JPS5926527B2 - ゲ−トル巻自動梱包機における粘着テ−プ接着方法及び装置 - Google Patents

ゲ−トル巻自動梱包機における粘着テ−プ接着方法及び装置

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JPS5926527B2
JPS5926527B2 JP9026276A JP9026276A JPS5926527B2 JP S5926527 B2 JPS5926527 B2 JP S5926527B2 JP 9026276 A JP9026276 A JP 9026276A JP 9026276 A JP9026276 A JP 9026276A JP S5926527 B2 JPS5926527 B2 JP S5926527B2
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JP
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automatic
tape
adhesive tape
bandage
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JP9026276A
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豪司 佐々木
平治 森
孝行 福西
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
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Nisshin Steel Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属帯コイルなどの環状の被梱包体(以下、環
状体と称す)を梱包する梱包工程において能率良く自動
的に結束及び梱包を施す一連の設備に設けられた自動梱
包機で自動的に帯状の包装材(以下、包帯と称す)をず
らしながらゲートル状に巻き付ける、いわゆるゲートル
巻梱包を行なう際に、巻緩み部分に損傷を与えることな
く、粘着テープを自動的に接着する粘着テープ接着方法
及び該方法の実施に使用する装置に関するものである。
従来、金属帯コイルなどの環状体を包装する包装工程で
高能率に結果、梱包、ラベル貼着および積立などを行な
う包装ラインに設けられた自動梱包機においては、ゲー
トル巻用の包帯の終端付近の数巻きの部分に巻緩みが生
じ、この巻緩みを防止する手段が未完成であるため、付
帯するテープ接着装置の先端がこの巻緩み部分に引掛か
りゲートル巻終端付近の梱包に損傷を与える欠点を有し
ていた。
かかる欠点を更に詳しく第1図および第2図によつて説
明する。
第1図は梱包台と自動梱包機及びテープ接着装置との関
係を示す正面図、第2図は第1図の平面図であり、コン
ベアで送られて来た環状体1は梱包台2の所定位置に停
止せしめられると、梱包台2に放射状に装備されている
円錐形ローラー3で持ち上げられ、第2図に示すように
環状体1の中心をほぼ中心として平面内で旋回させられ
るが、この旋回起動前にテープ接着装置4が作動し、粘
着テープの収納部と送り出し部とを有するテープ接着ヘ
ツド5を保持するブラケツト6が降下を開始してテープ
接着ヘツド5が最適位置に達すると自動的に停止してテ
ープ接着開始直前の待機状態となつている。
一方、自動梱包機7に装備されたロボツト8が包帯の先
端を捕捉して環状体1に近接した所定位置まで誘導して
保持していて、環状体1の旋回,駆動とフライヤー9の
回転駆動とがほぼ同時に開始されると、包帯が環状体1
に巻き付けられてゲートル巻が開始される。そして包帯
の先端が環状体1に巻き付けられた摩擦力により包帯が
環状体1に固定されると、ロボツト8は元の位置に復帰
する。一方環状体1の旋回によつてゲートル巻開始位置
がテープ接着位置に達すると、テープ接着ヘツド5はブ
ラケツト6に装着されているエヤーシリンダー10の作
動により押し出され、旋回中の環状体1の外周面のゲー
トル巻済みの部分に押し付けられて粘着テープの接着が
開始される。このようにゲートル巻と粘着テープの接着
とが開始され梱包が進行する過程で、包帯がフライヤー
9に巻き溜められ、その量が環状体1にゲートル巻を施
す必要な量に達すると、自動梱包機7に装備された切断
機11が作動して包帯を切断し、フライヤー9に巻き溜
められている包帯を消費してゲートル巻が完了する。
一方、ゲートル巻を完了した環状体1の旋回は続行され
、テープ接着ヘツド5を環状体1に押し付けて包帯の終
端が通過するまで粘着テープを接着してから、テープ接
着ヘツド5に装着されたカツタ一で粘着テープを切断し
てゲートル巻梱包を完了する。次いでテープ接着ヘツド
5の後退とブラケツト6の上昇が開始され次に粘着テー
プを接着する待機位置に復帰し、一方の環状体1の旋回
が停止され、円錐形ローラー3が降下し梱包済みの環状
体1は梱包台2から出側に送り出され、次の未梱包の環
状体1が送り込まれてくる。以上説明した一連の各動作
は総べて自動的に制制され、順次ゲートル巻梱包が人手
を要することなく自動的に行なわれていた。
しかしながら、ゲートル巻が施される過程で包帯の終端
がフライヤー9を離脱すると必然的に張力を失ない、ゲ
ートル巻の終端付近の数巻きは緩んだ状態となる。
この巻緩みを防止する手段が解決されないため、粘着テ
ープを接着する際にテープ接着ヘツド5の先端がこの巻
緩み部分に引掛かりゲートル巻梱包に損傷を与えるので
ある。このため、このゲートル巻梱包の損傷を防止する
ために巻緩み部分に粘着テープを接着する過程で自動制
御を手動制御に一時切り換えて操作するとか、梱包後に
損傷部を手作業で修復するとかの手段を与儀なくされ、
高価な自動梱包機の価値を激減させている欠点を有して
いる。本発明は前述の欠点を解決し、環状体を自動梱包
機でゲートル巻梱包するに際し、ゲートル巻終端付近の
梱包に損傷を与えることなく、完全に自動梱包を可能と
したゲートル巻自動梱包機における粘着テープ接着方法
及び該方法の実施に使用する装置に関するものである。
更に詳しくは、本発明は自動梱包機でゲートル巻される
環状体に粘着テープを接着するに際し、粘着テープの収
納部と送り出し部とを有しておりエヤーシリンダーの作
動により押し出されて旋回中の環状体の外周に押し付け
られ該外周の形状に対応して変位しながら環状体をゲー
トル巻した包帯に貼着チヲ゜を接着せしめるテープ接着
ヘツドを、ゲートル巻終端付近の巻緩み部分がテープ接
着ヘツドを通過する際にエヤーシリンダーの押力に抗し
てシリンダーの作動で所定時間所定距離まで自動的に後
退せしめてテープ接着ヘツドから張力を保たれて供給さ
れる粘着テープで巻緩み部分を接着し、巻緩み部分の通
過後にテープ接着ヘツドを復帰せしめることを特徴とす
るゲートル巻自動梱包機における粘着テープ接着方法及
び該方法を実施するための装置を提供するものである。
すなわち、本発明は若干偏心して旋回せしめられている
種々の外径を有する環状体1の外周にエヤーシリンダー
10の作用によつて粘着テープの収納部と送り出し部と
を有しているテープ接着ヘツド5が連続的に押し付けら
れ上記外周の形状に対応して変位しながら環状体をゲー
トル巻した包帯に粘着テープを接着する際に、ゲートル
巻終端付近の巻緩み部分が通過する時点でテープ接着ヘ
ツド5の接着動作を続行させながら一時的に所定距離ま
で後退させるために別のシリンダーをブラケツト6に設
け、このシリンダーとテープ接着ヘツド5とが適時任意
の係合可能な機構を装着した粘着テープ接着装置を使用
して粘着テープを接着し、テープ接着ヘツド5の所定の
一時後退、復帰の操作の開始時期をフライヤー9に巻き
溜められて消費される包帯の有無で検出して、自動的に
テープ接着ヘツド5の後退、復帰を行なつてゲートル巻
終端付近の破損を防止するゲートル巻自動梱包機におけ
る粘着テープ接着方法及び装置を提供するものである。
以下、面図により本発明に係るゲートル巻自動梱包機に
おける粘着テープ接着方法及び装置について詳しく説明
する。
第3図は本発明方法の実施に使用する装置の主要部の1
実施例を示す正面図、第4図は第3図の右側面図、第5
図は第3図の平面図、第6図は本発明方法の実施に使用
する装置の制御系統の1実施例を示す説明図である。
本発明方法の実施に使用する装置は前述の第1図及び第
2図に示したテープ接着装置4に次の如き機構が付加さ
れた構成を有するものである。
図面中、12は第1図及び第2図に示したテープ接着装
置4のテープ接着ヘツド5を前進又は後退させるエヤー
シリンダー10のピストンの移動方向に平行で且つエヤ
ーシリンダー10の押力に抗してテープ接着ヘツド5を
後退せしめる押力を有するシリンダー、15はシリンダ
ー12に装着されたピストンヘツド、14は一端がピス
トン13を介してピストンヘツド15に係合され他端に
噛合部を有する爪、16はピストンヘツド15を案内す
る案内金物であり、このシリンダー12と案内金物16
とがフレーム17を介して第1図及び第2図に示したテ
ープ接着装置4のブラケツト6に固着されている。18
は爪14のほぼ中央部に固着されたピン、19は案内金
物16にピストンヘツド15の移動方向と平行に長方形
状に設けられた長穴であり、この長穴19にピン18が
移動可能に挿入されていて、ピストンヘツド15が最前
方に前進した突出位置でピン18が長穴19の先端部に
当り前進が阻まれるようになつている。
20はエヤーシリンダー10のピストンの移動方向に平
行し、且つピストンヘツド15に係合された爪14の噛
合部に噛み合うようにテープ接着ヘツド5に固着された
ラツクであり、このラツク20にはピストンヘツド15
を後退させると爪14の噛合部が噛み合い、ピストンヘ
ツド15が前進して最前方に突出した位置になると、ピ
ン18が長穴19の先端部でその前進が阻まれてピン1
8を中心として爪14が回動してその姿勢が位置14′
となつてラツク20に噛み合つていた爪14の噛合部が
ラツク20から完全に離脱するようになつている。
上記の如くテープ接着装置4にシリンダー12、ラツク
20などが付加された本発明方法の実施に使用する粘着
テープの接着装置の作用について説明する。
シリンダー12に装着されているピストンヘツド15は
通常最前方に突出した位置にあつて長穴19の先端部に
ピン18が当り、爪14が位置14′の如くなつていて
、爪14の噛合部がラツク20から離脱している。
そのため前述の第1図及び第2図で説明した如く、粘着
テープの収納部と送り出し部とを有しているテープ接着
ヘツド5はエヤーシリンダー10で押し出され、旋回中
の環状体1の外周に押し付けられて該外周の形状に対応
して変位しながら環状体をゲートル巻した包帯に粘着テ
ープを接着することが可能な状態にあり、環状体1の梱
包は自動的に行なわれる。梱包が進行してゲートル巻が
完了し環状体1の旋回が続行され粘着テープの接着が継
続されている過程で、テープ接着ヘツド5にゲートル巻
終端の巻緩み部分が接近してきた時にシリンダー12を
操作してピストンヘツド15を後退させれば、ピン18
を中心として爪14の噛合部が下方に回動してシリンダ
ー12の後退ストロークの初期において爪14の噛合部
がラツク20と噛み合い、エヤーシリンダー10の押力
に抗してテープ接着ヘツド5を所定時間所定距離まで後
退させる。この状態でテープ接着ヘツド5から張力が保
たれて供給される粘着テープにより巻緩み部分を接着す
る。巻緩み部分が通過するとシリンダー12を操作して
ピストンヘツド15を前進させて、爪14とラツク20
との噛み合いを解除させピストンヘツド15を前述の通
常の状態に復帰させ、テープ接着ヘツド5に設けられた
押えロールを環状体1の外周の粘着テープが接着された
位置に接触させてから、再びテーブ接着ヘツド5を旋回
中の環状体1の外周に押し付けて該外周の形状に対応し
て変位させながら環状体をゲートル巻した包帯に粘着テ
ープの接着を続行して所定位置でテープ接着ヘツド5に
設けられたカツタ一で粘着テープを切断してテープ接着
を完了する。その後エヤーシリンダー10の作動でテー
プ接着ヘツド5が後退すると共に、ブラケツト6の上昇
が行なわれ次のゲートル巻梱包される環状体1に粘着テ
ープの接着を行なうための待機位置に復帰させるのであ
る。このように本発明方法の実施に使用する粘着テープ
接着装置はテープ接着の過程で巻緩み部分が通過する間
、テープ接着ヘツド5を所定距離まで後退させ、粘着テ
ープの張力で包帯の巻緩み部分を接着し、テープ接着ヘ
ツド5が巻緩み部分に接触しないようにして、テープ接
着ヘツド5による包帯の巻緩み部分の破損を回避する作
用をなすものである。
かかる粘着テープ接着装置にはテープ接着ヘツド5の前
進、後退を自動制御する自動制御装置が取り付けられて
おり、その構成及び作用について第6図により説明する
図面中、21はフライヤー9に巻き溜められ消費される
包帯の有無を検出するセンサであり、本発明の実施例で
は光源側に光電管を有する反射型光電センサを使用する
ものである。
22はシリンダー12駆動用圧力流体の供給及び供給停
止を行なうための電磁弁、23はセンサ21の信号を受
けて電磁弁22の操作電力を制御する制御器であり、2
4は制御器23に付属し、センサ21の信号を受けて電
磁弁22に供給する電力の供給時間を調整設定するタイ
マーである。
25はロボツト8が待機位置にあることを検出する開閉
器、26は制御器23と開閉器25との間に設けられた
電磁開閉器、27はフライヤー9を駆動させる電源の開
閉器の出側で分岐され電磁開閉器26に接続されている
電源であり、開閉器25、電磁開閉器26及び電源27
はフライヤー9を駆動する電動機に電力が供給され且つ
ロボツト8が待機位置にあつて開閉器25が閉じている
状態にある時のみ、制御用電源を制御器23に供給する
一種のアンド回路を構成している。
28はシリンダー12を1駆動させる圧力流体源、29
,29″は一方の端部がシリンダー12の両端にそれぞ
れ接結され他方の端部が電磁弁22に接続されている圧
力流体の配管、30は自動梱包機を含むプロセツシング
ラインの主制御器であり、この主制御器30にセンサ2
1及び制御器23が接続されている。
かかる自動制御装置が取り付けられた粘着テ一プ接着装
置による本発明に係るゲートル巻自動梱包機における粘
着テープ接着方法に説明する。
ゲートル巻梱包する環状体1が梱包台2に送り込まれて
所定位置に停止され円錐形ローラー3で持ち上げられる
と、自動梱包機7に装備されたロボツト8が作動して包
帯の先端を捕捉して誘導し、包帯を環状体1に近接した
所定位置に保持する。
この過程の一方でテープ接着装置4のブラケツト6が降
下してテープ接着ヘツド5の高さを環状体1の側面中央
の最適高さで停止させる。その後フライヤー9の回転駆
動と環状体1の旋回駆動とによつてゲートル巻が開始さ
れるとエヤーシリンダー10の作動によりテープ接着ヘ
ツド5が前進を開始する。
このゲートル巻開始直後はロボツト8が復帰せず、開閉
器25がロボツト8の復帰を検出しないため制御器23
σ電源27の回路にある電磁開閉器26が開となつてお
り、制御器23には電力が供給されていないので、電磁
弁22を介してシリンダー12が作動して前述の如くシ
リンダー12に装着されているピストンヘツド15が最
前方に突出した位置となつていて爪14の噛合部がラツ
ク20から離脱していて、テープ接着ヘツド5の前進を
妨害することは起こらない。ゲートル巻が進行し、巻き
付けの摩擦力によつて包帯が環状体1に固定され、ロボ
ツト8が元の待機位置に復帰すると、これを開閉器25
が検出して電磁開閉器26が閉となり制御器23に電力
が供給される。
この時フライヤー9には包帯が巻き溜められつつあるた
め、フライヤー9に巻き溜められた包帯をセンサ21が
検出し、センサ21の作動により制御器23から電磁弁
22に操作電力が供給されないので、シリンダー12に
装着されたピストンヘツド15が最前方に突出した位置
にあつて爪14の噛合部がラツク20から離脱した状態
が維持されている。そのためテープ接着ヘツド5はエヤ
ーシリンダー10によつて常に押し出される方向の力を
受けていて旋回中の環状体1の外周に押し付けられて該
外周の形状に対応して変位しながら環状体をゲートル巻
した包帯に粘着テープの接着が進行する。ゲートル巻が
更に進行し、フライヤー9に巻き溜められた包帯がゲー
トル巻を施すのに必要な供給長さに達すると包帯は切断
され、フライヤー9に巻き溜められた包帯を消費し終る
と、これをセンサ21が検出し、センサ21の信号によ
つて制御器23とタイマー24とが起動し、電磁弁22
に電力が供給されて電磁弁22が作動してシリンダー1
2に装着されているピストンヘツド15の後退が開始さ
れ爪14の噛合部がラツク20に噛み合い、エヤーシリ
ンダー10の押力に抗してテープ接着ヘツド5を旋回中
の環状体1の外周に押し付けられている位置から所定距
離まで後退させる。
テープ接着ヘツド5が後退すると粘着テープは張力を保
ちながらテープ接着ヘツド5から供給されて巻緩み部分
に接着される。そしてタイマー24の設定時間、すなわ
ち巻緩み部分の通過時間を経過すると電磁弁22の操作
電力及びフライヤー9の駆動電力は遮断されピストンヘ
ツド15は再び最前方に突出した位置に復帰するので、
爪14とラツク20との噛み合いが外ずれテープ接着ヘ
ツド5はエヤーシリンダー10により旋回中の環状体1
の外周に押し付けられる位置に復帰して旋回中の環状体
1の外周に再び押し付けられて該外周の形状に対応して
変位しながら環状体をゲートル巻した包帯に粘着テープ
を接着することを開始し、環状体1の旋回は主制御器3
0に付帯するタイマーの設定時間だけ続行され、粘着テ
ープの接着が終る時点でテープ接着ヘツド5に装着され
ているカツタ一が作動して粘着テープを切断すると同時
にエヤーシリンダー10が作動してテープ接着ヘツド5
が後退し、ブラケツト6が上昇して待機位置に復帰する
。このようにして環状体1の梱包が完了すると、円錐形
ローラー3が降下して環状体1は梱包台2から送り出さ
れる。この操作が反復して自動的に行なわれて梱包が続
行されるのである。以上の説明は正常状態において環状
体1を梱包する方法及びその制御動作について説明した
が、次に異状発生時について説明する。
ロボツト8で包帯先端を捕捉されなかつたか、あるいは
包帯の誘導過程でロボツト8から包帯が外ずれるような
エラーが発生しゲートル巻が行なわれずに、フライヤー
9の回転駆動と環状体1の旋回駆動が行なわれている状
態でロボツト8が元の待機位置に復帰してくると、フラ
イヤー9に包帯が巻き溜められていないので、これをセ
ンサ21が検出して以下前述の1連の動作が行なわれる
しかしながら、この場合はフライヤー9の駆動継続時間
が異常に短時間となるため、フライヤー9と同時起動さ
れる主制御器30に付帯するタイマーに設定された一梱
包分の最短所要時間を超えることがなく、主制御器30
が作動してコンベアを含む設備を構成する装置全体を全
部停止させる。またフライヤー9と環状体1との間で包
帯が破断し、フライヤー9に包帯が巻き溜められた状態
が維持されると、センサ21によつてタイマー24が起
動されないため、環状体1の旋回及びフライヤー9の回
転が異常に長時間となり、これがフライヤー9と同時起
動された主制御器30に付帯する前記のタイマーとは別
個のタイマーに設定されている一梱包分の最長所要時間
を超えた時間で主制御器30が作動してコンベアを含む
設備を構成する装置全体を停止させる。
すなわち、ゲートル巻梱包の過程で異常が発生すると、
センサ21の検出信号で制御されるフライヤー9の駆動
継続時間が異常に短時間また長時間となり、フライヤー
9と同時起動される主制御器30に属する2個のタイマ
ーに設定された最短梱包所要時間と最長梱包所要時間と
の範囲外となるため、主制御器30が作動し、設備全体
が停止され被害の拡大が防止される。
かかる場合には操作員が自動制御を手動操作に切り換え
て回復処理を行なつた後、再び自動制御に切り換えて環
状体1の自動梱包を続行するのである。
以上詳述した如く、本発明に係るゲートル巻自動梱包機
における粘着テープ接着方法及び装置は環状体1を自動
梱包機でゲートル巻梱包する際に、ゲートル巻終端付近
の包帯の巻緩み部分にテープ接着ヘツド5による損傷を
与えることなく完全に自動梱包する方法及び該方法の実
施に使用する装置であり、ゲートル巻終端付近の破損事
故が全く発生することなく自動的に粘着テープを接着す
ることができる利点を有するばかりでなく、異常時にお
いても被害拡大が完全に防止されるなどの優れた利点を
有しており、従来は包帯のゲートル巻終端付近が破損す
ると、設備の出側に設けられている積立装置に到達する
前に、製品の流れを停止して、破損箇所の手直しを行な
つていたため、これが能率低下の要因であつたが、本発
明方法及び装置はかかる破損が生じないため、能率が顕
著に向上する上、破損部の手直しが皆無であるため梱包
が質的に向上し、また手直し作業が不要であるので、労
働負荷が減少し、省力効果を挙げることができるなどの
種々の優れた利点を有しており、更に本発明方法の実施
に使用する装置は新規製作においては従来に比し僅かな
投資の増加でよく、既設装置にも安価容易に取り付ける
ことが可能であり、その工業的価値は大きいものがある
【図面の簡単な説明】
第1図は梱包台と自動梱包機及びテープ接着装置との関
係を示す正面図、第2図は第1図の平面図、第3図は本
発明方法の実施に使用する装置の主要部の正面図、第4
図は第3図右側面図、第5図は第3図の平面図、第6図
は本発明方法の実施に使用する装置の制御系統の1実施
例を示す説明図である。 1・・・・・・環状体、2・・・・・・梱包台、3・・
・・・・円錐形ローラー、4・・・・・・テープ接着装
置、5・・・・・・テープ接着ヘツド、6・・・・・・
ブラケツト、7・・・・・伯動梱包機、8・・・・・・
ロボツト、9・・・・・・フライヤー、10・・・・・
・エヤーシリンダー 11・・・・・・切断機、12・
・・・・・シリンダー、13・・・・・・ピン、14・
・・・・・爪、14″・・・・・・爪の通常の位置、1
5・・・・・・ピストンヘツド、16・・・・・・案内
金物、17・・・・・・フレーム、18・・・・・・ピ
ン、19・・・・・・長穴、20・・・・・・ラツク、
21・・・・・・センサ、22・・・・・・電磁弁、2
3・・・・・・制御器、24・・・・・・タイマー 2
5・・・・・・開閉器、26・・・・・・電磁開閉器、
27・・・・・・電源、28・・・・・・圧力流体源、
29,25・・・・・・圧力流体の配管、30・・・・
・・主制御器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 自動梱包機7でゲートル巻される環状体1に粘着テ
    ープを接着するに際し、粘着テープの収納部と送り出し
    部とを有しておりエヤーシリンダー10の作動により押
    し出されて旋回中の環状体1の外周に押し付けられ該外
    周の形状に対応して変位しながら環状体をゲートル巻し
    た包帯に粘着テープを接着せしめるテープ接着ヘッド5
    を、ゲートル巻用の包帯の終端付近の巻緩み部分がテー
    プ接着ヘッド5を通過する際にエヤーシリンダー10の
    押力に抗してシリンダー12の作動で所定時間所定距離
    まで自動的に後退せしめてテープ接着ヘッド5から張力
    を保たれて供給される粘着テープで包帯の巻緩み部分を
    接着し、巻緩み部分の通過後にテープ接着ヘッド5を復
    帰せしめることを特徴とするゲートル巻自動梱包機にお
    ける粘着テープ接着方法。 2 ゲートル巻用の包帯の終端付近の巻緩み部分がテー
    プ接着ヘッド5を通過する時の検出をゲートル巻自動梱
    包機のフライヤー9に巻き溜められて消費される包帯の
    有無で行なつてシリンダー12を作動せしめる特許請求
    の範囲第1項記載のゲートル巻自動梱包機における粘着
    テープ接着方法。 3 自動梱包機7のテープ接着装置4のブラケット6に
    装着されたエヤーシリンダー10の作動により前進せし
    められて旋回中のゲートル巻される環状体1の外周に押
    し付けられ該外周の形状に対応して変位しながら環状体
    をゲートル巻した包帯に粘着テープを接着するテープ接
    着ヘッド5に該エヤーシリンダー10のピストンの移動
    方向と平行にラック20が固着され、該テープ接着ヘッ
    ド5を保持するブラケット6に該エヤーシリンダー10
    の押力に抗してテープ接着ヘッド5を後退せしめる押力
    を有するシリンダー12が固定され、該シリンダー12
    のピストンヘッド15にピン13を介して係合された爪
    14の噛合部が該ピストンヘッド15が後退するとラッ
    ク20に噛み合い、該ピストンヘッド15が最前方に突
    出した位置で爪14の噛合部がラック20から離脱する
    構造を有する粘着テープ接着装置に、自動梱包機のフラ
    イヤー9で巻き溜められた包帯の終端を検出するセンサ
    21を備え該センサ21の信号によりゲートル巻する包
    帯の巻緩み部分が通過する時間だけシリンダー12を作
    動せしめる自動制御装置が取り付けられていることを特
    徴とするゲートル巻自動梱包機における粘着テープ接着
    装置。 4 包帯の終端を検出するセンサ21が反射型光電セン
    サである特許請求の範囲第3項記載のゲートル巻自動梱
    包機における粘着テープ接着装置。 5 自動制御装置が、自動梱包機7のロボット8が待機
    位置にある時のみセンサ21で作動せしめられる自動制
    御装置である特許請求の範囲第3項又は第4項記載のゲ
    ートル巻自動梱包機における粘着テープ接着装置。 6 自動制御装置が最短梱包所要時間より短いか又は最
    長梱包所要時間より長い時間で自動梱包機7のフライヤ
    ー9に巻き溜められた包帯が消費されたときに装置全体
    を停止せしめる2個のタイマーを備えた主制御器30を
    備えている特許請求の範囲第3項ないし第5項のいずれ
    かに記載のゲートル巻自動梱包機における粘着テープ接
    着装置。
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