JP2004186304A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Yoshifumi Ota
敬文 太田
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Abstract

【課題】溶断されたヒューズで発生する保護膜のクラックが他のヒューズに及ばないようにする。
【解決手段】所定間隔H1で並列配置されたヒューズ2a〜2cの間の保護膜3にスリット4a、4bを設ける。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体装置およびその製造方法に関し、特に、半導体装置のヒューズ構造に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の半導体装置では、絶縁層上に形成されたヒューズを保護するために、ヒューズ全体を保護膜で覆うことが行われている。
図4(a)は、従来の半導体装置のヒューズ部分の概略構成を示す平面図、図4(b)は、図4(a)のB−B線で切断した断面図である。
【0003】
図4において、酸化シリコン膜などで構成された絶縁層11には、Alなどで形成された複数のヒューズ12a〜12cが設けられ、これらのヒューズ12a〜12cは、所定間隔H2で並列配置されている。
また、ヒューズ12a〜12cには、ヒューズ12a〜12cを保護するため、シリコン窒化膜などの保護膜13が形成されている。
【0004】
そして、ヒューズ12a〜12cを溶断させる場合、溶断対象となるヒューズ12a〜12cにレーザ照射または電流を流して加熱し、ヒューズ12a〜12cを破裂させる。
図5(a)は、従来のヒューズ溶断時の状態を示す平面図、図5(b)は、図5(a)のB−B線で切断した断面図である。
【0005】
図5において、例えば、ヒューズ12bを溶断させる場合、ヒューズ12bにレーザ照射して、ヒューズ12bを破裂させる。
これにより、ヒューズ12bには、溶断領域15が形成され、ヒューズ12bを切断することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ヒューズ12bを溶断させると、ヒューズ12b上の保護膜13が吹き飛んで、溶断領域15の周りにクラックCKが形成される。
そして、ヒューズ12a〜12c間の間隔H2が狭過ぎると、溶断領域15の周りに形成されたクラックCKが、ヒューズ12bに隣接するヒューズ12a、12cにも及び、配線の信頼性が劣化することがある。
【0007】
このため、従来のヒューズ構造では、溶断領域15の周りに形成されたクラックCKが、ヒューズ12bに隣接するヒューズ12a、12cに及ばないようにするため、ヒューズ12a〜12c間の間隔H2を広げる必要があり、半導体装置の集積度が劣化するという問題があった。
そこで、本発明の目的は、溶断されたヒューズで発生する保護膜のクラックが他のヒューズに及ばないようにすることが可能な半導体装置およびその製造方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、請求項1記載の半導体装置によれば、絶縁層上に所定間隔で並列配置されたヒューズと、前記ヒューズ上に形成された保護膜と、前記並列配置されたヒューズの間に設けられ、前記保護膜を貫通するようにして形成されたスリットとを備えることを特徴とする。
【0009】
これにより、ヒューズ上に形成された保護膜のパターニングを行うだけで、ヒューズを保護膜で覆ったまま、ヒューズごとに保護膜を分断することができる。
このため、ヒューズ構造の複雑化を抑制しつつ、あるヒューズで発生した保護膜のクラックが他のヒューズに及ぶことを防止することができ、配線の信頼性を向上させることが可能となるとともに、ヒューズ間の間隔を狭めることを可能として、半導体装置の集積度を向上させることが可能となる。
【0010】
また、請求項2記載の半導体装置によれば、前記スリットは、前記保護膜を貫通し、前記絶縁層内にくい込んでいることを特徴とする。
これにより、保護膜のエッチングにより、保護膜をヒューズごとに確実に分断することが可能となり、ヒューズの間の保護膜にスリットを容易に形成することができる。
【0011】
また、請求項3記載の半導体装置によれば、前記スリットは、溶断されたヒューズで発生する保護膜のクラックが、隣接するヒューズに及ばないように配置されていることを特徴とする。
これにより、ヒューズ間の保護膜にスリットを設けることで、クラックの進行を溶断領域近傍で確実に食い止めることが可能となる。
【0012】
また、請求項4記載の半導体装置の製造方法によれば、絶縁層上に所定間隔で並列配置されたヒューズを形成する工程と、前記ヒューズ上に保護膜を形成する工程と、前記並列配置されたヒューズの間の保護膜に開口部を形成する工程とを備えることを特徴とする。
これにより、保護膜のエッチングにより、ヒューズ間の保護膜にスリットを設けることが可能となり、製造工程の煩雑化を抑制しつつ、配線の信頼性を向上させることが可能となるとともに、ヒューズ間の間隔を狭めることを可能として、半導体装置の集積度を向上させることが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係る半導体装置およびその製造方法について、図面を参照しながら説明する。
図1(a)は、本発明の一実施形態に係る半導体装置のヒューズ部分の概略構成を示す平面図、図1(b)は、図1(a)のA−A線で切断した断面図である。
【0014】
図1において、酸化シリコン膜などで構成された絶縁層1には、Alなどで形成された複数のヒューズ2a〜2cが設けられ、これらのヒューズ2a〜2cは、所定間隔H1で並列配置されている。
また、ヒューズ2a〜2cには、ヒューズ2a〜2cを保護するため、シリコン窒化膜などの保護膜3が形成され、ヒューズ2a〜2cの間の保護膜3には、スリット4a、4bが設けられている。
【0015】
ここで、スリット4a、4bの長さは、溶断されたヒューズ2a〜2cで発生する保護膜3のクラックが、隣接するヒューズ2a〜2cに及ばないように設定することができ、スリット4a、4bの深さは、少なくとも保護膜3を貫通するように設定することができる。
そして、ヒューズ2a〜2cを溶断させる場合、溶断対象となるヒューズ2a〜2cにレーザ照射または電流を流して加熱し、ヒューズ2a〜2cを破裂させる。
【0016】
図2(a)は、本発明の一実施形態に係るヒューズ溶断時の状態を示す平面図、図2(b)は、図2(a)のA−A線で切断した断面図である。
図2において、例えば、ヒューズ2bに電流を流して加熱し、ヒューズ2bを破裂させると、ヒューズ2bには、溶断領域5が形成され、ヒューズ2bが切断されるともに、ヒューズ2b上の保護膜3が吹き飛んで、溶断領域5の周りにクラックCKが形成される。
【0017】
ここで、ヒューズ2a〜2cの間の保護膜3には、スリット4a、4bが形成され、溶断領域5の周りに形成されたクラックCKの進行を、スリット4a、4bの位置で食い止めることができる。
このため、ヒューズ2a〜2c間の間隔H1を広げることなく、溶断領域5の周りに形成されたクラックCKが、ヒューズ2bに隣接するヒューズ2a、2cに及ぶことを防止することができ、半導体装置の集積度を向上させることが可能となるとともに、配線の信頼性を向上させることが可能となる。
【0018】
図3は、本発明の一実施形態に係る半導体装置のヒューズ部分の製造方法を示す断面図である。
図3(a)において、スパッタなどにより、絶縁層1上にAl膜を形成し、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術を用いて、Al膜をパターニングすることにより、絶縁層1上にヒューズ2a〜2cを形成する。
【0019】
次に、図3(b)に示すように、CVDなどにより、ヒューズ2a〜2cが形成された絶縁層1上にシリコン窒化膜などを堆積することにより、絶縁層1上に保護膜3を形成する。
次に、図3(c)に示すように、保護膜3上にフォトレジスト6を塗布し、フォトリソグラフィー技術を用いることにより、スリット4a、4bの形成位置に対応した開口部7a、7bをフォトレジスト6に形成する。
【0020】
そして、開口部7a、7bが形成されたフォトレジスト6をマスクとして、保護膜3のエッチングETを行うことにより、保護膜3にスリット4a、4bを形成し、図3(d)に示すように、フォトレジスト6を除去する。
これにより、保護膜3のエッチングETを行うことで、ヒューズ2a〜2cの間の保護膜3にスリット4a、4bを形成することが可能となり、ヒューズ構造の複雑化を抑制しつつ、保護膜3に発生するクラックの進行を食い止めることができる。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ヒューズ間の保護膜にスリットを設けることにより、ヒューズ構造の複雑化を抑制しつつ、クラックの進行を溶断領域近傍で食い止めることが可能となり、配線の信頼性を向上させることが可能となるとともに、ヒューズ間の間隔を狭めることを可能として、半導体装置の集積度を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明の一実施形態に係る半導体装置のヒューズ部分の概略構成を示す平面図、図1(b)は、図1(a)のA−A線で切断した断面図である。
【図2】図2(a)は、本発明の一実施形態に係るヒューズ溶断時の状態を示す平面図、図2(b)は、図2(a)のA−A線で切断した断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る半導体装置のヒューズ部分の製造方法を示す断面図である。
【図4】図4(a)は、従来の半導体装置のヒューズ部分の概略構成を示す平面図、図4(b)は、図4(a)のB−B線で切断した断面図である。
【図5】図5(a)は、従来のヒューズ溶断時の状態を示す平面図、図5(b)は、図5(a)のB−B線で切断した断面図である。
【符号の説明】
1 絶縁層、2a〜2c ヒューズ、3 保護膜、4a、4b スリット、5溶断領域、CK クラック 6 フォトレジスト、7a、7b 開口部、ETエッチング

Claims (4)

  1. 絶縁層上に所定間隔で並列配置されたヒューズと、
    前記ヒューズ上に形成された保護膜と、
    前記並列配置されたヒューズの間に設けられ、前記保護膜を貫通するようにして形成されたスリットとを備えることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記スリットは、前記保護膜を貫通し、前記絶縁層内にくい込んでいることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記スリットは、溶断されたヒューズで発生する保護膜のクラックが、隣接するヒューズに及ばないように配置されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  4. 絶縁層上に所定間隔で並列配置されたヒューズを形成する工程と、
    前記ヒューズ上に保護膜を形成する工程と、
    前記並列配置されたヒューズの間の保護膜に開口部を形成する工程とを備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
JP2002349817A 2002-12-02 2002-12-02 半導体装置およびその製造方法 Withdrawn JP2004186304A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7510914B2 (en) 2005-06-22 2009-03-31 Samsung Electronics Co., Ltd. Semiconductor devices having fuses and methods of forming the same

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