が溶ける。一時停止期間の終り近くでは、定盤カム164により、定盤152は僅かに下降し、ヒータカム156がヒータブレード150を2つのストラップ部分相互間から引っ込めることができるようになる。
ヒータブレード150がシール領域を通過した後、定盤152は再び上昇して2つの互いにオーバーラップしているストラップ端部を互いに押し付けてシールを形成する。定盤カム164により、定盤152はこの位置で一時停止し、シールを放冷する。この一次停止期間中、次のストラップサイクルの送りシーケンスがステップ327で始まる。このシーケンスを開始させるため、プロセッサ202はステップ327においてフォワード又正方向の命令を送り及び引張りモータ126に出してモータを終速度まで加速して所定量のストラップをトラックガイド132中へ押し込む(バンド掛け機械に対する電力が与えられている時はいつでもピンチソレノイド128は働いている)。
シール作業の完了後、左側グリッパ、右側グリッパ及び定盤152は僅かに下降し、スライダカム159はカバースライダ153を開放させてストラップを解除させることができる。引張り作業からの保持状態のストラップ張力は、ストラップを上方へ引っ張ってシールヘッド16から遠ざける。次に、スライダカム159はカバースライダ153をその閉鎖/ホームポジションに戻し、シールヘッドの回転が止まる。シールシーケンス中、ストラップはステップ327において送りが続けられており、かくしてバンド掛け機10は次のバンド掛けサイクルの準備ができている。カバースライダ153がバンド掛けサイクルの終りでその閉鎖/ホームポジションに達した後直ぐに、ストラップの自由端は再びシールヘッド16に入って定盤152をちょうど過ぎたところで停止する。
ステップ328において、プロセッサ202は、ストラップアキュムレータ12がホール効果センサ123からの信号をモニタすることによりロー状態であるかどうかを判定する。ストラップアキュムレータ12がロー状態であるかどうかについての判定は、連続的に且つ上述のバンド掛けサイクルのとは独立して行われる。プロセッサ202がホール効果センサ123からの信号から、アキュムレータに入っているストラップの量が不十分であることを判定すると、プロセッサは正方向命令をアキュムレータモータ122に送る。これに応答して、アキュムレータモータ122は、プロセッサ202がホール効果センサ123からのアキュムレータ満杯信号又はストラップ排出スイッチ112からのストラップ残量僅少信号を受け取るまで、ストラップを一次又は二次ディスペンサ11から巻き出してアキュムレータ12に入れる。これに応答して、プロセッサ202はアキュムレータモータ122を非動作状態にする。ステップ332において、プロセッサ202は、ストラップ排出スイッチ112をモニタすることによりストラップ20が減少したかどうかを判定する。プロセッサ202がステップ332においてストラップ排出信号を検出すると、ステップ334においてプロセッサは、図12Dと関連して以下に説明するストラップ引込みシーケンスを実行する。
図12Cを参照すると、例示のロード/送りルーチン340が、ステップ341で始まり、ここでプロセッサ202は、オペレータがロード押しボタン(図示せず)を押すことによって生じるロード開始信号を受け取る。ステップ342では、プロセッサ202は、正方向命令をアキュムレータモータ122に送り、したがってピンチローラ114及び駆動ローラ115が回転してストラップをアキュムレータ12内へ導入する。ステップ344では、プロセッサ202は、アキュムレータドアソレノイド121を作動させ、ストラップがアキュムレータドア119内のガイド130を通って送り及び引張りユニット13内へ案内されるようにする。
ステップ346では、プロセッサ202は、ストラップセンサ166からのストラップ存在信号を検出する。しかるのち、ステップ348において、プロセッサ202は、アキュムレータドアソレノイド121を非動作状態にする。ステップ350では、アキュムレータモータ122は引続きストラップをディスペンサ11からアキュムレータ12内へ押し込み、ついにはプロセッサ202がホール効果センサ123から満杯信号を受け取る。しかるのち、ステップ352では、プロセッサ202は、アキュムレータモータ122を非動作状態にする。ステップ354では、プロセッサ202は、ちょうどプロセッサがストラップセンサ166からのストラップ存在信号を受け取るまで、正方向命令を低速で送り及び引張りモータ126に送る。これに応答して、プロセッサ202はストラップのゼロ点を定める。
ステップ356では、プロセッサ202は、ストラップをトラック14中へ送る上述の送りシーケンスを実行する。概要を述べると、プロセッサ202は送り及び引張りエンコーダ179からのエンコーダパルスの所定数に基づいて、所定量のストラップをトラック14中へ送り込む。しかるのち、プロセッサ202はメインルーチン300に戻る。
図12Dを参照すると、例示のストラップ引込みルーチン360が示されている。ステップ362では、プロセッサ202は、アキュムレータモータ122を非動作状態にし、残りのストラップがアキュムレータ内へ引き込まれないようにする。もし残りのストラップが完全にアキュムレータ内に引き入れられると、ストラップは一般に、自動的には放出することができない。ステップ364では、プロセッサ202により、バンド掛け機10は、アキュムレータがロー(即ち、満杯ではない)という適当な信号プロセッサに送るまで、バンド掛けサイクルを続行する。これに応答して、ステップ366では、プロセッサ202は、逆方向の命令を送り及び引張りモータ126及びアキュムレータモータ122に送り、それによりこれが任意のストラップをトラック14及びアキュムレータ12から引っ込めるようにする。送り及び引張りモータ126及びアキュムレータモータ122は、同時に逆転して引込みサイクルを促進する。しかる後、ステップ368では、プロセッサ202は、逆方向命令をアキュムレータモータ122に送り、それによりアキュムレータモータはアキュムレータ内のストラップの残りの部分を放出する。ステップ370では、プロセッサ202は、図12Cのロードルーチン340を開始させる。
本発明の特定の実施形態を例示のために説明したが、当業者には明らかなように、種々の設計変更を本発明の精神及び範囲から逸脱すること無く想到できる。たとえば、バンド掛け機10は、種々のサイズの束へのバンド掛けの利用及び一貫性が得られるようにするために追加の信号を出力する追加センサ及びエンコーダを備えることができる。さらに、上記の全ての米国特許の開示内容全体を本明細書の一部を形成するものとして引用する。当業者には分かるように、米国特許の教示を、本明細書の詳細な説明に基づいて本発明の特徴で設計変更したり改造できる。本願により開示された本発明の教示を他の結束システムに利用でき、必ずしも新聞紙又は雑誌のような物品の結束に限定されない。
さらに、本発明をバンド掛け機に利用されるものとして一般的に説明したが、本発明の原理は可撓性のテープ状の材料を取り扱う他の機械にも利用できる。上記の詳細な説明に照らして本発明の上記設計変更及び他の設計変更を行うことができる。一般に、添付の請求の範囲において、使用されている用語は、本発明を本明細書及び請求の範囲に記載された特定の実施形態に限定するものではなく、請求の範囲に従ってテープ状材料を取り扱う全てのシステムを包含するものである。したがって、本発明は明細書によっては限定されず、本発明の範囲は、請求の範囲に記載された事項に基づいて定められる。
本発明を具体化したバンド掛け機の正面部分図である。 図1のバンド掛け機により用いられるストラップディスペンサの平面図である。 図1のバンド掛け機により用いられるストラップディスペンサの正面側等角図である。 図1のバンド掛け機により用いられる制御系のブロック図である。 図1のバンド掛け機より用いられるストラップアキュムレータの平面図である。 図4Aのバンド掛け機より用いられるストラップアキュムレータの正面図である。 図4Aのバンド掛け機より用いられるストラップアキュムレータの分解等角図である。 図1のバンド掛け機により用いられるストラップ送り及び引張りユニットの平面図である。 図5Aのバンド掛け機より用いられるストラップ送り及び引張りユニットの正面図である。 図5Aのバンド掛け機より用いられるストラップ送り及び引張りユニットの分解等角図である。 図1のバンド掛け機により用いられる二次引張りユニットの平面図である。 図6Aの二次引張りユニットの正面図である。 図6Aの二次引張りユニットの分解等角図である。 図6Aの二次引張りユニットの変形例の平面図である。 図6Dの二次引張りユニットの変形例の正面図である。 図6Dの二次引張りユニットの変形例の分解等角図である。 図6Aの二次引張りユニットの一部の正面図であり、ハイテンションポジションを示す図である。 図6Aの二次引張りユニットの一部の正面図であり、ハイテンション使用不能位置を示す図である。 、図6Aの二次引張りユニットの一部の正面図であり、ホームポジションを示す図である。 図6Dの二次引張りユニットの変形例の一部の正面図であり、ハイテンションポジションを示す図である。 図6Dの二次引張りユニットの変形例の一部の正面図であり、ハイテンション使用不能位置を示す図である。 図6Dの二次引張りユニットの一部の正面図であり、ホームポジションを示す図である。 図1のバンド掛け機により用いられるトラックの正面部分図である。 図8Aのトラックの8B−8B線矢視横断面図である。 図8Aのトラックの分解等角図である。 図1のバンド掛け機により用いられるシールヘッドの平面図である。 図9Aのシールヘッドの9B−9B線矢視横断面図である。 図9Aのシールヘッドの分解等角図である。 図1のバンド掛け機により用いられる主駆動装置の平面図である。 図10Aの主駆動装置の10B−10B線矢視横断面図である。 カム調時シーケンスの略図である。 図3の制御系により実行される基本的な例示のルーチンの諸段階を一緒に示すフローチャートである。 図3の制御系により実行される基本的な例示のルーチンの諸段階を一緒に示すフローチャートである。 図3の制御系により実行される基本的な例示のロードルーチンの諸段階を示すフローチャートである。 図3の制御系により実行される基本的な例示のストラップ引込みルーチンの諸段階を示すフローチャートである。 図5Aの送り及び引張りユニットの送り及び引張りモータ及びピンチローラ及び図9Aのシールヘッドについて、時間及びエンコーダパルスと毎分の回転数の関係を表したプロット図である。
符号の説明
10 バンド掛け機
14 トラック
15 二次引張りユニット
138 テンションアーム
139 テンションローラ
139”’ ガイドブロック
140 グリッパ
140’ グリッパリンク機構
141 抑止ソレノイド
142 テンションバネ
147 サーボモータ
173 テンション調節リンク機構
180 張力調整アーム
190 空気圧シリンダ
200 制御系

Claims (6)

  1. トラック内に配置された1又は2以上の物品を、細長い平らな面を備えたテープ材料で結束するための装置であって、
    テンションローラと、このテンションローラに近接して且つテープ材料の上流側部分に隣接して位置決めされたグリッパとを備えたテープ材料引張りユニットを有し、前記グリッパは、前記テンションローラがテープ材料の下流側部分をテープ材料の平らな面に垂直な方向に押すように移動して、前記テンションローラによって引き取られたテープ材料の短い部分が物品の回りから引き出される間、テープ材料の上流側部分を把持でき、
    更に、前記テープ材料引張りユニットを抑止信号に応答して選択的に使用不能にする電気式抑止手段を有することを特徴とする装置。
  2. 更に、前記テンションローラに結合されていて、前記テンションローラによりテープ材料の上流側部分に及ぼされる張力の選択的調節を可能にする張力調節組立体を有する、請求項1に記載の装置。
  3. 更に、調節アーム及びこの調節アームの第1の端部と前記テンションローラとの間に設けられた圧縮バネを含む張力調節組立体を有し、前記調節アームは,前記圧縮バネにより前記テンションローラに及ぼされる張力を増減するよう選択的に回動できる、請求項1に記載の装置。
  4. 更に、前記テンションローラに結合された空気圧シリンダを含む張力調節組立体を有する、請求項1に記載の装置。
  5. 前記電気式抑止手段は、制御弁を含み、この制御弁により、空気圧シリンダが抑止信号に応答して前記テンションローラを使用不能位置に動かす、請求項1に記載の装置。
  6. 更に、制御ユニットに結合されたサーボモータと、このサーボモータに結合されていてサーボモータによりホームポジションからテンションポジションに駆動されるテンションアームと、を有し、
    前記テンションローラは、前記テンションアームに回転自在に結合されていて、前記テンションアームがテンションポジションに移動するとテープ材料の前記下流側部分をテープ材料の方向に対し横断する方向に押し、
    前記テープ材料引張りユニットは、テープ材料を走行させる表面を備えたガイドブロックと、第1の端部がテンションアームに対して回動自在に保持され、自由端で前記グリッパを回動自在に保持するグリッパリンク機構とを有し、
    前記テンションアームは、前記グリッパリンク機構及び前記グリッパを前記ガイドブロックの表面に当たるよう差し向け、
    前記制御ユニットが引張り信号を前記サーボモータに送って前記サーボモータが前記テンションアームをホームポジションからテンションポジションに移動させることにより、前記グリッパが前記ガイドブロックの表面に当たるとき、前記グリッパ及び前記ガイドブロックがこれらの間にテープ材料の前記上流側部分を固定する、請求項1に記載の装置。
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